ザ・レポート(22)


今まで石川がかかわってきた全ての活動、つまり「ソロ」「パスカルズ」「ホルモン鉄道」等のライブ、CD、ビデオ、またテレビ、ラジオなどのマスメディア、演劇、書籍、ニヒル牛、コレクション、すごろく旅行、このホームページ、その他とにかく俺がかかわってきたありとあらゆる表現活動の感想、評論、思い出等を募集します。
 既に何かに発表したもの(ミニコミ、ミクシィ日記、ホームページ、掲示板等)の再録も自分で書いたものであれば0Kです。批判やお叱りももちろん構いません。他の人のプライバシーの侵害や、特殊なケースを除き、基本的に全て採用します。何についてのいつのもののコメントかをなるべく分かりやすくして、メールにて題名「レポート」でお願いします。おおよそ10行程度まで5ポイント、それ以上は10ポイントです。裏話等や本人のそれに対する意見や感想なども付けていくつもりなので、気軽に応募して下さいな〜っ。
 例えば俺本人も知らない「こんなとこに載っていた」情報及びその感想とか「すごろく旅行を実際やってみた思い出」など俺にインスパイアされたものでもOKですよ〜ん。

へなちょこリレー物語(鞄)終了に寄せて

前2回もあっという間に終わってしまった、という感想を書きましたが、今回こそ過去最速でエンディングを迎えた作品でしょう。まさか約3週間でカタが付くとは・・・。
掲載数も5作と少な目、丁度ボーナスポイント月間の終了に合わせてキリよく終了させようという石川さんの思惑もあったのでしょうか。

しかしまぁシュールな意味不明ファンタジーという分野で文章を編むのがどうも不得手であることが判明した私にとっては、ちょっとホッとした、というのが本音です。話の前後の脈絡が全然ないのも嫌だし、それにこだわり過ぎても突飛な展開に持っていけないし・・・ ここ2回は、そのバランスを取るのに非常に悪戦苦闘しました。だってタイトルが『鞄』なんだから、お話を鞄に絡めて作ってかなきゃ、って思いますよね!? せやから早速、夢に襲いかかられ気が付いたら主人公が鞄の中に入っていた、なんて話をこしらえましたがあっさり敗北、結局、最後になるまで再び鞄、出てけえへんやんけ・・・。
緑の紳士、紫の夢、妖怪エキス、脳味噌と軍人、巨大陰茎、耳なし相撲取り、自爆爆弾、みつこぶラクダとおばあちゃん・・・ こんな個性派に登場しまくられたら、私あたらしいキャラなんてよう登場させられませんでした。短いお話の中でしたが、彼らは異常に印象に残る強烈なインパクトを私に与えていきました。
この手のお話は石川さんがお気に召されたご様子で、もうしばらくは続けて行くんだろうと勝手に思っていました。確かに「長ければいいってもんではない」とはおっしゃってましたが。

なんとか意地で採用になった私の投稿は陰茎の話。今回の石川さんはへんてこな擬音を多数使っていらっしゃり面白かったので私も色々やってみて楽しかったです。意図的に日本語を破壊しまくる悦び。まさに破壊なくして創造無し。ほかの投稿者の皆様もさすがこのHPを愛する方々、個性あふれるとんでも展開に「こりゃ勝てねぇ!」と唸りながらも楽しませて頂きました。私もまだまだ修行が足りませんね。

早速始まった第十五話もじつに面白そうです。こういう言葉遊びは大好きです。こんな時強そうなのは「俺のジャンルは数え歌」でも多くの秀作を生み出されたデクノボーさん。強力なライバルとなる気がします。よく練ってからメールしないと・・・ ってしもた、また陰茎がらみで投稿してしもたがな!!! 初戦は黒星の気配濃厚です。(オポムチャン)


(本人より)毎回だいたい3〜7通ぐらいの応募があるかな。
今回はいつもより言葉遊び要素が強いからねー。
でも完成度は他の人より低くても俺がクスリとする場所が一カ所でもあるとそちらが採用になる場合だってある。
例えなかなか載らなくても修行だと思って書くのじゃあぁぁ〜っ!

「石ヤンのテキトー日記 2001年9月」を読んでビックリしたこと

石川さんのホームページ「ひとりでアッハッハー」には、様々なコンテンツがあります。暇な時ふだんアクセスしないページをクリックして、楽しんでいます。
ある日のこと、石川さんの過去日記を読んでいた私は、ある記述を読み、ビックリしてしまいました。2001年9月20日の項です。 http://ukyup.sr44.info/d0109.html

この日、石川さんはタイ旅行の最終日で、ひとりでバンコク・スリウォン通りの「有馬温泉」というタイマッサージ屋に行っている記述があるのですが、なんと同日同時刻、わたしもそこからすぐ近く、約20メートルの距離の場所に居たのです!

(石川さんの日記よりばっすい)「有馬温泉」は今日は期待が大きかった分、イマイチだった。マッサージを終えて外に出ると、豪雨。なんとかタクシーでホテルに戻ってみんなと落ち合い、夕食を取ろうと思ったが、強い雨は一向に止む気配がない。中華街が近いので、強引に軒先のあるところを飛び跳ね、屋台のような店へ。焼きハマグリ、青菜炒め、蟹のカレーがけ、魚団子、蟹チャーハンなど、ごっつう、旨い。

(わたしの旅日記より)こんにちは。わたしは今パッポン2の「パッポンインターネット」というネット屋に来ています。今さっき嵐のようなスコールが降ってきました。ますますdeepなバンコクに呑み込まれてしまっています。パッポン通りはこれから夜の屋台が出始めて、名物の風俗・屋台村総合コンプレックス状態になります。ほどよい暑さです。

有馬温泉の近くで石川さんとすれ違っていたかもしれないと思うと、とても不思議な気分になりました。また、その10年後、そこから目と鼻の先にある会社で働くことになるとは、その時は夢にも思いませんでした。というわけで、過去のある時、石川さんとニアミスした、という話でした。(波照間エロマンガ島)


(本人より)そういうことって実際はもっとあるかもね。
俺も波照間エロマンガ島さんも過去の記述があったから分かっただけで、普通の人は例え日記を付けていたってそんなに他人に公開はしてないからね。
でもツイッターやら何やらで最近は「え、そっちも大阪来てるの?こっちも!」なんてツアーとかしてるとミュージシャンのニアミスとか結構ある。
世の中、どんどん狭くなって悪いこと出来まへんなぁ・・・。

不器用

京都市出身京都市育ち、37歳独身、おまけに「全盲」という肩書きのある男です。これを書いている時に行われているホルモン鉄道ライブ、仕事のため行けないと予約しなかった事を後悔してます。
自叙伝読ませてもらいました。

かなりな暑がりな僕の薄着にした理由が、途中で脱ぐのが面倒、でも変な格好をしたところで「全盲だから気づいてないのと違うか?」と笑われるのがいやなので常に肌着と襟つきの服一枚、でも財布はジーパンの前ポケット、宿泊以外は基本的に鞄は同じリュック一つ。
この感覚、わかっていただけますか?
違うのは不器用という事の受け止め方です。
小学生になってすぐ、点字はなかなか読めず、美術や技術の授業中先生の手を触ったり実際に手を沿えて教えてもらってもできず、体育の時の準備運動もこれまた周りと違う動き。
幼稚園から高校まで盲学校だった事もあり、周囲からの笑いを受け止められず、でも一般の短大に入ると「そんなんまでできるんや、すごいなあ」と言われる事で、これまた逆に落ち込んでしまいました。
今の仕事の研修会は全盲も晴眼者も居るため、不器用で笑われる事も何とか我慢できるようになりましたが、今後何か落ち込むような事があれば、小学生の頃に自身の不器用を受け止められた石川さんを心の支えにして頑張ろうと思います。

