ザ・レポート(42)


今まで石川がかかわってきた全ての活動、つまり「ソロ」「パスカルズ」「ホルモン鉄道」等のライブ、CD、ビデオ、またテレビ、ラジオなどのマスメディア、演劇、書籍、ニヒル牛、コレクション、すごろく旅行、このホームページ、その他とにかく俺がかかわってきたありとあらゆる表現活動の感想、評論、思い出等を募集します。
 既に何かに発表したもの(ミニコミ、ミクシィ日記、ホームページ、掲示板等)の再録も自分で書いたものであれば0Kです。批判やお叱りももちろん構いません。他の人のプライバシーの侵害や、特殊なケースを除き、基本的に全て採用します。何についてのいつのもののコメントかをなるべく分かりやすくして、メールにて題名「レポート」でお願いします。おおよそ10行程度まで5ポイント、それ以上は10ポイントです。裏話等や本人のそれに対する意見や感想なども付けていくつもりなので、気軽に応募して下さいな〜っ。
 例えば俺本人も知らない「こんなとこに載っていた」情報及びその感想とか「すごろく旅行を実際やってみた思い出」など俺にインスパイアされたものでもOKですよ〜ん。

2018.9.9 大阪・服部緑地野外音楽堂 レインボーヒル パスカルズ出演

久々にこの服部緑地へ帰って来ましたパスカルズ!! 豊中市在住の私にとってこんなに近くにパスカルズがむこうからお出でになるなんてラッキーな機会は逃しようもありません。

・・・ただ別投稿でも述べますが当日はこのレインボーヒルが決定するはるか前から別のコンサートの約束をしておったので、この日は午前中にちょこっとだけ覗いて同じ大阪府の八尾へ、八尾のコンサートが終われば服部緑地へとんぼ返り、という荒技で両方堪能しちゃおう、という欲張りスタイルで挑むことにしました。

まずはすこし遅れて午前中の部。もはや12時まわってたかな? 野外音楽堂への道は小雨。未だ台風21号の爪痕は濃く、倒れた木々がそこいらに。チケットの半券があれば再入場も可能であることを受け付けのお嬢さんに確認し、ほっとして中へ。傘さすのは禁止だから屋根のある場所で立ち見します。事前アナウンスの通り会場は台風の影響により停電中で薄暗い、おおっ私の好きな「ふちがみとふなと」がちょうどやってるっ!! ちょっと前パスカルズと組んでアルバムを出されたのは記憶に新しいですね。夫婦についての歌、船戸さんがコーラスを断固拒否したのでお客さんに聴いたことも無い曲のコーラスをお願いする渕上さん(笑)、よその国のラップを訳してたら歌わないと、と思い立って人生初のラップに挑戦、など相変わらず破天荒なスタイルが最高でした。客席の遠くに石川さんとおぼしきシルエットが見えましたが眼鏡がなかったので確認できませんでした。2、3曲聴いてタイムリミット、八尾へ。

八尾の素晴らしいコンサートを最後まで堪能してからばびゅっとブーメランで緑地公園へ、戻ってこられたのは17時20分頃でしょうか。
みにまみすの皆さんが楽しく観客席をあたためています。このチンドンスタイル(?)の賑やかな楽隊、好きなんですよね〜!

さぁ私の読みは当たるか? ハイ来ましたパスカルズっ!! この音楽イベント“レインボーヒル”はすべての出演者の演奏を楽しんでほしいというコンセプトで出演順は公開しないのですが、やはり大トリはこの皆さんしかないでしょう!
  ・・・しかしえーとごめんなさい、私はインスト曲の曲名がおぼえられない、という欠陥脳味噌の持主で、なんて名前の曲がプレイされたかを記すことが出来ません。以下ざっくりと感想を。

スタートから数曲は聴いたことのない曲たち。そうです、今回はニューアルバムを引っさげて来阪されたのです。穏やかながらも心がワクワクしてくるような出だし、そしてぶわぁぁぁぁぁああっ、と胸が躍り出す曲のクライマックス、その中をひとり自由に駆けまわる石川さん。
・・・・・・あぁ、これだ。ひさしく忘れていた感覚。私は鞄を抱えたまま、舞台の最前列まで進んで音楽に身をまかせました。

コードの展開はほぼ繰り返しなのに、曲の途中でそれに飽くことがない。それどころかいつまでも聴いていたくなる、不思議な音楽。
なんだろう、この国いやさこの星の人間だけで作られた音楽、という気が、まるでしない。
さまざまなバックボーンを持つメンバーの皆さんが紡ぐ音たち、それはいろんな世界のおんがくの玄妙な繊細な部分をこっそり盗んでは培養して、ステージでばぁっと開けちゃった、そんな空気。

こういう言い方は良くないことは承知の上で、私はクラシックのオーケストラの演奏を聴くと眠くってぜんぜん集中して耳を傾けていられません。では一般的なオケとパスカルズの音楽はどこがどう違うのか?
決定的な箇所はもうみなさんお解りですね、石川さんです(笑)。裏にきっちりしたドラムスがいるのに自由なパーカッションを配置するという試み、冒険。正調の音楽の進行のなかへ時に乱調のリズムをぶちこみ予定調和的な流れを崩して聴き手をハッとさせる。もちろん常にぶっこわしてるわけではありません、調和が必要な部分ではきっちり合わせ、ここで崩してきてっ! という部分で見事に破壊を起こすのです。これが、もう。なんという快感!! ふつうのパーカッショ二ストにはできっこない天賦の芸当。

またパスカルズは私的に基本きっちり隊と(またも言い方が悪いですが)へっぽこ隊、というのが分かれていて、たとえばVl.の松井さんクリスチイヌさんやBanj.の原さん、Vc.三木さん、Drs.横澤さんはどちらかといえばきっちり隊で、石川さんや永畑さん、坂本さんが時にびっくりするようなパフォーマンスをするへっぽこ隊の筆頭、他の皆さんも状況に応じてへっぽこときっちりを自在に行き来している感じがします。もちろん演奏する曲に応じて皆さんそんな区分けなしに活躍されているのですが、きっちりとへっぽこの混在、そしてそれを成り立たせている絶妙なバランス、そこが大きな魅力になっているのだと思うのです。どちらかが主張しすぎてもこの音楽にはならない、そのギリギリのラインをコンサートマスターのロケット・マツさんは知り尽くしていらっしゃるのでしょう。

そんなことを想っていると知久さんのやさしい声、「ハートランド」が始まりました。その後に続くあかねさん、石川さん。かつて信楽の陶芸の森で聴いたことが想い出されます。もう胸がいっぱいです。流石はハートランド。心やすむ場所、それはまさに今ここだ。ハートランドは、ここにある。インスト曲でもふるえるのに、ヴォーカル曲ではもっとやられてしまう。

その後はもう夢中でステージにかじりついていたので、よく憶えていません。石川さんが鎖を器用に生き物のように操って音と光がキラキラしてて綺麗だったこと、日が落ちてきても電源車から引いた電器でステージがどうにか照らされていたこと、「今日来たみんなは金メダルだよ〜〜!!」と叫びながら石川さんがコイン型チョコをばらまいたこと(私も水たまりに落ちたものを1枚持って帰りました)、主催者伊藤さんから突然リクエストされたアンコール「だんだん畑」に演奏者が困っていても石川さんは「俺だけ楽譜がなくっても関係ないもんね、だってリハにも呼ばれないんだも〜ん」と笑いを誘ったシーン、また出演者が間奏中にアドリブをかます曲ではみんなが遠慮がちなところを石川さんが「♪今日〜人類がはじめて、木星に着いたよ、着いた〜〜〜!!!」を自前でやってくださったり、と断片的な記憶が残っているのみです。とにかく幸せで、1曲1曲が終わるごとに大きな喝采が湧き起っていました。私もそれに合わせてクネクネ飛び跳ねていました。

この日はライヴ5連チャンの2日目だった石川さん、それでも出し惜しみなく私達を目一杯楽しませてくださいました。停電のためステージの光も少ない、控室の空調も戻っていないような大変な状況の中にもかかわらず、素晴らしい演奏を届けてくださった石川さん・パスカルズの皆さん、また主催のムジカジャポニカの皆さん、本当にありがとうございました!! 石川さんにいただいた(水たまりに落ちた)2ユーロコインチョコは今日食べます。腹壊したら「おバカ」に投稿します(笑)。 (オポムチャン)


(本人より)おおっ、勘が当たって良かったねぇ! なんせ出演者の俺たちでさえ当日まで出順を知らなかったのだから。
台風の影響でステージに電源車でなんとかPAや照明をつけただけでなく、駅から会場までの道も倒木で全く通れなかった所を突貫工事のようにして伐採して道を作って開催にこぎつけたのは本当に素晴らしい。
普通のフェスと違って、ムジカジャポニカというライブハウスの店主の伊藤せい子さんたったひとりが全てを決めて知り合いをかき集めて孤軍奮闘で作ったフェス。個人じゃなければできない面白いものというのは絶対あるよね。

かもめの本棚「石川浩司の缶コレランニング」 2018.4.18〜5.26

さてニューシーズンの缶コレランニングのコラムは第6回目、今回はダジャレネーミング缶に目を付けます。

のわゎいっ、だしぬけにダジャレクイズを3問出してくるなぞなぞ博士・石川浩司氏。ぐぬぬぬぬ・・・・・・ 1と2はどうにか解った(気がする)けどどうにも3問目がわっから〜ん。そう、石川さんは「おとなのなぞなぞ」という本を出されていたのです。さくらももこさんも絶賛されていたのですよ。っていうか私もこの本持ってるんですが、最後に解いたのがもはや3年前で解答をすっかり忘れてしまっています。

