ザ・レポート(39)
今まで石川がかかわってきた全ての活動、つまり「ソロ」「パスカルズ」「ホルモン鉄道」等のライブ、CD、ビデオ、またテレビ、ラジオなどのマスメディア、演劇、書籍、ニヒル牛、コレクション、すごろく旅行、このホームページ、その他とにかく俺がかかわってきたありとあらゆる表現活動の感想、評論、思い出等を募集します。
既に何かに発表したもの(ミニコミ、ミクシィ日記、ホームページ、掲示板等)の再録も自分で書いたものであれば0Kです。批判やお叱りももちろん構いません。他の人のプライバシーの侵害や、特殊なケースを除き、基本的に全て採用します。何についてのいつのもののコメントかをなるべく分かりやすくして、メールにて題名「レポート」でお願いします。おおよそ10行程度まで5ポイント、それ以上は10ポイントです。裏話等や本人のそれに対する意見や感想なども付けていくつもりなので、気軽に応募して下さいな〜っ。
例えば俺本人も知らない「こんなとこに載っていた」情報及びその感想とか「すごろく旅行を実際やってみた思い出」など俺にインスパイアされたものでもOKですよ〜ん。
わっかをなくした天使のおっさんのひるね屋@西荻窪ニヒル牛2 2009年4月3日(金)
今から9年前の2009年4月上旬、ニヒル牛2で行なわれた通称「天使」イベントに参加しました。たまたまこの時期、日本に一時帰国していたので参加することができたのです。その1年前に行なわれた2008年の同イベントのレポートはこちらに投稿してあります。http://ukyup.sr44.info/re36.html 現在はニヒル牛2が閉店など諸事情からこのイベントは行なわれていません。私は4月3日と10日の2度参加しました。3日のレポートがWEB上に残っていたのでここに投稿します。
(ばっすいここから)
昨夜は西荻窪に「わっかをなくした天使のおっさんのひるね屋」というイベントを観に行きました。
素敵な天使さんがさまざまな注文を有料でやってくれます。
わたしが注文したのは、「子猫の鳴き声」「豚の鳴き声」「小鳥の鳴き声」「抱っこ&写真撮影」「即興歌(タイトル「2年目のチェンマイ)」「嘘」「気狂い笑い」ほか。
天使に抱っこされるわたし。
この1年の間に天使さんは減量して、わたしと体重が逆転してしまいました!
2月チェンマイ逃避組メンバーにも多数再会。彼らを含むお客さんの皆さんとそのあと懇親会に行きました。そちらも楽しかったです。(ばっすいここまで)
というような内容でした。わたしはこのイベントの前後、2009年4月1日から2週間の日程で日本に里帰りしていました。
この翌年の同じ時期にも天使イベントは開催されましたが、2011年以降は問題が発生しニヒル牛2での開催は不可能となり、何回かなんじゃもんじゃ会で開催したことがあるだけのようです。
またいつかこのイベントを体験したいなー! (波照間エロマンガ島)
(本人より)あのイベントは楽しかったけど元々はニヒル牛2の企画展示コーナーで「自分を展示する」というもので、でもそれだけじゃあありがちなので「天使の格好で寝ているオッサンの展示。しかし金には興味がありフライパンで叩き起こされた時だけ食堂のお品書きのように吊るされた『パフォーマンス・メニュー』の中から金額に応じてパフォーマンスをする」というイベント。
なので入場料も無料で注文のあった時だけ起きてやり、注文がない時は本当に寝てたこともあった。
しかしライブハウスなど他の会場でやる場合は場所代としてお客さんから入場チャージを取らなければならなかったり、時間も短いので実質的にずっと注文を受けざるを得ない状況で微妙に最初のイメージと企画意図が変わってしまったこともあった。
また「僕を展示する」にふさわしい場所があったら、もしくはちょっと企画を変えてなら、やってみたいなー。
キチガイ・スラッガー
わいわいの最近のお気に入りは、ホルモン鉄道です。
たま、石川さん、たまメンバーのソロ曲を押さえて一位です。
キチガイスラッガーでなく、キチガイ・スラッガーなのですね。むむむ。
これを見ていると、大谷さんの困った表情がイイっ。
大谷さんがお父さん。石川さんがヤンチャな子供、という感じですね(笑)。
「キチガイ・スラッガー」。
https://www.youtube.com/watch?v=QExYudXiyew (わいわい)
(本人より)この曲は大谷の作品(一部俺が補作詞)。
でもこれぞホルモン鉄道かも。作詞作曲だけじゃなくパフォーマンスも込みで完成される作品。
これはライブを観てもらわないと分からないかもね。
駄菓子屋
石川家の駄菓子コーナーを取材したものです。
石川さんはもともと駄菓子好き。小学校の頃は親の方針でお小遣いが少なく友達のようにたくさん買えませんでした。
大人になり、山口へコンサートへ行ったとき、すでに閉店した駄菓子屋の倉庫を見せてもらい二万円ほどの駄菓子を大人買いしました。
これが石川駄菓子店の始まりです。
一畳ほどの駄菓子コーナーにはいろいろな駄菓子が並べられています。ただ一品だけてなく、たくさんの同じ駄菓子が並べられています。この部分んー表現が難しい。駄菓子店みたいにいろいろぶら下げられたりくじ引き前ということですな。
南極観測隊カルタと、たくさんの女の子向けの指輪が印象的でした。んー確かに昔はこうやっておもちゃの指輪を一個ずつ売ってましたよね。
現在でも、ショッピングモールで駄菓子店が入店していますが、昔懐かしいとはいえ小さなお菓子や今の子供向けのおもちゃばかりで、このような昔の古いものはない。
古い駄菓子屋へ行けばお宝とか誰も買わずに売れ残っているおもちゃとか掘り出し物があるかもしれない。
子供のころ訪れた駄菓子屋はとても広かったのに、大人になって再訪すると凄く狭く感じるんですよねえ。
出典:『東京人』(都市出版、1995.9)、pp.104-106。(わいわい)
(本人より)子供の頃、少ないおこずかいで長時間何を買おうか迷った狭きカオスな迷宮の駄菓子屋は魅力的だったなあ。
大人になって問屋でまとめ買いできるようになり、家の一画に駄菓子屋コーナーを作ったんだよね。
もちろん駄菓子屋と言ってもお菓子は腐っちゃうから「駄菓子屋にあったオモチャ」ね。
家の中に来たガス検針の人が「ここ、営業してるんですか?」と本気で聞いて来たくらいその雰囲気を再現した。
一時はメキシコの問屋とかまで買い付けに行っていたが現在は実質空き缶置き場に占領されてしもうた〜。
哀愁のホルモン鉄道/石川浩司&大谷氏
さぁ何故かまだどなたもレポートなさっていない素敵なホルモン鉄道最新アルバムを、折角のボーナス月ですからレポートしちゃいましょう! って実は私も去年(2017)の通天閣でのライヴでやっと購入できてすぐにでも聴きたかったんですがなんかめっちゃ忙しくて、しかも休日の昼間なんかに掛けると嫁はんが「ぼうずに幼稚園で歌われると私がキツい」、と露骨に嫌がるので(泣笑)こうしてこっそり夜中に聴くしかなく今日まで拝聴の機会を逸しておったのです、ごめんなさい石川さん&大谷さん。
さて今回はこれまでのCDと一線を画している点がいくらかあります。まずはリリースのスピード! これまで前作のアルバムからは相当の年数をかけてから次回作が発表されたのですがなんと3年というスピード制作!大谷さんが前書きで述べていらっしゃいますが、比較的寡作な石川さんが次々と新曲を書かれたからだ、ということ。そしてそのどれもが「老い」や「死」を感じさせるモノだったので、いっそ哀愁溢れるアルバムを作ろう、とこのタイトルが決まったのでした。ほぼおバカ一辺倒(すいません)だったこれまでのアルバムと、内容的にも差異がありますね。
そしてなんとなんと、ジャケットのイラストの色味が青中心のカラーリング!! 今までホルモン鉄道のCDは頑なに黄色ばかりのアルバムで売る側も買う側もどれが1作目か2作目か3作目かやたらと混乱するというおもしろ物販状況を何度も目の当たりにしてきたので(笑)、これは吉報? でも個人的には今回もさらに黄色メインでますます混乱を生じさせて欲しかったなぁ(笑)。
さらに今回は楽曲のMV(ミュージック・ヴィデオ)が動画サイトに上げられたこと! 千倉の海をバックに最高の映像作品が仕上がっており、また他の楽曲もファンから映像作品を募って動画サイトに投稿する、という新しく面白い試みも行われました。
おぁっ今作はCD盤面もジャケットに寄せてて哀愁溢れる大谷氏のイラストだ。電車から手を振るのは風の便りも消えた、あの人たち? 歌詞カードのブックレットには大谷さんの妙に似ているイラストが随所に散りばめられ妙に癒されます。妙に。
ではええ加減に曲の感想に参りましょう、1曲目、「ほら貝」。調性はなし。これまたはじめて「ホルモン鉄道出発のテーマ」的な曲以外でアルバムがスタートしましたね(笑)。泣きむせぶようなほら貝をバックに、何やら哲学的なことを叫ぶ大谷さん。なにも楽器としてのほら貝のことをわざわざ歌っているのではないでしょうが、ウソ=法螺、で出来てる、中身のスカスカなものたち=貝、があまりに世に溢れすぎてはいないか? というメッセージとも読めますね。私あほなので全然違ってたらすいません。