ちなみに中学の頃からタマは聴いていましたが、石川さんのライブは後輩に誘われて今年の7月の京都のライブに初めて行かせてもらいました。
先月の大雨の日のパスカルズのライブにも行かせてもらってましたが、昨日と今日は残念です、仕事なので仕方ないです (navigator-hiro-1975)


(本人より)金持ちの家に生まれるか貧乏な家に生まれるかを始めとして元々人は平等ではないんだよね。
でもそんな環境や体のことなど、すぐに変われないものを嘆く暇があったら与えられた自分の環境の中で最大限に楽しく人生過ごそう、というのが俺の考え方。
世の中にはもっともっと食う物も食えない国に生まれた人、戦禍のまっただ中に生まれた人もいるのだから、少々のいじめられぐらい全然幸せの範疇だと思っちゃう。
考え方次第で(全部とは言えないが)ほとんどのことは輝きだす。

ウキュピレコード10月配信曲・ネムイ

はじめてこの曲が世に出たのは2009年の「あなたのつけたタイトルで新曲ライブ」 at ニヒル牛 だったかと思います(私は残念ながら観に行けませんでした)。
原題は「ぼくはねむい」というタイトルで、DVD「石川浩司生前葬2010」でもその名前で収録されています。

もともとのバージョンはこの「ザ・レポート(18)」でも見ることが出来ますが、もう世界を終わりにしてしまおう、という子供の声を借りた人間への警鐘という意味合いを感じる歌詞でした。DVD作品「石川浩司生前葬」で聴いた時は何とも気持ちを不安に揺るがされ、「ホルモン鉄道vol.1〜山梨編」のバージョンではユニットないしは客層の性質上か内容はいささか抑えがちでした。

そして今回の配信。
それまでの収録に比べて出だしが1オクターブ高く始まります。一転して「おしまい」は圧倒的な低音、以前の収録と同じ音です。
さあどう展開するのか固唾を呑んで聴き入っていたら・・・・・・

ヘッドホンを付けたまま、動けなくなってしまいました。

ひたすら繰り返されるFM7とCM7のコード。このメジャーセブンスという和音は使いどころを誤れば陳腐に聞えてしまう、扱いに注意を要するコードですが、切々と語りが続くこの場面では私の精神の揺さぶりに加速を付ける効果を持ちました。
ファラドの明るい和音(長和音)とラドミの暗めの和音(短和音)を組み合わせた、美しいのに不安定な音。
あたたかい布団のなかで眠りに就こうとする安らぎの中に、二度と目覚めることが出来ないのではないか、と思わせる不安感が残る・・・ 石川さんの語る、いや叫ぶ詩の世界を、和音が増幅させて私にぶつけてきます。

この歌は「あの年の3月」を迎える前に作られました。
その3月を迎えた後、世界はほんとうに終わりにしなければならないと思わせる事態へ。
石川さんはこの日を予見していたのでしょうか。

心の中。
永遠なる夢に終りを告げる、涅槃の鐘が瓦礫に響く。
これまで「学校にまにあわない」「家族」「カニバル」でも底知れぬ恐怖を覚え、夜眠れなくなることがありました。
でも、今回の心の動揺は、もっともっと根深い、「ヒトの業」を思い知らされたような気がして、この星をその欲と無知で図らずも終わりにしようとしている人間すべてに対する問いかけを受け、にもかかわらず答える術もなくただ立ち尽くすしかない、自分という存在のどうしようもなさを暴かれ、でも自分から自分を終わりにする度胸もなく、世界が本当に終わってしまうのを何もできず怯えながら待つしかない、矮小なのに莫大な悪業を負った己に対する絶望によるもので・・・ すみません、錯乱して何を書いてるのかわからなくなってきました。
とにかく、思いきり、精神に、突き刺さってしまったのです。

伴奏が始めと同じものに戻り、同じ歌詞が歌われます。
しかし歌詞から感じる意味合いは、まったく異なるものに成り果てています。
最後にギターの伴奏もなく、低く低く放たれた、「おしまい」。

一瞬、世界が本当に終わってしまったような、そんな終末感・虚無感を覚えました。

普段から刹那的・快楽的に生きている私にとって、ダウンロード購入しながらもこの曲はしばらく再び聴くことは出来ないものとなるでしょう。他の方にはそうまでは感じない曲なのかもしれませんが、私には衝撃が強すぎたのです。
表現者・石川さんの凄さを、動けなくなる程に思い知った月初でした。(オポムチャン)


(本人より)そうそう、最初作った時とは違う意味の歌になったんだよね。
あの年の3月がそうさせた。
自分で作っておきながら「ただのフィクションの歌でありますように」と祈ってる。

2013.9.22(日) ホルモン鉄道 ライブ!

板橋区立熱帯環境植物館(グリーンドームねったいかん)の開館19周年のイベント。会場は地下1階映像ホール。施設はやや小さめなれど本格的な仕様。2部制のライブだった。食べ物がテーマのイベントだったらしく、野菜の販売やクレープや焼きそばなどもあった。ホルモン鉄道を含め、三連休3日連続で音楽イベントがあったそうだが、チラシの石川さんの写真を見てお笑いのイベントと勘違いする人も。・・・そうとも言えず、違うとも言えず微妙な感じ。

 開場され、舞台には楽器のセットが。キーボードも本格仕様。大谷さんにしてはめずらしくギタースタンドがあった。食べ物を意識した選曲で、一曲目は食べ物が出てこない(笑)「豆腐」、子供達に優しく語りかける(笑)「毛虫おじさん」、そして「おなかパンパン」。「毛虫おじさん」の『窓を破壊しこじ開けて、お邪魔します』、和やかなメロディでこんな歌詞がたまらない(笑)。大谷さんとのからみでは、飽きられてそっぽを向かれてしまうシーンも(笑)。
第1部は様子見だったそうだが、第2部はホルモンの持ち味全開!下ネタも、パンツ一丁の「正調腹太鼓音頭」もやりたい放題!「包茎ジョナサン」ではネタがネタなために、子供連れが何組か退室したそうな。ウーム・・・。
ラストを飾った曲は「ねむい」。ただの下品なユニットになりきらない奥深さを感じる締めくくり。歌詞に社会問題を織り交ぜ、ミュージシャンとしての底力をさり気なく感じます。

まさに明るい公共施設での異空間。このユニットを見てお客さんは何を思うだろう。僕にとってはもう見慣れているけれど、やっぱり知らない人にとっては強烈な印象では無いだろうか。チラシにも「一度見たら忘れられない!」って書いてあったなぁ。
個人的には、ユニークなギター演奏の「おなかパンパン」を2回もやってくれたのがうれしかった。前日に石川さんとお話ししたのを覚えていてくれたのかしら。

余談だが、この日は近所の川口市のイベントに知久寿焼さんが出演されていて、1部が終わってそこに足を向ける人も。ぼくは帰りの足でニヒル牛に行きました。何度も言わせてもらうが、石川さん達の活動を追っていると思いがけない所に行けるのが本当に楽しい。ちなみに会場の最寄り駅・高島平には今年の8月に親戚の家にいくときにたまたま通りかかって、すんなりと行けました。いつも通っている道から少し逸れての発見は本当にスリルです!(Sankaku)


(本人より)確かに公共イベントでホルモン鉄道を呼ぶとは勇気あるなーと思った。
でも呼んでくれたからにはやはりバンドの特性は全うしなければいかんな、と思った。
どーしても俺たちのやってることは万人受けするものではないというか一部には激しい拒否反応を起こすかもしれないが数少ないある人たちには「これを聴きたかったんだよ!」という類いのものだからね。
文化とは常にそういう要素がある・・・と思って馬鹿下品文化の一端を担ってるつもり!もないけどね(笑)。