で、このクイズの大半はダジャレで構成されており、おっさんはダジャレが好きなものなのだ、という展開。ああ・・・・・・脱力の、茶系ダジャレ缶たち。もうちょっとなんとかならんかったか、そのネーミング、というものが続々と。社内で名付けに反対するものはいません。何故なら飲料メーカーのえらいさんは基本的にみんなおっさんであり、先述のようにおっさんはダジャレを愛しているが故に結果、冗談みたいな名前のお茶が恥ずかしくも市場に出回ってしまう事態となるのです。南無釈迦牟尼仏。

しかしこういった洒落缶はもっぱら聴いたことも無いような地方の中小メーカーの得意技と思いきや、石川さんが最高峰と讃える洒落缶は、なななんと天下のカゴメさんが作っています。・・・どないしたん? 毎日トマトこさえるのに、もう疲れたん?? ちゃんと食事と休憩とってる? ついつい健康飲料メーカーの担当の健康状態を憂慮してしまいます。
でもどうしておっさんになるとダジャレが恋しくなるのでしょう。私もちょくちょく思いつきでしょうもないことをほざいて周りから黙殺されますが、同僚の60歳女性は実に息をするかのように会話にダジャレを仕込んでくるので、もはや天然自然に思考回路がそのように組まれているとしか思えません。一種の脳のトレーニングにはなる気もするので、ダジャレがポンポン出てくることはある意味健全ではあるのかもしれませんね。周りは疲れるけど(笑)。・・・おや、コラムのおしまいに最初のクイズの答えが書いてるわ、ぐゎわあ! 冒頭のクイズの3問目、そうやった、そうやったわ・・・・・・!! 悔しい。こちらをお読みの珍しい皆さま、是非とも題名「あたまグルグルかいてん」で石川さんまでおもしろ洒落クイズをメールで投稿してみてくださいね! 私の投稿分のクイズはおもろないから無視していいからね(笑)!!

ではでは「今週の缶コレ」4週分、いきましょう! おぉ・・・ 初っ端から「おもしろ名前編2」か・・・。No.105、なにが、どう、正しい関係なの(笑)?? 言及せぇよ(笑)。あっ、缶の裏側には書いてんのかな? ダイドーさんはミルクセーキを毎年冬になると自販機ラインナップに入れてくれる貴重なメーカーです。No.106、またカゴメだよ・・・ やっぱり担当さん疲れてるでしょ(笑)。トマト製品の摂取のし過ぎで栄養バランスが・・・ってこれ以上いらんこと言うと怒られるわ(笑)。No.107、懐かしい! これ独得で美味しかったですよ、名前はわけわからんかったけど(笑)。No.108、ネーミングの珍妙さに目が行きがちですが、さも普通の顔で“TOMATO SPORTS”って書かれても・・・(笑)。名前も内容も意味が不明だ。イイネ。No.112、なんじゃこりゃ、みかんの阿修羅が婿さがし・・・? コンセプトがようわかりませんが他の味もあるっぽいデザイン。

でました脱力コーナー、「お茶缶編」。No.113・・・・・・ 達者な者まで患いつくわ(笑)。No.114、これニッポンってパターンも別メーカーでありましたよね・・・。♪あーいわーなだーんすどぅゆらいっちゃっちゃっちゃ、の曲でも流行ってたんでしょうかねこの当時。No.115、担当者呼んで来い(笑)!!! No.116、ウゲゲッ!!! これ絶対ヤバイやつや。飲んだら便所まっしぐら系や・・・・・・。

おおっこれは、「気になる味編」!! 新たな缶ドリンクの味覚の探究者である私、期待が膨らみます。No.117、え・・・? あ、ふつうのビールなのね。しかしデンマークの方の日本のイメージ、ってこんなんなの(笑)? No.118、もうカフェとカフェインでカッフェカフェですね。 なぜか飲む気にならなかった珍しい缶飲料です・・・。No.119、オイルが入ってんじゃないだろな・・・・・・ Np.120、うっゎーーーーーなんじゃこりゃあ、一番味が想像できないっ!! 缶ドリンクにチーズだなんて見たことない・・・しかも飲み口を見れば相当古い時代の缶ではありませんか!! 資生堂、攻めてるなぁ・・・。たぶんあんまり売れてへんと思うけど(笑)。

締めは「鉄道缶編」。No.121はお膝元なのにこんなUCC缶はじめて見ました。たまに飲むとおいしい昔からの味わい。No.122〜125はいずれも鉄道ビアー。やっぱり車内販売とかでしか手に入んないのかしら・・・。味はたぶん、ふつう(笑)。しかしそれをここまで集められた石川さんの根性が素晴らしい。それにきっとここには載せてない同じ系統のものも多数あるでしょうからね。

それにしても毎回みてるとカゴメや資生堂の意外な冒険っぷりに驚きます(笑)。あと3回分、ゆっくりですが最後まで書き切りたいと思います! (オポムチャン)


(本人より) そうそう、カゴメや資生堂って大手の割にお茶目なんだよね。・・・あっ「お茶めさん」というお茶はどうだ!?
ちゃんちゃらおかしいって?・・・あっ「茶ん茶らおいしい」というのはどうだ!?
「茶おっ!(チャオ)」「茶き茶き娘」「茶イコフ好きー」ああ、時間さえあればいくらでも思いつく・・・。

テレビ東京『じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告〜』(2018年9月21日)

石川さんが深夜のバラエティー番組に登場。この番組は「あらゆるジャンルの経験者を招き、過去の大事件の真相や芸能界の裏側、体験談、視聴者からの要望等の真相を聞いていく」というコンセプトで、司会は河本準一と名倉潤。初めて観ました。そして石川浩司ワールドにここ10年以上浸っている者からすれば、その内容の薄っぺらさには大いに落胆させられました。テレビ番組で石川浩司をとりあげるにあたってはこの程度くらいまでしか掘り下げないのかな、と実感しました。
主に以下の3つのポイントを紹介していました。

1.「さよなら人類」で60万枚セールスを記録し、紅白歌合戦にも出た伝説の「一発屋」バンド、たまのあのメンバーは今!
2.現在、フランスで大人気の大編成バンド、パスカルズのメンバーとして海外で大活躍。
3.海外公演中、あの「シルク・ドゥ・ソレイユ」からスカウトされるも、それを拒否。

というような内容でしょうか。以前出演された「アウトデラックス」のように、空き缶コレクターや当ホームページについての紹介はありませんでした。

それにしても、テレビ番組の品格の低さにわたしは楽しめませんでした。司会の河本準一が5年ほど前に起こした親族による生活保護不適切受給疑惑、いまだに視聴者として許せない部分があるからかも。河本がしゃべるごとにどうしようもない嫌悪感を感じ、内容に入ることができませんでした。(影さつき)


(本人より)うーん、俺はこんなものかと思ったけど。確かに「一発屋」はあまりの連呼で逆に笑えたけど。
バラエティ番組は平均するともっとヒドイことが多いす。「この部分だけは必ず流してください」と言って「わかりました!」と言っていたのに全くカットになってたようなことも何度もある。(例えば「ニヒル牛は僕がプロデュースしたけれど店員はしてないので、お客さんが間違って僕に会える場所だと勘違いしないように『店員はしておりません』は流してください、など)。
今回はパスカルズの映像を結構使ってくれるということでその宣伝的にはまあまあだったかなと。それより、実は収録には他にもふたりちょっと素人的なゲストがいて、その人たちは放送にさえ乗らなかったかも(別日で放送されるかもしれないけど)。
あと、スタジオでプライベートな話はほとんどしてないけど、一番丁寧でまわりを常に見ていて好感を持ったのは、河本準一さんでした・・・。

ホルモン鉄道 ライブイン下諏訪温泉、中川旅館(2018年8月25〜6日)

波照間エロマンガ島@タイランドです。
ホルモン鉄道が長野県の温泉で1泊ライブを行なうという大谷氏のtweetで見て、日程確認もろくにしないまま、とりあえず予約開始日にメールにて申込みをしました。あとから聞くと即日完売になったとの由。そのあと休暇をとり日本への往復航空券を手配しました。わたしにとっては約2年半ぶりのホルモン鉄道、しかも温泉ライブということで、期待に胸が高鳴りましたよ!

2018年8月24日のライブ前日、成田空港に降り立ったわたしは、そのまま八王子までリムジーンバスで移動し、ビジネスホテルに1泊しました。できるだけ長野県に近い中央線の駅を検索し八王子に宿泊することにしたのです。八王子は学生時代よく遊んだ街ですが、北口駅前付近はまったくその姿を変えていて驚きました。
さて、翌日はちょっと早めに現地入りすることにして、午後1時半に現地駅着予定の特急あずさに乗り、目的地に向かいました。ライブ会場の中川旅館には午後2時すぎに到着しました。一番乗りかと思いきや、先客がすでにいました。2年前の2月チェンマイでお会いしたこともある知人の女性で、久々の再会をよろこびお喋りタイム、大谷氏夫妻が到着するまでのあいだ旅館のロビーでまったり過ごしました。この何をするわけでもない時間が楽しかった。今夜見られるホルモン鉄道のライブはどんなんだろう、お客さんは誰が来るのだろう、と気分があがっていくのがわかりました。



午後4時過ぎに大谷氏ととっちゃんが到着し、さらに石川さんを含むほかのお客さんたちも三々五々到着してきたところで受付が始まりました。受付でとっちゃんに言われたのは「食事が18時半からでライブはそのあとになります。旅館に温泉はありますが狭いので近くの温泉の回数券を1枚あげるので明日のチェックアウトまでに行ってください」とのことでした。 そして男性客のわたしは宿泊室兼ライブ会場でもある大広間に通されました。おー、まさに日本旅館の宴会場だー!! 一段高くなっているところがあり、あそこがステージになるのだろうな、と予想しました。

