ドキドキドキリコ初体験(27)

初めてのトイレ監禁


それは今日の話。仕事で車掌をしてるのですが、昨日からの泊まり勤務で、最後の一往復の折り返し駅でのこと。折り返しの時間は5分。駅に到着して客室のドアを開けたら、ホームをいそいそと歩いて反対側の乗務員室へ。到着前から尿意を催していたので、乗務員室にカバンを置き、目の前にある乗務員用トイレに直行。とにかく時間が無いのでテキパキと行動しないと発車が遅れてしまうのです。時計を気にしながら用便を済ませ、気を入れなおして出ようとしたら、ドアが開かない…。「おわっ!」入るときに、ドアを開けた状態で鍵をかけてドアが少し開いた状態になっていたので、「換気でもしてるのかな?」なんて思いながら鍵を直して入って、尚かつ鍵を閉めて入ったものですから、「すわっ!実は鍵が故障してたのか!」と思いながら鍵をガチャガチャ開け閉めしてしてもドアは開かず、右手でノブを繰りかえし回しながら左手の時計に目をやると、発車の1分30秒前。焦りは加速して、ドアをガンガン叩きながら、頭の中では様々な事が錯綜。「トイレに閉じ込められて列車が遅れたと言って信じてもらえるのだろうか?」「隣の休憩室に居る人が気がついてくれないかな?」「お客さんにどういうお詫びの放送しようか?」、もう焦りはヒートアップ。時計をチラチラ見ながら、やけくそでドアを蹴り壊そうと思ったら、やっと開いたのが発車1分前。ホッとする間もなく乗務員室に駆け込み、放送をしてベルを鳴らして発車。
あのトイレのドアの半開きはドアノブの故障を意味していたようで。でもその事は一切の伝達無し。次々に乗務員がトイレ監禁に遭わないように指令無線で全ての乗務員に聞こえるようにドアノブの修理依頼をしておきました。
恐怖の30秒間。宛所の無い怒りに笑いがこみ上げてきました。(特命希望)

(寸評)なるほど、人間のやる事だからそういうことで列車が遅れることもあるわな~。でも日本人の鉄道時間の正確さは、世界レベルでみるとある意味常軌を逸しているらしいね。ある外国人が新幹線に乗って車内アナウンスで「本日は○○の為、京都到着が2分程遅れております。誠に申し訳ありませんでした」というのを聞いて、本当にジョークだと思ったらしいもんね。1時間遅れたならともかく2分なんてこんな長距離走ってたら、全然誤差の範囲で謝るなんて思いつきもしないらしい。10ポイント。

初めてのあんなところに……。


日本は台風、地震が起きてる間に友人とバンコクに行ってきました。噂のタイマッサージしてもらいました。二時間220バーツ、600円強でしょうか。可愛いお姉さんに。寝巻きに着替えていろいろ押したり引いたりしてもらいました。しばらくしてお茶が出てきて、飲んでるとそれをまた取り上げられて。今度はうつぶせにされて。また押したり引いたり、と、腰を持ち上げられて、伸ばすのかなと思っていたら、指がブスッ、え?一瞬なにが起こってるのか分からなかった。指と肛門の間は下着と寝巻きがあるから入ってはないけれど。どうしよう、声も出なかった。マッサージ室の個別カーテンは開いてるし、隣客は現地のおばさん、怪しい店ではないはずなんだけれど。数回押してそれは終わり。
帰国してから夫(タイマッサージ大好き)に話したら、そんな経験はないから、からかわれたんじゃないの、との事でした。石川さんはどうでした? むりや。

(寸評)へー、俺もタイではもう何十回もマッサージやってるけどそういうのはないな~。しかも同性だもんね。でもマッサージのやり方は微妙に人によって違うから、その状況なら何かにきくツボなんじゃないかな~。もしくは医師も兼ねていて直腸癌の検診もついでにしてくれたとかだったらラッキーだね。う~ん、今度は俺もやってもらいたひ……。6ポイント。

