ザ・レポート(44)
今まで石川がかかわってきた全ての活動、つまり「ソロ」「パスカルズ」「ホルモン鉄道」等のライブ、CD、ビデオ、またテレビ、ラジオなどのマスメディア、演劇、書籍、ニヒル牛、コレクション、すごろく旅行、このホームページ、その他とにかく俺がかかわってきたありとあらゆる表現活動の感想、評論、思い出等を募集します。
既に何かに発表したもの(ミニコミ、ミクシィ日記、ホームページ、掲示板等)の再録も自分で書いたものであれば0Kです。批判やお叱りももちろん構いません。他の人のプライバシーの侵害や、特殊なケースを除き、基本的に全て採用します。何についてのいつのもののコメントかをなるべく分かりやすくして、メールにて題名「レポート」でお願いします。おおよそ10行程度まで5ポイント、それ以上は10ポイントです。裏話等や本人のそれに対する意見や感想なども付けていくつもりなので、気軽に応募して下さいな〜っ。
例えば俺本人も知らない「こんなとこに載っていた」情報及びその感想とか「すごろく旅行を実際やってみた思い出」など俺にインスパイアされたものでもOKですよ〜ん。
2019年9月29日 服部緑地レインボーヒル
行ってきました服部緑地レインボーヒル!!
去年は台風で停電になったり気がなぎ倒れてたり大変だった、というのは知っていたし、パスカルズはじめめちゃくちゃ豪華なミュージシャン(私的に)が出演してるので心の中で応援してはいたのですが、今年は石川浩司+滝本晃司+知久寿焼が出演する(しかもパスカルズも友部正人さんもふちがみとふなとも!)ということで、これはもう行くしかないと心に決めました。
雨予報だったのに、行ってみればずっと晴れ☀
暑かったー。
ついかき氷食べちゃうよね。
浮かれて練乳トッピングしちゃうよね。
ステージはもうほんとに豪華でした。
席に座ってひと息ついたと思ったらもう滝本さんの出番。
油断できない…
滝本さんの2曲ぐらい(記憶はあいまい)のためにグランドピアノが出てきたことにびっくり。
ああ、でもあの『サーカスの日』は本当によかった…
それにしても滝本さんの時に、あんなけだるい感じの歌なのに、なぜかステージ前に幼児たちが集まってきて走りまわったりしてたのが謎でした。
すんごーく久しぶりの人に会えたり、SNSで話してたけど初めましての人に会えたりで、それも楽しかったなぁ。
暑さでぐんにゃりしてた時、「あのベースは!?」「もう!?」って会話が聞こえてきて、あ、これは出てくるなと思ってステージ前に向かったら案の定出てきた元たま3人。
ベースでわかるのか、すごいなたまファン、と思っておりました。
それまでセッティングも素早く巻きで進んでたのが、3人が出てきたらなんだかのんびりした空気になった気が。
電動ポンプで風船をふくらませる滝本さんとそれを見守るファンたち… 『ラッタッタ』で「おしり、まっぷたつ」の後に知久さんが間違えて「もう一回」って言うと石川さんが「え〜」と言ったけど有無を言わさず知久さんが「細頭名人」と言って再開したり、『ぎが』で、知久さん→石川さん→滝本さん、と順番で失敗したり、と色々あったけど(むしろファンとしてそこも喜んでる)、やっぱり3人がそこにいるだけでニコニコしちゃいます。
愛してるよ。
滝本さんがベースを持ってからは、もう「たま」だって言うしかないような、そんな演奏でした。
最後に「時間がまだあるからもうちょっとやってもいいみたいだけど僕たちのために貴重な電力を使うわけにはいかないから」って、あんな広いとこで『まちあわせ』を生声生音でやるのもたまらしい☺ その後にもいっぱい面白い人たち出てきたんだけど、ここまででもめちゃくちゃ長いよね…
ソラミミスト安斎肇さんは遅刻してきたけど、「安斎さんにしてほしいことルーレット(手動)」で決まったイラスト早描きで、サラサラっと描いたイラスト大盤振る舞いしてくれました。
DJ SUSHIの、曲に合わせて踊りながらお客さんの口に寿司を入れるという謎のパフォーマンスと、寿司を掴む前にちゃんと手袋をはめるという衛生面への配慮のギャップを楽しんだり。
ふちがみとふなとの時、ゲストが入ってLDKになるからLを呼ぼう、と「Lおせーよ」ってみんなも言おう、と言うのに乗っかって「Lおせーよ」って言ったら出てきたのが友部さんで内心「ひえぇ〜😱」となったり。
LDKの時、パスカルズのドラムの龍太郎さんも出てきたので「おやっ?」と思ってたら、だんだん他のメンバーも演奏に加わりだして、すんごい贅沢でした。
そして夕方、風が出てきた野外で聴くパスカルズの良さといったら…
『凪のお暇』のテーマ曲はこの日初披露だったようで、あの瞬間に立ち会えたことは本当に幸せだなぁと思いました。
最後は他の出演者も出てきて、これぞフェス!という感じのフィナーレ🎶
主催のせい子さんもすごく素敵な方だったなぁ。
松沢さんは最後キレキャラなのが謎だけど面白かった😂
集まった全員が音楽を愛して楽しもうとしてるのが伝わってくる、そんな素敵なイベントでした。
出演者やスタッフの皆さん、あの日あの場で会った皆さん、本当にありがとうございました。(うろたえ太郎)
(本人より)北海道から遥々大阪までありがとう。
ちなみにこの文章はFBで見かけたので「こっちに投稿してよ」と言って投稿してもらったものでーす。
同じイベントを観ていた人でも視点が違うと思うので是非レポート書いちくり〜。
たまむすび2019.8.29 https://www.tbsradio.jp/404537
聞きましたぜ旦那。やっぱラジオはいいでんなー。テレビより自由に話せてカットも無くおもしろい突然のハプニングもあるラジオ、好きです。
台本が作りこまれていた感じで、ちゃんとリサーチしていましたね。質問形式で「自分で飲んだやつ」とか「どこまで収集対象か」とか、何気なく話していて、ちゃんと基本的なことをリスナーに知ってもらいたいという台本でした。
Rさんが缶の後ろへ隠れて見つからないとか、空き缶の子供が付いてくるよとか、いいなー。
石川さんの付き合いは、空き缶、Rさん、カップラーメン収集、たま、どれが一番古いんですかねえ。
トムさんが「だったらビールの新缶が出たら送ってやるよー」とでも言えばよかったのに、と思ったところで、トムさんが一番好きなのは「キリン一番搾り」。やっぱこれですよねええええ。金曜日はいつも聞いていますよ(NACK5-79.5MHz)。
ドクターペッパーやルートビアが石川さんが好きというのは知ってましたが、香辛的な少し癖のあるドリンクが好きというのは初耳でした。
リンクの写真を見ると、トムさん凄い格好していますね。ラジオではサングラスでもしているのかと思った。(わいわい)
(本人より)大まかな台本があって要所要所は押さえるけど、あとはその場の流れを大事にしてる番組はA級。
せっかく話が乗って来ても強引に台本に沿っちゃい過ぎる番組もあるからね。
ちなみに同じTBSの「凪のお暇」の音楽をしていることをディレクターが知らなかったので、直前の打ち合わせで強引に情報を入れてもらいましたとさ。
懐かしの空き缶大図鑑/石川浩司
今年の3月に出版された石川浩司さんの最新著作。
タイトルには「懐かしの」とありますが、「カープチューハイウメ(2018年版)」など近年発売された缶も掲載されており、必ずしも懐古趣味を狙っただけの本ではありません。
この本を読み終えて最初に思ったことは、「ほとんど飲んだことないドリンクばっかりだった…」。自分が炭酸とお酒が苦手なために選べる飲み物が限られるというのもあるのですが、「あ〜あったねそんなドリンク」と思うことはあっても、実際「あっこれ飲んだことある!」というのは10種もなかったと思います。私ってけっこう保守的だったんだなーと気づかされました。