すると旧知のホルモン鉄道ファンの友人知人が次から次へと大広間に入ってきたので、まだ午後4時台でしたけれどもとりあえずビールで乾杯です。わたしは浮かれすぎていたのでしょうか、ビールを畳にこぼしてしまい、とっちゃんが飛んで走って来て布巾で畳を拭くというプチ事件もありました。友人の中には会場に冷房がないことを予測して「マイ扇風機」をもってくるツワモノまで登場、他のお客さんを驚かせていました。

そんなこんなであっという間に夕食時間になりました。ひとりのキャンセルもなく予約したお客さんは全員到着しました。主催の大谷氏が挨拶をして夕食をいただきました。25名の団体でいただく夕食は、なにか学生時代のサークル合宿のような、そんな風情を感じました。

大広間に戻るとまた酒盛り。そんなさなか出演者&スタッフによる準備が始められ、午後8時前後からいよいよライブが始まりました。オープニングは特別ゲストのエーツー2コさんのソロパフォーマンス。2コさんのライブを見るのは10年以上ぶりかな。まだ日本に住んでいた時分、渋谷の青い部屋というライブスペースで下関マグロさん主催の演芸イベントで観たときのことをよく覚えています。その後、ニヒル牛マガジン編集長(2コさん)と書き手(わたくし)という関係で関わることになるとは、そのとき思いもしませんでしたね。当時に較べると痩せてソリッドになり表現に凄みが増した印象を受けました。全曲アカペラで歌うのですが、バックにサウンドが聴こえてくる不思議なパフォーマンスなんですね。またいつか見たいアーチストです。

そして御大ホルモン鉄道登場!!2016年1月2日のMANDARA 2以来、964日ぶりに観覧しました。今回の温泉旅館ライブ用にふだんあまりやらない曲も演奏したそうで、コアなファンにはたまらない内容だったのではないかと思いました。
わたしが感じたのは、50代後半にさしかかった石川浩司と大谷氏、この二人のアーチストが60代、70代になってもステージで歌い続ける姿を想像できたということ。一生彼らを観ていこうと決めました。液はだんだん薄まっていくと思いますが、「生涯原液」であるだろうことが想像できたので、老後の枯淡の境地の彼らが楽しみでなりません。

ライブ終了後はまた酒盛り。ここには書けない、とんでもないオフレコトーク炸裂の楽しい宴でした。わたしの場合、ふだん日本にいないのでそれだけ皆さんと会える機会も少なく、よりいっそうお酒が美味しくトークが弾んだと感じられたのかもしれません。今回このホームページの投稿者の人たちと話せたのも大きな収穫でした。宴は午前2時半すぎまで盛り上がり、一人また一人と寝落ちしてわたしも眠りに就きました。翌朝は朝食後皆チェックアウトぎりぎりまで眠り、そしてチェックアウトして解散しました。本当に楽しいイベントでした。

こういう機会がまたあればぜひ参加したいと存じます。ホルモン鉄道の皆さん、2コさん、お会いした皆さん、ありがとうございましたー!!(波照間エロマンガ島)


(本人より)やっぱり旅館貸切ライブは時間に制限が無くて楽しいよね。
翌日も東京方面に帰る何人かと途中蕎麦屋に寄ったり足湯に浸かったり間欠泉を見たりして遊んだよん。
「生涯原液」でいられるよう、がんばりま〜す。

かもめの本棚「石川浩司の缶コレランニング」 2018.3.8〜4.14

さて今年(2018年)春先に執筆された缶コレ、今回はスポーツと石川さん、という意外な組み合わせのコラム。その周りには見たことも無いようなマニアックなスポーツ系空き缶画像がちりばめられ、見る者をワクワクさせてくださいます。

ちょうど平昌五輪で大騒ぎしていたのが終わったころに執筆されたもので、石川さんはその五輪の頃恒例の2月いっぱいタイ滞在で日本をお離れなのでした。しかしタイ国でも金メダルをバンバンゲットしちゃうスタープレイヤーがいらしたらまた国民の関心もムエタイから五輪へと移ったのでしょうか。それともそういう方がいらっしゃっても勝とうが負けよがマイペンラ〜イな国民性であまり国際スポーツの祭典とかには気分が向かないのでしょうか。いずれにせよこの日本との温度差が面白いというか興味深いですね。まぁ斯く云う私もぜんぜんTVで観戦しませんでしたが・・・。

な、なんと石川さんの武道館デビューは音楽活動ではなくスポーツだった! これまた意外な展開、詳しくはコラムか発売予定の本で読んでね(笑)。そして意外にもスポーツ歴の豊富な石川さん、ご自身で不器用とおっしゃられますがあの愉快かつ精密な真似できないエクセレント・パーカッション捌きの裏には経験してこられたスポーツの下地がもしかしたらあるのかも! おやおやっ、サブカルのお話が途中で切れて唐突にサイクル野郎のお話になってる。かもめの本棚さんに直してもらわなきゃっ。

そしてスポーツドリンクというものの初登場が1980年のポカリスエットとのこと、私3歳、石川さん19歳。そういや近所の風呂屋でほっそい缶かんのくせにほかの缶ドリンクより20円も高い意味不明の青いのんが売ってたなぁ、と記憶しています。未知の味だったから始めは売るのが大変だったようで、スポーツ会場などで1年間で40億円の損失を出しつつも無料配布をつづけてたら2年目からググンと売り上げが伸びたんですって。先人の苦労の末に、今のスポーツドリンク市場があるのですねぇ・・・。私は今はもっぱら(最近は被災地への輸送などで品薄が続いている)アクエリアスビタミン(レモン味)派なんですが、やっぱりたまに大汗掻いた時にがぶがぶ飲むポカリは格別ですね!
  今回のこのコラムを飾る缶たちもスポドリ系が多し。日韓サッカーのアクエリ、前回の缶コレにも登場したラグビーの缶・・・ あっ! 前回謎のままだった成分「エレウテロコッカス」の正体が書いてるぅ〜〜!! 知らんかった。でも明日になったらたぶん忘れます(笑)。仙ちゃんのキリンビール、なんとヱスビーのその名もズバリ「スポーツドリンク」(笑)、あっ前回の缶コレでは何故か画像がなかった「ゴルフコーヒー」も出てるっ! しかしこの「ミルク入りダイエット飲料」という文言がわけがわからない(笑)。裏面の成分表示が超見てみたい・・・・・・。ちなみにポカリのライバル(?)ゲータレード、最近見ないと思てたら2015年に撤退してたのね・・・。

さぁてこっからは「今週の缶コレ」4週分! まずは地方缶の第2回目から。ギョギョギョっ初っ端から衝撃!!! No.80あんずエード!!! No.81甘夏スカッシュ!!! なにこれなにこれ知らんしらんしらんめっちゃ飲みたいめっちゃ飲みたいめっちゃ飲みたい!!!!! 今回は初っ端から私の琴線をグジャランジュリン鳴らかしまくるラインナップ!!! ごめんなさい独りで勝手に興奮して(笑)。未知の缶飲料の魅惑。でもまず残ってないでしょうね(泣笑)。・・・・・・って後半、なんじゃこれ。No.86、レタス100%飲料って・・・・・・ どこにニーズ、在った(笑)? No.84の柿ドリンクはサービスエリアなんかでよく見かけましたね。あまりカキカキしていない、形容しがたい独特の味わいでおもしろかった。あとは熊笹、石炭ビール、ゴーヤー汁30%飲料・・・ ゴーヤー率、高ない(笑)!!? やっばいわぁ・・・ 沖縄、恐ろしい缶の名所です。

お次は缶コーヒーパート2。No.89、風刺(笑)! No.90、こっこれは、いまコンヴィニとかで紙パックで200mlのんが売ってる白バラコーヒーのプロトタイプ!!? これはごっついレアだなぁ! いまは多分缶入りのものは販売していないハズ。凄い凄い!! No.91、涙が出そうなくらいどシンプル・・・・・・。素敵だ。あまり飲む気は起らんが素敵だ(笑)。No.94、おおっ今回はアメリカなコーヒーで頭とお尻を固めたのか。しかしこっちはアメリカンコーヒー、ではなく女神がガン付けてくるUSAコーヒー・・・ アメリカンではない、“New coffee”だそうでっせ。ほんまかいな。だいいち日本通商というメーカーの缶飲料、たぶんいままで飲んだことない(笑)。

その次はこれまたどレアなタイアップ缶たち。No.95なんてJRの開業祝ってのはわかるけど中身の情報が一切ないので飲料マニアの私はコマッチャウ。茶ァかな。No.96、ザ・ローカルな匂いがプンプン・・・。沁みますねぇ・・・・・・。No.98、99、ピザのジンジャーエールにホットドックの烏龍茶、パッと聞くとまったく意味が判らない(笑)。こういう混乱をきたすコラボはネタ的においしいですね。

そして最後の週はさらにレア度マキシマム! 記念缶です。記念すべきNo.100はなんと農業高校の学生さんの作品。創立100周年を記念して。よくこれ手に入りましたね(笑)!! イラストの男女がなぜかダッ〇ワイフ風に見えるのは私の心がくすんでいるからか。メーカーも岩手缶詰、っていうのがまたレアでいいですね。No.101、102、きっとレア! レアなんだろうけどパッと見で味がワカラナイのはイヤッ(笑)!! No.103、104、こういう雑誌系の記念缶はどうやって入手できるんでしょう? 応募とかで当てるのかな。だとしたらゲットには運の要素も絡んでくるのか。缶コレの道は険しいなぁ。

