ザ・レポート(55)
今まで石川がかかわってきた全ての活動、つまり「ソロ」「パスカルズ」「ホルモン鉄道」等のライブ、CD、ビデオ、またテレビ、ラジオなどのマスメディア、演劇、書籍、ニヒル牛、コレクション、すごろく旅行、このホームページ、その他とにかく俺がかかわってきたありとあらゆる表現活動の感想、評論、思い出等を募集します。
既にどこかに発表したものの再録も自分で書いたものであれば0Kです。批判やお叱りももちろん構いません。他の人のプライバシーの侵害や、特殊なケースを除き、基本的に全て採用します。何についてのいつのもののコメントかをなるべく分かりやすくして、メールにて題名「レポート」でお願いします。投稿ひとつ10ポイントです。裏話等や本人のそれに対する意見や感想なども付けていくつもりなので、気軽に応募して下さいな〜っ。
例えば俺本人も知らない「こんなとこに載っていた」情報及びその感想とか「すごろく旅行を実際やってみた思い出」など俺にインスパイアされたものでもOKですよ〜ん。
地味町ひとり散歩
この本を読んでまず、コロナ禍というのは日本の歴史の中でもとても特殊な数年間だったのだということを改めて感じました。人と交わることが禁止され、(マスクなしで)人前で声を発することも禁じられ、卒業式すら行えなかったコロナ禍。そんな異常な時期に、できるだけ人がいなそうな地味な町を探してそこをひとりで歩く。コロナ禍を経験した我々が、コロナ禍が終わった今だからこそ笑って読める「コロナ禍」という時期を共に過ごした同志達への贈り物のような、そんな一冊だと感じました。
考えてみると石川さんの作品はどれもそうなのだと思います。文章も音楽も、今、目の前にいる人が楽しんでくれればそれでいい。遠い国の人だとか、100年後の時代の人だとかになんて伝わらなくたっていい。「100年後に本やCDが売れたって俺にはなんの得もないからね~、ウヒョヒョヒョ~」と言ったかどうかは知りませんが、そう言って笑っている石川さんの顔が目に浮かぶのです。
そして、この本に書かれた地味町達も、10~20年もすればもう今の姿ではなくなっているでしょう。今でなければ見ることができないものを楽しむことの面白さ、「今」というものの儚さに改めて気づかされました。(DO 2025/5/23)
(本人より)これは後で気づいたことなのだけど、コロナ禍の町の様子も無意識に書いているなと。ドキュメントコロナ禍としてのエッセイとして取り上げてくれたら嬉しいかもしれないな。
イシマツライブ
3月13日(木)
人生で「行かなくてはならない場所」というのは、どれくらいあるのでしょう?絶対に人生で行っておくべき場所、聴くべき音楽。それらはいくつあるのでしょうか?しかしながら、人生は有限であり、寿命もあり、また人生のトータル時間も限られていますから、実は人生において行ける場所、聴ける音楽は無限ではありません。
では、人は人生でどれくらいの場所に行けて、どれくらいの音楽を聴けるのかと言えば、それは人によって千差万別で、置かれた環境も、特に金銭的条件も異なりますから、人によって数の多少の差は出てくるものです。
それでも、何を差し置いても、行くべき場所、聴くべき音楽、というのがあるのでしょうか?あるのであれば、そこに行くべきだし、聴くべき、という事になろうかと思います。そして、私にとって、絶対に行くべき場所、聴くべき音楽、というのがイシマツライブだったのです。
私が元「たま」メンバーの皆さんのライブに行くようになったのは2023年春の事であり、私が石川浩司さん、そしてロケット・マツさんに初めてお会いしたのは2023年5月13日(土)の東京・田端で開催されたシネマ・チュプキ・タバタでのパスカルズの映画「PascaLs 〜しあわせのようなもの〜」上映後トークイベントだったのです。そこではメインは映画上映後のトークであって、サプライズで最後に持参された鍵盤ハーモニカで石川浩司さんとロケットマツさんは1分間の短い1曲だけ披露してくれたのでした。
その後、私は様々なライブに行く機会を得て、石川浩司さんのライブにもお邪魔させていただきましたが、石川浩司さんはソロの他にもパスカルズをはじめ沢山のユニットに参加されており、それら全てを網羅していくのは、なかなかに大変な事でした。
そんな石川浩司さんのユニットの中にイシマツという、パスカルズのバンマスであるロケット・マツさんとのユニットがありました。私はパスカルズのライブに行けた事もあって、最初はイシマツは「パスカルズの中の派生ユニットみたいなもので、まあ2人だけでやる静かなライブなのかな?」と思い、ライブ参加の都合をつける優先順位を後回しにしたのです。今思えば、これは大変に致命的な過ちでした。
実際、イシマツのライブは平日に開催される事がほとんどで、仕事の兼ね合いもあって、私はなかなかイシマツライブに行く機会がありませんでした。しかし、決してイシマツを蔑ろにしていた訳ではなく、石川浩司さんのユニットは全部観たいと思っている私ですので、いつかライブに行けたらと機会を伺ってはいたのです。
そんな私にイシマツライブに行くチャンスが訪れたのは2024年5月14日(火)の事でした。何回も行った事のある東京・南青山マンダラでの開催という事で行き方も慣れていたため、仕事の都合もつけて予約を取り、当日参加しました。この日は柴草玲さんとのツーマンという事もあり、南青山という立地もあって、お洒落で上品なライブになるのではないかと思って参加したのでした。
数時間後、そんな私の甘い考えは全て打ち砕かれ、私の脳味噌は地殻変動を起こしていました。先の文章で私はイシマツはパスカルズの派生ユニットで2人だけでやる静かなものではないか、と思ったと書きました。そもそもその認識が完全な大間違いだったのです。
確かに石川浩司さんとロケット・マツさんはパスカルズに所属していますが、イシマツはパスカルズとはまるで似て非なる、別世界の異次元空間のライブだったのです。ノンストップで繰り広げられる全方位射撃の音楽攻撃。どこから来るか分からない恐るべきオールレンジ攻撃。そして、私の前に少しだけ空間があったのですが、その空間をも蹂躙してきてそこを演劇の舞台に簡単に変えてしまう恐るべき強引過ぎる力技。最初から最後まで息を吸うヒマも全くないノンストップオールレンジミュージックアタック。それがイシマツだったのです。
そして、その日に南青山マンダラにいらっしゃったのが石川浩司さんのご学友の内田雅明さんでした。私と内田さんと後、数名の方は曲中で石川浩司さんとロケット・マツさんの鍵盤ハーモニカ攻撃を喰らい、最後は石川浩司さんとロケット・マツさんが抱き合って互いの背中で鍵盤ハーモニカをぐりぐりするという、もはや私はナニを見せつけられているのだろうか、という異空間が展開されたのですが、その決定的瞬間を内田さんはお撮りになりツイッターに公開して「イシマツは見れるときに見ておこう」とツイートされたのでした。そして「この世には2種類の人間しかいないんだ!60過ぎたおじさんが抱き合ってお互いの背中でピアニカ鳴らしてるところを見たことある奴とない人だ!!」とお述べになられたのでした。
正直、私は内田さんのこのツイートに大変驚きました。ご存じの通り、内田さんは石川浩司さんの高校時代のご学友で、石川浩司さんとはかれこれお付き合いが50年近くもある方です。石川浩司さんの事は大概はご存知であり、石川浩司さんの音楽パフォーマンスもほぼ全て承知しておられるはずです。そのような方がわざわざ「イシマツは見れるときに見ておこう」と仰るとは!つまり、何十年もの付き合いのある内田さんにしてみても、イシマツとはそのような存在であった、という事です。
私は、この内田さんのツイートに接して、イシマツとは人生で絶対に行かなくてはならない場所であり、聴かなくてははらない音楽である、と改めて認識したのでした。つまり、イシマツとは、人生に於いて万難を排して行かなくてはならない存在である、という事です。
そうして、次のイシマツのライブを手ぐすねを引いて待ち構えていたところ、今年2025年3月13日(木)に東京・中目黒Cafe & Live spot FJ’sで開催される事が発表されました。私は当然の如く万難を排して都合をつけ、イシマツライブの予約をしました。
当日、仕事を片付けて中目黒に駆けつけた私は、中目黒という遠方のため、時間的に早い到着となり、ライブハウスに着いた時はまだ誰も来られてなく、ライブハウスの中ではリハーサルが行われていました。そのライブハウスCafe & Live spot FJ’sは地下のライブハウスではなく地上の大通りに面しており、ガラス張りのため道路からは中が丸見えで、中では石川浩司さんとロケット・マツさんがリハーサルをされていました。
ミュージシャンにとって、リハーサルの様子をファンに見られる、というのはどういう気持ちなのか分からないので、私はライブハウスの入り口の影に隠れて、中にいる石川浩司さんとロケット・マツさんが私の存在に気が散ってリハーサルの邪魔にならないようにしていました。そうして、開場を待っている間にリハーサルが行われていて「あ、今日はこんな曲をやるんだ」とぼんやり考えていたのですが、これがとんでもない罠だったのです。分かりやすく言うと、あのイシマツがリハーサルでやった曲をリハーサル通りにやるはずがない、という事です。
