ザ・レポート(40)


今まで石川がかかわってきた全ての活動、つまり「ソロ」「パスカルズ」「ホルモン鉄道」等のライブ、CD、ビデオ、またテレビ、ラジオなどのマスメディア、演劇、書籍、ニヒル牛、コレクション、すごろく旅行、このホームページ、その他とにかく俺がかかわってきたありとあらゆる表現活動の感想、評論、思い出等を募集します。
 既に何かに発表したもの(ミニコミ、ミクシィ日記、ホームページ、掲示板等)の再録も自分で書いたものであれば0Kです。批判やお叱りももちろん構いません。他の人のプライバシーの侵害や、特殊なケースを除き、基本的に全て採用します。何についてのいつのもののコメントかをなるべく分かりやすくして、メールにて題名「レポート」でお願いします。おおよそ10行程度まで5ポイント、それ以上は10ポイントです。裏話等や本人のそれに対する意見や感想なども付けていくつもりなので、気軽に応募して下さいな〜っ。
 例えば俺本人も知らない「こんなとこに載っていた」情報及びその感想とか「すごろく旅行を実際やってみた思い出」など俺にインスパイアされたものでもOKですよ〜ん。

4月15日 知久寿焼×石川浩司×滝本晃司 弾き語りライブ

上手くまとまらないと思いますが、感想を言わせてください。私にとって初めてのライブ、本当に楽しかったです!! 私は同じ年の友達と2人で行きました。有形文化財の紫明会館は味のある素敵な館で、とても居心地が良かったです。開演までの間、同じ建物の中にあの3人がいらっしゃるのかと思うとすごく緊張して、ずっとソワソワ。ステージ横の扉の隙間からちらっと滝本さんが見えた時、思わず友達と顔見合わせて手を握りあっていました。

最初は滝本さん。

「むし」「ガラスのコップの」「空色」「となりの黒猫」「月虹」「影の中」「サーカスの日」「朝ははらぺこ」「つづくこと つづくとこ」

雨も上がって綺麗な青空が見え始めた昼下がりに、綺麗で繊細な音楽に包まれる・・・ずっとこの空間にいたいと思いました。声も見た目も渋くてかっこいいのに、行動や合間のお話から何だか天然さや茶目っ気が垣間見えて可愛らしい方だなぁと思いました。日常の中で誰もが感じた事がある、だけど名前の付けようがなくて言葉にするのが難しい気持ちや景色を、滝本さんは美しい詩と音で表してくれる。初めて聴く曲でも、独特な間や言葉にドキッとさせられてあっという間に滝本さんワールドに惹き込まれました。石川さんと知久さんが時々ステージ奥の扉の隙間から滝本さんライブをのぞいているのが可愛かったです(笑)。

次は石川さん。

「マトリョーシカ」「メメントの森」「青い靴」「ガウディさん」「汽車には誰も乗っていない」「玄関」「夜の牛たちのダンスを見たかい」「ラザニア」

お手洗いが混んでいたので、休憩から急いで戻ってきたのですが、すでにステージに石川さんの姿が。あ!この曲は!「マトリョーシカ」だ!!最初から聴けなくて残念でしたが、とても好きな曲なので嬉しかったです。会場の雰囲気もガラッと変わってみるみる石川さんカラーに。笑わせてくれるし、泣かせられる。暖かいけど、決して同情や甘やかす様な優しさではなくて・・・うまく言葉に出来ないけど、心を揺さぶられるってこういうことか・・・!と思いました。力強いけど、優しい声。泣きたくなるのに、ほっとする。「生まれてよかったね」という真っ直ぐな言葉が不思議なくらいストンと心に入ってきました。

そして知久さん。

「電柱」「月が見てたよ」「らんちう」「ずいずいずっころばし」「電車かもしれない」「ここはもののけ番外地」「セシウムと少女」「学習」「きみしかいない」「いちょうの樹の下で」「いたわさ」「きこえないうた」

開口一番に「石川さんうるさかったですねぇ^^」と(笑)。ギターど素人の私が言うのもなんですが、本当にギターが身体の一部のようで、2人で弾いてるんじゃないかと思うくらいの音色と技に圧倒されました。そこに知久さんの歌声。もう感激です。演奏順はライブに参加すると返事を出したのが遅かった順(笑)と知久さんがおっしゃっていましたが、だんだん日が傾いていく時間帯に、知久さんの歌がぴったりでした。寂しい気持ち、切ない気持ちになるのに心がじーんと癒される。聴いている、というより知久さんの作り出す音や世界観の中に全身がすっぽり包まれているような感覚で、とても心地よかったです。

ソロライブ中ずっと「あぁ・・・まだ終わらないでー!!」という気持ちと「早く次の方も聴きたい!!」という気持ちがぶつかって大変でした。一人ひとりのライブをたっぷり堪能した上に、3人での演奏も聴けるなんて本当に贅沢すぎる!

最後に3人が一緒にステージに。

「あるぴの」「ラッタッタ」「レインコート」「ロシヤのパン」「学校にまにあわない」「星を食べる」

アンコール:「ぎが」「ハダシの足音」「デキソコナイの行進」
アンコール2:「まちあわせ」「夜のおんがく」

これが本物の風船ピアニカか!とワクワク。拍手もひときわ大きく、会場の温度が1、2度上がったように感じました。御三方は「老化してるから・・・」「どうかな〜」というように自嘲的な事も仰っていましたが、3人のステージはもうすごいとしか言いようがなかったです。3人だからこそ生まれる音の重なり、美しいコーラス、そして御三方の楽しそうな姿に目も耳も幸せすぎました。なんで合うの!?と言いたくなる程に、間があった後の入りや最後の一音がぴったり揃う。まさに阿吽の呼吸であり、プロの技であると感動しました。会場の熱気で窓に結露が!失敗してもう1回最初から演奏してくれたり、アドリブで華麗にフォローしたりというライブならではの出来事にも盛り上がりました。「学校にまにあわない」が聴けたことも、その語りに柳ナントカさん(笑)が登場してくれたこともとても嬉しかったです。石川さんが語りの中でおっしゃっていたように、私も皆さんが「自分が楽しいと思うこと」を続けてくれたらいいなと思います。
石川さんが「もう3人揃うのは最後かも〜」というふうに仰ったとき、「楽しいことは何度でもやればいいんだよ・・・」と滝本さん。客席からは大きな拍手と「社長ー!!」というコールが次々にかかっていましたね。その言葉を聞いたお二人も「社長命令(笑)」とニコニコされていて、会場は何とも暖かい空気に。知久さんのマンドリン、滝本さんのベース、石川さんのパーカッション・・・とにかくかっこいい!!終わらないでー!と思いながら、全ての演奏を目と耳に焼き付けようと頑張りました。アンコールも1人1曲ずつたっぷりと!Wアンコールの「まちあわせ」で滝本さんが口琴や笛を吹こうとして、やっぱりやめるということを繰り返している姿が微笑ましかったです(笑)。そしてあぁ・・・終わってしまった・・・と寂しくなっていた時に知久さんがギターを鳴らし始めたかと思うと、「夜のおんがく」が!!
懐かしすぎて訳がわかんないや
さよならぼくはもういなくなるよ
・・・ず、ずるい!素敵すぎます!!もっともっと聴いていたいのは勿論なのですが、もう大満足のライブでした。

合間のトークで石川さんが「古いお寺の人から聞いたんだけど、魔除けに効果的なことがあって、物販でCD買うこと何だって・・・!」と(笑)。ソロのCDは皆さんのソロライブで買おうと心に決めて、「東京フルーツ」を買いました!実は新生活で物があまり揃ってなくて、家にCDプレーヤーがない(^_^;)ですが、早急に実家から送って貰おうと思います。CDを眺めながらライブを思い出してニコニコする毎日です。
皆さんの事は小さい頃から大好きで、本当に尊敬しているのですが、それでも自分の認識は甘かったと思いました。一人ひとりがこんなにも素晴らしいミュージシャンであることをビシバシ思い知らされました。正直、初めてのライブでどのような雰囲気なのかも分からなかったので、楽しめるかな・・・?と思っていた部分も少しありました。が、そんな気持ちは開始直後から吹っ飛びました!
すっかり暗くなった京都の道を歩きながら、「あぁ楽しかった・・・」を連発していて、ライブで高ぶった気持ちをヤバい、楽しいでしか表せない語彙力のなさを友達と悔やみました。友達は私がたまを紹介した時に少し興味を持ってくれて、京都でライブがあるというと、観光もできるからという理由で行きたいと言ってくれた子でした。しかし、ライブ後、「全員天才!もっと早く知りたかった!!」と言ってくれて私も本当に嬉しかったです。ライブに行くならと皆さんの曲を何曲か紹介していて、その時は知久さんの曲が聴きやすいと言っていたのですが、ライブ後、すっかり石川さんに惹き付けられたようで^^。ガウディさんの語りが録音には入っていないことを残念そうに連絡してきました。(あ、ガウディさんの改名秘話、面白かったです(笑))「汽車には誰も乗っていない」や「夜の牛たちのダンスを見たかい」はたまや数人で演奏している映像を見た事があり、どれも素敵なのですが、私はソロVer.が1番好きだと感じました!石川さんのパーカッションが大好きなのですが、弾き語りもこんなに魅力的なのか!!とものすごいショック(勿論いい意味で)を受けました。本当にかっこよかったです。
これだけ長い間音楽活動を続けていれば、色んな見方から御本人やファンの方々それぞれに、「全盛期」と感じる時期はあるものかもしれません。でも私は皆さんの「今」が最高にかっこいいと思いました!!こんなにかっこいいライブを見ることが出来て本当に良かった。これは決して思い出補正や御三方が揃うことへの希少さから生まれた気持ちではありません。装飾や凝った照明がないステージでもたくさんの人を魅了し、こんなにも幸せな気持ちにさせてくれる皆さんは本当にすごいです。天才だ、なんていうとかえって薄っぺらく聞こえるかも知れませんが、もうそうとしか言いようがないです。ライブから1週間近く経ちますが、今も思い出してはほくほくした気持ちになっています。あの空間にいることが出来て本当に幸せでした。
知久さん、滝本さん、そして石川さん、素敵な時間をありがとうございました!!(はんぺん)


(本人より)初めて来てくれてこんなに感激してくれて嬉しいな♪
友達も誘ってくれたのもサンキュー。少しずつでも若い人たちにも聴いてもらえたら有難いっす。
俺たちもいい雰囲気の会場で楽しくやれたヨ〜ン。
このライブは来てる人多いと思われるので、被ってもいいので他の方の投稿も待ってますよん!

