ザ・レポート(32)


今まで石川がかかわってきた全ての活動、つまり「ソロ」「パスカルズ」「ホルモン鉄道」等のライブ、CD、ビデオ、またテレビ、ラジオなどのマスメディア、演劇、書籍、ニヒル牛、コレクション、すごろく旅行、このホームページ、その他とにかく俺がかかわってきたありとあらゆる表現活動の感想、評論、思い出等を募集します。
 既に何かに発表したもの(ミニコミ、ミクシィ日記、ホームページ、掲示板等)の再録も自分で書いたものであれば0Kです。批判やお叱りももちろん構いません。他の人のプライバシーの侵害や、特殊なケースを除き、基本的に全て採用します。何についてのいつのもののコメントかをなるべく分かりやすくして、メールにて題名「レポート」でお願いします。おおよそ10行程度まで5ポイント、それ以上は10ポイントです。裏話等や本人のそれに対する意見や感想なども付けていくつもりなので、気軽に応募して下さいな〜っ。
 例えば俺本人も知らない「こんなとこに載っていた」情報及びその感想とか「すごろく旅行を実際やってみた思い出」など俺にインスパイアされたものでもOKですよ〜ん。

『ボギーと浩司のオシャレ関係』 2015年 5/1(金)福岡JUKE JOINT

初めての石川さんのライブ。
まだライブというもの自体に慣れていないため腹ごしらえは先にしておくべきか。と、開場に遅れないよう場所の下見を先にし、すぐ近くの長浜ラーメンにてラーメン(とりあえず替玉はナシ)を一杯。博多っこに倣い長居は無用、サッとすすってサッとお会計。
いそいそと会場まで戻る。
さっきは閑散としていて「ここがライブハウス?いやしかしご案内の通りのビル名にご案内の店名で間違いない」と思っていた場所(2F)に、行列が出来ていた。
こ、これか…!『たまの映画』やブログやその他レポート等で見かけていた、シッティボーイ&ガールの皆さんのやってらしたライブハウス前行列とは。
と階段に出来ている列の最後尾に並ぼうとすると、その尻尾にいらっしゃるのはもしかして、数日前にチャットバーでお話させて頂いていたHiroroさん。
なんとなく、顔でそういう空気を押し出しつつ近づいていくと、幸いかな彼方様から気が付いて声を掛けてくださった。 ご挨拶ののち、一緒に並ばせていただく。初めてのライブinにこれは心強い。
関西での石川さんのライブのお話や、有名ハイ・ウキュピストの方々のお話等を伺っているとHiroroさんが「あ、石川さんです」と仰る。
後方を見てみるとチェックのシャツをお召しになった石川浩司さんが階段を「あ、どーも、どうもー」と行列の皆さんにご挨拶をしつつ上がって来られた。
これが私のファースト生de石川さんを拝見☆の瞬間であった。

ライブは、
第1部:面白いなにかをします。
第2部:歌います。
第3部:セッションします。
の3部構成。がしかし第1部はハップニングから始まった。どうやら開始前に、予定していた前半の内容が器材不具合の為に出来なくなってしまったらしい。というわけで共演のボギーからその旨ご案内が第一声で行われるものの、しかして海千山千のボギー&石川浩司、そんな予定不調和もろともせず進行してゆく。
ボギーは、お客の皆さんに何やら小さな字で沢山たくさん数字とお題目の書かれた紙を配り、ア◯トークならぬボギトーク。お客さんが挙手して「何番のナニナニ!」とお題を言うとそれに纏わるお話を面白おかしく語り聞かせてくださった。うーむ、流石。
続いて石川さんコーナー。Macのノートパソコンを携えて前に出てこられると徐ろにそれを開いて「ぼくは、なぞなぞが大好き(中略)ですので、なぞなぞコーナーをやります」はじまりはじまり〜。
石川さんからなぞなぞが出題され、それを挙手して当てられた人が答える。3回正解を出した人がwinnerで、物販の何かしらを1つ頂戴できる、という趣向だったと記憶。これもお客さん巻き込み型コーナーで、会場あったまるあったまる。
Macのモニタの明かりにほの青く照らされた石川さんの顔が印象に残っている。

波乱の幕開けの第1部が滞りなく終了し、続いて第2部、音楽タイム。
まずはボギーがギターとお酒を持って出て来て弾き語り。これもまた軽快なmcで面白い。
そして石川さんにバトンタッチ。石川さんもギターを抱えていざ、というところで客席後方からお子様が発する「もうオシマイ??」とのお声。間髪入れず石川さん「まだ、終わりじゃありません」とブルブルつむりを小刻みにふります。 「えーと、『俺はたまの曲のセッションを聴きに来たんだよ、オメーのソロなんてどうでもいいんだよ』という人はですね、すみません。(会場から笑い) あの、もう少し僕のソロがありますからね。たまはその後です。ちょっと我慢していただくか…もうちょっと後から来ていただくか…」
と自虐MCで会場を存分に沸かせる。
もちろん出て行くお客さんなんて無し。

ところでこのチビッ子の存在もあり、また最前列ど真ん中で楽しそ〜ぉうにライブエンジョイをされていた80代だと仰るおばば様の存在あり、年配の男性もいればわっかいチャンネーもいる、石川さんの客層はこれまた随分とカオス。素晴らしい。

初めて聴く石川さんのソロ。歌声の大きさが半端ない。
身体中にビリビリと響き渡り、ライブハウス内の壁と壁に激しくぶつかって振動しまくる音!音!音!!いや、声!!! そして、下手くそと御自身が仰っているギターが。いえいえ、とんでもない…めちゃくちゃ凄いです。音楽聴き始めの素人の私が、ああーこれは素晴らしい、と思うギターさばき。丁寧に、優しいストロークながらも的確に音が紡ぎ出されていく感じ。
そして表情と歌詞に圧倒された。これは他の方々のレポートの方がより素早く表現されているから私は控える。兎に角、結局のところ涙が出てきた。
1つだけ。あの時『玄関』を聴いて頭の中にあったのは、東日本大震災であまた行方のわからなくなった魂達や、その帰りを待っている家族たちのこと。ただいまと言うべき家族とおかえりというべき家族たちは、どれだけいるのだろうか。ふとそんなことを考えていた。

小休憩の時で既にナカナカな夜更け時間。この日深夜バスで関西に帰るというHiroroさんはもう後少ししたらバス乗り場のある博多駅に向かわねばならず、この分だと最後まで居られそうにないと残念そう。

そしていよいよ第3部。たまセッション。
ボギーはお馴染みの知久さん風お帽子を被ってギター。アダチ宣伝社の安達さんがオルガン。てっしーさんが不思議に静かに醸す雰囲気もさながらGさんの様にベース担当。
そしてパーカッションは石川さん。
ご本人がカバーバンドメンバー(笑)
「あれー⁉︎ 知久くーん!やなちゃーん!Gさーん!なんだかちょっと違うような気もするけど!皆んな揃って、そんなところで何してるんだーい」
と後方から芝居掛かって石川さんが登場。
ボギーが知久さんの声真似で「こぉんばんわぁ〜。たまでーーす」と挨拶。

さてしかしこの辺りでもうほんとに宵いお時間。私のお隣に座るHiroroさんのバスの出発時刻が迫っている。
私(小声で)「時間大丈夫ですか?」
Hiroroさん「一曲だけ、聴いて帰ります…!」
強い意志だ。もうこれ以上は言うまい、私も私で楽しもう。さぁたまコピーバンド(コピーっていうか本人込み)の期待の一曲目はなんだろなっ
チャンチャン チャカチャン…
ボギーの軽快なギターに、アダチさんのオルガンのメロディが入る。
石川さん:♬ッひゃくまんかぁい建ての〜

まさかの『学校にまにあわない』!!
この(個人的に、というかHiroroさん的に)時間のギリギリタイトなタイミングで、短めの曲どころか、長いと名高いたま時代の石川さんの曲の中でも最も長曲『学校に間に合わない』キターーー!
好きだし!たまバンド編成でリアルコピー流石すごいし!嬉しいんだけど手に汗ヒヤリ。。。
しかもこの曲の長さは石川さんの語り次第で更に長くも短くもなるのだ。
あゝHiroroさんがバスに間に合わないかもしれない…
語り部分はほどほどに終わって少しほっ。
♬学校に間に合わない〜
私(Hiroroさんが間に合わな〜いよ〜)
♬学校に間に合わない〜
私(バスに間に合わない〜んかーもーなー)
と、余計な合いの手が脳内に流れつつ、楽しい楽しいセッション『学校にまにあわない』が終了。MC無しで続けて2曲目へ。が、ここでHiroroさんはタイムアップ。お客さんの間を縫ってシュシュっと会場を後にされた。安心してください。全然目立っていませんでしたから。

なお一曲目のはじめで強く印象に残っているのは石川さんがパーカッションを叩き始めた瞬間。あっ!これが本職だ!!と間違いなく思わせられる圧倒的な演奏。歌とまた違ったパンチで、目を見張った。

続くセッションは
『らんちう』『かなしいずぼん』
どちらも知久さんの曲のため、ボギーがボーカルをとる。曲の合間合間に毎度「こんばんわ〜たまでぇーす」と知久さんの声真似を繰り返すボギー。
アダチ宣伝社の安達さんは小さくてレトロな足踏みオルガンで『かなしいずぼん』のあの不穏な音色をフコフコと奏でる。電子ピアノでは出せない独特の味わいのある音がとてもたまっぽい。
ベースのてっしーさんは、はにかみやさんのようで、声を発することなく黙々とベースを弾き、合間にはMCを横目で見ている様が確かにGさん的雰囲気。
と、3曲終わったところで、
ボ「じゃー、イカ天5週目の曲やります」
石 ニコニコ、ウンウン
ボ「バラが好き」
石 (驚‼︎) 首を降って「イヤイヤイヤ(苦笑)」
ボ「(笑)ふふふ、えー、じゃっあー、2週目のやります」
石 「ヤヤヤヤ!!」と何故かさっきの10倍の勢いで激しく手と首を降る。
会場は皆んなガハハ笑い。『バラが好き』以上に『さよなら人類』の方がダメな様子がなお可笑しい。
というわけで石川さんの曲『まちあわせ』で本編は終了。
拍手に応えて、一旦後方にハケていた面々が「どっこいしょ」「どっこいしょ」と拍子を取りながら再入場。アンコールは『どっこいしょどっこいしょ』
更なる大音量の石川さん。やっぱりあのペコリッと頭を下げる動きが可笑しくって、なんとも愛くるしい。
そして去っていった面々に再度のアンコール拍手が。
そこで出てきた石川さんの肩からは太鼓がぶら下げられている…!!これはもう間違いない。
ボギー「イチニーサンシー、ゴ!」
全員「おやすみいのししーー♬」
もうお客さんも皆んな曲のはじまりの前にわかっちゃって、興奮跳ね上がりMAX!
この日1番ノリのいい手拍子が会場中にこだました。
みんな同じ気持ち、今じゃなかなか聴けないこの往年のアンコール定番曲を、まさかまさか間近に体験できるとは!

