ザ・レポート(28)
今まで石川がかかわってきた全ての活動、つまり「ソロ」「パスカルズ」「ホルモン鉄道」等のライブ、CD、ビデオ、またテレビ、ラジオなどのマスメディア、演劇、書籍、ニヒル牛、コレクション、すごろく旅行、このホームページ、その他とにかく俺がかかわってきたありとあらゆる表現活動の感想、評論、思い出等を募集します。
既に何かに発表したもの(ミニコミ、ミクシィ日記、ホームページ、掲示板等)の再録も自分で書いたものであれば0Kです。批判やお叱りももちろん構いません。他の人のプライバシーの侵害や、特殊なケースを除き、基本的に全て採用します。何についてのいつのもののコメントかをなるべく分かりやすくして、メールにて題名「レポート」でお願いします。おおよそ10行程度まで5ポイント、それ以上は10ポイントです。裏話等や本人のそれに対する意見や感想なども付けていくつもりなので、気軽に応募して下さいな〜っ。
例えば俺本人も知らない「こんなとこに載っていた」情報及びその感想とか「すごろく旅行を実際やってみた思い出」など俺にインスパイアされたものでもOKですよ〜ん。
2014.11.1 わっかをなくした天使のおっさんのひるね屋 in 大阪
(注・登場人物は当ページの投稿者さんのハンドルネーム以外は念のためイニシャルでお送りします。)
私はこのHPを拝見しはじめてから9年目を迎えたわけですが(投稿は2013年3月から)、過去の「インフォメーション」を見ていてずっと気になっていたイベントがありました。
それが、ニヒル牛2で開催されていた「わっかをなくした天使のおっさんのひるね屋」。
こちらをご覧の皆様にはもはや説明不要かとは存じますが念のため説明しておくと、会場には天使に扮した石川さんがのてっと寝転がっており、100円〜1500円のメニュー表からお好みのパフォーマンスをオーダーした時だけ天使がもぞもぞ起き出して、お金を払った人に向けてパフォーマンスをおこなってくれる、という愉快極まりないイベントです。
とっても興味深くいつか開催中に東京へ行けたらいいなぁ、なんて気長に構えてたら、何年かするうちにご近所から騒音で苦情が来たか何かの理由で開催できなくなったようで、私のひるね屋で石川さんとセッション、という夢は叶わぬまま泡と消えたかのように思われました。
しかーーし!!
なんとそのおもしろイベントが、この秋沖縄と大阪で開催されるというではありませんか!!!
私は1も2もなく嫁はんに直談判、最近ライヴに行き過ぎてて(ぜぇんぶ石川さん関連)ぼうずの面倒を放棄しているため夫婦関係に亀裂が走りかけているので、私の腰は地べたから東京メトロよりも低く低くなりその低さたるや地中深く潜り込みモホロビチッチの不連続面に到達せんとばかりの勢いでした。
私の非人間的へりくだりに辟易した嫁はついにこのステキイベントへの参加を承諾しました。やったね! 今後が不安だがとりあえずやったね!
ウキウキでギターを抱えて天満橋に向かう私。ギターケースにはカポタストと前日に両替しておいた大量の100円玉・500円玉が仕込んであります。ギターなんて持つとかばんなんぞは背負えません、翌日朝9時に仕事で大事な契約の面談が入っていたので、念のためその関連書類もぜぇんぶギターケースにねじ込んでの参戦です。どんな社会人だ。
邪魔なギターを抱えながらいつものマクドでバリューセットをガツガツ喰らい、場所が怪し過ぎて今回も辿り着けない人が出たという天満満天堂へ向かいます。よくこんな所見つけられましたよね・・・。10階の扉の前の螺旋階段にはすでに会場待ちの人々が。あっ上から私を呼ぶ声、ニヒル牛作家のかわいこちゃん、Sちゃんです。そのうちマンドリン演奏家のなんと(スタッフなおさん以外では)唯一の沖縄大阪ひるね屋ハシゴの強者・でゅおめいぷるようこさんがお越しになりました。おっ、やっぱりマンドリンを背負ってらっしゃいます。今日はどんな曲で石川さんとセッションしてくださるのかな?
さながらマンションの一室のような会場に靴を脱いで入ると、すでに白装束で横たわる石・・・ い・いや天使のおっさんの姿が・・・! あまりのシュールな光景に、私は声を殺してようこさんと笑いました。部屋の奥にはなんだかへろっとした「悪」という紙名札を付けたなおさんがちょこんと座っています。今日の進行をしてくださる悪魔だそうです。
会場にはライヴで顔見知りになったりチャットでお話したことのある方々がちょいちょいと。
かえる大好きで緑系のコーデが似合う(この日は黄色?)Mちゃん、信楽でもご一緒した投稿のよきライバル西大路さん。おや、いつものハーブティーさん親子はどうしたのかな・・・ なになに、財布を忘れて遅刻する!? 名物の息子さんが取りに帰ってくれてるそうで・・・。後半戦に期待しましょう。
長い前書きも終わり、ようやく18:30開演です。
小銭をあほほど用意してきた私ですが、なんとはじめに配られたオーダーシートに都度都度やってもらいたいパフォーマンスメニューを記入、合計額は各自で計算し最後にまとめて支払う、というシステムでした。はは。硬貨でじゃらじゃらのギターケースが間抜けです。
黒い服の悪魔なおさんがおすすめのメニューやこれ何? というものの解説をしたりしてくれます。「意外とおすすめなのが“嘘”!」なるほど、石川さ・・・ 天使のシュールで面白い嘘は絶対500円でも高くない。
なかなか手が挙がらないので、先陣を切って私が天使にオーダーします。「最初にコレ!?」と言われてしまったのですが私はこれを待ち望んでおったのです、天使との「3分間しりとり」。絶対面白いに決まってます。
もう夢中で何を言ったか忘れましたが天使側はもう基本ノールールな感じで、単語に縛らず長文のセリフを返して来たりします。私もたま関連ワードやおさわり付きの「きんたま!」に対し「まら!」で返したりと健闘しましたがやはりおいしいところは天使が持っていきました。3分は早い・・・! でも面白かった! いい感じでトップバッターは務められたと思います。
その後は途切れることなくいい感じでオーダーが入り、天使も1回メニューをこなすごとに律儀に眠りに帰るのですがすぐに悪魔に叩き起こされてなんだか大変そう(笑)。メニューは過去の「インフォメーション」を参照いただきたいのですがこれらのメニューを組み合わせでオーダーすることも可能で、皆さんそれぞれいろんな形でのドッキングを楽しんでいらっしゃいましたが一番おもしろかったのはようこさんの「激しく喘ぎながら似顔絵」。無茶振りにも程がありますが天使はあはんあはん言いながらようこさんの似顔をこしらえました。写真を頼まれましたが笑い過ぎて上手に取れませんでした。出来上がった似顔絵を見てようこさんは笑いながら「ひど〜い・・・」とコメント、だってしょうがないよ、はじめから中学の時の美術の成績は1って断わってあったし、その上喘ぎながらだもん(笑)。
ともかくいろんな方からいっぱいオーダーがあったから全部書き切れません・・・ お越しの皆様、是非ご自身の登場シーンをこちらへ投稿してくださいね〜!! 石川さん共々、心よりお待ちしております(←何様だ、お前は)。
途中貼ってあるメニューが読めない西大路さんにMちゃんとSちゃんが「これどうですか? 行っときましょうよ」なんてオーダー代行業をしているのが印象に残りました。やさしくてかわいい女の子達だなぁ。おっとこんな変態からかわいいなんて言われてもセクハラ以外のなににもなりませんね、失敬失敬。
他に私がオーダーしたのは「♪こじき」。この歌はこのHPのコンテンツ「石川浩司の歌詞集だよ〜ん」のコーナーで見たことがあるだけで一度も曲を聴いたことがなかったからです。
特等席で耳を傾けます。単音弾きでドレミ、と童謡「チューリップ」を思わせる始まりで「咲いた、咲いた〜」の代わりに「こ・じ・き〜、こ・じ・き〜」 とやるもんですからもうそこからやられました。なおさんや西大路さんのご職業と絡めながら曲はアドリブで展開、とにかくこじきはどんなお仕事よりも大変ってことはよぅくわかりました(笑)。
そしてなおさんおすすめの「嘘」。この天満満天堂の入っている怪しい(失礼)建物の謎に迫ります。なぜ会場は10階なのに、エレベーターは9階までなのか・・・? その秘密は、オーナーの・・・ おっとこれ以上は内緒です。てか嘘やし(笑)。なんで一瞬でそんな出鱈目を思いつくのでしょう、じつに満足したオーダーでした。さすが悪魔お墨付きです。
私の最後のオーダーは「♪ラッタッタ」。ただ石川さんはギターを弾けないので私が伴奏とコーラスをします、とでしゃばり、昨年の梅田「誰とでもセッションライブ」以来のセッションをさせていただけることに! 石川さんはその辺の缶やら箱やらをパーカッション化し、躍動しながら歌ってくださいます。前回の失敗を踏まえて今日はチューニングを合わせて挑んだセッション、もうギターを間違えないように必死で折角の石川さんのステキ演奏が間近に居るのに頭に入って来ませんでした。ただまぁしかし、間奏の「♪おぉお〜〜〜〜〜〜〜!」のハモりはたぶんうまいこと出来たので良しとします。周りの皆様はへったくそな伴奏を聴かされて鬱陶しかったでしょうが、やったもん・払ったもん勝ちだもんね〜。楽しかった・・・。
心配していたハーブティーさん親子も後半から無事参戦され、たのしくオーダーされていました。愉快な息子さんはしりとり(なんと4回も注文(笑))とニックネーム命名で活躍、前回大谷氏の陰嚢水腫を見せてもらったらしいのでそれにちなんで「デカ玉見た蔵」と命名され抗議、ならばとゲーム好きだから「ムーゲ」と名付けられ強制終了。ははは、これにより今後は彼の事を「見た蔵」ないしは「ムーゲ」と呼ぶことに決定、しりとりの追加オーダーの際に早速悪魔のなおさんから「はいムーゲ!」と呼ばれていたのが可笑しくて仕方ありませんでした。
あとはみんなの歌う「さよなら人類」のサビをバックに「着いた〜〜〜!!!」(Sちゃんオーダー)、オリジナルソング即興作成で悪い奴らを鍼で次々と倒していくと思いきや健康にしちゃう(笑)「西大路の座頭市」(西大路さんオーダー)、なおさんのように悪魔を意識した黒装束・・・ というかステージドレスに着替え、「エル・クンバンチェロ」&なんとなんと「野のなななのか」をマンドリンでハモり付きセッション(もちろんでゅおめいぷるようこさんオーダー)などがとくに楽しく、最後はMちゃんが制限時間間際にオーダーしてくれた伴奏なし「学校にまにあわない」!! まさかこの曲が聴けるとは嬉しいなぁ。・・・でも肝心のセリフの内容は忘れちゃいました(老)。だれか投稿してください(笑)。
いやー良かった!! 都合4オーダーで3100円の支払い、入場料込みで普段のライヴより散財しちゃいましたがいつもでは出来ないワガママや贅沢をさせていただけたのですから、これは正しいお金の使い方です。
今度はいつどこで開催されるかわかりませんが、もし近場ならまた行きたいです! しりとりと嘘は何度でも面白いし、今度は他の方が先にオーダーなさったので断念した「全裸でゴ・ゴ・ゴー」の伴奏&コーラスに挑戦したいです!!
皆さんもお近くにわっかをなくした天使がふらふらやってきたら、是非お見逃しなく! (オポムチャン)
(代理人より)くだらないでしょ!?
こういうことで暮らしていけたら、というのを体現してみましたっ!