14ページの森永製菓「烏龍珈琲」には思い出があります。といっても自分で飲んだわけではありません。中学生の頃、お友達のゆりちゃんと下校していたら道端に「烏龍珈琲」の空き缶が落ちていたのです。「ナニこれ、『烏龍珈琲』だって〜!こんな変な飲み物いったいどこに売ってるんだろ!そして誰が飲むんだろうね?!」と、恐らく1時間くらいはずっと笑っていたと思います。ゆりちゃんは次の年の年賀状に「p.s. ウーロンコーヒー飲もうね。」と書いてきたくらいですから、相当ツボに入ったんですね。
あれから約20年の月日が流れ、そんな変な飲み物を飲んであまつさえその空き缶をコレクションしている人物のホームページに自分が入り浸っているとは思いもよりませんでした。
缶の写真に添えられている石川さんの一言コメントも見逃せません。ただ缶飲料メーカーの協力あっての本であること、それに出版社のカラーもあってか、シニカルなジョークは抑え目。石川さんのその手のジョークが結構好きな私はちょっぴり残念でした。第8章の海外の缶の辺りになると、もはや説明のしようがないといった感じで一言コメントもなく缶の写真がズラリと並んでいるのも逆にマニアックでおかしかったです。コレクションのためだけに、異国の地でチェ・ゲバラの顔がでかでかと印刷された謎のエナジードリンクを飲む石川さんの姿を想像すると、思わずニヤニヤしちゃいます。
この本はコラムも充実しているので一人でじっくり読むのもいいですが、オールカラーで缶1つ1つが見やすくデザインされているので、みんなで本を囲んで
「あっ、俺これ飲んだことある、好きだったんだよなぁ」
「あったねーこのドリンク。新商品!ってCM見たと思ったらあっという間に店から消えちゃったけど」
「わぁ懐かしい『いまどきのこども』!…って平成生まれさんは知らないよね…?」
なんてワイワイ盛り上がるのもきっと楽しいでしょうね。
読みやすく、とても丁寧なつくりで、どこから読んでも楽しめる空き缶図鑑でした。まだまだあるはずの石川さんのコレクションをもっと一堂に見てみたくなりますね。(ANA)
(本人より)いや〜実は大人の事情があってね〜。出版社がB級な会社なら無許可でさらにいろいろ変な缶を載せたりできたのだけど、大学系の真面目な出版社だったので全部メーカーに許諾を得たんだよね。するとメーカーによっては「コメントも当社にマイナスイメージのものは困るので確認させてください」等があり、ブラックなことはほぼ書けなかったんだよね。今後空き缶のトークショーとかがあったらその辺も喋るので、もしやることになったら来てね。
「カープチューハイウメ」も「載せるなら今発売してるこれも掲載してください」とメーカーに言われたもの。
まあそれはいいんだけど、とある大手メーカーのものは「うちの会社は一切掲載不可」だったり、有名人やキャラクターものなどはメーカー、原作者、アニメ制作会社等すべてに連絡を取り、一ヶ所でもNGが出たら掲載できなかったので、本当は載せたかったのに泣く泣く削った珍品なども結構な数にのぼるんだよね。
まあこれがちゃんとした出版社から本を出すということなんだけどね。
たま時代、メジャーのレコード会社から「東京パピー」も「頭のふくれた子供たち」も「カニバル」も言葉の問題で発表することが出来ずに、自分たちでインディーズレーベル「地球レコード」を立ち上げた時のことも思い出したな。
ちなみに今朝日新聞のDANROで連載しているコラムでも時々「この表現は使えません」「このエピソードはコンプライアンス的に微妙です」的なことは言われるからね。それは他の人が絡む仕事の場合、仕方のないことなんだよね〜。
2019年7月9日 有識者会議ライブ「まちあわせ」
※自分のライブに石川さんをお呼びしたレポです。
地元群馬で「有識者会議」というユニットを結成して9年くらいになります。
我々は民族楽器の演奏者三人組なのですが、あるイベントでたまたま集まった時に、各自の使用する楽器がほとんど他の人とかぶっておらず、またそれぞれが個人で活動していたので、三人の楽器を集めたら世界中の楽器がかなり集まるのでは?という思いつきで始まりました。
基本的には完全即興のライブで、三人だけでのライブのみならずこれまでダンサーやドラマー、テクノDJ、津軽三味線、ヒーリング楽器、舞踏、ピアノ連弾、鍵盤ハーモニカといったゲストを加えてのライブも続けてきたのですが、インプロといえばいつかは石川浩司さんをお呼びしたいものだ、とはずっと思ってました。
実は数年前にも、たまたま石川さんのHPから出前ライブを見つけた事からメンバーでお呼びする議論もあったのですが、この時は結論として時期尚早という事になり、続けていればまたタイミングが合うであろうと有識者会議のライブは続けていました。
今回、自分が「こころの日」という昼間の仕事の上で石川さんにご出演をお願いするという機会があり、打ち合わせの連絡を石川さんとする中で、恐る恐る別件として有識者会議のゲストを打診してみたところ、石川さんはアッサリ快諾。物事が進む時というのはそんなものかもしれないけれど、こうして以前は議論の末に却下となった、石川浩司さんをゲストに据えた有識者会議ライブは決まったのでありました。
世界の民族楽器を集めた完全即興ライブなので、ここはやっぱり石川さんにはご自分のパーカッションセットを叩いていただきたい、お客さんやお店の要望で石川さんの歌も聴きたい、という欲張りにも石川さんは快諾してくださって、ライブ前の準備段階から、一人盛り上がっておりました。
その準備段階も今までとは違い、単にお店への打ち合わせやフライヤー作成だけでなく、チケット制作や受付の人員確保、石川さんの宿の手配など、と新しい仕事も色々あって、更にここでは直接関係ないですが、昼間の「こころの日」は公的なイベントだったので、そちら方面でも責任者として関係各所の手配や打ち合わせも初めてで、やる事に追われてはいましたが、それもこんな機会がなければ経験出来なかった事で、色々な事がわかってくる、出来るようになるという面白さが第一にありました。
そして当日。
有識者会議は、基本的には三人の楽器を山ほどステージに出す光景も見ものの一つなのですが、当然セッティングにも時間を要す事になるわけで、昼にある「こころの日」が予定通りに終わる保証がないので一計を案じました。それは「早朝に夜のライブで使う楽器を先に持っていってしまう」という荒業で、朝の7時にライブ会場の軒先に楽器を一人で積むというもので、この力業があったお陰で夜のセッティングがスムーズに済みました。予定通りに石川さんも会場入りし、ここで有識者会議と初の顔合わせ。みんな緊張よりも楽しみで仕方ないというような挨拶でした。
開場となり、お客さんは完売にあと少し届かずの入り。平日の夜というハンデにも関わらず、有識者会議としては過去最多の集客でした。嬉しい事に昼の「こころの日」でPAをしてくれた方も来てくれました。そうそう、石川さんは前日に群馬入りをしたのですが、何とFMぐんまの番組にゲスト出演して「こころの日」と有識者会議ライブの告知もしてくださいました。紹介が遅れましたが、ありがとうございました。
そして、出演者もお客さんも平等にわくわくする本番ですが、振り返ってみても石川さんのパフォーマンスは圧倒的で、とにかく反応の鋭さや早さ、意表の突き方がとてつもなかったです。会場の配置上、自分はステージ後方の位置になり、石川さんの表情までは見えなかったのですが、後で動画を確認すると度肝を抜かれるの一言でした。昼の方で石川さんに曲の制限があったので申し訳なかったのですが、その代わり夜には曲も演奏もみんなで無茶苦茶やったと自負しております。石川さんが動画に対して「全員初対面!」と強調していらっしゃいましたが、そうなんです。初対面なんですけどそんな事はまるで気にせず思いっきりやりました。
でも、そんな無茶苦茶が楽しかったのですが、我々有識者会議としてはこんなもんではないという気持ちもあるにはあって、次の「まちあわせ」を楽しみにしています。(KPC)
(本人より)これは楽しかったねえ。遊んだねえ。まだまだ遊べるねえ。
本性が少しずつ分かって来た二回目がどんなことになるか、今からワクワクです!