この日、マスターの粋な計らいでライブの合間の店内BGMは主に古いたまのLP等が流されていて(個人的にはその点も、石川さんならではのざっくばらんな雰囲気だよなぁとひとり感心。だってどう考えたってお客さんが喜ぶツボ)、MCに入ろうとするボギーの言葉に被せるようにたまたまだけれど『東京パピー』が流れ出して「えー、それじゃあ…っあ、東京パピー!いいですね(笑)」とかそんな風な光景も見られた。
終演後ライブ会場を後にする際に、開いた扉の奥から流れていたのはちょうど『さよなら人類』のこれまた初期の頃の音源で、それを背中に聴きながら帰る幸せな時間を今でも鮮明に覚えている。(ジェレ美)


(本人より)そうそう、ライブは「少しでも長くやって欲しい!」という人もいれば「終電の時間が〜」という人もいるのでなかなか折り合いが難しいんだよね。
でも何にせよ初めてのライブ楽しんでくれたようで嬉しい。
ボギーとはこの前日も長崎の佐世保で午前中は保育園で夜はライブハウスというダブルヘッダーをやり、朝まで飲み屋をハシゴして飲みまくっての福岡ライブだった。
それにしてもボギーは器用。基本カバー替え歌が多いのだがどれも見事。
今年はたま4人全員と共演、セッションしたという。
それが出来るのは世界広しと言えどもボギーしかおらんだろうなあ。
俺でさえ柳ちゃんとは一緒にやれて無いからなあ。まったくスゲエ奴だぜっ!

VHS「History of TAMA 15」 (第一巻 1984〜1993)

さぁて・・・ 「ザ・レポート」のボーナス月も終わりそうですがギリギリでamazonで69,800円で買っちゃった(泣)タイトルのVHSでもレポートしましょうかね。

モチロン我が家にはヴィデオデッキなぞ存在しないので写真屋さんでDVD化、およそ一週間くらいで仕上がりました。 さてこのヴィデオをご存知ない方に簡単に説明しますと、石川さんが所属なさっていた唯一無二のバンド「たま」の15周年を記念して、結成から15年に至るまでのレアーな映像を商品化したるさかいまあ買えや! という地球レコードのご温情に感激したファンが身体中からいろんな汁を垂れ流して入手したという代物です。1999年発売。ただそれほど数をたくさんこしらえなかったのか、私が石川さんの著書の仕業でふたたび「たま」に魂を持っていかれた2005年にはすでに廃盤(っていうの??)になっていた記憶があります。テープ2本組で約45曲150分の大ヴォリューム。ゆえにレポートも仔細にやってると一週間はかかるのでダーッと行きますね!

まずはなんと結成の瞬間! オフオフ新宿スタジオジャム2での「かきあげ丼」名義でのライヴと同会場での後日ライヴから数曲! 「おやすみいのしし」、知久さんのファルセットまじりの声はまだ完成途上という感じ、嗚呼っ! 石川さんの髪が長いっ! シャツに袖があるっ!! 叫びの声がなんか幼いっ(笑)!! そこから「ビリビリ」「耳のうしろに誰かいる」へ、柳原さんの出鱈目な歌詞にどかどかスネアを見事に合わせる石川さん、途中いきなり柳原さんに「ドラム、石川浩司」とつぶやかれてソロに・・・ ってもスネア以外ほとんどないしドラムソロって言われてもコージ困っちゃう・・・ とお行儀よく叩いていたと思ったら突如「・・・耳のうしろに、誰かいる」と小声で言ったかと思うと休憩していた知久ヤナがあわててスタンバイ(笑)、これまた即興でヘンテコな歌詞を叫び、柳原さんもそれに呼応して妙な詩をぶっつけます。なんじゃこりゃ面白っ。そこからまた「ビリビリ」へ戻る流れが鮮やか。それにしても石川さんのリズムの正確さはすでにこの頃から確立されていたようです。凄い・・・!
「たま」になってからの映像一発目は「おいしいうそがいっぱい」。あっ大谷氏が乱入してきた! 石川さんのフニャフニャした歌い回しは今と全く変わらず! ちょい感動。途中の叫びで音声が割れる割れる(笑)。さらに続いて石川さん、「お昼の2時に」。ギターのストロークが速い速い・・・ 知久さん達のコーラスも形が定まってきて、しっかりバンドらしい演奏になっています。「たま」がかたちづくられていく行程・・・ もう、堪りません。あっ「♪オナニー・・・」で切られた(笑)!!

時は86年に移り、曲の形ももうほぼメジャーデビューした時のものと遜色がありません。さらに装飾を増す石川さんのパーカッション、見事としか言いようがありません。髪の毛が徐々に坊主に近づいてきています(笑)。87年曼陀羅「ウララ」でのギターも石川さん大迫力! で半裸! 全員でウーラーラ―ウララーー!! 若さと勢いが半端ない!! えっ知久さんがパーカッション!!? あっ・・・ よくよぉく見ると滝本さんが亡霊みたいにうっすぅく映ってる(笑)!! 続く「お経」でも間や動きでお客さんのハートをがっちり持っていく石川さん。88年になるとパーカッションセットもほぼ出来上がっており、石川さんも坊主にランニングという最終形態(笑)に! ここでレアな89年の「海にうつる月」、なんと石川さんはスーツにハット姿、オルガンではなくハイハットを叩いています! お・・・ お洒落なジャズバンドのようだ!!! 私はこれを観られただけでボーナスが枯渇した大きな買い物をした甲斐があったと思えました。

は〜い、映像は90年に入り、ここからは記憶の中の初めて見たたまと完全におんなじ「たま」が現れます。見事に仕上がってます。ただもちろん演奏やおしゃべりはまったく見たこともないヴァージョン! 会場がデカい! お客が多い! 「ロシヤのパン」で石川さんのサンバやクネクネがちょっと違って楽しい! 「マリンバ」の石川さん、本当にどの映像を観ても神懸かってる・・・! 「まちあわせ」では会場高部のパイプオルガン演奏席で。1番と2番の間で石川さんがポケットからいきなりカメラを出して客席をパシャリ、大歓声!!! これね・・・ 本当に石川さんのキャラクターがなかったら、「たま」の人気はここまで出なかったと思う。4人の素晴らし過ぎる演奏が魅力なのは当然ですが、「何をしでかしてくるかわからないワクワク感」を与えてくれる石川さんに、常に期待して観ていました(当時も、DVDを観ている今も)。
「けらいのひとりもいない王様」から「ぼくの猫さん」。この曲は石川さんがメンバー内作曲オーディションを勝ち抜いた、という専らの噂ですが最高に素敵な曲ですね。全員のコーラスも完璧、パーカッションの散歩感もグレイト・・・ またこの頃の石川っさんって滅茶滅茶お疲れでいらっしゃるはずなのに、すっごくいい笑顔されるんですよね・・・。泣けてきました。

92年スタジオでのレコーディングやセッションの模様も。柳原さんが超自由(笑)。シンセを操ります。そこへ格好いい石川さんのパーカッションというよりドラム、滝本さんのベースが絡む!! その次は・・・ なんと石川さんがベースを操ってセッション!! 柳原さんのギターにうまいこと合わせて4弦を捌きます・・・なんで!? なんで即興でそんなことできんの!!? しずかにピアノを弾く滝本さんにベース石川コージとギターヤナ、マンドリン知久が茶々を入れる(?)ヴァージョンも。どレア!!

そして・・・ いよいよ運命の瞬間。93年徳島の牧場で「さよなら人類」を演奏している最中の2番の後のインプロヴィゼーション。柳原さんが「♪光る空から落ちてくる、トンビの先生が〜〜」と歌っている最中に舞台後ろの鉄骨を叩きながら歩き回る石川さん・・・ と思ったら画面から轟音とともに消えた!! トンビの先生ならぬ石川さんが落ちた!!! これ大変な事件なのにおいおいみんな笑ってるよ! ・・・そしてやったらとヴィヴィッドになって奈落の底から蘇ってきた石川さん(笑)!! 動きがよくなってる!! しばらく柳原さんが笑ってしまってちゃんと歌えてない(笑)!! 「うわ〜〜ん落ちた〜〜〜!!!」「猿も木から落ちたァァァ〜・・・」で会場はさらに大爆笑・・・!! 実は石川さんの身体がパンパンに腫れ上がっていることに誰しも気付かず・・・・・・(泣)。こんな目に遭っても楽しく舞台を務める石川さんのプロ意識はスゴイを通り越して、恐ろしい・・・・・・!!!