神出鬼没の天使さんは次はどこに舞い降りるのか・・・知〜らない。
2014.11.1 わっかをなくした天使のおっさんのひるね屋 in 大阪
11月1日の「天使の昼寝屋」。祝祭日でない土曜日は本来6時まで仕事なのだが、いつものライブとは違う、これは行くべきだと、4時半過ぎで仕事を切り上げて大阪へ。
メニュー表から選んでお願いするというもの。ホームページで事前に少しは見てたので、二つは決めてたよ。
最初にお願いしたのは、石川さん、いやいや、天使の頭触りとその写真撮影。あまりにも何もかもが石川さんそっくりやからねえ(笑)
天使そっくりの石川さんの腹は9月の信楽ライブ後に触らせてもらったのだが、頭はまだなし。これが楽しみでねえ。
触り始めはゆっくりするつもりだったのだが、「もっとしっかり」という天使の声に、しっかり御利益ありますようにという願いで触りまくったよ。
もう小学生に戻ったような気分やったねえ。ツイッターされてる方は写真も公開してるので見てくださいまし。いや、リツイートされてたりお気に入りに入れてはる方居られるので、しっかり見てはりますね(笑)
次は、悪代官を歌ってもらう。実は、初めて行ったライブで一番衝撃だった歌が悪代官。
そりゃねえ、メニューにある上目の前で歌っていただけるとなれば、聴かないと損よこれ。
で、今これ書いてる間にCDで悪代官始まった。で、CDでは「悪代官になりたかったなあ」で始まる歌が、「悪代官になりたいやろ?」
この天使さん、本当に俺の事よくわかってはるよ(笑)最後まで特別バージョンの悪代官でした。
で、急遽お願いしたのが即興歌。それも、俺の事を歌っていただくというもの。鍼灸師という事をしっかり歌にしていただきました。
頭触ってしっかり御利益、悪代官で俺の性質をアピール、即興歌で仕事をアピール。
天使さんありがとうございました。
ただこんな時には、録音機材いりますねえ。普段録音の習慣がない(全盲では珍しい)ので、録音してたら歌詞もしっかり書いて送れたと思いました! (西大路)
(代理人より)ふふふっ、天使はわっかを無くしたので少々ヒネクレて歌詞も自由自在に変えて歌うらしいすな。
また天使に会ったらよろしく言っておいてくださいな!
2014年10月30日 NHK教育テレビ「シャキーン!」
こんにちは。ツィッターは自分でしないけど覗き見専門の出歯亀小太り・オポムチャンです。
いつものように石川さんのHPからツィッターをいやらしく覗いておったらば、ホルモン鉄道のあかうんと? なんかよく意味が解っていませんがスタッフのなおさんが宣伝をしてくださる文を拝見、かつ吃驚しました。
なななななんと、あの変態おっさんユニット(誉め言葉)が木曜の朝っぱらからえねーちけー教育テレビジョンに姿を現すというではありませんか!!
番組は「シャキーン!」、眼鏡の大木のおっさんとボーイッシュな元気系女の子がシュールなやり取りをする、こども向けにしてはスピンが掛かりすぎている内容で一目置かれています。
そんなスピンの利いた制作側がオファーを出したのでしょう、まさかあのEテレでお2人の姿が拝見できる日が来るなんて・・・ って待てよ。朝7時〜15分?
私がいつも乗ってるバスは7時4分発。これでは間に合いません! なにィ!? こんな千載一遇のチャンスをみすみす見逃せと!?
遅刻することにしました。
通勤事情は無事(?)解決し、あとは朝からテレビを点け、お2人がどんな形で登場するかを待つばかりです。
今日も珍妙なやり取りをする女の子と木ぃのおっさん。季節柄かハロウィン仕様です。
迷路のコーナーや30秒間違い探し、15分の放送時間は刻々と過ぎていきます。
まさかこのまま出てこないんじゃ・・・ となぜか私が弱気になっていると、なんか映像を見ながら時間をぴったり23秒計ってね、的なコーナーに移行、そして。
おもむろにシャツを脱ぎ出すおっさん2人。
で、出たぁ!!! ホンマに出てきた!! あたかも幽霊でも出たような驚きをもって私は画面を凝視していました。
画面下にその行為をする2人の名前なんて出やしません、「石」も「大」もましてや「ホルモン」もなしに、2人は淡々と上半身を裸にしていきます。
『セェェチョォォォ、ハラダイコオンドーーーーーッ!!!』
ぺっぺんっぺぺん、ぺっぺんっぺぺん。
『日本こっらいのはっら太鼓ぉ〜〜・・・』
やった・・・ やったった・・・。朝も早よから半裸で全国に放送されはった・・・・・・。
私は深い感動と感慨に包まれ、しばし時を忘れてお2人に見入っていました。もちろん23秒なんて数えられるわけありません、唐突に『そーれペッタ』で曲が終わった時にようやくコーナーの趣旨を思い出したくらいでした。
全国のいたいけな少年少女たちが無事教育されたかどうか、今少し未来に期待しましょう。嗚呼、なんと奇妙なテンションにさせられるのでしょうか、モーニングホルモン・・・。10月30日は、ハロウィンじゃないよ。ホルモン記念日だよ。決定です。
お2人のコーナーが終わって我に返った私は、さながら通勤急行の如くに階段を駆け降り玄関を通過、7時20分のバスに滑り込み、ホルモン遅刻という名誉ある勲章を逃したのでした。はは。 (オポムチャン)
(本人より)俺たちもまさかNHKのEテレ(旧・教育テレビ)からオファーが来るなんてビックリ。
収録はワンテイクOK。なのであっという間に終わった。
次は一番を尻太鼓にしてみるか・・・。
名古屋−浜松ツアー
10月10日(ツアー初日)
13時00分
この日、名古屋『なんや』ライブにお客さんとして来てくれる予定の、二日前にお誕生日を迎えた名古屋在住のミュージシャン、岩崎だもみちゃんのバースデープレゼントを購入する為、ニヒル牛2へ。
西荻在住のニヒル牛作家、『にしおぎすけ』ことかほるちゃん、あるさんとキャッキャウフフ(発してるのは主に私)と遊びながらナイスなプレゼントをセレクトをしていただき、お弁当を届けに来店したアコさん(あるさんのお姉さん)、あるさんに「行ってらっしゃい」と送り出され、かほるちゃんと西荻窪駅へ。
道中、「気をつけて行ってきてね、名古屋。あ、そうだ、なおさん、これ」と、私がTwitterで興味を示した『ペパロニライス』のレシピを、わざわざコピーしてきてくれた優しいかほるちゃん。
「簡単でおいしいからさ、今夜にでも作ってみてよ」
「いや、かほるちゃん、だから私これから名古屋なんだよー。帰ったら作るね」
愉快な天然は、今日も絶好調のかほるちゃん。
そんなかほるちゃんが作る作品は、ほんわかほのぼのしてると思いきや、ものすごくアートでハードでロックでかっこいいので(モノ書きの末席を汚している者として、切腹もののチープな表現で大変恐縮なのですが、本当にそんな感じの作風なのです)ぜひ皆さん、一度ご覧ください。
14時00分
西荻窪から東京駅までは約30分。新幹線は15時発だからばっちりね。まあ一応、何時着か調べておこうかしら、
と携帯を取り出そうと鞄を探るも、手応えなし。中を覗いても見当たらない。
そういえば、ニヒル牛2で一度携帯を出した覚えがある。あの時、店内に置き忘れてきたのかもしれない……!
いつもなら「まあ、いっかー」とそのまま東京駅へ向かってしまうだろう人生適当な私だが、今日から三日間、石川さんのツアーにスタッフとして同行する上で、
『携帯電話を持たない石川さんの代わりに、有事の際には私が電話することが出来る』
という、ただでさえ数少ない私のスタッフとしての存在意義がひとつ失われてしまう。
ま、いっかー、では済まされない局面なのだ。
私は公衆電話に走り(もちろん実際は歩いたが)、財布からニヒル牛の『おかいものカード』を取り出して、そこに書かれたニヒル牛2の番号をプッシュ。
程なく電話に出たアコさんが、しどろもどろの私の説明をあるさんに伝えてくださり、あるさんがご自分の携帯で私の携帯を鳴らし、お二人で探してくださることに。
あるさん「……鳴ってないみたいよ?」
私「マナーモードかも!ブルってるかも!ブルってるかも!!」
あるさん「……ブルってる気配もないなぁ。どのへんで出したとか覚えてる?」
私「えっ、あのあの、ほら、上と下の境目の……え?いやほら、上と下の……」
と、そこで電話が切れた。10円ってこんなに短時間で切れちゃうの?!
と憤りつつ、財布を取り出そうとすると、鞄の底が何やらブンブン言っている。
あっ、電話だ!でもごめん!今ちょっと出れない!とシカトを決め込み、公衆電話に再び十円を入れようとしたその瞬間、私は気付いた。
そう、気付いてしまったのです……パラドックスに――!!
