ザ・レポート(34)
今まで石川がかかわってきた全ての活動、つまり「ソロ」「パスカルズ」「ホルモン鉄道」等のライブ、CD、ビデオ、またテレビ、ラジオなどのマスメディア、演劇、書籍、ニヒル牛、コレクション、すごろく旅行、このホームページ、その他とにかく俺がかかわってきたありとあらゆる表現活動の感想、評論、思い出等を募集します。
既に何かに発表したもの(ミニコミ、ミクシィ日記、ホームページ、掲示板等)の再録も自分で書いたものであれば0Kです。批判やお叱りももちろん構いません。他の人のプライバシーの侵害や、特殊なケースを除き、基本的に全て採用します。何についてのいつのもののコメントかをなるべく分かりやすくして、メールにて題名「レポート」でお願いします。おおよそ10行程度まで5ポイント、それ以上は10ポイントです。裏話等や本人のそれに対する意見や感想なども付けていくつもりなので、気軽に応募して下さいな〜っ。
例えば俺本人も知らない「こんなとこに載っていた」情報及びその感想とか「すごろく旅行を実際やってみた思い出」など俺にインスパイアされたものでもOKですよ〜ん。
ホルモン鉄道in阿佐ヶ谷OIL CITY
半年ぶりのホルモン鉄道。今回は私事ながら、大阪と名古屋から帰ってきたその足で会場へ向かいました。
ただ、その日はお盆中とのこともあり、新幹線のホームは大混雑で、確実に座れるように長時間自由席の列に並んでいたため、道中は頭がボーっとしていました。
リュックやおみやげやらを持って、客入れ開始の15分ほど前に会場へ向かうと、恒例となったうちわをもらい、入場。
初めての会場で、狭めでしたが、その分、密度の濃いものになるかなと、期待しつつ、席に着きました。
最初に今回の企画者のうさぎ先生のMC。そして本編開始。
初めて見た時の国立の地球屋や、8年前の北海道ツアーの際の一般住宅など、過去の公演を振り返ってみたところ、どちらかと言えば密着型の会場が多かった一方、半年前と1年半前の新春の際は広めのMandala2だったため、若干Mandala2の時とは違った雰囲気が味わえました。
しかし、同時に曲目は過去の狭い会場の時とはだいぶ違ったように感じられました。懐メロとして聴けたのが『特殊な訓練ブルース』だけでしたし、あまり会場の雰囲気と選曲がマッチしていないようでもありました。
ま、自分が初めて聴いた頃の印象が強いせいかもしれませんが。
ちなみに今回は撮影OKとのことだったため、写真撮影に加え、尻太鼓の際のみ、動画も撮りました(撮ったのは終演後にお見せしたもののみです。念のため)。その場面をスローで編集したら、面白いものが作れそうです(笑)
終演後は久々に終電ギリギリまで演者や他の観客の皆さんと一緒に趣向やら自分の近況やらを談笑し、帰路へ着きました。久々に会うファンの方もいれば、新興のお客さんもいて、自分より下の世代にもファンが現れているんだなと思うと同時に、時間の流れを実感しました。そんなお客さんほど、ライブを初めて見るだけあって、反応が阿鼻叫喚でもありましたね(笑)。
帰る際に一緒に外へ出たNさんが「石川さんの送迎のための車を持ってきますが、一緒に乗ってきますか?」とおっしゃってくれましたが、「石川さんがご在住の○市まで行けても、自宅のあるA市までは東西移動ができませんので…」と言って、固辞しました。駅までの道中で話を伺っていたところ、5月の千倉イベントの前夜に海ほたるで鉢合わせた時も運転をなさっていたとのことでした。
久々に演者や他のお客さんたちと長時間付き合ったこともあってか、新鮮度が凝縮したライブでした。新しい生活が落ち着いてきたこともあり、また今年も足を運びたいものです。(Hi-)
(本人より)ホルモン鉄道ももう20年やってるからね。それは流石に初期の頃とは曲もほとんど変わってる。
変わらなかったらおかしいか、もしくは逆にそれはそれでスゴいかもしれないねー。
是非またいろんな場所で俺たちを観てくれや〜。
石川浩司55歳生誕祭
こんにちは、さぼてんと申します。
今年も厳かに取り行われました夏のビッグイベントについて、僭越ながら報告させていただきます。
お時間もたってしまいましたので、記憶ちがいご容赦くださいませ。
2016年7月3日、吉祥寺マンダラ2。
東京はなかなか蒸し暑く、集まったお客さんたちはハンカチやタオルを手に手に開場を待っておりました。
看板には「55歳!短歌や俳句や川柳でっ!石川さんのお祝いじゃ!」
そうです2016年もやってまいりました、石川浩司さん生誕祭。
ゲストは野獣のリリアン、左右、そしてそして、原マスミさん!
開場はほぼ定刻、そして開演時間18時半をまわりますとステージにぞろぞろと人が。
今年は主催のクドウヒロポさんによる全力前説はなく、さっそく最初のゲストが登場したようなのですが、これがギター3人、ボーカル3人、ベース・ドラム・キーボード各1人ずつ、そして困り顔がキュートなおんなのこの着ぐるみが1体。
ゲスト一組目・野獣のリリアンさんは総勢10名からなる大所帯バンドなのでした。
全員が手を前に組み厳かに「ゲンゲンゲロゲロ・・・」とはじまったかと思うや大爆音!
うたっているのはどうやら石川さんのリスペクトソングなのですが、ボーカルのお三方は音も割れよと叫びまくり聞き取りづらい!(笑)
しかもその中の、一番声がでかいのがネクタイ姿のヒロポさんなのです。
ステージ下手にはなぞの着ぐるみ・さゆキャンディちゃんが、首からリズムマシンをぶら提げて、ゆらりと。
(某おそうじロボかと思いました)
ベースの方はベースにピンク色に光る長い棒を取り付けておられるし(蛍光灯?)
奥にいるドラムとキーボードの方はなんだかとっても地味(ごめんなさい)
しかも途中で「ぼくたちのアーティスト写真を撮りますッ!」とヒロポさんが言いだし、ステージ中央に集まったメンバーの皆さんをカメラマンさんが撮影。
突っ込みどころが多すぎてなにもかもわからない!でもすんごくたのしい!
ご存じない方には伝わらないと思いますので、ググってください。
野獣のリリアンさん、すてきです。
「みんなで呼びましょうッ!せーのッ!」というヒロポさんの音頭で、客席から\いっしかっわさーーーーん!!/のコール、本日の主賓・石川浩司さんがいよいよ登場です。
にこにこと出てこられた主賓のお衣装は、黄色い花柄のハーフパンツにお足元はクロックス、そしてもちろんランニング!
「みんな、ありがとー(にっこー)」
あいさつもそこそこにさっそくセッションへ。
この大人数と大爆音に負けない石川さんのパーカッションたるや!
パフォーマンス面では、パーカッションの合間に野獣のリリアンの皆さんを赤いガムテでぐるぐる巻いておいででした。
さらに突然はじまった加勢大周を継ぐ者をめぐるコントで、
黒ランニングと化したボーカルのひとり、茶谷さんの想定する展開を外そう外そうとして茶谷さんを明らかに困惑させておられました。
ゲスト二人目は、左右。
ステージ上の人数はぐっと減りまして、こちらは男女二人のユニットです。
少ない音数で鋭く刻むような桑原さん(女性)と、ベースを弾き弾きバスドラを踏みシンバルも叩く花池さん(男性)の音楽はとんでもない変拍子ぞろいでございました。
「石川さんの誕生日、しかも、55歳という節目に立ち会うことができて、非常に光栄です。
みなさんも、それを、自覚してください(真顔)」
MC担当もされている様子の花池さんは独特の間と真顔で話すのですけれど、この方が表情を崩したところを、最後まで目撃しませんでした。
ステージの上でも降りてからも、アンコールのどさくさで石川さんに股間をつんつんされているときも、ずっと真顔、でした。
ちなみに物販でCDを買った際に少しお話させていただいた桑原さんはちょうキュートでいらっしゃいまして、あのステージ上の統制と切れ味をどこに隠し持っておられるのか、と思いました次第です。
主賓とのセッションでは、
「チャットが縁でゲストに来てもらったけど、まさかこんな変拍子バンドだったなんて・・・」
後悔しています、と石川さん。
もちろん始まったらそんなことはなく、ものすごく緊張感のあるセッションで見ごたえがありました!
気心の知れた方とのよりそうようなプレイとはまた別の、まるで戦いのような。
そして、だからこそ最後がぴしっと決まった時の、あの爽快感!たまりませんでしたよ!
最後のゲストは、原マスミさん。エレキギター弾き語りです。
原さんばっかりはもう、最初から最後まで泣けて泣けてどうしようもありませんでした。
ささやくような、さけぶような、ひみつを打ち明けるような、すこしこわいくらいの、曲の数々。
ああ、あの無尽蔵なやさしさ、あの野生の天使とでもいうべき天衣無縫ぶりはなんでしょうか・・・!
原さんのあふれるばかりのイマジネイションを文章で伝えるなんてことはとってもできませんけれど、ほんとにほんとにすてきでした。
「ぼくが、たまだったころね・・・ん、なかったっけ?(にこっ)」
それでいてMCはとってもおちゃめ。
たしか還暦をお迎えになったとうかがっておりますが、少年のような少女のような方なのです。
石川さんとのセッションは、原さんの「夜の幸」という曲。
原さんが宮沢賢治の「注文の多い料理店」の序文を暗唱し、石川さんはその後ろでこっそりドラムセットにいたずらしていたりして、目から耳からしやわせなステージだったのでした。
そして最後は、本日の主役・石川浩司さんのソロです。
1曲目は、原マスミさんが涙に沈めた客席を笑いの渦に巻き込んだ新曲「おじいさん」
「これ、ホルモン鉄道でやると大谷がほぼ確実に”おじいちゃん”って歌うんですけど、 ”おじいさん”という曲です」
いわゆる恍惚のひとになりつつあるおじいさんの様子をコミカルにうたった曲ですけれど、以前、入谷でホルモン鉄道バージョンを聴いたときには、すこしペーソスのあるかんじだったものが、(それこそ大谷氏が”おじいちゃん”にしてしまった回でした笑)この日はほんとうに大爆笑になっていて、おんなじライブなんてひとつもないのだな・・・とひっそり感動してしまいました。
つづく「ネクタイ」は新曲未満。
「みんな新しい曲って完成してから発表するでしょ?