初めてのローション


王様の耳はロボの耳の「話題1 大人のオモチャ(2)」の話題をこちらに…。ここの話題である種の運命的な書き込みがありしかもその翌週にドキドキドキリコ初体験のポイントがUP!こりゃあもう体験して送るしかない!って事で体験です。
ドンキホーテでサクっと購入して家に帰りソロ活動~。うんまず凄くヌルヌルしとる。そしてぬるぬるする割りにはスカスカにならない。うはははははははははコレハイイデスナァ。
なぁるほど新しい世界が開けました。ただあまり若いうちから使ってると階段を早く上りすぎかなぁ。少なくとも20代になってからでいいですな。女の人が使うとどうなるんだろ?さぁみんなもレッツローション。(あきたけ)

(寸評)なるほど、このホームページで運命を感じて新しい世界を知ったんだね。素晴らしい! ビューテホー! 勝手にしてくれ! 8ポイント。

初めての逮捕


 確か5才か6才ぐらいの頃、友達のTちゃんと火遊びをした。おっとっと、火遊びといったって大人の火遊びとは全然違うよ。Tちゃん男だし、幼稚園か小学一年生かだったし。
 で、その頃はまだ本当に子供だから、親に危ないからと夏に家で花火で遊ぶ以外に火なんてつけさせてもらえなかったところ、たまたまマッチが手に入ったので「なんか燃やそう」ということになった。でも家とかじゃまずいので、近くの空き地に行って紙屑とか燃やしてはしゃいでいた。
 と、そんなことをしているうちに近くの刈った草を集めていたところに火が燃え移り、あわてて消した。で「やっぱり火は怖いね~」なんてTちゃんと言っているところにウ~ウ~とサイレンの音。なんとパトカーがやってきて、おまわりさんに捕まってしもーた。連行される中、
「あぁ、これで俺も前科者か……。フッ、もうまともな生き方は出来やしねーな……。」
 と思ったものだった。
 実際おまわりさんに「今度やったら牢屋に連れていくぞ」とか脅されたけど、実のところその年令では「悪いことをした」ということを理解する頭すらまだなかった。ただただパトカーに乗せられたことが怖かった。
 結局親が呼ばれて厳重注意だけで帰してもらえたが……。
 でもよく考えるとその空き地の近所の人が電話で警察に連絡したらしいが、やってるの幼稚園児だよ!?
 パトカーなんて呼んでおおごとにする前に、普通に注意しに来いよっ! (石川浩司)

初めてのハメ撮りおとこ


あわわわわ、え~、今日のことなのですが、うちの旦那宛でパソコンにアダルトサイトからメールが来ていたのです。まぁ、時々送られてくるので気にもしていなかったのですが、いつものは、いかにも不特定多数のひとに送られているなってかんじのものばかりなのに、今回は男性がわくわくしてしまうような内容の文章がズラーッと書いてあったのです。いつもと雰囲気の違うアダルトサイトメールに「もしかして旦那が購読をしているメールか?」と疑い始め、どんなのか見てやれとURSをクリックして開いてみたのです。するとサイトのトップページへ。何人かの女性の裸とエッチな見出し文が1~2行あるのみで{入場・退場}の文字がありました。」普通のアダルトサイトには未成年者の場合、ここでは{退場}を選択させ、成人なら{入場}してもよいという意味で表示してあることは知っていたので、成人のわたしは何の疑問ももたず{入場}をクリックしてしまったのです。さて旦那の見てるのはどんなのかと切り替わった画面表示を見て凍りつきました・・・。『自動的に会員登録を完了しました。つきましてはお客様の加入されているプロバイダよりお調べして料金請求させていただきます云々』登録料2万9千円。ガクガク「お、おいらはトップページしかみてないよぅ・・」怖くてすぐに閉じて、消費者センターに電話して事の詳細を告げはじめました。

相手(女性)「えー、お客様、メールの見出しにはなんとかいてありましたか?」

わたし   「あのー、言いづらいんですけど」

相手(女性)「皆さん最近携帯電話の迷惑メールに注意をはらうようになったので、今度は自
宅のパソコンに迷惑メールを送りつけるケースが増えてきてるので恥ずかしがらずにおっしゃってください」

わたし   「えーと・・・『ハメ撮りおとこ』です」

電話の向こうの対応している女性が、必死に笑いをこらえているのがわかりました。わたしもつられて笑いそうになるのをこらえ話を終え、とりあえずは請求が来ても無視することと、一応警察のほうにも電話したほうがいいとアドバイスを受け電話を切りました。警察では、相手は説明しても話が通じる相手じゃないから無視するか、請求書が来た時点で、それを持って警察に来なさいということでした。なんというバカなことをしたのか。手を止めずにほかのメールと一緒に削除しときゃよかった。ちなみに単なる迷惑メールということで旦那が購読していたわけではありませんでした。(杏)