月の光

何日か前にザ・レポートでANAさんという方が「そのろく」について書かれていてとても素敵なレポートだったので、レポートを読みながら「そのろく」を聞いてみたら石川さんの「月の光」にドはまりしました。

なので「月の光」についてのレポートを書きます。

まず中原中也の詩としての「月の光」に対する感想ですが、短く抽象的なのですが澄み切った静寂感があります。
「月の光が照っていた」を二回繰り返すところは特に、しみじみとかみしめるように切ないです。
死んでしまったという息子の事を書いたものらしく、どこか父親目線というか「天国で他の子どもたちと楽しく遊んでますように」というような願望のようなものを感じます。

ところが石川さんが歌うと、グッと子供目線に近づくように感じました。
石川さんの自由奔放な歌声と、知久さんの子供のような歌声や、柳原さんのアコーディオンの音を追いかけては通り越すような知久さんのギターソロが、無邪気な子供たちを彷彿とさせるんだと思います。

もう子供たちは大人の思いの届かないところでとっくに楽しく遊んでいる情景が浮かびました。

だからこそ掴みどころのないもやのような悲しさが消えないんだと思います。ふと父親の気持ちを考えてしまうと置いてけぼりの気持ちになったり、子供が死んでしまったことが際立ったり…

この掴みどころのない悲しみは詩だけの場合は感じなかったので、たまのアレンジ力、表現力、演奏技術はすごいなと思いました。
最近はずっと「月の光」を聞いています。(マジョライト)


(本人より)普通に読むと暗い詩だったので敢えて明るいメロディにコーラスもたくさん入れてイメージの転換と広がりを持たせてみた。
新たな解釈で聴いてみてくれたら嬉しいな。

2018年3月31日(土)アーツ前橋 ロビーライブ 石川さんソロ 1回目

既出の情報ですが、自分にとっての初ライブでしたのでご報告お許しください。
なぜだかこのライブに関しては、SNSで呟いている人が多かったように思えます。

自分は1回目に参加させて頂きました。
開演30分前には到着しましたが、既に20人位はいたかと思います。
人工芝風な所に靴を脱いで着席しました。
後から椅子の席も追加され、最終的には立ち見も多く50人以上は軽くいたのではないでしょうか?
たまたまここにいらっしゃった方もいたことでしょう。
「ランニングの人がライブするんだって」「グループでくるのかと思った。いい歌歌ってたわよね」。。。。
色々な話声が聞こえてきました。
そうこうしているうちに、時間になり石川さん登場。

「マトリョーシカ」「メメントの森」「玄関」「夜の牛たちのダンスを見たかい」「野のなななのか」 「オンリ・ユー」「ラザニア」そしてアンコールで「まちあわせ」

玄関やオンリ・ユー、ラザニアは特に好きな曲なので初ライブにして聞けて本当に幸せでした。
メメントの森では動物の鳴き声で子供たちが爆笑してました。なぜだか玄関での「おかえり」でも笑い声が聞こえましたが。。。

印象としては場所が場所であった為かとても濁りのないとっても澄んでいる綺麗な会だったと思います。
今度は濁っているのや、パーカッションも聞いてみたいです。
またの機会を楽しみにしています。(天然水)


(本人より)今回は市の施設で子供たちもいるライブだったので俺の中では真面目方面の歌を並べました。
ゲラゲラ笑えてちょっと切ないおじさんたちを見たければホルモン鉄道へ、なんだか幸せを感じる音の洪水に浸りたいならパスカルズへ、大人な感じの歌と即興演奏を期待するならイシマツへ。アイドルでキャアキャアいいたいならえんがわへ。
そのユニットによってかなり出す顔が違うので、是非どれもご賞味あれ〜。
あと今度来た時は是非名乗ってくれると嬉しいっす!

2018.3.27 おーやなち。×町屋菊一×石川浩司 スリーマンライブ 〜学校にまにあわない〜

平日の西大路御池に、アングラ成分を補給するべく仕事帰りに駆け付けました。
ステージから一番近い客席に石川さんがいらっしゃって、開場前BGMに合わせて何気なく手でリズムキープの練習をしているのが見えます。
わーかっこいいな、と思わず見とれます。

オープニングアクトは新世界ホシヲさん。
世の中には私が知らないだけで歌もギターもうまい人がたくさんいるんだなと思いました。
それと、マイクに声がよく乗っていて、歌詞が聴き取りやすかったです。
「僕は音楽のために生まれてきた」みたいな少し気恥しい歌詞も、素直に受け止めることができました。

スリーマンライブの1人目、おーやなち。さんの歌詞世界はそこそこ捻くれてるけれど、
「そうそう、私も同じこと思ってた!」ってフレーズが多くて嬉しくなりました。
これだけ初見の客に伝わる歌詞を書いていらっしゃるのに、MCとなると思ってることを1割も言葉にできていない様子に、
なるほど彼女は音楽がなければ息が詰まってしまうんだろうと勝手に思いを馳せていました。
巧く歌ってやろうという気などさらさら無いように、時に囁くように、時に投げつけるように歌っていたところも良かったです。
『ランドセル』という曲から、石川さんのパーカッションとのセッションが始まりました。
テンポを敢えてグニャリグニャリと曲げているような曲で、終わった後石川さんも思わず「…変わった曲だったね」とおーやさんに一言(笑)。
ファンの贔屓目を抜きにしても、本当に石川さんの即興パーカッションは興奮します。
どんな曲が来ても、その曲の雰囲気を引き立てるような演奏を決めてきて、私のツボをぐいぐい刺激するのです。
おーやさんが「石川さんのこの演奏は即興なんですよ」と紹介すると、客席の若い男性たちも「すげえ…」とどよめいていました。
その後おーやさんが「私石川さんが本当に好きで…」と言って、石川さんが客席から「すまない、妻がいるんだ!」と返したときにも
「えぇっ…」とどよめいていましたが。

次の町屋菊一さんは歌い始めて1年半とおっしゃっていましたが、とてもそうは見えない堂々としたステージでした。 声質がキレイな上に正統派の発声をしていらっしゃるので、キャリアを重ねていったらどんな風にこなれていくんだろうと思いました。
彼の作る歌はずいぶん真っすぐだなあという印象です。
町屋さん、サポートキーボードのぼっち田中さんと石川さんのセッションもありました。
最初の曲がまたテンポの予測がつきづらく、石川さんが町屋さんの呼吸にピリピリとアンテナを張っている様子が見てとれました。
セッションの最後はなんと『満月小唄』でした。町屋さんが丁寧に、大切に歌っている様子が伝わってきました。
たまバージョンに思い入れがあるせいもあってか、やはり石川さんのコーラスが入ると深みが違うなあと思いました。

そしてついに真打・石川さんのステージが始まりました。
最初は会場の名前がウーララなだけに『ウララ』。
ソロバージョンを聴くのは初めてです。たまバージョンとは歌詞は同じだけど別物の曲ですね。
のどかに見せかけてよく聴くとゾクリ、というソロバージョンも面白かったです。
MCではパスカルズの知久さんやホルモン鉄道の大谷さんなどの音楽仲間とのエピソードを織り交ぜてお客を笑わせながらも、
歌うとなっては『マトリョーシカ』『野のなななのか』『メメントの森』など、思索的な曲が多かったので、
心の中の原生林に入っていったような気持ちになりました。
『玄関』を聴いたときは悲しくなりました。私にはいま、「ずっと君の味方だよ」と言う相手はいないから。
アンコールで、別離を「しょうがないことなんだ」と受け止める『オンリー・ユー』を聴いて、やっと立ち直ることができました。

その後はおーやさん、町屋さん、田中さんとサポートのベースの方をステージに呼んでアンコールのセッションです。ごーか!
ライブのサブタイトルになっている『学校に間にあわない』を演るのかと思いきやさにあらず。
後日「さんだる」の同曲を聴いて、こりゃ共演経験のないソロミュージシャン同士がいきなりパッと合わせられる曲じゃないなと思い直しました。
実際に演奏したのは『星を食べる』と『さよなら人類』。
おーやさんも町屋さんも、とても嬉しそうに、気持ちよさそうに歌っていていいなぁと思いました。
憧れのミュージシャンの曲をカバーして、同じステージで本人に演奏とコーラスをつけてもらう。
なんとミュージシャン冥利、ファン冥利に尽きることでしょう。

終演後時計を見るともう22時近く。3時間以上に及ぶステージでしたが、楽しい時間はあっという間に過ぎると実感したライブでした。(ANA)


(本人より)この日の共演者は同時にイベントの企画者でもあり、なかなかの強者だったね。
終演後、メンバーだけで打ち上げに行ったが興奮さめやらぬといった感じで「また是非やりたい!」と言っていたのが印象的だった。
まだまだ若い人たち。こんなジジイが何か少しでも参考になってくれればいいのじゃが。ゲホッ、ゲホッ。

2018年 3月31日(土)「アーツ前橋 ロビーライブ」石川さんソロ

今日は、群馬県前橋市にある芸術文化施設での
無料ミニライブに出かけました。
会場まで片道3時間かけて辿り着き、内容の濃い〜30分のライブを思い切り楽しみました。
東海林さだお「ガン入院オロオロ日記」を読みながら
電車は、東京都から埼玉県そして群馬県に入って行き、窓から見える景色も少しづつ変わっていく。
それだけでも、小さな旅行気分を味わえて楽しかった。