ようやく全コラムの半分以上を見て来たことになりました。まだゴールは先ですがこれ読んでる時ほんと幸せ(笑)。懲りずに投稿しま〜す。(オポムチャン)


(本人より)よくぞ細かく読んでくれた。本人以上に(笑)。
とにかくローカルな缶が好きなんす。でも30年前にはたくさんあった地方の中小メーカーはほとんど無くなってしまった・・・。
そうこうしている間にも缶ジュース自体がどんどんペットボトルにと取って代わられ「缶ジュース」そのものが世の中からなくなるかもしれない。
20世紀半ばから21世紀前半までのわずか100年ほどの製品なのかもしれない。
それならそれで「文化遺産」として面白いのだけどねー。

実家に帰省して

夏と言えばお盆の里帰り。そして7月の頭には石川さんの生誕祭が開かれます。石川さんのライブは録音OKなので、ライブを録った後にじっくり聞いて「ザ・レポート」に向けて文章を練り上げていました。

「王様の耳〜」にも書きましたが、以前 東京・高島平や新小岩でも石川さんはライブを行われ、それが私の実家・足立区のほど近くでした。
思い出深いものが新小岩の中央図書館でのライブ。実家に帰省し一泊して会場に向かいましたが、東京の東側の風景や景色を良く味わえました。

実家は足立区の下町。チェーンや大手のお店が増える昨今ですが、昔ながらの個人経営の工務店などが残っている、昔から変わらないものがあります。もう80才を越える祖父母も元気にやっていて、帰省するとやっぱり落ち着きます。
そんな中で時間もたっぷりあるので、その時間を石川さんもライブレポートを書く時間に充てるのはなかなか充実した時間です。いくら安心できるところとはいえ、パソコンもなく退屈さを伴いますが、録音機を持参し、レポートの為の資料を吟味するのはいいアクセントになります。
2014年に8月に、私は一人暮らしを始め、いろいろな事を一人で進めてきましたが、家族とごはんを食べられるのはとても楽しいです。何を隠そう足立区は私の生まれた町なので、なにか今住んでいる所にないようなモノがある気がします。今は一端に男の一人暮らしになってはいますが、やっぱり信頼できる家族がいるという事は、たとえ遠くに住んでいても心強いです。

先ほども書きましたが、安心できる場所で最高に好きな音楽を吟味できる時間は格別です。資料であるライブの音源を聞くのは、聞く前はちょっと億くうですが、聞き始めるととても楽しくなります。
ここで一つ分かったことがあります。毎日石川さんもたくさんの文章と接しられているようですが、文章を書くのがノッてくるととても楽しいものです。やる前には面倒に感じても、やはりそれらと向き合い飛び込むこと。石川さんも毎日60通近いメールを受け取られるとの事ですが、こんな楽しい事と向き合えるなら、人生の楽しさも変わってくるように思います。(Sankaku)


(本人より)俺にはいわゆる「田舎」「地元」と言われる場所がないからねー。ある人はちょっとうらやましい。
図書館ライブは無料のせいか立ち見が出るほどの盛況で嬉しかったなあ。
こんなにアングラな歌なのに公共施設に呼ばれるのは、何かちょっと誇らしいんだよな。
って、このライブ、毎年の生誕祭を主催してくれるクドウヒロポくんが持ってきてくれた仕事なんだけどね。

イシカワコウジ ACOUSTIC SUPER LIVE!!

2018年8月4日(土)、会場は埼玉県東松山市の『レトロポップ食堂』
親子丼、カレーライスなどの料理が美味しく、また店員の方々も気さくで楽しい人たちで本当に楽しめました。
オープニングアクトは石ノ森けんぢろうさんが登場。(ギター弾き語り)

石ノ森さんとも初めてのセッションで、曲目やどういう曲調かも知らないままセッションし、それでも合わせてしまう石川さんはやっぱりすごいです!!
ここ5・6年の新しい曲目に加え、古い曲も一緒にやってくれると、いいアクセントになってライブも味わい深いものになるというもの。「夏のお皿はよく割れる」は何年かぶりに聞きました。「サマーソングなので踊っていいよ・・・踊れるものなら」漫談のような語り口からまとめのところまで、流行りのの音楽にはない独自性が光っていたと思います。
たいこの叩き語り「どんかんとんちんかん」や不協和音コードの「死ぬ死ぬ音頭」どちらも今年の生誕祭にて初めてお披露目。これからどんな風に展開されるのでしょうか。
第2部は「割と良い曲」が集まったライブ。「マトリョーシカ」「玄関」などの新曲勢が集められました。ちなみに「ジエンドオブザワールド」など、今年の生誕祭でやった新曲たちもCD-Rにする話はあるのでしょうか。ちょっと興味を惹かれます。
アンコールでのラストは、久しぶりに聞いた「ネムイ」 やっぱりこういう曲も忘れてはいないんだなと、ちょっと嬉しかったです。

石川さんのソロライブを観たのは何年ぶりだったでしょうか。ホルモン鉄道や共演者のいるライブにはこれまでも足を運んできましたが、純粋に石川さんのワンマンソロ、ギター弾き語りメインのライブは本当に久しぶりだったように思います。

ライブの後はちょっとした打ち上げ。東松山名物の焼豚がふるまわれました。あげないよ、と言われつつも結構たくさん食べてしまいました。
帰り道は245号線を走行しての帰宅。赤い月が不気味で楽しかった。道端にあった牛丼の松屋に久しぶりに入りました。

「追記」=今回のライブはちょうど私の誕生日で、石川さんもそれに合わせて「誕生日」という曲を演奏してくださいました。バースデーソングをもらったのは初めてです。ありがとうございました。(Sankaku)


(本人より)ライブ前にSankakuくんがいたので話したら「今日が誕生日」だなんていうから、一曲プレゼントしちゃったよ(笑)。
ソロも特にワンマンの時はなるべく古い曲も何曲かは入れるようにしてるから、またお越しやす〜。

さくらももこさん

漫画家のさくらももこさんが乳がんで2018年8月15日に死去されたことが、8月28日(火)のニュース各紙で発表されました。(享年53歳)
さくらさんの生い立ちについてはここでは省きますが、初めて自分が大きな影響を受けた人が亡くなったという感じです。漫画家の水木しげるさん、俳優の高倉健さん、そして同月に亡くなられた女優の菅井きんさんらが亡くなられた時は正直さほどショックはありませんでした。

たまが「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマ「あっけにとられた時のうた」を担当されていたのは’96年ごろ、私もまだ小学生でした。「クラスメイトのとんちんかん」である山田(?)がまる子の家を夜に訪ねてくる場面は何となく覚えています。また、たまが幼稚園か保育園でライブをされた時(Youtubeで見つけた動画です)、知久さんがこの曲のイントロを弾いたときにちょっとシビれたのを覚えています。

わたしがさくらさんの作品で最も夢中になったのが【COJI-COJI(コジコジ)】 この作品も何度か再版されましたが、印象に残っているのが、コジコジたちが地球・日本の田んぼ地帯に遊びにくる話。カエルたちの天国であるという雨の田んぼの場面は、まさにたまの「レインコート」という曲がピッタリでした。
【ちびまる子ちゃん】の映画〈わたしの好きな歌〉にも、たまの「星を食べる」が使われたそうですが、フィーリングの似ている所がいくつもあったように思います。また何を隠そう、たまのベストアルバム「まちあわせ」にもさくらさんがジャケットを描かれていました。

「コジコジ」は私のマンガコレクションがまだ未成熟だったころからそばにあった作品。この作品あたりから私自身、マンガの朗読の面白さに目覚めたように思います。
「ちびまる子ちゃん」も原作漫画を少しだけ読みましたが、明るく朗らかなテレビアニメとは違い、思春期の少女の葛藤やシビアな場面も書かれていたように思います。

若くしてこれだけ日本国民のハートをつかんだ才人。私もいち漫画とはいえ本当に夢をもらいました。
ありきたりな内容ではありますが、心から冥福を祈りつつ筆を置かせていただきます。(Sankaku)


(本人より)さくらさんはリアル友達で一緒に遊んだりしたからなー。
もっとも当時のダンナさんと一緒だったので、ここ10年くらいは会ってないのだけど。
とにかくスゴいパワーのある人で、健康オタクでもあったのに、まさか俺より先に旅立つなんて想像すらしてなかった。
誰しもいつあっちにいってもいいように、今日を大切に生きるべきだ。

さくらももこワールド ちびまる子ちゃん――わたしの好きな歌

 1993年のお正月に公開された長編アニメーション映画です。
 当時小1だった私は、いとこのお姉ちゃんと一緒にこの映画を観ました。実家の本棚から持ってきたパンフレットを参照しつつ、思い出話がてらレポートしたいと思います。

 この映画は、図画の授業で「わたしの好きな歌」をテーマに絵を描くことになったまる子と、絵描きのお姉さんとの交流が描かれています。
 また、劇中にはたくさんの歌が登場します。つまり、サブタイトルである「わたしの好きな歌」とは、ストーリーの軸であるとともに、原作者のさくらももこさん=「わたし」の好きな歌が散りばめられた映画であるという、二重の意味が込められていたのですね。

 上映前に目を通したパンフレットには、それらの挿入歌の歌詞が載っていました。
 その中に「星を食べる 歌:たま」とあります。「『たま』って、あの『たま』?」と思いました。もちろん当時の私は、さくらさんと「たま」のみなさんが雑誌連載などで親交があったことなど知りません。
 他のミュージシャンが大滝詠一さんや細野晴臣さんなど、子どもには馴染みのない方だったこともあり、『星を食べる』はどんな曲なのかなぁと興味を抱きつつ、上映を待ちました。