「VIPルームに閉じこめられた」。調性はト長調? のロック。ノリノリで理不尽な状況を歌い上げるシュールな短い作品。こういう発想がもう大好きですね、私。提示された事態は投げっぱなしで、なんでやねん、ほんでこれ、どないすんねん、となってるけど別に曲中で解決もしない、みたいな(笑)。
うってかわってしみじみ、「大晦日」。発表されたのはビックリするほど季節はずれでしたが(笑)。キーはト長調のワルツ。ライヴでのシンプルな構成もいいですが、こうしていろんな声や音が加わって聴くとよりじんと来ますねぇ。これまでに出逢い、さよならも言えずに去って行ったたくさんの方々が想われます。ラストの石川さんの声が、明るめに放たれるライヴ版と違ってちょっぴり切なげなのがたまらない。
これはおなじみ「マトリョーシカ」ト長調、もはやここ最近の石川さんの代名詞のような曲ですね。バンドサウンドで聴くのは初めてで、とっても新鮮! 曲の疾走感はそのままに軽快でポップにアレンジされており、ガラッとイメージが良い方向に裏切られていました。楽しい!! わーこの編成はクセになりますね! 繰り返し聴きたい。石川さんのギターもエレキでしょうか? 後半のメロウな部分も雰囲気を壊さず素敵に仕上がっています。
なんだかムーディーな「猿すべりの丘」。調はニ短調。どうも助平なことを歌っているように聴こえてしまうのは私が助平だから? いーやこれは意図して助平につくってるに違いない。剥いちゃえ互いの、なにかしらの皮! 柴草さんの声、大谷さんがセクシー過ぎて射精しそうだった、と解説に書かれていましたが(笑)、なるほどうなずけますね。「♪すべりっ、すべりっ、すべりっ・・・」のところが特に。
な、懐かしい!! 石川さんのソロCDを48,000円で買ってこれの前作(笑)を聴いて、「俺、何やってんだろう・・・・・・」という気持ちを堪能した(笑)、「五十のマスかき」。これ(の前作)を作った当時は20代だったそうですが、まさか50代になってこの曲が未だ歌われ、さらに2度目のCD化を果たすとは(笑)、ヤングコージも想像だにしなかったと思われます。地味〜に聴こえる大谷氏の喘ぎ声が妙にリアルで、良い。キーはイ短調。
出ましたここで今回の代表作? 「オシャレな太陽」。PVを撮影した千倉では演奏のしやすさからかニ短調で演奏されていましたが、CDでは歌いやすさを重視してかロ短調に下げてプレイ。海の似合う、ベンチャーズサウンドがニクい。よくこんな歌詞を思いつくなぁ、とつくづく尊敬しますね。ありえない。昭和っぽいメロディに乗るとより引き立つ不思議なおもしろさ。お2人の絶叫が哀愁を誘います。
これまた石川さんの最近の定番、「おじいさん」。調性は変則イ長調? 敢えて他の皆様と差異をつけようとプレイキーを記してはいますが、石川さんはそういったものからすでに自由になっているのであまり意味はありません。あしからず。笑っていいのか、どうなのか困っちゃう曲(笑)。ノリが良くてブラックが好きな雰囲気の会場ではよくウケますね。「おじいさん」に合わせてとっちゃんさんの不穏なピアニカが入るのが楽しい。最後のほげほげっぷりはCDならではの味わい。細かいアレンジがいいですね〜。
「空の荷物」、キーはホ長調。ライヴでは半音上がってヘ長調でプレイされます。のどかな富山の秋空が浮かんでくるよう。この世に必ずしなくちゃいけない、なんてなものごとは実は存在せず、時に気ままに作業を放擲して宙の広さを感じるのもいいかもしれないよ、と語りかけてくれているような曲。石川さんのパーカッションがまたいい仕事してます。ここっ、ていうところにパシッとハマる。素晴らしい名人芸。
「メメントの森」。調はハ長調。ライヴでは石川さんがギターを弾かれるのでご自身のパーカッションを重ねたヴァージョンは初めてです! これはハマる!! ヤマダベンさんのドラムも入るんですけどね(笑)。石川さんがご友人をなくされた時に作った曲、ということで、如実にご自身の死生観があらわれています。きっとお別れしたあの人も、別の場所で楽しくやってて、きっとまた逢えるんだ。そう思った方が、絶対幸せ。
同じくハ長調、「ラザニア」。女性コーラスが入るとまた雰囲気が変わりますね。キッツイ状況を羅列して、そのうえで放つ、「生まれてよかったね」。ほんの一瞬でもいい、ふふっ、と笑えたような瞬間にこそ、人生の、生まれて来たことの意味がある。石川哲学。「♪ラザニアが〜」の部分でノイジーなギターが入るのが印象的。ここ、一番うれしいシーンのはずなのにぜんぶ使ってるコードはマイナー、短和音なんです。それがよけいに、胸に突き刺さる。そのあとに押し寄せる、「生まれてよかったね」の大合唱。生まれたことが確実に失敗だった私は知らずのうちに存在を許されたような気持になり、落涙していました。
泣きの石川シリーズ最終章、「玄関」。これはハ長調とイ短調を行き来していますね。「オンリー・ユー」では「♪変わるのはしょうがないよ」と歌っていらっしゃいましたが、こちらは一途な歌。ずっと君の味方で居続けるよ、って口に出すのは簡単ですが、それをやってのけられる人間は、おそらく少ないんじゃないかなぁ。なんだか石川さんはひとが変わってしまうことは寛容に受け止めて、でもご自身はそれでも変わってしまったその人を、どこかで味方し続けたいんじゃないかなぁ、なんて勝手なことを思ってしまいました。申し訳ありません。これもただいま、おかえりの声がいろいろあってCDならではの作品になっています。未聴の方はぜひお求めを!!
そして本編ラストはこれまたシュールな大谷節、「公園」。ト長調。え? え? 1個目はわかるけど、それ以降、なんであかんの??? というシチュエーションの連続。べつに公園でもええやんけー、という混乱・混沌を表す様な柴草さんの狂ったようなピアノ。ああ、意味が不明だ。最高だ。ライヴで初めて聴いたときは笑い転げましたね。そしてゴージャスにエンディング。ええから入れたれよ、公園(笑)。
ラストはボーナストラックとして、「静かな親父」。輪唱ができないのにやろうとする大谷氏がキュート(笑)。なにも石川さんが歌い終わる前に2番に入ればいいのに律儀に待ってるんだもん(笑)。おっさん2人の低音がしぶい一曲。あ、いちおうロ長調(笑)。こんなんライヴでアカペラやから決まったキーとか絶対ないです(笑)。
ああ、堪能した! タイトル通り哀愁も漂うアルバムでしたが、随所に笑いどころも散りばめられた名盤でした! ふだん聴いてる曲達がバンドアレンジされてるのもいいですね。おおっ、歌詞カードのブックレットの裏には大谷氏に膝枕されてる石川さん! お互いの表情が、なんと慈しみに溢れていることか・・・・・・ そらホモ鉄のふたつ名も付くってもんで・・・ し、失礼、美しい30年以上の友情の一端を垣間見ました(笑)。
遅くなりましたが以上です。素敵な音楽たちをありがとうございました! このペースでいくと次回アルバムは1.5年後!??(笑) (オポムチャン)
(本人より)いやあ一曲一曲丁寧な感想ありがとう。
しかも調まで書いてくれるなんて! 間違ってたとしても俺も大谷もまったく分からないけど!(笑)
ライブとはちょっと違ってサウンドの遊びも出来るCDはまた別の楽しみがあるんだよね。
今後もホモルン鉄道よろしく〜。
大晦日
最近のお気に入り♪ ホルモン鉄道の大晦日を聞いています。
ホルモン鉄道は「おしゃれな太陽」や「キチガイ・スラッガー」のイメージがあったのですが、「大晦日」は林間学校のキャンプファイヤーで歌いそうな曲ですね。
PVの1分17秒の写真。座って木琴か鉄琴を叩いている右側の人は・・・・大谷氏さん?
も、もしかして左側の太鼓を叩いているのは、、、あわわわわ、石川さんなんですか!!!!!????
ホルモン鉄道のことを石川さんが「哀愁」と答えられていいましたがちょっとだけ分かるような気がしました。
殊(こと)に北海道の旅の宿で歌い継がれそうな曲です。(わいわい)
(本人より)一番古い写真は35年以上前だね。本当に長い付き合い。
実は「♪ところであの人はどうしてますか もうずいぶん見かけないけど」という歌詞の部分に写ってるのはもう亡くなった僕らの友達・・・。
大谷氏の遺言
本文はここに載せません書きませんふへっ。
一文だけ。
「ホルモン鉄道のCDの在庫は石川浩司に渡してください」
遺言はちょっとさみしくなるような文章でした。
もう少し人気が出ればよかった、ですか。。。(わいわい)
(本人より)まぁ俺以外に販売出来る人はいないもんなあ。
大谷・・・俺が先に逝ったら俺のとこにあるホルモン鉄道のCDの在庫は全部持ってってくれい!
2018.1.2(火) 新春ホルモン鉄道ライブ!