(携帯は、なぜか鞄の裏地の間に入り込んでました……。あるさん、アコさん、大変ご迷惑をおかけいたしました……)
東京駅へ向かう車中、ことの顛末と、待ち合わせギリの時間になりそうな旨を石川さんに向けツイッターで業務連絡。
普通にメールでお伝えしようとも思ったが、ホルモン鉄道ツイッターは『1日最低1ツイート』を心掛けている為、もしかしたらこんなネタでも喜んでくれる人がいるやも知れぬと、モノ書き特有の貧乏根性であえてのツイート。
14時50分
もっとギリギリになるかと思っていたが、意外と早く東京駅新幹線乗り場に到着。
しかし、私との待ち合わせにはいつも必ず先に来ている石川さんの姿が見当たらない。
(それ、スタッフとしてどうなの?というお叱りは、今はご容赦いただきたい。)
取りあえず乗り込んで待つが、発射、いや発車五分前になってもまだ来ない。
さすがに心配になって窓の外を見ると、見慣れた坊主の人が(坊主は帽子で隠しているが)なぜか満面の笑みでこちらを覗き込んでいた。
「どこで失くしたんだよ、携帯」と言いながら着席した直後、いきなり新幹線の切符を失くす石川さん。
「あれっ、今ここ(窓枠)に置いたんだけど…」と焦る坊主の人(脱帽子)を尻目に、冷静に座席の下を探す私。そして見事発見。
以前、全く同じ流れて切符を失くしたことのある私に死角はない。
それにしても、さすがは旅に関して超大ベテランの石川さん。
いつも本当に荷物が少ない。かなり身軽。
パーカッションを手持ちで運ぶ時以外は、ツアーの時も都内でのライブの時も、いつも同じ茶色のボストンバッグひとつだけ。それもかなりスカスカな様子。
そこに物販商品も入っていたりするわけだから、旅の荷物としては相当少ない。
私も、大阪でそよ子ちゃんに「えっ、なおさん荷物それだけですか?!えっ、二泊三日でそれだけ?!」
と驚かれた位、乙女としてはかなり少ない方だと思うのだが、石川さんのそれに比べると完全に大荷物。
知久さんが、トレードマークである(違うかもしれない)褌の愛用も、少しでも旅の荷物を減らすための工夫から始まったと聞くし、長いミュージシャン人生の中で、石川さんが身に付けられた技術のひとつなのだろう。
が、一応乙女の私がこれ以上荷物を減らすのもどうかと思うので、そこは現状維持。
15時00分
新幹線は一路、名古屋へ向け出発。
「そう言えばさぁ、昨日のライブのあと、パーカッションを沖縄に送ったんだけど、その時、物販用のCDとDVD、間違えて今回の分も全部一緒に送っちゃってさぁ」
そんな、いきなり『物販』という、これまた私の数少ないスタッフとしてのアイディンティティを打ち砕く石川さんの告白に一瞬呆然とするも、家にあったCDとTシャツをかき集めて持ってきたよ、との言葉にひと安心。
『昨日のライブ』とは、吉祥寺マンダラ2で行われた、『Gさん』こと滝本晃司さんのライブ。
石川さんがゲスト出演され、私も、華々しい『滝本晃司・地球レコード物販コーナー』の片隅をお借りし、ジャケットからしてもう何と言うか明らかにものすごく浮いている、ホルモン鉄道グッズの物販を担当させていただいた。
地球レコード物販担当のGさんの奥さまのご厚意で、行列をなして主に新譜、『空色』を購入されるお客さん達に
「ホルモン鉄道もいかがですか?」と、モジモジ声をかけさせていただいたのだが、『空色』を手に、困ったように微笑みながら「あ、大丈夫です……」と大変申し訳なさそうに断ってくださる心優しいGさんファンの皆さんに、逆に私も申し訳ない気持ちでいっぱいになり、
「ホルモン鉄道のCDください」とお申し出下さったありがたきお客さんに、思わず「い、いいんですか?!本当にいいんですか……?!」などと口走ってしまい、「何言ってんの!いいのよ!」とGさんの奥さまに叱られたひとコマも。
「Gさんのライブで、ホルモン鉄道のCDなんて売れないよ……」
そんな石川さんの弱気な発言を覆し、この日、予想以上の数のお客さんにCDをお買い求めいただけ、途中で石川さんをパシリに使い(すみませんでした……)商品を追加させていただいたほど。
(Gさんの奥さまに、「そういうこと(商品追加)すると、途端に売れなくなったりするのよね……」と言われ、私と石川さんはしゅんとしたのだが、大変ありがたいことに、その後もお買い求めいただけた)
とても嬉しかったです。ありがとうございました。
このGさんライブでは、色々私的ドラマが多発したので、ぜひお伝えしたいのですが、それはまた別の機会に……。
ちなみに、石川さんの物販への姿勢は基本的に弱気。
その上、電車移動が常な石川さんは、物販商品を手持ちで運ばなくてはならないため、現場に持ってくる商品の量はいつも少な目。
「はい、お願い」と商品を手渡され、「はい。……えー、また弱気な数だなあ」と受け取るのがほぼ恒例になりつつあるほど。
(スタッフなんだからお前が運べよ!というお叱りは、今はご容赦いただきたい)
と言うか、石川さんは割とあらゆることへの姿勢がどちらかと言えば弱気寄り。(部分的にとても強気)。
しかし私は、これも石川さんの数多い魅力のひとつだと思っている。
臆病で、慎重で、人見知りで、面倒くさがりで、ちょっとずるいところもあって、けれどそれを全く隠さない。本当に、全く隠さない。
もしかしたら多少隠してるつもりなのかもしれないけれど、全く隠れていない。
私はそこに、ある種の『意志』を感じるのだ。
かっこつけることより、かっこつけないことの方が、何百倍も難しいことだと思う。
特に人前に出て、その人気が収入に直結するような職業の人にとっては。
『ありのままで』という言葉というか、観念が流行してる昨今、「ありのままでいいよ」と言う側が、全く『ありのまま』ではないケースが殆どだと私は感じている。
『ありのまま』を演じてる人が殆ど。
だからそんな人の前で、人々は『ありのまま』を履き違える。
無条件に、自分のネガティブな部分に許可をもらえることが『ありのまま』の結果と思い込む。
しかし『ありのまま』は、本来両刃の剣。
『ありのまま』を求める側は、相手の『ありのまま』に傷付けられる覚悟が不可欠だと私は思う。
そして『ありのまま』を見せる側は、それによって何かを失う可能性があると覚悟することが不可欠だと。
それが出来ないのなら、『装って』いた方が双方ともに幸せなのだと思う。
そして、それは全く悪い事じゃない。
けれど石川さんは、その覚悟を人生のどこかで据えたように見える。
そんなことを本人に伝えたら、きっと「えー、そんな難しい事考えてないよ。その方が楽だからこうしてるだけだって」とか、ヘラヘラ……あ、いやニコニコ(笑)しながら言うだろう。多分。
でも私は、それは生半可なことではないと思っている。
本当にそれが出来る人は、そうそういない。
モノ書きの世界に、片足のつま先程度踏み入れた時、何より驚いたのは、意外とノーギャラの仕事がある、ということ。
幼い頃、超ど貧乏だった経験からか、私はどうしてもそれが納得できず、何の実績もないど新人のくせに、ノーギャラの仕事は受けない!と豪語していたほど、『ただ働き』はしない主義の私が、交通費自腹を切って日本中どこへでもついて回っている理由のひとつが、そんな石川さんの覚悟への『尊敬』なのです。
ハッ!話がそれました。戻ります。
ダラダラと平和に、話したりボーっとしたり、途中「あっ、ほらほら、浜名湖浜名湖」等、石川さんが窓の外に見つけた『いいもの』を一緒に見たりしているうちに、新幹線は順調に名古屋に近付いていく。
石川さんは、電車やバスや車の窓から、そして歩きながら、何か『いいもの』を見つけると、必ず嬉しそうに教えてくれる。一緒に見せてくれる。
もちろん、私以外の人に対してもきっと同じようにしているのだろうが、私はそれが本当に嬉しい。とてもとても嬉しい。
時々、ふと泣きたくなるような気持になるくらい、嬉しいのです。
上記の『話したり』の内容は、前日のGさんライブについてや、この先のライブのこと、ホルモン鉄道ツイッターについてや、どうでもいい世間話など様々だったのだが、名古屋が近づくにつれ、話題はある一点に絞られた。
それは、『名古屋に着いたら、どこで何を食べるか』――!!
私は過去二回ほど名古屋にお邪魔しているのだが、二回ともライブ会場である居酒屋『なんや』に直行直帰だったため、食べたものといえば『なんや名物たれ餃子』のみ。
もちろん非常に美味しくて私は大好きなのだが、あくまでそれは『なんや名物』であって『名古屋名物』ではない。
それを聞いた心優しい石川さんが、今回は一緒に何か名古屋飯を食おうじゃないか、と提案してくださったのだ。
そのために石川さんはツイッターやフェイスブックで『ガイドブックに載ってない美味しい店』の情報を募ってくれ、
私は自己判断で新幹線の時間を一時間早めたほど、この企画には気合が入っている。
数日前からメールで熱く打ち合わせもし、数多くの名古屋の美味しそうなものの中から、『味噌カツか、味噌煮込みうどん』までは絞られていた。
(もっと他に打ち合わせることはないのか!と思われるかもしれませんが、これが意外とないのです……)
多数お寄せいただいた美味しいお店情報の中から、石川さんが「ここが気になる」と挙げたのは、穴場的人気らしい味噌カツ屋さん。
「――そこにしましょう」「……ここでいいか?」「――はい。ここがいいです」
と、恐らく今回のツアーの中で最も緊迫した雰囲気での会話を交わした後、ノートPCでお店周辺の地図を開く石川さん。
一応大人の礼儀として、私も画面を覗き込んでみるが、頭の中は未知なる『味噌カツ』への熱い期待でいっぱいな上、
『地図を読む』という才能に哀しい位恵まれなかった私には、『色つきのメロンの皮の模様』にしか見えず、焦点すら合わないありさま。
一方、十秒程画面を見つめ、「よし、わかった」とパソコンを閉じた石川さん。
えっ、何がわかったの?!という感じなのだが、これは以前も何度か目撃し、このツアー中も何度も目にすることになる、石川さんのある特殊能力(としか私には思えない)発揮の合図とも言える言葉なのだ――!
次回『ドキドキ☆名古屋到着編』へ続く(笑)(なお)
(本人より)うわっ、ライブ始まってねぇ。行きの道中だけだ(笑)。
スタッフなのでまた単なるお客さんとは微妙に違う視点だが、やはり物書きのプロだねえ。
まあスタッフと言ってもお金払えないボランティアスタッフだが、腕っぷしも俺よりも強く頼もしい存在が出来て嬉しい。
もっとも方向音痴にかけては特殊能力を発揮するのだが(笑)。
次回はライブにたどり着けるかな? 乞うご期待!
2014年10月10日 石川浩司ワンマンソロライブ@なんや
なんやで石川さんのライブを見るのは今年3回目!
しかし意外にもこのなんやで石川さんのワンマンソロは初ということでとても楽しみにしていました。
お客さん満員の会場の後ろから歩いて登場。
そしてそのまま一曲目「ただの人」
石川さんの生着替え即興歌。一曲目からステージで着替えを始めるライブなんて初めて見ました笑
きっと同じ曲は二度と聞けないのでしょう。
ここからギターを持って弾き語り
ひとり闇鍋
豆腐
リヤカーマン
ウララ
ウララのあとスタッフの方がジョッキに入った水を石川さんに手渡しここで
石川さん「このまま曲をやってしまおう」
と9割ぐらい水が注がれたジョッキをボトルネック代わりに「ぼけ」
やはり途中で水がこぼれて笑いが起きた。
しかもその状況すらもすぐ歌詞に取り入れて「水がこぼれているかもわからない〜♪」
と歌いあげてしまうのだから流石です。
次の「ハゲアタマ」ではステージ横の絵画に描かれる鳥を白鳥として曲中に登場させた。
しかしあとで「白鳥じゃなくてペリカンでしょ」と突っ込みが入り、さらにペリカンかゆい「ハゲアタマというあるのだから気付いてほしかった〜」と言われ石川さん
「ステージから見ると白鳥に見えるんです」
あとは
テンツクテンテン
(曲名忘却)
汽車には誰も乗っていない
(曲名忘却)
で第一部終了。
汽車には誰も乗っていないは初めて生で聞けてうれしかったです。
第二部は意識したわけではないが先日の死が入ってる歌のような選曲になったそう。
1曲目「ヤギを殺したな」
メロディがない朗読なのに歌以上に引き込まれるような感覚。その気にさせるような怖い語り口でした。
2曲目以降は
メメントの森
秋の風
野のなななのか
青い靴
夜の牛たちのダンスを見たかい
玄関
オンリーユー
ネムイ
どの曲も油断していると涙が出そうになる曲ばかり。
どの曲も本当にやさしい。
そしてアンコールは「どっこいしょ どっこいしょ」
なんと私がコーラスの人に選ばれました!
コーラスは全員で4人で毎回一つずつ「どっ」「こい」「しょ」がずれて回ってくるので集中していないと間違えそうでした。
実際練習の段階でちょっとつまづいてしまい、すると「へいへい!頼むぜ!そういう小ブレイクとか困っちゃうんだよねぇ〜!」とミュージシャン石川浩司節が炸裂しました。
(文面だと伝わりづらいですが真剣に怒られたわけではなく会場も笑いが起きていました)これで喝が入り本番は何とかミスなくできました。石川さんと同じステージでセッションできて本当にうれしかったです!!
終演後は石川さん・お客さんと打ち上げ飲み会。
写真を撮ってっもらいTシャツにサインも入れていただきました。
石川さんの話もとても楽しくずっと笑ってました(知久さんは常にふんどし着用、Gさんは意外に天然、やなちゃんはタバコをけつで吸って悔しがったことがある等)
一緒に飲んでいたお客さんが「東京パピーは弾き語りでやらないんですか?」と尋ねて石川さんがそういうオファーが来て誰かに演奏してもらわないとやらないなぁと答えたので少し酔っていた私は勝手に今日使用されたギターをつかんで弾き出してしまいました。
昔弾いた記憶があったのですが完全には思いだせずぐだぐだな伴奏でしたが石川さんが歌い出してくれたのでめちゃくちゃ嬉しかったです!
そうそう。私はこの後用事があったのでお先に失礼しましたが、会計時に注文してでき上がりが間に合わなったラーメンをどうするか訊かれ「石川さんへお願いします!」と答えたのですが食べていただけましたか?笑(ちゃんこなべ)
(本人より)食った、食った。誰にもあげずに(笑)。
ちょうど腹減って来て飯ものでも頼もうと思っていたのでジャストごちそうさん!