でもこれは未完成のうちに披露するっていう、斬新な曲です」
これも笑いがおきてましたね。
どんなふうに完成していくのか、まだもったいないのでどんなおはなしの曲なのかはネタばれしないようにしておきますけれど、みなさんもスマホをいじるときにはネクタイに気を付けましょう(笑)
3曲目はこの日発売のあたらしいCD「マトリョーシカ」から、表題曲を。
じぶんはじぶんでしかないよ、だれかにはなれないよ、と石川さんはそりゃあもうにっこにこうたうのです。
これが肯定的な意味なのか、わたしはわからないのですけど、
「自分の中でいちばんいいかたちの自分になるしかない」のはまちがいないことでしょうね。
「野のなななのか」はとてもシンプルで、この日はとくに曲自体の魅力がかんじられました。
そして、あんなふうにずっとだれかが待っていてくれたら、と思うと、やっぱし泣けてきてしまいました・・・。
「ウララ」ソロバージョンは何度か聴かせていただいておりますけれど、オヤなんだかいつもとちょっとちがうような・・・と思っておりましたらば、やはりレア展開だったみたいです(理由は後ほど判明)
石川さんも「もう二度とできない」とおっしゃっていて、まことにライブ感たっぷりでございました。
MCでは、
「今日発売のCD-Rマトリョーシカは、なんとそのへんによくある夏目漱石とかが描いてある紙と交換できます。
たぶんみなさんのポケットの中とかにその紙、いつのまにか入ってると思う」
そんなの持ってるの気味が悪いでしょ、はやく交換した方がいいよ、とのことでしたので、終演後さっそく交換していただきましたよ。
ただ、わたしのもってた紙には、野口英世が描いてありましたよ。
主賓ソロ、さいごは「ラザニア」
生まれてよかったね、生まれてよかったね・・・というのは、なんだかこの日いちばんのハッピーバースデーソングのようで、それを石川さん自らがうたって本編を締めるという生誕祭だったのでした。
そしてアンコールは全員セッションでハードロックアレンジの「ウララ」!
これがあったので石川さん、ソロのときとアレンジがこんがらがってしまった、というのが、レアバージョンのオチでございました(笑)
それにしてもかんたんに全員セッションと書きましたけれど、ステージの人数は14名ですからパスカルズさんといっしょの人口密度!
爆音とともに拳を突き上げながら「キューピー!」なんてシャウトするのは多くのお客さんがはじめてのことでしょう。
もう、めちゃくちゃたのしかったです!
終演後は石川さんやゲストのみなさんとわいわいおはなしさせていただき、サインもちゃっかりいただいてまいりました。
打ち上げにはざんねんながら参加できなかったのですけれど、たいそうたのしかったとうかがっておりますよ。
当日の出演者のみなさま、主催のヒロポさん、いっしょに過ごしたお客さんたち、今年もたのしい夜をありがとうございました。
そして石川さん、Go!Go!55歳おめでとうございます。
あらためてお祝い申しあげます。
これからもどうぞお元気で、すてきなライブをみせてくださいね。(さぼてん)
(本人より)今年も開催出来て良かった!
やっぱり毎年功労賞は野獣のリリアンに加入したヒロポくん。お土産の「お万葉集」も作ってくれたしね〜。
ちなみに「マトリョーシカ」は肯定でも否定でも無く、ただの事実確認で〜す。
ともあれ定番になってきたマンダラ2での正月のホルモン鉄道とこの誕生日ライブが少しでも長く続けられればこんな幸せなことは無いな。
まだまだやりますぞ〜!まぁ年なので気合いを入れ過ぎてへばらない程度にね(笑)。
CD-R 『マトリョーシカ』 石川浩司
さて先日2016.7.10の大阪高槻南風楽天ホルモンライヴで無事ゲットしたもののバタバタしてなかなか聴けなかった石川さんのにゅーぎにあれこーど第二弾シングル、見ていきましょう!
まずジャケットからコージマニアはキュン死必至のニッコニコ笑顔。明るい千葉・潮風王国の空をバックに石川さんがギターを抱えて歌っているステキショット。お写真はこないだ上記ライヴではじめてお逢いした写真の名手・PMさん。この方すっごく素敵な写真を撮られますね・・・・・・!! ジャケット裏のこいのぼりと空を背にして両手を広げた切なげコージも最高。名場面を切り取る天才ですね! 表に戻ってタテに「マトリョーシカ」の文字、ギターにナナメに「石川浩司」と入ってるのがかわいい。このデザインはお馴染み、ニヒル牛マガジンでたま〜に更新されるお話が滅茶苦茶おもしろい奇才デニス・イワノフさん。録音はもちろん我らがライヴ記録者newguineaさん、その音源のマスタリングはこれまたいつもありがとうございますの小俣佳久さん。こう見るとファンの方とプロの方の見事なコラボレーションなんですね・・・! まぁファンの方のレベルがすでに一般人を超越している感もありますが(笑)。
盤面は白地に手書きの空色の文字で収録曲4曲のタイトルが書かれており、かわいらしい石川さんのイラストが。コージマトリョーシカのなかにこっそり違う子がいるのを貴方もぜひお買い上げになって見つけてください(笑)。こんなにいいCDなのに品番NG002(←これまた手書き)ってなんでじゃろ、と思たらああそうか、N(にゅー)G(ぎにあ)れこーど、だからなのね。
外側メインでお届けしましたが肝心かなめの音楽を紹介せんかい、って話ですよね。でも私はすでに収録曲については過去に書き尽くしてきた感があるのですこしだけ。このにゅーぎにあれこーどシリーズはライヴ音源なので客席の反応なんかがちらほら聴こえるのが醍醐味。ある部分では石川さんのコミカルな歌いまわしにお客さんの「ははは!」という笑い声も。そしてとっても風の強い(らしい)潮風王国の吹きすさぶ風の音が曲にとてもマッチしていて、一瞬鳥肌が立ちました。野のなななのかのオープニングで自然の風の音が入って来るなんて、ちょっと素敵すぎません・・・!?
去年の出前ライヴではじめて聴いた時はまだ流動的な感じだった「マトリョーシカ」はスタイルが完全にできあがった感じ、「野のなななのか」は終盤にオクターブを上げて盛り上げるスタイルが定着、「ウララ」はソロではカラッとライトに、「ラザニア」は「『たま』という船に乗っていた」の石川さんの死生観が表れている名曲。どの曲もしんみり胸にきます。
ここ最近はゆっくりめのメロウなナンバーが新しく生まれることが多かった石川さんですが、ライヴでのヴァリエーションにこのアップテンポな「マトリョーシカ」が加わってより楽しいステージに! そして最近のライヴにお越しの方はもうご存知でしょうが、最新曲「おじいさん」と「ネクタイ」もこれらの収録曲とはまったく違う毛色のおもしろさ! こちらはまだCD等に未収録なので是非とも皆様ライヴでそのおもしろさを体感してください!! そしてこのCDも買ってってください(笑)。 (オポム)
(本人より)録音のnewguineaさん、ジャケット写真のペコメガネさん、マスタリングのオマちゃん、デザイン・制作のデニスくんの協力の元にゅーぎにあれこーど第二弾も無事出せて良かった。
しょぼたまを久しぶりにやった千倉の潮風王国の音がそのまま詰まってます。
新曲の他、ウララのソロヴァージョンも出せて良かったな!
石川浩司生誕祭2016 お万葉集
毎年遠方ゆえに石川さんの生誕祭には参加できず臍をクッチャクッチャ噛み続けておるのですが、今年はたまたま東京で仕事があった書家/ニヒル牛作家のNTさんが2016.7.10の関西ホルモンツアー最終日に上記の句集を持ってきて見せてくださり、「良かったらコピー取ります?」とありがたいお言葉、生誕祭に参加もしてない分際でこのお万葉集を不届きにもゲットしちゃったのです。
んでこの「お万葉集」なるいささか卑猥な響きの句集とはなんじゃらほい? という方へ説明すると、毎年恒例のごっこレーベル・クドウヒロポさん主催の石川さんのお誕生日を祝う生誕祭、2016年は<お客様参加企画>として以下当HP「インフォメーション」から引用。
●「石川さんの55歳記念句集を作ろう!」
毎年恒例のお客様参加企画!
む
今年は「石川浩司」という不可思議唯一無二の存在をテーマに世界最短の定型句である俳句、川柳、そしてこのさい短歌もTwitterにて募り、石川さんの55歳を盛り上げつつ句集を制作します!
句集といえども心ばかりの小さな姿を予定していますが中身は皆様の作品で凄まじい作品になるかと思います!
句集は生誕祭2016ご来場の方にプレゼント!
(募集要項)
・募集内容:「石川浩司」をテーマにした俳句、川柳、短歌
・応募方法:Twitterでクドウヒロポのアカウント(@Hiropo_Qudo)宛にハッシュタグ付(#石川浩司55歳)でお送りください(以下略)
っちゅうわけで出来た句集の名前が「お万葉集」だったというわけです。A4用紙大の裏表で、表紙には石川さんが半分だけアップで顔を出していてその背景にはかの「顔のYシャツ」も含まれた神保町の街並み。裏面にはTwitterにどしどし投稿された石川さんにまつわる俳句・川柳・短歌・はては都々逸まで15名による計71句が収録、内容もまじめなものからゲッスゲスの下ネタ全開のものまで多種多様。お万葉集の名に恥じぬ出来栄えです。
さてここで全部を公開するとたいへんだしそもそも無断転載はいけないことでしょう。しかしまぁハッシュタグなどで辿ればどなたでもご覧になれるので投稿仲間の方々の作品から私のお気に入りを1つずつ挙げますね。(※ご本人に無断で挙げましたので苦情が来たら投稿自体を削除願います。恐れ入ります。)
◎拍刻む 桶とオケツで 勝負する(newguinea)
これはにゅーさんの川柳。全体的にシモネティブな寄稿の多かったにゅーさんですが(笑)、その中にもこのようなキラリと光る名器・・・もとい名句が潜んでいます。そう、石川さんは桶でもオケツでもビートを刻むのです。どちらがいい音かな?
◎「乳を吸う」 ただそれだけが 言いたくて この世に生まれし 悪代官さま(さあや)
さすがは西のそ〇子、東のさあや、と謳われるだけのシモ才能、さあやさん! 石川さんはただただ公衆の面前で「乳を吸う」と言いたいがためだけに名曲「悪代官」をこしらえた(笑)、と曲中でもよく語られますが、それを鮮やかに切り取っています。
◎頬打つ腹打つ 尻打つ狂喜 浩司は我等の 胸を打つ(でゅおめいぷるようこ)
ようこさんの都々逸。これはウマい! もちろん最後のやつは日本古来の胸太鼓のことじゃないよ(笑)。 身体の各所さえも打楽器にしてしまう石川さん、コミカルなだけじゃなくズギュンと胸を突く名曲もライヴではたくさん聴けます。
あれっ、お前は応募せんかったんか大阪のでしゃばり、とおっしゃる方がいらっしゃるかもしれませんが、さぁ私も考えて送ろ、っと思たらこれ応募はタグ付けてつぶやくことが条件じゃあーりませんか。私はTwitterのあかうんととやらを所有していないのでその時点でアウト〜なのです。せっかくなのでひとつひねってみましょうか、「愛おしや 斯くも笑いを 運び来る 稀有の丈夫 永久に離さじ(【い】とお【し】や 【か】くも【わ】らいを は【こ】びくる け【う】のますらお とわにはなさ【じ】)」。やっぱつまんねぇな、お粗末。
そして句集の最後にはご自身の作が。
◎五五や 人生の午後 深まりつ(石川浩司)
・・・・・・沁みる・・・・・・・・・っ!!! なんか他の方とおんなじノリでシモかったりするのかと思いきや本気の一作じゃないですか!! 深いしウマい!!! 「ごご」を掛けるのとともに人生における55歳の位置感を見事な表現で魅せており、ほんのり切ない雰囲気をも出しています! ガチでこっちの方面に行かれてもご活躍なさるんじゃないかしら・・・!? 感動!!