恒例となったマンダラ2でのお正月のライブ、今年はASTRO-Bと言うバンドをゲストに迎えてのライブとなりました。アストロの柔道マンと言うギタリストの方はサイバー・ニュウニュウのメンバーと同一人物だったようです。その卓越したギターテクニックは大いに会場を沸かせることとなりました。
久々に聞いた「Go!Go!ホルモン!!」の掛け声から登場。「アタックNo.1」からの始まりのライブとなりました。恒例となったアメリカからのゲスト、ミスターベースボールも登場しましたが、彼は今回正体をばらしてしまったのでしょうか?「リヤカーマン」は本格的にホルモンの持ち歌になった気がしました。
ゲストのアストロ・ビーのライブはとても華やかでした。ちょっと音が大きくて、ボーカルの方が何を言っているの聞えなかったですが、卓越したギター演奏が会場を沸かせ、「サムライ・トランス」という曲が盛り上がりの頂点だったように思います。
休憩の後にとっちゃんさんのソロで始まり、大谷氏と石川さんソロ。今回はバンド編成という事で、『大谷コンクリート』の曲ができるとの事で曲順も決められました。ゲストバンドのメンバー・僧侶のラマ様との絡みも含め、大谷さんの芝居も決まっていました。
盛り上がったバンド演奏の後でアンコールは「正調腹太鼓音頭」。石川さんが何とランニングシャツを客席に投げましたが、ゲットできなかった本当に心残りです(泣)。
今回は大谷コンクリートのアルバム、「疑惑の停車場」から何曲か選ばれましたが、それに合わせて、’99年ごろの「大谷通信」の広告が復刻され客席に配布されていました。ワタナベイビーさんの文章もあり当時を振り返る貴重な資料だったと思います。
やっぱりホルモン鉄道のライブは楽しいです。同じ元たまのメンバーでも、こんなにもライブの様相が違うのにはやっぱり感慨深いです。吉祥寺のマンダラ2はやはり街のホットスポットかもしれません。(Sankaku)
(本人より)大谷コンクリートのアルバム「疑惑の停車場」からの曲は俺もこの日初めて聴いた。リハで一節だけ聴いて「じゃあ、二番は石、歌ってくれ」と。
それで歌う俺も俺だが(笑)。
久々のロックバンドがバックのホルモン鉄道、気持ち良かったな〜。
2017.8.17(日) ホルモン鉄道in所沢・小手指
私の故郷、所沢・小手指(こてさし)で何とホルモン鉄道のライブが行われました。大きなスーパーがなくなり、だいぶ寂れてきたような商店街の一角ですが、これまでもにぎやかにライブが行われていたようです。三上寛さんもいらしたことがあるというのには驚きました。
開場の名前は「たらまガレージ」。沖縄県の地名からとった名前だそうですが、ご主人のおじいさまもユニークな方で大いに楽しめ、また僕がこの商店街の昔を知っているとのことで、スタッフの方とも話が盛り上がりました。
ライブ自体もいつものように盛況でした。石川さんが自ら「余計なこと」としてお客さんからリクエストを募ってくれましたが、「小象の・・・」はギターの弾き語りとしては初めて聞く曲で、ライブも毎回バリエーションがあるなと思いました。また日常クイズにも出ていましたが、鈴木常吉さんと言うミュージシャンもお客としてきていたようです。
ライブの後は打ち上げが開かれました。最近になってほかのライブハウスでも打ち上げに参加するようになりましたが、たらまガレージはさすがに沖縄出身だけあって、魚や鳥肉など郷土の料理がよく出てきたと記憶しています。宴会の席でおじいさまが三線で沖縄の歌を披露され、それに石川さんがパーカッションを合わせる場面も。石川さんは本当に演奏が上手いという事分かりました。
会場は駅から少し遠いこともあり、皆さんの帰りは少し早まった気がします。僕自身は歩いて帰れる距離だったので時間があり、最後の一人として残り、残ったお手伝いの方やおじいさまとお話の相手をしてもらいました。おじいさまからはとても豊かな話を聞かせていただきました。
最後に残ったお手伝いの女性も近隣にお住まいとのことで、一緒に歩いて帰りました。正に故郷に錦を飾るようなライブで本当に感慨深いです。反面、その会場の商店街は行こうと思えばいつでも行ける距離ですが、もう遠い思い出になったような気もしました。会場にはその年の9月に所沢の航空公園で開かれたライブイベント(石川さんも出演)のポスターも貼られており、現在進行形のライブスポットだと思いました。(Sankaku)
(本人より)独特な手作り感あふれる店だったねー。
昔はこういう店もっと多かったんだよね。
音響機材とかはあまりないけど雰囲気のある店。
最近は綺麗な店が多くて、それはそれでいいんだけど時々こういう店に来るとほっとするねぇ。
2017.7.1(土) 石川浩司生誕祭2017〜56歳だしさ〜
ちょうどこの日は、ホルモン鉄道のニューアルバム『哀愁のホルモン鉄道』の発売日。地下生活者の担当の青木さんがニヒル牛にCDをたくさん持ってこられた。ライブ会場での値引き価格はちょっと気前がよすぎるとの声も出ています、ありがたいですが(笑)。
主催のクドウヒロポさんが事前にバースデイソングを作られていた。お客様参加企画として前説で演奏。
今回は大谷氏さんが出演されるとのことでホルモン鉄道のライブが開かれた。CDにも参加された柴草玲さんもライブに参加された。また「オシャレな太陽」はPVが作られ、そのPVに参加された女性がチャイナドレスを着ていたため、壇上に上げられた。曲の終わりの尻出しはモザイクなし!下品!!前半はNewアルバムからピックアップ。以前とは一味違う?ライブが繰り広げられた。
ミシモリさんのソロライブに石川さんがパーカッションで参加されてゆく中、石川さんのソロパートに突入。たま時代の曲を8つほどピックアップされました。「青い靴」をギター1本で演奏されたのは感慨深かったです。アンコールではミシモリさんとのセッションで「オンリー・ユー」を演奏。
来年はどんな人が参加されるのかと考えると、ちょっと不安でもあり楽しくもあるイベントです。還暦もそろそろ近づいていられる石川さんですが、その時はどうなるのか、僕もぜひ参加したいです。(Sankaku)
(本人より)今年もゲスト選定に入ってる。ひとつは決定。
またまたその日しか見られないこと出来たらいいなー。
美潮さんは二十歳頃に俺がテレビで観て夢中になった歌手だからね。感慨深かった。
石川浩司転落事件
4たまのころのライブ映像で、「さよなら人類」の演奏中に石川さんが骨組みから転落してしまった映像についての感想です。
映像から察するに、お客さんが立ってるところが本当の地面だと思うので、演奏ステージの上の骨組みから転落した石川さんは少なくとも2メートルは落ちていると思われます。
転落直後は客席から悲鳴が上がりますが、石川さんはすぐにステージに上ってきてクルクル元気な踊りを踊っています。
ザワザワしていた客席も、演奏がやまないことと元気な石川さんの姿で次第に笑いが起こり、柳原さんの「落ちないで〜♪気を付けて〜♪」のアドリブでギャグシーンの一つとしてまとまり、石川さんの「落ちたー!!」で落ちを付けるという完璧な演出に仕上がっています。
その間演奏も続いていて、メンバー4人のプロとしての姿勢や、動揺もあっただろうに瞬時に「ハプニングを演出にする」という目的に向かうチームワークにとても感激しました。
ここまでは観客目線ですが、エッセイの「たまという船に乗っていた」の八章を読むことで石川さん目線でこの事件を知ることができます。
http://ukyup.sr44.info/fune8.html
頭から落下して、鉄骨が曲がるほどの衝撃だった…
夜には全身が打ち身でパンパンに腫れてた…
ああ、やっぱり無理してたんだ…すごい!全然気付かなかったです!
ライブを間近で見てた人も、石川さんが無理してることに気付かせないってことですもんね…
「ライブを盛り上げたい」という気持ちのほうが「もしかしたら死んでたかもしれない恐怖」より強かったんですね。
本当にすごい!と思いました。感激です!
メンバーやスタッフなどの関係者は石川さんが無理してることに気付いていたんでしょうか?
なんにせよ、石川さんが生きててよかったです!本当によかった!(マジョライト)
(本人より)舞台の横で見ていたスタッフは「あ、死んだ」と思ったそうな。
とにかくお客さんを引かせないように「大丈夫ですよ〜」と振る舞った。
リハーサルの時に軽く下見はしておいたのだが、その時は照明がついていたが本番では舞台以外は真っ暗ということを忘れてた・・・。
チェンマイでの先生
先日タイから帰ってきた某教授にお会いするためにとある大学へ行きました。
その教授はサバティカルでタイに行っており、バンコクの大学で客員教授をしたりチェンマイの大学へ出向いたりしていました。サバティカルとは一年くらいの自己研究用休暇のことです。
「チェンマイはいいねえ。日本人がタイと言って考えるような風景だよ。バンコクはシンガポールを目指しているからね」とか「チェンマイの人口25万人のうち3万人以上が大学生だからその規模がわかるね」「テレサ・テンが亡くなったのがチェンマイなんだよ」
などとお話しをしていました。
その教授はソニー(音楽の方)に長く勤めていたのですが、一念発起してアカデミーの世界へ飛び込んできました。
チェンマイと聞いて、石川さんの話題となり、当然ソニーの方は石川さんをご存知でした。
毎年二月に長期滞在しているとかを私は教えてあげました。
「石川さんはチェンマイの大学で客員講師やればいいのにね」とか。
私の髪形を見て、
「そういえば君の髪形はたまに似ているなあ〜」
とも。むむむ誰に似ているのだろう(笑)。(わいわい)
(本人より)なんせタイ語が出来ないからねー。
あと人に物を教えるのが下手なんだよね。
教えるということはある部分で優位というか上からになるんだけどそれが苦手なんだよね。
まぁライブがやっぱり一番気楽で楽しいですわー。
今年はチェンマイからヤンゴンとバンコクに出張してライブしてきま〜す。
好きなシーン2題
「王様、話題316」で石川さんは具体的にどころがおもしろいか具体的に知りたいということですので自分なりに2つばかり上げたいと思います。
その1
https://www.youtube.com/watch?v=VwQpWw7UBYg
イカ天五週目。1:43:40ごろからです。
石川さんが頭を抱えています。
たぶん垂れ幕が直撃したんだと思います。
笑っちゃいました。
その2
https://www.youtube.com/watch?v=d10-JlRptbI
おそらくイカ天内のコーナーかと思います。
「夕暮れ時のさびしさに」