一曲目はランニングで出ていこうとしたけど開演10分くらい前にフイに思いついてやった即興歌。
ホルモン鉄道の時はパーカッションの音がそれなりにデカいのでマイク使うけどこの日は完全ノンPAの生歌でしたなあ。
なんせたまがまだGさん加入前からお世話になってる店だからね。
当時は他にも名古屋の拠点的な場所はあったけど流石に30年も経つと無くなってる店も多いのでここは数少ない生き証人みたいな場所だね。
また来てね!
2014.10.9(木) 滝本晃司 新CD「空色」発売記念ライブVol.2 MANDA-LA2
西八王子・アルカディアのライブは大変楽しめ、新作CDも無事に手に入れてこれもまた楽しく聞いていた。地味に見えるも、新しいチャレンジに非常に貪欲な姿勢が伺える一枚。人生の決定打をまたひとつ手に入れた感じ!
今回のライブは行かない予定だったが、サプライズな事に石川さんの出演が決まり、あわててメール予約をした。昨年末に学芸大学・APIA40でのライブで共演して以来のこと。たまが解散してから、お互いずいぶん違う世界を歩まれているお二人が一緒になると何が生まれるのか。興味はほんとに尽きない!
滝本さんのライブ映像が滝本さんのホームページからもリンクされているが、はっきり言って生のライブでなければその全てを味わうことはできないだろう。独特の音の響きや心地よさは、動画では映し切れないようだ。
前半5曲は滝本さん一人での演奏。しかし石川さんが呼ばれたところで空気は一変し、目に見えて滝本さんも熱が入ったのが分かった。たま時代の曲やソロの曲、さすがに17年一緒にやってきて、石川さんも滝本さんの勝手がほんとによくつかめていて見ていて気持ちよかった。
アンコールはまたもやサプライズで「かなしいずぼん」。知久さんを取り上げた語りだった。ネットでの速報反応も実に興味深いようだった。
驚いたのが休憩の後の滝本さん一人の演奏時に、石川さんがいたのを忘れてしまったこと。変にゲストに頼らず自分の世界もきちんと表現されていた。それでいて一緒のところはとても盛り上がり、正しく世紀の演奏に異論なしだった!!
たまから教えてもらったことは、単に娯楽としての音楽の楽しさだけではない。見れば見るほど不思議なトキメキは増していくばかり!これからも力が続く限り追いかけてゆきたい!!!(Sankaku)
(本人より)Gさんは20代、30代の言わば人生の中心みたいな時期に妻よりも一緒にいる時間が長かった人。
友達以上家族未満みたいな特殊な存在。まぁ知久君もそうだけどね。
なので独特の阿吽の呼吸は出来ているのでとてもリラックスして出来た。
また機会があったら呼んで欲しいなあ。
大阪・服部緑地 レインボーヒル2014
9月28日。よく晴れた、いや晴れ過ぎやろちょっとは手加減せぇ、てな具合に良いお天気の日曜。
大阪は梅田のカレーの美味しいライブハウス・ムジカジャポニカさん周辺が(たぶん)企てる様々な個性派ミュージシャンの野外フェスティバル、“レインボーヒル”。2005年から毎年大阪豊中の服部緑地野外音楽堂で開催され今回で10年目となるこのイベントに、あの圧倒的多幸感インストたまに歌バンド・パスカルズと我らが石川さんと多方面で活躍中の大槻ケンヂさんのレアなユニット・ケンヂ浩司がやって来るというではありませんか!!
おまけに。豊中市在住の私にとって服部緑地は庭のようなもの(調子に乗るな)、合唱団で2度ほど同じステージに立ったこともあるゆかりの地。さらにさらにその日はこの緑地のすぐそばのコーラスの先生のお宅で朝9時から10時半まで合唱の練習のある日です。
こんなん、行かなあほでしょう。
最近私がライブに行き過ぎているので少々機嫌の悪い嫁はんを説得し、「ケンヂ浩司は面白そうやなぁ」の声を引き出すことに成功、1週間前になってあわてて予約メールを送り送金し無事チケット2枚を入手、当日は合唱の練習が終わり次第緑地公園の音楽堂前駐車場へ直行し、臨時でグラウンドがばかでかい駐車場になっていてビックリしつつ会場へ着くとすでに長蛇の列が。時間的に太陽も真上で日陰も少なく、たくさんの人がじりじり灼かれながら会場を待っていました。
私共は整理券番号が遅かったので並んだところで同じこと、列の周辺をうろうろしてたらこのHPの投稿者かつホルモン鉄道スタッフ・なおさんに遭遇! いつものようにキャーオポちゃーんとハグって下さるのは嬉しいのですが嫁はんのまえだとちょっぴり照れくさい、と思いきや嫁はんの姿を認めると初対面の嫁はんにもハグッ! 素敵なお姉さんです。嫁もビックリしながら喜んでいました。
さあ久し振りに中へ入ると日陰の椅子席はすでにいっぱい、子持ちの我々は後方芝生席にビニールシートを敷いて陣取ります。
夕餉のうたをロックに乗せて「夕凪」、たのしいチンドン屋さん的カルテット「みにまむす」、ふわふわヴォイスと圧倒的演奏力のギターに感動した「ビューティフルハミングバード」、ハイトーンがかっこいいソロ弾き語り「曽我部恵一」、すてきな音楽たちに囲まれて(嫁はんはぼうずの機嫌取りに会場内外をえんえん彷徨。悪いことをしました)陽に当たり続けたところべつに欲情もしていないのに陰部がホッカホカに。あぐらをかいて座り続ける私の股間にも休みなく太陽は照りつけてきたのでありました。
このままでは焼きオポムだ、と日陰に避難して一休みしていると、大槻ケンヂさんが登場し会場は大盛り上がり! ステージ前に人だかりが出来るほどでした。ソロで『香菜、頭をよくしてあげよう』などを弾き語り。めっちゃ歌がウマいわけではないけど味わいのある歌い方。こんな事言うとファンの方々に怒られそうですがどこかたまと、石川さんと共通するものを感じます。
そして大槻さんに呼びこまれて我らの石川浩司、登場!! 手始めになにをかましてくださるかと固唾を呑んで見守れば・・・ なんと『まちあわせ』。この曲をご存知の方も多いのか会場はノリノリ、見えないハムカツの粉を指摘されてただ怯えるばかりの大槻さんにもウケています。やはり「紅白に出るならこんな曲を」歌うべきなのだなぁ(笑)。
続いて放った曲はなんとなんと『ハゲアタマ』!! 攻める! 攻めるなぁ石川さん!!! なんかシュールなこと言ったあとにだしぬけにAから開放弦をバックにハゲアタマぁ〜〜、というパンクな展開にポカン、のあとにウケる活きのいいオーディエンス。大槻さんもこのワウワウ唱法は俺が聴いた歌の中で3人目だ、と妙に感心していました(笑)。
その後は『日本印度化計画』などのバックにパーカッションとコーラスでからむ石川さん。「トビマス! トビマス!」「しーてしまえ!!」観客と一緒にノリノリ、子供さんが沢山いるのでファミリー向けに、と大槻さんが選んだ『時には娼婦のように』(笑)ではねっとりと後追いコーラスで。
そして今回のケンヂ浩司のハイライト、なんとなんとなんと『オンリー・ユー石川さん版』と『オンリー・ユー大槻さん版』が続けて演奏されたのです!! いつもはひとりストロークギターの石川さんに、大槻さんがアルペジオで彩を添えます。いいなぁ・・・ この空気感はこのふたり独特のものでしょう。ちなみに大槻さんのヴァージョンでは最後のいいところで大槻さんのギターのコードがすっぽ抜けて音が出なくなるというおもしろハプニング、石川さんの爆笑フォローで余計に盛り上がってエンディングを迎えたのでした。
ここでぼうずのお守りに疲れた嫁が先にぼうずを連れて車で帰宅。残った私は日陰を求めて会場内をふらふら移動しつつ聴きます。
けん玉パフォーマンスを経て独特の存在感のヴォーカルあと小物&コントラバスの二人組「ふちがみとふなと」、ハンバート ハンバートのなんか癒し系女性のほう「佐野遊穂」、そこへ大御所「友部正人」! 2人でハンバートの名曲『おなじ話』を披露!
あとみうらじゅんさん山田五郎さん安西肇さんのユニット。へー楽器しはるんですね。
そしてプログラムに当初なかった友部さんのステージが! ソロで『大阪へやってきた』『マオリの女』など、そしてついに登場「パスカルズ」と『6月の雨の夜、チルチルミチルは』を演奏、もうこのあたりからステージ前はわんさか人だかり。
石川さんは鍋をガムテープでくっつける(?)のに大変そう、序盤はシンバルも向きがクルクル変わって難儀してらっしゃいましたがこちらの心配もよそにどんどん楽曲のリズム、テンポが盛り上がってきます。そうなるともうこのバンドの虜、曲名とかもう関係ありません、私は音楽と渾然一体になり、楽しく舞う石川さんを眺めつつ叫び、飛び跳ね、知らずのうちに満面の笑みを湛えて身体を揺らしていました。途中石川さんのおもしろいMC(友部さんのクリップをカポと間違えて老眼アピール)や鳥のスライドホイッスルでのパーカッション叩き、『野のなななのか』の静謐なさびしさうつくしさ、などなど胸ふるうシーンが沢山あったのですがもう憶え切れないくらいの心のムーブがあったので書き切れません。ただただ、幸せでした。それに尽きます。
レポートを投稿しといてレポートの体を成していなくて恐縮ですが、もうパスカルズを言葉で説明するのは、無理!!!
これだけライブ会場で歌詞もない楽曲で勝手に身体が動いたのは、はじめての体験でした。
素晴らしい1日でした。
おや振り向くとなおさん、でゅおめいぷるようこさんが! あっ私に某かおるちゃんをプッシュしてきた(笑)〇△子ちゃんも! そして石川さんのツィッター周辺の女の子さん達が! こんなにたくさんこの幸せを共有できるみなさんと今日逢えてよかったなぁ。
帰りは一応豊中在住のおっさんだから駅までの暗い道のりを私が案内。華やかな女性のなかにキョドってるおっさん1人、あきらかに場違いでしたがガールズトークに参加してるような錯覚をおぼえてテンション上がりました(笑)。車はすでに女房子供が乗って帰っちゃったので、大阪市内方面へ帰る石川さんLOVE系女子のみなさんとお別れし1人御堂筋線を千里中央へ北上、ロッテリアで晩飯を食いつつこの日の幸せを反芻したのちバスで帰宅。風呂で鏡を見ると鼻の頭が灼けて真っ赤、見事に焼きオポムになっていてたはは、と笑った快晴のレインボーヒルでした。
石川さん、関西ツアーお疲れ様でした! 観に来て本当に良かったです!! (オポムチャン)
(本人より)ケンヂ浩司の俺のソロ曲は一応大槻君とちょっとでも絡める歌を選んだらあんなんなっちゃった〜。
『時には娼婦のように』なんて当日楽屋でいきなり言われてうろ覚えの曲だったので後追いコーラスでなんとか。
時間が押したせいでパスカルズは本番中に急遽3曲削ってくれといわれ、後半の盛り上がりに用意しておいた曲が全部出来なかったのは残念だったけど、毎年呼んでもらえて今年も幸せでした〜。
2014年9月28日、ケンヂ浩司、パスカルズ レインボーヒル ライブ
レインボー!ヒルー!(みにまむすの掛け声風)友達と行ってきた。友部正人さん、ケンヂ浩司、パスカルズ楽しみに。したらば、ほかのアーティストにもコテンパンにやられた。笑
そういや、最後、みにまむすの太鼓のひとと石川さんのコラボよかった。
さて、
まずは、ケンヂ浩司。
大槻さんと石川さんの活動があると知ってツイッターで騒いでたら石川さんにリプいただき、そのすごさも、噂におききしていたので、めちゃくちゃ楽しみだった。いちおう関西でもお願いします!と伝えておいたけれど。それが元だとはとうてい思わないけれど、まさか本当に願望が実現するとは。うれしい。
石川さんの待ち合わせ、はげあたま、などをきいてる時の大槻さんのリアクションがなんか 笑笑笑
あわわわわ(手のひらを口にぶつけながら歌う石川さんの歌い方)まねしてやってはったりして。
大槻さんが、歌い終わったあとで、あわわわわやりながら歌うと、唇が痛かったとおっしゃってた。そんなところに、ひそかな石川さんの苦労が垣間見れる。笑
石川さんのジャンプ力は健在してた。たぶん、日本をインドにしてしまえ!の飛びます!飛びます!飛びます!飛びます!のところじゃないかと記憶している。わたしだったらたぶん、あんな飛んだら貧血になる。笑
石川さんはかっこいい。
大槻さんの発言で、
二人には、
同じタイトルの曲があるので、それをとのことで。
え?なんだ?と思っていたら、オンリーユーでした。なるほろ、たしかに!