そして昼間の主催とトーク、そしてこのセッションと一日中お疲れ様でした〜。
2019年7月9日 けやきウォーク前橋 こころの日
※ライブ観覧ではなく、企画運営側のレポになります。
一年前に、アーツ前橋ロビーコンサートで初めて石川さんの弾き語りを見た時に、自分はある決断をしたのですが、それは「自分の仕事でのイベントに石川さんを呼びたい」というものでした。
詳しくは各自で検索をお願いしますが、自分は「こころの日」というイベントのお仕事をしていて、7月1日が「こころの日」という記念日となっているので、例年7月に「こころの日」をPRするイベントがあって、群馬県ではそれまで地元ミュージシャンを呼んでミニコンサートをしていました。
無料のミニコンサートでお客を集めて、こころの日のチラシやポケットティシュを配ったり、群馬が誇るゆるキャラである「ぐんまちゃん」も登場するので記念撮影コーナーを設けたりもする、というのが主な内容です。
今年は自分がその責任者になったのですが、今までの会場に少し思うところがあり、思い切って今回は会場を変更する事にしました。
新しい会場は前橋駅からも近いショッピングモール。自分が普段から買い物に来ている場所で、会場の多目的スペースには巨大なモニター画面があります。
ここなら集客も望めそうだし、この大きなテレビ画面にイベント告知をどーんと出せばわかりやすいし、この会場は以前みちのくプロレスがリングを持ち込んで試合をしていたので、制約も厳しくなさそう、という判断がありました。
そして、この場所なら石川さんも前橋駅から近いし、ここに来てくれたらなあ、というイメージが自分の中で膨らんでいたのです。
昼下がりの地元ショッピングモールで、ギターをかき鳴らして歌う石川さん、ぐんまちゃんと夢の競演をする石川さん、うーん魅力的。
石川さんは群馬県育ちなので、毎年地元ミュージシャンを呼んでいる前例からは大きく外れてはいないですよ、という方向から攻めたので、内部向けの企画書も無事通りました。
でも、果たして当の石川さんがこういう公的なイベントに、ブッキングとしては素人の自分が応対して受けてくれるだろうか?そもそもスケジュールは大丈夫だろうか?不安は山積みでした。
恐る恐る、という感じで最初はメールをしたのですが、思った以上にあっさりと快諾のお返事が!以降は驚くほどスンナリと、むしろ会場側や内部の打ち合わせの方がスンナリじゃなかったのですが、とにかく石川さんとのやりとりからしてすでに楽しく、日時や内容が徐々に決まっていきました。
当日の流れとしては、イベントの開始はショッピングモールの開店と同時に。平日なのでそんなに客足は最初から多くはないので、メインである石川さんのミニコンサート(ミニといっても1時間もある)は13時から、となりました。それまでは時間を決めて、ぐんまちゃんが登場したり簡単なアンケート的なブースに座ったりしつつ、他のスタッフはチラシを行き交うお客さんに配る、という段取りで行こうと一旦はなったのですが、それではお昼前の時間帯があまりにもステージが寂しいのでは?という指摘が内部からあり、そうかそれじゃお昼前の30分くらい前座枠で誰かを呼ぼうとなったのですが、去年まで別会場でイベントを行っていた時は、ある業者さんを呼んで一種のデモンストレーションのような事(実際の内容は違いますが、例えばシャボン玉発生器を使うショーのような、特殊な状況と思ってください)をしていて、今回の新しい会場ではそれの許可は構造上不可。じゃお昼前のショッピングモールにマッチしそうな前座って何だ?となり、マジックショーか紙芝居か、はたまたアマチュア芸人の漫才かと、八方手を尽くしたのですがこれといった人材に行きつかず、いっそこうなったら石川浩司ミニトークショー(ミニといっても30分もある)じゃ!!と半ば開き直って石川さんにお伺いを立てたところ、またもやまさかの快諾。もう本当にありがとうございます。トークショーの相手は、行きがかり上自分が務める事になりました。大丈夫か自分。
と、自分だけが一抹の不安を抱えつつ迎えた当日ですが、まず会場に着いて設営の指示を出してから、自分の車で石川さんを駅までお迎えに。準備が遅れて少し遅刻したのですが、石川さんは笑って許してくれました。この日の自分の仕事は石川さん担当なので、以降はほぼずっと石川さんと一緒だったのですが、石川さんのお側にいても過剰な緊張をする事もなく、終始リラックスした空気で過ごせたのは、紛れもなく石川さんのお人柄でした。
そして時間になりステージへ。いよいよ自分が最も緊張するであろう時間のトークショーへ・・・なのですが、一度ステージに上がってしまえば意外と気楽に構えていられて、前夜にビール飲みながら作ったインタビュー原稿が、思った以上の役に立ちました。いや、もっと言うとトークショー司会進行って初めてだったけど楽しいっすよ。トークショーが面白くなったら石川さんのおかげ、万一すべったら自分の責任、と事前に思っていましたが、トークショーの中では、自分も知らなかった石川さんが群馬で残したある実績の話や、自分の狙いでもあったアウトサイダーアートの話が出来たりと、結果としては想定以上のお客さんが足を止めてくだったので大成功だったと思います。
午後になり、いよいよミニコンサートへ。ここからは自分の仕事もなく、ステージ袖で楽しく観覧です。
タイムテーブルの都合で、ぐんまちゃんの登場がミニコンサート前半でしたが、石川さんが上手いこと絡んでいただいたので、最初のつかみとしてナイスなスタートになりました。
「マトリョーシカ」で始まったミニコンサートは「玄関」「夜の牛たちのダンスを見たかい」等、アーツ前橋でも聴いて好きになった曲が散りばめられ、最後に「ラザニア」で終了。
この「ラザニア」こそが、今回「こころの日」で石川さんを呼びたいと思った動機となった曲で、誰に対してもただただ肯定するという歌詞の内容が、自分の中では「こころの日」のイメージにピッタリなんだよなあ、と強く感じたのでした。特に自分としては「最後にラザニアお願いします」とかのリクエストはしていないのですが、偶然なのか石川さんが最後に歌ってくださった事で、今年の「こころの日」イベントが思っていた以上にきれいな終わり方となって、一人感無量でした。
で、イベントの集客もやっぱりすごいもので、用意した椅子はほぼ満席の上に、一階イベント広場が見下ろせる二階からも沢山のお客さんが見てくれて、過去最高の観覧数になりました。しかも石川さんのミニコンサートが終わったら、お客さんが急激に去ってしまい、その後のアンケートやぐんまちゃんにも誰も寄って来ず、やむを得ず早めのイベント終了という珍事になりました。まあでも集客に成功したし、我々スタッフは早く撤収して帰れるしこれで良しなのです。
しかしこの日はこれで終わらない。夕方前に終わった「こころの日」の後にも、自分と石川さんには次があったのです。(KPC)
(本人より)主催ご苦労様! ちょっとお役所的な側面もあるイベントだった為、苦労されたことも多かったでしょう。
平日の昼間に人なんて来るんだろーか?と思ったのも危惧に終わり、休憩がてら冷やかしで観に来ていたような買い物途中のお爺さんお婆さんも、途中で席を立つ人もほとんどいず、有り難かったなあ〜。
ショッピングセンターという立地もあり「あまり下品な歌は...」とさり気なく言われていたが、そこはTPOを考えて「秋の風」「悪代官」「おっぱい少女」などはちゃんと曲目から外していたものの、MCの流れでつい玉の話が出てしまったのはどうかご勘弁を(笑)。
石川浩司ワンマンライブ(2019.6.16/於:名古屋御器所・なんや)
会場は、Y字路の先端部分にある、小さな小屋みたいなところでした。正直な話、外観には営業している感じが全くなく、遠目では廃墟に見えました。早速ドアを開けると、中は活気に溢れていました。すぐ前に見慣れた坊主頭の中年男性が座っていました。(あ!石川さんだ!!)と驚きつつ、階段を上がって2階のライブ会場へ。(狭っ!俺の部屋と同じくらいの広さじゃないか!)と驚きながら、空いている席に座ります。
しばらくすると、ドシドシという大きな足音が聞こえて、石川さんが上がってきました。聴衆の前に来て、ギターを弾き始めて、1曲目「ウララ」。石川ソロ・バージョンを聴くのは初めてで、「え!こんなにたまの時と違うの?」と、思いました。石川さんの声が優しい感じで、読み聞かせみたいでした。2曲目は「まちあわせ」。前奏からノスタルジーを掻き立てられます。だけど、たま時代のように笛とか玩具とかを入れたくなりました。ソロ・バージョンに慣れていないだけでしょうか。3曲目は「リヤカーマン」。ギターがすごくかっこよかった。(石川さんって、意外とギター上手いじゃん)という、すごく失礼な感想を抱きました。あと、石川さんがお客さんに迫ってくるのも笑えました。狭い会場の利点ですね。
とここで、石川さんが話し始めました。「3日前、僕はすっごく焦っていました。今日のライブの予約が、1件も入ってなかったんです。ああどうしようと思いつつ来てみたら、こんなに(11人くらい)来てもらって・・・あ、そうだ。ゼロからここまでお客さんが増えたので、とっておきの秘密事項をお話ししましょう」と言って声を潜め、「実は・・・(秘密事項)・・・・から、黙っててくださいな」。なるほど、それは驚きだ。会場も大ウケでした。石川さんのこういうファンサービス、大好きです。
そして、「僕の近未来ソングです」と、4曲目「ぼけ」。演奏の前にペットボトルのお茶を飲んだ・・・と思ったらそのままボトルを構え、ギターをかき鳴らす・・・すごい。どうしたら「ペットボトルで演奏」という、馬鹿馬鹿しく独創的なアイデアが出てくるのか。呆気に取られて、つい笑っちゃいました。独創的といえば、次の「ハゲアタマ」も凄かったです。演劇を見ているようでした。そして「知久寿焼はげあたま!」。知久さんが聞いたら何と言うんでしょうか。
そして(6)冥王星、(7)青い靴、(8)おいしいうそがいっぱいを経て、前半が終了。後半はなんやのオーナー・puyoさん(サックスで即興)とのセッションです。9曲目は「サマーソング」こと「夏のお皿はよく割れる」。いやいや、これを即興だなんて、なかなか選曲がえぐいですね石川さん。最後のラッキョウの所なんか、puyoさんがかわいそうでなりませんでした。よくよく考えてみると、石川さんの即興は天才的、というか神業ですね。よくもまあ幅広い曲に対応できるなぁ、と。次の(10)ガウディさんでは、石川さんが「前奏がちょっと長めで、歌詞がその後続いて、語りが来るから、テキトーに音出しといて」とフォローをしていました。