 『星を食べる』は、まる子と絵描きのお姉さんが遊びに行った水族館の場面から、夜の街の空を魚たちが泳ぐ幻想を描いたシーンで流れました。ストーリーとは全く絡まないシーンですが、25年経った今もそのふしぎな映像を朧気に覚えています。
そして、滝本さんの憂え気なボーカルと、夜風のような「ラララランラ ランララン…」のコーラスもまた、うっすらと印象に残っています。
こんな曖昧な記憶で語るのも恐縮ですが、映像と音楽とが互いの良さを高め合っていた「美味しい」シーンであったと思います。

しかし私は、この『星を食べる』という曲を歌っている「たま」というのは、私の知っている「たま」とは同名の別グループであろうと結論づけてしまいました。「たま」というとどうしても柳原さん知久さんの歌声のイメージが強く、まさかメンバー全員が自作曲を自分で歌うスタイルのバンドだとは思いもよらなかったのです。
自らの勘違いに気づくのはその3年後、『あっけにとられた時のうた』で再びさくらさんと「たま」がタッグを組んだ時でした。

最後に、パンフレットに載っていた「解説」(解説者の名前は載っていません)から、劇中の歌について書かれた箇所を引用します。
「この映画の大きなポイントとして、サブタイトルが示す通り、原作者自身が愛聴している一流アーチストの名曲の数々が挙げられる。古くは笠置シヅ子から細野晴臣、大滝詠一、たま、に至るまでまさに日本のポップス史と呼べるナンバーが、イメージあふれる素晴らしい映像とあいまって登場。“音楽と映像の融合の極限に挑む”という試みがふんだんに盛りこまれているという点である。ちなみに、これら既成音源の使用許諾に当たっては、全員がまる子ファンであったため、即座に快諾という心暖まる逸話も生まれた。」

 ほのぼのとした情感にあふれた物語の中に、『星を食べる』のようなキレイで物騒な歌を挿入したら、ふつうであれば音楽だけが浮いてしまいそうなものです。しかし、映画の筋とは直接関わらない歌の数々が物語に溶けあっていたのは、「ちびまる子ちゃん」のストーリーと「わたしの好きな歌」たちとが、原作者のさくらももこさんの中で1つの大きなイメージとして成り立っていたからではないかと思います。(ANA)


(本人より)Gさんも書いてたけど「君の首をそっとしめたくなる」なんて物騒な歌詞のあの歌をよくぞ選んだ。
たまが「さよなら人類」だけじゃないんだぞ〜ということも知らしめてくれたさくらさんに感謝。

2018.7.1(日) 石川浩司生誕祭2018〜怪奇楽観人間57歳でございます〜

今年で10回目を迎えた、吉祥寺・MANDA-LA2での恒例イベント。
バラエティー豊かな出演メンバーでいつになく楽しいライブでした。

クドウヒロポとピーポーズのバンド演奏から始まり、飛び入り参加も含めて楽しい演奏でした。2015年に出演されたテンテンコさんもいらっしゃいましたが、あの時より大人っぽくなっていました。

石川さんのアイドルユニット「えんがわ」も登場しました。最初に結成してから2年、べにちゃんはあまり変わっていませんでしたが、カイちゃんは髪型と背丈が変わり、一瞬別人かと思いました。石川さんの半生を振り返る紙芝居を披露。「石川浩司は小学校に入学しました。おめでとうー!!」「石川浩司はたまを結成しました。イェーイ!!」など、おめでとうとイエーイでまとめてしまうアバウトさがナイス!なんと「さよなら人類(シングルバージョン)」を歌唱されました。(二人向けにキーの変更や再編曲がされてました)、その後持ち歌の「おばんざいTOKYO」「オーシャンゼリーゼ」も歌唱されました。
えんがわの後は不破大輔さん(渋さ知らズ)とのセッション。がらりと雰囲気も変わりましたが、前の盛り上がりもあり自然に馴染みました。ウッドベースの独奏で10分を超える長丁場。石川さんとの共演も初めてとのことでしたが、本当に何にでも合わせてしまう石川さんはすごかったです。

更にまた雰囲気が変わり、斉藤哲也さんと神田珠美さんの登場!二人のオリジナル曲の他、2曲目の「湖」からは石川さんも絡んでの演奏。石川さんは貞子のようなかつらをかぶっていました(笑)。そしてたまの「ウララ」「汽車には誰も乗っていない」を演奏。斉藤さん独自のカラーが出ていた演奏でした。
ラスト手前は石川さんのソロ。ギターを始めパーカッションの弾き語りも披露されました。「CD−Rの『玄関』や『マトリョーシカ』は結構人からほめられたが、自分はもっとくだらない事がやりたい人だろう」と新曲を作られてきました。3曲披露されたうち1曲は「オンリー・ユー」に続く洋楽カバー。「ジエンドオブザワールド」独自の日本語訳で歌唱されました。

ラストは全員そろって「ガウディさん」を演奏。斉藤さんがピアノを弾かれました。
実にバラエティ豊かな出演メンバーでした。アイドル、前衛的演奏、王道の音楽、それぞれが自分のカラーをきちんと出せていたと思います。観客からの評判も相対的に良かったようです。ライブハウスも閉まり、吉祥寺駅周辺の飲み屋でまたも打ち上げが行われました。この夏の感じはどんなモノなのか。何となくいい感じです。(Sankaku)


(本人より)毎回バラエティに富んだゲストは主催のヒロポくんと俺とで相談して決めている。
今回の不破大輔さんはヒロポくん推薦で全くお会いするのもこの日が初めてで、いきなりセッション。
それはそれで緊張感もあり、楽しかったなー。

「大谷氏ライブinニヒル牛」2018年7月15日(日)

東京・西荻窪のニヒル牛の展示に大谷氏が初めて参加されました。(「イラスト番外地」7/7(土)〜7/19(木))大谷氏がライブの宣伝などに使用された、自作の手書きのチラシの展示で、30年以上も前のものから、最近のものまで幅広かったです。
今回はその展示に合わせたインストアライブ!!ホルモン鉄道を除いた大谷氏のオリジナルアルバム11枚から一曲ずつ選曲し演奏されました。

たまの「さよなら人類」が作られるきっかけとなった「ムーンライトアポロララバイ」のエピソードから始まり、各曲の思い出話を交えながら進行していきました。
レゲエバンドでやったアルバム『セミの鳴く日に』の「のびすぎたしっぽ」を弾き語りでやったのは新鮮でした。ハードロックでやった『疑惑の停車場』の「メルヘン」も石川さんのコーラス入りでやったり。
またこの日の後日、福井県のイベントで初めて詩の朗読に参加されるとのこと。音楽は使えず、言葉と声だけの勝負ですが、『誰も知らないヒット曲』の「丘の上に羊が咲いた」を選ばれたのは絶妙だったと思います。個人的には表題曲の「誰も知らないヒット曲」でもよかったとおもいますが・・・ 「丘の上に・・・」は野太いエレキギターのサウンドですが、それをアコギ一本やったのもよかったです。

大谷氏のミュージシャンとしての歴史を振り返る、今までの中で一番わかりやすいコンセプトのライブでした。
石川さんは「マイナーで反骨な人もいくらでもいる」と言われたことがありましたが、大谷氏も「私は時代と戦ってきた」と発言されたことがあります。色んな音楽を聞いてこられ、その時その時の一番面白いものを追求されてきた作品は、正に大谷氏が永く愛される聴きごたえのある作品を作ってきたことの他ならないと思います。
私がある女性を好きになったとき、大谷氏がエルビス・プレスリーの曲を和訳カバーされた音源を見つけましたが、その詞が正にその時の私の気持ちピッタリだったことに驚いたことがあります。青春の葛藤と向き合ってきた大谷氏のその音楽はまさに人の心に永遠に残るでしょう。

今回、石川さんは用事があった奥様の代わりに、店員を務められました。2人の兄貴のもとでのライブはまさに感無量!!ライブの終りに、新しい場所でやるホルモン鉄道のライブの宣伝をされました。2018年も早いものでもう後半。これからどんな楽しいことがあるのでしょうか。(Sankaku)


(本人より)ホルモン鉄道ではもちろんいつも一緒だけど、ソロを観る機会はそんなに無い。
一緒にやったことがある曲などついチャチャを入れてしまいたくなるが、グッと堪えて大谷が「コーラスしてくれ〜」という曲以外は耐えた。
でもやっぱり聴くより一緒にやった方が楽しいや(笑)。

かもめの本棚「石川浩司の缶コレランニング」 2018.2.12〜3.6

さぁ台風20号がお外で荒ぶる2018.8.23の夜間、Webマガジンの空き缶コラム第4回&今週の缶コレ・・・ ってありょっ2週分しかないわ今回。まぁええわ、レポートしていきましょう(笑)!!