そしてどちらも好きな曲。
あんなふうに並べてきけるとか奇跡やん!
泣きそうになったり、うっとりしたりしてきいていました。
最後あたり、一番いいところで、石川さんのほうへ近寄る大槻さんのギターの配線が抜けるハプニング。笑
大槻さんの目を細めた恥ずかしい感じの照れ笑いを目撃しつつ、なんかそれがケンヂ浩司に似合うといったら失礼ですが、でも、いいんですよ。笑
大槻さんの女性ファンは、ケンヂ〜!て、きゃあきゃあ叫んでて、あんな感じなんやなー。すごいですね。愛されてはるな〜すごいな〜。
と思ったので、
これから石川さんがきっとちいさい場所での全国ライブをきっと(ひつこい)検討してくれはるはずだから、そんときは、ケンヂ浩司の定番掛け声とか、つくりましょう。
みなさまで、浩司〜!て叫ぶのだ!
そして、世界が圧倒されるくらいに踊り狂いませう!笑
石川さんは、それがパスカルズでも、ケンヂ浩司でも、石川さんがいざパフォーマンスすると、それが明らかに違うバンドのTシャツをきてる人でも、どんな人であれ、目の前のお客さんが数倍盛り上がるのですね。
普段パスカルズもなんでも、たいてい座ってきいてるから、わたしはテンション上がってても、飛び跳ねるほどの感情の起伏は自分のぶんしか、わからないけれど、石川さんの力は、はじめて目に見えるかたちで、知れて、当たり前にすごいと思いました。
わたしは、久々に観れた歌ってる石川さんに夢中だったから、そんときやってたらしい大槻さんの変顔、見逃した。
どんなだったのよ!気になるわ!笑
さて、
念願の友部正人さんとパスカルズさんの話題。ずっとききたかったもん。泣きそうな顔できいてた。笑「6月の夜、チルチルミチルは」が好きなので、それがきけて嬉しかった。めっちゃ感動した。
しかしやはり若干、わたしの知る録音や映像とは、演奏や歌い方が変わってた。
チルチルミチルは出だしからパスカルズ自体の演奏が、違ってたように思う。
パスカルズは、ほかの曲もこころ掴まれる。いろんな音が混ざっていく。重なって、どかーん。すごいや。やっぱりいいなあ。
全員、当たり前にかっこいい。思い出したら興奮してきた。
また行きたい。
また行きたいので、ケンヂ浩司もお願いしまーす。笑 (ひつこい)(渡邉帆南美)
(寸評)ケンヂ浩司は実は昨年フェスからオファーがあったものの大槻君のスケジュールで駄目だったので満を持しての登場。
と言っても毎回打ち合わせ口頭で10分のみのホルモン鉄道以上にいい加減ユニットなんだけど(笑)。
みにまむすはホルモン鉄道と何回か対バンしてるけどNHKなんかでも活躍してるんだよねー。
パスカルズは毎回だいたいトリをやらせてもらってる。
だけどこのフェスの主催者の意向で出演順は事前には発表されないんだよね。
友部さんとのジョイントも久しぶりだったな。ふちがみとふなととのジョイントも予定していたんだけど時間制限で幻に終わったけどまたどこかでやる機会はあるでしょう。
やっぱり野外は気持ちいい!
石川さんソロライブ at 信楽 カフェあわいさ 2014.9.23
し・・・・・・ 信楽か・・・・・・。
はじめにこのライブの情報を知って戦慄しました。「早めに終わります」とはいえ、18:30開始ならいくら早くても帰路に就くのは21:00頃になりそう。おまけに次の日は朝から会議。・・・レインボーヒルも行くし、やめとこっかな。
しかし。何気なく(おどおど)チャットに参加していると、石川さんから私が信楽に来る的なコメントが!
まずいな。来場を期待されてる。これは裏切りたくない。でもでも、信楽には電車で3時間、車なら2時間足らずで行けるけどひとりでそんなロングドライブはあまり経験がないから不安。果てしない懊悩の末、またもチャット上で同じ投稿者でいらっしゃるnewguineaさん&なおさんに行っちゃいな! と背中を押していただき、決死のロングドライブを決意しました。
無駄に心配性な私はいつもギターを現地調達される石川さんの万一にそなえて車中にマイギターを仕込み(無用でした)、15:45に豊中の実家を出発! お彼岸だから渋滞に巻き込まれると間に合わないかも・・・ と名神高速を不安に駆られながら爆走、果たして信楽に到着したのは17時ちょうどでした。つ・・・ 着いた〜〜!! てか開演18:30やぞ、早めに着き過ぎた〜〜(泣笑)!! 安全運転派の私が慣れない右車線をアクセル精一杯(とはいえせいぜい最高120km/h)で駆け抜けたらば、信楽は意外過ぎるほどに近い地でした・・・。
開始まで1時間半、しかたないので駅近くのコンビニで早めの晩飯、駐車場のきいろい柵に座ってサンドイッチとハムカツを。もう一度言います。そう、なんの意識もなく、ハムカツを、食べたのです。
簡単なごはんを経て、すこし早いけどお店に行ってみるか、と思い赴くと石川さんのギターの音が。・・・もう開いてるやんけーーー。
そこにはお客さん達と、石川さんとJR石山駅から一緒にやってきたなおさん&西大路さんが! キャーキャー言いながら、開演まで談笑しました。投稿者どうしの繋がりって、あんまり逢わなくてもなんか(勝手に)通じあえている気がしていいものですね。早速“スタッフ”なおさんから念願のDVD「ホルモン鉄道デラックス」を購入。早く観たいなぁ。
さて古民家をカフェにした素敵な会場、カフェあわいさ。ニヒル牛のような貸しスペース型アートショップでもあるそうです。当日朝に予約を入れたのに前売り料金で入れていただけて感激! お客さんは地元の方が中心、子供らも5、6人いてなかなかの盛況です。
葉っぱの入ったなんだかおいしいお水を飲んでると、2階の階段から石川さんがトントンと降りてきてライブスタート!
なんとはじめは新曲を歌われるとのこと! 何だろう、アレかな、それとも・・・ と思っていると、EとAを交互にかき鳴らして「あわいさの唄」を!! 壁に貼ってあるメニューと料金を面白おかしく読み上げて歌っちゃうという前代未聞の荒技、初っ端からそのシュール過ぎる世界観に隣の西大路さんと爆笑し、あらためて石川さんのアドリブ力の素晴らしさを思い知りました。
ここから曲順は出鱈目です。たぶんなにか抜けてます。実際は2部に分けて演奏されましたがどんな構成かは忘れちゃいました。ごめんなさい。
毛虫おじさん・・・「僕の大好きなおじさんの歌です」と紹介し歌われた石川さん。全身毛虫のおっさんを想像して客席からはクスクスと良い反応。曲中のゾワゾワヌメヌメは客席とコール&レスポンス! さんざん煽っといていきなり素に戻るほったらかしっぷりが最高です。
ぼけ・・・おなじみ近未来ソング(笑)。そのへんの陶器を「高価なモノかもしれないけど知りません、勝手に使います」とスライドギター用に無断利用(笑)! 子供を中心にウケてました。
まちあわせ・・・イカ天グランドキングを獲得した、メジャーデビューしたいキミが参考にすべき曲(笑)。なんとついさっきリアルにハムカツをセブンイレブン店先で食った私を石川さんがロックオン!! 客席最前列かぶりつきで観ていた私の口周りを指差し、アゴをジョリジョリ撫で回されます。ウヒョヒョヒョヒョ!!! ほんとに粉が付いていた可能性もあります(笑)。もう、ファン冥利に尽きますね。これだけでも今日来た甲斐がありました。
ウララ・・・ひどいバンドメンバーに曲をいじくりまわされて自分で弾けなくなったので、対抗措置として奴らのいないところでメロディをまるで変えて演奏する曲、とのこと(笑)。こちらのヴァージョンもなんだかさわやかでいいですよね。
リヤカーマン・・・さきほどのまちあわせとは逆に、たま時代に唯一ご自身の曲でシングルカットされたがあまりヒットしなかった、と自虐的になっちゃう石川さん(泣)。でもオリコン最高89位ってむしろ凄くないんですか? なにげにソロヴァージョンはキーがDからAになっていました。大丈夫ですよ! 現在我が家のぼうずのフェイバリット曲ですから! 初めてライブで聴けてうれしかったです。
ハゲアタマ・・・MC(内容忘れました)の最中いきなり始まる不意打ちソング。いつものように口をアワアワ叩きながら語られるシュールな物語に客席もクスクスニヤニヤ。
ガウディさん・・・ライブの雰囲気をクルッと変えることのできる、不思議な曲。短く区切って歌われた「ア・ア・アアアア〜〜」がなんとも言えず素敵です。
ヤギ殺したな・・・2部スタート曲(?)。錚々たる詩人のなかに加わりCD「Live Nomedia」にも収録されたという紹介から。狂気にあふれる石川さんの朗読、煙に巻かれたようなエンディング、いつも呆気にとられたままになります。深い。謎だ。
おなかパンパン・・・これもソロヴァージョンははじめてライブで聴きます。私はギターはコードのストロークしか出来ないので、単音を弾きながら歌える石川さんに憧れます。ギターは歌のメロディとユニゾンですがボンボンと心地よい。
メメントの森・・・「汝、死を想え」のタイトルどおり死について思いを巡らせる(比較的)新しい曲。間奏の「ぐぉがっごぐぁっぐぐぉ」は子供に近づいてきゃぁきゃぁ言われながら。「なんの鳴きまね? ブタさんだよぉ〜」大人の方がウケる。これはライブならではの曲ですねー。
野のなななのか・・・信楽にパスカルズがよく来る話から、翌々日の京都の録音ライブの宣伝をかねて。「あいつらがいないところで勝手にソロで歌います」と石川さんソロヴァージョンで。キーもパスカルズ版のFからCへ、石川さんにしか歌えないかなりのローキーで切々と。沁みます。
玄関・・・京都のSoleCafeで初披露を聴いて以来でしたが、やはり名曲ですね。「ただいま」に対する「おかえり」の尊さ、あたたかさ。私たちはあたりまえのように交わされるその言葉のしあわせをもっと自覚して享受すべきだ、と思います。なにげに2オクターブの跳躍をさらりとこなす石川さんの音域の広さ。
夜の牛たちのダンスを見たかい・・・出ました私の愛好曲。この曲は理屈抜きで好きです。歌詞・メロディ・歌い方、どれをとってもいとおしい。前奏の毎回微妙に変わる混沌とした和音が私の密かな聴きどころ。
青い靴・・・死の曲シリーズの最近復活した名曲。これまたソロヴァージョンははじめてライブで聴きます。迫り来るような「もぉっと、遊ぼうよぉ〜!」がなんとも切ない、夜の光景なのに淡い水色の世界が脳裏に浮かぶ幻想的な曲です。
オンリー・ユー・・・こないだ私が提案したプレイキーGヴァージョンで演奏されなくて良かった(笑)。この曲に関しては前回のザ・レポートで述べたとおりです。今宵も素晴らしかった・・・ なおさん、また泣いてないかな!?