上巻の最終曲は「ねむけざましのうた」。おお・・・・・・ 知久さんのギターと残り3人のオルガン連弾って・・・・・・!! なんて美しい光景だろう。間奏だけパーカッションに戻り、CDでは知久さんのダブルヴォーカルのハモりの部分をなんと石川さんがオクターブを下げて歌います・・・ 音程、完璧!!! 鳥肌が立ちました。ハモり終わるとオルガンの元へ戻り、連弾に加わります。石川さん、最高の仕事っぷりでした・・・!! ほんとに素晴らしい。

あっあっもう間に合わない!! ごめんなさい今回は第一巻だけでレポート終わります! 卑怯なこととは承知ですがこれ長いんですよ、ほんでまた演奏がいいから何回も聴き直しちゃってぜぇんぜん筆が進まないんですよっ(笑)!! そのうちに第二巻も必ずレポートします。手に入れるのに自業自得とはいえ高くついたので、投稿も2回に分けるくらいどうかご容赦くださいませ・・・(笑)。(オポムチャン)


(本人より)これを編集したのは俺。
ぶっちゃけ俺が作業するという条件でビデオ化したようなもの。
なんせ他の人は過去とかにほとんど興味ないからね〜。俺だけがウジウジ過去も時々見返してる(笑)。
もっとも最初期にはGさんはおらず後期には柳ちゃんがいないから全貌にかかわってるのは俺と知久君だけなんだけど。
でも今は忘れてしまったものの中にも「こんなこともやってたんだ!」と発見があってくれればいいなと思って何日もかけて大量の映像記録を観て作った。
残念なのは一番世の中に出ていたデビュー直後の映像が事務所に所属していた時で、その事務所が処分してしまった為ほとんど無かったこと。それだけはちょっと心残りだね〜。

2015.11.14 第4回たま鑑賞会(サプライズ付き)

その会は遅刻に始まった。
オンタイムで会場に入られたのは主催者の方とウサギ先生だけで、あとの15名程は全員が遅刻。
我々は遅刻からの入室第1隊として新宿歌舞伎町の某カラオケルームに走り込み、本来ならば修羅の如き怒りを発すべき主催者様を代弁して机の上に足を投げ出し憤慨するウサギ先生に対して、オポムチャンさんを筆頭に全員が土下座して謝ったのだった。
…と、その辺りの詳細は割愛しますが(^_^;)兎にも角そういったわけで本たまファンによるたまファンのためのたま映像鑑賞会という濃くマイナーな会は、今回主催者様とウサギ先生の意向に全て沿って観させて頂くという流れで終始一貫するという形となりました。途中までは。
とりあえずの人数が揃い、まずは乾杯となります。音頭をとってくださる主催者の方から、途中更なる新規の参加者もいらっしゃること、またホルモン鉄道スタッフであられる皆の人気者なおさんもお友達を連れて遅れてご参加されることがアナウンスされました。
総勢17名、初めての人も多くいる中で、其々が持ち寄った貴重な資料も回し読みされ盛り上がっていた為、映像は流しつつ基本的にお部屋の明かりはつけたままで本や資料を読む人は読み、各人が「これは!」と思う映像の時には声を上げて室内を暗くし皆でこれに観入るという割と柔軟な形態で進んでいきました。とはいえウサギ先生が「電気消して!!」と宣えば「ハイっっ只今!!」と仰せのままに即従うことを怠ってはいけません。
(全体的にGさんが画面に映るたびに会場から歓声があがっているのが大変微笑ましかったです。)

そんな中、なおさんがご到着。そしてそのお友達の方も、「えー、たま鑑賞会の会場はここですかー?」と入室され…って

石川さんやん!!!

ぎゃーーーーーッッッと場内大歓声。まさかのオフ会にご本人登場です!
主催者さんからご案内が入ります。これはなおさんが石川さんに出演依頼をしてお越し願った出前出演。皆さんへのサプライズプレゼントなのでした。
さあ勿論会場は熱く熱くなります。だって石川さんちゃんとランニングなんですもの(さっき廊下で脱がれたらしい)。
石川さんは開口イチバン「えー、先に断っておきますが、他のメンバーは恐らくこういった場にはまず来ません。僕だけです」と自虐ともたまファンならなんだか頷けるディープリアルとも言えるネタで会場を沸かせます。そしておもむろにガサガサとビニール袋を取り出し「今日は映像鑑賞会ということで、他ではなかなか見られないような、ぼくらだけが持っている秘蔵映像を持ってきました」とDVDの束とそのリストを主催者さんに手渡します。
今回の会は遠方からの参加者も多くいた為、なかなか来られないその人達がどうぞ好きなのを選んでくださいとリストが回されます。リクエストはまずは北海道ローカルで流されたCM映像から。話には聞いたことがあったものの映像を観るのは初めてです。しかも石川さんの裏解説付き!!なんちゅう贅沢じゃーーーっっ
そんなこんなレアでオイシイ映像鑑賞も進みつつ、みんな本物の石川さんがその場にいる事に浮き足立って会場内はやや異常なテンション。

そこで冷静ななおさん(今回の出前スポンサー様)が一計、石川さんにカラオケを歌ってもらおうという運びになりました。
まずは『ウララ』。前奏が始まったところでなおさんから「あ、たまのバージョンだ」石川さんも「たまのバージョンか」と発言されたとおり、このカラオケは所謂たまのアルバムCD『ひるね』に収録されている"たまバージョン・ウララ"です。かくいう私もまだ殆ど石川さんのライブに赴いたことがありませんから確定的なことは言えませんが、本HPやその他のライブレポート等を見る限り最近の石川さんはライブでウララをおやりになる時は専ら"ソロバージョン・ウララ"を披露されているご様子。たまバージョンとソロバージョンはもう全く別の曲のようなんですよね、ウララって。因みに"ソロバージョン・ウララ"もすごく良くて私は好きです。
というわけで石川さん、暫くやっていらっしゃらない(?)にもかかわらず、流石!!ぴったり昔の"たまバージョン・ウララ"で歌ってくださいます。途中までは渡されたカラオケマイクで歌っていらっしゃいましたが「これ、いいかな」と置いてしまってなんと地声でお歌いになります。
室内の声の響き方も確認できたところで立ち上がって、あの特有の動きも加わります。
みんな、更なる感動!興奮!となりつつもコーラスを忘れません。さすがたまファン。絶妙に誰かが誰かのパートを歌い、ひとりたまカラでは成し得ないあの美しいハーモニーが織り成されてゆきます。しかもボーカル石川さん。圧倒的なその声量。みんなも負けじと歌います。
あゝ、ここはカラオケ屋さん。上手も音痴も誰もが気持ちよく歌を歌う場所、防音設備も完璧だぜ!ここなら安心してみんなで熱唱できます。なんて幸せなんだー!!
ウララ途中の見せ場とも言える「♪ウーラーラ・ウララーーー(ピタッ)」のところではしかし石川さんやや苦戦気味。それもそうでしょう、自らの演奏でお歌いになる時はあの部分は石川さんこそがタイミングを決めるところなのに、カラオケは問答無用で録音のままに流れてゆきますから、無機質なタイミングに翻弄されてしまいます。しかしそんなこともまたみんなが知っていることで、非難することなんてなく寧ろ可笑しさ共有、楽しくって場内は大盛り上がり。
それにしても特筆すべきはオポムさんです。曲の鳴っている間のリズムの取り方が、これこそまさに噂の!と一見して思わせる不思議な動き。くねくねくねくね。で且つリズムを膝に刻みつつ、完璧なコーラスを真剣な表情でかましてきます。恐るべし、関西からの刺客(めいぷるようこさん談)。全員がその動きに興味深々になりながらも、素晴らしいコーラスに感心し度々拍手を送っていました。
続いて入れた曲は『東京パピー』(すみません、何気に今回カラオケリクエストのリモコンを握っていたのは私です。フフフ)。
石川さんもこの場の皆のコーラス力を分かった上で「はい(コーラス)!!」と煽ります。
♪りんりんりんりんリンリンリンリン電話のベルが鳴るーーー
♪かんかんかんかんカンカンカンカン鐘の音がするぅーーー
すごい!みんなの本気度がすごい!オポさんのその声域に見事にマッチした柳声(失礼)も完璧すぎる。私もそれに応えるべくがんばってヘッポコ知久音機と化します。皆に比べてあーオレはヘッポコだ(泣)。でも石川さんの東京パピーやっぱり楽しい!素晴らしい〜!
途中「♪ニューギニアの子供の喉が乾きます」のところではほぼ全員が、本HP投稿者で且つニューギニアレコード録音技術者様であるにゅーさんことnew guineaさんに手を翳してキラキラキラーッとやっていらしたのが息が合っててこれまた面白かったです。
お次はなおさんのリクエストで『学校にまにあわない』の選曲。石川さんの語りも含まれる名曲とあって場内ややドヨめきます。
初めのうちはなんだかスローテンポ。石川さんも「こんなにゆっくりだったっけ?」と歌う合間に疑問のセリフ。すかさず善きタイミングでなおさんが曲のテンポをアップさせてしっくりくるようになりました。カラオケ特有のヘンテコリンなバック映像にやや集中力を奪われつつも、石川さんのお歌は進み、さていよいよ語りの部分となります。ところがどっこい、ここでまさかのこの一言。
「ここで大阪代表オポムチャンのセリフがさく裂します。(僕は)休憩いたします」と石川さん、無茶振りの上で着席。 皆は、ワーワー! !パチパチと大歓声で盛り上がる一方「えっ」と声にならない声を発し目をむいて驚くオポムチャンさん。そして皆の注目はただ1人、オポムさんに集まります。静かに流れ続ける伴奏(この間約2秒)。
私は思いました。ムチャな!ゆうてもオポムチャンさんは素人さんです。いや、でもここのところ数々濃ゆいセッションをやってきた石川さんだから、きっと彼ならできると踏んでの所業なのか。しかしこの注目度は緊張感ハンパないでしょ! !大阪育ち魂でコケてもそれが一興と笑いに変えたりできるんですかオポさん! ?うわーん頑張ってぇぇ…
そして結果は。やりましたオポムチャンさん。彼はすごい。やりきりました。
一瞬の戸惑いから腹を括り、しずかに立ち上がって憑依型役者のように語り始めました。
そのCD『さんだる』バージョン其の侭に石川さんの語りを完コピした様に、皆は手を打って喜び再び大歓声。すごい、すごいと盛り上がって笑っていましたが、終盤には全員がその素晴らしいクオリティの(ご本人を目の前にしての)再現音に聴き入っておりました。
どれだけ練習したのオポさん…そのファン魂に感服ですよ。
と、同時に終盤に差し掛かる頃には気になってくるのは伴奏の終わりで、ちゃんと収まるのかハタマタ時間が余るのか、それもみんなの興味の対象でしたが結果伴奏はまだ続いており、、、どないすんねーんこの隙間(汗)と思っておりましたら、石川さんは流石でちゃんと拍数とバックに微かに聴こえるコードからか伴奏の最後を把握されていて、「…とさ」と語りの終わりを発し、次のコーラスへとみんなを促すのでした。
みんな)♪ガッコにまにあわな〜い
石川さん)♪がっこにまにあわなーいんだーよォなーーー
石川さんが立ち上がり歌い継ぎます。
なんだかもう、みんな触発されて感極まったコーラスに。へんてこコント風バック映像なんてもうどうでもいい。オポさん、きっと今まで独りの時に何度も何度も歌ってきたのでしょうね。でも今は、そんな誰もが大小は違えど持っている孤独なファン魂を皆が分かち合うことができるのです。
石川さんの「ンががが!」「ウララ!」「トホホ!」もさく裂し、全員大熱唱で歌い終わったのでした。
そして最後のリクエスト曲は『オゾンのダンス』。先に言っておきます。犯人は私です。石川さんにゲンコツ頂戴しても文句は言えません。
曲が始まると場内から「え!?誰が歌うの!!?」との声が次々と上がりましたが、ここはもちろん全員で。銘々に思う存分ボーカルを絶唱し、石川さん自らに合いの手を入れていただくなんて、こんな機会でもないとアリエナイ贅沢じゃありませんか??というわけでノリの良いこの曲を〆に選曲させていただきました。なにせ石川さんの生「曼珠沙華!!」を聴けるとあってはもう、、、ウッヒッヒ。
皆で楽しく歌っておりますと、石川さんが「こりゃマッタ!」等、キレ良くタイミング良く合いの手を入れてくださいます。自らはメインを歌われないので手持ち無沙汰なお手手で机にパーカッションを刻んでおられます。おかげさまで、そんなお姿も眼福と他の方にもウケおりました。ただ一番大事なところでどうなったかは、先日の「俺の日常クイズ」にありました通りでございました。
本当にごめんなさい。忘れていらっしゃったんですね。。。私はてっきり「そこまで君たちの望みどおりにしてやるかいな、イッヒッヒ」という石川さんのシュールギャグかと当初思っておりました。なんちゅう根性曲った輩でしょう。大変失礼をいたしました。
と、まあそんなこんなでお時間となり、皆さんそれぞれ石川さんにサインをお願いしたりお写真を一緒に撮っていただいたりし、フワフワと楽しく夢見心地な時間を最後の最後まで満喫したのでした。