(寸評)タイトルがそれか~。「喘ぐ女子大生」とかなら「旦那が間違って押しちゃったらしくてぇ~」とか言えるけど、『ハメ撮りおとこ』だと欲求不満の主婦が観たくなるようなタイトルだから余計おかしい。しっかし怖いなぁ。ページ見ただけで請求って……。でももちろん実際にはプロバイダがプライバシーを教えるはずないけどね。新しい巧妙な手口は次々出てくるから、俺も気をつけないとな~(笑)。12ポイント。

初めてのお化けの道案内


近所の小さい森で、子供や両親、先生などで肝試し大会をしていた。
近くを通った時に知り合いが居たので挨拶をすると「参加していきなよ」と言われ小学生の列に並ぶはめに。
ところが入ると真っ暗で道が全く見えない!
「どっちに行くんだろ?全然わからない…」
大人なのに情けないと思いながらウロウロしていると、いきなり横からお化けが現れて「真っすぐだよ~」と言って茂みに潜っていった。その後も顔にあてる青いライトで足元を照らしてくれたり、指で方向を示してくれるお化け達のお陰で無事に外に出る事ができた。(なめくぢ)
(寸評)実は道案内した人なんていなかったりして……。5ポイント。

初めてのホテルでエロビ


女だってAVは観たい。いや、女だからこそ(?)観たい。
み、観て悪いか?でもレンタルビデオ屋に借りに行く勇気はない。う~ん。と心密かに思っていたが、つい一昨日、石川くんの舞台を観に東京に行った時、シアターサンモールからできるだけ近いホテルを・・と思って探したホテルが、ネットから予約すると、3個のサービスから2個選べる、というのを行なっていた。
?朝食無料?有料ビデオが無料?チェックアウト2時間延長
表情は全く変えず、冷静を装いながら「きゃほーいいサービスじゃん!!」と即?と?を選んだ。
当日、ホテルに着くと、普通にチェックインをして、朝食券を渡されたが、別段なんの説明もされなかった。
なんだ?もう観れるようになっているのか?それともカードかなにかもらわないといけないのか?
この時点で私の頭の中は石川くんが4割、AVが6割を占めていた。・・ばっかじゃねーか!?私は。こにゃろめ!何しに東京きたんだ。・・あぁ。でも。
尋ねるのか、店員に。聞くのか。「エロビデオは観れるようになってますか」と。直接聞くのか。電話で聞くのか。男の店員に聞くのか。女の店員に聞くのか。どれに転んでも間違いなく恥をかくのか、私は。いや、でも間違ったことはしていない。だって申し込んだんだから。
・・・・・きゃはは!!恥ずかしくて聞けねぇよ!!!
よしよし、とりあえず付けてみよ。付ければわかるさ!
だいたいお試し画面が数分出る事は知っている。(この時点で今まで数々のホテルで試した事がばれますな)
よし、ついた。画面に英語の文字があらわれ、よく分からんうちにボタンを押した。
するとその警告文字は消えて待望の(←だから何しに来たんだっつーの!)エロビデオが放出された。しかし何を勘違いしたのか突然「30分無料」だったような気がしてきた。しかし30分経っても画面が消えることはなく、延々いろんな女が出てくる。
これは自動的に消えないのか?だとしたら自己責任で30分カウントして切らなきゃならないのか?っていうか延長料金でも後で請求されるのか?それより何より、請求されたらまた恥をかくな・・。
などとひとしきり悩んだ挙句、カード挿入口に書かれている「カードがなければ観ることはできません」という文字を信用して(?)私は見続けた。ないのに見れるっつーことは見れるっつーことね、と。結局無制限見放題だったのだが・・
すいません。舞台から帰ってきて、「バット男」のプログラムを丁寧にカバンにしまうと、まずテレビをつけました。風呂上りに見ました。寝る前にも見ました。翌日起きた瞬間にまた見ました。
石川くんに謝れ!舞台で頑張っている石川くんに土下座だ!!・・でも心はまだ中学生の石川くんならわかってくれるかなぁ・・。でも石川くん、エロビデオ観なさそぉ~(←どういう意味かは言いません)。
どうぞ、許してやってつかぁさい。また舞台行くからさぁ。今度は違うホテルに泊まるからぁ。(さっちゃん)