最後、カメラに向かってずんずん歩いて行ってリアカーに乗せられている鐘をチーンと鳴らす石川さん。
好きなシーンだあ。(わいわい)
(本人より)その2は「夕暮れ時のさびしさに」のPVだね。
普通PVってCDの音源の当て振りだと思うんだけどこれはそのまま演奏が収録。
当時「浮浪雲」というテレビドラマの主題歌にもなってたがそれも尺的に別のライブの音源が使われた。
なのでどちらもCDとは全然演奏が違うという珍しい作品。
1982年の石川氏
法政大学のHPをうろうろしていたらこんなライブ見つけちゃいました。
◆1982/07/09-10「GARAGE FRONT No.9-10」出演:パラノイズ/石川浩司/ゾンビーズ/無限水路/アレルギー/HALLOWEEN/FLOOD/宮沢正一@法政大学学生会館大ホール
今を遡ること36年前ですね。(わいわい)
(本人より)おおっ、これはレアな資料だね。
実際は全員が大ホールというわけではなく俺はサブステージの方だったんだけど。
法政大学が当時いろいろ面白いライブを企画していたのでデモテープ送って出演したやつだ。
OKAW
和光大学雑誌部が主催していた『OKAW』の学生インタビューを2000年に石川さんが受けられていました。石川さんも読みたいと言われていたので少し探してみました。
残念ながら現段階では手に入りませんでした。
和光大学のサークル設立は大学側を通さなくてよいこと。なので設立は自由なのだそうです。よってサークルがどのように辿っていったかいつ廃部になったのかは不明とのことです。
現在雑誌部はなく、機関誌は図書館や学生部にも所蔵がないこと。
書かれていたサークルアドレスへメールを出しても戻ってきてしまいました。
残念です。(わいわい)
(本人より)確か吉祥寺の東急ホテルで取材した。
学校のこといろいろ聞かれたけど演劇のゼミ以外はほとんど行ってなかったので喋ることがその点についてはあまり無かったな〜。
2017.12.15 ホルモン鉄道とよしこストンペアライブ
「もしもし、お母さんもしかしてさっき電話くれた?ライブに行っててスマホの電源切ってたんだよね」
「あぁ、メールで済む用事だったから大丈夫。誰のライブ?」
「よしこストンペアっていう滋賀県在住の夫婦デュオと、ホルモン鉄道っていうたまの太鼓の人がやってるユニット」
「まー、あんたも物好きねぇ…ライブどうだった?」
「それがねぇ、すごく楽しかったの!行って良かった」
「あら、何事も行ってみるもんだねぇ!どんなところだったの?」
「湖南市ってとこにあるコミュニティカフェみたいな場所で靴脱いで床に座って、会場で手作りのおでん売ってたから食べながら観た、おいしかった」
「何だかずいぶん和やかな感じね」
「そうそう、お客さんもいろんな世代の人がいたけどファミリーが多かったよ。子どもたちは後ろの方にあるジャングルジムみたいなとこで遊びながらお利口に聴いてたわ、もう少し大きい男の子なんかは横の椅子に座ってあやとりしながら観てたし。大盛況だったよ」
「あら、いいねぇそういう雰囲気」
「でも私が開場5分後に着いたときはまだ全然お客入ってなくて、ホルモン鉄道の2人が真剣に打ち合わせなんかしてたから、邪魔かなあと怖気づいて一旦外に出たりなんかしてね。元たまの石川さんはまだランニングじゃなくて普段着だったし…」
「えっちょっと待って、まさかあの人まだランニング着てるの!?」
「もちろん、ステージでは最初から最後までランニングだったよ」
「裏切らない人ねぇ…!」
「でしょー!まぁ開場後まで打ち合わせしてたのは石川さんの相方の大谷さん夫妻が遅刻したせいらしいけどね。2組ともお客を乗せるのがうまくて大いに盛り上がったよ。よしこストンペアのよしこさんの歌は後半になるにつれどんどん良くなってたなぁ。途中から石川さんのパーカッションが入ったんだけどそりゃもう凄かった、あれだけでも1500円プラス交通費の価値はあったね」
「1500円!良心的だね。パーカッションってどんな風に凄かったの?」
「タムドラムやシンバルの他に桶だの鍋だの缶だのがある例のパーカッションセットの簡易版なんだけど、とにかくタイトでエキサイティングなの。生で聴いたら桶や鍋は決して奇をてらってやってる訳じゃないってよくわかる!よしこストンペアのイシダさんが歌った『木星マン』って曲で、木星に着いた…みたいなフレーズが出てきたときなんて、石川さんが『着いたー!!』って合いの手入れてね、会場は大爆笑だったよ」
「そりゃ盛り上がるわ!」
「いや正直ね、『木星マン』ってタイトル聴いた時点で私もちょっと予測してたのよ、それでもあのテンポの速いジャジーな曲にこれ以上ないタイミングで叫ぶもんだからやっぱり大笑いしちゃった」
「あの通る声でね」
「そうそう、マイク要らないくらいよ。それで第二部がホルモン鉄道のステージだったのね。普段はもっと下品な感じらしいんだけど、今日は子供が多いからマイルドだったみたい」
「ハハハハ、自主規制ってやつね!」
1曲目の『俺は潜水夫』に全く潜水夫が出てこないのにも面喰らいましたが、『包茎ジョナサン』の「ソックス上手」というフレーズにも戸惑いました。2番の「サックス上手」であぁそういうことね、と分かったのですが、それまでの間「ソックスはだぶつかずに上手に履けるってことかしら…?」などと真剣に考えていた私は何だか間抜け。
「自主規制の甲斐あってか子供にも大いに受けててね、終演後に男の子がお母さんにホルモン鉄道のCD買ってもらってしっかり胸に抱いてるのを見て非常に和んだわ」
「あらいい話」
「ナンセンスな曲も楽しかったし、そうじゃない曲では大晦日っていう大谷さんの曲は良かったなあ、まさに旬の曲で。
あ、それと石川さんは歌がすごくうまいってことがわかった。これは他の演者がみんなうまいからこそわかったんだけど。石川さんはいわゆるうまいんじゃないのよ、でも凄くすごくうまいの、えーと言ってる意味わかる?」
「わかるよ、簡単に言えばそれがプロっていうことなんでしょう」
本当に、私は滅多なことでは泣きません。なのに『夜の牛たちのダンスを見たかい』を聴いて止めどなく涙が流れたのはどうしてなのか、自分でもよくわかりません。
単純な共感とか感動とかではなくて、あのときの石川さんの歌から伝わってきた愛惜の念みたいなものに胸を打たれたのだと思います。
「とにかく、本当にいいライブだったよ。アンコールもあったけどたぶんあの会場で音出せるのが9時までなんだろうね、ちょっとイシダさん焦ってた」
予定外?のアンコールで噂に聞く『正調腹太鼓音頭』を見ることができて嬉しかったのですが、お二人の腹や胸が真っ赤になるのを見て、「明日もライブあるんでしょう?そんなに無理しないで…!」とちょっとヒヤヒヤしてしまいました。
それにしても大谷さんは、石川さんと20年以上も組んでおきながら、石川さんの無茶ぶりにいちいち本気ではにかんでいるところがチャーミングでした。だのに腹太鼓をやる段になっては淀みなくパンツ一丁になるあたりがワケワカンなくて面白いです。
終演直後の興奮を再現すべく、実際にあった私と母の電話の内容をそのままレポートにしました。大笑いしたり、しんみりしたり、にっこりしたり、心揺さぶられたりの約2時間でした。(ANA)
(本人より)会話という新しいレポートの形態、ありがとう!
しかし今回はホルモン鉄道にしては珍しい子供の多いライブだった。
翌日は打って変わって変な人たちばかりが集まるイベントだったので思いっきり下品なホルモン鉄道をやったら客席から「最低!」の声。
しかし終演後知り合いに声をかけたら「あの最低と言ったのは私です。最低とは、最高という意味です」とお褒めの言葉だったことが判明。
めでたし、めでたし。
石川浩司の妖艶ホリデー
ニヒル牛マガジンの妖艶ホリデーが大好き過ぎて、もう何度も見返しました。
もともとこのホームページの「アーティスト写真」も大好きだったので、妖艶ホリデーを見付けた時の嬉しさは大変なものでした。
石川さんが日常で纏っている空気みたいなものが感じられるようで、それはもう、楽しくて力が抜けていて、可愛くて、魂が開放されるような、「ああ、なんでもありでいいんだな、私達は、赦されてるんだな」と感じさせられるのです。石川さんが、本当のアイドルみたいに可愛く見えて来ます。
全部の回が好きなのですが、特に私のお気に入りの回を挙げて行きたいと思います。いっぱいあり過ぎて長くなってしまいますが…。
第百七十二回「おっさん・・いや、アイドルの休日」渋い喫茶店でナポリタンを食べて新聞を読む石川さんの、自然な感じが良かったです。
第百七十回「坊主ミーツマカロン」マカロンを初めて食べて白目になる石川さん。ちょっとその気持ち分かります。
第百六十二回「浩司の幸せ・・」食べて飲んで電車に乗って寝るだけで幸せな浩司さん。見るだけで幸せな気持ちになります。特に「へへ、電車!」の笑顔がたまりません。
第百五十八と百五十七回の、中国のニセモノディズニーランドのような場所の回。すごく面白い場所ですね!
第百四十二回「初夏のふんどし祭り!!」最後の布団の上で喘いでいる石川さんが妙にリアルで生々しくて大笑いしました。
第百二十七回「花とおじさん」フォトジェニックで素敵です。花とおじさんは合う!
第百十五回「い、いそがしくて、妖艶している時間が無いの・・」ちゃんちゃんこを着てうどんを食べている石川さん。心が優しくなる感じがします。
第百十回「お待たせしました、いけない浩司・・」あるさんの水着を着たセクシー浩司さん。ふざけ方が硬派で素晴らしいです。
第百三回「秋なので・・」おちゃらけるのに疲れました、と言って冴えない表情の石川さん。こういうのも好きです。
第百九十回「石川浩司、コスプレす。」だっちゃ!!とラムちゃんコスプレの石川さん。面白いです。
第九十六、九十五回「最後の夜」ロック食堂コック長の七尾さんという方の名演技が光っていました。
第八十一回「浩司、スイーツタイム」こたつで色んなケーキを食べてる浩司さん。こういうお家で何かを食べている所の写真、大好きです。
第六十六回「浩司、まだまだグアムを満喫中よ!」グアムで色々食べている浩司さん。食べ物と浩司さんの写真は見てて楽しくなります。
第六十二回「石川浩司、無。」なーんも、思いつかん、と無の表情。時々こういうやる気のないのが入ってる所も面白いのです。
第六十回「石川浩司・秘湯にて・・」表情がリアルな感じでした。最後の「・・もう、いいわよ。一緒に入ろ・・。」にきゅんときました。
第五十一回「石川浩司・台風の中で」台風の中で傘を持ってはしゃいでる石川さん。台風ってちょっとわくわくしますよね!