オフ会のつもりで参加したのにまさかの元たまメンバー:石川さんご本人の登場。そして一緒にシングソング…!そこにいる全員が、たまのファンということで集っているこの空間で、みんなが知っているあの音を声を、実際にこの目で耳で目の当たりにしながら一緒に歌う。この幸せったらありませんでした。
あの場を作り、仕切って下さった主催者様、素敵なサプライズを気風よく提供してくださったなおさん、そして「たま」というご本人にとっては過去のものにもかかわらず快く皆を楽しませに来て下さった石川さん。あとあの場を大いに盛り上げてくださったオポムチャンさん。誰もはじかず誰をも優しく許容していた参加者の皆々様。素晴らしい時間を本当にどうもありがとうございました。

そうそう、最後に。まだ石川さんのソロライブに行かれたことのない皆さん、"ソロバージョン・ウララ"も全然違うのにとってもいいですよー。そしてなにより石川さんの声量はホントのところあのカラオケの比じゃないですから。ビリビリくる生声・ソロソングの放つ力をご体感されることを是非ともお勧めいたします。
私もまた必ずライブに行きますね石川さん!!(ジェレ美)


(本人より)九州からはるばるやってきてちょっとは思い出になったかな?
ちなみにウララは下記でオポムチャンもちょっと言ってるけどCDだけ別バージョンでたまでもライブの時はまたちょっと違ったんだよね。なのであのCDバージョンはほぼ現役時代のライブでも歌ったことが無い。レコーディングだけのバージョン。ライブバージョンはYouTubeとかにも上がってたようなので観てみて。
同じことはさよなら人類にも言えてよく「カバーしてきましたのでセッションしてください」と言われるんだけどシングルバージョンをカバーしていることも多くて、実はシングルバージョンはライブでは全くと言っていいほどやったことが無いんだよね。シングル用にアレンジされてるから間奏でトランペットとか入っててみんなもそれぞれの楽器弾いてるからそもそも手が足りない。ちなみに紅白を含むすべてのテレビ番組でもシングルバージョンはおそらく一度も演奏してない。
ということだけど、楽しんでもらえたようで良かった!
出前ライブはこういうドッキリも大歓迎だから是非今度は仕掛ける側にまわってね!

2015.11.14 第4回たま鑑賞会に石川さんご登場

はい、「ドキドキドキリコ初体験」に投稿した「はじめてのたま鑑賞会」での出来事です。
たまファンの皆さんを集めて、主催者SGさんの保有するたま関連のレアなアーカイブスを鑑賞させていただくというステキイベントの第4回が東京にて行われることをひょんなことから知った私は単身東京へ・・・ 行こうと思たら嫁はんにバレて家族全員で新幹線ビュー、女房子供は茨城守谷へ放ってジェレ美さん・newguineaさんらと顔のワイシャツでまちあわせ、くねくねと鑑賞会へ参加しましたところ。

レアグッズ・映像・ハンサム(笑)に夢中になっていると、途中からライヴ・投稿仲間の気鋭の作家・なおさんがご参加されるとアナウンスされ、今回はご友人を伴っておいでになる、との情報も。

・・・時は遡り、その日の明け方のチャットバー・ウキュピ。朝起きて覗いてみたら、にゅーさんと石川さんもご参加されていた様子がありました。早朝4:30頃、にゅーさんがもう寝ます、とのコメントをなさったあとに石川さんも「俺も今日友達と逢うから寝ます」的なコメントを残されていました。
・・・・・・おいおいこれよう、ひょっとして誰か鑑賞会に石川さんの出前ライヴ、オーダーしちゃったんじゃないの!!? この夏におんなじ仕掛けを関西石川さんファン組でかました私はウキュピの画面を見た瞬間に勘ぐってみたのですが、いやいやまさか、ね・・・ と思い直し、ふっつーになおさんのご友人がお越しになんのね、とぼんやり思っていました。

なおさんを迎えに行ったにゅーさんが連れて帰ってきたのは、果たして石川さんでした!!
キャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!

わちゃぁ! やられた!! 私は石川さんドッキリを仕掛ける側と仕掛けられた側の両方を体験するというとんでもないレアな経験を今年は味わえたのです・・・!!!
絶叫する鑑賞会メンバー。泣く人、爆笑する人、あっけにとられる人、やりおったな、とにやにやする奴(私)・・・ もう大騒ぎです。なんじゃこりゃ、夏のデジャヴを見るようだ(笑)。しかし今回は人数も関西の倍だから、キャアキャアぶりもひとしおです。今さっきまで画面の中でハツラツと動いていたご本人がひょっこりその場にご登場なさるなんて、まさかまさか思いもしませんもんね! ハッグしたり握手したり写真を撮ったり、鑑賞会会場のカラオケボックスはそれまで以上に熱狂の空間に。

鑑賞会ということで、石川さんはなんと北海道の元スタッフさんが持っていた某動画サイトにも上がっていないどレアな映像集をお持ちくださり、デビュー当時のCM出演の映像(農協のちびたま4人が可愛かった)、さねよしいさ子さんとご出演のTV番組(寒い中楽器も持ってきたのに演奏しなかった(笑))なども観られるという超レア体験!!! なにこれご本人から超貴重な映像を観せていただけるなんて!! 私は白昼夢を見ているのか。歌舞伎町なんて妖しい街に来ちゃって知らない間にデインジャラスなおくすりでも吸引しちゃったのか。いいえこれはまぎれもない現実です、なぜなら気を抜くと膀胱が軋んでいるから(笑)。奥の席に座った私は気が小さくて途中で便所へ立てなかったのです。また書かんでもええ話を・・・ ご本人が画面の中のご自分の「リヤカーマン」にオクターブ下でハモるというこれまたレアなシーンに遠くから来られたファンの方も失神寸前。

そのうちなおさんが、「なんか歌って!」と石川さんに依頼。なんとなんと、カラオケでたまの石川さんヴォーカル曲を歌っていただくことに!
手始めに送信されたのは「ウララ」。ソロでは違うヴァージョンで歌ってらっしゃいますし、この「ひるね」収録版のやつはライヴでは基本的に披露されていないんですよね。それでも思い出して歌ってくださる石川さん。全員で「♪きゅぅ〜ぴぃぃ〜〜い〜」といいコーラスを入れます(笑)。はじめはマイクを使っていらっしゃったんですが、そのうち石川さん生声で歌い出されたのです! さすがの声量!! まったくマイクの必要などありませんでした!

えっまだ歌ってくださるの!? 今度は「東京パピー」! 私も大好きな曲です。石川さんも「こんな曲入ってるんだ」と感心(笑)、うれしいご本人カラオケ続行に私もコーラスに熱が入ります。みんなで「♪リンリンリンリン・・・」「♪カンカンカンカン・・・」なんなのこの至福の空間は。みんな満面の笑みを湛えて石川さんと一緒にパピーパピーと歌い叫びます! 隣に座っていらしたウサギ先生のコーラスが秀逸。

夢のカラオケはさらに続き、なななななんと「学校にまにあわない」が入りました!!! もう感動で呆けるオーディエンス。でも2番からはガンガンコーラスを入れる(笑)。
「学校にまにあわない」、と言えばみんなが期待するのは長いアドリブの語りですよね。その最新ヴァージョンを聴けるかもしれない・・・ と全員が期待に胸を膨らませたことでしょう。ところが3番を歌い終わって待っていたのは・・・・・・ 

石川さん「・・・ここで、大阪代表オポムチャンのセリフが炸裂します。よろしくお願いします。休憩します」

うっそん!!!!!?????

ちょっとちょっと石川さん、みんなが一番期待してたとこでその仕打ちですか!!? なにそれいやん私が参加したばっかりに貴重な語りが聴けなくなっちゃったなんて私全員から末代まで呪い倒されるじゃないですか!!??

・・・・・・でももう石川さん座っちゃったし(笑)、開き直るしかありません。どうせ二度と逢うことも無いメンバーだ、私の持てるきもい実力を全開にするだけだ。後のことはどうなっても私に丸投げした石川さんのせいにしちゃえ(笑)!!