そんな事もつゆ知らず、開場時間になり、私はライブハウスの中に入りました。当日は元「たま」のマネージャーでパスカルズの同僚でもある桐生あかねさんや音楽ライターの安藤さやかさんなど、錚々たるメンバーが観客として来られていました。とても雰囲気の良いライブハウスで、アットホームな感じでライブは始まりました。
しかしそこからがノンストップオールレンジミュージックアタックの連続だったのです。途中、ついにイシマツのお2人はライブハウスを飛び出して、道路の歩道でパフォーマンスを繰り広げていました。そして、南青山マンダラでもやった、互いに抱きついて鍵盤ハーモニカぐりぐりを、ライブハウスの窓にへばり付いて、行っていたのでした。そして、そのぐりぐりパフォーマンスを、私達はライブハウスの中から眺めていたのでした。
観客達はライブハウスの中にいて、ライブハウスの外でぐりぐりして窓にへばり付いている石川浩司さんとロケット・マツさんを眺めている。これはライブなのか?私達は一体、ナニを見せられているんだろう?そのうち、ロケット・マツさんは先にライブハウスの中に戻ってきたのですが、まだ外にいらっしゃった石川浩司さんは道ゆく通行人の方と意気投合して2人して歩道上で踊り回るという衝撃の展開になりました。そして、先にライブハウスの中に戻ってきていたロケット・マツさんが、外で踊り狂う石川浩司さんを見ながらピアノを奏でるという超絶エキセントリック展開になったのです。
私はこの驚愕の展開を見せつけられて、ああ、イシマツはライブハウスの中でパフォーマンスしていたのではない、イシマツはライブハウスの外に飛び出したのではない、イシマツの存在するところがライブハウスであり、その意味でライブハウスという形の上での外に位置する歩道ですらイシマツの手にかかるとライブハウスに変貌する、という恐るべき事実を思い知らされたのでした。イシマツの存在するところが既にイシマツという異空間であり、その異空間に入り込んだ観客にとって、もはやライブハウスという建物的枠、建物的概念は意味をなさないのです。
その意味ではイシマツのライブに来ている観客ですら、イシマツからすれば舞台装置の一部であり、石川浩司さんとロケット・マツさんによる鍵盤ハーモニカ攻撃は、この中目黒では参加者全員に行われたのでした。
そうなのです。イシマツの手にかかれば、全ては舞台装置なのです。そこにライブハウスというフレームや観客という演者と聴者を分け隔てるフレームは存在しません。私達はイシマツという巨大な異空間に飲み込まれ、ただただ、その音楽パフォーマンスを全身で享受するのみです。
確かにイシマツはリハーサルでやった曲を演奏しました。しかし、リハーサルでやった曲達はイシマツという異空間の中で変容を遂げ、全く別のモノに生まれ変わっていたのです。私がリハーサルを聴いて「あ、今日はこんな曲をやるんだ」と判断したのはあまりに早計でした。
そして、この日の終盤には南青山でも実施された石川浩司さんによるビー玉床散らばし選手権大会!ライブハウスの人もビックリしていました。ライブの途中でビー玉100個ほどを床に放り投げる人は、世界中探してもあまりいないのではないかと思います。
そうして、100個ほどのビー玉が床に散らばった状態のまま、イシマツのライブは終了したのでした。最後にアンコールで観客として来られていた桐生あかねさんが連れ出されて「ムーンリバー」を一緒に歌われたのはとても良かったです。
終演後には石川浩司さんの「観客の皆さん、床に落ちているビー玉を拾って缶に戻してね」という呼びかけで、観客はそれぞれ自分の足元に転がっているビー玉を拾い、石川浩司さんが持参されたブリキの缶に戻していきました。そうです。イシマツのライブは、ビー玉を拾って缶に戻すまでがライブなのです!
石川浩司さんは皆がビー玉を拾い切って缶に戻し終わるタイミングで「あ、1人1個ずつビー玉持って帰っていいよ」と仰られたのですが、時既に遅し。ほとんどのビー玉はもう缶に収められていました。私が帰ろうとして、足元の鞄のところを見るとビー玉がまだ1個、落ちていました。私は石川浩司さんのご好意により、その1個のビー玉はライブの記念にいただきました。
私は帰りの電車の中でビー玉を握り締めながら、今日起こった衝撃の出来事の数々を反芻していました。やはり、イシマツは万難を排して行くべき存在でした。人生で絶対に行くべき場所、聴くべき音楽、の1つは間違いなくイシマツなのです。
さて今度の6月3日(火)に南青山マンダラで柴草玲さんとイシマツのツーマンライブが開催されるとの事です。ライブタイトルは〈青山密会 その2〉です。ヤバそうなタイトルです。去年も激ヤバでした。これは行くしかありません。まだ申し込んでいない、という方は今すぐ南青山マンダラHPにレッツゴーです
合言葉は「南青山マンダラで石川さんとマツさんと一緒にぐりぐり」です!(適当)
行けば、必ずやイシマツの無限トワイライトゾーンに引きずり込まれる事請け合いです。
さらにさらに7月19日(土)には下北沢ラ・カーニャで「さいこうたま」とのツーマンライブの開催も発表されました。イシマツの貴重な土曜日ライブ!これは万象繰り合わせの上、行くしかないですね。
追伸。そう言えば、先日、滝本晃司さんライブに来ていた女子大生の女の子が、3月13日(火)のイシマツライブに行って、鍵盤ハーモニカでぐりぐりされた話を隣の方としていました。今や女子大生にも浸透しているイシマツなのです。イシマツ恐るべし!(りんりん 2025/5/23)
(本人より)パスカルズは大勢だけどイシマツにしてもホルモン鉄道にしてもおやつというユニットにしても「セッション相手を楽しませる」ことが自分が無意識的にやっていることかもしれない。なのでマツさん、大谷、みっちと相手が変わる度に僕も変貌する。それは意図している部分も多少はあるにしろ、ほとんどはその流れにまかせているので、同じようなバカなことをしていても、微妙に種類が変わるんだよね。もちろん曲も違うから当然なんだけど。イシマツは歌とインストが交互に来るパターンが多いんだけど、インストは基本のメロディ以外はふたりとも即興だからね。(まあ、鍵盤ハーモニカ客いじりは多少定番化してるけど)どのユニットもそれぞれに楽しいから続けたいんだよね。
アニメ「宇宙人ムームー」先行上映舞台挨拶
2月22日(土)に南町田グランベリーパークで開催されたアニメ「宇宙人ムームー」舞台挨拶に行ってきました。これは1月24日(金)に元「たま」の柳原陽一郎さんの情報連絡Xアカウントで「さよなら人類」がアニメ「宇宙人ムームー」のエンディング主題歌になった事がアナウンスされ、その流れで2月22日(土)に作品の舞台でもある東京都町田市で舞台挨拶がある事を知り、馳せ参じた次第です。
アニメ「宇宙人ムームー」は宮下裕樹さんの漫画が原作で、コミックは8巻まで出版されています。ストーリーは、母星を戦争で失い、生き残った高度な文明を持つ宇宙人達が住む星を求めて宇宙船に乗って地球に調査にやってくるのですが、誤ったリサーチの結果、地球人はネコという生き物の奴隷として暮らしていると勘違いして、ネコの姿になって地球に潜入してきます。ネコの姿でいれば、地球人を隷属出来ると考えたのです。そのネコの姿になって地球の調査任務に来たのがムームーなのですが、ムームーが乗った宇宙船が東京都町田市の女子大生のアパートに突っ込むところから物語は始まります。
東京都町田市のアパートに住むのは京急大学1年生の梅屋敷桜子。北陸出身(これは作者の宮下裕樹さんが石川県出身である事に由来していると思われます)で大変内気な性格であり(所謂コミュ障)、なかなか大学生活に馴染めない彼女でしたが、大学入学早々、いきなり住むアパートの部屋に宇宙船が突っ込んできて、事態は一変します。その宇宙船に乗っていたのはネコの姿をした宇宙人ムームー。ネコの姿をしていますが、テレパシーで日本語を話せます。
宇宙人ムームーの目的は、母星は高度な文明を持っていましたが、戦争で技術者や知識人達は全員殺されてしまって滅亡し、バカしか生き残らなかったため、地球の家電製品を分解して学習して再び高度な文明の形成を目論む、というものでした。
ですのでムームーは桜子の部屋にある家電製品を片っ端から分解して桜子の生活をメチャクチャにしていきます。ムームーは必殺技「家電解体ビーム」を発する事が出来るので、家電製品を一瞬でキレイに解体する事が出来るのです。
このように物語は桜子のキャンパスライフとムームーによる家電製品解体並びにその家電の説明というコラボレーションが描かれるという、今までにない異色のストーリーとなっています。困った事にムームーはバカなので、後先考えずにバンバン家電を解体していきますが、元に戻す事はしないので、桜子は部屋にある電子レンジや冷蔵庫を次々に解体され、生活が立ち行かなくなっていきます。しかも部屋にはムームーの宇宙船が突っ込んだままです(高度な技術で宇宙船は周りからは見えなくなるカモフラージュをされている)。
こうして見てみると桜子はかなりヘビーな状況に立たされているのですが、バラバラにされた家電製品を修理してもらうために大学のサークル「人類再生研究会」を訪れた事で物語は急展開となっていきます。さあ桜子の運命や如何に?そしてムームーはどうなるのか?