いやぁ生誕祭に行ってもないのに堪能させていただきました。句の端々から溢れる詠み人の皆様の石川さんへの熱い想い。愛されてますね! GoGo55歳、あらためておめでとうございます! (オポムチャン)
(本人より)ありがとー。ツイッターでは読んでたが実はこれ自体直接には読めてない。
小さいポイントの文字でずっと羅列されてるのでもう裸眼では見えないんす。午後、深まったなぁ・・・。
2016.7.10 ホルモン鉄道ワンマンライブ at 大阪高槻・南風楽天
前日の梅田のムジカジャポニカも行きたかったけど毎年所属してる合唱団で出演してる地元の『合唱の夕べ』の出番がなめたことに19:29とかいうライヴにだだかぶりの時間だったので泣く泣く泣く泣くココナックもとい断念、日曜のこの日私は素麺を湯掻く女房と子供を振り切り昼前からひとりでモルール、じゃねぇモルーノレ、しつこいわ愚者、モノレールに飛び乗り高槻へ赴いたのでした。びゅう。そしてティーシャーツはいただきものの黄色地に赤で「ホルモン鉄道」の文字のもの、手拭いはスカイブルーの石川さんアイテム柄。気合がきもいほど溢れています。
会場でごはんを食べりゃいいのに、忙しそうにしている店員さんを見ると気の毒で手間がかかりそうなお食事メニューの注文が出来ない(ドリンクは辛うじてできる)超気の小さい私。下調べした阪急高槻市駅前の商店街のマクドに飛び込むも長蛇の列を見て5秒でサイナラ、やむなくすぐそばのファミマでおにぎりと鳥肉をもとめ店外の椅子でガツガツ喰らい、忘れずにおにぎりのベルマークをゲットしたのちつかつかと南風楽天の方面すなわち北へ歩を進めます。
するとなんと! 今からお昼であろう石川さん&大谷さん&とっちゃんさんが前方から歩いておいでになるではありませんか!!
オポ「こんにちは〜」
大谷さん「おお〜オポさ〜ん(※何故か光栄にも名前(←?)を憶えてくださっている)」
石川さん「今から曲目決めるんだけど(笑)、なんかやって欲しい曲とかある?」
オポ「んん〜お昼ですから、ジョナサンはまずいですよね〜」
石川さん「ははは、さすがにお昼はこの曲はやめとこう、って曲はあるけどね〜」
オポ「楽しみにしてます!」
3人さん「じゃぁ後でね〜」
あばば・・・ 調子に乗って挨拶したら話しかけてくださった・・・・・・! 幸先の良いこと! ほんでたぶん皆さんのお昼は大谷さんのリクエストでやよい軒だな・・・ とか勝手な想像をしながら会場・南風楽天に到着。12時開場ということだったから真面目に待ってから入ったら店内にはすでにもう西大路さんとハーブティーさんがおいででした(笑)。受付でお代を支払うと同時に石川さんと大谷さんの新作を同時購入。受付の方は石川の高校のご友人だそうで、ホルモンの皆さんを泊めてあげた上にこの日の音響も担当してくださいました。そしてなんにも考えずに席に着いたのですが私はまったく意図せずしてセンター最前列に陣取ってしまっていました。ワォ。
そのうちこのお店の店員もやってる高槻の住人Sちゃん、のおうちにお泊りしていた奈良のかえるっ子Mちゃん、関東からお越しになったお写真と似顔絵がお得意なPMさんが3人で登場、開演前にて〜お〜さん、Hiroroさんの関西投稿組も続々と。これででゅおめいぷるようこさんが揃えば関西投稿5皇帝(勝手に命名)が揃い踏みしたのに・・・とかあほなことを考えていました。そのようこさんは前日の梅田のライヴにはご夫婦でお越しだった、と石川さんをはじめ皆さんが話題にされていました。
毎度毎度のやたら長い前置きはこの辺にして、いよいよ開幕です! ホッホッホッホッホールモン、ホルモン鉄道〜、出発進行ォォォ〜〜!!
石川さん「いつもはソラネコさんという素敵なバンドと一緒にやるんですがフラれて奄美に行かれてしまい、今回はワンマンです」
いやいや、ソラネコさんも素敵ですがホルモン鉄道ソロも魅力では負けちゃいませんよ!
以下の曲目はうろおぼえかつ順番も滅茶苦茶です。楽し過ぎてメモとか取れないし憶えてられないので御免なさ〜い。
で、しょっぱなはたぶん「豆腐」。妖しい響きのコードでデケデンデンデンデケデンデンデン、とっちゃんさんも出鱈目ピアニカで応戦。唐突なエンディングの不思議曲に呆気にとられてその後笑う、という観客の反応。いつも通りツカミはバッチリです(笑)。
これはホルモン鉄道では珍しい、大谷さんリードで「アフリカ」。カラッと明るい曲調に石川さんのパーカッションが映える! あまり楽しいのでいまついアルバム「あなたとライオン」を聴き直してしまい30分ほど時が流れました(笑)。
このへんだったかな、石川さん新作CD-Rタイトル曲「マトリョーシカ」。なんといつも所在なさげにオモチャで茶々を入れていた大谷さんが「50の手習いで」パーカッションを担当! ライヴ後のSちゃんととっちゃんさんによるとこの関西3DAYSでだんだん上達してきた、とのこと(笑)! 石川さんの曲中アドリブは「辺り一面僕だらけ〜、みんな僕の海で泳ごう〜」みたいな夏らしい(?)やつでした。楽しくて大好き。
で、なんと私が無理ですよね、と言ってたにもかかわらず「ちょっぴり夜の歌も・・・」とお昼にやってくださいました、「包茎ジョナサン」! 脳内リピートしまくる、私的ホルモン鉄道代表曲。やっぱりこれがなくっちゃネ♡ 曲の合間に呆けた表情で大谷さんを見つめる石川さんがシュール。
そして石川さんは放心状態で店外へ(笑)。もうみなさんなにが起こるかお解りですね。大谷氏がステキなゲストを呼び込みます、Mr.ベースボールをお招きしての「キチガイスラッガー」!! 最前列でニコニコ聴いていた私は曲の合間にバットに見立てた筒でMr.に襲いかかられ、おもにホルモン鉄道シャツの「ホ」の部分すなわち右乳首を重点的に責められて爆笑しながら喘いでいました(笑)。これ本日の私のハイライト。最高でした。あっみなさんMr.を怖がらないで! 見た目とは裏腹に意外とやさしく弄られましたから(笑)!!
お次・・・だったかどうか定かでないですが石川さんのソロでも最近お歌いの「おじいさん」。毎回大谷さんが間違って「おじいちゃん」と歌ってしまう、と聞いていましたがほんとに最初の2回は間違っててあわてて修正してました(笑)。ソロの石川さんは低音ですが大谷さんは1オクターヴ高い音で軽やかに「おじいさん」と歌います。ニコニコほのぼのと洒落にならないおじいさんあるあるを連発する痛快ソング。終盤歌詞を思い出せなくなるも「おじいさんだからこういうこともある〜〜」とアドリブをかまし大爆笑。
これまた大谷さんのシュールに過ぎる「俺は潜水夫」。タイトルのセリフは一切出て来ません(笑)。すっごくしみじみする名曲たちの中にこういったなんじゃこりゃ?? ソングを紛れさせてくるから大谷さんはクセになります。俺は花瓶じゃねえ、ってわかっとるがな(笑)!!
石川さんたちがこのお昼にご飯を食べながら相談した結果、たま時代の石川さんの曲もホルモン鉄道のレパートリーにしてしまえば曲数がグッと増えるんじゃないか、ということで採用されたのが「リヤカーマン」!! 沸く客席!! 大谷さん「えっ、みんなこの歌知ってる?」ほぼ全員頷く客席。石川さん「知らねーのはおめーだけだよ・・・」とっちゃんさん「(ぼそっと)私も知らない・・・・・・」石川さん「たまがどんなアルバム出したか言えねーだろ?」大谷さん「知ってるよ〜タイトルだけは、そのろく、ひるね、さんだる・・・」おおおおお!!? 意外とたくさん挙げられた大谷さん! でも曲は一曲も知らないらしい(笑)。どうにかパーカッションとコーラスを付けようとする大谷氏、でも初挑戦だからトチりまくり、それがまた笑いを誘って面白い!!! ホルモン鉄道のいいところは失敗しても笑って楽しめちゃう空気があることです(笑)。
前半の締めは「どうでもワルツ」。なんかベロ出したかわいらしいオモチャで大谷さんにちょっかいをかける石川さん。ギター弾いて歌ってる大谷氏の肩にアゴをのっけてくつろぐなどやりたい放題。
ここで休憩。遠方からお越しになったPMさんにご挨拶。なんとご自作の石川さんの「着いたー!!」シャツをお召しで気合い充分!! 急に気持ち悪いおっさんが話しかけるもんだから周りのみんながあわてて「大丈夫、害のない変態だから」とフォローしてくださいました。ありがとうございます・・・?
後半戦はとっちゃんさんのソロから。「魂」「そっと咲く花になる」「鼓動」。て〜お〜さんも絶賛されていたその澄んだ歌声!! さすがはCDが高評価を得ていらっしゃるシンガーです。普段サポートに徹しているぶんそのギャップがまた堪りませんね。命の美しさ、力強さをしずかに語る姿はホルモンライヴの「精神の浄化パート」みたいな役割を果たしているようです。
続いて石川さんソロ。「メメントの森」「野のなななのか」。曲の雰囲気の静と動の差こそあれ、両曲ともに生きること、命について考えさせられる歌ですね。なんだかソロコーナーは偶然かはたまた計算か、コンセプトの統一がなされているような感じ。「野のなななのか」で感極まったSちゃんが曲が終わって客席に来た石川さんをそっと抱きしめたシーンがすごく美しかった。
ソロコーナー最後は大谷さん。「南部なまり」(洋楽カヴァー)「夢の出口」「魂の呼び声」。大谷氏のカラッとした諦念、みたいなものを感じる歌たち。たしか「戻っておいで」という歌詞に合わせて石川さんととっちゃんさんが舞台に上がって来て演奏に加わったのがカッコ良かった!! 急遽アイコンタクトされて出て行ったらしいですがそれを咄嗟に出来る阿吽の呼吸がもう国宝級。石川さんはまったく知らない曲だからアドリブで叩いていたそうです。これ凄いことなんですが石川さんのライヴではそれが当たり前になってくるから怖ろしい・・・!