私はアルバム「さんだる」ヴァージョンの語りを、記憶のなかの石川さんを憑依させて精一杯演技しました。まぁまぁ受けました。たぶん半数以上はドン引きしていたことでしょう。

ただまぁしかし石川さんからしたらこんなもの採点としては0点どころかマイナス100点で、アドリブ部分でみんなが知ってることをやるのは石川さんのもっとも嫌う行為でしょう。下手糞でも私なりのオリジナルの語りでもアドリブでかませればまだマシだったのかもしれませんが、私には残念ながらそんな能力はなく、「チッ、つまんねぇ奴・・・」とお思いになったことでしょう。もう全員にごめんなさい。

気を取り直して最後は「オゾンのダンス」で鑑賞会も締め。何故石川さんヴォーカルではないこの曲を最後に?? ウフフそれはね、先ほどのDVD鑑賞中に石川さんが「♪見えたよあの娘の・・・」のあとの石川さんの歌詞は毎回マン〇〇〇、と変化するので、その後の歌詞は石川さんが歌った通りに歌わないといけないので柳原さん脱退直前ではずばりマン〇、と叫んでやった、と愉快なエピソードをお話し下さったからでしょう(笑)。
ところがどっこい、あまりにも久し振りに歌ったためか肝心の「♪見えたよあの娘の」のあと石川さんはすっかり出番を忘れ、なんにも声を出さないでえっアッしまった、って顔しています(笑)!! ぅわちゃあ(笑)!!! 

これにて楽しい楽しい鑑賞会はお終い、みんなで記念撮影。しっかし本当にファンサービスここに極まれり、みたいな豪華な鑑賞会でした・・・。石川さん、1週間に3回もくどい顔をお見せしてしまい失礼いたしました(笑)! そしてご来場、本当にありがとうございました!!! (オポムチャン)


(本人より)「学校にまにあわない」は上でジェレ美が言ってるようにみんな「スゲェ」と尊敬のまなざしだったヨン。
これで関西だけじゃなく全国的に「たまファンにオポムチャンあり」を知らしめたね。
事前準備をしてたならともかく、咄嗟に振ってあそこまで出来るシロートはいない。あんたはプロや!
他の曲でもひとり見事にハモりにまわっていたのも見逃さなかったよ。流石やね。
でも俺も本当はちょっとドキドキしてた。「ああ、また石川ね。もうあんたはええわ」と思われたらどうしようかと・・・。
本人登場たってビートルズで言えばジョンやポールじゃなくてリンゴっすからね。
その辺は謙虚にちゃんと心得てます。
でもだからこそ呼ばれたからには思いっきり楽しませちゃうよ!
また企画待ってるよん。どうせ本人か俺のどちらかの交通費はかかるのだから今度は東京でやるという手もあるかもね。
よろしく〜ん!

平成27年11月10日 大阪中崎町創徳庵 ◆石川浩司ソロライブ(ゲスト・藤森るー)◆

前々日に、ホルモン鉄道の相棒・大谷氏たちが地下音楽祭、って愉快イベントを開催した会場「創徳庵」のある大阪梅田の隣まち中崎町は、古くからの民家が並ぶ中、新しいマンションもそこそこに生え出してきている住宅街。

そんな裏通りの、古いお家をリペアしてライブハウスにしちゃったのが「創徳庵」で、大きく看板が出ていないので危うく通過しかけた(笑)あたしは仕事がえりだったので、開演ギリギリに入ったんだけど、すでに客席はほぼ満杯だった、やった石川さん、盛況じゃん!

いつもの着物のお嬢さんとかえるのお嬢さんに招かれて2列目の席へ、アイスコーヒーをいただき待っていると、ほどなくして石川さんがご登場!満場の大喝采に迎えられます!

前半は、たま時代の曲を歌ってくださるとのこと、またリハーサルの結果、今日は生音でのご演奏になりました!レア!順番は忘れちゃったので(笑)思い出したものから書きますね…スタート2曲は憶えてる、『リヤカーマン』『おなかパンパン』。

出だしは、おひとりでギターを抱えて『リヤカーマン』、たまの時代より低いキーだけど、石川さんはどれだけ低くっても歌えちゃうから問題なし(笑)カラオケでキーが変わると途端に歌えなくなっちゃうことってある(とくに滝本さんの歌)けど、そのあたりがフレキシブルな石川さんはすごいな、ギター伴奏がなくなるたびに、シュールな歌詞にお客さんがクスクス笑うのが嬉しい、ちなみにのーしんとーマンの「うつ伏せなので顔がわからない」のところでは、ほんとに床近くでお顔を伏せてしまって会場大笑い、これもマイクの無い生音ならではのパフォーマンス、と生の利点を教えてくださいました(笑)

『おなかパンパン』では、ギターの太い弦いっぽんだけで伴奏、ウキュピレコードでも配信されているバージョンね(視聴してみてね笑)、最前列の小学生の男の子に向かって、「ウヒョヒョヒョヒョッ」と迫る石川さん(笑)ケタケタ笑う子供さんが可愛い♡

ここからは、ゲストパーカッショニスト・藤森るーさんが全編とおして石川さんをサポート、オメメキラキラで小柄のアニメ声のお姉さん!それで超腰低いし(笑)ちょっとなにメッチャカワイイんですけど!?

そんなキュート♡なるーさんと、『ウララ』。いつも弾き語りバージョンで聴き慣れているソロのウララに、のどかなパーカッションが入って、ほんとにうららかな景色が浮かぶ、歌詞は全然うららかじゃないんだけど(笑)この曲は、たま時代の曲として選ばれたけど、石川さんいわく性悪のたまのメンバー達が、せっかく持って来た曲を俺の曲なのに俺が弾けないコードにチェンジしちゃって、ソロではできなくなっちゃったので、あいつらにナイショで歌詞は同じだけどメロディは全然違う、自分が弾けるコードだけ使って別の曲を作ってやった、とのこと(笑)

続く『冥王星』では、出だしでいきなりキーが全然合わなくなっちゃった石川さんだけど…「はい、これが今さっき説明したキーチェンジというもので、みんなが『キーチェンジ…?』ってよくわかってない顔してたから実践してみました。今のがキーチェンジですっ」と言い切る(笑)もう大爆笑!ちょっとしたミスもその場で笑いに変化させられる石川さんの凄さ…間奏でもピッタリリズムを合わせてくる、るーさんの自由なパーカッションも心地よい。

「たま時代の曲を演奏してるけど、後ろばかり振り向いててもいけない、もっと僕は未来を見つめる歌を歌っていきたい、では近未来ソングお聴きください、『ぼけ』」(笑)とかそんなトークだったと思う、今日のスライドギター用の弦おさえは「俺の日常クイズ」にも出ていたハグルマ(株)の三ツ矢ソース!シュールな歌詞に会場うけるうける、るーさんの太鼓もどぅわんどんどんうねるうねる。

先々月くらいのリクエストライブの投票で、当日直前にランク外から逆転1位になったという『小象の…』、これはソロで聴くのはレアだよね、たま時代とはちょっと感じの違う静かなソロバージョン、いろんなパーカッションがしゃらしゃらと景色を添える。

『青い靴』では、いきなりるーさんが舞台に寝っ転がって、そこいらに小道具を転がして撒いてゆく、石川さん3番のところで4番歌っちゃったけど「違うこれは次の歌詞〜」とか即興でメロディを付けて、ギターは弾いたまま仕切りなおし(笑)、何事もなかったように「キャラメルの〜」と歌うプロ意識、泣きそうな声で「もっと、遊ぼうよぉ〜!」と歌う石川さんを、ちょっと泣きそうな目で見つめつつ微笑むるーさん、素敵過ぎる!なんなのこの2人、愛おしすぎる…

そしてたま時代のソロ曲といえば、あたしの中では『ガウディさん』、元の名前は「犬の約束」だったんだよね、静かなストロークとささやかな律動のなか石川さんが語る、「もう約束は、犬が持っていっちゃたからなぁんにもない…でもそれに慣れると心地よくって、僕は広い広い野原の真ん中で、大の字になりました…とさ」って感じのセリフが付いてて、曲のイメージがより鮮烈に浮き上がって、なんかよかった。

前半のトリは『汽車には誰も乗っていない』、これもかっこいいよね、パーカッションが入るとなおさら!あたしはあんまり音とか詳しくないんだけど、石川さんのギターはオリジナルのコード、って言うか押さえ方を多用されてるのか、不思議な響きの音がする、それがこの曲の、夜が訪れる前の薄明かりの中の少し不安な光景を表しててすごくいい。

休憩が終わってからは石川さんソロ曲のコーナー、スタートは『カイボーするなら』、大阪にあるものしりとり、といいつつ毎回めちゃくちゃになる(笑)しかも今回の相手は、石川さんに負けじと凄いキャラのるーさん、ハイテンションで「〇〇している△△の…妹!」とか「…弟!」を連発、石川さんがやられてる!!(笑)困って客席の男の子に聞いたら「トマト」だって!また「と」かい!(笑)

前奏のスキャット「ルールルルルル〜」で石川さんがるーさんを見つめれば満面の笑顔で返しまするーさん、超好き♡『メメントの森』、生きることと死ぬことを想うこの曲、いつもこんな死後の世界なら安心だなあ、って気持ちとブタの鳴き声のおもしろさのギャップに困る(笑)、男の子にグイグイ迫って会場また爆笑!

でました新曲『マトリョーシカ』、滝本さんが「宇宙を歌った曲です」、って絶賛なさってたらしいけど、これもある種哲学的な内容ですよね、どこまで行ってもはてしない自分、それを変えることはできない、替わりはいない…ってまた急にギター止めて神妙な語りとか入れて笑わせに来るし(笑)!