ローカル電車の特徴なのか、
駅に降りる時は、手動で「開閉ボタン」を押さないと
ドアが開かないので、少し緊張した。
電車の本数も都心に比べると、かなり少ないので
うっかり1本でも電車を逃すと
ライブの開始時間に間に合わなくなるどころか、ライブが終わってしまう!(30分のミニライブなので)恐れが あったので、普段なら必ず立ち寄るトイレやキヨスクには目もくれず、とにかく電車内以外では常に走って走って走って 髪の毛ボサボサ眼鏡ズレズレ息ゼエゼエの状態でしたが、何とか会場に時間内に着けました。

私が着いた時には、石川さんが
ちょうど1曲目(多分)の
「マトリョーシカ」のサビの部分を熱唱していた。
一番大好きな、今一番じっくりと聴きたい曲だったので
途中からになってしまったのが、やっぱり悔しかった。。。

でも、その後
「玄関」「ラザニア」「メメントの森」「ガウディさん」「オンリーユー」といった
いい歌が、しっかり聴けたので幸せでした。(アンコールは「毛虫おじさん」)

実を言うと
今朝は、ちょっと風邪気味で
「往復6時間はキツいかな〜」と迷っていたのですが
娘のNちゃんが「ママ、行ってきなよ。石川さんに会えば風邪治るかもよ」と背中を押してくれたので
ライブに足を運んだのですが、Nちゃんの言う通り
石川さんのライブを観たら、風邪の事なんてすっかり忘れてしまい、本当にケロリと治ってしまった。
ひき始めの風邪には「風邪薬」なんかより「石川さんライブ」の方が効く!
そして、心の風邪にも「石川さん」は効きます!
私にとって、石川さんは
なくてはならない存在です。
好き。。。♡(7月4日の蟻)


(本人より)遠路はるばるありがとー!
娘のNちゃん最高。いい子に育ったね。
風邪を吹き飛ばす俺のライブに是非みんな集まれ〜!
(自分が38度の熱があったことはナイショ)

2018.3.27 京都西院・ウーララ おーやなち。× 町屋菊一 × 石川浩司 スリーマンライブ −学校にまにあわない−

早い段階から発表されていた、年度末の京都の石川さんのライヴ。しかし私はしがない働き奴、もう8年以上同じ職場に居座っておるため転勤の可能性が非常に高く、その場合は近所の支店への挨拶回りや下手したらとんでもねぇ僻地に島流しなんてなことになれば単身赴任の準備もしやんといかんゆえ、どないしょっかなー、なんて悩んでいた矢先に投稿仲間の西大路さんからメールを頂戴したのでした。

西大路「オポちゃん、3月のライヴ一緒に行きませんか?」

ワォ、これは神がYou行っちゃいなよ、と仰ったに違いない。というわけで転勤はしないものと勝手に憶測をつけてお店に予約のTELをかまし3月を待てばほれ見たことか、私の転勤は持ち越されたではありませんか!! やったね。てか周りに聞いたら同じ支店に8年以上も据え置かれるなんてありえない事態だそうで、余程私は他所の支店から敬遠されているのだという揺るぎない事実が確定し独り勝手に消沈しておりました。あほです。

さて涙を拭いて27日、無事午後休が取れた私は仕事がえりにコンヴィニで身体に悪そうなパン3つと砂糖を多量にぶちこんであるであろう名ばかりのエスプレッソを摂取、ライヴに備えて中途半端な時間におなかパンパン準備万端。ウヒョヒョヒョヒョ。でっぷり腹で颯爽とモノレールに飛び乗り一路京都を目指したのでした。ばびゅう。車窓の桜きれぇやなぁ。
西大路さんと西院駅で夕方5時45分のまちあわせ、特に不便なく会場へはお喋りしてたらあっちゅうま、徒歩約8分で辿り着けました。

すこし待ってさぁ18時だ、会場入りです。ちょうど偶然「学校にまにあわない」がBGMに流れるなか西大路さんと最前列に陣取ると、なんと石川さんが我々を見つけて話かけてきて下さいました! わー嬉しいな、我々2人とも年末ぶりでしたから。

石川さん「あっそうだったっけ? 明けましておめでとうございます(笑)」

これには我々も大爆笑。始まる前から私達を笑わせて下さるサーヴィス満点の石川さん(笑)。大好きです。

石川さん「今日は磔磔で知久くんがゲストで呼ばれてるから、みんなそっちに行っちゃったかな〜」
オポ「いやー我々はそりゃもちろんこっちですよ」
西大路「去年は僕ホルモン鉄道も行けませんでしたからねぇ! そりゃこっちですわ」

なんてお話をしていると京都方面のライヴによくお越しになるふなっしーマスター・美佳みかんさんもお越しになり、投稿仲間3人で仲良く駄弁りつつ開演を待ちました。おっと2500円でドリンク付きやったわ超お得、私はカフェオレ、西大路さんはバドワイザー。美佳さんはなんかピンクのやつ(笑)。

毎度の長ったらしい前置きもようやく済んでさてさて開演、オープニングゲストは新世界ホシヲさん。確かな音程で「アイスクリーム」「さらばトゥナイト」等アップテンポで爽やかな楽曲をノリノリで演奏してくださいました。JUNIOR BREATHというバンドで10数年活動なさっているだけあって安心して聴けるヴォーカル&ギター。トークもノリ良くメガネのくだりでは石川さんもウケてました(笑)。会場バッチリあったまりましたね!

お次はおーやなち。さん。さてここから演者のキャラクターがひねてきますよ!だってたまファンだもの(笑)! ってかこの方可愛い! 衣装もストラップも声も可愛らしいなぁ、と思てたら曲はひねてた(笑)。J‐POPをおちょくってみたり自分の存在を彼に見下された気分になったり、歌い方もかわいい感じ一辺倒ではなくドスを効かせたりシャウト風に叫んだり、表現力が素晴らしい。「喉仏」「ランドセル」「スカートをはく」等。石川さんとも途中で3曲セッション、もう振り向くたびにヤバイヤバイの連発(笑)、即興の最高なパーカッションに観客もご本人も感動しまくり。途中でテンポが変わるような本当に難しいリズムの曲にも即時に対応! この日は石川さんの凄さをあらためてビンビン感じました。

3番手は町屋菊一さん。こちらもたまファンの方で、御本人曰く音楽をはじめてまだそれほど年数を経ていないそうです。でも確かな歌唱力、高音の伸びと豊かなヴィブラートがいい。しかしやはりたま好き、「シンガーソングライターの憂鬱」「チェルノブイリに花が咲く」など、一筋縄ではいかない世界観の持主でいらっしゃいます。「ロックンロールに騙されて」など曲のラストにブルーハーツの「人にやさしく」の一節をオマージュに使ったりと曲の作りもおもしろい。こちらも石川さん・ピアノのぼっち田中さんをお招きして2曲セッション、なんと「満月小唄」をカバー! これは嬉しい。石川さんも「久し振りだな〜」と昔を思い出しつつ叩いてくださいました。鎖のキラキラした音が幻想的、最高です・・・・・・!!

拍手しまくりでもう汗かいてる私と西大路さんはドリンクをおかわり、さぁいよいよ我らが石川さんのご登場です!!
  「ご覧のとおり、町屋菊一くんのギターを借りてます。僕はライヴにはギターを持っていきません、なぜなら大体の会場では誰かがギター持ってるしみんな優しいのでたいてい使わせてくれるので、わざわざ荷物になるギターを持っていくことはないからです。太鼓は会場で借りられないので自分のですがこのトシだと持ち運ぶのもつらいのでライヴ会場に送ります。ライヴが終われば次の会場に送ります」このくだりで会場は初っ端から笑い転げます。手ぶらで楽チンツアースタイル(笑)。

最初やる予定ではなかったとのことですが店名を見てこれはやらねば! と思った「ウララ」(笑)、もちろんソロヴァージョンで。久々に聴いた気がしますね。こちらのヴァージョンもなんだかほのぼのして好きです。

間をおかず「マトリョーシカ」。エッサカサ後のアドリブは「他の演者が開演からどんどん歳を取っているのに気が付いたかい? 僕がどんどん若い彼らのエキスを吸収しているからさ、赤ちゃんになるまで若さをもらって頑張っちゃうぜベイビー!」と叫んで大拍手(笑)。

ここで会場の地・京都での想い出。ホルモン鉄道という最低のユニット(笑)をおっさん2人でずっとやってて、歳をとると普通はバカなことはやらなくなるんだけど、脳味噌が耳から零れ落ちてもう無いので大人になってもパンツ一丁でずっとバカなことをやってる、とのこと(笑)。でもそんな半裸で腹太鼓叩いたりをずっとやり続けてたら子供の情操教育にいい、とEテレで放送された(会場爆笑)ことの紹介、そのホルモン鉄道の相方の大谷さん達とその昔京都の街を歩いていて、大谷さんがウンコを漏らしてしまった。今なら近くのコンビニとかで応急処置(笑)をするのだろうけど30年も前なのでそこいらにコンビニなんてものは無く、やにわに鴨川にジャブジャブ入って行って川のまん中で尻を洗っていたとのこと(会場爆笑)。最先端のウォシュレットだった(笑)。そんな大谷さんの他にも一緒に遊んでいた友達がいて、その友達が数年前に仕事中の事故でなくなってしまった時に出来た曲です、と、「メメントの森」。生き物の生死のことわりの新解釈をおおらかに笑いながら歌い上げる名曲。ケモノの鳴き声ではブタがいい感じにウケてました(笑)。楽しい。