(寸評)その気持ちわかるぜっ! ホテルによって微妙にシステムが違ったりするからな。そしてビデオの事だけで頭がいっぱいになるのもなっ! 但し10代の若者ならな(笑)。
 でも確かに女性だって上の杏さん同様、観たいんだよな。ということから「女性でも誰にもばれずにアダルト物が見られる」システムを開発すれば結構需要あって儲かるとみた! 確かに浮気とかじゃなくて単純に「他の人はどうしてんだろ~」ってな興味は女性だってもって当然だしな~。お楽しみは多い方がいいからな、次もそのホテルに泊まりなさい。10ポイント。

はじめての誕生日に時間のプレゼント


なんせ私は疲れていた。日常に。モノがいらないわけじゃないけど、そんなことより遠くに住む友人に会いたかった。電話や手紙じゃ伝わらない空気感。ただ一緒にいて本を読む、音楽を聴く、絵を描く。とりとめないおしゃべりにも飢えていた。
そんな当たり前だと思っていたことが、全然出来ずにいる。なんでだ?自分で自分を押し込めているだけなのかな・・・。そう思った時ひらめいた。よし、会いに行こうッ!
友人宅へは、車で6時間ほどかかる。
誕生日が近かったので、オットに「時間のプレゼントが欲しいんだけど~」と持ちかけた。数日泊まってこようと思った。あっさりと「いってらっしゃ~い♪」と言われた。なんだ。簡単なことじゃん(笑)!!
いそいそと身支度をして、6ヶ月の息子と共に旅立った。うわーーーーいっ!
予定も何も立てずに友人にアポだけ取っていった。6時間の運転もあっという間に感じた。
誕生日当日の深夜、友人宅で飲んだワイン美味しかったなー。
お互いの生活環境の違いがあるから、こんなこといつまでも出来ないかもしれない。
でも私の中ではとってもいい思い出だ。(きぃ)

(寸評)俺は子供がいないからその部分はわからないけど、それ以外は「自分の時間」は結婚してるからって必要なものだと思う。うちの夫婦も基本は個人だもの。特に何もない時はお互い好きなことやっている。たまたまふたりともそういうタイプ、ってこともあるかもしれないけど。別に最低限の事さえ出来てれば、自分の好きなこともっとどんどんやっていいんじゃない? 個人の尊重があってこそ、よりよい家庭のような気がするし。6ポイント。

初めての最年少と最年長


この8月、ロシアに石橋幸さんのゲストバックとしてツアーに行ったが、メンバー・スタッフ全員の中で俺が最年少。言わば「坊や」扱い。もちろんみんなの呼び方は「石川君」だ。俺も年上の人ばかりの中でなんとなくゴロニャ~ンとしてた。ところが9月になりクリオネプロデュースで「バット男」という芝居に出る事になった途端、今度はメンバー・スタッフ全員の中で俺が最年長。いきなり演出家さんにすら「石川さん」扱い。そうなるとお金がないけど飲みたい若い奴とかに「ま、これでみんなで飲んでよ」と本当は俺も金はキビシーのだが、ちょっとカッコつけておこづかい渡したりしてしまう。少人数ならともかく、10人以上で動く多人数の仕事での一瞬の坊やから長老。43才ってビミョーなお年頃なのね~。会社でいうところの「中間管理職」なのかなー? (石川浩司)

「初めてのガチャピン&ムック」


私が保育園の年長さんのとき、近所のショッピングセンターに、憧れのガチャピンとムックがやってきた!
会場はものすごい混雑で、人気を物語っていました。
ショーが始まる少し前に、ガチャピンとムックと一緒にステージで歌ってくれるお友達募集!
というアナウンスがあり、子供たちはこぞって手を上げました。
と、私はなんとその数人に選ばれ、本番をステージで迎えることになったのです!
ドキドキしながらステージに上がり、ガチャピンとムックと一緒にいろんな歌を歌いました。それはそれは楽しかったです。
が・・・エンディングを迎え、ガチャピン達が私たち子供の前に立ち、ステージ上で観客にお別れを言っているときに見つけてしまったのです!
ムックの後ろに【チャック】があることを!!!
私は思わず言ってしまいました。
「うわー、このムック、にせものだぁ!」
突然ムックがクルッとこちらを向き、何かを言いたげに口をカクカクさせました。
ムックは弁解したかったのかもしれません。でもあの無表情が間近でカクカクされ、凍りつくような恐怖にたえられず私は泣いてしまいました。
泣いた私をあやそうと、ムックはさらに体の動きまでつけてカクカクカクカクしています。