第四十七回「石川浩司のはんなり京都」キャプションが全部面白かったです。こういう観光地でご飯を食べてる所、ほんとに大好きです。
第四十四回「いらっしゃい」石川さん宅で怪しい石川さんがお出迎え。行ってみたくなります。
第二十六回「石川浩司、ヌード湯のみをもらう!」お茶を入れると絵の女の人がヌードになる湯呑み。こういう面白グッズ紹介も楽しいです!
第十二〜九回の自宅での写真。石川さん宅は、怪しくて面白い物がいっぱいあってすごいと思います。もっとお宅拝見したいです。
以上が私のお気に入りの回です。本当はもっとたくさんありますが、全部挙げていたらキリがないので端折らせて頂きました。
どの写真も、すごく自然な感じで、見てるこちらまで楽しくなってくるようで、「ああ、生きてるって最高だな!私も外に遊びに出かけよう。」という気持ちにさせられるのです。悩みなんてどうでもよくなるような。
そして、奥様のあるさんが撮った写真が大半だという所も本当にいいなと思います。あるさんのキャプションも楽しいです。
あと、このホームページの常連投稿者さんのお名前もちらほら見かけて、「おお!この名前は・・・!」などと発見できたのも、なんだか通になったようで嬉しかったです。
ただとても残念な事に、もう妖艶ホリデーは更新されていないのですね。また更新再開して欲しいです。切実に!月に一回とか、季節に一回とかでも構わないので、たま〜にでも更新して頂けたら嬉しく思います。もうネタが無いという事ですが、旅行に行った時に美味しい物を食べている所の写真とか、自宅でご飯食べてる時とか、面白グッズ紹介とか、そういう普通の日常の写真でも、私は充分に面白いと思うし、見たいと思います。とにかく、石川さんの日常的な写真をもっと見たいです!
例えば、ニヒル牛の新作のTシャツやカバンなどを着用して、ちょっと妖艶な感じでモデル風に撮ったのをアップすると、宣伝にもなるし、一石二鳥でいいかもしれないと思ったりもします。あっ、ニヒル牛で巨大ダコにオヘソをグリグリされてる石川さんの写真も大好きですよ。
という事で、妖艶ホリデーの更新を、是非前向きにご検討いただけたら嬉しく思います。あるさんにも、ひとつ宜しくお願い致します。(マドレーヌ婦人)
(本人より)わぁ、ありがとー! そんなに真剣に見てくれる人がいるとは。
そうそう、ほとんどは妻が撮影。妻は写ってないけど夫婦だけでいる時の空気が写ってるのかもね。
「妖艶」のネタはないけどまた不定期でやってみようかな。
和光大学の機関紙
和光大学通信2009.11.1
石川さんの母校和光大学の機関紙に石川さんの名前が載っていました。
MY CHOICE Vol.8〜僕の好きな和光の人たち〜〔音楽編〕
https://www.wako.ac.jp/pdf/wakocircle/no124.pdf
和光大学総合文化学科准教授中田 崇、専攻分野:英米演劇、アメリカ文化
中田先生の「僕の好きな和光の人たち〜音楽編〜」
石川浩司(「たま」のパーカッション) 1990年代前半、アコースティックな音で、グルーヴ感もあって、かつ詩もよい、という音楽を目指していた中田先生にとって、その全てを備え、さらにこれまでどのバンドも持ち得なかったアヴァンギャルドな世界観を示した「たま」は衝撃だった。そして「たまを見て、僕はバンドをやめた」のだそうだ。
と書かれています。
中田先生も昔はバンドマンだったのでしょうかね。
HPを見てみるとアコーディオンの写真が。
もしたまがいなけれは、大学教員になっていなかったのかも・・・(笑)(わいわい)
(本人より)その選択はおそらくとてもとても正しい。
俺は逆立ちしても大学教員になんかなれないからな〜。
ニヒル牛ふたたび
なにかHPのネタを探そうとふたたび西荻窪のニヒル牛へ行ってきました。
JR首都圏乗り放題区間がぎりぎり西荻窪まで。よくぞこの地を選んでくれた。
当日は雨。むむむっ前回も雨だったぞ。西荻窪ではオレは雨男なのか。
少し道を間違えながらテケテケとニヒル牛へ。
さーてRさんはいるかなーと期待したら、お休み。当日の店員さんは男性の方でした。残念!
平日なのでお客さんは誰もいなかったのですが、途中「すいませーん」と欧米系の外国人の方が入ってきて少し物色。10分くらい店内を見回していて「ありがとうございましたー」と帰っていきました。
前回は気付きませんでしたが「石川浩司コーナー」があるのを見つけました。
地震対策か、箱の上と天井をとめるツッパリ棒を拝見。
また注意深く観察すると、ボックスの右下に、巨大なホチキスの芯で打たれたボックス番号(112とか)を発見しました。
商品はかわいいものから手作りまで。
近くにお住まいの方はお散歩がてら毎日通えていいなー。店員さんは迷惑かもしれないけど^^; (わいわい)
(本人より)おおっ、男性店員に会うとは珍しい!
彼は定休日の無いニヒル牛で一ヶ月に一日だけしか出ない30分の1の確率の「幻の店員」なのだ。
なので常連さんでも「その人には会ったことがない」という人も多い。俺も何年も見てない。
ちなみに基本、水曜日と木曜日は妻はお休みだけど他の日はいまーす(都合で変わる場合もあるけど)。
2017.12.15 結成11周年!! よしこストンフェア at 滋賀石部・くらしカフェ
昨年の滋賀甲西・ビールとハイライトにおいての石川さんとのライヴですっかり大好きになってしまったご夫婦ユニット・よしこストンペア。この御二人が実にユニークなキャラクターで今年も絶対に聴きに行こう、と思いながら中々都合が合わず、嗚呼今年は行けず仕舞いか・・・ と臍をクチャクチャ噛んでおったらば石川さんの12月の関西ツアーライヴの予定になんとなんとホルモン鉄道とのセッションライヴがインフォメーションされたではありませんか!! えっでもこれ平日? 仕事帰りに・・・ いや場所また滋賀やし。行ったら終わってるし。店長!! 12月15日は16時で上がらせて頂けませんか!? なに? 繁忙期やけどどのみちお前1人ごとき居るも居らんもおんなじやからまるまる1日休め? わーいありえへん。ポンコツで本当に良かった(泣笑)。
予約のメールを送るとヴォーカル&ギター・鳴り物・ピアニカの小川賀子(よしこ)さんから“!”がいっぱいのご返信。ノリの良いふわふわ系のお姉さん(ほぼ同世代ですが(笑))、こちらも嬉しくなっちゃいます。スラッと長身が素敵な、ナチュラルに感性がおもしろい方。
石部は夫でヴォーカル&ピアノ・ギター・ウクレレのイシダストンさんの町、しかしこの町でライヴをする時は地元ゆえの照れかとりわけ口数が少なくなるそうです(笑)。この方も言葉のセレクトが芸人さんか、っちゅうくらいに面白く、時折あかうんともよう作らんTwitterをいやらしく覗き見する際にストンさんのトゥイートがツボに入って夜中に爆笑することも。
その石部ですがさすがに土地勘はないなぁ、グーグルさんでストリートをビューしてこましたろ。あぁ歩ける距離やんか、駅から徒歩15、6分。しかも一本道でわっかりやすい。良かった。私は地図で確認して無事に時間どおり辿り着けたのですが・・・。
会場のくらしカフェではおでんの販売がインフォメーションされていましたがたぶんそれだけじゃ足りないであろう喰いしん坊おっさんの私は会場隣のローソンでヒレかつおにぎりとなんか揚げ物(忘れた)をいつもの不細工な店舗前立ち喰い、その上で入場後おでんもオーダーするという餓鬼道まっしぐらスタイル。現在76kg。ぶひひ。おおっここの会場、このHPのコンテンツ「動く俺」で見たことあるぞ、「名前のない病いの人」を演奏してた会場だ! いまあらためて見返すと石川さんの即興パーカッションが非常に冴えている! あと賀子さんが髪伸びたの、たぶんここ最近2,3年なのね。
私を見つけたストンさんが声を掛けてくださいました。1年振りなのに憶えていて頂いたなんて嬉しい。私やっぱり動きと眼つきが怪しいから目立つのかな(笑)。奇人でよかった。どうもお話を伺うと賀子さんもおうちに戻って大わらわ、大谷氏もいま到着したばかりでろくに準備もできてない、とハプニング続きのよう。大丈夫かな、終演が遅れると電車ナーイ。
とそんな心配は杞憂で、19時10分頃にはじまりました、よしこストンフェア! パチパチパチ。
オープニングでアドリブ風の歌をギターかき鳴らし歌う賀子さん。いぇーいフゥ〜〜、とノリノリ。スタイル抜群の黒のロングワンピースにお手製の飾りを引っかけてのプレイ、素敵だ。これにストンさんが実にいい具合のピアノを合わせて叩きます。これ男女逆のパターンが多そうですがこのご夫婦ユニットはこれが定番。お互い逆もなさるんですがこの形が基本のようですね、たぶん。
2曲目は「ご近所さんライヴの歌」。地元ライヴの多いイメージのお2人、こういう曲でもほんわかさせてくださいます。その割に歌声はホーミーが入ったり超高音が出たり、ピアノ伴奏も正確で洒落た音を叩かれたりとしっかりテクニカルなのが素晴らしい。
お次もタイトル不明ですが観客をそば派とうどん派に分けて(笑)コーラスを割り振り参加型の曲! うどん派は高い方(♪ファーレ)、そば派の私は低い方(♪レー♭シ)。これを曲の初めから終わりまで客席が歌い続けるのです。すると見事にお2人の歌と演奏にハマる!! 素晴らしい。賀子さんは草津駅でうどん屋さんのパートをされているそうですが「私の一番好きなお客さんの注文の仕方は『きつねそば、きつね入りで!』つまりすでにアゲが乗ってるところにさらにアゲ!! けっこうあのお揚げって大きいよ? それを2枚って・・・ ああもう! ってグッと来ますね」ですって(笑)。こういう話大好き。