「音楽活動もさすがにホルモン鉄道だけでは無理です(会場爆笑)」と、実は他にパスカルズというプチオーケストラのようなバンドも23年やっていて、「映画にもそのパスカルズで出演してDVDにもなっているので、今みんながこうして見ている3次元の、立体の僕よりも2次元の、平面の僕がいいナーという方は是非そちらをお楽しみください」、とのこと(笑)。こんな発想のアピール絶対他の人にはできません(笑)。その映画の中で女性のヴォーカルが歌っている曲で僕が作詞した「野のなななのか」という曲を僕ヴァージョンで歌います、と演奏。2番の泣きが入った歌い回しがたまりません。

「さっきの曲のパスカルズのメンバーには昔僕がやってたしょーもない「たま」ってバンドで同じメンバーだった知久君も居て、もう19の頃からずっと一緒だったからもういい加減一緒に居なくってもいいだろ、と思ってたら今日もおなじ京都まで付いてきてライヴに出てる、でもそんな知久君より僕を選んでくれたよい子の皆さんは大丈夫と思いますが、次の曲では僕が最後に小芝居的なことをやるので、決して「おかえり」と言わないで下さい。これ関西方面がとくに危ないんです(会場笑)、やるなやるな、って言ったらフリだと思われて本番でやっちゃうってパターン。いやまっとうな人間の心をもっていたら言いたくなるのは判るんですが、この歌の時は黙っててください。たとえもし言われちゃっても聴こえない振りをしてそのまま小芝居を続けます(会場爆笑)」モチロン曲は、「玄関」。この曲の石川さんのファルセットはほんとうに綺麗で正確な音を保って伸びていきます。

そのまま「夜の牛たちのダンスを見たかい」の叩きつけるような不穏なアドリブギター。Amのコードをセーハ(バレー)しないで1フレット分横にずらした不協和音をしばらく掻き鳴らし続け、そしてその不協和音が石川さんの世界観にものすごく協和するのです。もうこの曲はアドリブ込みで本編もすべて理屈抜きで愛おしいですね。語れる言葉がない。

「次が今日最後の曲になります・・・」(会場「えーーっ・・・」)「・・・みなさん大人だからわかるでしょ、このあと最初に“ア”が付いて最後に“ル”が付く、お酒じゃない方のものを頼んでくれたらまだあるかもしれないよっ(笑)!」ははははは! アレね(笑)! というわけで大人の言うところの最後の曲(笑)は、「ラザニア」。すべての絶望のうちにある者への讃歌。私が生まれてきたことは自分にとって皆にとって世界にとって確実に失敗だった、と言い切れるけど、それでも生まれて、よかったんだ。そう思わせてくださるのです。

客席に一礼し、頭を下げ続ける石川さん。そこへアルコールじゃない方(笑)を願うオーディエンスからの万雷の拍手が!! 曲は「オンリーユー」。アンコールの定番ですね、しみじみ。もうライヴで5年は聴き続けていますが、年々石川さんの高音が正確になっていくのを感じます。衰え知らずでまだまだ進化する石川さん。私もかくありたい。

そしておーやなち。さん(Gt・Vo)、町屋菊一さん(Gt・Vo)、ぼっち田中さん(Pf・Cho)、サポートのベースの方もステージへご登場、みんなでたまの名曲「星を食べる」を演奏!! これは感動です。石川さんの渋い低音ユニゾンコーラスが大好物の私には幸せなご褒美です。メインヴォーカルは若いお2人が交代で、知久さんのハモりが発生するところはおーやさんが綺麗に担当。ああ、いいなぁ・・・ 今日は誘って頂いてほんとによかった。

さぁさぁたまファンの出演者とのセッションならばこれは外せないでしょう、ほんとの大ラス、「さよなら人類」! これまたさっきと同じスタイルで  ツインヴォーカルです。石川さんのレアなリコーダー演奏や「着いたーーー!!!」を今年も見ることが出来て、己の果報者っぷりを噛みしめました。

今宵も素晴らしいライヴでした! しかし名残は尽きねど明日も仕事、いささか遠方の私は早くも帰路に就かねばなりません。去年は大好きなホルモン鉄道ライヴにタイミングが合わなかった西大路さん、最新CD「哀愁のホルモン鉄道」をようやくゲットできました! そして嬉しいことに去り際に投稿仲間のANAさんからお声を掛けていただきました。去年の滋賀でのよしこストンペアとのライヴにもお越しになっていて、そのライヴは2人ともレポートを書かせていただいたのでした。私と違って中身のしっかりある、読んでいてとっても楽しい嬉しいレポートをお書きになるお方なので、実は今回もひそかに楽しみにしています(笑)。あっっ、プレッシャーになるといけないので、決して無理にとは申しませんからね(笑)!!

外に出るとひんやり、昼間の夏のような空気が嘘のよう。西大路さんがバスに乗るまでお見送りし、私と美佳みかんさんは西院でお別れ。私は大阪梅田行き22:21の阪急電車に揺られつつ古代電話でレポートを書き、幸せの余韻にどっぷり漬かるのでした。
石川さん、この日も最高のひとときを、本当にありがとうございました!!! またすぐ京都でお逢いできることを楽しみにしております! 

・・・・・・あれっ? そういえばライヴのサブタイトルの、「学校にまにあわない」は・・・(笑)? (オポムチャン)


(本人より)俺もイベントのタイトルが「学校にまにあわない」だったので(おーやなち。さんと町屋くんのふたりが主催者で、このタイトルがついてた)俺も「やらされるのか?いきなり来たらさすがにセリフ思いつかないぞ」と思ってたが来なくて良かった(笑)。まぁ本番前店内BGMでは流れてたけどね。
「満月小唄」はいつ最後にやったのかが思い出せないほど。これも当初町屋くんのオリジナル曲をやるはずだったと思うんだけどステージで突如俺に「満月小唄やっていいですか?」と小声で言われ「お、おう」となった。
完全即興より元歌が記憶の隅にある方が難しいんだよね。たまの時とパーカッションのセットも微妙に違うしね。必死で思い出したけど、でもやっぱりいい曲だったなあ。さすが柳原!
あと帰り際にも行ったけど「このライブは若い人たちとの共演だからきっと俺のお客さんは来ないだろう」と勝手に踏んでいつもの曲をやってしまったけど、次に関西でワンマンとかやる機会があったらリクエストライブでもやろうかな。
そうすれば滅多にやらない曲もリクエスト出来るもんね。その時は懲りずに来てねー!

2017.3.17(土) 後藤勇 コントラバス弾き語りカルテット(昼の部)

ホルモン鉄道とコントラバス奏者・後藤勇さんのユニットのジョイントライブ。ゲストにドラマーの石塚俊明さんが登場。
会場はおなじみのMANDA-LA2(吉祥寺)ですが、ステージの配置が奇想天外でした。何と客席のど真ん中ドラムセットが置かれ、その周りに他の楽器が配置されていました。お客さんは普段は舞台となる位置にいすが置かれライブを鑑賞することに。ライブ鑑賞を始めて10年近くになりますが、なんだか来るところまできたな、という感じです。

前半は後藤勇さんのユニットのライブ。コントラバス、ギター、クラリネット、そして自作の電子楽器奏者の4人と、石塚さん、さらに石川さんが加わってのパフォーマンスでした。
石川さんはここでも自由奔放。パーカッションを叩いていたと思ったら、キーボードのマイクスタンドや鉄の柱を叩いたり、さらに常連の女性の膝の上に座って腹を叩いてもらったりと、色んなことをやりました。後藤さんもコントラバスを弾きながら歌を歌ったりと、他ではあまり見かけないことをやられていました。

休憩をはさんでホルモン鉄道のライブに。いつもやっている曲や、ちょっとばかし懐かしい曲が選曲されていました。大谷氏のフェンダーのアコギは、エレキギターっぽい音にエフェクト。4曲やってから全員でのセッション。「エチケット番長」「意味無し笛」をやってくれたのはうれしかったです。石川さんが私から帽子を借りてかぶる場面もありました。また石川さんがパフォーマンスの中で大谷さんのかばんの中身をステージにぶちまけてしまいましたが、中身は全部回収できたのでしょうか(笑)。
いつもとは勝手が違うという事もあったのでしょうか。いつもは割と無表情でキーボードを弾いているとっちゃんさんに笑顔があったのが印象的でした。

今回は昼の12時半から2時間ほどのライブ。子供連れの方に考慮して、最近昼間のライブが増えている気がします。
余談ですが、今年のフジロックフェスティバルにボブ・ディランが出演するとのことで、大谷さんは行こうかどうか迷っているとのこと。でも変に大きなフェスより、ツボにはまりさえすれば、このマンダラ2の方が圧倒的なスーパープレイが見れる気がします。石塚さんのドラムを楽しみにしていましたが、今回もまさしく圧倒的な演奏でした。

どんなにいいライブでも、たくさん見ているとどうしても飽きが来るのは避けられません。ちょっとライブ断ちをした方がいいのかな、と個人的に思案していましたが、そんな悩みを吹き飛ばすスマッシュヒットのライブでした!!(Sankaku)


(本人より)多分こういうことってホールとか、もしくはライブハウスでもギッチリお客さんが入るライブではなかなか出来ないことなんだよね。
舞台セッティングもそうだし、俺のようにお客さんと一緒に本番中即興的に絡むなんてことも。
でも俺もスゲー楽しかった。
俺のライブはやっぱりこういう自由奔放ものが一番しっくりくるな、と再確認したライブでもあったな。

3月10日にトークライブに行った時のお話

夜の8時に西荻窪のニヒル牛へ集合しお店にギュウギュウに詰めで30人くらいのお客さんが座るところを譲り合いながら石川さんのお話を聞きいていました。

石川あるさんもレジのところに座っていてお客さんの案内などをしていました。
リクエストできるお話はマジックでレジャーシートに書いてあり、石川さんの上に貼られていました。

中学生もいたのですが最初にリクエストされたお話は「変態学習塾」。
きわどい話だったのですがかなり面白かったです。
ネタバレになっちゃうから詳しくは書かないのですが、昭和の時代にはいかれた人も許される時代だったんだなあ、と思いました。「いじめ先生」「カウボーイ」「増えたキンタマ」「名古屋の床屋」でもそう思いました。

「ネパールの観客」や「幽霊屋敷」などはエッセイの「たまという船に乗っていた」を読んでいたのでなんとなく知っていたのですが、当時の事を臨場感たっぷり話されるので初めて聞いた話みたいに新鮮感がありました。

ホラー系も人気で連続してリクエストがありました。
「幽霊屋敷」の後、「怖い話の怖い話」「恐ろしい占い師」が続きました。
占い師は、人間が一番怖い系の話でした

お話を聞いた中で、私のお気に入りは「猫釣り」です。なごみと恐怖と不思議がミックスされたお話で、何となく石川さんが書く歌詞の世界のような雰囲気がありました。


リクエストトークが終わってからは帰ってもいいし、しばらくお店の中を見てもいい時間でギュウギュウ詰めのまま何とか移動してお店の中を見ました。
お店の商品の一期一会感と独創的な雰囲気がとってもカオスでいつまでも見ていられるなあと思いました。

全部のお話が面白かったです。多分石川さんの事知らない人でも笑っちゃうと思います。
次がありましたら次も行くつもりです!(マジョライト)


(本人より)ありがとう〜。またゆっくりお店も見においで。
細か〜く見ると思わぬ自分にとってのめっけ物があるかもしれないよっ!