「怖いよ~~!にせムック怖いよ~!!」

私はもう限界でした。ステージを降り母の元へ走りました。
号泣する私に対し、母をはじめ、周りの人たちも大爆笑でした。
今でもムックをどうしてもかわいいと思えないのはトラウマだと思われます。(ピン)

(寸評)どはは、子供心ににせムックは怖かったろうな。優しいお父さんやお母さんにチャックが付いてるのを発見したようなものだもんな。12ポイント。

はじめて見る虫との戦い


初めての一人暮らしで、友人宅に行っては安いお酒で夜通しおしゃべりしたり酔いつぶれていた学生時代の話である。
飲み友達の一人が、田舎からカボチャを送ってきたから一緒に食べよう~と誘ってきた。カボチャ好きの私はそそくさと出掛けていった。
行ってみると丸々と立派なカボチャだ。ドスンと台所に置いて、えいえいと力任せに友人が切りはじめた。私は横で見守るだけだ。楽なもんだ。硬いカボチャにはなかなか包丁は入っていかない。
やっと切れてパカンとまっぷたつになったカボチャを見て、友人が「キャァァ!」と叫んだ。
何気にそこを覗いた私も「ギャァァァ!」と叫んで飛び退いた。
カボチャの種のある部分に、たくさんの小さい白い虫がいたのだ。
例えるならウジ虫に近いようなのが、何十匹とそこにいた。毛虫や青虫の苦手な私はもうどうしようもなくなり、「M~、どうしよ~」「きぃ~、私もだめだぁ~」とお互いがお互いに何とかしてもらおうと必死だった。「このままじゃダメだよね。」「でも私も触れないよ・・・」
とかなんとか言っているうちに、とんでもないことが起こった。
うじ虫もどきが、なんと30センチばかりの高さにジャンプしたのである!!!!
「ぎやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」「なにっ?!今のッ!跳ね上がったよっ」
なぜ飛び上がる、白い虫たちよ。彼らは次々に飛び跳ねた。あっちでピョン、こっちでピョン、ピョン・ピョン・ピョン♪
よく見てみると(怖いもの見たさ)彼らはまず体を縮ませ「Ω」のような形になり、そのまま1・2秒後にピョン♪と跳ね上がるのだ。毛虫嫌いにはありえないほどの恐怖体験だ。
私たちは半狂乱になり、この虫たちの無邪気な曲芸を止めさせようと焦った。万が一にも台所から飛び出してそこら中をバッタのように飛び跳ねられたら、対処の仕様が無い。急げッ、いったいどうすれば良いんだッ!
「ねぇ、熱湯かけたら死ぬんじゃない?」友人がひらめいた。「おぉ、早速それでいこうっ」
給湯器の温度を最大にして、じゃぼじゃぼと熱湯を大鍋に入れた。
「よし、行けーーーーっ!」ザーっと虫付カボチャに熱湯をぶっかけた。虫は急に勢力を衰え(あたりまえだ)しゅんとしてしまった。
気を良くした私たちは、何度も何度も熱湯をぶっかけた。「いけーーっ」「そりゃーーっ」
もう勝ったも同然である。シンクの中では「茹でウジ虫もどきのカボチャ添え」の出来上がりだ。

しかし、うじ虫って跳ねないよなぁ。
農家の友人に聞いてみても、カボチャの中の白い虫は見たことが無いらしい。
あれはいったいなんだったのだろう。今でも謎の虫だ。(きぃ)

(寸評)あぁ、何ということを! それは地球人と友達になろうと思っていた宇宙人だよ。いたづら好きなので「フフフ」とカボチャの中に隠れていて、見つかったら跳び上がって喜びを表していたのに、熱湯じゃぼじゃぼ。
「地球人、恐るべし」という記事が次の日「宇宙新聞」の一面を飾ったという。10ポイント。