さてしりとりが愉快な「カイボーするなら」。狂った歌詞をひとおおり歌ったあと展開されるアドリブしりとり。どんな展開になるかと思っていたらおふたりエロネタ大暴走、とくに大谷氏は「肛門カフェ」とか「シカバネマ〇コ」とか意味がまったく不明な下ネタを続々と発明、客席は腹がよじれています。そのうえフィニッシュも順番とか関係なしに連続してしりとりを敢行、「こーじのおちんちん!」で強引に曲を終わらせてしまいました(笑)。
大谷氏の「新譜」に収録されているこれまたヘンテコソング「叔母の財布」。親じゃなくって叔母、っていうのが絶妙に手を出しにくい感をあたえています(笑)。不可思議な進行、伴奏。エチオピア音楽に影響されて作った曲だそうです。
こんどはひさびさに聴きました、「たちあがる日本」。立ち上がればエベレストよりはるかに高い日本列島! 放射能を撒き散らしながら立ち上がってずんずんいっちゃう日本、しかし足元は意外と安全なのでもし立ち上がったら足にしがみ付こうね! というもしもの時ためになるソング(?)。
それに触発されて急遽曲を変えた大谷さん、「原発の話はやめてくれ」。だれもかれも不都合な事実から目をそむけたがる。辛いこと大変なことから逃避して目先の楽しいこと快適なことに没頭したがる無責任国家・国民を強烈に皮肉った歌。
これももはや定番曲、「ラザニア」。おいしく焼けたラザニア、それを嬉しく思う一瞬。どんなに辛い人生も、その一瞬があれば生まれてきた意味はあったのだ、という石川さんの哲学が込められた歌。大谷さんのオクターブ上の「生まれて良かったね」が沁みます。
ライヴのエンディングは癒しソング「境鉱泉」。笑い疲れた心と身体がふわ〜っ、とほどける歌。まさに鄙びた温泉にでも入ったような心地になります。名曲。
終幕! ホッホッホッホッホールモン、と退場と思いきやアンコールを即座に演者から要求(笑)、お店から出ていく前に拍手で再登場です!!
大谷さんがいったんお孫さんに与えた積み木を「おじいちゃんお仕事に使うから持っていくな〜」と4つだけくすねて(笑)演奏する「積み木くずし」。歌詞がやや複雑で途中いささかグダグダになりましたがそれもまた愉快。これまた一体どういうメッセージを込めて作られたのか謎なシュール歌。賽の河原を彷彿とさせるような、我々の人生とはかく無駄なことの繰り返しなり、と哲学的に伝えておるのか、こういった無意味なことの連続こそ世知辛い人生を潤すエンタテイメントの本質だよ、と言いたいのか、ただ単に積み木をガンガン叩いて歌ってみたかっただけなのか(笑)。
最後に来年発売予定のアルバム「哀愁のホルモン鉄道」だったかな? から曲、と「静かな親父」という歌。輪唱で2人が歌うはずなのにあとからかぶせる石川さんの歌に大谷さんがいっこうに合わせる気配が無くいつまで経っても2番まで進めないという哀愁のホルモン鉄道。しまいに石川さんが錯乱して客席を愉しく歌い回るというホルモン鉄道らしいエンディングに。大谷さん「おめーそんなに元気あるんだったらもう一曲やれよ」石川さん「・・・いや・・・・・・これで最後だと思って全エネルギーを使い果たした・・・・・・」おしまいまで会場は大爆笑。
久々のホルモン鉄道、胸いっぱい堪能しました! 終演後は私もようやく自家製マンゴープリンを観客兼店員のSちゃんに注文できて一安心、「マンプリお願いします」って言ったら大谷さんとMちゃんが喜んでました。超おいしかったです。アップルタイザーを2本も飲んだのはアップルはどっかの国の言葉で「オ・ポム」って言うからよ。でも誰もそんな細かいネタにはツッコまないというか気付きもしないので自分から言ってきもがられたわ。うふふっ。お2人にホルモンTシャツも見ていただけたし、関西石川組の皆さんとたくさんお逢いできたし、幸せ一杯の日曜日でした。はやく次のツアーが来ないかなぁ・・・! (オポム)
(本人より)初めての高槻でのホルモン鉄道ワンマン。ここの店主は元教師だということを知る。
さすが日本の裏教育に貢献する俺たちを呼ぶだけあるな!
ワンマンの時はたいていソロコーナーもあり。ホルモン鉄道が基本ハチャメチャ曲なので「そうじゃない歌もあるんでっせ〜」と別の感じを聴かせるようにしてるね。
やっぱりとっちゃんは一服の清涼剤だね。関西ツアー3連チャンの最後なので思いっきりはじけたよん!(まぁ他の日もジジイなりにはじけてはいるけど・・・)。
2016.6.27 THE LOCAL PROJECT「里もっちEP」発売記念の旅『里もっちの里帰り2016』 at 大阪梅田・ムジカジャポニカ
平日雨の月曜日。課長がお休みで職場はてんてこ舞いでしたが私は定時に仕事場を出ました。なんでか。ライヴに行くからじゃい! あらゆる残務処理を翌日に放擲し、私はダッシュで大阪駅へ向かいました。そう、今日は私、僭越ながら投稿仲間・西大路さんのエスコートという大役を仕ったのです。
思いの外早めに到着しそうになってしまったので、お店に着く前にアーケードで雨を凌ごうと呑み屋・カラオケ屋・エロス屋の犇めく阪急東通商店街で西大路さんとしばしトーク。
オポ「大学のときにここの商店街の裏ヴィデオ屋に通いつめまして」
西大路「はははは!! うちの後輩も研修先の・・・」
などと高尚な会話に興じておるうちに開場の19時の3分前。降るにつれひどくなる雨に打たれつつお店の前に行きますが今日はメンバーが多数いらっしゃる関係で準備が押しているもよう、開かぬ扉の前でアラフォー二人は相合傘で耐え続けました。あっでゅおめいぷるようこさんだ、今晩は!
今晩のライヴは予約特典があります。THE LOCAL PROJECTの演奏で石川さんが歌う、日本全都道府県の県庁所在地が憶えられちゃうCD-R・「県庁所在地音頭」。こいつは嬉しいぜ。収録曲は1曲だけだけどめっさ長い(もちろん47番まである)のでお得感は充分!
早速名物のチキンカレーとお酒を注文し、関西投稿チーム3人みんなでむしゃもしゃやってたら仕事帰りの顔なじみ・今日は着物じゃないSちゃん到着! いつもの顔ぶれ、嬉しいな。
オープニングは2組。まずは先鋒・激団モンゴイカ! 関西を中心に活動、“パーティージャグバンド”を名乗っていらっしゃいます。見たことも無い楽器が目白押し! 当HPインフォメーションとモンゴイカ公式サイトから引用しますと・・・
・団長(Nationalguitar.harmonica) ・ギロチンのまさ(Pianica.Musicalsaw.Andes.Toy magic) ・H.B山本(Clarinet.櫛kazoo) ・バーバー高津(Washboard) ・松竹梅木(JUG.Washtubbass.Woodbass)
(・ちゃっかり八兵衛(Tenorbanjo.Mandolin)※不定期ヘルプ参加団員、今宵はご参戦)
ね? なんだかよくわからんやつがいっぱいあるでしょ? 櫛にビニルを貼った櫛カズー、変わった形のギター、へんな瓶、ノコギリ、なんでか手品、中でも私がいちばん興味をそそられたのは金だらいに弦の付いた棒を立ててベースにしちゃうやつ。
しかし! はちゃめちゃな見た目とは裏腹に演奏テクニックはお見事! トークも軽妙! みんな歌うまい!! コーラスワークが綺麗!! しょっぱなから素晴らしいクオリティのバンドの演奏にいきなりテンションはトップギア! 良かった! おもろかった!! 団長と梅木さんがドラえもん&のび太似(笑)!! 曲中アドリブで「♪人類がはじめて木星に着いたよ〜」なんて入れたらステージ脇の扉から絶妙なタイミングで石川さんが『着いたーーー!!!』と突如登場しビックリ&喝采!! そんで叫ぶだけ叫んだらしゅっと引っ込まれた(笑)。
次の演者さんはどうも外国の方みたい、端整で物静かそうな感じ。ここでちょいとクールダウンかな? と思いきや超クセモノでした、ジョンソンtsu。いきなり口笛でギターを調弦しようとして高音の弦では高すぎて口笛が鳴らせない、という意味不明っぷりでまずツカミ、さてこの人は喋り出すとたどたどしい日本語か英語かな? なんて思ってたら甘かった、ぜんっぜん聴いたことない言語でビャーッと話してくるもんだからプチ混乱、でも身振り手振りでユニークな動きを入れてくるからみんな笑います。異国の歌詞を超絶なテクニックの変拍子を織り交ぜたギターに乗せて歌う姿に感動したり爆笑したり。曲の合間に緑の瓶をゴクゴクやるのでペリエとかかな、と思ったら泡立ってるからこれハートランドビールだ(笑)。飲んだくれて演奏って知久さんか(笑)!!
テンションがへんな歌、綺麗な歌、楽譜を挟んでるのは回覧板(笑)、どっちの曲をやるかむこうの言葉で「ど・れ・に・し・よ・う・か・な」で決める適当っぷり、急に拙い日本語で「民族旅館」なんて怪しい曲を歌いだしたり、英語詞の曲も日本人が英語をカタカナ読みしたみたいな(例:butをバットお〜、Believeをビリいブう〜)母音で終わる発音したりしてカタコト感満点(笑)、そのおかげで歌詞の内容も逆によく理解できるというおかしな現象が(笑)。この人美形でギターめっちゃ上手いけど芸風はほぼ石川さんだ(笑)!! ほんで終演後めっちゃふつうに日本語喋ってた(爆笑)。あんまりおもろかったのでCD買ったら意外と普通だった(笑)。褒め言葉ですばらしく狂っている。もう・・・ 今宵はなんてハイセンスなフロントアクト達なのでしょうか。
濃すぎるフロント2組ですでにおなかいっぱい、これトリはそうとうハードル上がるけど大丈夫か!? と若干心配しつつドリンクのおかわりをオーダーしておしゃべりしてたら我らが石川さんがパーカッションを組立てはじめられました! そうだ大丈夫、石川さんが居るじゃないか!