と、なかなかに興味深いお話なのですが、このアニメ「宇宙人ムームー」がすごいのは、何とエンディング主題歌に「たま」の「さよなら人類」を採用した事です。歌うのは桜子とムームーですが、演奏は何とあの「栗コーダーカルテット」!「たま」とも関わりが深い方々ですね!しかも「栗コーダーカルテット」はエンディング主題歌の「さよなら人類」の演奏のみならず、劇中曲も担当しており、観ている人は「栗コーダーカルテット」の演奏を聴きながら物語を楽しむ事が出来るという超絶贅沢仕様となっています。
そしてさらにすごいのが、エンディングで「さよなら人類」作詞:柳原幼一郎、作曲:柳原幼一郎/知久寿焼/石川浩司/滝本晃司、演奏:栗コーダーカルテットとクレジットされている事です。歌はさくらこ&ムームー名義となっていますが(フルバージョンでは石川さんの「着いたー!」も叫んでます)、あの「たま」の面々が「さよなら人類」紅白歌合戦出場から35年の時を経て、再びテレビに流れる事となったのでした。
そんな大興奮醒めやらぬアニメ「宇宙人ムームー」ですが、2025年4月9日(水)からTOKYO MXで放送される事が決まり、2月22日(土)に物語の舞台である東京都町田市の南町田グランベリーパークの映画館109シネマズグランベリーパークで18時から先行上映舞台挨拶が行われました。先行上映舞台挨拶には主人公梅屋敷桜子役の春海百乃(はるみもも)さん、ムームー役の小桜エツコさん(奇しくもこの日が誕生日との事でした)、桜子が想いを寄せる鶴見アキヒロ役の梶原岳人さん、桜子が所属する事になるサークル「京急大学人類再生研究会」部長天空橋わたる役の木内秀信さん、京急大学ミスコンで優勝経験がある「ほほえみ小町」こと花月園子役の藤井ゆきよさんが登壇されました。こうして見ると分かりますが、登場人物の苗字は京急電鉄の駅名から取られているのですね(これは木内信秀さんが指摘されていました)。ちなみにこの主要キャラの中ではサークルの部長でマッドサイエンティスト(笑)の天空橋わたると、学園のマドンナ花月園子との関係から目が離せません。
まずはアニメの1話と2話が上映され、次いでキャストの皆様が入場して、「サバシスター」がオープンニングを担当する事(タイトルは「ふしぎなきみ」)、新キャラクターなどの情報解禁がなされ、また収録秘話などが披露されました。
私が特に感動したのが、アニメのエンディングで「さよなら人類」の前述のクレジットが記された事です。この日は1話と2話が先行上映されたので、私はエンドクレジットを2回観る事になったのですが、元「たま」のメンバー4人のお名前が映っているのを観るのは大変感慨深いものがありました。
この日の出演者の皆様からは「たま」の「さよなら人類」がエンディング主題歌に使われた事、そして「さよなら人類」の楽曲に対するリスペクトの話がたくさん出て、本当に「さよなら人類」は愛されているんだな、と思いました。
この舞台挨拶では、サプライズとして主人公梅屋敷桜子役の春海百乃さんが「さよなら人類」で石川さんが担当しているリコーダーパートの生演奏を披露してくれました。この時の演奏に使ったリコーダーは春海さんのお姉さんからもらったもので、代々春海家に伝わる由緒あるリコーダーとの事です(笑)。春海さんは「栗コーダーカルテット」のメンバーから直々に指導を受け、リコーダーを練習(この模様は公式YouTubeで公開されています)。本当に一生懸命演奏されていて、「さよなら人類」および「たま」に対するリスペクトを感じました。春海さんは主人公の梅屋敷桜子と同い年でまだ18歳なのです。そんな10代の春海百乃さんが「さよなら人類」を歌い、「さよなら人類」をリコーダーで演奏されているのを見て、とても感動しました。
さくらこ&ムームーは「さよなら人類」で元「たま」の4人と一緒に今年の紅白歌合戦出場を狙っているそうです。果たしてそれは実現するのか?アニメの展開と共に目が離せません。
そう言えば、最近、元「たま」のメンバー4人のそれぞれのライブに参加していて気づいたのが、どなたのライブでも10代、20代の若いファンが増えてきている、という事です。「たま」が解散した時には影も形もなかった方々が元「たま」のメンバーのライブに足を運ぶようになってきている事に、色んなメディアで「たま」を知ってライブに来るんだなあと本当に凄いなあと思います。このアニメ「宇宙人ムームー」も、そんな元「たま」のメンバー4人を知る一助になっているんではないかと思います。(りんりん 2025/5/23)
(本人より)俺も35年前の曲が今更アニメのエンディングになるとは思っていなかったのでビックリ。もちろん声優さんたちも当時、精子と卵子にすらなってなかったわけだものね。結局ブームに乗るとそのブームが去った後は「まだそれ聴いてるの?」の時代遅れのものになってしまうけど、ブーム関係なくというかブームのこと全く関心なく自分たちの好きな音楽やってきたことが、世代を超えてもある一定の層には受け入れられるということがあるんだね。ありがてーことっすね!
地味町ひとり散歩
「地味町ひとり散歩」じんわり効く本でした。カバー写真の色合いが小学校の頃、学級文庫にあった(その頃もうすでに古すぎる感じの)カバヤ文庫の本みたいで一目惚れです。
文章に書いてあることは石川浩司というひとが知っていること考えていること出会ったことのごく一部なんだろうけど、余白を残して読者の中に程よく馴染む情報や感情の分量が心地よかったです。「新所沢」の項では自分自身が人生で一番長く暮らした、そして今はもう住んでいない多摩市のことも思い出し、石川さんの年月と二重の風景を切なく楽しみました。「思い出」って「今」の先祖だもんなぁ、懐かしいわけだ......(へびのかわ)
(本人より)この文章は実は投稿ではなくて、クイズの答えの後に書いてくれたひとことメッセージ(こういうの嬉しい。僕のことじゃなくても、本人の日々のちょっとした出来事などでも書いてくれると)だった。でもとてもいい感想だったので本人に返信して「これをレポートに掲載してもいい?」と聞いてOKいただいたので掲載。こういうふんわりした感想も大歓迎です!
『いなくていい人』
結構前にたまのアルバム『きゃべつ』の石川曲のレポートを書いた僕。今回もその流れを受け継いでたまのアルバム『いなくていい人』の石川曲のレポートを書いてみます。
『いなくていい人』に収録されている石川曲3曲はどれもロック、テクノ色が強く、ノリの良い曲が多く、どれも良いと思いますね。
まず石川曲1曲目、普及の名作「へっぽこぴー」。とにかく中毒性のある曲ですね。歌詞はフザケてるし、石川さんの歌声もどこか変なのに、なぜかカッコいい、という...。イントロのエレキギターのメロディーからもうガッチリ心を掴まれて、そのカッコいい曲に乗せられる石川さんの良い意味で気の抜けたボーカルのギャップがまた良いですね。歌詞も歌詞カード通りには歌わず、途中から日本語も怪しくなってきて.....と、石川さんの自由さ全開な曲です。パーカッションのリズムも心地よい!
そして石川曲2曲目、「健さん」。テクノに近い曲調ですね。テクノ的な音作りの曲に乗せられる妊娠してしまったおっさん、健さんの物語はどこかマンガみたいで愛らしいですね。ところで、健さんのモデルというか、名前の引用元はあの笑顔の素敵な石川さんの友人の健さんなのでしょうかッ?
そして3曲目、「ハッピーマン」こりゃまた凄い曲だ。滑り込むように曲が始まり、勢いのあるメロディーに乗っかっていきなり「エスカぁーレーターで、登山ッ!」ですからね....。聴き出したら途中で止められません。進むにつれてどんどん歌詞がカオスになってくので、それもなんか面白いですね。「無くなった〜、(全焼ぉぉ〜!)幸せだ〜(ハッピ〜!)」とか、「見えないぞ〜、(見えないぞぉぉ〜!)幸せだ〜(ハッピ〜!)」とか、どこがハッピーやねん!って.....。
そして、ラストもシュールですね。「耳の裏側洗うの100年忘れてた」とか「ベトつくのーみそ犬のエサだそれ食えよ」とか、僕好みのパワーワードが目白押しですね。なので、歌詞だけで言ったら、この3曲の中だと「ハッピーマン」が一番好きかもしれません。
あと、おまけで他の『いなくていい人』収録曲での石川さんの活躍をレポートしておきます。
Gさんの隠れた名曲「箱の中の人」のサビでは知久さんと2人がかりでパーカッションを叩かれてますね。この曲、前半は本当に不明瞭な感じの曲なんですけど、後半のサビに入ってからはパーカッションが一気に目立つようになって、リズミカルな感じになって最高の盛り上がりのまま終わる......、という、「夏の前日」のパターンの上級編のような曲なんですが、後半を盛り上がらせるためにはやはり石川さん、知久さんのパーカッションが必要不可欠だと思います。
そして知久さんのアップテンポな曲「南風」ではしっかりパーカッションプレイを見せてくれますが、それ以上に一つ石川さんが大活躍してるところが、それは間奏での石川さんのなんて言ってるか分かるかわからない程度の絶妙な叫び。この部分が個人的にめっちゃ癖になってます。石川さんの叫びとかセリフはやはり「たま」には重要だな.....と感じました。
そして、石川さんは歌詞カードを困らせますね.....。「へっぽこぴー」の歌詞の下には「一部聞き取りづらい箇所がありますが、本人はこう歌っているつもりです」とか書いてあるし...。石川さんの歌詞は英訳詞もカオスな事になってますね。「pettashi,pettashi,petapete.pettashi(walking on aii fours)」とか、「pyu pyu(very fast)」とか.......。とまあ、色んな意味で面白いアルバムでした。(夜羊歯ミナト)
(本人より)このアルバムはたまの中でも一番ロック色の強いアルバムだね。「へっぽこぴー」は俺がパソコンの打ち込みでアレンジまでして持って行ったものを生楽器で再現。「健さん」確かにホルモン鉄道などのレコーディングエンジニアでもある健さん。但し本当は鳶職ではなくて建築会社の社長さん。あと、妊婦でもありません(笑)。「ハッピーマン」は突然段ボールの曲「飲み水」の♪解説書付き解読書付きの暗号解読 喜ぶみんなーみんな喜ぶ に影響を受けて不条理な歌詞を作ってみた。たまはアルバムごとに全然違うので(「しょぼたま2」とか)是非全部制覇して聴いてみてねー!