初めての元締め


職場の人達と出張販売に行く途中、妙な看板を見つけた。
工場の様な建物に『大人のおもちゃ元締め』というでっかい文字。周りは家と畑だったため余計に異彩を放っていた。
帰りも遠巻きに観察してみたものの、中を覗きに行く勇気は誰にも無かったので(会社名の入った仕事着だった事もあり)「お前達ちょと見に行ってみろよー」「社長が行けばいいでしょう」と、車中で言い合ってただけで終わってしまった。
仕方なく「元締めかぁ…」と、みんなで呟きながら会社に帰ってきた。(なめくぢ)

(寸評)それは是非偵察してもらいたかったな。「総合卸し」じゃなくて「元締め」というのがそそるな。 4ポイント。

はじめてのカンジダ


カンジダとは主に女性がなる下半身の病気だ。真菌というカビのせいでとっても痒いのである。やましいことをしていなくても抵抗力が落ちたとか抗生物質を使ったとかでなってしまうのだ。やっかいである。真菌というのは体内に常在している菌なのだ。

これは、私が独身青春時代の話である。
ある日、いつもと同じ毎日のはずなのに下半身がなんだかむずむずと違和感を覚えた。ちょっとかぶれたかなーと思い、さほど気にしなかった。
翌日になると、なんかかなり痒くなってしまった。場所が場所だけに人に相談もできず、一人で悶々と耐えていた。婦人科に行くべきか?行かなくても治るなら出来れば行かずに済ませたい・・・。
だって診察台って、「下の衣類」全部とって足をパカっと開脚したまま右足と左足を台の上にそれぞれ置いて、お腹のあたりに幕がかかってお医者さんとは顔を合わせなくても済むそうだけど、それにしても引っくり返ったカエルみたいな格好で診察されちゃうわけでしょ。そんなこと、そんなこと・・・・・・!!!
その翌日になると、相当な勢いで痒みを増した。
家でご飯食べても会社に行っても仕事していてもお客さんと笑顔で会話していても電話で爽やかな応対をしていても、頭の中は「痒い・痒い・痒い・カ・ユ・イ!!!!!」の嵐。
もはや痒いところの騒ぎではなくなってしまって、ちょっと動いただけでグワァァァァァァっと痒い爆弾が下半身で爆発し、それをじっと耐えてやり過ごすしか手段が無いため体中鳥肌立ちまくりだし頭はボーーーっとしてくる。
決めたっ。受診するっ。仕事にならなさすぎ!!辛すぎ!!!
体中鳥肌ブツブツにしながら上司に早退の許可を取り、さっそく病院に行った。
気を抜くを泣いてしまいそうだった。下半身が痒くて・・・・。

初めての産婦人科。お腹の大きな女の人が数人。小奇麗な雰囲気で感じが良い。でも私はそんな見せ掛けに騙されること無く、ひどく憂鬱な気分で、少しでも痒み爆弾を不発弾にすべく最小限度の動きをしていた。
ついに自分が診療を受ける番だ。ドキドキドキドキ。
院長のおじいちゃん先生に問診をうけ「カンジダでしょう。調べてみますね」といわれた。なんじゃそりゃ。まぁいい、治ればいいッ!
別室に移動し診療台に上がる。えーーーーーーいっ!!センセイ、治してくださいぃぃっ!(ここで例のポーズをとる)
おじいちゃん先生は、グリグリとなにやら痛いことをしてくる。ひーーーーーーー!!!!!
「顕微鏡で菌の確認をしてきますね」といい、例のポーズのまま放置!!!おじいちゃん先生、私は放置プレイなんですかっ?!カーテンの向こうでは何が行われているのか全く分からない。せめて何か掛けてくれよぅ。
結構すぐ戻ってきてくれたんだろうけど、心もとない格好なので時間が長く感じられる。
「やっぱりカンジダですね。」そしてまた、グリグリっ!!
うわーーーーーーーーっ・・・・相当痛いです、これはっ!!!でも我慢だ、我慢だぁ・・・
治療が済みまた問診を受けたとき、痛みと恥ずかしさとで半べそだった。
「誰でもなる病気でね、きちんと処置すれば簡単に治りますよ。1週間から2週間で治るから、心配しなくて大丈夫(笑)」
おじいちゃん先生は、優しい笑顔を私に向けた。