2013.9.21(土) また石川さんがいた『アートの森で』

~大谷氏・とっちゃんジョイントライブinニヒル牛~
とっちゃんさんの新譜CD「記憶の鼓動」の発売記念ライブ。2009年に大谷氏がニヒル牛でライブした時もライオンメリィさんがいらっしゃったけれど、今回はあかねさんがいた。とっちゃんさんとあかねさんが同じ場所に並ぶという場面を目撃したが、この2人、感じがよく似ている・・・。

第1部はとっちゃんさんから。大谷氏のギター伴奏のもと、自らもピアニカで間奏を入れながら歌唱された。やはり新譜からのものがほとんど。キッタカさんという方のカバー曲「私のもの」も交え、最後の曲はなんとギターの弾き語りだった。
6曲を歌い終えた所で、大谷氏の登場。悪いけれど存在感というかそこからくるパワーがひとまわり違った。とっちゃんさんもサポートの方が心做しか冴えていらっしゃる。第1部の神秘的な雰囲気を尊重した第一曲目。そして「誰も知らないヒット曲」、特に「叔母のサイフ」では大谷氏のギターテクニックの極致を見た気がした。「海のゆりかご」では他に同じ名前の歌が無いかネットで検索されたらしい。アルバム『保存盤』もそうされたらしいけれど結構気にされるんですね(笑)。最後の曲「未定」では初めてされたというとっちゃんさんとのデュエットも披露。
ニヒル牛に置かれる数多くの作品たちを「アートの森」となぞらえた今回のライブ。一流ミュージシャンの場所や雰囲気に合わせた曲選びには毎回感服させられます!簡単になりますが、ここでしか味わえないひとときでした。大谷さんの温泉好きにのエピソードでは誰も大谷さんに同調してくれなかったそうです(笑)。

今回石川さんは舞台に立たれなかったものの、なんと料金係を担当!!大谷氏のライブのMCでは合の手や翌日のホルモン鉄道ライブの予定を話された。サービスドリンクのりんごジュースの紙コップは未だに捨てないでとってあります(笑)。(Sankaku)


(本人より)ニヒル牛プロデューサーとして、唯一ライブなどイベントの時は空いてればスタッフやる。
大谷もとっちゃんも同い年。19の時から30年以上の付き合いだからね〜。
昔はよく3人で旅行などにも行った。その頃からふたりは付き合っていたが何故か「石川先生(とっちゃんはそう呼ぶ。ちなみに大谷のことは大谷先生)なら一緒にいても邪魔にならないから」と。どういう意味だ!?
それはともかくりんごジュースの紙コップは黴びるから捨てた方がいいな(笑)

ウキュピレコードリミックス企画第二弾・ウララ(so-hey Remix Ver)

おほっ、今度は9月の半ばに爽やかなソロバージョンの「ウララ」のリミックスバージョンが。
あまり早々とリミックスを配信するのも何なので、原曲配信から1か月半以降にリミックス解禁なのかな? と余計な邪推はさておき、早速クリックしました。

作者は前回から投稿王の順位をワンランク上げられたso-heyさん。前作も打ち込み系の都会的アレンジ(←編曲の知識がうとく貧相な語彙で恐縮です)が石川さんの歌声と奇妙に絡み合う、素晴らしい作品でした。

少し前のレポートで、このソロバージョンの「ウララ」は手を加えにくそう、と書きましたがなんのなんの、今回も打ち込みのリズムを盛り込んで、また一味違う「ウララ」を生み出されました。
オープニングには何やら聞き覚えのあるメロディーが挿入されています。
てけてんてけてん・・・・・・
あっっ!! これはたま時代の「ウララ」ライブバージョンの出だしをモチーフにしたものだ! 原曲そのままではなく少し音を変えて作ってあり、オシャレな感じが出ています。

ビートは前回と同じく打ち込みのものですがハイスピードで畳み掛ける前作とはまた違う趣で、さながらワールドミュージック、と言うのでしょうか? またまた間違っていそうで恐れ入りますがレゲエなどラテンの匂いがする音楽です。 ヴォーカルにはディレイ? エコー? がかけられており、絶妙のタイミングで追っかけの声が入ります。so-heyさんがツィッターで石川さんにこの曲のコードをお尋ねになっていたのを拝見しましたが、追っかけの声が入ってもまったくコードを乱さない和音の造りになっていて凄い! また声のピッチの調整をしなくても(多分してません、よね?)きちんとハモる石川さんの歌声も凄い!

エンディングにはふたたびてけてんてけてん・・・が挿入され、新旧「ウララ」の架け橋を施して曲は終わっています。 今回もお見事!! なアレンジメントでした。尊敬を込めてso-heyさんにふたたび拍手を!! (オポムチャン)

(寸評)ちなみにso-hey君は毎回2テイク以上リミックスを送って来る。その中で選んでるのだがどちらもレベル高いことも。ホント流石っす。
so-hey君以外の人、もっとアナログな違うアプローチでもいいので送って来て〜!

2013年9月現在・カラオケにおける「たま」配信曲(適当でないとご判断された場合はボツになさって下さい。)

実家に任天堂の「Wii U カラオケ」なるものがやって来たのを機に、カラオケキチガイの私、ここ最近カラオケ屋で「たま」の楽曲はどの機種でどれだけ配信されてるんだろう? と疑問に思い、近所のカラオケ店2店の最新機種をリサーチし、ここに報告しようと思いました。あまりカラオケがお好きでない石川さんにはどーでもいいレポートですが、まぁご参考に。

機種はメジャーな3種類。頭文字で示します。

音質が人気のD、マニアックな曲もOK!のJ、曲数No.1のU。

曲名をあいうえお順に示し、歌唱可能な機種の頭文字を付記します。また「Wii U カラオケ」はJに準じますが、3曲だけ未対応の曲があります。

・あっけにとられた時のうた(D・J)
・あの娘は雨女(Dのみ!)
・あるぴの(Jのみ!)
・海にうつる月(J・U)
・ウララ(J・U)※Wii U カラオケ未対応
・丘の上(J・U) 
・お経(J・U)
・オゾンのダンス(D・J・U全機種)
・おなかパンパン(Dのみ!)
・オリオンビールの唄(Jのみ!)
・おるがん(J・U)
・学校にまにあわない(J・U)
・かなしいずぼん(J・U)
・鐘の歌(Jのみ!)
・きみしかいない(J・U)
・月食仮面(Dのみ!)
・ここはもののけ番外地(Jのみ!)
・こわれた(J・U)
・さよなら人類(D・J・U全機種)
・そんなぼくがすき(Jのみ!)
・月夜の病院(J・U)
・どんぶらこ(Jのみ!)
・なぞのなぞりの旅(Jのみ!)
・夏の前日(D・J)
・日曜日に雨(D・J・U全機種)※Wii U カラオケ未対応
・パルテノン銀座通り(Jのみ!)
・方向音痴(J・U)
・星を食べる(Jのみ!)
・まちあわせ(D・J)
・マリンバ(J・U)
・満月小唄(J・U)
・満月ブギ(Jのみ!)※Wii U カラオケ未対応
・むし(Jのみ!)
・夕暮れ時のさびしさに(J・U)
・夜のどん帳(Jのみ!) ・らんちう(D・J・U全機種) ・れいこおばさんの空中遊泳(J・U) ・レインコート(J・U)
・ロシヤのパン(D・J・U全機種)
・ワルツおぼえて(Jのみ!)