それが終わると2人のトークコーナー。実はこのなんや、gさん加入前のたまがライブをやったことがあるそうで(そういえば『たまという船に乗っていた』でも出ていたっけ)。色々面白い話が聞けましたが、中でも笑えたのが、名古屋の女性インディーズバンド・毒まんこの名前が出てきたときです。「毒・・・まんこ?」石川さんの目が輝いてきたように見えました。この変態エロおやじ(笑)。で、次の曲が(11)「夜の牛たちのダンスを見たかい」。
これが終わると再びソロコーナー。(12)マトリョーシカ、(13)メメントの森と続いて、カバーの2曲。(14)「the end of the world」と(15)「オンリー・ユー」です。どっちも感動的でした。原曲を聴いたことはないし、歌詞もたぶん意訳、というか、全く意味が違うかもしれませんが、石川さんの歌詞は、曲の雰囲気とぴたりと合っていました。特に「オンリー・ユー」の方は、「石川さんは好きだけど、石川ソロは結構です」と主張して憚らない、うちの母親も大好きな曲です。当然、ぼくも大好きですが。「今は永遠だと信じてても もしもその日が来たら 僕はまたひとりに戻る オンリ・ミー」・・・泣ける。
そうして(16)野のなななのか、(17)玄関、と来て、最後の曲「ラザニア」。何となく、「長く続いた航海の終わり」という感じのしみじみした気分で聞いていました。「生まれて良かったなぁ」と思っていたら突然、「生まれて良かった 生まれたから毒まんこって言える 毒まんこぉぉぉぉぉ!」と石川さんが歌いだし、ぼくの感慨は完全に消滅しました。そこに持ってきたんですか。「毒まんこ」って叫んだりして、また通報されますよ(「学校にまにあわない」を歌ってたら通報された、という事件が起きたのも名古屋なんです)、と思ったら、なんか微笑ましい気分になってきました。そうしてアンコールは「ネムイ」。石川さんは、最後に観客の胸に重りを残してライブを占めました。
終わった後は会場で飲み会になりました。ぼくは終電に間に合うように早くに帰っちゃいましたが、本当はもっと居たかったです。写真+サインもしてもらって、大満足のライブでした。周りのお客さんも良くしてくださって、ぼくが高校生と分かるや、声をかけてくださった方が何人もいらっしゃいました。特に、兄妹で来ておられた方には、本当にお世話になりました。このページを見ておられるか分かりませんが、とりあえず、ここでお礼を伝えたいです。ありがとうございました。またお会いしたいです。
もちろん、またライブに行きたいです。こんどは是非、石川さんとじっくり飲みたいです(←何を?)。(未成年)
(本人より)未成年が入って来た時は本当に驚いた。「なぜここに甥っ子が?しかも数ヶ月間で背が何十センチも伸びている!」と。中一の甥っ子と顔が瓜二つだったのだ。もっとも顔認識能力が極端に低い俺なので、並べてみたら全然違うかもしれないが...。
小さい会場だと、終演後もお客さんと和気あいあいできるのがいいよね。
しかも俺のワンマンライブに来る、という時点で相当趣味が近い人しかいないはずだからね。
優しいおにーさん、おねーさんと知り合いになって、成人したら「僕、お酒飲んだこと無いんです」とか言えば奢ってくれる人もいるかもよ?
名古屋は9月にホルモン鉄道で、10月にパスカルズでも行くので、是非ビミョ〜に違う俺も観に来てね!
2019.6.15 歌と光の記憶
殺風景なバス停から歩いて数分、いきなりお洒落な本屋さんが現れます。恵文社一条寺店。かめれおん芸術家・渡邉帆南美さんのアートと石川浩司さんのライブがコラボした個展『歌と光の記憶』はここのギャラリー「コテージ」で催されました。
実は石川さんのソロワンマンライブは初めてなので、お腹いっぱい石川さんの歌を聴けて大満足でした。今回は珍しく演目をメモしたので、以下に写してからレポートしたいと思います。
〈第1部〉ウララ、まちあわせ、おなかパンパン、リヤカーマン、冥王星、青い靴、汽車には誰も乗っていない
〈第2部〉カブラギの教え、夏のお皿はよく割れる、誕生日、おいしいうそがいっぱい、ぼけ、ハゲアタマ、ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド、オンリ・ユー
〈第3部〉マトリョーシカ、メメントの森、玄関、ガウディさん、野のなななのか、夜の牛たちのダンスを見たかい、ラザニア
〈アンコール〉ネムイ
第1部は「たま」時代の持ち歌。
『おなかパンパン』はバンドバージョンよりもむしろ独りぼっちのうら寂しさが薄れ、その分「やけっぱちの空元気」がより色濃く感じられたのが面白かったです。
『汽車には誰も乗っていない』は壁際のお客さんが渡邉さんの作品にブラックライトを当て、絵をちらちらと浮かび上がらせながら演奏されて、幻想的な効果が表れていました。実は会場に入った当初は渡邉さんの絵がちょっと怖いなと思っていたのです。でも石川さんの後ろにある大きな絵をよく見たらエビフライが描いてあったので何故か少し安堵し、さらに『汽車には―』の演出で見え隠れする渡邉さんの絵を見ていると、僅かに彼らに親しみを覚えてきました。この曲を聴くといつも「真夜中の似顔絵描き」への怯えを追体験していたのに、この日だけは少し似顔絵描きを見つめ返すような、そんな気持ちで聴くことができたのが不思議でした。
第2部はメジャーデビューより更に若い頃から歌っていた曲を中心に構成。カバー2曲以外は初めて聴く曲ばかりでした。
今回のライブでは『夏のお皿はよく割れる』『誕生日』『おいしいうそがいっぱい』の3連続が最も強く印象に残っています。特に『夏の―』の寸劇部分という、もはや音楽なのかどうかもわからない部分。この曲の登場人物は全員おかしいくせに妙に生真面目なところがいい。というか、おかしい奴って大体その人なりのズレた規範意識がガッチリあるよね。かく言う私もそのケがあります。道路公団のお役所仕事に憤り、らっきょうの曲線美に開眼してその感銘を一心に伝えようとする主人公(を演じる石川さん)を見ていると、世間と足並みを全然揃えられない、でも大真面目な人々のペーソスを感じました。
『誕生日』は、えーっ凄くいい曲じゃないの、もっと頻繁に演奏してくれればいいのに!と驚きました。私は石川さんの短文詩が好きなんだと思います。そして今改めて思うのは、きっとこの曲は出来た当時より更に味わい深くなっているのではないかということです。若かりし日の散々な誕生日は、57歳の石川さんが歌うことで仄かな愛おしさまで伝わってきました。
打って変わって『おいしいうそがいっぱい』では、生声の迫力に圧倒されました。
第3部は比較的最近の曲。
はじける『マトリョーシカ』が何だかとても楽しかったです。やっぱり石川さんは歌が上手いなぁ、と歌手に対して甚だ失礼な感想ではあるのですが、率直にそう感じました。それと、久々に聴く『玄関』がしみじみ良かったです。
最後の曲は『ラザニア』でした。この日は石川さんのいろいろな曲を聴くことができましたが、高らかに歌われる「産まれて良かったね」が夜明けのように清々しくて、正にグランドフィナーレという感じで良かったです。
もちろんアンコールをしたのですが、この流れから歌われる曲は何だろう?と思っていました。なんとこれも私は初めての『ネムイ』。最後の最後にこんなざらりとした締めくくりとは、やはり石川浩司というミュージシャンは一筋縄ではいかない。
地平線まで敷き詰められた布団を目に浮かべると、私もぬくぬく眠ってしまいたい。眠たいなら眠るしかないよね、と考えを投げ出したくなるのです。
終演後、別の機会に購入した石川さんの空き缶本にサインをいただいちゃいました!ハンドルネーム「ANA」で名入れをしていただいたので、形に残るならもっと真剣にハンドルネームを考えるんだったという気持ちと、狙いすぎの名前にしなくてよかったという気持ちがごった返して、握手をお願いするのを今回も忘れました。次回のライブではぜひお願いしますね。(ANA)
(本人より)渡邉帆南美さんの個展会場での生声ライブ。
渡邉帆南美さんの絵は一見キャンパスに何も描いて無いように見えて、ブラックライトを当てると作品が浮かび上がるという手法。なので『汽車には誰も乗っていない』では急に思いついて照明を消してもらい、そこに居合わせたお客さんにブラックライトで絵を浮かび上がらせてもらいながら暗い中で演奏した。
今度はさらにコラボできるライブもやりたいね、と渡邉さんと話したので、次回もあるかも〜。
2018年3月31日 アーツ前橋 ロビーライブvol.16 元たまのランニング
1年以上前のライブですが投稿します。
中学の頃にイカ天で見て以来「たま」のファンでしたが、実は今までに「たま」も石川さんのソロも生のライブでは見たことがなくて、この時が初めての観覧でした。
場所はアーツ前橋という美術館のロビー。
ここは普段からよく通う場所ですが、自動ドアから入って左、受付とミュージアムショップの間にある通路がステージと客席で、床にみんなで座って石川さんの出番を待つ間は、なかなか新鮮な気持ちでした。
いよいよ石川さんの登場となり、湧き立つ歓声。
後で知った事ですが、このロビーライブは定期的に開催されている中で、石川さんの回が来場者数最多だったそうです。
事前の知識では、石川さんの曲は「まちあわせ」しか知らないにも関わらず、初めて聴く石川さんの曲はどれも聴きやすくて入り込みやすく、この時はタイトルも知らなかったですが「メメントの森」「夜の牛たちのダンスを見たかい」「玄関」「ラザニア」など、正直言ってライブ前のイメージを良い意味で裏切られました。
「たま」としての曲は色々知ってはいたのですが、石川さんのソロ曲はもっとホルモン鉄道寄りといいますか、心揺さぶられるような曲はそんなに多くないであろうと勝手に思い込んでいたので、ライブが終わってからの感想としては、ただただシンプルに「良かった」の一言でした。
ここで初めて、石川さんのライブを生で見た事で自分はある決断をする事になるのですが、それはまた別の話。(KPC)
(本人より)確かにたま時代はバカ歌が多かったからねー。担当というわけではないけど、なんとなく他のメンバーとのバランスも無意識にあったのかもね。
そしてあの決断はこの日から始まったんだね。何がどう繋がるかわからないから、面白いねー!