アンコール どっこいしょどっこいしょ・・・お店のスタッフさん(子供さんひとり含む)4人でどっこいしょ。1回のミスで2回で(ちょい誤魔化しアリで(笑))成功! はじめて観ましたがハラハラしますね(笑)。いやーいつ指名されてもバシッと決められるように日々ひとり勝手に特殊な訓練を積んでいるんですけど、いざ指名されると緊張してトチっちゃうんでしょうね〜!
最後は恒例の記念撮影、西大路さんと石川さんの2ショットも撮ってさしあげたら、早速ツィッターに上がってましたね。撮影:オポムチャンです(笑)。私もDVDを手にちゃっかり古代電話で撮影していただきました。お疲れのところ、ありがとうございました!
なんと恐れ多いことに打ち上げごはんを頂戴することに。塩おにぎり・パスタ・揚げさん、どれも美味で幸せ! スタッフでもないのに、お金も払わず御馳走いただいてバチがあたりそうです。お店の方々に感謝! しかし石川さんの横でごはんを食べるような非日常が体験できるなんて・・・ まこと私は果報者です。がんばって日本酒を飲んでいらっしゃった姿が眼に焼き付いています。ああ、こんな所でもお気を遣われて・・・(涙)。
その後なんとなーくそうなるんじゃないかと前日から予想していたとおり西大路さんをお家近くまでお送りする流れに。(この顛末は別の投稿で。)我々2人になおさんハグ! きゃっ! なおさん! なおさんのにゅーさんが(←ややこしいわ)!! むっつり助平ですみません。
翌日も仕事でしたが、本当に車を飛ばした甲斐がありました。リアルハムカツは、一生の思い出です。
今回も、楽しいライブをありがとうございました! さぁ次はレインボーヒルやっ!! あっ、ホル鉄DX(略すな)も観な! 忙しい月末になりそうです(笑)。(オポムチャン)
(本人より)ちょうどライブの前にチャットに入って来たので「これは逃してはならん!」と誘ったのでした(笑)。
全くの生声で古民家でヤンチャな子供たちがライブ中もバタバタ走っていて。
なかにはパンツ一丁で裸足のまま外までかけていく子もいて。
「こんなところで育ったら豊かな人間になるなー」と思う場所だったな。
その後マスターの家の離れに泊めてもらったけど、久しく会っていなかったポットン便所が懐かしくもかぐわしかった。
まだまだ信楽には昭和が残っていて懐かしかったなー。
2014年9月13日(土)ニヒル牛ライブB面『死が入っている歌』
きんたまどしっのどしライブ。
昨日と同じく椅子席でまったりと。
たま時代の曲以上に馴染みの深い石川さんのソロの曲ばかりのセットリスト。その中でもどこか「死」を感じさせる曲ばかりでした。
よかったー本当によかったです。(表現力が乏しくて申し訳ありません)
この日の1曲目「春がきたんだ」
しょっぱなから犬が死んでいました。
この曲はたま結成前、ライブハウスのオーディションの時によく歌っていたそうです。
今では想像できないけど、あのロンゲ時代の曲なのかなぁ〜。
2曲目「夏のお皿はよく割れる」
あっ春→夏と季節が巡るセトリになっているのね!と感動。
これは「も〜いいか〜い」「ま〜だだよ〜」の石川さんの一人コール&レスポンスが大好き。
「ま〜だだよ」がトイレの中から聞こえたりニヒル牛の商品の中から聞こえたり!!
「歌」じゃなくて「ひとり芝居」を見てる様。歌詞も曲調もいつも違うもん。
この日は「20時で終わりのはずの、ある雑貨店に何故か何人もの男女がゾロゾロと入っていき・・・」というアドリブ入り。
らっきょのラインを往年の由美かおるの曲線美に例えるのがツポです。これは平成の時代になってもやっぱり由美かおるのままなんですね(笑)。
3曲目「ひとり闇鍋」
タンゴのリズムに乗せて、真っ暗な部屋で具が分かっている闇鍋を一人でする。
一人で長電話をし、一人で組み体操。一人で結婚。一人でエベレストに登った喜びもつかの間、一人で転落死。
誰にも気づかれず死んでいく。哀愁を感じます。
Nさんはこの曲が泣けると仰っていましたが、私はどうしても泣く事ができず、まだまだ石川浩司愛が足りないなぁと思う所存です。
この曲はフラメンコギターでアレンジしてもカッコいいだろうなぁ。
4曲目「はげあたま」
この曲も激しくて好きです。
そしてたまのメンバー知久さんの名前が出てくる所も。
以前「知久君。はげの事言われたら最初は笑ってるけど、何回も繰り返すとだんだん機嫌が悪くなってくるんだよ(笑)」というお話を聞いたことがありイラっとしてくる知久さんを想像しては、にやにやしてしまいます。
5曲目「昭和ヒーロー数え唄」
ナリタブライアンがコンビーフに( ;∀;)
6曲目「ヤギ殺したな」
この曲(曲・・・!?)はとても深いと思う。
ヤギを殺した(直接手を下した)のはほんの数人(または一人)かもしれないけど、その様子をカーテンの隙間からコッソリのぞいていた人がいる。
確かにその人達は殺してはいないけど、止めたり通報しなかった時点で同罪。何もしなかった罪。
いじめの現場の風刺のような気がして、少しだけチクっとくる。石川さんの雰囲気と物語の面白さでとげとげしさはあまり感じないけど!
この曲は毎回でも聴きたいと思います。
6.5曲目「柱時計が鳴らない」
昨日はMC中に21時を告げた柱時計。この日は石川さんはそれを見越して時計が鳴り始めたら、それに合わせてセッションをされるおつもりで構えていたのに何故か鳴らない柱時計(笑)。
3分が過ぎ5分が過ぎ7分が過ぎ・・・石川さんが宥めすかして「さあっさあっ」と促したのに、とうとう鳴らなかった時計(*´ω`)。
「もういいよ、そうか、今日は鳴らないんだなっ」と言って次の曲が始まった途端に鳴ったらミラクルだったんだけど
結局最後まで鳴りませんでした。でもそんな状況すら楽しませてくれる石川さんは本当に素敵でした!
7曲目「メメントの森」
最後の「おかえり」はもう帰ってこないの・・・(/_;)と思わせておいてのタイミングで最後は救ってくれてありがとうございます。
8曲目「秋の風」
これは本当に曲が良いです。クラシックテイストに仕上げてみたいです。
9曲目「野のなななのか」
石川さんひとりバージョン、大好き。「ここにいる」と。石川さんに「待っているよ」と言われてる気がして自分には帰る所がないと思っているすべての人を救ってくれる名曲です。
10曲目「夜の牛たちのダンスを見たかい」
牛は後ろからロードローラーがきてる事を知ってて気付かないフリをして踏まれて行くのだなぁといつも涙が出ます。
11曲目「オンリー・ユー」
12曲目「ネムイ」
曲が大きすぎていつも泣くしかできません。
メメントの森くらいから涙腺が崩壊し始めてあまり覚えていません。がどの曲も名曲揃いです。
私事ですが元々歌詞をあまり重要視できない性質で、歌詞もほとんど覚えられないのですが、石川さんの歌は曲も歌詞もどちらも好きです。
音楽なんて作った本人しか100パーセントの真意は分からないし、勝手に間違えて解釈している部分も多々あると思います。
「そんなつもりで作ってないー歌ってないしー」という石川さにとって不本意なところがありましたら削除願います。
そしてもし機会がありましたらコッソリ教えてくださいまし。
それにしてもとても幸せな2日間でした。
思い切って東京へ行ってよかった。
石川さん、2日間お疲れ様でした。ありがとうございました!(でゅおめいぷるようこ)
(本人より)大阪からわざわざプロのマンドリン弾きのでゅおめいぷるようこが来るというのに、適当なチューニングで歌ってるので恥ずかし〜。
でも、「そんなつもりで作ってないー歌ってないしー」という石川さにとって不本意なところがありましたら削除願います。
そしてもし機会がありましたらコッソリ教えてくださいまし。
と書いてありますが、意地悪なので「そんなつもりで作ってないー歌ってないしー」でもどうしても気になる点を削除せず、コッソリでもなく堂々と書かせていただきます(笑)。
「メメントの森」ですが『最後の「おかえり」はもう帰ってこないの・・・』はもしかして俺の「玄関」という歌の間違いでは・・・? ちなみにこの日、玄関は歌っておりません(笑)。
まあイメージが似てる歌だからしょうがないな。
あと歌詞の解釈は聴く側の自由なのだが「夜の牛たちのダンスを見たかい」でロードローラーに潰されていなくなっちゃうのが牛というのは凄い解釈だ。牛=君ということか。
うん、それはそれで新解釈かもしれないな。俺より深いとこいってるのかも。
とにかく二日間ありがとー。またセッション一緒にやろうね!
2014.9.13(土) 石川浩司ソロライブB面「死が入ってる歌」inニヒル牛
石川さんが9月の予定と家計の救援のために急遽組まれた2デイズ。 こちらも急遽予定を組みました(笑)。大谷氏の時は開演前には人も結構まばらだったのに、石川さんは人がびっしり並んでる!何の変哲もない街中でやっぱりちょっと異様な光景だったかも…。
「死が入っている歌」なんて物々しいけど、実際は結構いつも通りの曲目だった。こんな小さな場所でも石川さんが歌いだすと空気は途端に一変する!おなじみの曲目の中にもちょっと珍しい曲を入れたりしてマンネリと新鮮味の調合もすごく絶妙。MCも柱時計に話しかけたりする(笑)おバカなモノや、友人の死や世相をとらえたまじめな話などバラエティー豊かだった。
個人的なヒットは1曲目の「春が来たんだ」。石川さんが創作を本格的に始められたときに作られたそうで、表現が卓越しきっていない独特の味が実によかった。「汽車には誰も乗っていない」もたま結成時からの曲だけれど妙になじんでしまった。また聴きたいです!!
私事だが、ちょっと覚悟と気合を入れてこのライブに参りました。奈良の方からいらしたという、これまた気合の入った方もいらっしゃいましたが、それに負けないくらい。またホルモン鉄道のライブで出会った方とも話し相手になっていただいて、結構貴重な時間です。それと僕のこういう投稿も意外と見られている模様!迂闊なことは書けませんね。書いてないけど(笑)。
打ち上げには残念ながら不参加に。こういう時間もすごく貴重だと思います。都合や予定があったとはいえ、次にある時はぜひ参加したいです!(Sankaku)
(本人より)いつもどこでも自転車でやって来てくれるSankaku君。
またいつかやると思うので颯爽と現れてね。事故には気をつけてねっ!