えーと順番逆かなぁ、ここら辺から石川さんのスーパーアドリブパーカッションをお招きしてのセッションです!! たぶんこの曲からだったと思います・・・「私のふるさとはライブハウス」。千葉から進学で大阪へやって来て、いろんなダメな大人が酒を飲んで笑って音楽を聴いたりやったりしているライヴハウスこそが私のふるさとなんだなぁ、と実感した、という歌。MCでは第2のふるさととなるべき地元・石部をフォローしようとしてちょい失敗してる感じがおもしろかったです(笑)。こんなところも魅力のうち。
もう冬休みですが・・・ と湖南市が誇る「雨山プールのうた」。思えば私この曲夏に聴いたことがない(笑)。ほのぼのした夏のプールの光景、癒されます。そこへ加わる石川さんの楽しいパーカッション、ほんとうに石川さんは曲の雰囲気にバッチリの即興叩きを初聴きで完璧になさるからたまらない。
この曲はストンさんがメインヴォーカル、周りにたまにいる太陽になりそこねた男、という意味を込めて作った「木星マン」。曲中木星に着いたという歌詞が出て来た瞬間、石川さんがここぞというタイミングで『着いたーーー!!!』と叫んで会場はヤンヤの大喝采!! 歌ってるストンさんも作ってから10年経ったそうですが、今日はこの歌詞をまったく意識しないままセッションに選んだとのことで、そうか木星か、全然気づいてなかったわー、と鳥肌モノだったようです。
ストンさんは小学校の頃からたまファンで、ある日石部にたまが来る! と噂になり会場に行ってみたら全然関係ないひとでお客も8人で愕然とした、とのこと(笑)。それで「いつか俺が石部にたまを呼ぶ」と心に誓ったということですが、これはもう夢が叶ったも同然の最高のセッションでしたね!! テンポ早目のこの曲もお2人のかっこいい歌声と伴奏に石川さんの高速パーカッションが冴える冴える!! 前半のハイライトは間違いなくこの曲でしたね。
第一部ラストはお2人に戻って、暗い曲で申し訳ないんですが・・・ と児童虐待をテーマにした「逃げろ踊れ」。ストンさんはギターに持ち替え、賀子さんはトロンボーン? を抱えます。逃げ場のない夕暮れの部屋、そこから飛び出せ、という感じの曲。切ないが力強い。ハーモニーが胸を打つ。私はやっぱりこのユニットが、好きだ。
休憩中によしこストンペアの11周年記念5曲入りCD(500円)を忙しそうな賀子さんからゲット。これまたお気に入りです。
さぁてお待ちかね、満員の会場を掻き分けて「ホッホッホッホッホールモン、ホッホッホッホッホールモン・・・」
大谷氏「ホルモン鉄道ォォォーー!!」
石川さん「出発、進行ォォォーーー!!!」
ついにホルモン鉄道が若干遅延して(笑)石部に到着です!! 借りたギターの位置が高くってストンさんにストラップを調整して下げてもらう大谷さん。
石川さん「ね、この大谷が17時集合のところを18時半に到着したから、こういう事前準備がまったく出来ていません」
大谷氏「今日ね、うちでパソコンでこの会場の場所を調べてて、郵便局と平和堂とコンビニがある場所、って憶えてたんだよ。そしたら(草津線の東隣の駅の)甲西の方まで行っちゃって、そこにも郵便局と、平和堂と、コンビニがあったから(会場爆笑)絶ーっ対ここで間違いない! って思ってたんだけどどうも様子がおかしいから、ここに電話して確認したりしてて遅くなったんだよ」
ストンさん「滋賀はどこも大体そんな感じですからね」
やはり恐るべし滋賀(笑)。なんとも愉快な遅刻理由が判明したところで、ストンさんが音量の調整にまわり第二部スタートです! 今日はとっちゃんさんは時間の都合かピアニカに専念。
ハナを切るのは「俺は潜水夫」。テンポよくって始まりにふさわしいおもしろソング。最近の1曲目の定番になって来た? ちなみに一回も歌詞の中に潜水夫は出て来ません(笑)。鮮やかなストローク、躍動するパーカッション、間奏のカオスなピアニカ、これぞホルモン鉄道! をしょっぱなから感じさせてくださる一曲です。
そして第二部で一番の盛り上がりだったかもしれない、「毛虫おじさん」! 最近関西ではあまり演奏されていなかったイメージですが今日は子供さんがたくさん居ることでセレクト。石部の皆さんは初めて聴く方が多かったので、ひとつひとつの歌詞に大爆笑の連続!! そうです、私も初めて聴いたときはこのように爆笑しました。あ、いやこの日も爆笑してました(笑)。この選曲は終演後に「毛虫おじさんが入ってるCDはどれですか?」と物販にも貢献したもよう。やぁ最高だなぁ、なんだか私も嬉しいなぁ。
大谷氏「・・・おい、受けたな・・・」
石川さん「意外と俺たち、ファミリーコンサート向きなのか・・・」
ホルモン鉄道、新たなる路線の開拓か(笑)!?
先ほどの曲と打って変わってハイテンポな「マトリョーシカ」。大谷さんも懸命に太鼓を高速乱打します。この日も「ウゲ〜」の部分がやけにリアルで「ゥヴォエッ」みたいな感じでこれまたウケてました(笑)。エッサカサーのあとのアドリブは大谷さんに毎度おなじみ富山名物ホタルイカ音頭を強要、毎回困り果てる大谷さん、この日は頭上に両手で三角を描いてアドリブで踊り&歌唱、「♪私はあなたのホタルイカ〜、お尻をピカピカ光らせる〜〜・・・もう勘弁してくれ〜〜〜(泣)」と辛そうでした(笑)。
そしてさっきファミリーコンサート向けと言ったばかりなのにここでまさかの「包茎ジョナサン」(笑)。石川さんが「これくらいわかんねーだろ〜」とGoサインを出されたとのこと(笑)。そんな石川さんはきっちり某部分を「ソックス上手〜」「サックス上手〜」と大きな声でフォローしてました(笑)。それにしても何回(笑)が出てくるんだ、っちゅうくらい会場は盛り上がっておりました。
曲が終わると「お〜〜いジョナサ〜〜ン、ジョナサ〜〜〜ン」と何処かへ去ってゆく石川さん(笑)、さぁ大谷氏の紹介で登場します、外国からの素敵なゲスト・Mr.ベースボールと共に「キチガイ・スラッガー」。無闇に奇声を発したり間奏のあいだに大谷氏の乳首を筒で執拗に責めるなどあまりの狂いっぷりにこれまた会場爆笑。
Mr.ベースボール=ジョナサン? が去り石川さんが「大谷〜、いまそこで変な外人見たんだけど近所の皆さん大丈夫かな・・・」と呟きつつ再登場(笑)、ここからはよしこストンペアのお2人とホルモン鉄道のセッションです!! これこれ、これが見たかった!! ストンさんはピアノ、よしこさんは鳴り物とコーラスで(ともにおそらくほぼアドリブで)参加します!
セッション第一号は「意味なし笛」。いきなり陽気にかっ飛ばします。客席になだれ込みお客さんを盛り上げる石川さん、目の前でぷりぷり踊られてもうヒーヒー言ってる方もいらっしゃいます(笑)。「お〜〜い、拭いてるか〜〜〜!?」に渾身の「吹いてるけど、意味はないぞーーー!!!」で会場またもや爆笑。なんて幸せな空間なのだろう。
お次は「メメントの森」。今日は大谷さんもケモノの鳴き声に参加。おや・・・ なんだかストンさんが必死に石川さんのギターのほうを見ています。どうも予定の曲と違うらしく、完全にアドリブで石川さんのコードを見てその場で伴奏なさっていたようです(笑)!! この曲はC→Am→D→Cという変わった進行があるのに・・・ すごい、凄すぎるぜ。そういえば去年の甲西でのセッションもそうだったなぁ。
コミカルでポップな「おじいさん」。高齢者ネタがリアルすぎて笑いにくいところもあるのですが(笑)上々の反応でした。ラストのアドリブは「この夫婦ももうじきおじいさんとおばあさんになる日がくるのじゃ〜〜」と若さをひがんで(笑)フィニッシュ。
嗚呼ついに出ました、私の大好きなこの曲「夜の牛たちのダンスを見たかい」。もう何度もこの曲を聴いてきましたが、賀子さんの鳴り物と高く美しいコーラスが物凄く曲の雰囲気に溶け込んでいて鳥肌が立ちました。いわばこの5人全員にも言えることなんですが、よしこストンペアは曲のキモを即時に掴んで合わせるセンスが抜群、なのです。最高でした。
最後の演奏曲目は名曲「ラザニア」。人生のほんのちょっとした、ふふっ、と笑える瞬間にこそ、生まれ出てきたことの意味がある。どんな境遇の人だって、きっとそんな瞬間はあったはず。だから、“生まれてよかったね。” 生まれ出たことへの礼賛、石川さんからのメッセージ。泣いている方もいらっしゃいました。盛り上げるピアノ。満面の笑顔で放たれるコーラス。ああ、こんな屑に生まれてごめんなさい、でも、私は、生まれて、本当に、良かった。こんな、こんなにも素敵な音楽をプレゼントしていただけたのだもの。大喝采でエンディング。
全員ペコリっと頭を下げたところで、石川さんと賀子さんが頭を垂れたまま! こっ、これはアンコール地蔵だ(笑)!! アンコールの拍手がないとずぅっとそのまま俯いたまんまで居座り続けるという(笑)恐ろしい地蔵様だっ!! パチパチパチパチむくむくむく、やったぜアンコール!
選んだのは「大晦日」。やっとそれっぽい季節に聴けました。最初に聴いたの夏だもの(笑)。しみじみしますねぇ。逢えなくなったあの人は元気だろうか。もう逢えなくても、元気でいて欲しいな。そして来年もきっと、私はおんなじ笑顔できっとこの5人の皆さんと、逢うんだ。また、逢いましょう・・・・・・!!!