D・・・11曲  J・・・37曲(Wii U カラオケで34曲)  U・・・21曲  

長々と恐れ入ります。全40曲、Jが内37曲を歌えるのでおススメ! さすがマニアック曲に強いJです。Uの曲は全曲Jでも歌えるようですがお店の機種の新旧によっては入ってない曲もありますのでご注意を!
また「あの娘は雨女」「おなかパンパン」「月食仮面」の3曲はDでしか歌えません。曲数少ない割にマニアックだな・・・

非常にめんどくさかったので、かつ同じような投稿するのもズルいので今後は更新されても私はレポートいたしません。それにしても知らない間に曲数増えたなぁ・・・ たまカラオケ好きの皆様、ご参考になりましたでしょうか? (オポムチャン)

(寸評)誰かのFacebookの写真で見たのだが「頭のふくれた子供たち」とか「ジンガは静かにしなさい」なんて俺本人でも忘れかけてたマイナー曲が入ってる機種もあったな。
そのうち元楽曲から声の成分だけを完全に除ける機械が出来れば何でもすぐにカラオケに出来るのにね。

ウキュピレコード9月配信曲・昭和ヒーロー数え歌

先月の教訓を生かし、9月1日の夜になるまでいい子で待ってましたらば、いい子にゃ少々悪影響なステキソングが配信されました。

なになに、ウキュピレコードのインフォメーションによると「腰が抜けるヘンテコ放送禁止歌」ですって! まあ私の大好物だわ! 心躍ります。
そういやあこの曲はコンテンツ「石川浩司の歌詞集だよ〜ん」ならびに「俺のジャンルは数え歌」で歌詞は拝読したことがあるのですが、曲に詞が乗ったものは未だ聴いたことがありません。永いこと歌詞も見ていないので、ここはひとつはじめは歌詞無しで新鮮な気持ちで聴いてみることにしましょう。

出だしに渋い声でタイトルを読み上げる石川さん。一体どう始まるのか?
おおっ、今回はアカペラだ! タイトルを聴いた時にこれは3回目の配信にして初のアカペラではないか? と思っていましたが当ったりー! それにしてもアカペラが全編通して続くというのに、音程やプレイキーがズレないのは流石としか言いようがありません。
敢えてコードを付けるとしたら、

(2小節ごとにコードを記します)
F♯ F♯ F♯ F♯(C♯)

G♯m G♯m C♯(F♯) F♯(C♯)

G♯m(F♯) G♯m(F♯) C♯ F♯

F♯ F♯ F♯ F♯ 

F♯ F♯ F♯ F♯

てな具合でしょうか。カッコ部分は番によって変動します。ギターで伴奏したい方は、バレーコードだらけなのでCapo4で、プレイキーをF♯→Dに直して演奏してね!

肝心の歌詞ですが・・・ あぁそうそう、こんな感じだったな。ぼくらのヒーロー、けちょんけちょん。こりゃ放送したら大ゴトです。しかしよくここまで数に添ってヒーローを登場させられたものです、妙に石川さんへの尊敬を深める私。 聴いてみると歌詞は「石川浩司の歌詞集だよ〜ん」のもののようですね、「俺のジャンルは数え歌」の「ヒーロー数え歌」とは少し登場人物が異なるのが面白いですね。またこちらには病み付きになる『ヒ〜〜ロヒーロ、ヒーロヒーロヒ〜ロ』が歌詞に入っていません。曲が乗ったものを聴いてみると、この部分は外せませんね。拳を大きく振りながら歌いたいところです。大声で。楽しく高らかに。狂ったように。

曲はリアルな最後っ屁で終了。見事に腰を抜いていただきました。へなっ。
いつか無駄に豪華な男声合唱を付けてアレンジしたいと思います。(オポムチャン)


(本人より)おおっ、男声合唱で聴いてみたいねえ。
人をたくさん集めて是非リミックスに応募してみて!
そこまでやったら多分アップされます。時期は問わないし、他のリミックスが上がった後でも大丈夫です、よろひく〜。

へなちょこリレー物語(ぱっぴゅっぴっ)終了に寄せて

えっっもう終わっちゃったよ! びっくりした!!
というのが前回に引き続き素直な感想です。前より短期で完結しちゃいましたものね。

なにしろ今回のリレー物語は過去12回と比較しても異彩を放つ、連作ポエムのようなもの。路線としては第四話「穴掘り男」に似てはいるのですが、この内容のシュールさときたらもうハンパありません。

前回の「高校生日記」でポイントをたくさん頂戴して味を占めた私は、今度もポイント源にするべくガンガン投稿するぞっ!! と意気込んだものの・・・ なっ、なんじゃこりゃ!!?
タイトルからすでに、完全に意味不明。
話のつながりが見えてこない、これまた意味不明ながら調子の決まった短文。

・・・・・・前のレポートで「近々また楽しく頭を悩ませるようなお題を用意してくださることでしょう」なんて投稿しましたが、こ、こう来たか・・・。とっとりあえず、パ行が多いみたいだ、出だしは「ぽこっぽこっ」ぐらいでいったろか。でもぽこっぽこって、何よ。えーとうんと、そやそや腹鼓でいこか。「ぱっぴゅっぴっ」って母音は「たぬき」と同じだし。

はい、ボツりました。

その後も続くハイパーシュールな予測不能の展開。ビワゼリーからまさかのコケシと体操、ダルマ病が流行ったところへ緑の巨人が一網打尽・・・ おいおい、いつまで経ってもキリン出て来えへんやんけ!? とキリンを登場させようと頑張りましたがボツーん。もはやこのお話は整合性を求めちゃいけないのだな。とはいえあまりにも前の文とかけ離れ過ぎても成り立たない・・・ そして文章を編むのは下手ながら好きでも、こういう不思議ポエム調は非常に苦手という己の弱点が露見しました。こりゃ、勝ち目ねえな・・・

それにしてもこの面妖なシチュエーションで、次々と掲載を勝ち取った多摩川さんの見事なこと!! それまでの七五調または七七調風の詩体を軽く受け流し、独創的な展開でお話を編んでいかれます。うわちゃぁ、やられた!!! これは石川さんの琴線に来るぞ!!
次第に投稿は主人公の内面の影に迫りだします。出だしの能天気さからは辿り着きにくいところへ敢えて突入する大胆さ・・・ これか、これが私には足りないのだ。

そう思った私は多摩川さんを見習い、短い文ばかりだった物語に対して奇を衒うために意図的に長文の罵倒セリフをはさみ、精一杯のなんじゃこりゃをでっちあげ、なんとか唯一の採用にこぎつけました。この罵倒してくる町人のイメージは名曲『わしゃゴキブリだ』に登場する、理屈と嫌悪感でネチネチ干渉してくるおまわりそのものです。

そんな気分の悪いキャラクターを登場させてしまい少しく後悔していると、次の投稿でまたもや多摩川さんが予想外の展開で爽やかメジャー氏に変身させてくださり、なんだかとても救われた気分になりました。
このコンテンツの面白いところで、自分の作ったキャラクターが他の方々の手によって想像だにしない方向へ変貌するのは見ていて不安なようで光栄なようで、何とも言えない気持ちになります。

ともかく今回は意表を突かれました。次回こそ、と早くもリベンジに燃えておきます。
短く終わっちゃったし、ポイントプラス月間ですからさっそく次のお題をお待ちしてます!(オポムチャン)


(本人より)今回のは散文詩にも近いイメージの展開を考えていたので、早めに切り上げた。
いくらでも延ばそうと思えば延ばせるけど、長ければいいってもんではないからね。
あと以前も書いたけどこの投稿は何もうまく書いた人が採用されるとは限らないのも話の妙。
俺が続きを思いついたものが採用されるだけだからね。
そしてすぐさま、次の物語始めました。
今回のが自分的になかなか面白かったので、またもや意味不明な始まりです。さてさてどーなることか!?