桐生ムジカサーカス(2025/3/15)
3/15に行われました「桐生ムジカサーカス」出演ありがとうございました。主催の有識者会議、KPCです。
先に嫁からのリポートを頂きましたので投稿します。
ちなみに嫁はかつてたまのファンクラブ会員だったそうです。
引用ここから↓
ライブ、楽しくて面白かったです。
石川さん、サクノキさん、たこっ茶さんたちが思いっきりとばしていて3時半になっていてびっくりしました。
石川さんは虚言倶楽部でみてた頃よりバーンと巨大なものになっていてぐいぐい引き寄せられました。1人でとばしてついて来いっていうんじゃなくて全体をリードして巻き込んでごちゃ混ぜにしてるのに出来上がった料理はSO!デリシャス‼️っていうすごい人だ。
サクノキさんは言葉じゃないもので伝える人だからやっぱり空気を掴んで綿飴みたいにみんなを包んだ感じだった。
たこっ茶さんもやんわり暴れてスパイスだしてたね。
有識者会議は石川さんとやってる民なのですよ。っていう自然な感じがしたよ。楽器がなくても踊れる〜と石川さんがけしかけたのにみんな結局楽器持ってるっていうのがほんと、自然すぎて面白かった。
なにしろ石川さんの中に本当に台本あったんじゃないか⁉️っていうくらい面白かったです。
以上、現場に魅せられたレポーターからでした。
↑引用ここまで

自分自身も思いは沢山あり、残務整理や次の演奏仕事が終わったら自分視点でのレポートを書かせていただきます。
有識者会議ライブ2度目の出演ありがとうございました!
3度目の日まで、お互い健康に気をつけていきましょう!(KPC)
(本人より)ホント、何の打ち合わせもないのに、ほとんど途切れることなく、歌、演奏、いろんな方のパフォーマンスが渾然一体となってステージをやりきったよね。ハチャメチャなのにまるでプログラムがあったような。こういう企画だーい好き。次回も期待してるよっ!
日日芸術
今日「日日芸術」を拝見しました。
ダンスシーンの石川さんのパーカッションとのコラボに、いたく感動しました。
真剣勝負、という言葉がぴったりのシーンでした。(松子)
(本人より)いつでも人前では真剣勝負です。たとえそれがダラダラしているように見えても「ここはダラダラ感じの方がいいな」と思って真剣にやってます。
まぁ、人前以外では本当のダラダラですが(笑)。
2024年 まさかの一丁目一番地
石川さんのXにてこの番組の出演を知ることができました。
毎日のクイズでどんな年末番組に出るのだろうと楽しみにしてましたが、それが私の知ってる番組で驚きました。
この番組は2年前にも見た事があり、とても面白かった記憶があったので今回も楽しみでした。
今回はレコード大賞に関するトピックでの出演で、様々な人が紹介されていくなかでついに登場しました。
映像は同じTBSの番組であるからかイカ天の映像を思う存分使ってた印象です。
また、パスカルズの紹介も行われてました……が、同メンバーの知久さんもいることがスルーされてるの不満を抱きました。
正直石川さんがこのことをアピールしないわけがないので番組側がカットしてるんだろうなと思いますが仮にそうであればなんでカットしたのだろうかと気になってしまいました。(ラメール・ローラ)
(本人より)インタビューは30分以上収録して実際の放送は2分くらいだから、ほとんどの喋りはカット。なんせ「たま」はもう無いのだから、冒頭の挨拶ですら「元たまの石川浩司です!」と言ったのに「元」をカットさせられていたくらいだからね。そこの1秒くらい使ってくれてもいいのにね〜。
で、もちろん「他のメンバーも今でも活動しています」というような話もそこそこしたしね。でもこれ、そもそも俺にだけインタビューのオファーがきたんじゃなくて元たまメンバー全員に出演依頼があったんだよね。でも出たのは俺だけ...。俺は最近の活動とかも知ってもらいたかったから出たけど、他の3人はテレビとかあまり好きじゃないんだろうね。なので穿った見方をすれば「出演を断った人のことまで紹介する義理はない」と思われて知久君のこともスルーされたのかもしれない。本当のところはわからないけど。
2024/12/30 さいこうたまPresents レトロSONG忘年会
さぁ一年のライブ収めでごじゃーます。
アルカディア 家から近いようで遠い 行きそうで行けてなかったライブハウス。
住宅街をズンズン進むと人だかりが。
そして友人と出会って歓談しているうちに入場。
このお店はカレーがおいしいとのこと それがわかってれば昼飯少なくしてたのになぁ・・・とちょっと後悔。
さてライブ
最初は神田珠美さんの青春時代で開幕。
大好きな歌なので口ずさんでいました。
そして石川さんの体操しようよ
明るくなれるいい曲だなぁ・・・
そして斎藤哲也さんは、なんとYMOの東風をカバー
いやぁ、これには参った。
かっこよすぎる!!
石川さんのパーカッションもいい味だしてていいですね。
そして今回の目玉は、ゲスト。
一人目は山根万理奈さん。
カバー曲はまさかの ヴィーナスのキッスは目にして
斎藤さんのコーラスもかっこよく決まって パワフルな一曲となりました。
二人目のゲストは 真戸原直人さん。
寺尾聡さんの話はぐっときた!!(私は寺尾聡さんで音楽に目覚め、たまで演奏することに目覚めたのです)
そしてカバーは 悲しくてやりきれない。
フォークルの名曲のカバーです。
これもすごかった。そして大好きな曲のカバーとあって終始歌っておりました。
そして一番響いたのは、最後のセッションでの酒と泪と男と女
河島英五さんの十代の頃の作詞作曲の曲。
これジーンとしみてかっこよかったなぁ・・・
大好きです。
終演後 山根万理奈さんのCDをお買い上げ。
石川さんから「腹下してるのにカツカレー食うなよー」と突っ込まれ(本当に食べてえらい目に遭いました)
山根さんに本名でサインしてもらったら 石川さんに「ズミ天だろ~、カルロスイベリコ豚だろ~?」と突っ込まれてしまいました。(小川美潮さんにサインしてもらったとき、すごく不思議そうな顔をしてたので最近は本名でサインをもらってたりする・・・)
そして友達、演者らに年末のご挨拶をして帰宅しました。
帰宅際 さいこうたまのスタッフさん(顔見知り)に
「音楽活動やってるの?継続してね!」と激励の言葉をかけられました。
これにはちょっと涙が出そうになりました。
最敬礼して店を去りました。
さて、これを書いてるのはホルモン鉄道新春ライブの日。
さぁ、どうなるかなぁ?(ズミ天)
(本人より)さぁ、どうなったかな?(笑)。
昨年最後のライブね。レトロSONGバンド「さいこうたま」、本当は昔の大ヒット曲とかを歌えばもっと盛り上がるのはわかっているけど、それより俺は「知られざる昭和の名曲」にスポットを当てたいんだよね。今年早速細野晴臣さんのカバーMVをアップしたから、観て、聴いてね!
街録ch
街録の石川さんの回を見ました。
数日前、俺の日常クイズにて登録者数150万人のYouTubeチャンネルに登場すると告知しており、150万人といえばかなりの人気チャンネルであるのでいったいどこのチャンネルに登場するのかワクワクしてました。
そして先日石川さんのXアカウントにて街録chに登場したことを告知しておりめちゃくちゃ驚きました。
なぜなら街録chは私の見た事のあるチャンネルの1つで、その中で自分が興味を持った内容であればそれを片っ端から見ていきましたので。
当然ながら告知を見た瞬間すぐにその動画を見ていきました。
インタビュアーさんと石川さんのトークが繰り広げられており、メンバー脱退、解散のきっかけ」やイカ天エピソード」等確かにこれはたまという船に乗っていたで書かれていたやつだなと謎の優越感を出しつつ見ていきました。
ただ、インタビュアーさんが色々掘り下げた質問をしたおかげでさよなら人類がCDとカセットテープで出した理由や、レコード会社のスタッフからの「さよなら人類みたいな曲を書いて欲しい」という圧があったことなど初めて知ることがいくらかありました。
40分以上の長い動画でしたが聞き入るように見てたので体感的にはそれほど長いとは感じなかったです。
ちなみにインタビューの内容とは関係ないのですが、インタビューされてる時の石川さんに物凄いデカイ胸毛付いてるなーと思ってたらピンマイクだとすぐさま気付き勝手に1人で笑ってました。(ラメール・ローラ)
(本人より)このすぐ後にやったライブでもお客さんから「見ました〜」の声をいただいた。今はヘタなテレビよりも登録者の多いYouTubeの方が影響力あるんだなーと思ったな。その後、別のYouTubeからもオファーがあって、ギャラも良かったけどスピリチュアル系だったので即座にお断り。変な宣伝塔にでもされちゃ、たまったもんじゃないからね。
2024/12/4 パラダイス吉田銀河
アナーキー吉田さんが色んなところで宣伝してたので つい予約して参戦
秩父ホルモン鉄道一泊ライブ以来のライブです
まずアナーキー吉田さんのエフェクトかけまくりのドラムソロ
これが異次元のような危ない世界の叩きまくり
これは狂ってるとしか言いようがない(褒め言葉)
そしてカニササレアヤコさんも参戦
インプロとはこういうものだ!というパフォーマンスを見せていただきました
細かすぎて伝わらないモノマネで拝見してから 毎回の出演が楽しみなアヤコさん
ピアノにもプリペアド・ピアノを施したり オウム返し人形を使ったパフォーマンスが異次元!!