喝采に次ぐ喝采で、一度は退場なさったホルモン鉄道が満場の各席をカクカク(ストンさんいわくファミコンの十字キーで操作してるみたいに)戻ってきてくださいました。これは予定外だった2人、もう最後に残されたのは・・・ これしかないっ! おもむろにズボンのチャックを下ろしはじめた(笑)大谷氏、続く石川さん。そうです、「正調腹太鼓音頭」! みるみるうちに赤く染まる2人の半裸ボディ! 切ないっ! でも会場大喜び(笑)!!! 最後の最後まで拍手の嵐でした。
この日のオーディエンスは本当に素晴らしい反応をしてくださり、ホルモン鉄道に何度も乗車している私までも新鮮な気持ちで笑いまくり、楽しめました。ストンさんが「お2人もう脱ぐ服ないんで(笑)、これで本当に終わりです。ありがとうございました!!」とご挨拶。それでもまだ拍手がしばらくは鳴りやみませんでした。
サインと写真の嵐、物販も好調。みんな幸せそう。よかった。今日この会場に来られて、本当によかった。しかし私の悪い癖、わざわざ石川さんに「ちょうど仕事が忙しい時期なんですが、お休みもらって今日は来ました」とかそんなやらしいアピールいちいちせんでええねん!!! このあほっ!! そんなん聞かされても反応に困るだけやろがい!!? 余計なことをほざいてしまったことを駅までの独りの夜の帰り道、勝手に落ち込んでました(笑)。
石川さんにはリキ入れてレポートを書くことを約束、大谷さんととっちゃんさんには今年もたくさん関西にお越しくださったことを御礼、ストンさんと賀子さんには素敵なアドリブ演奏の感想をお伝えし、「ありがとうございました!」と会場を後にしました。石部の駅ははやイルミネーションが綺麗、目の前にやって来た終電一本前の電車に無事乗車し、2時間の帰り道はこのレポートの下書きをやればあっちゅう間でした。
石川さん、大谷さん、とっちゃんさん、賀子さん、ストンさん、今年も幸せいっぱいのライヴを、ありがとうございました! また皆さんが一緒に演奏される機会が訪れますように!! (オポムチャン)
(本人より)同じ関西とはいっても二府県を越えての来場ありがとう。ちなみに「お休みもらって今日は来ました」は全く覚えてまへんでした。すんません(笑)。
しかし子供の多いホルモン鉄道ライブというのも今までになかったわけではないが珍しい。
「こんな大人になってもいいんだ!」と気楽な人生を送る子供が石部にやけに増え、学力の著しい低下を招かねばいいが・・・。
いや、反面教師として素敵な大人になってくれると信じよう。
そうそう「メメントの森」は大谷が急遽「入れよーぜ」と言ってふたりには全く伝えてなかったのを忘れてた・・・。
でもさすが滋賀を代表するミュージシャン夫婦はなんなくやってくれたね。
地方はこういうセッション相手がいるかどうかで行く回数が増える地域となかなか行けない地域に分かれてしまうのは人の縁だね。
きっとここではすぐに「また会いましょう!」だね。
2017.12.7 タンバリン教とランニング野郎 at 大阪・中崎町 創徳庵
さぁやって来ました石川さんの冬の関西ツアー! ツァー!!! と意味もなく叫び出したい40歳お年頃。いや意味はある。悦びだ。歓びだ。慶びだ。喜びの叫びだ。石川さんと江藤ようこさんこと投稿仲間・でゅおめいぷるようこさんの待ちに待ったセッションだ。
とはいえお仕事柄12月と1月は慌ただしい私、そのうちのふたぁつだけをピックアップしてライヴ参戦させていただくことに致しました。
まずは第1弾の「タンバリン教とランニング野郎」を仕事帰りに観に行きましょう!!
わちゃあ私のチョンボで長引いた。しかし職場から中崎町は40分もあれば行ける。吉野家で小盛牛丼&サラダセットを胃中にぶっ込んでも間に合ったぜ。何故かライヴレポートでいつも開場前に喰った飯のことを書いてしまう己の脳味噌のわけのわからなさ。
18時36分に到着、今年のライヴ納めという投稿仲間・て〜お〜さんが最前列でかぶり付き。私も横にお邪魔しまーす。早速ピーチジュースを注文すると笑われちゃいました。
て〜「似合わな過ぎるやろ(笑)」
オポ「やぁそこがいいんですよ、ギャップ萌え、っちゅうやつですって」
て〜「ギャップ有りすぎ」
オポ「萌えというかキモいと云うべきレベルですね」
誰を萌えさすつもりじゃい、などと愉快なトークを交わしているうちに開演時間。はじめに登場なさったのは(たしか)愛知からお越しの男女二人ユニット・パンドラッタ。アコーディオン・歌のもりゆきさんとタンバリン等打楽器・語りのケンゾーさんが芥川龍之介の「蜘蛛の糸」をいじくった紙芝居をしつつ、複雑な変拍子の楽曲を息ピッタリで演奏なさいます! はじめはアコーディオンのソロで幕をあけたのですが、そこにタンバリンがリズミカルに加わると音楽にメリハリが効いてカッコ良さが増し、楽曲におけるメロディ楽器と打楽器の相乗効果というものをいきなり実感させていただきました。妙なテンションの紙芝居に笑わされつつも演奏のテクニカルさがキラリと光る素晴らしいユニットでした!
そんなお2人の出番中に突如紙芝居の流れを無視して宇宙との交信が始まりました(笑)。い、一体何が!!? と思っていると舞台後方から現れました、タンバリン教祖の田島隆さんと我らが石川さんになんだかよく似た2人の半裸の宇宙人(笑)!! 違いますよ。だって石川さんは頭に謎の洗濯ネットみたいなの被ってないし、あんな謎の手袋はめてないもん(笑)。「トモダチ〜〜」と客席になだれ込んで指の先どうしを突き合わせたり、カオスなパーカッションでセッションしたりやりたい放題。序盤から大盛り上がりです!
パンドラッタのお2人の次は関西投稿組のマンドリニスト・でゅおめいぷるようこさん、「なんか変な宇宙人に絡まれちゃって〜」と宇宙人の装備していた謎のネットを頭に引っかけてご登場(笑)。折角なのでお2人とアイリッシュのダンス曲セッションを。もりゆきさんはアコーディオンをバグパイプの一種・イーリアンパイプスに持ち替えて演奏! テレヴィでしか聴いたことのないような、あの独特の乾いた音色。大阪がアイルランドに!! なんでそんな楽器弾ける人が日本に居るんだ(笑)!? これは貴重なセッションを聴かせていただきました。
「なんだかすごい皆さんに囲まれて場違い感がすごいような気がしますが大丈夫でしょうか・・・(笑)」とトークをはさみつつようこさんは先ほどの流れからアイリッシュの曲をソロでもう一曲。普段はギターをバックに演奏されることが多いのですが、近頃はお1人でも舞台で活躍できるようにご自身のレパートリーで単音メロディ弾きメインのものを拍頭に和音を奏でる等の細密なアレンジを施され、マンドリン一本でも十分な聴きごたえを感じられる楽曲に仕上げていらっしゃるのです!! このあくなき進化、プロ意識。お逢いして4年になりますがどんどん演奏の幅を広げていらっしゃいます。そして私がここ最近で一番好きな曲、驚きのマンドリン弾き語りでオリジナルの「つぐみ」。今年の夏発表された江藤ようこ名義初のアルバムでは作曲者のギタリスト岡崎泰正さんがバックを務めますがマンドリン一本と歌だけでも、沁みる・・・・・・!!! もうようこさん今夜抱いていいですか? とか口走っちゃいそうな可憐な演奏でした(セクハラで訴えてください(笑))。
えーと・・・ あと順番ここだったのかどうか自信ないんですがようこさんの作曲で近頃人気の「Latina」を、石川さんのパーカッションと田島さんのギターでセッション! 3拍子か4拍子か判別が難しいリズムを見事に叩き弾くお2人、さすがリズムの天才たち! そしてその2人を従え情熱的なマンドリンプレイを魅せるようこさん、最高! なにこれもう出演者全員が素晴らしい。
ここで前半は終了、休憩をはさんで第2部へ。はなっから大興奮してピーチジュースはもはや、空。て〜お〜さんが察してか天童よしみさんがコマーシャルしてるおいしいのど飴をくださいました。ありがとうございます。人生舐めずにこれ舐めます。
さて後半は・・・ えーと順番どうだったかな、入り乱れたセッション多かったから忘れちゃった(笑)。タンバリン教祖のソロだったかな?
その教祖田島さん、伊達にタンバリン教祖を名乗っていらっしゃいません。一枚のタンバリンの裏に様々な装置を仕込み、叩くごとに異なる音色が飛び出します。えっこれバスドラム? スネア? タム? ベル? なんでこの一枚からこんなにも多彩な打音が響き渡るの!!? 打ち鳴らす手の捌きがあまりにも速過ぎて目で追うことすらできません。凄い、凄すぎる。ロングヘアーの怪しい風体に私をも凌駕する濃ゆいフェイスで教祖呼ばわりされるのもやむなしですが(笑)、その実力はイロモノではなく完全に本物です!! たった一枚のタンバリンだけで生みだした圧倒的な広がりを持つ音世界・・・ 演奏後におっしゃったこの曲のテーマは、「宇宙」でした。まさにその題に相応しい、比類なき演奏でした!!
以降も順番目茶目茶だったらごめんなさい、我らが石川さんことランニング野郎とタンバリン教祖のフリーセッションのコーナ〜〜〜!!!