2013年8月18・24日 新宿でのイベント

いずれも「新宿クリエイターズ・フェスタ 2013」が主催する子供向けのイベント。

【18日・ライブペインティング】
旧新宿コマ劇仮囲いの工事の壁に施された壁画に子供たちが落書きをつけくわえて絵画を完成させるという趣向。新宿区長も挨拶に見えた。親子連れのなんだか整った服装の人達と新宿の得体の知れない人達とのギャップが凄いスゴイ・・・。
石川さんの役割はパーカッションで他の二人のミュージシャン、歌手とピアニストの方との演奏と一緒に子供達が落書きするのに音楽を添えるというもの。子供向けというライブイベントはたま時代にも結構やられていたと思うが、 やっぱり元気でのびのびとした演奏が単純によかった。脚立もたたいたりと自由自在なのもいつも通り!屋外で特にステージとの境目がなかったので至近距離でパフォーマンスがみれるってやっぱり貴重な体験でした。また屋外で暑かったため、開演時間が早まり残念ながら遅れてくるお客さんもいた。

【24日・親子で楽しむミニライブ】
会場は大久保病院と併設するハイジアという建物。綺麗で明るい建物で、他の催し物も色々。子供達が普段学校などだけではなかなかお目にかかれない芸術に触れ合う、というのが趣旨。会場に入るとすでに石川さんの前のパフォーマンスが。「邦楽集団KAGURA(壱奏連)」能の様な出で立ちだけれど動きがなかなか面白い踊りだった。
ギターを貸してもらえなかったので、ご自身のあの変わったギターで演奏。「毛虫おじさん」「冥王星」そして「ガウディさん」など短いながらも石川さんのカラーがよく出ている演目。周りを見てみると大人のお客さんがたくさん!子供向けじゃなかったっけ・・・。
ソロライブの後はライブペインティングにも出演されたピアニストの方とセッション。そして松本里美さん、クリスチィヌさん、ピアニカ奏者の方も加わってラストの曲。バイオリンの音がよく聞こえないのが残念でした。相変わらず冴えているパーカッション。どんな感じになるのかと思ってたけど良い意味でいつも通りで素直に楽しめました!

司会はやっぱり子供向けという事でおねぇさんと、あと小学校中学年くらいの女の子。石川さんの迫力にちょっと押されてた感じ(笑)。どちらのイベントも終わりに記念写真を撮った。石川さんの表情の使い分けはやっぱり一流のタレントそのもの!
ちなみにぼくは自転車で来たけれど、やっぱり近場でこういうイベントってホントにありがたいです。(Sankaku)


(本人より)どちらも無料イベントだったね。
でも出演料はちゃんと新宿区民の血税から頂いておりまーす(笑)
友人の画家(野外イベントのお絵描きお姉さん・今回の全イベントの総合プロデューサー)の蟹江杏さんとは10年くらいの付き合い。
昨年の福島の小学校巡りイベントやいろんなとこで一緒にやらせてもらってまーす。

2013.7.15 京都でソロライブ(SOLE CAFE)

さて、前のレポートにも書かせていただきましたが、7月13日は、石川さんと大谷氏のホルモン鉄道・高槻ライブに行った訳です。
今度は石川さんが、ソロでライブをされる・・・!!
たまの時代は四人、あるいは三人でライブをされていた石川さん。
石川さんのソロのライブって、どんなんだろう?
あまり見当もつかない、またどんな構成になるのやら・・・?
また息子とワクワクしながら京都の会場に向かいました。

今回のライブは予約順の入場なので、30分前に会場に着けば十分でした。
私と息子の予約番号は、6番と7番!!これはかなり近くで見られるんじゃないの??
と期待しながら、開場10分程前に並びます。

入場したら、背もたれつきの椅子や、テーブル付きの椅子もあったのですが、それは後ろの方だったので、迷わず一番前の、長い板だけの長椅子の左端をゲット!!
『またまた、石川さんが間近に見られるww嬉しいなあ〜〜ww』
・・・とステージを見ると、マイクはあるけど、何とパーカッションがない!!
あるのはギターのみ。
「石川さん=パーカッション」だと完全に思いこんでいる私は、どうやって石川さんがライブされるのかが想像できませんでした。
会場は満員。意外に若い方や、親子連れもいました。

開始時間になり、ランニングと白&オレンジのボーダーズボンの石川さんが店の奥のドアから登場!!会場から拍手と歓声が上がります。
石川さんは、お客さんにライブに来てもらったお礼を言い、そして「今日、ライブに来てくださったみなさんに、お断りしておきたいことがあります」と。
何のことかな?と思うと、「実は、昨日は大阪でシークレットライブ(ケーコ・ケーキさんの)があったり、ムジカジャポニカのホルモン鉄道のライブで調子に乗りすぎちゃいまして、声が・・・出にくくなっています!!」
と。確かによく聞くと、少しかすれ気味の声。
・・・でも、ライブ中は全く、声のかすれもない、いつもの石川さんでした!!

石川さんは、爆笑トークを交えながら、ご自身の曲をギターを弾きながら歌います。
「一昨日と昨日と、大谷氏や奥さんのとっちゃんと一緒にライブやってた訳ですが、今朝起きたら、大谷氏や奥さんが突然いなくなってまして。僕だけが一人ポツンと置き去りになってましてね・・・」
「生誕祭でプレゼントして貰ったアヒルの人形を、高槻のライブで最初に配ったら、子どもたちに拾われて最後までピーピー鳴りっぱなしだったので(この辺りで、うちの息子が「俺もやってたよ〜〜」みたいに手を挙げて言ってました)、 ちょっと考えて大阪では後半に投げることにしてみたらまだましだったけど、配ってからはやっぱりピーピー鳴ってましたけどね」
・・・みたいなお話をしつつ、一曲目の「ひとり闇鍋」をギターの弾き語りで歌いました。
そして、「カブラギのおしえ」。息子は、「カップの焼きソバを食べる時は 具を麺の下に置くが良い〜〜」という歌詞を、たいそう喜んで聞いておりました。

この辺りでこの話があったのかちょっと憶えていないのですが、石川さん「僕はギターコードをほとんど知らないので、ギターで色々なコードを弾ける人は凄いなと思うけど、左手をあんな形でずっと弾いてたら、絶対歳を取ったら手がおかしくなると思うんだよね。もし、鼻から鼻水が30cm〜40cmくらい垂れてきたらその兆候だから、ギターを弾く人に注意するように言ってあげてね」とのこと。会場は大爆笑。

「まちあわせ」。たまのときは知久さんがギターを担当しますが、石川さんがご自分で弾いて歌います。
おもちゃの音がないだけで、曲の雰囲気はあまり変わらず。さすが、石川さん!!
続いて「おなかパンパン」。昔から可愛い曲だと思っていたので、聴けて嬉しかったです(*^_^*)

そして、「では、近未来の歌を・・・」と「ぼけ」を歌います(笑)。認知症老人の言いそうなセリフを歌詞にした、斬新な歌。
その次は「もう一曲、近未来というか僕らの世代に近い歌を」と、「ハゲアタマ」。両手を交互に口にあてながらセリフを言うところに、息子は大ウケ。
最後で出てくる、「富国強兵ハゲアタマ 加山雄三ハゲアタマ」の上のところを、たまのCさん(あえて伏せますが)の名前に変えて歌う石川さん。大丈夫なんですか〜〜??(笑)

この曲の後、石川さんは息子を指差し、「君の名前は何て言うんだ?」と聞きました。
息子が他所を向いていて状況がわかっていない様子なので、私が息子に「ホラ、名前は?って聞いてはるよ!!」と息子に促すと、少しの間を置いて息子は立ち上がり、「・・・わからん!!」と。
(「わからん」??何という回答をするんだーー!!)私は思いましたが、そこは石川さん、得意のアドリブで、ステージを軽く歩きながら言いました。
「わからん・・・??最近の子どもには、変わった名前が流行ってるんだなあ。しかし『わからん』なんていう名前を付けるコイツの親も、相当変わってるヤツだな!」
私や息子、そして会場は大爆笑でした。
「とにかく知久君は子どもには弱いんで、知久君の帽子の中が見たいという勇気のある人は、こんな子どもを使って知久君が油断したすきに、子どもに帽子をサッと取らせるといいです!・・・僕は責任取れませんけどね」と石川さん(笑) その後は、息子の大好きな「毛虫おじさん」。前回のホルモン鉄道同様、コミカルな歌詞に息子は大喜びでした。