そして石川さんの曲に合わせて アナーキーさんは石川さんのパーカッションキットの再現と自作楽器(これ本当に凄かった)でセッション
このとき 石川さんがマカロニほうれん荘のクマ先生に一瞬見えたくらい迫力のパフォーマンスでした
そしてカニササレアヤコさんも交えた三人セッション
アナーキーさんは一五一会の演奏 これがまぁ合う合う
そしてクイズの問題にもなったカニバル このピアノを再現したアヤコさんに拍手を送りたいです
そして最後は爽やかなデキソコナイの行進で締め
終演後 ヘトヘトになっていた石川さんが「俺は江戸アケミだよ 風呂場で溶けるよ」と不吉且つ 最近じゃがたらを改めて聴いてた私にはタイムリーな発言をしたのには笑えました
そして残ったお客さんの気力に飲まれビールを珍しくがぶ飲み
仲間も増え とても楽しい1日になりました
第二弾 本気で期待してます!!(ズミ天)
(本人より)いやー、しかしアナーキーは見事だったね。次々と見たこともない創作楽器を奏でてた。俺を見てドラマーになった人はこうなるのか...と思ったな。
元々この企画は今年の俺の誕生ライブで俺のソロにアナーキーが奇天烈な楽器でバックをしたのを見たMANDA-LA2のスタッフが「これは面白い。是非このスタイルをまた見たい」とアナーキーにオファーしたのがキッカケだったんだよね。
それにしてもそれらの楽器で荷物がどえらい量になっていて、それを電車で運んでくるのもアッパレ。(家、そんなに遠くないんだからタクシーを使うべきとは思ったけど 笑)結局、翌日同じMANDA-LA2で知久君のライブがあって、荷物は半分残して二日間で運んだらしいけど。「また是非!」という声も高いこの企画、またあるかな!?
『きゃべつ』
この前、たまのアルバム『きゃべつ』を購入し、一応全曲聴きました!そして、買った直後から実は僕、「『きゃべつ』に収録された石川さんの曲をザ・レポートのネタにしてやれ.... 」と目論んでおり、今、ついに『きゃべつ』の石川曲をレビューしようとしているわけです。
さて、このアルバムに収録された石川曲は何曲かな?ああ、2曲.....。
2曲?
石川曲はたったの2曲?それは少なくありません?何があったんでしょうか?気になります.....。 まあ、それは置いといて、『きゃべつ』の石川曲レビューに行きましょう!
まず1つ目の石川曲は「魚」ですね。なんか、この曲での石川さんのボーカルは、なんだか「ゆるい」って感じですね。他の石川さんのボーカルから感じる全力投球で歌っている雰囲気とは違って、この曲は若干力を抜いてますかね?僕がそう感じるだけでしょうか?でも、途中の「ニワトリナカナイコケコッコー!」で一応普段の石川さんっぽい歌い方はしてたので、この部分のために他の部分では歌唱力を温存していたという事でよろしいでしょうか?
でも、「魚」は、実はメロディーだけ聴くと意外と爽やかな曲で、結構良い感じなんですよね。知久さんのギターと実に相性の良いメロディーだと感じています。
あと、よく聴いたら「ニワトリナカナイコケコッコー!ラリルレ王のヒゲヘンダー!」の部分は石川さんが二人いますね。分身したんですか?
2つ目の石川曲は「おなかパンパン」ですね。この曲は、全体的にテンポが遅くて、音が最初は少ないので、若干飽きちゃうんですが、だんだんコーラスが加わったりギターの音が暴れ出してくると、聴くのを止められなくなる....という最後まで聴かないと良さが分からない曲ですね。
ちなみに、僕らのお悩みを解決してくれる「ウヒョヒョヒョお悩み相談室」の決め台詞「ウヒョヒョヒョッ!」はたぶんこの曲の歌詞が元ネタですよね?だとしたら僕らのお悩みをずっと解決していてくれた偉大な曲になりますねぇ。素晴らしい!
あと、毎回僕はこの曲の3番の歌詞で笑っちゃうんですよね....。「靴箱の中の靴全部取り出し チグハグに組み合わせ こりゃいいわと笑う」いやいやいや、どういう状況やねん!なんで靴箱の靴かってに全部取り出してるんでしょうねぇ?ただのイタズラかもしれませんが。1番、2番の歌詞に比べてリアリティがあるくせにわけわかんない歌詞なので、そこが個人的にツボだったんだと思います。もしかしたら、石川さんと知久さんは「こりゃいいわ〜」を本当に笑いながら歌ってるので、その笑いにつられて笑っちゃうんですかねぇ。本当に、つられて笑っちゃうぐらい幸せで楽しそうな笑い方だと思いますよ!
あと、オマケで他の『きゃべつ』収録曲での石川さんの活躍もレポートしておきます。
「きみしかいない」では基本的には淡々とパーカッションを叩いていますが、この曲で一番盛り上がる知久さんと柳原さんの「ぶぅぅ〜すぅぅ〜!」の部分では、物凄い勢いでパーカッションを叩いてますね。全体的に静かな曲の中で急に激しいパーカッションで不意打ちしてくる所に石川浩司の本質があると言っても過言ではありません。
僕的には柳原曲の中での一推し曲「ぼくはヘリコプター」では、石川さんの合いの手?っていうかセリフ?がいい味出してますね。「こりゃ、かなわんわ!」「ふあ〜ぁ〜.....」石川さんの合いの手にはなぜか真似したくなっちゃう中毒性があります。あと、この曲でのパーカッションは、やっぱり歌い出しにズダダダダ!ってくるスネアドラムの音が気持ち良いですね。
たまの曲の中では唯一の子守唄(?)「おやすみいのしし」にはやっぱり石川さんの絶叫が不可欠ですね。歌詞カードでのこの曲のクレジットには「石川浩司:Percussion&Backing Vocal」となっていますが個人的にはこのクレジットは間違いで、本来は「石川浩司:shout&Percussion」なのだと思っています。
「おやすみいのしし」から間髪入れずに始まるのは「とこやはどこや」。8〜10番目の曲は、たまの明るさが前面に出ていて楽しいですね。でも、実は僕、この曲はたまの明るい曲の中でもかなり悲しい曲だと思います。だって、「とこやでくらしたい」と切実に願っているだけの男の歌なのに、なぜか「いくじなしだとののしまれ めめしい奴だとさげすまれ」...、最終的には「僕のとこやがどこにもない」という絶望的な状態に陥り、海、山、北半球、南半球などを探し回るも見つからず、曲のラストになっても見つかることはなく、石川さんの絶叫「とこやは、どこやーーーーーーーーーーーーー!」で終わってしまうのですから、まさにバッドエンドです。ですが、そんな悲しい曲の中にも彩りを入れてくれるのが石川さん&知久さんの元気兄弟。「とこやはどこやーー?」「とこやはどこですかーーーーー?」とバックでお二人がふざけまくる曲の中盤には、思わず笑ってしまいます。悲惨な歌なのに...。
と、いうことで、石川曲が少ないのだけが残念でしたが、『きゃべつ』は素晴らしいアルバムでした!以上!(夜羊歯ミナト)
(本人より)これは基本的にイギリスのオックスフォード近郊のマナースタジオという場所での海外録音盤だね。古い中世のお屋敷を改造した宿舎とスタジオで、幽霊に悩まされたんだよねー。
たまのアルバムの中では比較的地味な感じだけど、いいアルバムだよねー。
ちなみに同時発売になった同じタイトルの「きゃべつ」というたまの写真集、同タイトルにした方が売れるだろうという出版社の意向でそうなったんだけど、俺が考えたタイトル「老後の楽しみ」は本の裏表紙に小さく書かれている。
『「たま」という船に乗っていた』
たまにハマったのは良いものの、まだ石川さんの名著『「たま」という船に乗っていた』を読んでいなかったことに気づき、図書館で借りて読んだ。増補改訂の無い最初のバージョンだ。石川さんはこの本の中で石川さんの頭のメモリ容量は「フロッピーディスク1枚分」くらいだと言っているが、確かにこの本のページ数や文字数などを見るとフロッピーディスク1枚分に収まるような気もするが、その一つ一つの出来事に対する石川さんの思いを含めたら、とてもフロッピーディスク1枚には収まらないような気がした。それほど深い(と言っても、現役中学生の僕にはフロッピーディスク1枚の容量がよくわからないのだが)。柳原さんの脱退など、重要なことをあっさり流しているような気もするが、これは、石川さんがあえてそう書いたのだろう......たぶん。あっさり流している事で、逆にその事の重要さが伝わってくる...ような気もする。