石川浩司新刊「懐かしの空き缶大図鑑」出版記念ライブ&トーク
2019年3月4日(月)に吉祥寺で行われた、一部ファンにとっては天変地異にも等しいイベントでした!!(笑) ゲストには滝本晃司さん。
開演前後に出版社の方がライブハウスをよく出入りされていて、気さくにお話していただきました。また、チラシ、フライヤーなどもいただくことができました。
全編オールカラーの御本で、空き缶の錆び具合など、細かなところも実によく見えるきれいな写真のそろった優れた1冊です。珍しいものを見つけて手に入れる、その瞬間が一番の喜び、と語っていらっしゃいますが、選ばれた空き缶から石川さんの選別眼のユニークさや独特さも垣間見ることができました。撮影の際に出版社の方が空き缶一つ一つをきれいに掃除して撮影したという苦労話も。
興味深かったのは、今のものではない、プルタブが取れて本体と別れてしまう空き缶も多く見れた事。私が幼稚園ぐらいのころまではこの手の空き感が主流でしたが、まさしく石川さんのコレクションの歴史の長さを物語るものでした。
ライブの前説に石川さんが登場。今回のライブハウス内で購入(2200円)すると消費税分が無く、割引価格で買えることを力説されました(笑)。
滝本晃司さんライブで幕開け。滝本さんもニューアルバム発売の準備が整い、新曲の発表にも力を入れていました。「静かなできごと」はなぜか私の脳内リピートで不意に流れてきたことがあります。
滝本さんが6曲演奏し、石川さんの演奏へ。定番になった曲や新曲も披露され、なんとラストにはたま(滝本さん)の「こわれた」も演奏!!「コードが弾けないのでなんかいい曲ないかなと思っていたら、この曲はただ音が下がっていくだけということに気が付いた」
お2人のライブも終わりメインともいえるトークショーへ。滝本さんには、しゃべらなくてもいいから、と冗談で言われたそうですが、滝本さんも軽妙なトークでコメントをされました。本の進行に合わせてコーナーが組まれ、ボードに撮影された40個近い空き缶が紹介されました。本の中の1個1個の空き缶は、すべて発売元や権利者に了承を得て掲載したそうですが、中には許可をいただけないものもあり、ラストのコーナーでは掲載されなかった物が裏話とともに紹介されました。残念だったのは××××社からは全面的に許可をいただけなかったこと。そして石川さんのコレクションの×××××××××も、×××から許可をいただけず掲載できませんでした。
そんな気難しい会社もあれば、中には自社の製品を積極的にアピールする成長途中の企業も。「TENGA ナイトチャージ」というジュースは、今回のイベントに合わせて来場者全員に配られたそうです!!
ラストは「Wコージ」のセッションライブ。やはり注目は滝本さんが2018年10月のライブで歌われた「学校にまにあわない」だったでしょうか。「家でギターを弾いていたらなんか曲ができて、そういえばこれは『学校にまにあわない』のコード進行だった」
ほかにも「家族」「つづくこと つづくとこ」「誰も起きてこないよ」などお2人の中で定番になった曲を演奏されました。アンコールでは滝本さんのギターで「まちあわせ」を披露。
ライブの終了間際に、滝本さんが同年5月12日の「Wコージ」のライブ(滝本さんのライブに石川さんがゲスト)を宣伝されました。
終了とともにサイン&握手会へ。あらかじめサインをした本も20冊ほど用意されました。
感慨深かったのは一番最初の前説のトーク。「もしソロ活動だけしかやっていなかったら、ツアーで旅には出なかった。たまをやってツアーでいろんなところを旅したからこそ、最初の空き缶に出会えた」というお言葉からは運命の不思議さを感じました。
最後に、石川さんはお忘れかもしれませんが、私はある写真を持っております。石川さんの背中を撮った写真、石川さんはある店のバーカウンターでその店の空き缶コレクションと対峙されています。その写真のコメント分には石川さんのお言葉が掲載されていました。「あれは持ってる、あれは持ってない」世界有数の空き缶コレクターの威厳がにじみ出た1枚でした(笑)。(Sankaku)
(本人より)その場で流れてしまうライブのトークではいいんだけど、記録として残っていつでも読めるネットに書かれるのは困る部分は一部伏字にさせてもらいました。
企業などからクレームが来ることを回避する為なのでご了承ください。
このイベントも楽しかったな〜!
俺とGさんのトークなんてこういう機会でもなければまずないレアなイベントだったもんね。
2019.3.24 兵庫 尼崎市園田・遊食酒房dolmen&遊 「石川浩司投げ銭Live」
おぉ・・・ 筆がめちゃんこ不精になってる間に三月も経ってしもうた・・・・・・。3月下旬の京都でのよしこストンペアさんとのライヴの翌々日、大阪と兵庫の境目のような街・園田でテーブル先着20名の呑み屋さんでのライヴがおこなわれておったので御座います。
さすがに遠くの皆さんはお越しになるのに若干ためらわれる立地、しかし私にとってこの園田は庭のようなもの。阪急神戸線園田駅は私の実家の最寄駅の1つでもあるのです。これは1日置きと雖も拝聴しない訳には参りませぬ。私が日常を過ごした園田の街に、非日常の最たるものである(笑)石川さんが御光臨なさるのですから!!!
ちなみにこの日は自分は夜にライヴを楽しむんだから我々を何処かへ連れて行け、という家族のお達しで尼崎市に近接する伊丹市のこども文化科学館へプラネタリウムを観に連れ出し、豊中へ戻るバス停で妻子とバイバイした私は余裕綽々で歩いて伊丹から園田へ向かったのですがおっそろしいこと距離があることに道中にて気が付き、5.2km約1時間の行程を歩き終えた頃にはとっぷり日も暮れすでに18:30、3月というのに汗だくで会場近所の公園で半泣きで虚脱していました。愚の骨頂です。
予約を失念した間抜けな私は果たして席は残っていようか、とはわはわしつつ会場入り、タバコの煙立ち込めるこれぞライヴハウス、という昔ながらの狭い音楽酒屋、といった風情のお店でした。椅子はもはや空きなく私は壁に寄っかかり、ドリンクを手持ちに開演を待ちました。このお店はたまの皆さんがアマチュア時代にご出演なさったそうで、石川さんは今回30数年ぶりの凱旋だったんですって!! 惜しいっ、私はそのころまだ小学生、かつ大阪市内に棲息していたのでニアミスもありませんでした。29年前ならこっちに来てたのに(笑)。
さぁさぁ満員の会場で、ライヴのスタートです! オープニングアクトは今は八尾にお住まいだけど園田出身のミュージシャンはなえさん、サポートのKING中村さんを携えて今日のために園田の地へ帰って来ました。生活に根差した歌たち、理解できなかった父親を今自分が親になってすこしわかるようになった歌、などなどを力強くギターで歌い上げます。後半には石川さんがご登場、いつもの即興パーカッションをキメてくださいます! この日はいつものパーカッションセットはなかったので、何ていうんだろうどっかの国の鼓みたいのをぽこんぽこん叩いていらっしゃいました。
はなえさん「みなさんこれ、完全にアドリブなんですよ。凄くないですか!?」
石川さん「こんなの普段叩いたことないんだけどね(笑)」
素晴らし過ぎます。これぞ石川さんライヴのオープニングの醍醐味ですね。
いよいよ石川さんの30数年ぶりの当会場オンステージです! いつもの如く曲目・曲順は曖昧な記憶から拾ったものですのでこの通りではない可能性があります。ご容赦くださいませ。
お客さんをグルリと見回してもほぼほぼ初見か、久し振りに観に来た、みたいな空気感だったので石川さんの選曲もなかなか攻めたものになります。ハナを切るのは「カブラギのおしえ」。曲中のまさかの展開にあちらこちらからクスクス笑いが漏れ出でます。
私が驚いたのは「おいしいうそがいっぱい」。これ久し振りに聴きました。きっと30年前にもこのお店で、たまとして演奏されたのではないでしょうか。凄まじい音量のシャウト、これまた強烈なインパクトを客席に与えます。
ぼくらの近未来ソング(笑)、「ぼけ」。ペットボトルとギターがあれば演奏できる愉快な明日の我が身。苦虫を噛み潰すその日まで、私はあと何回石川さんのうたを聴きに来れようまいか。これまたコミカルな歌い回しが笑いを誘います。
そこへ畳み掛ける「秋の風」、いきなりチンポにみな驚愕。歌の意味するところはほとほと切ないのですがいかんせん歌われている対象物はチンポ、そのうえ切なさが極まった場面であるはずの3番あたまで敢えて溜めて「チ・ン・ポ・・・」とやるから否が応にも笑ってしまいます。こんなに聴き手の心を掻き乱すなんて石川さんもひどいお方です(笑)。