それが終わると石川さん、「昔、たまというバンドをやっていてですね。このメンバーが悪い奴らで・・・。『ウララ』っていう曲、この曲は元々あんなテンションの高い曲じゃなかったんですよ。それを、あいつらが『こうしたら面白いじゃん!』って、色々いじって変えちまったんですわ。曲のコードも変えちまったもんだから、コードがあまりわかんない僕は、たま時代の『ウララ』が弾けないんです(笑)だから、元々僕が歌っていた、オリジナルの『ウララ』を、今から歌います」
と言い、「ウララ」を、石川さんのオリジナルヴァージョンで歌いました。とってもフォークな感じの聴きやすい曲でした(*^_^*)

その後は、ギターを使って「たちあがる日本」。通常はピアノやキーボードを鳴らすのですが、今回は両手でギターを叩くようにして掻き鳴らします。
ギターを鳴らしながら石川さん、「これ、店のギターだから、壊しちゃだめなんだけど・・・でも安物かも知れないし、大丈夫だよね♪」みたいなことを言ってました(笑)
その次は「悪代官」。前回のホルモン鉄道でも披露された曲です。
それから、「ヤギ殺したな」の詩の朗読。朗読とは言えども、全身を使って動き回りながら語りをする石川さん。映画やお芝居にも出ておられる実力。とても声量も大きく、表現力や迫力のある語りでした。

それから、「みんなこれくらいの歳になると哀愁漂う曲を作ってますけど、僕も哀愁のある曲を一曲作ったので・・・」と「秋の風」。
哀愁のあるメロディーに、「チ○ポ悲しや〜悲しやチ○ポ〜」という驚きの歌詞。息子は「『揺れるチ○ポに風が吹く』って、何やねん!!」とツッコミを入れながら爆笑していました。
そして、「ガウディさん」、ウキュピレコードで配信になった「夜の牛たちのダンスをみたかい」。
それから、「最後の曲ですが・・・もうこんな時間になって、みなさんもこんな気分になってるんじゃないかと思うんですが。僕もそうです」と、「ネムイ」を歌い、一旦会場からバックへ。

沢山の拍手の中、アンコールに出てきた石川さん。
9月に京都でパスカルズのライブの宣伝と、石川さんが奥さんの水着を着てパスカルズのライブで演奏をしたとき、水着の股のところから石川さんのアソコがはみ出していたそう。
ライブを終わった後、ロケット・マツさんに「浩司!」と言われ、『何を怒られるんだろう・・・』って石川さんが思っていたら、マツさん「浩司がそこまでしてくれるとは思わなかった。僕にはとてもできないよ」と感謝された、というお話をしてくれて、「オンリー・ユー」をギターで。この歌詞は今日ライブに来ているであろう京都のお友達が、石川さんの歌用に訳してくれたそう。みんなは「誰だろう?」とキョロキョロ。
息子もそれは誰かと立って見回していると、「少なくともこいつではないようだな」と息子を指し、みんなの笑いを誘っていました(笑)

その後、一旦石川さんはバックに入りますが、アンコールの拍手に、再び登場。
「もう、持ち歌がなくなってきたんだけど・・・」と言い、「では、このライブ会場を提供して下さった、ソーレ・カフェのオーナーに出てきてもらいましょうかね」と、オーナーご夫婦を舞台に呼ぶ石川さん。
何だろう?と戸惑いながらお客さんの前に出てきたオーナー夫婦に、「今から『どっこいしょ どっこいしょ』という歌を歌いたいんですけど、『どっ』『こい』『しょ』と言ってほしいんですよね」と。
うぉーっ!!昔のたまではファンクラブのCDでしか聴けなかった(いや、私がたまたま聴く機会がなかっただけかもしれない)「どっこいしょ どっこいしょ」が生で聴けるなんてーーー!!私はワクワクでしたww
オーナーご主人が「どうやったらいいんですか?」と石川さんに聞くと、石川さんは『どっ・こい・しょ』とご夫婦を指差しながら指揮するのですが、ご夫婦2人だどどうしても言うパートが1つずつずれてしまう訳で、大変難しいのです。しかし頑張るご夫婦。「そうそう、そのまま続けて下さいね」と言う石川さん。
しかし、石川さんが「♪こんにちはーの」と歌い出すと、ビックリして『どっこいしょ』を止めてしまいました。まさかバックコーラスをしているとは全く予測がつかなかっただけに、オーナーご夫婦はビックリして、『どっこいしょ』をやめてしまいました。

ご夫婦に「続けて下さいよ!」と石川さん。オーナーの奥さんが「これいつまで続ければいいんですか?」と聞くと、石川さん「うーん、二分半位かなー」と。思わず引いてしまうご夫婦。
その時、会場から「みんなで言ったらいいんじゃないですか?」って意見が出て、「あ、その方が良いかー!」と石川さん。「じゃあ、オーナーから前の列へ行って、次の列に行って・・・最後はまた前に戻る、って方法で。一回やってみましょうかね」と石川さん。
どっ・こい・しょ・・・とオーナーから会場の一番奥まで行くと、丁度最後のお客さんで『しょ』になり3の倍数になっていることが判明。これなら、自分のパートは決まっているので、みんな言いやすくなりました。
そして、『どっこいしょ どっこいしょ』を会場全員のバックコーラスの中、石川さんは見事に歌い切りました!!満場の拍手の中、「ありがとうございましたー!!」と石川さん。

ライブの後は、サインと写真撮影会。またまた、私と息子と石川さんで3ショットを撮ってもらいましたww
それが落ち着くと、石川さんは奥のテーブルで黒い浴衣の女性(この方がオンリー・ユーの訳者?)とビールを飲みながら話をされていました。
息子はそれを見ていて、石川さんに質問をしました。「石川さんってどこから来たの〜?」
息子の質問に気付いた石川さん、「俺か・・・?冥王星から来たんだよ」と。思わずクスッと笑えた私。
息子が「嘘やー!どうやって帰るねん?」と聞くと、
石川さん、「京都駅のな、48番線に冥王星行きの列車が来るんだよ」とおっしゃる。
息子はすかさず、「嘘や!そんなんあらへんわ」と。
石川さん「ホントだよ、京都駅の48番線あるだろ?あれだよ」
・・・そのやりとりを聞いて、私は思わずほっこりしました。(*^_^*)

息子がお腹が空いたと言ったので、一旦店を出て隣のラーメン屋で夕食を摂り、石川さん、もう帰っちゃったかな・・・とラーメン屋を出てくると、丁度ファンの方の車で石川さんが宿泊先のホテルに帰られるところでした。
私は「また関西に来て下さいねーーー!!」と石川さんに大きく手を振って言いました。「また来るよ〜!!」と石川さん。「もう嘘つくなよ〜!」と大変失礼なお見送りの言葉かけをする息子・・・(^ ^;)
帰路に着いた時、息子が「石川さんって、ホンマに冥王星から来たんかなあ?」と言うので、「そうかもしれへんよ」と私は返しました(笑)

そうこうしていたら、3ヶ月後に同じ場所でライブが・・・!!とっても楽しみです!! (ハーブティー)


(本人より)そーか、ソロを初めて見る人は俺がギターの弾き語りをするという認識がないのは「そうだったか!」と膝を叩いた。
何せ元々はギター弾き語りとしてライブハウスに出始めて、5年目くらいにやっと太鼓とかも使い始めたので自分の中では太鼓の方がまだまだ最近なんす(笑)
あともしお子さんが少しでも信じてるなら冥王星住まいは貫き通さねば。
「サンタクロースはいないんだよ」と同じタイミングでバラしてください。
今年はまだ京都は最低9月、10月と行くので、是非お友達も連れて来てねっ!