THE LOCAL PROJECTの今回のメンバーはギター2人と打楽器2人という構成、でも不思議とバランスのいい音楽になるから流石。それぞれが役割をしっかり理解して演奏なさっているから音に余分なものが混じらないというとあたりまえのようなことを言ってるように聞こえますがこれなかなか出来ることじゃないですよね実は。
BRAMONより羽賀和貴さん、ミックスナッツハウスよりプリンス王子、ソラネコののむらひろしさん、そして石川さん!
王子はなんかゆるいかんじでにこやか、羽賀さんは一見おとなしそう、のむらさんもにこにこ、石川さんはいつも通り。もう全員存在から癒し。
では石川さんから「これでレポート書いてね」と終演後に直々に頂いた(笑)セットリストで演奏楽曲を振り返ってみましょう!
1.しんしんしんしん……オープニングは軽快なショートソング。これはこの日のお昼に石川さんも訪ねられた東尋坊のお店「心に響くおろしもち」のCMソングでしょうか。雪の日が多い福井の海辺で食べるおろしもち。その景色と相俟って心に沁みるでしょうねぇ。
2.東尋坊ブルース……石川さんリードの演歌風曲。これ歌詞がいい・・・・・・マジメな曲ならではの石川さんのふだん見られない歌い方、泣きの入った節回し。新鮮だ・・・。しみじみ。心朽ちて東尋坊を訪れ、心温かい人々に励まされ、ふたたび命を輝かせる者への歌。
3.つくりもんまつりのためのバラード……富山県高岡市で古来から続く、収穫された野菜で人形やオブジェを作って祀る秋のイベント。それをピースフルな歌にしました。王子の歌声がピース感あふれていてグッド。
4.恐山アイスクリームパラダイス……お次は青森。アイスが大好きな羽賀さんのリード曲。出だしの石川さんの低音の読経で会場爆笑。なんと曲中で羽賀さんがイタコに挑戦、誰か呼んでほしい人はいませんか? と会場に問うとSちゃんが手塚治虫先生をリクエスト! 「(声色が変わって)・・・アトムの角はねぇ、何処から見ても同じ角度に見えガクガクガク」もう大爆笑。石川さんも「昨日までの彼とは違う」と驚き(笑)。
5.地蔵堂つっぱりもも太郎(←だったっけ・・・)……これもアイスの歌。新潟名物の、りんご果汁を使ったいちご味のアイスもも太郎。意味が不明ですね。タイトルからは想像もできませんがノリノリのナンバー、石川さんの即興パーカッションがキレッキレ!! この日のパーカッションは全体的にパワフルでカッコよかったです! 途中の3人のハモりがソウルフル!!
6.ア・ソコノコト・ナンテーノ……直球の下ネタソング(笑)。なるほどそれで石川さんが最近Twitter上で全国各地の女性器の名称を教えて、とかやってたんだな(笑)。さすがローカルプロジェクト。石川さん「大阪ではお〇んこと言ってもぜんぜん恥ずかしがられない〜〜!!」いや恥ずかしい恥ずかしい!! 私でさえ伏字にしちゃうくらい恥ずかしいわ(笑)!! ともかく石川さんが憶えて帰って欲しかったのは東海の女性器の俗称は「つんび」であることだそうです。こっちは普段使ってないから伏字にしたいと思わないので不思議(笑)。曲の終盤に石川さんが「お、め!」と叫ぶので大変だ! と思ったら寸止めし、「最後の一文字を、せーの!」の掛け声でフィニッシュ。オーディエンスの中で高らかにその一文字を叫んだのは背後のSちゃんひとりでした(笑)。私はこの時ほど自身が仮面変態であることを悔いた瞬間はありませんでした。
7.大阪パピー……なんとみんなが大好きな石川さんの愉快ソング「東京パピー」が当ライヴ限定で大阪パピーに!! ちなみに前日のライヴでは福井パピーだったらしいです。語呂的に、もひとつやけど(笑)。私は我を忘れてノリノリで『ス・ス・メ!!』と拳を突き上げて叫んでいました。つまみ出されなくってよかった。リンリンカンカンのコーラスをちょっとしくじった王子が石川さんから舞台上でダメ出しを喰らってちょいヘコみしてたのがウケました(笑)。石川さん「コーラス入る気配がまったく無かったから自分で入りました」(爆笑!!)
8.おもちのうた……王子作のおもち愛あふれたメロウなソング。サビで石川さんの入れるコーラスがキレイで好き。なんだか幸せになってきて私も「あ〜あ〜あ〜〜・・・」と口ずさんでしまいます。
9.里もっち音頭……ラストの曲。「もうアンコールされてもほんとに曲が無いからね!」とセットリストを見せてアピール(笑)。この日石川さんは里もっちを食べて来たそうです。お餅と里芋を棒で刺して砂糖醤油かバターかなんだかで味付けしたもの、だったかな。忘れちゃった・・・。ネットで検索してもなんにも出て来やしないんだから・・・! でもともかくうまそうなイメージは残っています。曲調がくるくる変わる楽しい歌。とくに石川さんのパーカッションがポップに弾けて似合う曲! なんてったって音頭ですからね! こういったはずむリズムの曲はたまでも頻出でしたからとくに石川さんとの相性は抜群なのだなーと勝手に思っています。途中の「さ・と・も・つ・ち」あいうえお作文ではジョンソンtsuのタイでのエピソードを語ったりつんびの話を蒸し返したりぜんぜん里もっちと関係ないやりたい放題(笑)。今宵も石川さんのハイクオリティのアドリブに腹筋を破壊されまくりました。
全曲目終了! ステージを後にするTHE LOCAL PROJECTの皆さん。しかしアンコールを用意してないと言われてもみんなもう一曲聴きたい!! 構わず拍手で再登場をおねだりすると出てきてくださいました!! でも何やろっか? これ聴きたい、てのある? と客席に問うとSちゃんが「新潟のやつ!」と素早く反応! 今日はSちゃんのファインプレーで滞りがちな流れがすべてスムースになりました。さすがはライヴに生きる女、影の立役者ですね! リクエストに応えて「地蔵堂つっぱりもも太郎(←だったかな・・・?)」を再演! 石川さんのいちばん格好イイパーカッションの曲をおかわりできて最高でした!!!
大満足のライヴでした。すべての出演者がおもしろい。曲が良い。笑いっぱなし、琴線ビンビン触れまくり。はじめからおわりまでずっと退屈しない当たりのライヴでした。雨で平日で大変だったけど、ほんとに来てよかった・・・・・・!!
「里もっちEP」とジョンソンtsuの謎のCDを買って満足、西大路さんは「おばんざいTOKYO」もお買い上げ。はじめてのムジカジャポニカは素敵な思い出が出来たことでしょう。大雨のなか京都駅のホームまでご案内してまたホルモン鉄道での再会を誓いお別れ。翌火曜日も課長がいなくって大変だったけど、躊躇わず行って大正解のライヴでした! 石川さん、THE LOCAL PROJECTの皆さん! そして物販で乳の揉み合いを展開していた〇瀬さん(笑)! またのお越しをお待ちしておりま〜す!!! (オポム)
(本人より)THE LOCAL PROJECTは今回のツアーでやっとバンドとして形になってきた。そういう意味では意義あるツアーだったね。基本ギターふたりの作る曲はポップだからね。そこに合いの手や邪魔をしていくのがこのバンドの俺の立ち位置と思ってる。あんまりメインのボーカル曲が多過ぎると他のユニットとの差別化が計れないからね。
これからどこか地方のCMソングでも歌えれば嬉しいんだけどね〜。
そしてこのライブから二週間も経たずにまたこのお店でライブ。次はホルモン鉄道!
カレーもおいしかったなあ。
「アイドルになっちゃった!」ライブ&トーク 2016.5.28
今回はチャットでダメもとで前座を申し入れたところ石川さんに快諾していただき1曲ソロで2曲がらくたセッションで歌わさせていただきました。
前座が終わってからは石川さんソロライブです。
セットリスト
ひとり闇鍋
夏のお皿はよく割れる
リヤカーマン
冥王星
おじいさん
ネクタイ
おいしいうそがいっぱい
お題トーク
マトリョーシカ
野のなななのか
ガウディさん
メメントの森
玄関
夜の牛たちのダンスを見たかい
ラザニア
東京パピー
トークコーナーはアウトデラックスの直後だったこともあってマツコ・デラックスさんの話題やおそ松さん、昔好きだった人との再会からうんこのことまでいつもきけないようなMCが聞けて楽しかったです。
即興で話しているはずなのにどの話もひと山ふた山あってからオチがあって石川さんの引き出しの多さに魅了されました。このお客さんがお題を描くコーナーまたやってほしいです!
「おじいさん」「ネクタイ」「ラザニア」の3曲は名古屋で初披露?でした。
前回のなんやソロライブからがらりと変わった、新旧織り交ぜられた楽しい内容。
おじいさんはクイズにも登場しタイトルだけは知っていましたが大谷さんがおじいさんになった記念の曲でした。コミカルでキャッチー。
ネクタイは製作途中の曲。石川さんのらしさが詰まっているように感じました。ギターも他の人がやらなさそうな奏法、よくわからない恐怖が迫りくる感覚あり。こちらも次回のライブで生き残っていてほしい。
マトリョーシカは昨年も披露されてもしかしたら没になるかもしれないと言われていましたが無事レパートリーとして残っていたようです。この曲で少しいじられました。次回会うときはもっと剥かれて小さくならなくてはならない...笑
ガウディさんでは「約束が全部取られちゃってどうしたらいいのかな」「約束なんてない方がいいんじゃないか」と不安になる様子から最後には「約束がなくても僕は大丈夫です」と言い切る流れに皆ハッとさせられたはず。
ラザニアは初めて聞きました。確かタイトルをもらって曲を作る企画の時に作られたものだったと記憶しています。ラザニアというタイトルだけからは想像できないテーマの曲でした。「生まれてよかったね」と繰り返すうちにすごく心が晴れていく。生まれたこと全肯定!万歳!
東京パピーは何とギターを弾かせていただきました。
DMで「もしアンコール等あった場合、俺があまりソロではやらないたま時代の曲って何かギターで弾けたりする?」と訊かれたので用意していたのですが無事披露できてよかったです!
僕にとっても聴きに来たお客さんにとっても嬉しいサプライズでした。みんなが喜ぶようなことをどんどんやっていこうとする石川さんの演出は本当に素晴らしいです。
他の方が言っておられたことですがラザニアで心打たれた後の楽しい楽しい東京パピーがものすごくよかったです。
また名古屋に来る日を楽しみにしてますね。(ちゃんこなべ)
(本人より)チャットで前座頼まれたの初めて。その積極性を買った!