あと、もう一つビックリしたのが、終わり方だ。僕はこの本を読んだ時、275ページで本文は終わりなのだと思い込んでしまい、「知久くんも行ってしまった Gさんも行ってしまった」の文を読んだ後にあとがきの「デキソコナイの行進」にいきなり行ってしまったのだ。こういう終わり方もありだな...となんか納得してしまったので、別に違和感は無かった。だが、その後本をペラペラめくっていて気付いた。「ん?なんかまだ文章があるぞ?」すぐに読んだ。こんな文だった。「俺はひとりでちょっとそこに佇んで、久しぶりに、本当に久しぶりに一人で道を選んで歩き始めようとしていた。すると、「ひとりじゃないよ」 妻が、いつのまにか俺の横で、笑って、立っていた。」.....結局ラヴ・ストーリーかィィィッ!! ズッコケた。この本を読んでる途中から、ラヴ・ストーリーとか恐怖体験とか書いてるので、「ん?売れようとしてないか?」とちょっとだけ感じていたのだが、やっぱりちょっとは売れようとしてたんだな...って感じた。文章とか語尾で思いっきりふざけてるくせにここだけは最後まで律儀だな.....。と半分冗談半分本当に思った。でも、これは仕方がないっすよネ....。出版社から色々言われちゃうんスよね....。
でも、石川さんが奥さんのことが大好きなのは分かった。それは良いと思った。(夜羊歯ミナト)
(本人より)フロッピーディスク1枚で昔は「動く絵本」なども作ったりしたけど、曲で言えば3分の曲が1曲すら入らない容量だね。
それはともかく、よく妻を出してきたことに気付いたね。これは元々僕はバンドだけのことを書いたのだが、編集者に「女を出せ!」と言われたのだ。それによって本の重みがグッと変わるからと。しかし「女を出せ!」と言われても女性は妻以外にはほとんど知らないので妻を出すしか無かったのだよねー。
今後は解散後のことも書いてある「増補改訂版」も是非読んでおくれ。そして今度はなるべく買ってね〜!(笑)
パスカルズ 久美浜公演
ようやく行って参りました、パスカルズの公演へ。
久美浜は家から遠かったものの、行けなくも無い距離だったので早速チケットの予約を行い当日を楽しみに待ってました。
そして当日、悪天候だったものの安全運転で目的地の寺まで行きました。
寺の中は本当に広くて、私が来た時には既に沢山の方々が待っておられました。
そして若い番号順から会場へと移動し、私はメンバーが見えるようにとなるべく真ん中の前の方へと席を確保し、開始時間まで軽くソワソワしつつ待っていました。
そしてパスカルズの皆様が続々と奥から現れた瞬間めちゃくちゃ興奮しました。
そしてなにより、石川さん、そして生で見るのは初となる知久さんを直接見てその興奮は最高潮に達しました。
が、残念なことに知久さんの座ってる場所がちょうど私の席からだと大きな柱のせいで全然見れなくなってしまいました。
とはいえ、曲を直接聴けることには変わりないので気持ちを直ぐに切り替え楽しんでいきました。
今回の公演は前半と後半に分かれており、前半は心地よく故に思わず眠ってしまいそうになるほどの静かな曲、後半はそれとは打って変わって激しく最初から最後まで興奮してしまう程の曲で構成されていると気付き、構成が素敵だと感じました。
特に後半の中頃の曲でメンバーの一人がチェロをまるでギターを弾くかのように扱ってる姿を見てすげぇ!となりました。チェロに触れたことは無いですがあれ絶対に重いだろうなと。それでも重いというのを感じさせずに長々と弾く姿を見て驚きました。
あと知久さんの生歌も初めて聴きましたが、そろそろ還暦というのに全く変わりないあの独特な声質で歌っているのに驚き、そしてどこか懐かしい気持ちになりました。
ちなみに、パスカルズの曲の中で唯一どんなメロディなのか知っている「凪のお暇」のテーマソングが意外なことになかなか演奏されないので今回はやらないのかなと思っていたのですが、アンコールで遂に演奏。アンコールで演奏するとは全く思ってなかったのでこちらも驚きと嬉しさがいっぱいになりました。
そういえば感動した話がありまして、会場には小さなお子様もそこそこおりその子達はパスカルズの演奏中、時折はしゃいでおりました。
そこで親御さんが周りの人の迷惑にならないようにと思ったのか、その子を抱いて退席しようとしたところ、メンバーの方々が「出ていかないで」と優しい声で呼びかけていました。
そこで私はパスカルズの皆様はなんて子供達に寛容なんだろうと感動し、パスカルズの好感度が私の中で爆上がりしました。
そして全ての演奏が終了後、私は石川さんに野菜と果物のジュースを私そのまま2時間かけて家に帰っていきました。(ラメール・ローラ)
(本人より)お寺は柱が多いので誰かが見えない席もあったようだね。でも一回行けば上手(舞台右手)の方に知久君や僕がいるので、次回はそこが見やすい席を取れるといいね。
「凪のお暇」以外にも他の映画やテレビドラマの曲なんかもいっぱいやったのだけど、それはお客さんがどれを観ているかは分からないから、人によって「あ、この曲知ってる!」が違うのかもね。
缶ジュース、おいしくいただきました。ありがと!
一日の計画表
先日、たまたま暇が生まれたのでこれはいい機会だと思って自室の本棚からたまの「ひまのつぶしかた」を引っ張り出した。ぱらぱらとページをめくるなかで、目に留まったものは「25,小学生になったつもりで一日の計画表をつくる」というものであった。成程これはいい暇つぶしになりそうだと早速取り掛かろうとしたその瞬間、思わず鉛筆を持つ手が止まる。
「ん?何かがおかしい」
私は見本として掲載されている、たまの四人の計画表をまじまじと見つめ、そして知るのである。夜が眠るためにあるものではないことを。
そう、この本の中の彼らは夜に眠るということをしていないのだ。これは私の中のステレオタイプを不意打ちに破壊した。そして彼らは好きな時に眠り、好きな時に目覚め、好きな時に遊んでいる。各々が自分の思いままに行動をする、まさしく小学生のように素直な計画表なのである。
私は、そんな風に気ままに生きる彼らの計画表を見て人生の本質を垣間見たような気がした。なんだ、人生って外が明るいとか暗いとか、案外関係ないのかもしれない。夜中に飛び出してラジオ体操をしてもいいのかも知れない。そして、私は白い紙に長い長い棒グラフを描いて「AM5~PM1ねる」と意気揚々と書き込んだ。(ねこまる)
(本人より)特に仕事のメインがライブの俺たちだと、普通の社会人が9時から17時が基本の仕事時間だとしたら、ライブミュージシャンは15時から23時がそもそもの仕事時間だからね。帰宅時間が夜中1時を過ぎることもしばしば。まー、特殊な仕事だね。
今後もこの本を活用してお話し聞かせてくださいな〜。
2024/9/28 山形県かみのやま温泉 武家屋敷ライブ
ある日インフォメーションを覗いてみると、我が東北に石川さんがやって来るという報せが。しかも開催地は、温泉街とのこと。これを読んで、僕はいてもたってもいられなくなりました。
というのも、実はここ最近是非とも行きたかったのが、温泉街だったんですね。世の中でコロナがそれほど騒がれなくなり、感染症の話題に敏感なうちの職場でも、個人の遠出に対してとやかく言われなくなってきました。ならば是非とも温泉に行きたいなあと思い立っていたところに、この報せ。渡りに船とはまさにこのことでした。早速予約したのは言うまでもありません。
今回の会場は武家屋敷。たどり着いた先は、なるほど風格に満ちたお屋敷でした。後にMCで「どこからか忍者が出てきそうな雰囲気」と言及されていましたが、確かにそんな感じがする、厳かな雰囲気がありました。
なんとなく緊張した空気に包まれながらも、いよいよ開演。
篠笛とパーカッションのセッションとは果たしてどんな感じなのだろう、と思っていましたが、あらかじめ用意されていたオケの音源に、お二人の演奏を合わせる格好でした。
そして、今回共演された藤原雪さん。ポスターの写真を拝見する限りでは、クールビューティーで物静かそうな印象を受けたのですが、実際に拝見したところ、話好きで気さくなお姉さんという印象に変わりました。演奏されている最中も客席に語りかけ、さらにライブの途中でじゃんけん大会を開催するなど、パフォーマンスのあちこちでとにかく客席をもてなそうとされていることがよく伝わりました。篠笛の演奏も素晴らしく、何本もの笛を使いこなし、技術と表現力に圧倒されました。
石川さんのパーカッション演奏も、流石の一言。おもちゃ笛を吹き鳴らしながら客席に乱入したり、そうかと思えば日常クイズに出題された通りガラス戸をガタガタ鳴らしてみたり、さらには「泣いた赤鬼」というエモーショナルな一曲でしみじみとした朗読を担当されたり。自由奔放ながら、目にも耳にも楽しいパフォーマンスはやはり素晴らしいなあと思った次第です。
この日の選曲は、藤原さんのオリジナル曲やYMOの東風などのカバー曲が中心で、石川さんゆかりの曲はなし……と思いきや、アンコールで「さよなら人類」が! この時ばかりは、今までずっと篠笛を吹いていた藤原さんがトイピアニスト兼ボーカリストとなり、石川さんのパーカッションに合わせて演奏&歌唱されていました。
ちなみにこの時使用されたトイピアノ、開場当初からずっと置いてあったんですね。果たしてどこで使うのかしらとずっと気になっていましたが、まさかここで使うとは!