ほんとに攻めた前半戦、ここで来ました「冥王星」。Eのコードをザカザカ鳴らし早口で疾走するとんでもストーリー。お客さんもその勢いに圧倒されているかのようです。
そしてしっとりと一旦スローダウン、「ガウディさん」。ソロヴァージョンはたまCD盤とキー・コードが微妙に異なり、独特の深さが加味されています。好みはそれぞれございましょうが私はソロヴァージョンも大好きですね。曲終盤でアドリブの語りが入る時はなお素敵。
ここで休憩。席がたまたま空いたのでようやく腰掛けて楽しめます。キョウハジモトナノニシラナイヒトダラケデあうぇーカンハンパネェヤ。でも気にしない。石川さんのいらっしゃる処こそが、私の非日常空間・お祭り会場なのです。
後半は最近のラインナップ、ブランニュー浩司を園田の民々に紹介します。これらの感想はもはやこの5年で書きつくしてきたので、サクサクトントン参りますね。「マトリョーシカ」は変わらず綺麗なファルセットとウゲーの対比がとってもおもろい、いろんな自分から選び出す探し出すいちばん素敵な自分。「メメントの森」は死の意味の転換、鎮魂と生ける喜びの再認識を。「玄関」はただひとりの味方であり続けることのむずかしさそして尊さ、「ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド」すぐそこにある終末、でも意味があった、あなたとの出会い。「夜の牛たちのダンスを見たかい」言葉で解説できない混沌としたでも純粋な愛、「オンリー・ユー」不変を願えど変わりゆくものへの諦念、からの微笑み。「ラザニア」は生まれてきた�
��味の再構築。救世の大音声。
なんだか何を言ってるのかよくわからなくなりましたがとかくテーマが壮大なんです。とても大事でステキなことを、時にストレートな言葉で時に暗喩をこめて私達に歌ってくださるんですね。この夜も私は、石川さんからたくさんの幸せをいただきました。
さてラザニアでこの日のライヴは終了、私は石川さんにクネクネ歩み寄り、地元で石川さんにお逢いできてエヘヒャエヘヒャとわけのわからないことを一方的にほざいてお礼を述べたつもりになっていました。毎度毎度気味の悪い奴で申し訳ありません(泣笑)。
それにしても園田の民はシャイな連中で、満員だったくせに盛り上がり方がおとなしく、アンコールの仕方もわからないとなっては閉口しました(私とマスターとおぼしきご老人で拍手を頑張ったのですが・・・)。ただそれは決してステージに満足していないのではなく、それが証拠にライヴ終了後お互いを見知らぬファン同士がもうやたらめったらたまや石川さんの凄さを熱っぽく語りあっておったのです。お、お前ら・・・ 済んでからそんだけ熱く語るんやったら最後拍手くらいバーーっとせんかーーーーーい(泣)!!! 何卒ご容赦くださいませ・・・
その後も先輩ミュージシャンを表敬訪問なさるなどお忙しい関西ツアーであった石川さん、この2日間でしっかり補充させていただきました(笑)。またのお越しを心よりお待ちしております!!(オポムチャン)
(本人より)このライブの一年ほど前に30数年ぶりにこのお店を訪れ、マスターとの再会をお互い喜んだのだけど、その半年後くらいにマスターは引退、なので今回のマスターは実は初めましてだったのだ。
一年前にはトイレに黄色く変色したアマチュア時代のたまのポスターとかも貼ってあったのだが、それも剥がされていて、客層も比較的若かったので、あの頃ライブに来てくれたお客さんはおそらくもう誰もいなかった。
お店は同じなのだが「時は経ったのだなぁ」とちょっと感傷的な気分にもなったね。
思ったより早く終わったのでムジカ・ジャポニカに原マスミさんに会いに行った〜。
旅人の夜 2018年忘年会 アルカディア
2018年12月29日(土)に開催。「旅人の夜」は斉藤哲也さんが定期的に西八王子のアルカディアで開かれているイベント。
今回の出演者はイシマツにさいたま(斉藤哲也・神田珠美)
私自身はイシマツを見たのはこれで3回目だったでしょうか。お2人だけで繰り広げられえる独自性の強い音楽の世界は本当にすごかったです。
ロケット・マツさんのピアノ弾き語りの歌唱。石川さんの歌唱。そしてパスカルズのセルフカバーなど。最近は逆に2人だからこそやりやすいところがあるのかも、と思います。
イシマツの後には斉藤さんと神田さん。斉藤さんのピアノ演奏と神田さんのバイオリンのセッションは、不思議で心に染み入る独特のフィーリングがあります。「夜中の音楽」はCD化されているのでしょうか。ぜひ聴いてみたいところです。
後半は全員でのセッション。「珠美のコーナー」として神田さんが歌を歌われるところも。かつて、エルビス・プレスリーの「好きにならずにいられない」やサイモン&ガーファンクルの「スカボロー・フェア」など芸術性の高い歌を歌われてきた神田さんですが、今回の歌は「ピーマンの歌」!!NHKの子供向けの歌に出てきそうな楽曲でなかなか面白いギャップでした(笑)。
またイシマツの楽曲、「たいしたことない」の挿入部(パッパヤパ)は、女性ボーカルの神田さんにやってもらう場面もありました。
「ムーンリバー」「ダニーボーイ」「生活の柄」でフィナーレに。「生活の柄」は2017年に石川さんとある女性ボーカルの方で一緒に歌われたことがありますが、石川さんのみの歌唱も独特の味わいがありました。
ライブ終了後は、このお店ならではの打ち上げパーティー。料金は確か2000円か3000円だったでしょうか。最初に出てきたパスタはおいしかったけれど、グリーンカレーの味がするパスタは好き嫌いがありそうでした。また、こういう機会なので普段は飲まないお酒も挑戦しましたが、何がいいののかわかりませんでした。
私事ではありますが2018年の3月に初めて斉藤さんのピアノレッスンを受けました。先生の生のステージを観られることはとても貴重です。
最初にアルカディアに遊びに行ったのは、確か滝本晃司さんのライブだったと思います。2014年、CDアルバム「空色」の発売記念ライブでした。このころは私の携帯電話も買ったばかりで、なかなかいい写真が何枚も撮れました。
八王子の町も独特の魅力があります。2004年のたまの事務所閉鎖イベントに行ってから今年(2019)で実に15年。私の旅回りも一つの岐路を迎えました。(Sankaku)
(本人より)イシマツ、結構いいユニットだと思うのだけど、イマイチお客さんが入らない。
まあまだCDも出してないので宣伝が今ひとつできないのもあるのだが。CD作る話は前から出てるんだけど、意外にマツさんが忙しくてなかなか実現できない案件なのよねん。ぼちぼち出したいっす〜。
雨の日の夕方に
2018年4月7日(土)、当時は「地下生活者の夜」のイベントの本拠地であった、阿佐ヶ谷のNext Sundayというライブハウスで、ホルモン鉄道のライブがありました。ネクストサンデーでの石川さんが観たかったので足を運んでみました。ちなみにネクストサンデーは今では閉店し、地下生活者のライブも他のライブハウスに移ったとのこと。
1か月後の5月8日(火)に下北沢のLeteというライブハウスで、あかね・うつおさんの「ひとりずつ」というライブが行われ、私は足を運びました。4月のネクストサンデーのライブで、ちょうど同じ日、同じ下北沢でなんと石川さんもライブをすることが判明。しかも石川さん達のライブの場所はLeteからダッシュすれば10秒もかからないほどの近くでした。
下北沢でのライブ当日、小雨が降っていました。レテの会場待ちの場所は階段を下りた脇道です。例によって2,3時間前から来ていた私は、雨がっぱを着て開場を待っていました。
ふと階段を上がった店の入り口に目をやると、石川さんが立っていらっしゃいました。事前に石川さんのスケジュールを知っていたので何の不思議もありません。30年来の仲間である、あかね・うつおさんにご挨拶をされ、石川さんは街の雑踏の中に入っていきました。石川さんとLete、ちょっと不思議な組み合わせでした。
下北沢のライブに行ったらたまたま石川さんも同じ場所でライブをやっていた、というそれだけの話でしたが、なんだか感慨深かったです。ちなみにレテのライブ終了後、石川さんのライブ会場に足を運び、共演のひとりトモフスキーさんたちともお話ししました。(Sankaku)
(本人より)下北沢や吉祥寺、新宿などは知り合いのライブのバッティングよくあるんだよね〜。特に土日はね。
Leteはやったことないんだよね。同じキャパならニヒル牛でやっちゃうからね。
モヤさま2を見た感想
見ましたぜ旦那。テレビ東京のモヤモヤさまーず2。散歩番組として、フジの「お散歩ジャパン」、同じテレ東の「朝の散歩道」と散歩番組ベスト3の一角です。え、王様では「マツコの徘徊」と「じゅん散歩」じゃなかったかって? なんでもいいのだ!