「ど、どうも、今日ははじめまして」
「さっきのは宇宙人ですから、僕らじゃないですからね」
などとツカミのボケで会場を暖めてから(笑)、お互いの楽器を打ち鳴らしてはさぐりさぐり相手の出方を見ています。このお2人、本番前にも一切打ち合わせなしで、完全なぶっつけ本番だったそうです。きっとそれは正解でした。カオスな二人のカオスな叩き合い、何が飛び出すかまるで予測不能! 真面目に合わせてたかと思うとスライドウィッスルで掻き乱してみたり、それに合わせて田島さんも変顔で応酬して「こういうヒトだったんだネ〜、わかってきた」と石川さんに演奏中に言わしめたり(笑)、押せば「ゥウィ」と鳴いてベロが出るへんなイキモノのおもちゃを石川さんがギュウギュウ押すと田島さん「オレそいつ嫌い〜〜、昔家に招いたけどダメだった〜」と拒絶&悶絶(笑)、なのに真似してベロを高速で出し入れしてみたり、石川さんもそれに呼応したりと自由奔放、抱腹絶倒! それでいて乱調に転げ落ちるすれすれのところで正調を保っているという名人芸。2人の奇才の織り成す破天荒なセッションに、もう目を耳を奪われっぱなしでした。あまりに衝撃的過ぎて演奏のことほぼ憶えてないや(笑)。
素晴らしいお2人の共演のあとは待ってましたっ、石川さんのソロ! 「はじめはたま時代の曲を2曲、そのあとはそうでない曲をやります」とご案内。ハナを切るのはたま時代に唯一石川さんの曲でシングルカットされた「リヤカーマン」。初めて聴く方もちらほらいらしたようで、「うつぶせなので顔がわからない」のところで堪えきれず笑っちゃう方も。嬉しい(笑)。歌い終わって「未だになんでこの曲がシングルになったのか僕にも解りません。もっといい曲もあったと思うんですけど・・・」とつぶやきこれまた爆笑。
お次は続けて「ガウディさん」。しんみりしっとりと、テンション音の付いたコードで幻想的な世界を創ります。叫ぶような歌い回しは抑えて、囁くように物騒でかつしずかな光景を歌う石川さん。こんな歌詞、思いつかない。こんなメロディとコード、浮かんでこない。いつものアドリブ語りは無しでアルバム「犬の約束」ばりにスキャットに終始しエンディング。むしろ新鮮でした・・・。やっぱり好きだなぁ、この曲。
ここからはたまではなく石川さんのソロの曲を中心に。以降4曲、ようこさんとのセッションでお届けです!!
「僕が選んだんじゃないです、あくまでこの人が選びました」と前フリ。となるともうこの曲しかないでしょう・・・「秋の風」(笑)。出だしのチンポのP子音が際立って鮮烈。対照的に曲はシリアス。切ないマンドリンが曲調にドハマリ。京都ではじめてこのセッションを聴いた時はあまりに哀愁が漂い過ぎて、その上歌詞がチンポときたもんだから笑いが止まらなくなってしまったんですが、3度目となるとやはり切々と沁みる演奏に思えてきます。でもせっかくそんな空気になってるところへさして間奏が終わってから3番の歌いだしでわざと「チ・・・ン・・・ポォ・・・・・・・」と溜めてみせるもんだからやっぱり笑っちゃう。私の感情を何処へ持っていきたいんですかっ、石川さん(笑)!!
次は「メメントの森」。ようこさんもマンドリンでコードを奏でて合わせます。この曲ちょっとコード進行が特殊なのにふつうに合わせられるのが凄い。セッション時は石川さんとようこさんの鳴き声対決が楽しい。ノリノリですごい顔してくれる八尾の妖精(笑)。ステキだ。
「野のなななのか」はいつものように映画のお話とパスカルズのあかねさんが本来ヴォーカルを執っているが作詞は石川さんなので歌わせてもらってる、というトーク。いつもは前奏なしで歌う石川さんですが今日はマンドリンプレイヤー・ようこさんがいらっしゃいます。切ないメロディをマンドリンが奏でます。野原を撫でるそよ風のようで、鎮魂の讃美歌のようで・・・・・・ これはここでしか聴けない贅沢なヴァージョンですね・・・。叫ぶような石川さんのヴォーカルにそっとハモるようこさんの声。寂しさに堪え切れず泣きだした「僕」にそばにいるよ、と寄り添って囁く「君」の声、のようでした。私は本当にこのお2人のセッションが大好きです。
そして本日珠玉の演奏は「夜の牛たちのダンスを見たかい」。石川さんのギターと歌に絡み付く、ようこさんの熱いマンドリン! 嗚呼っ! ここでこう来てくれるかっ!! と欲しい所にアクセントを加えてくる、痒いところに手が届く裏旋律。もともと大好きな曲が、セッションでますます磨きが掛かっていて最高の仕上がりになっていました。これはて〜お〜さんも絶賛、感動して泣いているお客さんもいらっしゃいました。
ブラボー!! 素晴らしかった!!! 私は何という果報者なのでしょう、こんなに素敵な演奏家たちの音楽をこんなに最前列で間近に触れることができるなんて。これも投稿を始めてライヴに行く楽しさを知ったおかげです。石川さん、本当に有難うございます。
さあ最後はお楽しみ、鳴りやまぬ拍手の中アンコール地蔵(笑)がムクムク起き上がり、出演者全員でアドリブ宇宙セッション! タンバリン教の儀式か!? ラフで自由なセッション、でもその心地よいカオス具合が宇宙空間をさまよっているようなヘンテコ素敵な気分。それにしてもこいつ語彙力ひでぇな(泣笑)。―――と突然宇宙に静寂が訪れたかと思いきや、始まった「オンリー・ユー」。これが真のアンコールだったのかっ!! いつもはギター一本で切ない感じですが今宵はマンドリン、タンバリン、タブラ、アコーディオンが華を添えます。ちょっとしんみり感が減って賑やかなオンリーユーになりましたが、たまにはこういうヴァージョンもいいですね。
良い日だった。もっとみんなに来て欲しかったなぁ。ほんとに今日ここに来られてよかった。幸せ一杯でした。
石川さんやようこさんと談笑、お約束の飲み残しぶちまけをかまし半泣き、田島さんの超ローングヘアーで記念撮影する皆さん(笑)、終ってからもカオスな空間。明日も仕事の我々は名残りを惜しみつつ中崎町を後にしたのでした。
石川さん、この年末も大阪にお越しいただいて、ありがとうございます! どうぞディープな大阪界隈をご満喫くださいね(笑)! (オポムチャン)
(本人より)実はソロで最初にやった二曲「リヤカーマン」と「ガウディさん」はツイッターで検索していたところ「今日の石川浩司さんのライブに行きます!」という人がいてツイートをちょっと見てみたら「最近リヤカーマンとガウディさんにはまってる」と書いていたのでサプライズリクエストで歌ってみた。
しかし本人はまさか自分のツイートが読まれてると思ってなかったらしく「すごいシンクロニシティだ・・・」と思ったそうな。
「野のなななのか」は普段はいきなり歌から歌うが本来のパスカルズではその前に歌よりも長いインストの演奏がありそこをマンドリンで再現してもらった。これはとても良かったな〜。また機会があったら是非やりたい。
タンバリン博士の晒し首はいつかやってもらおうと思ったので念願が叶った!
たまの月経散歩
この本は、少し前に全く違う用事で近くの図書館に行った時になんとなく在庫検索をしてみたら、なんと「貸し出し可能」と書いてあったのを発見し借りることができました。きっと読めることはないのだろうと思っていたのですごく嬉しいです。
最初に読んだ時の感想は「たまってこんなにおもしろい人たちなんだ」というおどろき。
特に滝本さんが...柳原さんに対して...
「おめーの虚言は聞き飽きたよ!」
「柳ちゃんは己の無意味さを知るべきだな...」
...こんな腹黒い人とは思ってもいず(笑)
そんなこんなでずっと滝本さんに攻撃されている柳原さんも一人でぼそぼそしゃべっては一人でほくそ笑んでいるし、知久さんはすぐ「ビール飲みたいよ〜」だし、石川さんは一人で猫を集めだすし、本当に自由奔放ですね(笑)
皆さんが散歩する中で着目するものもヘンテコなものばかりで読んでいて楽しかったです。崩れかかった廃屋、「天下無敵のそうですか」と書いてある謎の外車、手書きナンバーのつけられたトラック...私も久しぶりに、あてもなく散歩してみようかなと思ったり。
本編とは違いますが「たまの百葉箱」もおもしろかったです。「電車かもしれない」の歌詞となっている知久さんの「また」の他は初めて目にする詩だったのですが、すごく個性に溢れていて。
石川さんの「鼻血」の
「あぁぁ 路地裏からの初夏がこっそりとこそばゆいです
小石でできたキャンデーを口に含みたいです」
という詩、すごく印象的でよく考えてしまいます。石川さん、詩人だなぁ〜。
と、長くなってしまいましたが、ほんとうに充実した本でした!「たま」の月経散歩は不可能だとしても、いつかなんらかの形で「月経散歩」という企画が復活してくれることを期待しています。(Vamps)
(本人より)「たまの百葉箱」はちょうど忙しい時期だったので毎回描くのが大変だったんだよね。なので代案として俺がアイデアを出したのが月経散歩だった。全員が「せーの」で小さなマイク付きのカセットテープレコーダーを持ってそのボタンを押していろんな街を歩いたなあ。連載企画では一番楽しかったかも。
百葉箱でも俺が描いた「アルピノくん」という絵から知久君が着想して後日「あるぴの」という曲も生まれたしね。
他のアーティストさんたちもこのフォーマット、楽で楽しいすよ。
是非「月経散歩」やってみてくだせえ!(但しテープ起こしが大変らしい・・・)
MXテレビ・五時に夢中(2017.12.11)
蚊が絶滅したら世界にどんな影響が出るか、という追跡ベスト8を見ていました。
専門家によると「全く影響がない」。
一部カカオに影響が出るという学説はあるそうです。
たった一つ影響がある生物がある。それは、
「ホモサピエンス。つまり我々です」
と学者さん。
ここで流れたのがたまの「さよなら人類」でした。
番組でかかった部分、
「今日人類が初めて木星に着いたよ〜(ついたー)。ピテカントロプスになる日も近づいたんだよー。今日人類が・・・」
のあと、石川さんの「着いた着いたよやっほー」ではなく、笛バージョンでした。
小ネタでスイマセン。(わいわい)
(本人より)時々ネタ的に流れるよね。
もっともエゴサーチとかしていると圧倒的にテレビで流れることが多いのはパスカルズ。
インストだから使いやすいというのもあるんだろーね。BGM的だからなかなかパスカルズだと気づかれにくいかもしれないが。
どこかでホルモン鉄道を流してはくれまいか・・・。