お馴染みのメロディーにお馴染みの「着いたー!」が響き渡り、この日のライブは無事終了。
その後開催された懇親会でもお二人のサービス精神が存分に発揮され、僕もついつい、取るに足らない話をあれこれさせてもらったのでした。
かみのやま温泉、そこそこ近場でずっと気になってはいたのですが、なかなか縁に恵まれずに行けずじまいでした。今回、とびきりの縁ととびきりの楽しさを手繰り寄せることができ、かように素晴らしい経験をお土産とさせてもらいました。そう遠くならないうちにまた行ってみたいな〜。(たちつ亭と〜助)
(本人より)藤原雪さんは元々ラジオ番組に出た時にその番組のパーソナリティとして知り合い、たま好きだということで、その後彼女が手伝っているひきこもりの施設などで演奏させてもらったり、去年は京都のお寺で今回のようなセッションもやらせてもらったりしてる。ネパールでは音楽教師もやっていたことがあるというので、是非いつかネパールで演奏しましょう、という約束を夢見てる。そして確かに美人だけど(山形の観光大使)、実際はかなりの天然キャラなところもあって、愛される理由だよねー。
1990年代を象徴

たまのことが滋賀県の琵琶湖博物館に載っていました。1990年代を象徴するもの、という感じです。(おたえさん)
(本人より)「さよなら人類」ならわかるけど「オゾンのダンス」を持ってきたのは選んだ人の趣味がかなり入ってるね。1990年代もだんだん遠くなってきちゃったんだなあ...。
宣伝の歌
「宣伝の歌」作詞・作曲:石川浩司 石川浩司 with 原田高夕己
youtubeの動画で、石川さんがオリジナル曲を歌っていただいているだけでなく、原田先生もランニング姿でがんばってます。いつものハンチング帽でなかったので一瞬、誰?と思ってしまいましたが(^^;
これは、誰でも見ることができるものでは無く、発売当時、紀伊国屋書店で『「たま」という船に乗っていた らんちう編』を買った人への特典で、レシートに印字されたQRコードを読み込むと限定配信動画が鑑賞できる!というもの。
で、先ほどは焦りました。久しぶりに「らんちう編」を開いたら挟んであったレシートが色あせてQRコードが読み込めなくなってしまったのです。「あー、もう見られないのかあ、1回見たけど、どんな内容だったか忘れてしまったなあ…」と残念な気分になっていたのですが…
…「そういえば!」とスマホのQRコードリーダーアプリを開いて履歴を確認したら、読み込んだyoutubeのアドレスが無事残っていまして、ほっとしました。それで、うっかり忘れないように消えないようにブックマークに登録しておきました。で、これは「宣伝の歌」というタイトルですが、「たまという船に乗っていた」の宣
伝の歌ではありません。というか、もうその本を買った人への特典なのであらためて宣伝は必要ないですよね。
石川さんが奥様の誕生日に『ポーの一族 豪華愛蔵版』をプレゼントしたことをはじめ「紙の本はイイよ!本屋さんは楽しいよ!」ということを歌っています。
今日のニュースで「出版業界。赤字企業が増加。倒産・廃業も増加。」と言ってました。「宣伝の歌」では紀伊国屋書店さんをはじめとする書店や出版社の皆さんへのエールを感じます。私も、本屋で本を買うという営みはなくせないと思いました。
とはいえ、これからは、紙は紙、ネットはネットではなく、このQRコードの特典企画のような紙の本とネットをリンクするような取り組みも必須なんだろうな、とも感じました。
そもそも『「たま」という船に乗っていた』は石川さんのホームページに掲載されていて、それで私も「たま」と出会えたし、漫画化にあたってもクラウドファンディングが試みられ、そのときは頓挫したけれども、原田先生が手をあげて出版社も決まっていない状況からツイッター連載、webアクション連載とつながっていったわけで、ネットをうまく使って、作品が形になって世に出てきた好事例だと思います。
ネットで作品を認知し、本屋さんに行って楽しみ、紙の本を買い、ネットでおまけのノベルティを楽しんだり、SNSで感想を言い合ったりと、それぞれの良さを生かしながら、ネットとリアルを行き来するような楽しみ方ができる時代になってきているんだなあ、ということを、あらためて思ったところです(kobataka)
(本人より)これを観た(聴いた?)人がどれだけいるかはわからないけど、オファーがあったので作って歌ってみました。「サビがくせになりました」と言われたこともあって、ちょっと嬉しかったな。思いを歌にこめました。
「石川浩司の相棒 塩ビタミンゼリー レモン味 1kgボトルタイプ」
今年は、あまりにも暑すぎたよ。先月、夏祭りに差し入れしなければならないシチュエーションがあったので、何か飲み物でも買おうかなあ、でも人数分買うと重すぎるしなあ、と思っていたところ、「そういえば!」とこの商品を思い出して、1つ注文して、持っていってみました。
結果、みんな食べてたけど、半分くらい残ってしまった。
ゼリーは美味しいけど、袋をしゃぶるようにして吸わなければならないし、結果、袋に唾液が残ってしまうので、最近の公衆衛生にうるさい風潮では敬遠されてしまったかも…
公式オンラインストアのレビューに回答してようとしたら、すでに「石川さんのケースが欲しくて購入しました」と、書いている人がいた。でも、私もそれ以上の理由はないんだよなあ、同じこと書くのもいかがなものかなあ、と悩んでしまった。
次回は、凍らせて食べてみようかと思います。 (kobataka)
(本人より)サンキュー! そして是非「僕も石川さんのケースが欲しくて購入しました」と書いてくれいいいっ! 俺に人気があるように見せてくれいいいっ! 頼んだぞっ!
この夏の最後に
2024年8月11日(日)、12日(月) 埼玉・秩父 不動の湯 ホルモン鉄道温泉1泊ライブ
去年(2023年)にも山梨県でホルモンの温泉1泊ライブはあったそうですが、残念ながら行く事はかなわず。
しかし、今年は埼玉県内の秩父市にて開催されるとの事。私の町からも行きやすいので胸が躍りました!!
9月3日(火)現在、すでにズミ天さんがレポートを寄せられていますが、私も書いてみたいと思います。
このライブに限らず、私はライブ会場を下見する習慣があり、7月の前半に行って参りました。
電車にはあまり乗らないので、ちょっと胸が躍ります。西武秩父駅に到着し、交番に道を聞きました。ろくに方向感覚も分かっておらず、聞いて正解。またお巡りさんから「歩いて行く距離のところではない」とまで言われましたが、とりあえず歩いて行く事に。
秩父の街も飲食店や各種チェーン店も豊かにあり、田舎の町もこんな風に変わっていくのかと、感慨を受けました。おもちゃコーナーのあるBOOK-OFFがあり、帰りに寄ろうと思いました。
大野原交差点という所で右折するのですが、その交差点まで結構な距離があり、秩父鉄道の駅を見つけ本番の時はここを使おうと思いました。
右折してからは割と田舎道。川を渡ったり、個人商店で買い物をしたりしながら、会場に近づきます。道端に会場の宿の看板があり、結構知られている所なのかと思いました。会場の近くの草むらからは、夏の虫の声が聞こえ、私の好きな映画の舞台をイメージさせてくれました。
宿の入り口から受付に入ったのですが、誰もいる気配がなく、そのまま帰ってきてしまいました。帰りもブックオフに寄るために歩いていきましたが、あまり面白いものはありませんでした。
本番の日は日曜日!!夏の行楽日和で何かと楽しい雰囲気でした!!
西武秩父駅近くの御花畑駅(秩父鉄道)はまさしく観光スポット!!
立ち食いうどん屋や近くのお店の古びた感じが雰囲気抜群でした!!
秩父鉄道のSLも観る事ができ、まさしく楽しみ全開!!!
程なくして宿につき、ライブの参加者の方たちとも合流。私も浮かれあがって、自販機でジュースを何本も買ってしまいました。
温泉の泉質も何だか良い感じ。年寄りよりも、若めのご婦人に合うとの説明書きも納得できました。
宿の方たちが食事の準備も始め、徐々にムードアップ。焼肉やお刺身などおいしい料理が並びます。
ライブが始まる前にお食事。石川さんの「いただきます!!」の掛け声が感じがよかったです!
やがてライブが開演。ホルモン鉄道の新曲や3人のソロコーナーも交え、楽しく時間が流れました。
「夏のお皿はよく割れる」「境鉱泉」、そして「ムーンライトアポロララバイ」はちょっと癖になりました。
ライブの後の歓談会も皆さん全開!!午前4時ごろまで話し込んでいても、時間がとても速く流れました。
翌日、朝食前に風呂に入り、そして朝食も楽しめました。恒例の朝の散歩では、目つきのおかしい不動明王の像を眺めたり(着イッター〈35〉2024年8月13日)、川べりを散歩したりしました。
最後は集合写真を撮影し、解散。宿の方にマイクロバスで西武秩父駅まで送っていただきました。石川さんにご挨拶できなかったのが少し心残りです。
ホルモン鉄道のライブも5年以上行っていなかったでしょうか。
石川さん、大谷氏さんに会うのもこれで最後と覚悟を決めてきました。
割と淡々と時間が流れて今に至るけれど、こうして思い出すととても楽しい思い出です。
このライブの直後に、刑務所が出てくるマンガを読んだのですが、刑務所と比べるとこのライブは、この世で一番楽しい人たちが集う楽園のように思えました。本当に楽しく尊い時間。またこのような時に出会えますように (Sankaku)
(本人より)おおっ、嬉しいが「石川さん、大谷氏さんに会うのもこれで最後と覚悟を決めてきました」は何故だっ?ホルモン鉄道は解散しないし、来年正月にはMANDA-LA2で新春ライブやる予定だぞっ!も、もしかしたら俺か大谷のどちらか、もしくはは両方が死ぬのか!?よっ、予言が怖いっっっ!
たまのCDとの出会い
2024年現在、たまのオリジナルアルバムCDもレア物が増えてきているように思います。
最初の3作とベストアルバム【〈さんだる〉〈ひるね〉〈きゃべつ〉〈まちあわせ〉】は復刻もされましたが、東芝EMI、パイオニアなどの品物は、中古販売店でもプレミア価格になっている様子が見受けられます。
2002年にたまに出会ってから、私もたまのアルバムを手に入れられたのは、不思議な巡り合わせが多かったです。
ひとつひとつを振り返ってみると、
「犬の約束」--ネットの中古店でゲット。なんとお店に配布されるデモ盤でした。ジャケットの皆さんの笑顔が素敵です。
その後正規版を、埼玉県ふじみ野市のお店〈中古店〉で手に入れました。
「ろけっと」ーー近所のTSUTAYAでゲット〈Q盤、新品〉。これはあまり中古では見かけませんでした。
2024年現在「駿河屋」というネットのお店では、プレミア価格7500円也‼
「たま」--最初は図書館で借りました。この頃はこのアルバムの重要さも分かっておらず、西新井大師前の演歌専門のCDショップで手に入れました。これもネットショップではプレミア価格になっており、危うく見逃すところでした。
「パルテノン銀座通り」ーーこれも新品で手に入れました。どこで手に入れたのかは覚えていません。たまのサウンドが大幅にイメージチェンジした1枚。
この頃は、たまというアーティストが、自分にとってのライフワークになるという認識は少し乏しく、「まあ、その内に手に入れよう」などと思っていた所もあったかもしれません。
先述したように、物によってはプレミア価格になっている物もあるので、本当に何とも言えない気持ちです。
その後、パスカルズや大谷氏さん、斉藤哲也さんのCDも巡り合わせもあって、上手く手に入れられました。
これからも、私の音楽人生に鳴り響いて行くものであることを祈るばかりです。 (Sankaku)
(本人より)メジャーのCDを発売するかどうかの権限は俺たちには無いんだよねー。すべて各レコード会社が「まだ売れる」と思ったら再販や復刻するし「出しても売れない」と判断されたら、メンバーが何を言おうが発売されない。それが商売であるレコード会社というものだからね。
それもちょっとあって自分たちの「地球レコード」を立ち上げた。これなら自分たちの采配で発売できるからね。ご存じとは思うけど、たまのオリジナルアルバムの半分は地球レコードから現在もほぼ発売中。もっともレコード屋さんに流通は少ないので、ニヒル牛やネット通販が主だけどね。時々勘違いされて、まだ地球レコードで新品を発売中なのに、もう解散してるから販売してないと勝手に思われて、ネットオークションとかでプレミア付きで高く買ってる人。おーーーーい、まだまだ地球レコードのアルバムやDVDは絶賛発売中だよおおおっ。買っておくれいっっっ!