狩野アナが復帰しました。私は大江どん時代が好きでした(しみじみ)。
店員さんは・・・Rさんじゃない?。
店に「偶然」石川さんがいらっしゃいました。本当に「偶然」なんです(笑)。
別のバンド、そこはホルモン鉄道でしょ(笑)。
たまを紹介するときって、VTRはいつもyoutubeにもあるこの映像ですね。
ランニングを見せる時は、俺だったら「ランニングなんていつも着ているわけないじゃないですよ〜、あれは営業用で・・・あ、着ていた!!!」というボケをします(笑)
狩野アナの適当ソングに器用にリズムを取る石川さん。そして「木星に着いたよ〜」のあと「着いた〜」となり、その直後わずかに首を傾げる石川さん。VTRを撮っている方、スロー再生でご確認ください。真面目な顔して腕を組んで、わずかに首を傾けています。もちろん突っ込みです。
「着いた!」はお客さんのニーズのためと顔をしかめる石川さんでした。
直前のウルトラクイズの構成作家も気になりましたw
さすがにこの日は当HPのアクセス数がふだんより多かったですねえ。(わいわい)
(寸評)本当は店番を妻にして夫婦で出てくれと言われたが断固拒否。夫婦共演はうちはNG。
実はちょっと前に明石家さんまさんの番組からも夫婦出演のオファーがあったのだが、速攻お断り〜。
有吉ゼミ大食い企画
見ましたよー。有吉ゼミの大食い企画です。
石川さんは、氏神さんとともにTV へ出る機会が多いですね。以前のイカ天復活祭のときもそうでしたね。
有吉ゼミの人選についてこんな記事がありました。
『有吉ゼミ』の大食い企画 “謎のゲスト連発”という新たな鉱脈
https://www.cyzo.com/2019/05/post_202603_entry.html
「最新回のゲストは『三宅裕司のいかすバンド天国』(TBS系)で活躍した『たま』のドラム・石川浩司とカブキロックスの氏神一番でした」
あ、ニュース元がサイゾーなので真剣に読まれなくていいです。。。
石川さんの「大人の事情」を少し考察してみたいと思います。
1・アルコールを注文したのは石川さんだけではなかった
2・アルコールを飲む作戦は実はスタッフからの指示か台本で「ちょっと飲みませんか」と前もって言われていた
3・タイへ毎年訪れているのは実話だが、タイへ訪れたからと言ってそんなにスタートダッシュしたわけではなく演出だった
4・そもそもあんなに食べてない。食べたように見せかけて残りを少なくした
どうでっしゃろ。(わいわい)
(本人より)残念〜、全部違います。
もっとも正解でもここには書けないけどね。
有吉ゼミからたまにはまった
はじめまして。
有吉ゼミの石川さんを見て「たまの人だー」と思って見ていたのですが、お父さんがたまのCD買ってたよな。と懐かしくなりちょっとYouTubeでたまを聞いたら、どんどんはまってしまいました。
有吉ゼミから1ヶ月たってないのにCD4枚とDVD1枚購入と久しぶりにはまるものに出会い毎日ワクワクです。
【さんだる】発売当時は小学校低学年で歌を聞くと怖くて仕方がなかったのですが(ギロチンとか海に身を投げるとか死を連想させられる言葉を明るく歌ってるのがとても怖かったのです。)
今はもう色々聞きたくて仕方がありません。
石川さんはじめ、知久さん、滝本さん、柳原さんのソロもまだまだ初心者ですがこれから色々聞きたいと思います。
有吉ゼミは大食いのコーナー出演は石川さんの音楽のお仕事ではないと思いますが、石川さんがテレビに出てくれたおかげでたまに出会った私みたいのもいるので、ありがとうございますとお伝えしたかったのです(^o^)
余談ですが動画サイトで(石川さんがネットの動画サイトは問題もあるのでとコメントされていたのも拝見しました。すみません)ラジオでどのようにナンパするのかやってみてくださーいとDJに無茶ぶりされた石川さんが、「困ったなー」と言いつつ第一声が「レディ?」だったのを聞いて、爆笑した後にセンスの塊だなーと感心して一気に石川さんが大好きになりました(笑)
でもラジオではそのあと知久さんに「もっと本気でやってくれよ」と怒られてました(笑)(かぼ)
(本人より)ラジオは覚えてないけど、こんなキッカケもあるなら出て良かった。
(俺はタレントじゃないからなぁ...)と出演に若干躊躇したのも事実だが。
たまはもちろん、それぞれのソロ、パスカルズ、ホルモン鉄道その他、全員今でもずっと活動し続けてるから聴くもの見るものもいっぱいあるから楽しんでね!
あと出来たらライブも来て欲しいな。CDは後でも買えるけどライブという「体験」はいつ出来なくなるかわからないからね〜。
「有吉ゼミ」に石川さん登場! なんのコーナーかと思ったら「ギャル曾根 VS チャレンジグルメ」でタイ料理の早食い対決だった!!(2019年5月6日OA)
波照間エロマンガ島@タイランドです。わたくしタイに住んでいますが、数年前から日本の地上波・BS・CS放送を視聴できるシステムを導入して、日本のテレビ放送を楽しんでおります。しかし、この「有吉ゼミ」という番組は、寡聞にして存じ上げませんでした。石川さんからこの番組に出演するとSNSで告知があったので視聴したしだいです。予想では「元たまのパーカッション、石川浩司、現在は…」という、いつもの切り口で紹介されるのではと高をくくっておりました。すると何と!
ギャル曾根と早食いグルメ対決ですって!! 御年(おんとし)57歳なのに大丈夫ですかー!!
同じくギャル曾根と対決する共演者は「いかすバンド天国」でブレイクしたカブキロックスの氏神一番と、元消防士の経歴をもつ芸人のワタリ119という、完全にイロモノ扱いとして石川さんがオファーされた企画だと知ると、わたしは思わず苦笑を禁じえませんでした。
そしてチャレンジした料理はというと、4kg超のたっぷりタイ料理。超特大ガパオライスにタイ式ラーメンのバミー麺にカイダーオ、ガイヤーンなどプラスアルファがひとつの大きな鍋に載っているという超絶級シロモノでした。これを40分以内に完食しろ、という企画なのです。
実はわたしは大食い企画のテレビバラエティー番組というのは、もっとも下品なものとして軽蔑していました。そこに出てくる大食いタレントとかフードファイターとか言われるギャル曾根やジャイアント白田なんて手合いはもっとも嫌いな人たちでした。そんな番組に石川さんが出演していることに軽く幻滅を感じたのも事実です。石川さん、すみません。
さてレースが始まると、最初は4人がかなりのペースで料理を平らげる様子が映し出されていましたが、すぐに石川さんと氏神一番がリタイヤ、ギャル曾根とワタリ119の一騎打ちで進んでいきました。途中インサートショットとして、石川さんが毎年2月にチェンマイに避寒に来ているのでタイ料理は得意なこと、タイ料理だけでは食が進まないのでレモンサワーを注文しぐびぐび飲み干してしまったことや、氏神一番が実は還暦を迎えたお爺さんだったことなどが、笑いエピソードとして挿入されていました。
そしてそのときに使われた写真が、2012年の「チェンマイ逃避組」のフォトセッションで石川さんが小坊主さんに扮したときの1枚だったのです!!あれ、わたしの衣裳なんですよー!! あー、おれのガウンだー!! って絶叫してしまいました。
そしてさらにびっくりしたのは、同じ日に当HPの「ドキドキドキリコ初体験」にてアップされた、わたしが書いた「初めてのタイ米の思い出」とのシンクロニシティーですね。同じタイ米つながり。この偶然の一致は何なのでしょうか。
http://ukyup.sr44.info/sy96.html
そんな、石川さんが早食い対決で超特大タイ料理を食べたけれども早々にリタイヤして完食ならず、という話でした。でも石川さんはいつも番組を面白くしますね、楽しかったです。(波照間エロマンガ島)
(本人より)最初番組からオファーがあった時「俺は大食いじゃないので〜」と連絡したらそれでも良いと。
まあぶっちゃけ俺と氏神一番は賑やかしね。
正直出るかどうかちょっと迷ったけど、下手なバイト数日間やるくらいなら「食って、ギャラがもらえる」って相当おいしい仕事だよなー、と思って受けた。
完食なんて最初から無理とは分かっていたけど、とにかく油まみれの米の量が半端じゃない。上に載ってるおかずはだいたい食べたのだけれど、3分の1がせいぜい。なので完食したふたりは本当にすごかった。
あと、ここには書けない大人の事情などもあるけど、それは直接会った時に聞いて来た人にはこっそり教えます(笑)。
石川浩司『懐かしの空き缶大図鑑』(東海教育研究所、2019)
この本を読んでいると缶の歴史が分かって面白いです。
昔は250mlが多かったですが、現在は350mlがメインでコーヒーなどは半分の180mlもありますよね。また巻末の対談でもあるように遮光性のあるペットボトルみたいな形のも多くなりました。本の写真をよく見ると、プルタブ時代やプルトップ時代なものと分けられますね。
写真を見ていると、自分でも飲んだ缶や見かけた缶も多い多い。
そのなかでいくつか面白かった缶を挙げてみようと思います。
p.18「宮」今回一番笑いました。p.30の「35コーヒー」。イオンのわしたショップの自動販売機でよく飲みました。よく飲んだ理由はコーヒー系で唯一自動販売機で冷えていたから。p.32「夕張石炭ビール」。北海道アンテナショップで毎回見かける缶ですが意外と高くてまだ飲んだことありません。p.33の「北海道マイルドコーヒー」は北海道へ行くとよく飲みます。あと10円が寄付される北海道でしか売っていない180の缶コーヒーもよく飲みます。p.34の「青函連絡船」はレアですねえ。鉄道オタクのみなさまが喜ぶのでは。同じページの「銀のねぶたアップルジュース」も物産展などでよく見かけますね。p.46の「ミキ」うーーーむ。p.58の「マイスポーツドリンクラグビー」これはレアだ。「明治」屋食品工場というのがいいですね。
p.67「カポネコーヒー」これはアル・カポネなのか? p.68「砂漠の嵐」これはカッコイイ。同ページの「ガムヌキアイスコーヒー」ただのブラックでいいじゃん・・・。p.75「カルテ」ナースとカルテなのか、、、。p.79「四十八茶」一番いろいろ入っているお茶の最大なのはこれなのかな。
p.101の「ハローキティミルクココア」可愛い。p.117「ハィーハィーネクターピーチ」こういうギザギザ缶ありましたね。今はもう無いのかな。
昔ドラえもんで「王冠コレクション」という名作があって、なんだかそれを思い出しました。駅前の切手ショップが王冠ショップになったとか。(わいわい)
(本人より)いつか「ビンテージ空き缶ショップ」できると思うな(現実に昔、香港で見たこともある)。
そしたら俺は億万長者。老後はゴミで安泰!