今回のコラムは郷土の缶がテーマ。ああ・・・ そうか、自動販売機が道端で煌々と輝いてるのは日本独特の光景だったのか・・・。本当に日本人は隙だらけと言おうか極端にお人よしと言おうか、そこらに置いてある他人の物を盗もう、というハングリー精神に欠ける・・・っちゅうのも妙だな(笑)、いやその何ちゅうか、他者を慮る精神が段々と失われつつありながらも未だ残っている、ということですかしらね。外国の方からしたら店外に商品を置いたままにしてる本屋や八百屋、ドラッグストアなんかはなんでみんなこれ自由に盗っていかないのかな?? ってな気持なんでしょうか。 話が脱線しました、自販機ね。そう嬉しいんですよ飲料マニアとしては、夜中にアレ飲みた〜い、でももうお店は閉まっちゃってる・・・ なんて悩み無用なんですから。家から100mも歩けば犬が棒に当たるが如く自販機に当たります。町にひとつだけのカルピスウォーターが売ってる自販機まで、何度自転車を走らせたことか・・・。行き帰りの行程、幸せだったなぁ〜。

さぁて地元缶ですが、私の住まう大阪のメーカーと言えば御存知(?)サンガリア。私の数少ない就職活動先でしたがあっさり採用面接に落ちました(泣笑)。最近はスーパーやドラッグストアに1ℓの炭酸水を卸していますね、CMには小泉孝太郎さんを起用したりして。
関西の喫茶店風フルーツミックスオレいわゆるミックスジュースを缶ドリンクにした「みっくちゅじゅーちゅ」がヒット、これはとっても美味しくって今でもよく飲んでいます。昔はそんなメジャーな会社じゃなかったんだけどな〜。まぁ今でも十分マイナーですが(笑)。ちなみにこのへんな名前には由来があり、もともと関西のバラエティ番組でこちら風のミックスジュースを全国に広げたい、というコンセプトで企画されトミーズ雅さん・赤井秀和さんら出演者とスタッフがサンガリアに話を持ちかけて商品化したものなんです。そいで商品化の際に“ジュース”という表記が果汁100%のものにしか付けられない為に泣く泣く子供が舌ったらずに読んだ風になっているのですね。

あとはお隣の兵庫県のUCC、こちらは世界初の缶入りコーヒー飲料の販売で有名ですが今はそれとブラック無糖くらいしか目立つものはないかな? かつてはカフェイン2倍のジョルト・コーラの日本における販売元でもありました。ビートたけしがCMもしてて、好きな味だったんですけど流行りませんでした(泣笑)。
もひとつおまけにタイガーなんて会社もあります。昔は「ラムタイガー」「長生茶」など胡散の匂いがツンと来るオリジナルもありましたが最近はコーヒーくらいしか出してないみたいです。ここ15年くらいで自販機を街中で見かけなくなりましたが石川さんはお持ちかなぁ?

マックスコーヒー、そんな歴史があったんですね。かつて関東で見かけたときはこんなん売ってるのかーと驚いて即買い即飲みしましたがあまりの暴力的な甘さに衝撃をうけたことを憶えています。か、関東ではこれがオシャレなのか・・・・・・。田舎の大阪人には早すぎる味わいでした。

あと流氷キッスとシークヮサー(笑)、これなんで訴えないんでしょうね(笑)!? 相当やりすぎ案件だと思うのですが、シャレで済ませてるんでしょうか・・・・・・。だとしたら寛容なことです。そしてミキ、これなんで作った(笑)? 「飲む極上ライス」ちゃうわ(笑)!! 飯はふつうに喰わせて欲しいです。罰ゲームアイテムの定番。それにしても沖縄ではマンゴーやたんかんなど南国フルーツを使ったもの、北海道ではハスカップやガラナなどを使った独特の缶ドリンクが多くて嬉し楽しくなりますね! 思い出すなぁ、新婚旅行で訪れた札幌で北海道限定のリボンナポリンを偶然見つけたときの私の感動ったらもう!

それでは2月中旬から3月初旬の缶コレ。前半はスポーツ缶。缶戦! て誰がうまいこと言えとゆうた(笑)。
No.65〜68、野球の缶飲料ってあまり目にしたことないからこりゃ楽しいなぁ。あれっヤクルトは自分とこのチームの缶は出してないの? いちばん出してても違和感ないのになぁ、ドリンクメーカーだというのに(笑)。しかしビール・オレンジ・コーヒー・エナジー系と各球団でバラバラなのがいいですね。ヤクルトも入れたげたら乳酸菌飲料でこれまた違うジャンルですよね。中日カヤの外(笑)。
No.69〜73、あれれゴルフコーヒーの画像がないや、おとなの事情かしら。やっぱりスポーツドリンクが中心ですね。ん・・・No.69、エレウテロコッカス入り!!? なんじゃ、そら。摂取したらタックルとか100%命中するの? 私が知らないだけでものっそい購買希求力を持ってる物質なのだろうか。No.70、F-1だから快速はいいんだけどかつ快感なの(笑)!? 缶飲料で“快感”なんてフレーズそうそう聴きませんよね。なにかセクシャルマターが入ってるんじゃ・・・ No.72、さっきのラグビーと同じシリーズなのね。たぶん味はいっしょだな(笑)。それにしても名前のテキトーさが素晴らしい。なんだ私の世界のでっかいテニスって(笑)。No.73、これまた味が想像できないスポドリ。紅茶ベースっていうのが不思議ですね、スポーツドリンクにせよエナジー系にせよあまりない味付け。たぶん売れなかったろうな(笑)。こうして見るとけっこう伊藤園さんって冒険してますね(笑)。

後半は名作キャラクターの缶たち。No.74、ありましたねまるちゃんが南の島に旅行に行って現地の女の子のお友だちに清水次郎長を教えるって話。パインとオレンジ、オーソドックスながらも裏切らない組み合わせ。今ならパッションフルーツとかも入りそう。No.76、にゅ、にゅーさんがこんなところにいらっしゃった(笑)!! ガーフィールドは乳性炭酸が好きなのか? って調べたら高カロリーなものはだいたい好物っぽいですからあながち嫌いじゃなさそうですね。しかしこの乳性炭酸ってジャンル、恐らくはカルピスソーダがはしりで他はみな二番煎じだと思うんですがどこが最初にパク・・・ もとい模倣しだしたんでしょうかね? コカコーラ社の「アンバサ」や「サワーロイヤル」あたりかなぁ。No.78、ラピュタのライトフルーツソーダ! これまたさわやかなデザインで好感度大、味も柑橘系でライトっちゅうところが読みにくくて謎めいています。キリンのメッツみたいなあっさりグレープフルーツ系かな? 逆にヘビーフルーツソーダがあったら飲んでみたい(笑)。No.79、この鬼太郎、私が小4のときにリメイクされたやつだ! なっつかしいなぁ。夢子ちゃんと猫娘のヒロイン争い。墓場鬼太郎は若干劇画調でホラーな感じのプロトタイプですよね。えーと缶ドリンクの方は特にひねりもなくふつうですね(笑)。アップルスカッシュって基本的にあまり商品出ませんよね。でもまぁどれ飲んでも同じ味(笑)。

楽しいなぁ。缶飲料を語るのは。いよいよ冬の発売が楽しみです! (オポムチャン)


(本人より)みっくちゅじゅーちゅの由来、今初めて知った! ありがとう!
そしてネットマガジンには載ってるのに本には何故か写真が載らないものは、大人の事情だと思ってくだされ・・・。

2018.5.4 MANDLA2 (Kichijoji, Tokyo)Koji Takimoto & Koji Ishikawa (Both Ex. TAMA)

腰の抜けるようなライブでした。
4/15 京都・紫明会館
4/30 千倉・潮風王国
…と今回の「3たまフィーバー」?にがっつり乗って、そのオマケのような気分だったのですが、蓋を開けてみると、圧倒された感は今回が一番だったかもしれません。

(以下レポート長いので、お時間のある方はどうぞ〜〜!)

石川さんが、凄かった。

「さよならおひさま」の後奏、Gさんギターと石川さんリコーダー(おもちゃ)の競演は、ジャズの名演を聴いているようだった。いや、奇抜なアドリブがあるのではない。音符は大人しい譜面どおりの演奏なのだけれど、なんだろうこの絶妙な…。永遠のような一瞬を感じる、凄まじい演奏でした。

「あつまれ」…石川さんはアドリブピアノ。あぁ、そうそう、たまってこういう怪しい音楽を奏でるバンドだった。この怪しさは久し振り…と思ったら続いたのは…

「誰もおきてこないよ」!
この夜、Gさんと石川さんが演奏したこれは、80年代、しかもGさんが加入する前の3たまの雰囲気(地下パンク)。マジな凄み。震え上がりました。56歳デュオの演奏じゃないですよこれ。

「つづくこと つづくとこ」では一転、天使のような楽しく天衣無縫な素晴らしいアドリブパーカッション。石川さん節炸裂で、石川さんの躍動するチャカポコパーカッションの醍醐味満載でした。

後半のセットリストを見せていただいたので、珍しく載せてみます。
(石川浩司ソロ)
1 マトリョーシカ
2 玄関
(Wコージ ※滝本晃司×石川浩司)
1 家族
2 さよならおひさま
3 夏の前日
4 むし
5 あつまれ
6 誰もおきてこないよ
7 つづくことつづくとこ
8 ハダシの足音
(en1)
かなしいずぼん
さよなら人類
(en2)
ガール

言葉数多い割に伝え切れずスミマセン…
きっと感じていることよりもっと多くの凄さを浴びたのだと思います。


(あとがき)
千倉で珈琲と一緒にGさんご一家が販売されていたシリアルバー、帰りに奥様から購入し、自宅でいただきました。
おいし〜!😋5本セット買えばよかった!