2018年3月3日(土)佐世保の保育園でセッションライブ

2013年12月に主催者である副園長先生が「チャットバー 〜ウキュピ〜」に入室され、思いきって保育園ライブを依頼されてから今回で既に5回目(5年目)。
「子供たちの頭をカルティベイト(耕す・開拓する)する」ことを目的に、園児さんたちが主役の素敵なライブ(約1時間)が開催されました。

石川浩司さん・重松壮一郎さん(ピアニスト)・アナーキー吉田さん(水中、それは苦しい)と共に朝9時から1時間弱のリハーサルが行われ、流れの確認と音響チェックがなされました。
そして一旦控え室(園長室)へ戻り、着替えも済まされスタンバイ。

10時になると保育士さんに引率された2才〜就学前の園児さんたち(数十名)が、前の子の肩に両手を置いて連なって大遊戯室に入って来ました。

先ずは園長先生から園児さんたちへのご挨拶。
「皆さん、おはようございます。(おはようございます!)いつもはテレビとかCDで音楽を聴きますけど、今日は生の音楽を皆で楽しんでください。(はい!)皆さんもギターとかの楽器を弾くのを生で聴いたら、テレビとかプレーヤーで聴くのとは違うのが分かりますからね。どうぞ皆さん、楽しんで聴いて下さい。(はい!)」

次は司会も務める副園長先生からのお願いです。
「皆さん、おはようございまーす。(おはようございまーす!)今日は、3月、3日(みっか!)何の日でしょうか?(ひなまつりー!)そうですね。ひな祭りで、お祝いの日なので、皆さんが見たことある〜っていう人が来てくれてますので、一緒に歌ったり、演奏したりしましょう。あと園児の皆さんはきちんとしなくちゃだとか静かに聴かなくちゃということは、この1時間はないです。自由にするのがこの音楽会の主旨なので、自由にゴロンと寝転がって聴いても先生たちは怒りません。言ったことが分かった人ー?(はーい!)元気ですねー。それではお名前を覚えて呼びましょう。石川さん、ピアノの重松さん、お医者さんの卵の殻と言われているアナーキー吉田さんです。せーのーさんはい、石川さーん!(いしかわさーん!)重松さーん!アナーキー吉田さーん!(……)」
「はーい!おはよー!」と石川さんを先頭に入場されるお三方。

ステージに上がられるとギターのチューニングを始められるアナーキー吉田さん。
それに注目する園児さんたち に石川さんから「今は、ギターのチューニングというのをしています。ギターは温度とかで音が変わっちゃうので、直前に音を調整しないといけないんです。直りました!」と優しいご説明。
「丁寧な説明をありがとうございました。皆さんこんにちはー!(こんにちはー!)」とアナーキー吉田さんの準備も完了。
続けて「皆さんとはご挨拶から始めたいので、手をパチッパチッパチッと……(パチッパチッパチッ……)ワンツーせーの」と園児さんたちの手拍子と石川さんのパーカッション、重松さんのピアニカに合わせて「みんなでごあいさつ」を披露。
「こんにちはー♪(こんにちはー!)」
青山こどもの城で歌のお兄さんをされていたアナーキー吉田さんの歌声はとても優しく、園児さんたちも 安心して呼応しています。
声が出たところで園児さんたちと一緒に「うれしいひなまつり」を合唱。石川さんの合いの手付です。
「あかりをつけましょ ぼんぼりに(ぼんぼりに) お花をあげましょ 桃の花(桃の花) 五人ばやしの 笛太鼓(ピーヒャラトントン) 今日はたのしい ひな祭り♪」
歌い終わると石川さんから「ひな祭りと同時に、今日は耳の日でもあるよ〜」と豆知識。園児さんたちは大爆笑。

突然鳴り響くクラクション(ピアニカ)の音。
重松さんのピアニカにアナーキー吉田さんのギターとコーラス、石川さんのパーカッションと歌で「リヤカーマン」です。
園児さんたちは爆笑しながら手拍子をしたり体を横に揺すったりしてノリノリ。
三番を忘れてしまったアナーキー吉田さんから「何回かやってることなんだけど、完全にボケちゃいましたね〜」の一言。

「じゃあ『ぼけ』っというのをやるか。段々年を取ってくるとね、少し忘れ物とか多くなるんだよ。でもそれはしょうがないんだよ。だからおじいちゃんやおばあちゃんが物忘れしても、怒ったりしてもダメ。子供たちは記憶力がすごくいいからどんどん覚えていくけど、この辺の大人たちのことは許してあげてください(はい!)」と笑顔でフォローをする石川さん。
「ぼけ」が始まるとその抑揚のある不思議な曲に園児さんたちは笑い転げています。

この春に保育園を卒園される園児さんたちへ、卒園式の曲「おもいでのアルバム」が贈られます。
副園長先生がステージに上がり、パーカッションを叩いている石川さんに赤いランドセルを背負わせました。でもあまりに小さかったので、両腕を上げたまま身動きが取れなくなる石川さん。パーカッションを叩けなくなった石川さんは、ギターを弾きながら歌っているアナーキー吉田さんの頭の上に2個のランドセルを重ね置くイタズラ。大人が大人にするイタズラを見て園児さんたちも大喜び。
重松さんの素敵なピアノの間奏中に、石川さんから園児さんたちに「ランドセルに、ヘビやカエルを入れちゃダメだよ〜」と面白注意。

「今度は僕が、とっても優しいおじさんの歌を歌うから聴いてね」とソフトな口調でお願いする石川さん。
「毛虫おじさん」とのタイトルコールに「んなは〜」と笑う園児さんたち。
「ゾワゾワ」「ヌメヌメ」のコール&レスポンスは、寧ろ保護者席の方がノリノリ。
曲の終わりに「毛虫おじさんと仲良くしてね〜」と呼び掛けるも、流石に「やだ〜」と可愛いお返事。
そして「変なおじさんには付いてっちゃダメだよ」と防犯教育もしっかりとされる石川さんでした。

ここからはメリハリをつけるために音楽を休憩して絵本の読み聞かせコーナーへ。
マイクを通さなくても生声で大丈夫だと言う石川さんと園児さんたちの発声対決!
「あーーー!」と園児さんたち。続けて「アーーー!オッホッホッホホー!」と石川さん。
もちろん石川さんの圧勝。
石川さんも初めて見る絵本のタイトルは「でんしゃでいこう でんしゃでかえろう」。
演技を交えて読み上げられる石川さんと、ピアノで電車が進む雰囲気を的確に奏でられる重松さん。アナーキー吉田さんによって再現される踏切警報機の効果音。電車が目的地に到着しました。
「着いたー!」
音が飛び出る大きな絵本に園児さんたちも大注目。

続けて重松壮一郎さんのピアノのコーナー。
「将来音楽家になりたかったら、僕のように適当に遊ぶんじゃなくて、適当に遊んでそれが職業になる人もたまにはいますけど、でもあんまりないです。こっちの方を目指した方がいいです」との石川さんのご紹介で挨拶に立たれる重松さん。
重松さんの娘さん(小学1年生)が作った曲「めちゃくちゃバンバンビー」をピアノ演奏。保護者席に座っていた娘さんは恥かしがって飛び入り歌唱はNG。
石川さんのパーカッションともピッタリ息の合った、アップテンポの素敵なナンバーでした。園児さんたちも素直に反応しています。

アナーキー吉田さんの自作楽器の紹介コーナー。
「今日は皆のために、色んな変わった音の出る楽器を持ってきました(お?)」
急いでアナーキー吉田さんの前に(ある楽器に)集まる園児さんたち。
色んな笛(スライドホイッスル、ノーズフルート、カモ笛)と色んな音を紹介するアナーキー吉田さん。「楽器が無くても音は出せるのさ」と口笛で「クワイ河マーチ(サル ゴリラ チンパンジー♪)」を吹く(吸う)石川さん。園児さんたちは興味津々。
「耳の日なので耳でも吹いてください」と無茶振りの石川さん。
カモ笛で赤ちゃんの泣き声を再現するアナーキー吉田さんと、こちらも負けじと赤ちゃんの泣き真似で対抗する石川さん。この辺は保護者席の方が爆笑。
「ヒューーー……、何の音でしょうか?(かぜー!)」
「ザァ〜、ザザァ〜……、何の音でしょうか?(なみー!)」
太鼓に小豆を入れた物で波の音を再現するアナーキー吉田さんと、すかさず「海(海は広いな大きいな♪)」を伴奏する重松さん。
BB弾の入ったレモンふりかけのケース(マラカス)やスプーン(スプーン・カスタネット)、東急ハンズで購入した薄い金属の板(サンダーシート)を使い何でも楽器に出来ることを園児さんたちに伝授するアナーキー吉田さんと、音に合わせて「オッホッホ♪」とゴリラップでセッションする石川さん。
「何でも楽器にするのが大好きなので、僕はいつも楽器を探そうと思ったら楽器屋に行かずに、100均とかホームセンターに行きます」と締め括られたアナーキー吉田先生でした。

「ねえねえ皆さ、大晦日にある紅白歌合戦って見たことある?(なーい!)ない?ないんじゃ話が進まないんだよな……ある?(あるー!)あれね、僕は今から30年前の大昔だけど出たことがあるんだよ。その時の歌をやります。さよなら人類です」
アナーキー吉田さんのボーカル&ギターに、ピアノは重松壮一郎さん。石川さんはもちろんパーカッションとコーラス &「着いたー!」を担当。
無表情ドラムで有名なアナーキー吉田さんですが、本当に歌もお上手で素敵に「さよなら人類」を歌い上げられました。 間奏後の休符で拍手をする園児さんに「まだ終わってないよ〜……サルー!」と笑顔の石川さん。
この歌も保護者席から万雷の拍手!