VHS「野球/たま グローブ座ライブ」1991

はい、ビデオからDVDに移して久し振りに拝見しました。顛末は「ドキドキドキリコ初体験」に投稿しております・・・。

現在発売されているDVD版とは違い、歌詞カードが付いておりません(涙)。
パッケージの表側から。上部に知久さんのメンバー4人のイラスト、ビデオのタイトルが小さめに。
大胆な空白を残し、ちょっぴりつたない線のグローブとボールの絵。裏側には同じテイストのバットの絵、上3分の1に「夕暮れ時のさびしさに」のワンシーンの写真が。丁度「アーイーヤッッ!!!」の部分で、柳原さんと石川さんが接吻でもせんばかりの大接近(笑)。バットの左に曲目15曲、下側に収録日時・場所・演奏者/作曲者のクレジット。知久さんが5曲と最多、次いで柳原さんが4曲、ダブルコージのお2人は3曲ずつ。
最後に背表紙、というのでしょうか、縦長のスペースにはもちろん「野球/たま」の文字、上部には4人のモノクロ写真が4分割で。ギターを持ち歌う知久さん&柳原さん、もちろんベースを抱え歌うハンサム滝本さん、そして何故か楽器を持たず口の周りで両の手の平を大きく広げて笑顔の石川さん(笑)。「家族」の「オーーーーーーィ」の場面のショットでしょうか? 下部に価格と収録時間、税込4300円の80分でした。

過去の投稿となるべくかぶらないようレポートを進めたいと思います。
オープニング映像はモノクロでやや早回し、草野球チームの試合に出るたまの4人の様子。試合前、石川さんが知久さんとのストレッチでくすぐったがってて全然身体がほぐせない様が可笑しい可笑しい! 購入した当時も笑っていた記憶がありますが、22年経った今でもケラケラ笑ってしまうこのシーン。石川さんのキュートさを、私は今も昔も同じ感性で受け止めていたのだなぁと感慨を深めます。単に成長してないだけじゃねえのという話はさておいて。

演奏の1曲目は「牛小屋」。ドタタタ、勢いよく表情よくパーカッションを打ち鳴らす我らが石川さん。「ヨンヨコヨンヨコヨ〜ン」のハーモニーも絶妙! 「ア゛ッ! ア゛ッ!」とんでもない高さのシャウトを入れてきます。一瞬CDを聴いてるのかと錯覚するようなクオリティの高い演奏! ライブでこの息の合い方は凄すぎる!!

・・・と思ってたら早速2曲目で柳原さんの準備前に演奏始まっちゃったよ、気付いて皆が演奏を止めたところで石川さんが鐘をコ〜ン。またも爆笑。こういうセンスは今も昔も抜群ですね、素晴らし過ぎる!

お次は「オゾンのダンス」。石川さんの合いの手がCDと微妙に異なり楽しませてくれます。そして極めつけは見えたよあの娘の「マン〇〇〇!!!」おっと、この伏字は発売中のDVDをお求めください(笑)。やっぱり、この歌エロソングだったのか! 確信した中学生の私。あっ、一応伏字は放送できる単語で〜す。

さぁ遂に石川さんのボーカル、「学校にまにあわない」。太鼓を叩きながらのハイトーンシャウトに圧倒されます!
 「快、カーーン!!」語りは笑わせながらも最後はちょっと怖悲しい、水前寺清子とミイラの話。毎度ながらお話の作り方が天才的です。当時は夜中に思い出しては不安になって寝付けなくなることがしばしばありました。本当に、石川さんにはいつも脳味噌の変な部分を揺さぶられてしまいます。

続いて滝本さん。穏やかな調子の多い滝本さんの曲では石川さんもおすまし気味。正確なリズムを取りつつ効果的なコーラス。エクセレント。「冬が来る」の部分は“Wi〜nter  ha〜s  co〜me”と直訳を歌ってらっしゃったことに最近気づきました。

そして「おるがん」。ワルツも正確な石川さん。いつも思うのですが知久さんのメロディの1オクターブ下でユニゾンで歌う石川さんの声は、知久さんの歌声の何とも言い難いかなしさをより引き出してくださっています。この作品では収録されていませんが「くだもの」なんかもそうですね。

ふたたびモノクロの野球の試合、バッターボックスのシーンを経て出ました、「カニバル」。アルバム「ナゴムコレクション」を入手するまではこの曲の音源はこの作品しか持ってませんでした。当時初めて聴く曲です。竹中労さん『たまの本』の歌詞を見ても伏字だらけでサビがよくわからなかったのですが、ああ、本ではそんな言葉も伏せないといけないのか、と子供心に驚きました。
たださすがにカタワだけは駄目だったらしく、石川さんの「ヒョッヒョヒョヒョ〜〜」という雄叫びにかき消されていました。
それにしてもこの曲の早い部分のタイミングが全員バッチリ合ってる、という事実が恐ろしい。しばらく脳裏に焼き付いて離れない一曲でした。

おやおや石川さんの真骨頂が続きます、「奥さん・・・ あんたー・・・」さあ隣人の奥さんは何をしでかしたのか!? 「さよなら人類」と「学校にまにあわない」のワンフレーズも飛び出す変幻自在のアドリブに酔え! と誰に言ってるんでしょう。
何気にこの曲の石川さんのコーラスも大好きで、「とォ〜〜〜〜お〜い〜むゥ〜〜かっしのォ〜〜〜、ぼっくら〜〜はっ、子供ったち〜〜〜〜」と見事な音程で裏旋律を歌い切ると思うや、「サカナサカナサカナサカナ!!!」と絶叫、圧巻の一言です。

おっ、次の野球シーンは満を持して石川さんの打席だ。豪快な大根切りで打球を前に飛ばすも内野ゴロか、しかし悪送球で果敢にも進塁を狙う石川さん! 挟み撃ちにあうも策士の石川さんのこと、その間に前の打席で出塁していた滝本さんをホームインさせる作戦だったのでしょう、とあくまでも持ち上げておきます(笑)。

演奏に戻って「マリンバ」。陽気で素早いビート。ドコドコドッと連打の多い曲ながらもあくまで軽やかな石川さん、若さ溢れてます。よく叩きながらの「マァーッリーンバッ!」連呼で息が切れないものです。当時ずっとマネしようとしても出来ませんでした。ラテンなノリ(?)の石川さんを満喫できる一曲。

さあさあ最後の主役曲は「家族」。この曲も明るい調子に聞こえて底知れぬ不安に駆られてしまう歌です。頭を覗かれたり、お耳を外されたり・・・ 「僕」は死体なんじゃないか!? と恐ろしくなった記憶があります。さんざん怯えさせといて最後の「ジジイィ!!」「ばヴァッ!?」で噴き出させられてしまうという、はなはだ複雑な心境になる曲です。

曲調は変わり「金魚鉢」へ。私はこの転調を含んだリコーダーが難しくて何度吹いても上手に吹けないのですが、石川さんは特に苦労なく修得されたとのこと(「ファイブクエスチョン」より)。尊敬しちゃいますね。「巨きな団地」の「ダンッ!」が心臓に悪い、というかすごく突き刺さってきます。ここの音はいつもドキドキします。鈴サンダルと同時の笛演奏が冴え渡ります。

しずかに知久さんのギターが美しくアルペジオを奏でる中、石川さんのスライドホイッスルが森林に響く鳥の声のように。演奏中も神妙な顔つきで目まぐるしく変わるリズムをいろんな鳴り物で彩ります。滝本さんの曲では本当に繊細なテクニックが要求されるのでしょうが、この場面転換の激しさにも涼しい表情で叩き踊り続ける石川さん・・・もう神的存在ですね。セミっぽい音を出すなんだかよくわからないやつをグルグル回し続ける時のお顔がダンディー。

滝本さんの曲が続き、また一段としっとり「海にうつる月」。この映像で完全にパーカッションから離れた石川さんをはじめて拝見、なんでオルガン弾いてるの!? と驚愕。『たまの本』に「石川浩司は、オルガナイザーとしてすぐれた才能の持主であった」との文言を見つけた当時の私は「すごいオルガン弾きだったのか!!」と尊敬しました。はい、それを言うならオルガニストでしょ。中学生にはオルガナイズ(=組織・主催)なんて言葉は難し過ぎて・・・。それはさておきこれも片手で簡単に弾いてるようで、やってみたら意外とうまくいかないもんですよ!