(あとがきのあとがき)
・今回のライブ後に改めて4人たま時代のライブの動画を観て感じたのは、この頃の彼らはサーカス並みに神経の張り詰めた演奏をされていたのでは、と。4人の息の合う、正確かつ芸術的な、曲芸に近い演奏。
・今のときどき一瞬再結成の際の、練習ほぼなしぶっつけで、ちょいミスも許容範囲の演奏は、むしろジャジーで、程よい緊張感と自由の空気があって、あの頃からのある意味の進化・円熟した形なのかなとも。
・すべて個人の勝手な感想物言い妄想です。今回も失礼しました〜〜!(ラザニア夫)


(本人より)Gさんとふたりきりの時は、多分3人の時より緊張というか独特のテンションになる。
ガラス細工のようなGさんの世界に粗暴な俺が如何にいい感じで踏み込んでいくか。
年にいっぺんでもこの独特の空気は味わいたい。

2018.5.4 MANDLA2 (Kichijoji, Tokyo)Koji Takimoto & Koji Ishikawa (Both Ex. TAMA)

元たまの滝本晃司さん(通称Gさん)、石川浩司さんのライブへ。とにかく凄かった、としか言いようがない。石川浩司さん七変化という感じで、たまのレアな曲を、Gさんと演奏してくれたファン垂涎の数時間だった。特筆すべきは、Gさんの名曲「さよならおひさま」での石川さんのおもちゃのリコーダー演奏。透明な蛍光ピンクのプラスチック製のリコーダーを完全に吹きこなす石川さんを見ていて、おもちゃのサックスで超絶演奏をしたという伝説のジャズサックスプレーヤーのチャーリーパーカーの事を思い出した🎷

夫が、腰が抜けるようなライブと形容していたけれど、実際、地下のライブハウスから地上に出た夫は、カックンカックンとした不思議な歩きかたをしていた。(指摘して初めて気づいたようだった)

二人ともとても楽しそうで、Gさんは恒例行事にしたいようで、来年もしてくれるみたいなので、たまに興味のある方は観に行かれることをオススメします!

マンダラ2のバジルポテトという食べ物は大変美味しかったです。(ラザニア妻)


(本人より)ちなみにピンクのプラスチック製のリコーダーは100円ショップのもの。
もしそれがいい演奏になっていたなら、音楽は元々遊びから始まったと確認できることかもしれないね。

かもめの本棚「石川浩司の缶コレランニング」 2018.1.5〜2.10

前回からごっつく遅くなりましたがコラム第3回目と今週の缶コレ4週分、見ていきましょう! ・・・とその前に、この連載順調に行けば年末辺りにプラスアルファが付いて書籍化されるんですね!! わー楽しみで仕方ありません!! 缶飲料マニアの私の垂涎の一冊となること請け合いですね。どうぞ万事がうまく回りますように・・・ あと書籍化決まったんだったらモタモタしてたらWebで拝読できなくなるから(笑)レポートもどんどん書かなきゃね。あ、モチロンモロチン書籍化されたらそちらのレポートもちゃぁんと購入して書くことも忘れませんのでね(笑)!

初体験は・・・ 何の味? えぇっ(ポッ、とクネクネしつつきもく赤面)? そ、そうですねぇほろ苦いようなでも甘ぁくて全身がジンジンするような・・・ カ、カルーアミルクのような味? え? お前の話は聞いてない? そ、そうですねえーと石川さんは・・・ なに? ミルクはミルクでも無味無臭だった? そしてケモノとしての第一歩を踏み出した?? おぉ・・・・・・ 性的に誤読してもなんかちょっと意味深で面白いな・・・(笑)。

初体験って助平なことに限らず、ドキドキして素敵なもの。石川さんはその楽しさをよく知っていらっしゃるのです。その時はえらい目に遭った、悲惨な体験だった、というトンデモ初体験の方が、後になって格好の話のネタやいい想い出に逆転して心に残ることが多い、というのはこのHPに限らずよくおっしゃっていることですよね。
そしてその石川さんのFrom人間Toケモノ、という崇高な初体験(詳細は「かもめの本棚」で今のうちに読んでね:2018.8.5記)が、のちの世までネタにできる、そう、テレヴィ出演まで果たせるネタにまで昇華したことからもそのことが身を以て証明されているわけです。ほぅらこんなコラムにもなったし書籍まで出版される段取りになってきましたものね!!

それで初体験のおもしろさを皆で共有できるようにHPで「ドキドキドキリコ初体験」のコーナーを作った話、そのHPも昔ハマった絶対に日中の地上波では流せないような深夜ラジオ、のWebヴァージョンが作りたかったから、というお話にまで発展します。わーこのページの宣伝になって嬉しい(笑)。べ、べつに私の投稿なんて決して見ていただかなくっていいんですが、もっともっと沢山の方々にこのHPの面白さが伝わって欲しいんです。
そんな初体験マスター石川さんも食べ物には保守的だけど、コレクションすると心に誓ったからには厭でもなんでも見つけた缶飲料は飲んだ上で保管せねばなりません。いっちゃいましたワンミー。そしてチャイナからの刺客“Asparagus Juice”。これを飲んだ時の石川さんの反応を文章で表していらっしゃいますが、しばらくパソコンの前で笑い転げていました。漫画「北斗の拳」にも「ひでぶ」「あべし」などの素敵な断末魔がありますが、これしばらく私がえらい目やマズイ飲食物に遭った時の叫び声として今回の石川さんの叫びを流用させていただきます(笑)。

では2018年初頭の缶コレ、まずはいろんな時代の缶コーヒー。
No.41〜46は俳優さん・女優さんを起用したポッカコーヒーやジョージア。ポッカは普段はあのおっさんか兄ちゃんかようわからない顔面が描いてある昔ながらのデザインなんですが、限定でこういうのもよく出てますね。イノキにゴマキにたけしに・・・・・・ GACKT?? これ、GACKTさんですか?? あんましようわからん(笑)。元々が端整だからイラスト化の際に個性が出しにくいの? まぁデザインは面白いですがなんか味は甘いだけなので基本的に買いません(笑)。ごめんなさい。No.48のビーボフーズは存じ上げませんねぇ・・・ No.47と49では明治乳業がえらい変わったもん出してるんですね、明治さんはブリックに代表される紙パック飲料の自販機がメインでほとんど缶飲料って街中で見かけませんから、明治の缶ドリンクという事実だけで私的にレア! 単にコーヒーであるだけで「レゲエテイスト」を名乗る根性の太さがいいですね(笑)。鉄道ロマンコーヒー、う〜んいい響きだ。ロマンコ。オヒッ。
No.50〜54は地方の缶。No.50は私も飲みました、サンガリアのヒット商品のシリーズもの「みっくちゅじゅーちゅよーぐるん」。べつによーぐるんは混入しなくてよかった(笑)。よーぐるんが付加されていないほうが缶カンが小さくて美味しいです※個人的な感想です。てか何じゃい、よーぐるん、って。No.51、ちょっとスイマセン、森田村、って、一体何処なんですか(笑)!!? 何味かさえワカラナイ。まぁあまりに名前が特徴的なので各自ネットで検索してね、という石川さんの粋なお計らいでしょうか。調べたら缶の横っ腹に何ジュースかおもいきり書いてた(笑)。わざと隠しましたね石川さんっ。No.52はパッと見お茶と思わせてりんごジュース。なにげに平成28年度の御柱祭限定で作られたんですね。次回作は7年後に果たして登場するのだろうか。
No.55〜59はタレント缶。No.55・・・・・・だれ(笑)? 私きれいな「♪お姉さんはみんな同じ顔〜〜」なので見分けがつかないんです。あんまり毛穴やキメを気にしてる皆様はヨーグルトサワーなんか飲まない気がしますが・・・(笑)。No.57は有名ですね、石川さんがテレヴィやレイディオでネタにしやすい優等生。超紛らわしい(笑)。ひとりくらいは実際顔につけてみた愉快なご婦人がいらっしゃらないかな(笑)。No.59・・・・・・ みのさんにはなんの恨みもありませんが、なんか腹立つなこれ(笑)。よく飲み終わってから顔面をへこませたりせずに保存されてましたね(笑)!
No.60〜64は石川さんが日本を飛出し異国でゲットしたお宝たち。No.60、“Panda”、って・・・ 見たらわかるがな(笑)。もしかしてメーカー名?? ひょっとしてファンタにでも引っかけたのかな・・・。No.61、100%やしジュース、ですか・・・。マンガやアニメの影響ですっごくうまそうに想えるんですが・・・ それにしてももっと飲む気が起こる缶にしたればいいのに(笑)。No.63、これも誰よ(笑)。シュ・チーさん・・・ たしかにいろんな賞を受賞なさってる台湾の女優さんみたいですね。初期の方の出演作のタイトルがやたらとエロティックなのが気になりますが(笑)。女優さんの経歴もさながらこの缶の絵のピーナッツが気になる!! どんな味だったの!!? No.64は石川さん御出演のテレヴィでも視ましたよ、パパイヤ牛乳。いつか台湾に行ったら絶対に真っ先にこれ探すんだ(笑)。超飲んでみたい。たぶんそこそこウマい気がする。でもこれ日本語読みしたら「ぼけぎゅうにゅう」ですよね(笑)。むこうではパパイヤの意なのね。

やぁいつもながら楽しく読ませていただきました。途中調べもので脱線しましたけどね(笑)。次回はまだ間に合うかな!? 最終9回まで書けるように頑張ります(笑)! (オポムチャン)


(本人より)写真に写っている缶は、すべて編集部に送ってそこで編集者たちが綺麗に磨き上げ、プロのカメラマンが一本一本ていねいに撮ったもの。
元々はほこりだらけで、素人が撮ったら光とかの反射がすごかったろうな〜。出版社に顔射! いや感謝。

Inspired by イシマツ

波照間エロマンガ島です、こんにちは。こういうのも「ザ・レポート」に出してよいかな、と思いつき投稿します。それはイシマツのアルバムタイトルのアイディア。

海外在住なのでライブ未見で恐縮なのですが、アイディアがうかんだので以下に書きますね。

題して

「イシマツ〜おバカは死ななきゃ直らない」

あるいは

「イシマツ〜一生おバカ!」

英訳タイトル "A Fool Remains A Fool Until He Dies"