『野のなななのか』では、そういえば今日の会場、包丁とリンゴがずっとピアノの上に置いてあったんだけど、おもむろにるーさんそれをお皿ごと持ち出し、椅子の上からじょうずにショリショリ剥きはじめました…この曲のパーカッションはそれだけ、ああ…石川さんが低くやさしい声で執り行う野原のお弔いの中に吹く、風の音を表しているみたい…泣くように歌い終えた途端にリンゴの皮も床に落ち、見事なタイミング!すぐカットして石川さんににこにこ食べさせるるーさん、そして手がべとべとになって困る石川さん(笑)ほんとこの2人最高…

さあて小さい子供さんもいるのに容赦はしません『秋の風』、せつない情景の歌なのに「ち」「☆」「ぽ」の3文字をわざと溜めて溜めて歌うからみんな笑う笑う!!よく聞くと真面目な曲なんだけど初めの3文字でそういう風に聞いてもらえないのと、もっと下品なホー★イの歌とか『悪代官』って曲もあります、とアピール(笑)

これも最新のナンバー(笑)ですね『ラザニア』、今日は3拍子バージョンだった、これオポムさんも書いてたけど、昔石川さんがツイッターで上げてた詩を元にしてますよね!?あのツイート見た時に「石川さんの死生観って『「たま」という船に乗っていた』からブレないなあ…」って感動したのを憶えてる、その詩が歌詞をプラスして曲になるなんて…生まれて、よかったなあ、あたし。

にゅーぎにあれこーどの第一弾シングルのタイトル曲もモロチン演奏しちゃいます『玄関』、もう胸が詰まってコメントできないけど少し言うと、同じようなコンセプトのメジャーな曲は数あまただけどこの曲にはどれもかなわない…あたしも誰かに「おかえり」を言える存在でありたい。

『夜の牛たちのダンスを見たかい』…石川さんの曲は、夜の情景を歌ったものが多い気がするけど、この曲はサビしか「夜」、って言ってないのに、聞くたびにあたしの周りの世界が真夜中に変わってゆく…激しいのに静かで、切ないけど優しい、石川さんにしか歌えない歌。

あとこの曲で、るーさんがカホンを「タカタタカタ!」って6連符で盛り上げるところがめっちゃ素敵だった!!あんまり良かったから、終演後にご本人にお伝えしたら「ありがとうございますぅ〜〜!」ってにこにこしてくださって、キュンキュンした(笑)

いよいよ終演前、今日のラスト曲は久々の『オンリー・ユー』、なんか聞くたびに石川さんの歌い回しが切なく研ぎ澄まされていってる気がするのはあたしだけ……?変わるのはしょうがない、でもあたしはずっと、もっと言うと死んぢゃってからも、この人たちの音楽を大好きでいたい…

ライブはこれにて終焉!とはいきません、もちろん客席からの大喝采を受けて、舞台裏からるーさんと石川さんが笑顔で出て来てくれました!最前列の男の子の普段の寝る時間を聞くともういつもは寝ている時間!そんな彼の気持ちを代弁する歌です、と始めた『ネムイ』。ギターを爪弾く石川さんの鬼気迫る語り、初めは眠っているようだったのにアドリブでいろんな鳴り物を加えていくるーさん、でも決して石川さんの世界観を壊さない絶妙な寄り添い方…この曲はセッションする方の裁量でずいぶんイメージが変わってくるけど、どのアーティストも石川さんを見事に立てるように演奏される、それだけこの曲における石川さんの存在は、他に凌駕されることがありえない、大いなる不可侵のものになってるんだ…変な日本語でごめなさい。

大きな拍手でアンコール終了!仕事を切り上げて聞きに来てほんとに良かった!!!

あっ、石川さんがこのHPのサーバーの管理者さんに初めて会ったみたい(笑)デュオ・メイプルさんとムーゲ君のお母さんもいる!3人さん横並びで、なんか関西投稿勢の絆を感じる光景(笑)とにかく今回も、MCが抜群に面白かった!!んだけど…あんまりたくさん面白いのあり過ぎて、また笑い過ぎて覚えてない(笑)ごめんなさい、どれだけ面白いかはライブに来て体感してください。

石川さんるーさん大好き!!!また一緒にライブしてくださいね!!!(黒岸なぎ子)


(本人より)るーちゃんとはかつて即興音楽劇集団「るるる」を一緒にやってた。
そのバンマスであるるーちゃんとは久しぶりだったけどやっぱりツボを押さえてくれたな〜。
ちなみに普段はパーカッションよりドラムの方が多いそうでこちらも小さい体からは想像出来ない迫力満点な演奏なので次回は是非ドラムでもやってみたいな。
創徳庵のマスターでもありこの日司会もしてくれた岸田君は大阪ではミノヤホール→レッドライオン→コモンカフェそして今回の創徳庵と放浪のライブハウスマスターとしてこの20年間ずっと俺たち関係をブッキングしてくれてる。
この日も終演後梅田の駅までふたりで夜の散歩をしながらあれやこれや話しながら帰りましたとさ。

2015.11.7(土) 第三回「全日本○珍音楽大博覧会」

茨城県・戸頭の喫茶スペース「はこカフェ」にて開催。

滝本さんと石川さんが共演することで期待が高まったが、自宅から遠くいけないと思っていたところ、またもやニューギニアさんからご連絡いただき、石川さんとも同行することになった。

会場のはこカフェは、本当に街にある普通の喫茶店という出で立ちで、石川さんたちのライブに行くときは、いつも楽しく予想が崩されます。(笑)

午後の5時から開演でそこから5時間近い長丁場だったがあっという間だった。若手2組のうち、1組目の「三日月窃盗団」は石川さんもサポート。なかなかおしゃれだった。

そして、昨日ペルーから帰国されたばかりという関島岳郎さん(栗コーダーカルテット)はリコーダー2本に、大きな楽器二つでソロ演奏。普通のリコーダー何て言ってたけれど、あんな大きさ普通じゃないです(笑)。

今回の主催者・ちくわ朋彦さんは、事務、音響スタッフ、そして出演と大忙しだった。自らも後半は関島さんと石川さんをバックに迎え、ギターの弾き語りで熱演。

そして石川さんの登場。ちくわさんからギターを借りて「豆腐」「おいしいうそがいっぱい」で始まり。続いて9月のライブでお客さんからお題を頂戴した「マトリョーシカ」「ラザニア」も早速持ち歌になりました。「ガウディさん」の秘蔵エピソードも披露され、ホルモン鉄道や自分のCD「玄関」も宣伝。最後に行き道の車の中での僕たちのリクエストで「汽車には誰も乗っていない」もやってくれました。

ラストは滝本晃司さん。独特の繊細さと、トキメキの世界観はやはり圧巻。「月虹」をピアノで演奏したのには驚きました。そしてアンコールは、なんとベースを持参されており、パーカッションに石川さん、ギターにちくわさんを従えて、ベース演奏で「星を食べる」。間近で見ると本当に上手なベース弾き語りでした!。

色んな人たちを観れて、最後に好きな人たちを観れたライブ。今回も石川さん達と撮ってもらった写真はすごく思い出に残りました!!ニューギニアさん達車に揺られ、昼食もご一緒した道中。今年の冬もまた一段と色んなところを駆け回れる気がします。(Sankaku)


(本人より)第一回から主催者のちくわ君には毎回呼んでもらってる「全日本○珍音楽大博覧会」。
第一回はイシマツ、第二回はホルモン鉄道、そして今回はソロ。
毎年他の人たちとのセッションも楽しみ。
さあ、来年はパスカルズかそれともケンヂ浩司か!?

'15.9.21(土) ニヒル牛 即興歌&セッション

かぶら木さんとのトークショーから程なくして、ニヒル牛に場所を移し行われた。事前にメールで即興歌の題名とセッション参加者を募集。満席となった。

即興歌とセッション参加者はそれぞれ8組ほど。ギターの弾き語りをはじめ、ベース、そして口上や詩吟などもあり非常にバラエティー豊かだった。即興歌はメールでお客さんから簡単な単語の題を募り、前日もしくはこの日の朝に作られたという。

まさしく石川さんの本領発揮と言えるライブだった。即興歌は「ワンパターンかも…」などと卑下されていたが、カポでキーも変えたりもせず、非常にバラエティー豊かな曲目。石川さんらしい「マトリョーシカ」「介護」や、ホロリとくる「電車」、「玄関」並みに心に響く「ラザニア」など本当に即興かと疑うほどのクオリティーの高さだった!

セッションでも出演者によく合わせた演奏で熱演。ギターやベースなどのほかに、楽器のないパフォーマンスにまで合わせてしまうことも!特に驚いたのが演劇などで一つの練習項目として用いられる口上売り。この様なものに合わせてしまう石川さんもさながら、出演者と石川さんがロクにあったこともなかったという話には、ただ驚くしかなかった。

最後に、自分もセッションに参加した。なぜか自分はトップバッターになる体質のようだ(笑)。音源をとることに成功したが、これを友人に聞かせたらとても面白がってくれた。名実共に残るものになってほしいです。(Sankaku)


(本人より)この日の即興歌の録音を聴いて手直しして「マトリョーシカ」「ラザニア」は新曲として最近のライブでやっている。
俺の場合新しい曲は完成品が初めからあることは少なく、たいていライブで自分の歌った感じや反応を観て歌詞やメロディをいじるので最初とは全然別物になってしまうこともよくあるのだが。
以前の作りかけの曲と合わせたりしてあと何曲か新曲として育てていければいいなと思ってる。

2015.9.21(土) ニヒル牛2 トークショー「Kは見ていた」

石川さんと、友人のカメラマン・かぶら木たかおさんのトークショー(無料)。ニヒル牛2の歴史を物語るかぶら木さんの写真展のもとで行われた。よくニヒル牛2ではかぶら木さんとお会いするが、その訳も明らかに。

かぶら木さんが到着し、ふらりと外に出たらおじさんが自転車をこいでいるのが見えた。僕に手を振ったので、奥様の自転車を借りた石川さんでした。

石川さんは歌手なので声が大きくてハッキリとしているが、かぶら木さんは人前でしゃべり慣れていないのかちょっと聞き取りづらい声。

鉄道写真から写真の道に入り,石川さんたちと出会いたまなどのジャケット写真も手掛けられた。かぶら木さんはニヒル牛作家ではないが、その人が展示を開くという異例の展開。高円寺から両国に通っていられるが、ニヒル牛2に通うために西荻窪まで定期を買われているという。しかも近年は吉祥寺までに。