吉田豪『BAND LIFE』(メディアックス、2008)、pp.120-133。
2005年収録のインタビューです。初めて知ったことや面白かったことを箇条書きでまとめたいと思います。
●関西までの自転車旅行、交通事故の話はかつてお聞きしましたが、その修理はタクシー会社がやってくれた(事故は関西でしたが、四国旅行ですよね)。
●ザ・スターリンの話。怖くないスターリン、気弱なスターリン。
●20人のアングラの友達が交代で毎月3組くらいライブをしていた。2周りくらいしたので1回バンドごっこをしようとして「たま」を結成した。
●いままで石川さんのことを「あそこの長男は働きもしないでいいですよね」と親戚の間ではいないことになっていたが「紅白」に出たら認めてくれた。早稲田を出た同い年の従姉妹が宗教に走ったので立場が逆転した。墓参りが増えた。
●たまが売れたおかげで、KERAさんがお父さんのお墓を立てた。
●たま解散のライブに、PCMの怪しい社長が来てくれた。
●売れた時の最初の月給は60万だった。
●釈由美子さんがファンクラブに入っていて、ランニングのコスプレをしてライブへ来てくれた。
●演歌の人に受けがいい。五木ひろしさんが肩をもんでくれたり都はるみさんや石川さゆりさんのラジオ番組へ出演したりしたことがある。
●女の子が窓から侵入してきたり、パンツを全部盗まれたことがある。
●名古屋のラジオで放送禁止用語を連発。地元の新聞に載った(な、なにを言ったのか・・・)。
●スタジオを作ったのでレコーディング代がタダと考えた。
●ニヒル牛は奥さんが店長なのでお店の収入は大きい。僕(石川さん)的には、昨年(2004年)の収入は音楽と芝居と原稿料が1/3ずつくらい。
●ドラムを激しく叩きすぎたので、心臓の負担値が通常の4倍になっていつ死んでもおかしくないと医者に言われた。
なかなか面白かったっす。(わいわい)
(本人より)吉田豪さんはホント事前リサーチが半端じゃなかったね。
ただ「女の子が窓から侵入してきたり、パンツを全部盗まれたことがある。」これは俺のことじゃなくて他のメンバーのことね。
そういえば吉田豪さんにはライブのゲストに出てもらって歌ってもらったこともあったなー。時々ひょんなところで出くわすね。
2019.4.15 / 22 FM COCOLO「MOONLIGHT MAGIC」
フォークシンガー大塚まさじさんがDJを務める1時間のラジオ番組「MOONLIGHT MAGIC」にて、2週連続で石川浩司さんがゲスト出演されました。石川さんはメディア出演も多いですが、この番組はとりわけ石川さんの魅力がよく伝わってきて、「ああ、嬉しくなっちゃった。よし、みんなに教えてあげよう。」という気持ちになったので、エリアや時間の関係で聴けなかった皆さんにもお伝えしたいと思います。
4月15日、大塚さんのオープニングトークが終わっていきなり流れた曲は『秋の風』。ラジオってたまに「何だ、この妙に耳から離れない歌は!」って衝撃を受けたりしますが、この『秋の風』も、真夜中に夢うつつで聴いていたリスナーを「!?」と覚醒させたろうと思います。大塚さんは「非常に哀愁あふれる曲で…」と仰っていて、さすが分かってらっしゃる!と思いました。逆に私自身は女性なので、たぶんこの哀愁をちゃんと理解できていません。
1週目は主に石川さんの生い立ちや、「たま」「パスカルズ」などの活動遍歴についてのお話でした。ゲストコーナー中はCMを挟まないので、トークや音楽をじっくり聴けました。大塚さんと石川さんの会話は、音楽をずっと生業としてきた者同士、根底に通じるものがある感じがして格好良かったです。石川さんの話し方は我々ファンに向けて話す時よりもっと素に近い感じで、大人の男性同士の会話を横で黙ってニコニコ聞いているような心地よさがありました。
2曲目はなんと『カニバル』でした。前奏のギターを聴いた瞬間、その攻める選曲に思わず「マジか…」と呟きました。この番組では音楽は全てフルで流されており、もちろんこの曲も「ピー」音やトークによる被せなどもなくフルで流れました。言葉の問題もさることながら、ライブ感全開のあのアドリブ演奏がラジオで流れたのが嬉しかったです。
3曲目は『Taking Dog Fields』で楽しく爽やかな音楽に包まれてゲストコーナーが締めくくられました。陽の光が似合う曲ですが、真夜中に聴いても思わずにっこりしてしまいます。
4月22日は『メメントの森』からスタートです。先週はソロ、たま、パスカルズときたから今週はホルモン鉄道の曲だと思っていましたとも!ちょうど眠たい時間帯で、うとうとしながら聴く『メメントの森』もまた良かったです。
2週目は、音楽以外での現在の石川さんの活動についてのお話でした。本の宣伝も大塚さんにバッチリしていただいた空き缶コレクションの話、「そうそう、俺これ凄く聞きたかったんだ」と大塚さんも興味津々の「ニヒル牛」の話、チェンマイの避寒生活の話。こうして列挙すると、改めて石川さんって多彩なアイデアマンだと感じます。
大塚さんはゲスト石川さんのお話をとても興味を持って聞いてらして、いくつになっても好奇心旺盛な大人は素敵だなと思いました。「ミュージシャンは2月が暇」という話で確かに!と意気投合していたのが面白かったです。
2曲目は友部正人とたまの『ぼくの猫さん』でした。「けらいのひとりもいない王様」は持っていません。上手く言えませんが、友部正人さんの油断ならない優しさが怖いのです。でも『ぼくの猫さん』を聴いて友部さんもたまもやっぱり凄い、と思いました。そもそも私はむかし『さよなら人類』が怖かったので、もっと年をとれば友部さんの歌も好きになるかもしれない。Bridgeがリマスター版を販売してくれているうちに手元に置いておくべきか迷っています。
そして3曲目はホルモン鉄道『ラザニア』でした。幸せな人にも、絶望した人にも、世の中を呪う人にも等しく「産まれて良かったね」という言葉があるのなら、どうかその声が誰の心の中でも掻き消されませんように。
番組の最後に流れた大塚さんの『果てしなき旅(旅する連太)』という曲も気に入りました。
大塚さんも最後に仰っていましたが、ミュージシャン・空き缶コレクター・「ニヒル牛」プロデューサーなど、石川さんの様々な活動は、「誰かにとってのゴミは誰かにとってのお宝だ」という(もはや)人生哲学を体現したものだと改めて感じました。聴けて良かった!(ANA)
(本人より)大塚まさじさんは気さくな上に実に勉強熱心。
俺のDANROでの連載なども全部読んでくれていて、とても話しやすかった。
今まではラジオに出ても「ランニングで『着いた〜!』と叫んでる人」ぐらいの認識で話してくる人がほとんどだったので、分かってもらえてると嬉しかったなあ。
今現在やっている音楽以外の多岐なことも話せてもらえたし。
またどこかで「プカプカ」一緒にセッションしたいな。