治療と薬の甲斐あってか、1週間後にはあっさり治ってしまった。あの猛烈な痒みもどこ吹く風。
こんなことなら、さっさと病院に行った方が良かったが、なにぶん初めてのことってのはそんなもんだ。(きぃ)

(寸評)むむー、女性って大変なのね~。カンジダでカンジタ? 10ポイント。

初めての耳なし芳一


8月15日のお盆真っ盛りの終戦記念日に、琵琶の弾き語りによる「耳なし芳一」をジス・イズで真っ暗な中蝋燭の明かりでやるということでかなり楽しみにしていました。
前日、語り部である伊藤さんという役者さんがジス・イズに来て、「私全然見たこと無いんですけど今日は7人見えました」と言ったお客さんもいた、という話をしたので期待はますます高まります。ただでさえ、マスターが毎日閉店後、真っ暗にした店の中の誰かに向かって「後はよろしく!」と語りかけているというジス・イズ。…何か見ちゃうかも!
伊藤さんにちょっとした手伝いも頼まれた私は緊張しつつ、でもはりきって黒い服を着て行きました。手伝いというのは、始まりと終わりにチーン…、チーン…と2人がりんの音を交互に鳴らすというものです。もう1人はお店の常連さんである、民族楽器の演奏家の方に決まったので、この人がいりゃ大丈夫だ、と私はもう大船に乗った気分。しかもその方が持ち歩いていたチベットかベトナムの、ピカピカで私好みの音がするりんを借り、伊藤さんのリハーサル中にも外でご機嫌で鳴らしてました。
そして本番。お客さんが入り、電気の消えた店内。
 チィーーン…
向こうの音が消えかける頃、今度はこちらが鳴らします。
 チィーーン…
 チィーーン、チーン…
今回、3つのりんを使っているので時々イレギュラーに音が鳴ります。
 チィーーン…
 チィーーン…
やがて琵琶が鳴りだしたらやめる、ということになってたけど、はて、どの辺まで鳴らせばよかったかしら?
 チィーーーン…、チィーーン…
あっ、向こうがまだ鳴らした。じゃあもう1回叩いとこう。
 チィーーン…
 チィーーン…
そろそろかな?

 …ベベン!
 「祗園精舎の鐘の声、」

ようやく始まったのでホッとしました。
内容は本で読んだことがあり大体わかっていたものの、和尚さんが芳一に平家の亡霊にとり憑いてると気付いたあたりからどんどん引き込まれていきます。
そしてクライマックス。全身にお経を書かれ、身じろぎをすることも声を出すことも禁じられた芳一が、唯一お経を書き忘れた耳を引き千切られるシーン。
恐怖。痛み。耳から流れる生暖かい液体。脂汗。それでも必死で堪える芳一。
思わず耳を押さえるお客さんが続出しました。
そして朝になり帰ってきた和尚さんが、そのままの姿勢で待っていた芳一を見つけ…

「ほういちぃー!!済まなかったぁ!わしのせいじゃあぁぁ!!」

和尚さんの気持ちが伝わり思わず泣きそうになりました。
物語が終わると語り部がガクッと首を落とし
チィーン…
思わず聴きいってしまうところでしたが、自分の役割を思い出し慌てて
チィーン
チィーン…

結局何にも見なかったし(笑)、怖い話というよりも痛くて哀しいお話でした。さすが役者、という感じ。私も誉められ自惚れることができてよかったです。(うろたえ太郎)

(寸評)ちょっと話はずれるが、俺もナムコナンジャタウンという所で稲川淳二さんらと「怖い話コンテスト」の審査員をやったことがある。で、2番目に読まれた話が本当に怖くて、稲川さんも絶賛(?)の嵐のコメント。他の話はどれもさほどでもなく、その場にいた誰もが優勝は2番だと疑わなかった。そして結果発表の直前、スタッフからこっそり小さな紙切れがまわってきた。そこには「2番の人の話は何かの本に載っているものらしく、苦情を言っているお客さんがいるので、2番以外の人を優勝にして下さい」俺はそれをそっと審査委員長の稲川さんに渡した。稲川さんも一瞬焦った表情になったが、理由を説明する事も出来ないので、なんとかちょっとしどろもどろの説明をして、別の人を優勝者にした。あの時は焦ったなぁ。 7ポイント。


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