サルにちなんで、お猿さんに関する歌を園児さんからリクエスト募集。
アナーキー吉田さんの「お猿さんの歌で知ってるのってありますか?」との問いに「しらなーい!」と返事をする園児さんたち。
すぐさま石川さんが「どんなの知ってる?歌ってみて」と言うと「アイアーイ」と期待通りに答える園児さんたち。
「アイアイ♪(アイアイ♪)アイアイ♪(アイアイ♪)」と園児さんたちも大盛り上がり。

アナーキー吉田さんから「次の曲の準備に時間が掛かるので何か喋っていてください」と無茶振りをされる石川さん。からの副園長先生に丸投げする石川さん。
「はいじゃあ、小っちゃいお友達。石川さんに聞いてみたいことはありますか?」と急遽質問コーナーへ。
「すきないろはなんですか?」「好きな色は、えっと、白です(ランニングを見せながら)。タイという国で買ってきました!」
チューニング中のアナーキー吉田さん。
「すきなどうぶつはなんですか?」「好きな動物はえっと……キリンさんです。首があんなに長いから、すごく長いやつは月まで届くみたいだよ。ウソだけどね。そんなに長いやつはいません」
「すきなくだものはなんですか?」「好きな 果物は、パイナップルです。パイナップルは知ってる?(何か流行りましたよね?)ペンパイナッポーアッポーペンね」
重松さんの誕生日が6月9日(ロックの日)だと判明した流れから、ロックな感じの卒業の歌「みんなともだち」へ。
ゴロンとうつ伏せになり、両手を頬に顔だけ上げた姿勢のリラックスした様子で歌を聴く園児さんたち。

翌日が誕生日の副園長先生と3月生まれのお友達のために「お誕生日おめでとう」という歌のプレゼント。
園児さんたちは全員に配られたリングベル(鈴)を鳴らしながら一緒にセッションしています。

最後は石川さんの曲で元気に行進!
園児さんたち、石川さん、重松さん、アナーキー吉田さん、保育士さんたち全員で大きな輪を描くように「デキソコナイの行進」です。
大遊戯室に生の歌声、楽器の音が響き渡っています。もちろん、沢山の園児さんたちの笑顔と共に。
「地球は丸いからいつかまた会おうね バイバイ バイバイバイバイバイ♪ これで僕たちは帰っちゃいますけど、来年また会いましょう!バイバイ皆元気でねー!(はーい!)ララララララララ バイバーイ!ありがとーーー!」
文字通りの大団円でした。

園児さんたちからお礼のご挨拶。
「(せーのーさんはい)いしかわさーん、よしださーん、しげまつさーん、ありがとーございました!」
「どう致しまして!」と笑顔で応える石川さん。
「バイバーイ!」と園児さんたちとハイタッチ。
保育士さんに引率されてクラスごとに教室へ戻って行く、興奮気味の園児さんたちでした。

控え室(園長室)に戻られ、しばしの歓談と着替えなど。園児さんたちは給食の時間です。
記念撮影のために石川さんたちお三方が中庭に出られると、それを見つけた一人の園児さんが開いていた教室の扉から姿を見せました。
「おべんとういちばんにたべたよ!みて! 」
その声に振り向く石川さんたち。
「またきてねー!」
誰にも教えられていないのに大きな声でお願いする園児さん。
「またきてねー!」「またきてねー!」「またきてねー!」「またきてねー!」「ほんとにまたきてねー!」
次々と現れ口々にお願いする園児さんたち。
最後は担任の保育士さんに促され教室の中へと戻って行きました。

お客さんが園児だろうと一切手抜きをしないプロのミュージシャンたちと、生の音楽を全身で受け止めた園児さんたち。 このライブが大成功だったことは、園児さんたちの笑顔を見れば一目瞭然です。
石川さん、重松さん、アナーキー吉田さん、そして主催者の副園長先生、本当にお疲れ様でした!これからも続きますように!

01.みんなでごあいさつ
02.うれしいひなまつり
03.リヤカーマン
04.ぼけ
05.おもいでのアルバム
06.毛虫おじさん
07.でんしゃでいこう でんしゃでかえろう(絵本の読み聞かせ)
08.めちゃくちゃバンバンビー/重松壮一郎さんのピアノコーナー
09.アナーキー吉田さんの楽器コーナー
10.さよなら人類
11.アイアイ
12.石川浩司さんの質問コーナー
13.お誕生日おめでとう
14.デキソコナイの行進

打ち上げにて。
中華料理屋さんのお座敷で真面目にヤンゴン(ミャンマー)公演など貴重なお話をされる石川さん……かと思えば、本気で重松さんの娘さん(小1)と「アイアイ!」と鳴く謎の動物対決をしてあげたり御符に見立てた箸袋を額に貼られキョンシーにされてしまうサービス精神旺盛な石川さんでした。
そして本日のハイライト。
副園長先生の「石川さん、このあとマッサージに行かれます?」との提案に、 「……はい(笑)」と答えられた石川さん。
全員からツッコミを入れられるくらいの、満面の笑顔で(笑)。(窓からブダーリン)


(本人より)もうすっかりここも毎年恒例。
3人は前日にはチェンマイ、徳島、佐世保と全く違う土地にいたのでメールで打ち合わせをして臨んだが阿吽の呼吸が出来てるのでやりやすかったな。
子どもたちが大人になって少しでも「そういえば保育園の時になんか変なもの見たな〜」と思い出してくれたらサイコーだな。

そのろく/たま

去年の秋に、『そのろく』2000年再発盤を地球レコード通販で購入しました。

初っ端から話は横道に逸れますが、届いたCDの封筒を開けると、滝本さんの直筆カエルちゃんイラスト付きメッセージカードが入っていてとっても嬉しかったです。

『そのろく』は言葉の問題などからメジャーでは出せなかった曲を中心に収録したアルバムということですが、10曲中5曲が石川さんの曲という、正に「石川アルバム」とでもいうべき内容です。

意外にもこのアルバムのレポートがなかったので、各曲レビューしていきたいと思います。

1.はこにわ
縦横無尽に世界を駆け回る柳原さんのファンタジーワールドの真骨頂。
乾いたパーカッションとギターの音、柳原さん知久さんの後から石川さん滝本さんが追いかけてくる伸びやかなコーラスが大陸の風をイメージさせて心地良いです。

この曲は気持ちがいいのでよく鼻歌で歌うのですが、歌ってみるとけっこう難しい。柳原さんの声と歌唱力ありきの曲ですね。

2.東京パピー

みんな大好き東京パピー。意味の通らないフレーズだけで構成されているような歌詞で、曲全体から痛快なほどの役立たず感が漂っています。

メンバーの息の合った勢いの良い演奏と石川さんのリズミカルなボーカルで、楽しく肯定的な気分になる曲です。

「パピーパピー 東京パピー」と一緒に叫ばずにはいられません。

3.月食仮面

先日の皆既月食の折にはたまファンがこぞって聴いたという(?)タンゴ調の曲。

タンゴ調ということで柳原さんのアコーディオンが堪能できますが、デビュー時より明らかにアコーディオンの腕が上達しているのがわかって面白いです。

サビの知久さんと石川さんのユニゾンが、欠けた月と子供の奇妙さをひたひたと感じさせる効果を生んでいます。

私はこの曲を聴くと、紙芝居のようにぱたりぱたりと頭の中で静止画の場面が展開されていきます。

4.ふたつの天気

本アルバム唯一の滝本さんボーカル曲ですが、歌詞カードでは「滝本晃司:Bass &Chorus」となっておりメインボーカル不在の曲となってしまっています。

「たま」における滝本さん曲の「きみ」はしょっちゅう行方不明になっている印象がありますが、この曲の「ぼく」はそのことをどの程度意に介しているのかよくわからないところがあって、そこに心惹かれます。