展示の写真はかぶら木さんの略歴や肖像写真、ニヒル牛2の展示の歴史を物語るもの。ペーパー人形やブロマイドも発売され、ブロマイドは売り切れに!そのことに文句を言う石川さん(笑)

注目を浴びている作家さん世界進出をしていることも話題となりこのニヒル牛がその礎となるやもとの話も現実味を帯びていた。くしくもニヒル牛2は10年の歴史を以て今年で閉店。その節目となるイベントと言えるだろう。

最後にプレゼントくじがあり一人の当選の方にはかぶら木さん撮影の写真がプレゼントされた。石川さんもこのあとニヒル牛の方でライブ。この日は満席だけど次の日は空席があるそうです。

追:トーク中に写真をたくさん撮りましたが、石川さんとかぶら木さんの間から覗くペーパー人形がちょっと怪しく光ってます(笑)(Sankaku)


(本人より)Kことカブラギ君とのトークショー。ニヒル牛2の歴史などを話したね。
まぁカブラギ君は素人なのでこのイベントは無料だった。
ニヒル牛2は丁度開店から10年で建物取り壊しの為今年で閉店。でも10年とは思えないほど思い出が詰まってた。
俺も天使イベントや空き缶の展示会、リアルバー「ウキュピ」や風船敷き詰め喫茶などいろいろやったなぁ。
ちなみにここで宣伝したからか翌日のニヒル牛ライブも結局満員になりました〜。

ユーストリーム:2015年11月2日ホルモン鉄道ライヴ IN 飛騨高山ピースランド

ひさびさのホルモン鉄道というのに高山じゃぁよう行かないなぁ、としょげておると、ななんとどちらのどなた様か存じ上げませんが全世界に向けてホルモン鉄道をユーストリーム配信してくださるという菩薩行を敢行、それを石川さんがトゥイートしてくださったもんですから知らなかった私は喜んでただちに拝聴、じつに愉快な時間がはじまりました。

オープニングアクトは地元飛騨高山の弾き語りアーティスト・げんこつ君さん。ホルモン鉄道にピッタリのシュールな世界観をもった歌い手さんです。なんとまた「ホルモン鉄道のテーマ」を急遽こしらえて披露してくださいました。「♪分泌分泌分泌〜〜、視床下部から銀河まで〜〜〜」というフレーズが印象的でおもしろい曲。ほかにも「はえ」「ハイビーム」などなどなかなか独特な曲を歌っていただき、約20分でホルモン鉄道へバトンタッチ。げんこつ君さんの2度目の「ホルモン鉄道のテーマ」に乗って、舞台に向かって服を脱いでは投げ脱いでは投げながら進む暴走列車・石川さん。マイクスタンドにまたがり「・・・あはっ、分泌しちゃう、やばい、ちょっとほんとにぶ、分泌するぅっ・・・・・・」などとのたまい客席をあたためます。登場していきなり法悦に浸る破天荒な出演者(笑)。大谷さんは背中を丸めて照れ笑いするしかありません(笑)。そしてなんやかや言いながら準備してる最中に忍者のように身を屈めていつものポジションに滑り込むとっちゃんさん(笑)。ホルモン鉄道、いざ発車オーライです!!

はじめはこれまた意外な「豆腐」からスタート。全体的に高山のお客さまはおとなしめで、奇奇怪怪な石川さんの演奏と歌に呆気にとられている感じです。唐突に曲が終わって笑いが生まれました。いやこの曲は私も謎が多すぎて呆気にとられることがしばしばです。
いきなりのとんでもない出だしにハラハラしましたがここで落ち着いて石川さんがとっちゃんさんの紹介。「この人はずーっと何十年もいっしょにやってるのに、『私はサポートだ』といって聞かない女の子です。あっ女の子と言ってもこないだ孫が生まれた女の子で、そういう女の子も・・・音楽界には居ます」とまた客席はウケています。さすがのトーク。
「毛虫おじさん」はソロと最も異なるのは石川さんの「ゾワゾワ」に対して客席ではなく大谷さんが「ヌメヌメ」を担当するということ。そんでこの大谷さんの「ヌメヌメ」がいつもめっちゃ恥ずかしそうなのがツボに入ります。とうとう耐えきれなくなった大谷さんが顔を伏せたところで何事もなかったかのように曲に帰る石川さん、ここは鉄板ですね(笑)。
石川さんが「豆腐」なら大谷さんも出だしは負けじと「包茎ジョナサン」。いやいやいや・・・・・・2人とも初っ端からえらいのぶっつけ過ぎ(笑)!! 石川さんも「えっ・・・!? ホーケイってあのホーケイ!? 法律経済じゃなくってマジの方の??」と振ります。私は画面の前で腹を抱えて笑いました。おとなしい皆さんはちょっぴり反応に困っていらっしゃった感も(笑)。この曲の石川さんのパーカッションの躍動感はいつも見ていて爽快です!
そしてホルモンライヴではお馴染みの、包茎のキーワードで石川さんが魘されてどっかへ行ってしまう、という流れなのですが会場狭隘で隠れる場所が無い(笑)。客席にお尻を向けたままじっとする石川さんを尻目に大谷さんがゲストを紹介、ミスター、ベイスボーール!! アッヒャアァァァァァァァァァ!!!! 雄叫びを上げながら間奏中にスティックで大谷さんの乳首や股間を弄ぶミスター、今宵もやりたい放題で会場も私も爆笑。これ全世界に配信されてんだよね(笑)。
「カイボーするなら」の前にMC、「昼間は石川浩司先生として中学生の前で講演したのに夜はこんな顔! もちろんこんな顔はいっさい見せていません。ま、大人になったら2つくらい顔を持たなきゃ・・・」とトーク、これまた大受け。しりとりは大谷さんがしくじってあっという間に終了(笑)。
ここのMCで大谷さんからホルモン初のユーストリーム配信をアナウンス、パンクな石川さんはすかさず「ちんこ! ちんこ!!」と絶叫(笑)。もう最高。
「ネットで検索」であやしく歌ったのち、出ました新曲「マトリョーシカ」。前回大阪のシークレットで聴かせて頂いた時からまた変化しており、途中で大谷さんやげんこつ君さんをイジる新しい流れ(笑)。毎回アドリブ風にやるのも面白いかもしれませんね。また大谷さんのキューピーさんパーカッションとボクボクコーラス、とっちゃんさんのピアニカが入ってより楽しい感じになっていて良かったです。これはホルモンならでは! この曲は大谷さんも絶賛なさっていました。
そして「どうでもワルツ」でシンバルを大谷さんの頭にコツコツ当てたり客席に乱入したり、暴れる割に一線は超えない匙加減をアピール(笑)。とっちゃんさんの「鼓動」をはさみます。澄んだ歌声が濃厚な一夜の中で一服の清涼剤になりますね。こんなキラキラした声の(リアルに)おばあちゃん、なかなか居ませんよ?
大谷さん「昼間の公園で感動した中学生が来たらやめようと思ったけど居ないので、やります」と始まるのは「オスペル」。なんかいつもに比して「尺八してくれ」のくだりが委縮してる(笑)? 直立不動でワワワワーの石川さん、「♪尺八しているときの、女性の顔は〜〜」のところではとっちゃんさんを見つめるセクハラは忘れない(笑)。
オスペル来たらこれ行かないと、「悪代官」。もうこれ最近とくに外さない鉄板と化してますよね(笑)!! アドリブでまたも大谷さんを異常性癖者としてイジリまくりエンディング。もうハラ痛い。
「セロテープ」はいつものシュールかつかっこいい演奏、この曲の石川さんのパーカッションはもう神懸ってますね! このサウンドはホルモン鉄道をイロモノとしか見ていない人達に是非観聴きして欲しいですね。
あれなんか今回長くない(笑)!? えーつぎ「ハゲアタマ」。この曲もどこで笑いが起こるかが人それぞれなので面白い。最後もさらに大谷さんイジり、「隣を見てみると、明らかな不審者が、目を逸らしていましたとさっ!」って(笑)。
次は大谷さんも聴いたことのない新曲、「ラザニア」。ついに聴けるっ! ああ、これはすこし昔石川さんがトゥイートなさっていたものが元になってるんだな。そう、ほんのささいな日常の幸せだって、生まれてきたことの意味となり得る。石川さんがずっとおっしゃってきたことです。素晴らしい。あとすいませんが大谷さんこういう真面目な展開でもオモチャで無理して絡むのは控えて欲しいです(笑)。なにげにすごいどんな曲でも少し聞けば合わせられるとっちゃんさん。この曲が一番拍手が多かったのでは?
癒しソング「境鉱泉」を経て久々に聴く「子供達をよろしく」、未だいろんなことが隠蔽されていて、大きな力が今後も可能な限り隠蔽しようとしている不都合な現実に、どれくらい私達は気づくことができるのだろう。
そしてこれもホルモン名物、大谷さんのギターで「夜の牛たちのダンスを見たかい」。今夜はこれで終曲! スピーディーなストロークでグイグイ進みます。ピアニカも入り、ソロとはまた違う趣の歌になりますね。マイクを外しても十分にこちらへ飛んでくる石川さんの「見たかーーーい!!!」に鳥肌。最後のフェードアウトの見事さは聴くたびに惚れ直します(笑)。