をジャケットに添えてバタ臭さ、B級映画っぽさを演出する。デニス・イワノフ氏@マイペンライ・グラフィックスにビジュアルデザインを依頼(妄想)。

イシマツという語の響きは、時代劇でお馴染みの幕末の侠客、清水次郎長の子分の「森の石松」を想像させるのでこんなアルバムタイトルを思いつきました。「馬鹿は死ななきゃ直らない」は、廣澤虎三の浪曲「石松三十石船道中」に出てくる有名なフレーズです。
CD発売の暁にはよかったらタイトルにご検討お願いいたします〔図々しいw〕。(波照間エロマンガ島)


(本人より)おバカは当たってると思うが、マツさんがこういうタイトルには難色を示す気がしないでもないけど、言ってみるね。
イシマツもそこそこ長くやっていてオリジナル曲もあるし、実際レコーディングの話もたまに出るのだが意外とマツさんがいろんな仕事抱えていて忙しいので実現にまで至ってないのよね〜。
ほんで実はイシマツってあんまり主体性が無くて、主催者やお店から「やってください」と依頼のあった時しか実はライブやってないのよねん。

いなくていい人/たま

「たま」9枚目のオリジナルアルバム。一聴すると三人てんでばらばらな曲を作っているように思えますが、何回か聴くとこの曲順以外ありえないと思えるほど巧く構成されたアルバムです。

1.いなくていいひと
 歌うおしごとへの知久さんの矜持が伺えます。ギターとハーモニカさえあれば、ではちょっとかっこよすぎるので「お茶わんとおはしひと組」さえあれば食べていける、と表現しているところが知久さんらしいですね。
 宍戸幸司さんのエレキギターが強い存在感を放っており、従来の「たま」サウンドのイメージが覆されますが、知久さんの歌声や歌詞世界、コーラスワークやブレイクの取り方など随所に「たま」らしさを感じることもできます。

2.へっぽこぴー
 曲の構成といい聴き取れない歌詞といい、やたら実験的な曲です。無軌道に歌いながら意外にクールなパーカッション捌きを聴かせる石川さんがおかしい。更にそこにボヨボヨーンとしたベースが重なることで、呑気とも必死ともつかない独特の風合いが出ています。
 私はディズニーランドのアトラクションのBGMをしれっと『へっぽこぴー』にすり替えてやりたいと夢想しています。あいつらきっと騙されるで。

3.ぎが
クリスマスソングらしいかわいいシンセアレンジとコーラス、そして平易な言葉で紡がれた歌詞にもかかわらず、存在とは何か、自我とは何かという途方もなく哲学的なテーマが語られています。とはいえ肩肘張るようなことは全くなく、飼い犬の「ぎが」(とってもかわいい名前だ)に語りかける「ぼく」の眼差しはとても暖かくて、安らかな気持ちになります。

4.青空
 ウクレレとハーモニカの伴奏とコーラスが夏風のように爽やかです。曲調からも明るい印象を受けますが、私は失恋の曲と解釈しています。喉の奥を詰まらせて見上げた、自分の心情とはまるでそぐわない空の青さが心に浮かぶのです。
 滝本さんの歌詞には具体的な描写がほとんど出てこないので、一義的な解釈はできません。しかし個人的には、苦い感情を歌っているという解釈に至ったとき、『青空』という曲がいっそう好きになりました。

5.箱の中の人
 感覚的なイメージをコラージュしたような、難解で絵画的な曲です。「いろんな色のパラソル」が回るのは『夏の前日』ですが、この曲ではパラソルが散っています。あまり幸せそうなモチーフが出てこないところに、リバーブのかかった滝本さんの声が閉塞感と離人感を強めます。
 斉藤哲也さんのアウトロのピアノがサイコーに格好いい。

6.326
 ロケット・マツさん作曲。メンバー以外の作曲によるナンバーがアルバムに収録されているのは珍しいですね(「しょぼたま2」のバッハもいますが…)。
 トイピアノとオルガン、口琴の演奏と、くぐもった音質の知久さんのボーカルが素朴な郷愁をそそります。歌詞のモチーフもまたノスタルジックで、子どもの頃に読んだ気がするけれど内容は思い出せない絵本のようです。

7.健さん
 シュールな歌詞に気を取られがちですが、実は物凄くかっこいいサウンドの曲です。嘘だと思う人は、一度外国語の歌だと自分を騙してこの曲を聴いてほしいです。「酒もやめた煙草もやめた」のところの石川さんの歌い方は特にかっこいいです。
テンションの上下が激しい曲ですが、ボーカルの石川さんを始め、みなさん上手く乗りこなしているなという印象です。

8.ハッピーマン
 正気の沙汰でない、という形容がぴったりです。知久さんのキンキン声の合いの手と、原さとしさんの超速バンジョーが狂気を加速させます。
エスカレーターで登山したり風呂場で聞こえない会議をしたりと、過程をすっ飛ばして得られた結果を「幸せだ」と豪語する人たちが登場します。そんな思考停止に陥った「ハッピーマン」に対する、石川さんのほのかに批判的な視線が垣間見えます。

9.南風
 演劇“南風”の主題歌を「たま」でリアレンジした作品とのこと。劇の筋書きは知らないのですが、恐らく無頼の男たちの太く短い生き様を歌った曲でしょう。しかし彼らに付きまとうはずの陰惨さや暴力性は削ぎ落とされ、自由奔放で無垢な姿が明るく描かれています。
 「見たこともない風の匂いに 頭が溶けてく」という刹那的な美しさが哀しい。それと、間奏の石川さんの話し声に路地裏の猥雑さが表れていて、いい味出してます。

10.サーカスの日
 「たま」というバンドは(元メンバーの柳原さんも含め)四人がそれぞれの「怯え」を歌っていたように思います。後期「たま」における滝本さんの代表曲といえる『サーカスの日』は、人間存在そのものが持つ孤独に対する「怯え」を非常に美しく歌った曲です。
 音に多くの言葉を乗せてさらさらと歌われるAメロ、コーラスが繊細に重なるサビの美しさはもちろんのこと、前奏・間奏・後奏で繰り返されるジャジーなフレーズがアルバム全体への余韻を深めます。

 ところで、歌詞カードの奥書に「Insect Photo by Toshiaki Chiku」とあるんですが、虫の写真がずっと探せないでいます。石川さん、こっそり教えてくれませんか?(ANA)


(本人より)たま解散15年経って冷静に聴いた場合、このアルバムは俺もたまのアルバムの中でかなり上位に来ると思う。
「柳ちゃんが抜けた後のたまは聴いてない」という人は是非聴いてほしい一枚だな〜。
「へっぽこぴー」は俺がパソコンでベースラインとかのアレンジも含めて作った珍しい曲。「326」はパスカルズがオリジナルで先にCDでも発表されており、たまのこのアルバムでは言わばセルフカバー曲。
虫の写真だけど、ヒントはジャケットです。よく見てみてね!

わいわい版街歩きでブーラブラ

石川さんのコンテンツ、街歩きでブーラブラをやってみました。
わいわいは週に一度30分くらいの距離を所用で歩いているのですが、いつもとは違う道を選んでみました。
てけてけ歩を進めているとすぐさま面白いものに出会いました。
「有料空気入れ」です。有料空気入れは、プールや海の家で浮き輪とかボートなどを入れる際に見ますが、この有料空気入れは自転車店のもの。
しかも年期といい手書きといいなかなかシブク味があるものではないですか。
しかも50円!


一本道を変えるだけでなかなか面白いものに出会えた瞬間でした。(わいわい)


(本人より)旅は、遠くに行かなくても「知らないところ」に行けば出来る。一本違う道を行くだけでも。
ところで50円は高いということなのか(100円のところもある)安いということなのか(無料のところもある)どっちなんだろう?

さつま芋の町川越

石川さんと、さくらももこさん、ヒロシさん、木村さんと上田君とスタッフのマコちゃん、そして女なのにRくんさん(以下Rくん)の小旅行です。スタッフ一行は西武の小江戸号で川越へ。石川夫妻は川越で待っています。
日光の東照宮に続き、川越の東照宮へ。おだんごと甘酒を飲みます。そのあとの蕎麦屋に入ったけどあまり美味しくなくみんな無言。石川さんは天たまそばだったのかしら。

ここでウンチク♪ 日本の政治は源氏と平氏が交互に担当するという源平交代思想があります。平氏が担当し鎌倉時代源氏が受け、平氏である鎌倉北条執権のあとは足利源氏、ついで平氏の織田氏、豊臣秀吉は関白を称していたので征夷大将軍にはなれず関白に。その次は源氏なので家康は源氏なのですがまあ実は三河のどこの骨とも分からない地方豪族のため源氏を称さないとならなくなり、上州新田氏の末裔を称しました。ので家康の正式な公式文書には新田源氏なんちゃらかんちゃらと書かれています。新田の尾島の徳川郷から来た徳阿弥を家祖とし松平郷の酒井氏、松平氏と結びつき子供を残し(よって酒井と松平は兄弟となる)、力を蓄えました。日光の東照宮を建て替えた ときそれまで使っていた旧東照宮を出自である新田世良田に移築し今でも残っています。

閑話休題。
さくらももこさんは28000円のやかんを買いました。石川さんが普段ライブで使っているやかんかなあと思ったら違いました。28000円もするやかんを買ってRくんに呆れられるさくらさん。
川越はさつま芋の町です。
芋羊羹やさつまいも餃子、芋コロッケ、芋まんじゅうなど、食べつくしの旅でした。
石川さんとヒロシさんは顔が映っていますが、Rくんとさくらさんは写真はありません。


参考文献、さくらももこ編『富士山第2号』(新潮社、2000)、pp.128-134。


(本人より)さくらさんとはこの頃しょっちゅう会っていたが、漫画のリアル出演者とも言うべきヒロシさんと会えたのは嬉しかったな。
さくらさんと妻は写真NGだったのだが、この後だかの「富士山」では妻はさくらさんによって勝手に写真あげられてたなぁ(笑)。