2014年9月12日(金) ニヒル牛ライブA面『たま時代の歌』
西荻窪にある石川さんプロデュースのお店『ニヒル牛』で2日間に渡って石川さんのソロライブが開催されました。
1日目は『たま時代の歌』ばかりを集めたセットリストでのライブでした。
お店のキャパの都合で入れるのは20名ちょっと。どうしようかなぁと迷っている間にあっという間にSoldOut。
キャンセル待ち覚悟でメールを入れて当日無事最後に滑り込むことが出来ました。
この日のニヒル牛の店番担当は、石川さんの奥様の「あるさん」。
初めて見る石川ご夫婦の2ショットに外で並びながらすでに感動しておりました。
お店の閉店を待ち、あるさんと二人のNさんが棚を動かしたり、レジャーシートや座布団を敷いたりお店を手際よくライブ仕様に変えて行きました。
私は最後の入場だったにも関わらず、丁度開いていた椅子席をゲット。
お腹の肉が苦しいお年頃、楽ちんな体勢でライブを観ることができたのでした。ラッキー。
オープニングでは、一夜目(金曜日)「たまの歌」二夜目(土曜日)「死が入っている歌」の覚え方として「きんたま、どしっ」と覚えたらいいと思いつきましたという話をされ笑いを誘いB面ありきで始まった今回の企画だけど、A面の方はあっという間にSoldOutしたのに本来メインのB面の方は少し時間が掛かったという話でちょっぴり微妙に、しんみり(でもなかったのかな?)。
でもでも私はB面だけ先に予約してましたからねっ。
そりゃあ「たま時代」の曲も好きですけど「今」の石川浩司ファンとしてはB面ありきなんですよ。
話を戻します。
この日の1曲目「まちあわせ」。
ご存じ、イカ天での5週目に歌われた曲。
イカす『バンド』天国、というタイトルの番組での優勝者を決めるのに、ほぼギター一本(とおもちゃ笛)で挑んだ「たま」。
落ちて当然だと思っていたのに、その時の審査委員長だった大島渚監督がとても褒めてくれてそしたら他の審査員も、もうけなす事が出来なくなって、全員が「これはイイ!」という意見になり優勝してしまいました!だから大島渚監督は良い人ですっ。という内容のお話をされました。
もちろん、1週目からの積み重ねで「たま」の実力は日本中の知るところとなっていたので、これは石川さんの照れである事はわざわざ言わなくてもこちらのサイトを訪れる方々はご存知でしょう!!
この日の「まちあわせ」。最後のフレーズを歌い終わられた後「♪ニャー!!」と入り、とても可愛らしかったです♡
2曲目「リヤカーマン」。
某レコード会社から歌詞に問題があるという事で、当時発売予定だったアルバム「さんだる」には入れられないと言われた曲。
歌詞の規制は全国共通ではなく、会社ごとに違うらしく、東芝EMIさんが「うちではok」と言ってくれたそうです。
ちなみにダメだった歌詞は「軍手マン」だったそうです。
「たま」時代よりかなりゆっくりしたテンポで歌われてました。
ギター1本なのに、すごい迫力。
忘れてましたが、この日はマイクなしの完全生歌。石川さんの声はよく響きよく通り気持ち良いですね。
3曲目「おなかパンパン」。
石川さんのお蕎麦好きはすでに「癖」であるらしい。
ご自宅最寄り駅のお蕎麦屋さんがなくなったので、外に出たら必ず蕎麦屋に入りたくなるほどのお蕎麦好き。
このライブの前も西荻窪でお蕎麦を食べ(ている所をファンの方に見つかり、お茶している所をまたファンに見つかり・・・)今おなか一杯なのでこの曲やりまーすとのMCが入りました。
私も一時間以上待ち合わせの時間に遅刻したけど、散髪前の石川さんにお会いできたしお咎めナシでした。
(や、石川さんのファンの方々はたとえ会えなくても誰も怒らないいい人たちです。)
4曲目は「たま」が15周年の時「ヒストリーオブたま」を作るにあたって、石川さんが一人でビデオを見直してセレクトしたというお話からちゃんと残しておかないと人はいつどうなるかわからない。近未来の曲をやります。と言って、スライドバーの代わりにマグカップを弦の上をスライディングさせながら「ぼけ」。この歌大好きですっ。
5曲目「冥王星」。
近未来の歌の次は過去のものとなってしまった冥王星の歌。
私達が若い時は「水金地火木土天海冥」か「水金地火木土天冥海」かで「冥王星と海王星はどちらが近いのか」が議論されてましたが、とうとう「あれ?冥王星はただの石コロだったの?」って外されちゃったんですよね〜カワイソ〜。
そんな悲哀を歌った(?)歌。よく石川さんが「冥王星出身です」と仰っているのですがもし本当に石川さんの生まれ故郷なら冥王星はどの星よりも輝いてると思います。石川さんが地球に降り立った時点で石ころになっちゃったのかな?
6曲目「ガウディさん」。
元々のタイトルは「犬の約束」だったのをその時に作っていたアルバムタイトルに良いね!って言ってGさんが持って行っちゃって「じゃあこの曲のタイトルはどうしたらいいんだろ」「え?なんかガウディさんっぽいからガウディさんでいいんじゃない?」って事で変更になったのね。
犬がくわえて行っちゃったんだよ〜の部分とフェイクが泣ける曲。たまバージョンもいいけどソロバージョンは更に好きです。
7曲目「カニバル」
まさかこの曲をソロで聴けるなんてっっ!!その場にいた皆さんが湧いた瞬間でしたっ。
ギターがとても難しいらしく、演奏に気を取られ歌詞が吹っ飛んじゃって、何度か歌い直しされたのだけど結局正規の歌詞は出てこず、その場限りのアドリブで乗り切られた石川さん。
ある意味貴重でしたよー。あの日限りの歌詞!!そしてやっぱりめちゃめちゃカッコいいよなぁカニバル。
次の曲に行く時に「ハイっガウディさんの次は〜・・・」と「カニバル」をなかった事にしようとされていたけれど、しっかり入れておきますね。
8曲目「小象の・・・」
この曲はとにかくメロディーが美しくて好き。ソロバージョン初めて聴きましたが、歌詞の中の世界に入りこんでしまい、子供の頃の言いようのない不安を思い出してちょっと切なく胸が苦しかったなぁ・・・。
9曲目「あっかんべえ太郎のうた」
石川さんが子供の頃(だったかな。ちょっと失念)作った漫画の主題歌、アルバムに入れるつもりではなく、マイクチェックの時に久しぶりに歌ってみたら「それいいじゃんっ」てそのままレコーディングされちゃった曲(笑)。
お亡くなりになった矢川澄子さんのご自宅での録音だったので、犬の声とか車の音とか入ったままの音源。
9.5曲目「柱時計とセッション」
壁に掛かっていた柱時計が21時をお知らせ。石川さんはすかさずボーンボーンという時計の音に合わせて即興の歌を披露してくださいました。
すみません。歌詞は忘れました。
10曲目「全裸でゴ・ゴ・ゴー」
たま時代の演奏を知っている人はそれを脳内で再生させながら、知らない人も脳内でカッコいいエアー演奏をしながら聴いてください。と。
なんて斬新なっ。口パクとかエアー演奏は聞いたことがあるけれど、カラオケも流さず「脳内エアーバンド演奏」とは。
「みんな頑張って演奏して。あとで誰が一番よかったか決めます!」と言われ、私も音楽をたしなむ者として負けていられないわと脳内で超絶技巧で頑張ったのですが私のフォロワーさんがそれは素晴らしいギターのチョーキングを披露されて、惜しくも負けてしまいました。悔しい〜。今度は負けないからね!!フンッ
11曲目「ジンガは静かにしなさい」
もうこの曲もたまりませんよねー。石川さんの声ってなんであんなに大きいんでしょう!羨ましいっ。
大きくてあったかくて丸いので、聴いていて心地いいですね。
復弦を行き来する事で音を増幅させる楽器を演奏している私は、石川さんの声の響きと二枚歯はきっと密接な関係があるのではと睨んでいます。(根拠ナシ)
12曲目「汽車には誰も乗っていない」
カッコイイ。この曲は数ある石川さんの曲の中でも、自分が勝手に決めたベスト5に入る曲。名曲ですよね。
13曲目「青い靴」
自分の背中に電話を掛けたけど・・・朝の来ない夜にもっと遊ぼう・・・など( ;∀;)この曲も好き。
前後するけれど、「たま」時代のお話をされている時に「切ない歌担当知久くん」「狂気の歌担当Gさん」「バカ歌担当の柳ちゃんが途中で抜けちゃったから俺一人になっちゃった(笑)」と仰ってましたが、石川さんの歌は断然「切ない系」だと私は思っています。
14曲目「ウララ」
ウララ(ソロバージョン)のエピソードのお話は何度聞いても、幸せな気分になります。
たま時代、他のメンバー(主犯、知久さん)が寄ってたかって石川さんが持って行ったこの曲のキーやらコードやら色々変えまくってしまって解散後、石川さん一人では再現不可能になってしまった為、曲を作り替えましたってエピソード。
「知久の野郎がっ!!俺の曲なのに!」と言いつついつも楽しそうに笑う石川さんを見るのが好きです(笑)。
そしてソロバージョンの方が好きです。(もちろんバンドバージョンも好きですが)
15曲「どっこいしょ どっこいしょ」
最後の曲はお客さんとのセッション。お馴染みの「ど」「こい」「しょ」をみんなで回していく曲です。
3パートを偶数の人数で回す事により混乱が起きるのがこの曲の醍醐味でもあるのですが、この日は打ち上げの時間があるのでスムーズに行くようにとお客さんの中から3人が選ばれました。
遅刻してきた「田○さん」と「田○さんが選んだK村さん」と「K村さんが選んだ○○みちゃん」の3人が比較的スムーズにバックを務めました。
「ハイやりたい人!」って言っても誰も手を挙げず、でもこういうときに「ハイっ」って張り切って言うヤツが俺はキライです。
と言われ内心「挙げなくてよかった〜」と思いました。
計15曲。たっぷり楽しませていただきました。
一日目にしてもうすでに放心状態。本当に名曲が多いなぁ。と感じました。
二日目も楽しみだー。
「レポート」なので、とりとめもなく書き連ねましたが、勘違い、聞き間違い、不適切な部分などがありましたら削除願います。
よろしくお願いします。
2日目はまた後日送ります。そうしてポイントを2倍稼ごうとするセコいヤツです!!(でゅおめいぷるようこ)
(本人より)たまの曲は普段やってないというか演奏的にやれない曲の方が多いので内心ヒヤヒヤだったな〜。
いろいろ反省点はあったけど、やっぱりたまはすげぇバンドだったよっ!
俺なんておミソで、他の3人の強力なラインナップがまだまだいくらでもあるんだもんなー。
本当にこのバンドに関われて良かったなあとしみじみ思ったよ。
ウキュピレコード12ヶ月連続配信全購入者特典曲・オンリー・ユー
2014年7月の石川さんの生誕祭ライブ音源の「オンリー・ユー」が、上記の購入者にプレゼントされました。
私は遠くて行けなかった・・・ というかおそらくチケットを取る段階で電光石火で売り切れたらしいですから遠い遠くないは関係なく行くことが不可能なライブだったので、その貴重な音源が貰えるなんて12ヶ月のあいだ毎月ほぼついたちに早速配信曲を買い続けた甲斐があったというものです。ほほほ。
この曲をライブヴァージョンで聴いたことがなく、石川さんのソロCDまたはこのウキュピレコードで配信中のものしか聴いたことがない、という方も少数派だと思いますが、今回のようにプレイキーがC(ハ長調)のものが音源化されるのはDVDを除けばはじめてのことではないでしょうか?