こどもアートアドベンチャー2024
谷川賢作さんと石川浩司さんが出ると聞き、居ても立っても居られなくなり僕は練馬に向かいました。子供イヴェントなので親子連れが多かったのですが、親子連れではない人もちょくちょくいました。10時台からやっていたとは知らなかったので昼からしか見ていませんが、石川浩司さんと少し話ができて嬉しかったです。谷川賢作さんがメインのライヴは朝にやっていたので見られなかったのですが、谷川さんに「言葉のつながりを崩さない作曲をされていてすごいです」と伝えることができたので良かったです。
やはり多人数で奏でる「ガウディさん」は圧巻でした。ライヴペインティング時のインストゥルメンタルセッションではギターのテイストがジョニと全然違うにも関わらずなぜかジョニミッチェルを彷彿とさせるサウンドになっていて面白いと思いました。
PAがかなり良かったということを練馬区の担当者の方に伝えたので、僕の思いが音響技術者の人にも届いていたらいいなと思いました。(Kotosan Dog)
(寸評)このイベントは版画家の蟹江杏さんがメインの企画で、もう長く続いてるね。そもそも彼女と初めて一緒に仕事をしたのが20年前で、その時は彼女はアングラ芝居の裏方として新宿ゴールデン街でバイトをしながら舞台美術をやっており、俺はその芝居に役者として出ていた。そして今、彼女は美術家として引っ張りだこになり、全国のデパートなどで個展をして周り、最近は小説家としてもデビュー。超売れっ子となってる。誰がいつ売れるか分からないのが音楽や美術の世界。でも今でも昔と変わらず気さくに友達として付き合ってる。面白いなあ。
荻窪ヒッターズ 5周年記念ライブ
仕事が終わり ラーメンを啜り 横浜駅から新宿経由で荻窪駅へ
実は 西荻窪は何回もいったのに荻窪駅は一度も降りたことがないのだ
途中 ドトールでタバコを吸い 一緒だったおばちゃんと世間話をして 向かうは荻窪ルースター
ここは迷わなくていい だって一本道だもの
店員さんも優しく 「狭くてごめんなさいね」と何度もおっしゃってましたが 狭いのがいい 小さいのがいい というのは確実にあると思います
さて ライブ といきたいところですが これがなかなか始まらない
実は荻窪ヒッターズの3名は外でお食事をしていたのだ。
しかし ものすごい豪雨により 歩いて帰れないという自体に。
急遽タクシーに乗って(それでも三十分待ちとかだったらしい)石川さん 大久保さんが
そして傘を差してパラダイス山元さんが遅れてやってきました。
さて今回のライブ やはりトークがメイン
ラウンジ○○○(自主規制)やら 大久保さんアトランタでのライブ鑑賞でのできごと 帯状疱疹トーク タイと日本のガリガリ君の着ぐるみの元気の差 etcetcそして ヒットヒッターヒッテストの荻窪ヒッターズのテーマなど 書ききれない そしてこれは ライブレポとしてあるまじきことではあるが 見にきた観客だけの秘密トークばかりでした。
ちなみに客席には たこやきなんぼマンボなどの作詞でおなじみ もりちよこさんがいらっしゃいました
その裏話もおもしろったです
2部は 牧伸二のバーゲンセール…ではなく荻窪ヒッターズのフリーマーケット という名のオークション
○○○の○○○やら○○○の○○○ パラダイス山元さんのTシャツコレクション(ぶっちゃけ これしか言えません)など
私は XLの服が欲しかったので 山元さんのTシャツコレクションなどを中心に落札しました
珍品としては 山元さんのパーカッションの皮 家から出てきた美術教師の絵など
終演は22時 終電が近い人優先で写真撮影会が行われました
私はぶっちゃけ 電車1回乗り換えるだけで帰れるので タバコを吸いながら(このレポートだけで何回喫煙シーンが出たことだろう。でも 私に一度でもあった人は私がヘビースモーカーなのは知っている…) ゆっくり写真撮影
実は大久保ノブオさんとは 藤岡藤巻さんのYouTube配信でゲストとして出演した際 スパチャと共に「次の荻窪ヒッターズ行きます」と宣言してたのだ。
そしてその事を話したら 覚えててくれた!!嬉しかったです
そして写真撮影後 石川さん 大久保さんとちょっとお話。
石川さんと私の未来のことなどを語り合い 終電が迫ってきてたので きりよく場所をあとにしました
トーク 抜群におもしろい(これは生で聞いてほしい!!)
何度腹を抱えたことか
またお金貯めて行くからね!!
皆さんお体お気をつけて!!(カルロスイベリコ豚ことズミ天)
(本人より)なんたって大久保さんはワハハ本舗、パラダイスさんも元吉本興業所属と、ふたりとも生粋のプロの芸人だからねー。俺だけ素人...。しっつれいしました〜。
この日は初めて金物日用品(鍋やボールなど)だけで演奏した。これはこれで楽しかったな〜。
秩父 ホルモン鉄道 一泊旅行ライブ
さて 真夏の暑いところ、今年もやってまいりました。
場所は西武秩父駅から歩いて一時間半(らしい。歩いてきた友人がいっていた)
不動の湯
懐かしい情緒のある温泉宿。
到着すると、すぐにSさんが
風呂に入ってまったりしてるとゾロリゾロリと参加者や石川さんが。
そして大谷夫妻は、代車で道を間違え、待ち合わせ時間にちょびっと遅刻。
プカプカとタバコを吸いながらおしゃべり。
お食事はお刺身、てんぷら、豚鍋とおいしいものぞろい!!
そして そのあとはお待ちかねのホルモン鉄道ライブ!!
セトリはほかの方も書かれるでしょうから省略。
でもハプニングあり、歌詞忘れありなど、やっぱりライブだなぁ・・・としみじみ。
ライブ終了後は無論、酒盛り。
持ち込んだブラックニッカや友人が持ち込んだいいちこ、そして電気ブランなんておしゃれなものまでいただいてベロンベロン。
熱い議論から深夜だから話せることまでいろいろお話させていただきました。
気が付きゃ時間はもう4時 タバコ吸いに行ってる間に解散してたので私も寝ることにしました。
翌朝 食事後お散歩。
不動明王やら打ち捨てられていたレーザーカラオケの機械、そして瓶のコカコーラ自販機なんかも。
そして記念写真を撮り、旅館のご厚意でマイクロバスで最寄り駅まで送ってくださいました。
非常にありがたかったです。
来年も参加できるといいなー(ズミ天)
(本人より)毎年「大人の修学旅行」って感じだよね。でも本当の修学旅行と違うのは、なんでも自由、そして酒をしこたま飲んでお喋りできること!
俺も去年の反省で、あまりゆっくり話したこと無い人たちともじっくり話しができた。
ライブもマイク無しの生音生声なので、客席も乱入し放題で楽しかったなー。常連のお客さんも多いと思って、なるべく即興要素も強めに入れました〜。定番が見たい方は次は正月にMANDA-LA2でホルモン鉄道やる予定っす。よろしゅう〜!
窓ぎわのトットちゃん〔2024年8月、ケーブルテレビにて鑑賞〕
1981年出版された総出版部数2500万部の黒柳徹子著の大ベストセラー自伝的作品の2023年制作のアニメーション化作品。我らが石川浩司さんが、東急大井町線の自由が丘駅の駅員役として声優で出演している。
物語の舞台となった私立の小学校のトモエ学園のことは、この作品が出版される1981年まで知らなかったが、母方の実家のすぐ近くにあり、身近な環境として原画はとても懐かしく接することができた。
それと、このアニメーション作品の最大の特徴としては、トモエ学園の教育の根幹をなしていた「リトミック」と、それを開発したエミール・ジャック・ダルクローズ、および日本でその教育に携わった小林宗作にスポットを与えていること。小説としては表現不可能な音楽的表現を、アニメーション映画として表現していることに感心させられたのであった。
「リトミック」とは、20世紀前半、ドイツにて始まった。音楽教育の中で、体感的に身に着けていくための情操教育、芸術教育を重要視しダルクローズは、そのために楽器の演奏訓練を早期から闇雲にやらせるのではなく、音を聞き、それを感じ、理解し、その上で楽器に触ってみる、音を組み合わせて音楽を作ることの楽しさを身体全体で味わわせ、その喜びの中で、音を出し、奏で、そこから旋律を作っていくことへの興味と音感を育んでいこうとした。私は「窓ぎわのトットちゃん」と同じ頃に「リトミック」に出会い、作曲家の伊福部昭の作品からこのジャンルの音楽に入っていったものだった。このリトミックが映画の中で中心的主題として出てくることに非常に感心した。
蛇足ではあるが、トットちゃんが最初に通っていた公立小学校の赤松小学校は、私の伯父が音楽教諭を勤めており、第2次世界大戦中、学童集団疎開で児童が疎開していた時分、児童不在の小学校を戦禍から守るため、駐在していたことを母から聞いたことがある。大岡山や北千束界隈に母の家族が一時期住んでいたので黒柳家とは非常に幼い頃から親しげな存在であった。(波照間エロマンガ島)
(本人より)これを観て「ブルジョアジーの話は真っ平ごめんだっ!」と言っている人がいた。確かに一見上流家庭のように見えるが、当時(昭和初期)の人に聞くと「いやいや、せいぜい中の上程度」ということで本物の上流家庭ではまったく無いとの指摘。もちろん貧乏な暮らしの人もいただろうが、それは今も同じ。昭和初期の平均的家庭は思っているよりもいい暮らしをしていたのだ。なんなら、令和の今より豊かだったかもしれない...。