あっ、誰でも前座頼めばやれるとは思わないでね。既に彼の曲は聴いて知っていたので。
次はどんな難しい曲を選ぼうかな〜(笑)。
2016.6.28 石川浩司ソロ 名古屋なんや
先月28日に名古屋の「なんや」で石川浩司さんのワンマンライブがありました。題して「アイドルになっちゃった!」ライブ&トーク。この2日前フジテレビ系の「アウト×デラックス」に石川さんが出演されたばかり、というまことにホットなタイミングで開催されるライブでした。
今回は、愛知県半田市を拠点に音楽活動をされている二階堂勇次さんがオープニングアクトをつとめ、石川さんのパーカッション、二階堂さんのギター&ボーカル、という合奏も聴けました。
本編に入って最初の曲は『ひとり闇鍋』、そして『夏のお皿はよく割れる』『リヤカーマン』と続き、石川さんのディープ&シュールな世界にぐいぐいと引き込まれました。
『リヤカーマン』はずっと前から大好きな曲でして、曲中に、リヤカーマン、軍手マン、のーしんとーマンという3人の「○○マン」がさっそうと登場します。さっそうと登場したわりに、その活躍ぶりがひたすら無用・無芸でして、それがたまらなくいとおしいのです。リヤカーに上半身を乗っけて坂道を下りてるだけのリヤカーマン、数十年間も軍手をつけ続けて町を歩いてるだけの軍手マン、頻繁に脳震盪を起こしては道に突っ伏してばかりののーしんとーマン。「○○マン」という、まるで正義のヒーローのような名前を背負いながら、正義とも悪とも無縁の次元で、とことん無能・無意味をつらぬく愛すべき道化たちに魅了されました(笑)
休憩をはさんで第2部。お客さんが入場時紙に書いた言葉をもとに石川さんがトークを繰り広げるコーナーから始まりました。「トムヤムクン」「イカ天」「アニメ」「神保町顔のYシャツ」「ストーカー」「マツコ」などなど、すべてのお題に応えきってトーク終了。曲へと入っていきました。『マトリョーシカ』とか『ガウディさん』とか『玄関』とか、いい曲が続きます。
そうして本編ラストの曲が『ラザニア』。生まれてきたことへ絶大なる讃歌です。どんな生まれ方をした人に対しても容赦がないほど生まれてきたことを徹底的に讃えていて、熱いものが込み上げてきました。
アンコールに再び二階堂さんが登場。石川さんがボーカル&パーカッション、二階堂さんギターで『東京パピー』が披露されました。『ラザニア』で胸がジーンと響いているところにとってもノリの良い『東京パピー』ですから、感情が大きく右から左へ揺さぶられた感じで、それが大きなカタルシスに。みごとな大団円でした。(稲垣高広)
(本人より)新曲の『ラザニア』『マトリョーシカ』は7月発売の「玄関」に続くにゅーぎにあれこーどの4曲入りCDに入る予定です。
是非買ってやってくだせえ!
2016.5.26 フジテレビ「アウト×デラックス」
石川さん&でゅおめいぷるようこさんの京都・SOLE CAFEの素晴らしかったライヴ当日、我らの石川さんがTVにトークでご出演という目出度いお知らせに関西石川組は狂喜乱舞、中には全裸で待機したものもいるとかいないとか(笑)。
私は残念ながら大阪へ帰る真っ只中でしたのでリアルタイムで拝見することは叶いませんでしたが、親しい方から録画したものを頂いたので喜び跳ねて視聴、久々の石川さんのTVご登場に興奮、爆笑、嬉しい気持ちでいっぱいでした。
この「アウト×デラックス」は世間的にアウトなことをしちゃう皆様をお招きしてそのアウトっぷりに感嘆する、という内容ですが我らがアウトサイダー石川さん、満を持してのご登場です。肩書は“大事な物は捨てていらない物は集めちゃうたまのランニング”。マツコ・デラックスさんや矢部浩之さんらが待つお部屋に「着いたーーーー!!!」と叫びながらご入室! ・・・まぁこのあとの石川さんらしいお茶目なコメントは削られちゃったそうですが(笑)。ランニングに取り付けたピンマイクがちょっと可愛いですね。
まぁ内容としては我々ディーープファンはすでに存じ上げている内容が主でしたが、たま以来石川さんを久々にご覧になる皆様にはもう爆笑のエピソード満載だったでしょうね。拾った太鼓がきっかけでパーカッション担当になったとか缶の保管のために埼玉に住んでるとか、ランニング封印→復活とか紅白ご出場トロフィを10000ポイント獲得投稿者にあげちゃうとかシルク・ドゥ・ソレイユにスカウトされたとか・・・。いや知ってても爆笑してましたけどね私。
それにしてもこの番組がよかったのは、これまでの凡百のご出演TVと異なってちゃぁんと石川さんを“山下清ベース”として扱わず、いつも私達がライヴ会場で拝見している石川さんのほぼそのままの雰囲気をナチュラルに伝えている点で、また他の出演者さんはともかくマツコさんが常に随所くだけつつも石川さんに敬意をもってご対応されていたところに好感がもてました。そしてちょいちょい画面下に出て来るアウトのポイントのキャプションがいちいちセンスがあって面白く、ペットボトルが増えてきて缶飲料の種類が減ってきてコレクションがもうすぐ終えられる、というエピソードのところでは『さよなら缶類』、毎日足し算で投稿ポイント計算をしていることに触れて『足し算生活 引くに引けず』とか、ウマい!!
今まで石川さんのキャラクターを天然系と誤解していた方々も、これで随分真の石川さんのセンス・実力に気が付いたのではないでしょうか?? 石川さんの笑わせ術がズバリズバリ決まっていくのを、私は何とも言えない誇らしいような気持で拝聴し続けました。
おおよそ13分のご出演時間、ほんとうに幸せなひとときでした。これからもこのような良質のTV出演の機会がありますように!! (オポムチャン)
(本人より)最近のバラエティテレビ出演の中では出色だったね。
パスカルズのこと話せたなんてほとんど初めてかも。
流石自身がある意味アウトな道を行くマツコさん。ありきたりな色眼鏡じゃなくちゃんと俺を見てくれたねー。
でもマツコさんって俺より十歳以上年下なんだよね。あの貫禄からついつい丁寧語を使ってしまふ・・・。
5月26日 アウトデラックス
「ついたー!」と言いながら登場した石川さんを見て、ああ石川さんだ、となんだか嬉しくなりました。ディレクターの方から指示されたことだとTwitterにありましたけどね(笑)
空き缶の話では、「カケフオレンジドリンク」や、「コーヒーの香りの紅茶」など、昔マルイパーソナルカウントダウンで紹介されていた空き缶がまた紹介されてましたね。あの缶達が相当気に入ってるんでしょうか。(マルイの方は動画で拝見しました。)でも空き缶のために埼玉に住んでいてもあんな袋詰めで保管するなら、倉庫とかなにかを借りて飾った方がいいのでは!?とツッコみたいです。空き缶収集がもうすぐ終わりそうで喜んでる石川さんの笑顔、それはそれは素敵でした。
シルク・ドゥ・ソレイユがあのパフォーマンス欲しくなっちゃうのも分かります。ていうか、あのシンバルのパフォーマンスでなくても、石川さんが太鼓を叩いて歩き回るだけでも充分面白いです!その場で叩くだけでもパフォーマンスとして成立しちゃいますよ。
まだ石川さんのライブには行けたことがないのですが、今回やっぱり行ってみたいと改めて思いました。
早いとこ予定を見て伺います。(たまちゃん)
(本人より)コレクションの袋は手前の一部だけでほとんどはプラスチックケースに入れて保存してます。
コレクションの写真が欲しいということだったのだけど「こういう状態なので撮影出来る状態ではありません」と送ったところ、それが使われてしまった(笑)。
ライブはお早く来て〜。もう年だからいつまで出来るか分からんので!
2016.5.26 石川浩司「アイドルになっちゃった!」ライブ&トーク at 京都 SOLE CAFE
オアア・・・ 折角の久々の石川さん関西御来訪というのに課長が連休じゃん・・・ ほんで京都じゃん・・・ と完全に諦めモードだった私ですがその2日前に不測の事態が勃発、詳細は伏せますがなんと急転直下で参戦可能と相成り、大好きな石川さん&でゅおめいぷるようこさんのセッションを拝聴できるという幸運に見舞われたのでした。
小雨の中、阪急大宮駅からバスに乗り会場SOLE CAFEへ。前にも一度来たことがありますがバスが大変! 停留所はぜんぶ止まるし碁盤状の街だからとにかく信号が多い! 京都のライヴは良い会場が多いのですが辿り着くのがどれも難しいので、次回までに空中浮揚を会得して臨もうと思います。あほか。閑話休題。
会場入口にはかつてホルモン鉄道のスタッフを勤めてくださった“みんな大好き”脚本家なおさんからステキなメッセージ付きのお花が! 早速ハッピーな気持ちになりました。店内に入るとて〜お〜さんが最前列で手招き。横に座らせていただきました。関西の投稿王太字ランカー(えばるな)たる我々が陣取った最前列のテーブルには、ななんと石川さんがこのあと叩くであろう様々な叩き物が・・・! これ絶対ここに置いたまま叩きはるよな・・・ と想像しました。すげぇ席だぜ。レアだぜ。ほんでて〜お〜さんのアイスコーヒーの運命が心配だぜ(笑)。ようこさんが用意された木の板、ペコちゃんポップキャンディの入れ物、あきらかにお店にあったトマトソースの缶々・・・ う〜ん楽しみ。
そうこうしているうちにHiroroさんもご到着。おお・・・ 関西投稿者チームが最前列を固めるぜ・・・(笑)! ほかにもライヴでお見かけする方々も何人かいらっしゃいました。物販には発売されたばかりの「おばんざいTOKYO」に「玄関」、ようこさんの「楓・二人囃」I と II が。・・・・・・ぜんぶもう持ってる・・・・・・。貢献できなくって残念です。
さぁ開幕! 石川さんとようこさんが仲良く揃ってご登場です! ようこさんは黄色の石川さんTシャツを纏っての演奏! なんというキュートさだ(笑)!! 客席にもあと2人コージTシャツがお見えです。みんな素晴らしき石川さん愛。
まずはようこさんのオープニングアクトから! ソロで演奏するのははじめてというようこさん、「ドキドキドキリコ初体験(81)」にも投稿なさっているように普段お弾きの曲をソロ用にアレンジし直し、なんと石川さんばりの鈴サンダルを装備して足でリズムを刻みます! 凄い! こんな裏技まで仕込まれたなんて・・・! ようこさんのプロ意識を感じました。マンドリンといえば思い浮かぶのがトレモロ奏法ですが、ここ(ソロ)ではあえて抑え目に。その理由は後になって判明します・・・。マンドリンでは実現が難しい柔らかい音色。いつもながら素晴らしい。我々の横でかぶりつきでご覧になっていた石川さんの視線に緊張なさっていたとのことですが、初めてのソロとは思えない堂々たる2曲でした!