というのも、CD・配信のライオンメリィさん編曲のものは、石川さんが普段弾き語りされるものよりもキーが3つ低いのです。つまりA(イ長調)で演奏されているんですね。わかりにくくてごめんなさい、要は石川さんの弾き語りの方が高音を出すのが大変、ということです。
ですので私は個人的に、いつもキーが精一杯になるプレイキーCのヴァージョンよりも、メリィさんアレンジに従ってAで歌われた方が曲に落ち着きが生まれていいのになぁ・・・ なんて偉そうなことを思っておったわけです。この際コードをG、D、Em、G7、C、G、D、Gにしてもいいんじゃないか、とも。
今回の「オンリー・ユー」を聴くまでは。
この曲は、そんな小手先のキー設定がどうこうとか言うような曲ではないのです。
録音の石川さんの声は、ライブ終盤なのか声がややかすれてしまっています。
全力で歌わないと音程の調節ができない、という石川さん。この日も観客の期待に応えんがために、強くないとおっしゃる喉を酷使して全力で歌ってこられたのでしょう。
そんな石川さんに、この曲を低いキーでしっとり歌ってもらっても、しょうがないのです。精一杯、苦しみながら高い声を上げて歌ってくださるから、より突き刺さるものがあるのです。
Only You___ 僕には君しかいないんだよ。
なにがあっても離別したくないのです。生きてさえいてくれたらいいんです。でも、それでも人は変わってしまう・・・・・・ そこまでを見越して語られる、諦念さえ感じられる愛の歌など、他の誰に歌えましょう。知久さん、滝本さん、友部正人さん・・・ 近い感覚の方もいらっしゃいますが、この歌は石川さんじゃなきゃ駄目なのです。
歌いやすい音域で、かっちり音程をハメて歌われるべきだというものではないんです。
叫びに似た、覚悟を秘めた、愛の宣言なのです。
いつか僕はひとりになる。
でも、願わずにはいられないんだ。
死なないでよ。
何度も聴いてきた曲なのに、あらためて、胸をえぐられた思いです。
エンディングの拍手。私も心で拍手を贈りました。これにてウキュピレコード新録配信のコンプリートです!
今から12曲購入してもこの曲はプレゼントしていただけるのでしょうか? 石川さんのファンの皆さんには、是非聴いて欲しい1曲です!
石川さん、素敵なご褒美を、ありがとうございました! (オポムチャン)
(本人より)あっ、そのコードでも出来るんだな。今度やってみよう(笑)。
これは後付けだけど、一番歌いやすいキーがその歌が一番輝くかどうかは別問題なんだよね。
ちょっと無理してでも高く、もしくは低く歌った方がよりその歌の良さが引き出せる場合もあるからね。
ええと、あと、今から12曲購入してもこの曲はプレゼントされると思います。
ぶっちゃけそういう作業はスタッフがやってくれているので連絡しときますので、今からでもまだ買ってない人は買ってくださいねー。
スタッフが忘れているといけないので「全部購入したのでプレゼントお願いします」と添えて頂くと確実に届くと思います。よろしくー!
ホルモン鉄道 in所沢
8月15日、音楽喫茶MOJOでのワンマンライブ、石川さんのツイートで知り行ってきました。
所沢駅から少し離れた場所にあるビルの2階、とても雰囲気のいいお店で、舞台に向かって左側が窓になっていて外が見えるという開放感。むか〜ししょぼたまのライブを観た江ノ島オッパーラを思い出しました。
レポート、というより感想文です。曲名表示、間違っていたらすみません。
OPENING ACTの、イカ天でたまと共演したという菊地よしのりさんの熱のこもったステージが終わり、いよいよホルモン鉄道発進。
生のホルモン鉄道がこの日初めてで、ついに本物を目の前で!という興奮でお二人の行進を息をとめて凝視。
1曲目「マドモアゼルに嫌われる」歌の途中で大谷氏を見つめる石川さんの表情がなんとも言えない。愛おしそうな、なんだか不安げな。
「毛虫おじさん」とても楽しそうに歌われている。
「包茎ジョナサン」近くに座ってた小学生男子につい目がいってしまった。この子供は石川さんが大好きみたいで、どの歌もめっちゃ笑顔で見つめていた。写真もめっちゃ撮ってた。
「気ちがいスラッガー」体操用赤帽子が似合いすぎる石川さん、この歌は大リーグへのオマージュだろうか。
「正調腹太鼓」これがあの・・・と感動しつつ、みるみるうちに赤くなっていく二つのお腹から目が離せなかった。
「どうでもワルツ」ワルツと名のつく生歌初体験。
「アタックNO.1]途中でつい3番の歌詞を歌ってしまった大谷氏を見つめる石川さんの目、この時は(おいおい・・・)と語っていた。とにかく激しい踊りだった。あの動きでちゃんと歌を歌えるのはすごい。酸素を渡してあげたかった。
「悪代官」またまた小学生に気になる大人の歌。なぜこの歌詞を公衆の面前で叫びたいと思ったのか、今度石川さんにきいてみたい。楽しそうだった。
「はげあたま」大御所をディスってましたな。
「オスぺル」哀愁漂う、というのはこういう歌のことをいうのだ。大人の男の歌だが、大谷氏以外の男が歌うのは聴きたくない。
「ネットで検索」確かにそうだようなあ、と思いながら聴いた歌。
「かぶらぎの教え」石川さんの一人芝居のようなセリフに引き込まれる。石川さんにしか歌えない歌。
「特殊な訓練ブルース」ブルース初体験。
「夜の牛たちのダンスを見たかい」「境鉱泉」聴き惚れた。じわりときた。
「積木くずし」前曲とのギャップがたまらんかった。二人の息がぴったり、聴いているうちににんまりの歌。
「ネムイ」なんだかザワザワとしていた客席がシーンと静まり返った。終戦記念日バージョンだった。
とにかくあっという間に終わってました。
曲の合間の、チューニングを適当にしようとして石川さんに軽く注意される大谷氏とか、カポがどこかにいっちゃって、居間で老眼鏡が見当たらないお父さんみたいに必死で探す大谷氏とか、そんな様子がとても面白かったです。
今度いつ来られるかわからないので、記念に新しいCDを買って石川さんと大谷氏ととっちゃんのサインをいただいて、お知り合いに慣れた熱烈な石川さんファンの方と一緒に終電でおしゃべりしながら帰った、とてもとても楽しいひとときでした。
何度観ても、石川さんの表現力は凄いです。歌ってなんだろう、といつも考えさせられます。
ホルモン鉄道、最高でした。(わにこ)
(本人より)初ホルモン鉄道ありがと〜。
このお店は俺の家から電車でも近くて噂は昔から聞いていたのだが行ったのは初めて。
満員のお客さんで嬉しかったな〜。
この日は大谷夫婦も俺の家に泊まって乾杯したよん!
2014.8.15(金) ホルモン鉄道 所沢・音楽喫茶Mojo
僕の地元でもある所沢でのライブイベント。初めて歩いて行った。事前に場所確認でライブ会場を訪ねたが、とても感じのいい人たちだったと思う。
オープニングアクトがあり、その人たちはイカ天でたまと共演したことがあるそうだ。
オープニングで最近のおなじみ「Go!Go!ホルモン!!」の後に『マドモアゼルに嫌われる』『毛虫おじさん』などおなじみの曲に交え『包茎ジョナサン』をやった。高島平でのイベントでこの曲をやったら子供連れが退室したなんてことがあったが、僕の隣には子どもが座っていて大丈夫かと見てしまった。
そういえば今度のホルモンの新作アルバムは突然段ボールのメンバーが参加していたんだった。『アタック?1』なんかホントそんな感じ。『積木くずし』とかもまだ歌詞を覚えていられないのか譜面を見ながらやられていた。正直『スリッパを叩け』の無意味な迫力にはさすがに劣っている感じがしてしまう。
それにしても石川さんのパーカッションは、心なしか普通のドラムスより迫力があるように思える。木の桶の音はなんだかなじんでしまう。
エビせんが食べ放題でそこらへんもお得なライブだった。またライブ中に後方席のお客の掛け声が気になった、という意見もあったが、なんとステージ上のメンバーは全然気づいていなかったという話。確かに微妙な感じはしたが、まあ何とかセーフかと。ちょうど10年前、所沢の別のライブハウスに岡林信康さんが来たとき、調子に乗った客が歌唱中に酒を持って詰め寄ってしまうことがあったが、ありゃアウトだったな。何となくそこらへんは所沢って遅れている感じがする。(Sankaku)
(本人より)うしろの方でなんか違う盛り上がり方をしてる酔っぱらいのお客さんがいたと聞いた。
上機嫌だったが「よっ、紅白歌手!」とかひとりで別のノリ方をしていたと。
こういうのって難しいよね。明らかに難癖付けてるなら他のお客さんも注意のしようがあるのだろうけど。
会場が縦長だったので、後ろの方で何かあってもステージからは見えないし聞こえないんだよねー。
ともあれ、テレビと違って生って何が起こるかわからないかも含めてライブだからね。
あと子供のお父さんに「(歌詞)大丈夫だったですか?」と聞いたら「いやいや楽しかったです!どこまで意味が分かってるかわからないけど」と言われました(笑)。
2014年8月16日&17日「 新宿クリエイターズフェスタ」
2連チャンの「こどもアートイベント」に家族で遊びに行きました。
初日は「石川浩司さんと奏でるガラクタ楽器団の楽器作りワークショップ」
ワークショップで手作りした楽器を使って、その場で石川さんとセッション出来るという何とも贅沢なイベントでした。
「カエルのうた」等、童謡をチャカポコ演奏する石川さんがキュートでした。
2日目は「 絵かきさんといっしょに大壁画をえがこう!」というイベントで、お絵かきお姉さんと子供達が一緒に大きな壁画を制作するというものでした。
うちの子ども達は、絵を描くのが大好きなので、普段の机の上でのお絵かきとは違った「壁画制作」を楽しめてよかったです。
そのイベントの中で石川さんのライヴパフォーマンスがありました。
一番前のど真ん中、というか(簡易なフェンス挟んでいるものの)ホントに目の前に太鼓と石川さんがいる場所だった為、あまりに近すぎて、照れてしまいまともに石川さんを見れずに目の前の太鼓と手元ばかり見てしまいました(笑)。
あー、でもこんな至近距離で石川さんの演奏が聴けるなんて何て贅沢なんだっ!しかも曲は「さよなら人類」この曲を初めて聴いたのが24年前。時は、だいぶ流れて色々な事があったけれど「自分が好きなモノ」って根っこの部分は変わらないんだな〜と思って面白かった。
これからも、つかず離れず石川さんを愛し追い続けていくんだろうなぁー、きっと。フフフ。
夜寝る時に、5才の娘に「今日、何が一番楽しかった?」と聞くと
「いしかわさんが『ついたーっ!』って、いったこと」と言いました。(7月4日生まれ丑年の蟻)
(本人より)やっぱり「ついたー!」は鉄板ネタ(?)か(笑)。
まあ子供はもちろん世代的に言えばそのお母さんですら知らない人も多いんだろうけどね。
主催者の意向で何度もやらされました〜(笑)。
2014.8.16・17(土)(日) 新宿クリエイターズフェスタ
ホルモン鉄道ライブの次の日に、両日午前からのイベント。去年もやった子供が学校ではなかなか触れ合えないアートの世界に触れる趣旨。残念ながら午前中は寝ていました(笑)。
第1日目は大久保病院併設のハイジアという建物の中。メンバーも大まかには大体同じだが、石川さんはソロではなく、あくまでバックサイドに徹する側。童謡などを演奏し、子供たちが演奏に合わせて、音を出したり用意してあったドラム缶に入ったりそれをたたいたりして、その時はなんか神憑っていたかも。やっぱり子供相手だとなんだかテンションが変わってくるのかもしれません。
第2日目。病院近くの旧コマ劇場(野外)の建設壁に子供たちが落書きをするというもの。絵を描く時間はピアノのお兄さんが終始演奏。去年に比べて暑さは和らぎそこらへんは楽でした(笑)。休憩を何度かはさんだが、石川さんが私服で入場されたときは後ろ姿でも分かった(笑)。パーカッションで歌のおねえさんが歌うのに合わせ演奏。
やはり演奏メンバーは石川さんが中心で、両日、午前午後と「さよなら人類」をなんと8回もやった模様!石川さんは前日のホルモン鉄道で声が枯れ、裏声がうまく出なかった様子。そしてお決まりの『ついたーーーー!!』 あ、初めて生で見たかも!(Sankaku)
(本人より)ちなみに歌のお姉さんは九州で活躍してる歌手で、この為に上京した模様。
向こうではテレビCMとかもいろいろやっている方だそうです。
二日間、無料ライブだったけどギャラはもちろんいただきます。新宿区民の税金から(笑)。