少なくともこの曲の「きみ」は朝に洗濯物を干してでかけているわけで、ふらりと戻ってくるんじゃないかなと思いたいのですが。

詞の情景描写は流石の一言。スコーンと晴れた青空に消えていくようなコーラスワークと、間奏のピアノソロ、ギターソロが秀逸です。

5.あつまれ

この曲、大好きです。

アングラ調の音楽に乗って、夜中に家の蛇口持ってあつまるやつらなんてどうせろくなもんじゃありません。良い事どころか悪い事すらしそうにありません。ひたすら無益です。

「それぞれ 好きなところに あつまれ」って、もはや、集まってすら、いません。

 でも私はこの歌に途方もない真っ当さを感じるのです。

 それぞれ好きなところにあつまったらたまたま近くにいた連中。仲間とか友達という言葉よりもっとほんとうに近いと感じます。

6.あたまのふくれたこどもたち

 知久さんの作る歌詞は私にとって難解なことが多く、この曲も多分に漏れずひとつひとつの歌詞が示唆するところは皆目わかりません。

にもかかわらず、あたまのふくれた子供たちの従順さ、不健康さ、寄る辺なさがじわーっと忍び寄ってきて、嫌だなあ、と感じずにはいられません。

「『あたまのふくれた子供たちっ!』『はい。』」の掛け合いはおどろおどろしすぎていっそ笑っちゃうのですが、そのユーモラスさがまたしても不気味。

7.月の光

中原中也の詩に石川さんが曲を付けた変わり種の曲。それ故に、当時の「たま」の技術の高さがストレートにわかる楽曲でもあります。

ギター・アコーディオン・ベース・パーカッション・ハーモニカのバランスが良く、コーラスの盛り上がりの塩梅が抜群です。

明るく楽し気に歌っているのに、湿り気を帯びた月夜の森でぽつりと幻を見ている心のかなしさがすとんと伝わってきます。

2007年に放映された『イカ天復活祭』で「たま」に「平成の吟遊楽団」というキャッチコピーが付いていて、なかなか上手い表現だなと感心したことがありますが、この曲なんか正にその吟遊楽団っぽさが存分に出ていると思います。

8.だるまだまるな

『そのろく』は「たま」の柳原さんラストアルバムでもあります。今まで出したCDから漏れた柳原さんの目ぼしい「たま」曲を収録したいのなら、ここに入るべき曲は『ジャバラの夜』だったでしょう。

しかし「メジャーでは出せないアルバム」というコンセプトの方を重視したのでしょうか、入ったのは『だるまだまるな』。

風刺色の強いこの曲は「たま」では異色の作品ではありますが、社会に対してというより「ホントのだるまになって」しまっていた「ぼく」に憤る姿勢は、自由を尊び、その侵害を恐れる柳原さんらしさが表れているとも思います。

明らかに特定の社会現象を題材にしていますが、平成が終わろうとしている現在においていっそう切実な警句となっていることに、作者の意図を超えて考えさせられるものがあります。

9.猫をならべて

猫をならべて遊んでいながらもどこか猫たちに翻弄されているような「ぼく」。1.8.とはまた違った意味で非常に柳原さんらしい曲です(笑)。

「春の風に耳をたてて」といったキュートな歌詞と、メロとサビの繋がりが心地良い見事な曲の構成で、完成度の高い小品となっています。

空に浮遊していくような美しい最後のコーラスで、「たまのやなちゃん」がバイバイ、と手を振っているようで少しさみしい気持ちになります。

10.カニバル

『そのろく』はある意味この曲のために作られたアルバムともいえましょう。『カニバル』を聴かずして石川浩司は語れない、ひいては「たま」をも語れない。

収録されたのは1994年12月23日のグローブ座ライブの音源とのことですが、ライブ盤はこうでなきゃね、と思わせる臨場感と迫力、そして得体の知れないエネルギーが充満した渾身の一曲です。

迫力だけでなく、「ライブでこの完成度!」と舌を巻くメンバー全員のタイトな演奏技術、石川さんの滑舌の良いボーカル、アドリブの押し引きの自在さなど「やっぱり『たま』って凄いバンドだったんだな」と痛感させられます。

演奏後も迫力に呑まれた聴衆は静まり返り、一拍おいてワッと拍手しています。実は私はライブ音源の拍手が苦手なのですが(どうしてもCDで聴く者とは温度差が生じるため)、この録音では、CDを聴いている私も全く同じ感覚を味わうことができるので好きです。


さて、歌詞カードの最終ページは奥付となっていますが、その左のページの写真が謎です。

みんなでちゃぶ台を囲んでどうってことないごはんを食べていますが、メンバー4人の顔がほとんど隠れていて唯一顔が真正面からしっかり写っているのがメンバーではないパーカー姿の男性です(多分、PAの小俣佳久さん)。

確かに小俣さんは「5人目のたま」とも言われるいなくてはならない方ですが、アルバムにこれほど目立つ形で裏方の小俣さんを登場させた意図が気になって仕方ありません。(ANA)


(本人より)こういうレポートが読みたかった!
今後も他のアルバム、たま・パスカルズ・ホルモン鉄道・ソロなど書いてくれたら嬉しいなー。
他に誰か書いていたとしてもひとりひとり感想や着眼点は違うから被っていてもいいので他の人も是非〜。
「全曲解説は大変」というなら抜粋感想、もしくは感想がそこそこあるなら一曲ごとでもかまわんよー。

さて「そのろく」は地球レコードの初アルバム。ここからメンバーとPA小俣くんだけでほとんどアルバム作りをしていった記念碑的作品でもあるね。
「はこにわ」はテレビドラマでも演奏したことがある。メンバー全員がインド人という設定で全員顔を黒く塗られた。
今なら絶対問題になる・・・。
「月の光」は中原中也生誕祭というイベントに出る為、主催者から「中原中也の詩に曲をつけて歌って」という依頼があったけど作曲の締め切りに間に合ったのが俺だけ、ということで俺の作曲・ボーカルとなった。
暗い詩だったので逆に明るくしてイメージの変革を狙った。これはその後歌詞を変えて「ルル」という薬品のラジオCMにもなったね。
オマちゃんだけ顔が写ってるのは偶然撮った写真がなんかいい感じだったからだけで、でも彼の力がよりたまに深くかかわってく意味ではタイミングのいい写真だったな。
また投稿待ってまっする!

デカピンでポン

西原理恵子さんと、吉井昭(『パチンコ必勝法』編集長)さん、山崎一夫(プロレスラーではない。ライター)さんが芸能人著名人の方とマージャンをする企画です。
石川さん登場。・・・りえぞうさんってなんだ?

他の二人「(石川さんを指して)それは何ですか?」
石川さん「たまといいますみゅーじっしゃんですが」
はいれぐ 、なまちちを期待していた二人「ちぎり絵をかく人ですか」。
西原さん「紅白にも出たんだよ 有名なんだよ」。二人「こそこそひそひそ」。
二人「お金は持っていますか?」。石川さん「ないない。ボク達の麻雀は勝ったらその日銭湯へいけるくらいのレートで(ぜえぜえ)」。他の二人「かえってもらって下さい」。
西原さん「ほら、ファンの若い女の子達の話をしてっほらほら」。石川さん「ぼくらは四人グループで個人個人にファンの人がいてくれて、知久くんのファンは知久くんと同じ髪型で、ぼくのファンはぼくと同じような・・・」
ぱちっこ、とスリッパで西原さんに叩かれる石川さん。

することがなくなったので編集部へつれていってこの世のものとは思えないえっちな生写真をもらう石川さん。「おおおおおおお」「そんなにあわてなくても全部あげるってば」。
「×ゃ××クラブ」をいたくいたく気に入られたそうです(名前はわいわいが伏せます)。
石川さんは住所を教えて「自宅にこっそり郵送で・・・」

さて内容です。
・・・
・・・
・・・
わいわいは全く麻雀できません! 全然わからん!!!

温和な外見とは裏腹に切れ味のするどい麻雀を打つ石川さん(らしいっす)。
結果+55→+6→-79、計-18でした(意味わからん)。
オープン戦に入ってからは絶好調だったとのことだー。

参考文献
西原理恵子・山崎一夫「第七章石川浩司さんの巻」『デカピンで、ポン!!』(白夜書房、1995)、pp.69-78。(わいわい)


(本人より)吉井昭さんじゃなくて末井昭さんね。今度原作の「素敵なダイナマイト・スキャンダル」が映画化される。
もちろん会話や、編集部に連れて行ったくだりなどは全部西原さんの創作。編集部にそもそも行ってない(笑)。
この後のオープン戦では俺史上最高に勝った。
もちろんお金はかけていないのでピーナッツを運びきれないほど・・・ムニャムニャ。

石川浩司『空き缶パラダイス』@ニヒル牛2(2006年2月24日)

今から12年前、今は亡きニヒル牛2で行なわれた、石川浩司さんの空き缶展示を観に行ったときの記録が発見されたので報告します。

(日記よりばっすい)
ニヒル牛2で行なわれた石川さんの空き缶展に行ってきました。
一度この目で有名な空き缶コレクションを見たいと思っていたのですが、お客さんにあれこれ気をつかった展示方法といい、さりげない解説といい、ユーモア溢れるエンターテイメントな内容でございました。素晴らしい!あと石川さんのCD「おいしいうそがいっぱい」を購入しました。視聴したのですが笑いが止まりません。大傑作だと思ったので衝動的に購入しました。ポップに書いてあったように「お店のBGMには最不適」です(笑)。(ばっすいここまで)

場内では写真は撮らなかったので記憶を召還してみると……。
コカコーラの赤い缶が複数種類陳列されてあったことは覚えています。あとは有名なコレクション第1号の「掛布選手のオレンジドリンク」も観たような(この辺、あいまい)。ニヒル牛2の展示スペースにたくさん珍しい空き缶が並べられていたことだけは間違いありません。でも12年間経ってなにぶん記憶が失われています・・・(汗)。

ちなみにニヒル牛2の入り口に貼ってあったおそらく石川さん手書きによるチラシの写真は撮りました。
そのコピーを拡大して模写したので下記に記しますね。


空き缶パラダイス

缶ジュースコレクター 石川浩司が20年間で世界中で飲んで集めた・・・・の(判読不能)缶ドリンクの中から、珍品を一挙展示!

なんじゃこりゃのおマヌケ缶から、アラ珍しいワァーのあの缶まで。 是非ご覧あれ!

日時:2月17日(金)〜3月1日(水) 当 ニヒル牛カフェにて!!

来てね〜!!

(以上)
あれ? 今思い返すと2006年2月は石川さんはチェンマイに行っていたんでしょうかね? 日本にいない期間も展示を行なって自分の存在証明をしているところ、流石ですね。 というわけで、2006年2月24日、石川浩司「空き缶パラダイス」を観に行ったときの話でした。(波照間エロマンガ島)


(本人より)確かにいない時期・・・でも少なくとも展示開始時には自分で並べた記憶がある。
チェンマイに行っていた時期がこの年はちょっと違ってたのかな?
うーん、靄がかかってる・・・。

バンドやめようぜ!