そしてお待ちかね石川さんとようこさんのセッションです! 私はこのお2人の素敵なセッションを大阪梅田のムジカジャポニカで拝聴し、CDをもとめたご縁でデュオ(トリオ)・メイプルのコンサートにもちょこちょこ寄らせていただいているのです。まずはそのコラボCD『楓・二人囃 II』のオープニング曲「メイプルマーチ」。陽気なCメジャーのマーチを石川さんのポップな即興パーカッションで。お客さんから鍋を提供されパーカッションの音色もヴァリエーションを増します。まさに目の前の机上で叩かれる檜板! ペコちゃんポップ! 鍋! 鈴! 缶! 危うして〜お〜さんのアイスコーヒー(笑)!! 予想通りの展開に。しかし石川さんの絶妙な力加減と迅速かつ巧妙な叩きものの位置補正によりコーヒーは守られました。流石のプロフェッショナル・・・・・・!
もう一曲は最近のメイプルの定番になりつつある「ラティーナ」。ハイテンポのEmのラテンナンバーです。この曲は出だしが6/8調に聴こえてそのあとふっと3/4のワルツに変わるので、私は毎回一瞬どの拍子かわからなくなってしまうのですが石川さんも一瞬「ムムッ?」という表情をされた気がしたもののすぐさま曲に合わせてリズムを刻まれました。もう神ですね。即興でこの曲のリズムを掴み取るとは・・・。いつもはギターをバックにしての演奏ですが石川さんの変幻自在のパーカッションと合わせて聴くのは不思議な感じで新鮮、新しい魅力が生まれました。
ここでようこさんは客席へ。きっとまたアンコールでセッションしてくださることでしょう。わくわく。
石川さんは今日はひとりで寂しい、なぜなら愛妻あるさんがニヒル牛のみなさんと欧州旅行に行っちゃったから、と。そのひとりの寂しさから「ひとり闇鍋」へ(笑)。久々に聴きましたがやはり「・・・新郎も新婦も、俺。」のくだりで急にメロディを歌わず語り調になるのがツボですね。
(以下曲は楽し過ぎて順序等記憶があやふやです。ご了承ください)
「♪となりむらの〜」おっ、これも久々、「夏のお皿はよく割れる」。今日は出だしは安全ヴァージョン(笑)。Hiroroさんのテーブルの下に潜ったり会場の隅っこに隠れたりして「もぉ〜〜いぃ〜〜かぁ〜〜〜〜い」「むぁ〜〜だ〜だよぉ〜〜〜〜」のアクションがひとつひとつ面白い・・・ 何回も聴いてるのに、同じ演奏には決してならないのが石川さんの魅力、ましてやこの曲はとくにそう(笑)。途中で「いまこの人はもう道路公団とかお爺さんのことはすっかり忘れてます、そういうタイプの人です」とらっきょ売りに誘惑された主人公(?)の心境の説明をだしぬけに入れてきたのにまた爆笑。
「次はたま時代の僕ヴォーカルの唯一のシングルなんですが、こんな曲をシングルにするなんてやっぱり90年代はバブルだったんだな、って思います」なんておっしゃられたんですがこれ大好きですよ、「リヤカーマン」。・・・んん、まぁ確かにシングルカットするには少々エッジが利きすぎてる、ちょっとパンクな楽曲、です、ね・・・(笑)。初聴きで爆笑したり、弟と替え歌したりと想い出深い一曲です。
「♪通りのむこうで声がする、むこうで・・・」ほぅっ?「・・・は〜〜いむこうでじゃな〜い、いま巻き戻してるところで〜す」会場また笑い。石川さんはハプニングをおもしろくする天才です(笑)。「冥王星」。仕切り直しではこのテンポの速い曲をバッチリ再演、私この歌詞今でも憶えきれない(笑)。この曲は間奏部の石川さんの“声ソロ”がまたジャジーでかっこいいんです。
曲順はおそらく出鱈目ですがガラッと雰囲気を一転させる「ガウディさん」。Asus4とDM9の繰り返しが心地よい。雨の夜にとてもフィットする空気を纏った曲だ、と聴きながら私は口を半開きにしてトランス状態。さぞかし隣のて〜お〜さんは気味が悪かったことでしょう(笑)。
たしかこの辺りで登場、ホルモン鉄道では披露済みの新曲「おじいさん」。大谷さんが毎回「おじいちゃん」と間違えて困るという(笑)。低いラで「おじいさん・おじいさん」と続けるフレーズが印象的、けっこうシャレにならない老人あるある(?)を明るく歌い飛ばす痛快ナンバー。切ないのに笑っちゃう。曲中でお客さんイジり、ようこさんを指して「おねえさん」、私を指して「おにいさん」、しかしその後は「おっさ・・・ おにいさん」、「お、お・・・ 男勝りのおねえさん」とか言いたい放題(笑)。
・・・えーとね、この先も一時間くらい書いたんですが間違って消しちゃったのでちょっとテンションおかしかったら御免なさいね(泣)。
折角だからと新曲の試し斬り、私は前回もここで名曲「玄関」のプロトタイプの初披露を拝聴できたのでSOLE CAFEはなんだか石川さんにとってそういうことをやってみたくなる場所なのかもしれません。タイトルは「ネクタイ」。ギターの低音弦すなわち6弦でひたすらミ・ド・♭シ・ミ・ド・♭シ・・・・・・ と素早い3拍子で繰り返す不気味なスタート、そこへそっと呟く「ネクタイ・・・」。ネクタイを締めるという行為の滑稽さをシニカルかつダークに歌う、石川さんの真骨頂のような逸品。「もししばらくして消えてたら、それは心の傷になってるのであまり深く追求しないで下さい(会場笑い)」とおっしゃいましたがこれは良い味! 残ってほしいですね〜。
前半の最後は昔から歌い続けられてきたこれまた名曲「おいしいうそがいっぱい」。勝手な偏見ですが作られた当時は今よりもおかまさん達が冷遇されていた時代かも? これまた滑稽なテイストの中にも嘘を嘘で塗り替えて生きていくおかまさんの虚しさ・切なさが垣間見えます。「虚飾に虚飾を重ねていけば、もう嘘は存在しない」なんてフレーズをどっかで聴きましたがまさにそんな世界。この日私は曲中のすさまじいシャウトを初めて拝聴したのですが、どうしてあんな絶叫ができるのでしょう、石川さんの声帯は不思議です。それにしても歌詞と言いギターと言いじつに味わい深い一曲です。
休憩を挟んでアイドルトークコーナー。話題は「健康」「時計」「海外」「HP」とかだったかな? 私はもちろん「投稿」というお題を提出(ライヴ前に紙に書いてあらかじめ提出済)しておったのですがもろ「HP」とかぶってしまいました(笑)。そっか、私の横はて〜お〜さんだった・・・(笑)。
この辺でMCだったかこのコーナーでのお話だったか、記憶の断片のトークを挙げましょう。
・今もライヴが続いて疲れがたまると高熱を出すことが多いが、小さい頃もよく40°Cを超える高熱を出し、「今夜が峠」の峠を何度も越えてきた。助かっても脳に障害が残る、と言われ、そのおかげで今こうしてこんな歌を作って暮らせているので結果オーライ
・時計は腕に巻くのがキライなので、100円ショップで買った時計のベルトを外してポッケに入れている。ともかく腕や足などを拘束されるのが大っ嫌いなので、万一手錠をかけられるようなことがあれば無茶苦茶に暴れ出しそうなのでそういうことがないように生きてゆきたい
・たま時代、海外はパリ・ニューヨーク・ネパールなど様々な国で演奏してきたが、ファンクラブツアーでバリ島に複数回行ったのは社長の滝本さんがすっかりバリにハマってしまったから
・アイドルユニット「えんがわ」のデビューシングル「おばんざいTOKYO」は“犬として生まれてきた男の子の歌”だった。『石川さんはおばんざいって食べたことありますか!?』と彼女らは「おばんざい」という料理があると思い込んでおり答えに困窮するも歌詞の中におばんざいは一切含まれておらず衝撃をうけた
・HP「ひとりでアッハッハー」は1999年から続いている投稿型ページで“読む深夜ラジオ”を作ろうと思って始めた。今夜放送される「アウトデラックス」の収録でもこのHPのことが取り上げられ、例えば「なーにこのオポムチャンって?」とかそんな会話があったけどHP紹介のくだりは放送されないかもしれません(結果めっちゃ放送されました。私は名前こそ呼ばれなかったものの画面にハンドルネームがアップになって勝手に大興奮してました(笑))。
・今日お車で来た方はいらっしゃいませんか? 雨だし夜だし宿まで載せて行っていただけたら・・・ と募ると三重から車でお越しの方が快諾、無事帰りの足を確保
随所に爆笑を重ねた楽しいトークコーナーのあとはライヴ後半戦。ここからはマジメな曲を、と出だしは最近の定番の楽しい曲調の「マトリョーシカ」。そして「友達が死んだときに作った歌です」と「メメントの森」。ここ最近出来て歌われている今の石川さんを代表する歌たちが続々と。「ラザニア」「野のなななのか」「玄関」・・・・・・ 泣かせのレパートリーですね。いずれも聴くたびに高音の伸びがどんどんグレードアップしていくという素晴らしさ。この辺りは何度もレポートしてきたので楽曲の素晴らしさをあらためて私の野暮な文で綴るのは控えます。ただ私が震えたのは前奏のアドリブソロが際立ってかっこ良かった「夜の牛たちのダンスを見たかい」。毎回不規則なギターを奏でてくださるのですが今回はとくに素敵でした。またこれらの楽曲について重大な・・・ っと、これは内緒でしたね。ウフフ。
最後の曲が終わり、退場される石川さん。みんな万雷の拍手でアンコールをおねだり! するとほどなくして石川さんがリターン。
「いや〜よかった、お客さんが良い人たちで。呼ばれなかったらどうしようかと思った」
こんな楽し過ぎるライヴをして頂いて、みんなアンコールが欲しくないわきゃありません(笑)!! 客席のようこさんを呼び込み、ようこさんのリクエストで奏でられたのはまさかの「秋の風」。この物悲しい曲に哀愁をこれでもかと加えてくる、トレモロの効いたマンドリン・・・・・・ もう堪りません。そんな物悲しい曲調に乗る歌詞が「チンポ」ですよ!? 私は曲が奏でられている最中、もう可笑しくっておかしくってずっとプルプル震えていました。爆笑しそうになるのを必死でこらえていたんです。先のソロでようこさんがトレモロを抑え目にしてたのはこの超マンドリンが似合う「秋の風」へのフリだったのか・・・! と変な勘繰りまでしてしまうほど、最高の演奏でした。ようこさん的には笑わせに来たのではなかったんでしょうけど・・・。でもこれは私の中で「秋の風・ベストテイク」に永久決定です。ほんとこの組み合わせ、反則(笑)!!! マンドリンに乗っていつも以上に高揚した石川さんのギターと歌も絶品でした。
ほんとうに、来てよかった。
京都のライヴは帰りが大変なのでとくに平日はハッキリ言って腰が引け気味なのですが、それをいとわず来てみたらそらもう最高でした。
久し振りの石川さんは、心から私を笑かしてくださいました。アトピーが良くなりました(マジで笑)。
ようこさん、石川さん、素敵なライヴを本当にありがとうございました!! またお2人のタッグが観られる日を、心待ちにしています! (オポムチャン)
(本人より)この日は雨だし平日だし町中からは離れてるしで大変なとこ来てくれてありがと。
SOLE CAFEはなんか気持ちがスゴくラフになるというか、自由になれるんだよね。
もちろんどこの会場でもその時なりのベストを尽くしているつもりだけど、場所と歌が合致することってのもあるからね。
SOLE CAFEはその点では俺の持ち味を引き出してくれるお店なのかもね。
今年は5月のこのライブに引き続いて現時点で決まってるもので6月(大阪)7月(京都・大阪・高槻)9月(奈良)など関西はいろんな形態で行くので是非みなさんお越しくだされ!