礼をして舞台から去る石川さん、なぜか大谷さんは残ってるなと思ったら「アンコール〜!!」とご本人直々にアンコール誘発(笑)。ブーメランの如く帰ってくる石川さん。時間を気にする自由な大谷さんをイジります。「毎回時間を気にする割に、自分では時計を持たない奴です」たはは。なぜかアンコール前に休憩を入れようとする出鱈目な大谷さんを諌めつつお客さんの膀胱を慮って進行する石川さん。この大谷さんに石川さんととっちゃんさんが振り回されるのを見るのもホルモン鉄道の醍醐味のひとつと認識しております(笑)。当事者大変そうですが(笑)。
さてアンコール一発目はしずかで素敵な「海のゆりかご」。それまでのドタバタが嘘のようにしっとりと美しい歌。このギャップがたまりません。とっちゃんさんと石川さんの三連符のリズムのシンクロ度合いが見事過ぎてブルっときました。
最後は「ネムイ」。やはり3月のくだりから胸を撃たれて動けなくなります。何度も聴いてきたはずなのに、いつだって震えてしまうのは、何故。
これでアンコールも無事終了、石川さんが終点のテーマをホッホッホ・・・ と始めようとするも自由な大谷さんは「これで終わっちゃあ悲し過ぎるだろ〜〜」なんて言ってもう一曲を示唆。石川さんはポカンとしながら内心「コイツ・・・」と思っていらっしゃったことでしょう(笑)。大谷氏、自由すぎ(笑)!!
げんこつ君さんを即興でパーカッションに迎え、最後の最後は「雨の日のサーカス」。ファーストアルバムから聴いていますが、年々大谷さんの歌い回しが洗練されてゆくのがわかります。パーカッションを離れ自由な石川さんは演奏の途中からおもむろに誰かの鞄を担ぎだします。なんじゃろか、と注視してたら「大谷の鞄の中見〜ちゃおっ」と客席に向かって中身をバラ撒きます。早いもん勝ちだよ〜なんつって(笑)。アドリブで「♪雨の日の〜サーカスは〜〜、色んな〜ものが散らばって〜いる〜〜」と歌いラララ〜とカメラの真ん前でスキャット、そこへさらにアドリブで台詞を重ねる大谷さん。この流れは新鮮でした! また演奏中にどんどんコツを掴んでげんこつ君さんのパーカッションが上達してゆくのが面白かったです(笑)。

世界に配信されようがはちゃめちゃっぷりは不変! はじめは硬めだったお客さんも2人の無茶苦茶ぶりに最後も爆笑爆笑。セーフかアウトかはさておき(笑)、この日は石川さんのMCがどれも抜群でした。もちろん言うまでもないですが演奏もね! いやぁこんなおもしろライヴを無料で拝見できちゃったなんてなんだか会場にお越しの皆様に悪いなぁ。でも生で観た方が絶対面白さは倍増しますから! この配信を見て笑っちゃった方は是非ライヴへ! お下品がお好きなお友達も誘ってホルモン鉄道に乗り合わせてね(笑)!! (オポムチャン)


(本人より)この日のライブも楽しかったな。こういう風にレポートが無ければほとんど忘れちゃうような記憶が甦って来た。
なんせ昼間キンチョーの中学校講演会だったので、そこで言えなかった下品が暴発パーーーン!
いやぁ、ホルモン鉄道でいつまでもバカやってたいもんですな。
でもいつか出来なくなる日も来るんだよな・・・。
ま、出来る限り続けるっす。来年は結成20周年だっ!

2015.11.8 第1回アパアパ音楽祭 こーしーりんごのランニング at 奈良apa apa cafe

はい、勢いホルモンダブルヘッダー、やっちゃいましたよ。大阪中崎町の創徳庵の大谷氏、とっちゃん、トリオメイプル2/3(笑)他ご出演の「秋の地下大音楽祭2015」の終演からJR大阪へ一直線、大谷さんの言伝てを抱いてダッシュ。やっぱりこんな無謀な真似をするひとは他に誰も居なかった・・・(笑)。まぁ、私みたいなださい格好の動きがきもいおっさんと奈良まで同行なんてまっぴら御免なのは実に納得のいく理由であることが自分でも理解できたのでよしとしましょう。なんか最近卑屈の度合いが悪化してきたな。キチガイの孤独。まぁ遠いしお金もかかるしだいいち疲れるし普通はせんわね。JR鶴橋から近鉄へゴー。よっしゃ快速が来るがな。びゅん。

ライヴ会場で飯を食うのが苦手な私は奈良駅前のコンビニで唐揚げとサンドイッチを飲み物もなしに立ち食いで詰め込み、雨の中会場へ滑り込んでなんとか開演18時に間に合いました。今日は知ったお顔が誰ひとりいない完全アウェイ、初ライヴ以来です。

オープニングはぶらっくこーしーくん・・・ 改め昭和ポテトさん。なんと初っ端から石川さんを招いてハイトーンで弾き語り、全曲バックを石川さんか叩きます。このパターンは予想外だった! 即興曲で石川さんを「スーパードラマー」と連呼、曲が終わってから石川さんにパーカッションだよ、と正されても「このスーパードラマーと一緒に出来て幸せです・・・」とお構い無し(笑)。なかなか肝の据わったマイペースっぷりでいらっしゃいます。「源頼朝」という曲とか変わっていて不思議なシンガーさんでした。

お次は頭にりんごを乗っけた本職はパステル画家の5*SEASONさん。昭和歌謡風の楽曲をアコーディオンのジャネット福田さんの伴奏でビブラ〜トびっぶびぶで歌唱します。はじめは嫌いだったけどあたたかい奈良の街の皆さんから喜んでもらえたことで好きになった、自ら名曲、と言い切るデビュー曲「りんごりんごりんご」他奈良を愛する歌を披露します。腰回りに電飾を付けたパワーのあるお姉さんです。途中ダンスの曲ではお客さんや石川さんを舞台に引っぱりだし無理矢理(?)踊る。締めも石川さんを呼び出して即興パーカッション付き「りんごりんごりんご」で。もう完全に脳味噌に焼き付けにきてますね。

10分の休憩を挟んで今日はほぼ出ずっぱりの(笑)石川さんが登場・・・ ってか休憩中ずっと舞台脇の椅子に座ってらっしゃったんですが。最前列の皆さんからの写真のお願いにニコニコ応じていらっしゃいました。
5*SEASONさんが紅白出場を狙っているというMCを受けて、石川さんが「紅白を狙うならこうした方がいい、という実地指導を今からしたいと思います」、とご自身の25年前の出場経験とイカ天のお話から説明、そして5週目グランドチャンピオンを勝ち獲った時のヴォーカルが僕です、とご案内の後に歌います。「まちあわせ」。すでにゲンゲンゲロゲロの段階で客席から笑いが起こっています。石川さん初体験の皆さんは本当にこの曲でグランドチャンピオンになったのか、と意表を突かれたのでしょう(笑)。最前列のお客さんの口の周りのハムカツの粉イジりは定番かつ鉄板。

ホルモン鉄道等現在の活動の解説やCDの宣伝を経て、「こんな馬鹿な曲ばかりやってると思われても何なので、ちょっといい曲もやろうと思います」と「メメントの森」。初見のお客さんがほとんどなのでいつもと違うところで笑いが起こったり、反応が新鮮でいいですね。

そのまま「ガウディさん」へ。いつも幻想的なこの曲、ほぅっ、と曲の世界に引き込まれて珍しくキモ揺れ(私特有の無意識的な身体をクネらせてのリズム取り)せずに呆けてしまいました。不思議と脳味噌が薄いグレーに染められていく歌。

この日もインターネットで即時配信がされているらしく、高山の時とちょっと言い回しを変えて「おちんちん! おちんちん!」と叫ぶ石川さん(笑)。世界に向けて毎回ちんこ言わんと気が済まないんですか(笑)! 次は新曲「マトリョーシカ」、これが今日の私的ハイライト。回数を重ねるごとに洗練されていきます。徐々に完成品に近づいていく行程を見ているようでちょっと嬉しいですね。これも笑ってしまったり、「僕は他の人になれないから、いちばんいい僕になるしかない」なんてなるほど、と思ったり、ポップだけどしみじみしちゃう今後も定番化しそうなステキ曲。

さてここしばらく飛騨高山で中学生相手に講演したり京都でふちがみとふなととこうじでデビューしたり前日には茨城で滝本さんたちと演奏したりと多忙なスケジュールを紹介ののちパスカルズと映画の話、その出演映画で使われた石川さん作詞の「野のなななのか」をソロヴァージョンで。ここ最近は最後の繰り返しをオクターブ上げて叫ぶように歌われるのが定番化してきたようで、それまでのロウトーンとうってかわって胸に迫り来る歌い方が良いですね。

そして新作CD-R「玄関」の宣伝、ほいっと千円で買えるから気軽に記念に、とことさらアピール(笑)、「帰るときはそこ(物販コーナー)絶対通るから、気軽にね。何が辛いかって言うと物販をそのまま持って帰ると物理的にも重いし、精神的にも重いから」と会場爆笑、そのままタイトル曲「玄関」へ。最後にそっと呟く「・・・おかえり」のあとに弾きおろすAmが切ない。

奈良は県庁所在地なのに夜が早くってたまのメンバーと深夜営業の麻雀店で徹マンしても朝方タクシー自体が走ってなくて(呼ぶことすらできなくて)ホテルまで1時間歩いて帰った(大爆笑)、なんて地元トークをはさんで最後は主催者さんからのリクエストで「ネムイ」。曲終盤で迫るような歌い方で声を上げる曲が3曲続きました。どれも違う種類の、言葉にできない何かかこみあげてきます。

これで石川さんのソロの演目は終了! これで終わっちゃうのも深刻な感じになっちゃうのでバランスを取らなきゃ、と出演者の皆さんで「さよなら人類」を! ヴォーカルは昭和ポテトさんが務めます。あんまりオリジナルをご存知ないご様子で未来電話を見ながらの歌唱でしたがさすがのマイペースで歌い切られました。おかげでいつもとはまるで違うレアなこの夜オリジナルの「さよなら人類」が聴けました。最後はどんどんテンポが上がって行って客席も一緒に歌うというサービス付き。

これで大団円と思いきや最後の最後に全員でこの日3度目の「りんごりんごりんご」。5*SEASONさんがメインのイベントだったのか・・・。ええ、名曲ですもんね。はい。

エンディング後即刻物販へ移動する石川さん。すでに石川さん関係のものはすべて揃えてしまった私は買えるものも無くお邪魔になってもいけないので「大谷さんから言伝です。ちゃんと明後日同じ場所で石川君のライヴがありますと何度も宣伝しといたからな、と石川に伝えてくれ、と」そうお伝えして明後日のライヴの参加を石川さんに誓い、大阪へと踵を返したのでした。大活躍の石川さんお疲れ様でした! 今宵はゆっくりお休みくださいね(笑)!! (オポムチャン)


(本人より)この後出演者やお店の人みんなと延々打ち上げで飲んだのだが5*SEASONさんはステージを降りても頭からリンゴを外すことは無かった。
風呂と寝る時以外はずっと付けてるのだそう。
奈良の名物おばちゃ・・・お姉さんですな!