イカ天。「ほとんどのバンドの中にはおふざけてやっていて一回出演できれば幸せという感じしたね」と中尾憲太郎さんは思い起こしています。

それとは別に作者は、イカ天と同時代にはスピッツやユニコーンといった1960年代からの強い影響とパンクの余波から生じたルーツとがしばしば共存していた自らの音楽に高いレベルの芸術性を持ち込むことで、影響力の大きいバンドとしての立ち位置を確立していたとしています。
そしてもうちょっと風変わりなものに踏み込んでみたい向きには元<ナゴム>所属のたまがエキセントリックかつ際立って日本的なロック/ポップのソングラインディング解釈を提示していたし、そのパワフルな影響はじわじわとではあるが静かに燃え広がっていくこととなった、と紹介されていました。

イアン・F・マーティン『バンドやめようぜ!』(Pヴァイン、2017)、pp.76-77(わいわい)


(本人より)まぁ好きなことやっていただけなんでいろんな物に影響は受けてたけど「これをやろう」というのはなかったかな。
何かを目指してしまうとその何かを超えられることが出来ないから。

さるはげロックフェスティバル2018・パスカルズ

1月20日のさるフェスにパスカルズを聞きに行ってきました。
私にとって初めてのパスカルズだったのですが、なんとメンバーが全員そろっているというラッキーなライブでした。

他のバンドの皆さんが演奏するときはステージで演奏するのですが、パスカルズのみなさんは観客側に椅子をぐるっと置いて円の形にするスタイルで、とても印象的でした。
また、お客さん側もみんなが見たいというのを分かっているので、前の方の人は座るなどして後ろのお客さんにも見えるように配慮がありました。お客さんも何だか熟練者だなぁ、と思いました。

演奏が始まると、ほぼ初めて聞く曲なのに不思議と心にスッと入ってくるような、ノスタルジックな心地よい音楽で、会場の雰囲気が変わったなーという感じがしました。
石川さんはとても自由にやっているのに、調和が取れていてしかも面白くて来てよかったと心から思いました。
ステージからスティックを何回も落としてるのも、ソロの人の後ろですごい動きをしてるのも、曲の途中でヘイジュードを歌うのも、とても面白かったです。

上手く感想を書けないんですが、パスカルズの演奏は心に沁みわたるようなフワフワした気持ちになれるので、機会があったらみんな是非行くべきですね。
演奏している皆さんがとても楽しそうにしているから、聞いてるだけであんなにも楽しいのかな?
あの雰囲気は、あの場にいないと味わえないですね。
フェスだから時間は20分と短めでしたけど、行って良かったです!!(マジョライト)


(本人より)まぁああいうフェスで時間も短かったので楽器も最低限のものだけでやった(例えばロケットマツさんは通常のワンマンライブではピアノ、アコーディオン、ピアニカ、マンドリンなどを使い分ける)けど雰囲気は分かってもらえたかな。
ひとつのメロディでひとりひとりがどこまで自分が自分のやり方で楽しめるかを競争しているようなバンドだから。
それがお客さんに伝播するみたい。
また来てね!

かもめの本棚 online Web連載 「パパとママには内緒だよ」

これは「かもめの本棚」というネットマガジンで、2016年5月下旬から翌3月初旬にわたって、おおむね月イチペースで連載されていた、石川さんと旧知の仲の版画家・蟹江杏さんがおふたりでいろんな子供達に逢いに行きインタヴューを敢かつその子たちを題材にして杏さんが版画を作成、そしてかわりばんこでその時のことをエッセーにしていくというユニークな企画でした。
ながいことネット上で読めるようになってたんですが、杏さんによる版画付の単行本が発売されることになり、現在は初回と最終回のみがお試しで読めるようになっています。え? 石川さんヴァージョンも単行本化して欲しいのに・・・・・・ って、石川さんは単行本化に際して完全にこの企画から消えてしまったわけではなく、ちゃぁんと巻末に杏さんとの対談が掲載されていますのでご興味のある方は是非おもとめ下さいね。

さて初回はいきなり難題、自閉症の双子の男の子へインタヴュー。冒頭、たま時代には何百回もインタヴューされて同じような質問に飽き飽きしてたまにテキトーに嘘ついてた、なんて暴露話やたまがらみでTMネットワークの話題まで。このHPの外でも素敵にサービス精神旺盛だなぁ(笑)。ふたりは展覧会ををひらく程のデザインの才能の持ち主。なんと杏さんのイベントで石川さんとガラクタパーカッションを叩いたこともあるという。子供さんの目線にあわせてマンガの話・給食のこと・ジャンケンの勝率の上げ方を展開していく石川さん。子供さんはあまり得意でないイメージが勝手にあったのですがお見事な調和っぷり! さすがはセッションの達人でいらっしゃいます。
お話をするうちに2人のTシャツのデザインが彼ら自身のデザインと知り驚愕! やりだしたら止まらないのでトコトンやらせる、というお母さんのスタイルを石川さんは賞賛、ここで名言!

「マイナスと思われていることは、実は他の角度から視ると他の人には到底なし得ないプラスだということはよくある」

これこれ、この考え私は大好きなんです。なんでもひとつの見かただけで良くない、と思ってやめさせないのが大事なんですよね!

その後も元気な男の子に圧倒され、ちょっと緊張気味の男の子に苦戦したり、なんだか神秘的な趣味の女の子の世界にほぉぉー、っとしたり、と石川さんと杏さんのドキドキインタヴューは続き、最終回は葛飾柴又の呑み屋。こんなところに子供が? なななんと、この呑み屋には3年生の看板娘がいらっしゃったのです! 親子孫3代の女性で切り盛りしてるって。お客さん商売の世界でお手伝いしてる女の子だから9歳くらいながらも大人びてはきはきした受け答えに石川さんもビックリ、でも好きだという星野源さんの昔やってたバンドと石川さんが共演してたことを教えてあげると子供らしくハイテンションでびっくり! 子供さん達の躍動感あるリアクションを切り取るのが石川さんはほんとうに長けていらっしゃり、読んでいて思わずニコニコしてしまうのです。

う〜ん、ここまで読み直してやっぱり単行本に石川さんヴァージョンも乗せて欲しかった(笑)、とあらためて思った私でした。大変なお仕事、お疲れ様でした。そしていつもながらの素敵な楽しいエッセー、ありがとうございました! (オポムチャン)


(本人より)本当はこれ当初は俺の分も合わせて本にする予定だったんだよねー。
だけど出版社のいろんな事情で蟹江杏さんの個展会場などで物販として販売する本になっちゃって(つまり一般の本屋さんには置かれない)、残念ながら俺の部分はインタビュー以外は削除されちゃったんだよね。
でも今このかもめの本棚で俺の空き缶の連載やっていて、これも書籍化を一応考えてるんだけどまぁ今出版業界は厳しいのでどうなるかは分からないというのが現状っす。
もし出版になったら買うてくれや〜。

ニヒル牛マガジン連載「石川浩司の妖艶ホリデー」第百二十五回 きょうの

波照間エロマンガ島@バンコクです。いよいよ2018年2月になります。2月といえばこのホームページの読者の皆さんなら知らない人はモグリというくらいお馴染みの、石川浩司「チェンマイ逃避」の一ヶ月です。ここ10年以上毎年2月は寒い日本を離れ、温かいタイのチェンマイで優雅に休暇を過ごすわけですね。

ここで2013年2月のニヒル牛マガジン連載の「妖艶ホリデー」から、ある日のグラビアアイドル浩司さんのチェンマイの休日のスナップをお届けいたしましょう。この回はチェンマイをグラビアアイドルがお散歩するの巻き。
http://nihirugyubook.but.jp/youen2.html

実はこの撮影の前日は、石川浩司クロニクル(年代記)では重要な日とされる「封印したランニングシャツ復活の日」(2013年2月11日)だったのです。チェンマイ・パヤカで行なわれた知久寿焼さんとのジョイントライブで石川さんは予告なしにランニングシャツを着てステージに登場しました。そして、このニュースはまたたくまに世界中の石川浩司ファンに伝えられました。

さて、このランニングシャツ復活とこの日の撮影とは奇妙な因果があります。
この第百二十五回をご覧になっていただくとわかりますが、グラビアアイドルの浩司は、亀甲縛りで上半身を縛られさるぐつわをされて、調教されながら(?)チェンマイの住宅街を散歩しています。(調教師役で小職も出演しています) 当初は2月11日の日中に撮影する予定だったのですが、石川さんから「この撮影、明日にしてもらってもいいかな」という申し出があり、2月12日に延期になったのです。撮影スタッフのわたしたちはその理由はわからなかったのですが、その夜ライブを観て初めて理由がわかりました!

つまり、もしも2月11日の日中に撮影していたら、その夜のライブ中、石川さんのランニングシャツの下には縄目がくっきりと浮き出てしまってお客さんはそちらに気をとられてしまうだろう、と! という理由で、撮影はライブの終わったあとに延期されたというわけですね。

撮影後の飲み会では、もしもライブ当日の昼に亀甲縛りしていたら「ねぇねぇ、石川さんの腕や肩になんか縄で縛った痕みたいなのがあるよ、あれ何なの?」とお客さんが引いてただろうなという会話をして大笑いしました。

という、ニヒル牛マガジン日曜連載「石川浩司の妖艶ホリデー」第百二十五回 きょうの の撮影秘話でした。(波照間エロマンガ島)


(本人より)はははっ、そうだったそうだった。
このページを知ってる人なら「また石川がふざけてるよ」と笑ってくれると思うが、それを知らない不特定多数の前にいきなり縄目があったら、ランニングのインパクトを遥かに凌いで引かれてしまうからな・・・。