5月26日㈭ 京都Sole Café 石川浩司「アイドルになっちゃった!」ライブ&トーク
とってもいいライブでした。
平日の夜、雨、という事もあり、いつもより少ないお客さんを前に
「今日は、一人一人にしっかりお伝えしたいと思い、あえてお客さんの人数を減らしてみました!」
というMCのとおり、とても贅沢な空間で、まったりほっこりしました。
まだどこででもやっていない新曲を2曲も聴けました!!
「お爺さん」「ネクタイ」
最近シリアス系の新曲が続いていたのですが、今回久々にポップなコミックソングです!!
「お爺さん」は一節一節がいちいち面白くてシニカル!!クスっと笑ったりゲラゲラ笑えたり、楽しい歌!
「ネクタイ」は石川さん曰く、実はまだ未完成との事。
今後、変化していくかもしれないし、消えていくかもしれないと仰っていたけど、私はこの歌、大好きですっ。
今のままでもカッコよく面白いけど次に聴ける時、どういう変化を遂げるのかもとても楽しみだなーっ。
石川さん、絶対ボツにしないでくださいね!
ネクタイ、痛くね?
という回文がメインテーマ。曲がまたかっこよろしいのよ!!
全国の石川浩司ファンの皆さん、お先に聴かせていただきました。今後各地で聴ける日をお楽しみになさってくださいね。
初体験に投稿したとおり、今回は前座をつとめさせて頂き、色々思う様にできなかった面もあり、石川さんのライブ中、若干放心状態でした(´・ω・`)
のでハッキリとしたセトリを覚えておらず申し訳ないです。
その辺りは別の方がきっと投稿してくださると思います。
もとい、その放心状態の中で聴いた「ラザニア」は最高によかった。
生で聴いたのは今回で2回目でした。
最初に聴いた時も「わーっいい歌だ。名曲だっ」と思ったのですが、二度めのこの日前回と少しイメージが変わっていました。
これもきっと、歌っていくうちに変化して行ったのでしょうか?
石川さん「いや、多分、それは、前回は間違えて歌ってたんじゃないかな(笑)」
私「えーっっ(笑)」
「生まれてよかった」という歌詞が繰り返し繰り返し出てきます。
オンリー・ユーの「死なないでよ」「生きてておくれ」「それだけでいいのさ」同様、自分がこの世に存在していていいんだーって安心できる。
そして「マトリョーシカ」も好き!!
どんなに着飾っても、自分の中には自分しかいないんだよなーっ。
「夏のお皿はよく割れる」「冥王星」「夜の牛たちのダンスをみたかい」「メメントの森」「野のなななのか」などお馴染みの名曲に加えて「おいしいうそがいっぱい」も久々に聴けてよかったなぁ〜。あー本当に。
そして、今回は「ライブ&トーク」です。
入場される時にお客さんが書いてくださったお題について石川さんが語るというもの。
「健康」「時計」「夢」「睡眠」・・・・
あれ?なんかもっと石川さんっぽいベタなお題がくるのかと思ったら、わりと普通の・・・(笑)
あーそうか。何か特別な事よりも、皆さんきっと「スターの日常」を知りたいのだなぁと思いました。
帰りにポケットから取り出された時計を目撃しましたが、本当にベルト無しでした!!
でも腕に巻かないならベルトの必要ないですもんね!!
とても理に適っている!!
夢を見ていない事がないとおっしゃる石川さん。確かめたい人は一度一緒に寝て途中で起こしてみてください!
その時に見ていた夢をお話します!!ですって。確かめたい!!
順番がバラバラですが、セッション!!
ツイッターにも先走って書いてしまったのですが、石川さんはやはりスゴイ。
Aの音のおもちゃ笛を持って行ったのですが、初めて聴く私のオリジナルをやる時にしっかりAの所で笛が鳴っていました。
マンドリンとばっちりユニゾンになり、ビックリしました。
そして最後のアンコール曲。
これは私がリクエストしていた曲で、最後に一緒に演奏に加わらせてもらいました。
この曲も最近あまりライブで聴かなくなっていたので、よかったなぁ。やっぱり名曲でした。(でゅおめいぷるようこ)
(本人より)お疲れさま!セッションありがとう。
ライブって狭いとこ広いとこ、ステージの高いとこお客さんと同じ高さのとこと店によっていろいろ。
SOLE CAFEさんは交通の便がいいとは言えないけどほど良い大きさでフラットなステージなのでアットホームな感じで出来るので好きなんだよね。
だからここで初めて試してみれる新曲などもある。
お喋りもなんかとてもラフな感じに出来るんだよね。
やはりこの日もこの日だけの一期一会の歌やお喋り、そして素敵なセッションが出来たと思う。
雨の中、平日でがんばって辿り着いてくれた人のご褒美になれたら嬉しいな。
千倉イベント 2016.4.30
前述の初体験を経てから、千倉の会場へ到着しました。車でアクセスは楽だったものの、1時間前にもう駐車場は大混雑。なので、会場の少し裏の路地に停めました(何台か、ほかにも路駐はあり、戻った際にもステッカーは貼られずに済んでいました)。
しかし、まだ1時間前の前座の時間帯ではありましたが、ミニステージ周辺のエリアも徐々に人が集まりつつありました。ステージの目の前には、ビニールシートを敷いた方々も陣取っています。
どこを確保するか、考えた末、ステージから若干離れているものの、正面から見られるベンチにしました。ただ、Gさんの幕が始まった時点で、相当前に他のお客さんもいて、立たなければ見えず、写真もカメラを高く掲げなければ、撮れないような状態になってしまいました。(ときどき後ろを振り返り、自分の後ろで見ている人の迷惑になっていないか、注意していましたが)
さて、このイベントは自分が覚えている限りでは、2008年と2011年のゴールデンウイークにも2回行われていて、今回が3回目とのこと(2008年には約束ライブ、2011年には偽善者の夜イベントもあったため、それらも含めればメンバー3人が集まった時はまだ多いかと思いますが)。しかし、自分は過去のイベントやライブの際、海外滞在中で足を運べず、悔しい思いをしていたのです。加えて、解散翌年の春にあったたま企画室のガレージセールへ向かおうとしていたところで、親戚に不幸があり、つくづく自分は解散後、時間と場所に恵まれていないなと、運命を恨んでいたものでした。
それだけに、今回のイベントはタイトかつ寝坊なり事故なりのリスクも大きいスケジュールの合間を縫って、足を運んだ甲斐があるものでした。久々に会う同じファンの方々も見かけて、初めて生でインストアライブを見た時や、海外滞在の前に気持ちだけですが、戻れたようでした。
石川さんの幕では懐メロとして「ウララ」がありましたが、CDやビデオの時とはアレンジが完全に変わっていて、月日の流れを感じてしまいました。あとは最近の曲がほとんどで、13年も経ったんだなと、改めて実感しました。
ちなみにGさんが他の2人と比べて、選曲にたま時代のものが多い印象がありました。ステージの後ろや前を走り回る子供もいたものの、相手にしたのは知久さんだけでしたね(笑)
しょぼたまコーナーでは、「3人で一度も合わせてない」と言っていたものの、その割には「青空」と「あるぴの」の勘違いや、「レインコート」の中断を除いて、比較的演奏がスムーズに見えました。「ラッタッタ」の中盤で、若干音程に変化が感じられましたが、これもアレンジを変えたのでしょうか。
そんなこんなで長い5時間が終わり、終演後にスタッフの方々とも雑談を交えた末、帰路につきました。
この時のテンションのおかげか、翌日以降の早朝出勤も難なくこなすことができました。
知久さん曰く「また3人が集まるのはあの世」とのことでしたが、あと一度ぐらいは間近で3人を拝む機会に恵まれたいものです。(Hi-)
(本人より)山口マオさんが主催するこのイベントには実は第一回に既に解散前のたま(しょぼたま)で出てる。
それ以来何かと呼んでくれてる。ちなみに去年は俺は二日間ともソロで出演した。
風の強いまさに「潮風王国」。新たな聖地になりそうっす。
ホルモン鉄道VSサイモンガー‧モバイル/入谷なってるハウス
自分にとっては、初めての「ホルモン鉄道」ライヴでした。
ファーストアルバムは持っていたものの、予備知識が全くなかったのでドキドキでした。
一番ショッキングだったのが(良い意味で)、「本当にパンツ一丁になるんだ!」という事です。
気分が高揚した特別な時だけ脱ぐのかな?と思っていたので。。石川さんのアヒルのパンツがキュートでした♡
初めて聴く「おじいさん(ちゃん)」の曲は、笑えるけど泣ける。泣けるけど笑える歌でした。
下品な歌も、そこに哀愁や切なさを感じ胸が熱くなりました。
あと、フェ◯チオの事を「尺八」って言うんですね。一つ勉強になりました!
上手く言えないのですが、本当に今日のライヴでは「元気」をもらいました。
ありがとうございます!
最後に、ライヴハウスを出た後に道に迷い、しばらくウロウロとして諦めてライヴハウスに戻って来ました。
私、病的な方向音痴なのです。。。。。
ちょうど、ライヴハウスから出てきた女性のお客さんがいたので事情を話して、鶯谷駅まで一緒にくっついて行かせて頂きました。もしかしたら、このレポートを見て下さっているかもしれないので、この場をお借りして改めてお礼を申し上げさせて頂きます。
「いい年して、お恥ずかしいのですが、駅に戻れなくて不安で怖かったんです。
本当にありがとうございましたっー!」(7月4日の蟻)
(本人より)あのアヒルのパンツはチェンマイで買いました〜。
元気をもらったと言われること多いです。「あ、これでいいんだ!」と楽になったとも。
ホルモン鉄道は心の治療師で〜す。ナンチャッテ。ありがと、また来てね!