演奏は終盤。ありゃりゃ、柳原さんが長考の末「家族」のイントロを弾きだしたぞ。2回も歌うんか、と思ってたらするりと「さよなら人類」に早変わり。もともと同じ曲だった、と石川さんのおっしゃっていたことがここで理解できました。この曲でのご活躍ぶりはもはや説明不要でしょう。

メンバーが一礼して舞台袖へ。大きな拍手で呼び戻されアンコールはもちろん「おやすみいのしし」。もちろんとか言ってますが当時は初めて聴く歌、陽気なアップのビートに心が躍ります。太鼓ぶら下げ舞台を駆け回りメンバーのマイクに突撃して曲間の叫びを入れる石川さん。このやりたい放題っぷりが堪りません! よく顔面カチ合わせて怪我しないなぁと妙な感心をしてしまいます。最後の叫びはなんと「S! A! T・U・R! D・A・Y! ナイト!」。すげえぜ、石川さん・・・

画面白黒、グラウンドを片付け、やかんから直に水? を飲む石川さん達。野球終了、お疲れ様でした。エンディングのスタッフロールの間流れるのは「方向音痴」。ロールが終わると曲がいいとこでフェードアウト。うそん!!? ・・・最後まで聞きたかったなぁ。濃密な80分を過ごさせていただきました。

・・・て、言うか、な・・・長っ・・・。全曲石川さんに関してレポートをちょいちょいするだけで一週間かかっちゃったぜ。これ石川さん以外に読む人おるんかいな。目潰し失礼いたします。
それにしても各演奏の素晴らしいこと! 他のメンバーももちろんですがビジュアルで楽しませて下さるのは抜群に石川さん。やはり石川さん抜きではたまは世に多く支持をされなかったに違いありません! あらためて確信しました。真実の程は是非皆様、発売中のDVDで。(オポムチャン)


(本人より)この日の「学校にまにあわない」で何故水前寺清子が出て来たかというと、本番直前同じクラウンレコードの水前寺清子さんがライブを観に来るという情報が伝わったので、大急ぎで水前寺清子ネタを楽屋でブツブツと考えたのでした。
結局ライブには来られなくて、ちょっぴり間抜けな様子がバッチリ収められてしまいました・・・とさ!

映画『劇場版 SPEC〜天〜』にちょい役で出演した石川さんを観た!

海外に住んでいるため日ごろ石川さんの活躍に接することができず、切歯扼腕〔せっしやくわん〕している波照間エロマンガ島です〔ちと大げさ〕。先日動画サイトで上記の映画、『劇場版 SPEC〜天〜』に出演している石川さんを観ました。
映画の内容はネタばれになるので書きませんが、石川さんは「SPEC ホルダー」と呼ばれる、常人には持ってない超能力を有し、主人公たちを翻弄し窮地に追い込むという役柄でした。とは言うものの、そこは最先端のCGを駆使した閃光や音響効果をもった凄いシーンではなく、ただ狂い笑いしたおっさん役の石川さんが部屋の中をうろつき歩くだけ、というかなりどーでもいいシーンに仕上がっていて素敵でした。そのどーでもよさ加減は、テレビ映画の「必殺仕事人」シリーズを映画化した「必殺! THE HISSATSU」〔1984年〕にゲスト出演した、斉藤清六演じた「胆臓潰しの石亀」の殺人シーンと比肩するものだと思います。映画の中でどうでもいい、付け足しのようなシーンであり、しかもアップショットはいっさいなかったので、石川さんが出演していることに気づかない人も多いのではないかと思われます。でも、石川さんのそのシーンを含めて、まぁまぁ好きな映画でしたわ。(波照間エロマンガ島)


(本人より)昨年出た映画では「この空の花」の方が役どころとしては大きかったのだけど、いかんせんテレビドラマの映画化ということで、観客の絶対数でこっちの方が「観ましたよっ!」と言われることは多かったな。
ちなみに撮影は全部ワンテイクOKでしたっ!
死体になって転がってるところが実は暑くて一番大変だった。

ウキュピレコードリミックス企画第一弾・夜の牛たちのダンスを見たかい(so-hey Remix Ver)

8月15日、配信から1か月半、ついに私の愛聴曲「夜の牛たちのダンスを見たかい」の投稿作品がウキュピレコードからアップ配信!!

以前からツィッター上でもリミックス作業中であることをほのめかしていらっしゃったベテラン投稿者、現在投稿王ランキング堂々18位のso-heyさんの作品です。この順位にいらっしゃる方ですから、勝手な推測ですが永きにわたって石川さんやたまのファンでいらっしゃったお方に違いないのではないでしょうか。

ソロでギター一本で歌い上げられることの多いこの曲。すでに完成されている石川さんの世界観にどうブッ込むかがカギとなるでしょう。早速ダウンロード、ボリュームを上げて聴き入ったところ・・・

初めに浮かんだ言葉は「そう来たか!」でした。
私は音楽のジャンル等に非常にうとく、えーこういうのって何ていうんでしょうユーロビート? テクノ? 多分間違えてますが元歌のアコースティックな気配はぶっ飛んで行き、ハイスピードで打ち込み系の伴奏が叩き出されてゆきます。
またこういうアレンジメントをする方の間では常識なのかもしれませんが、元の歌から随分テンポがスピードアップしているにもかかわらず石川さんの歌声はアレンジした曲のテンポにバッチリ合わさっています。これどうやってんだろう、凄く滑らかに声が曲にはまっていきます。い、イカス・・・!!

後ろでヨシキでも叩いてるのか、と思うくらいのハイテンポな伴奏。その間奏部分に絶妙に挿入される、サンプリングした石川さんヴォイスで繰り返す「パンッパンッ、ダダダンダダパンッパンッ、ダダダンダダ」。終盤では「パア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!!」という声も使用されています。これよくよく聴くと、今の石川さんに比べて声が若い・・・ 私の推測では

パンッパンッ・・・「おなかパンパン(きゃべつ)」
ダダダンダダ・・・「ロシヤのパン(さんだる)」
パア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!!・・・「学校にまにあわない(さんだる)」

から持ってこられたのでは? と思います。上記最初のパンッパンッだけは少し自信がなく、もしかしたらシングルの「らんちう」の2番のやつかも? それはともかく素晴らしい編曲です。当てはめ方が最高で、よくここまでうまいことピッタリ合うものを探してこられたものだと感動します。

元の曲からは随分遠いところへ行った感じですがこれはこれで面白い! それこそ石川さんの望むところだったのでしょう。まさかのアレンジを施されたso-heyさんに大いなる拍手を!! しかしハードル上がっちゃったなぁ、第一弾でこのクオリティ。でも石川さんの琴線に触れればどんな出鱈目なものでもOKとのことですので、私もアレンジの環境が整うまでに奇抜かつ面妖な編曲を脳内にストックしておこうと思います。

無料でリミックス版が聴けるから、今回のような面白い作品がたくさん出たら元歌に興味を持ってもらえるかもしれませんね! 次はどなたの作品が来るでしょうか、第二弾も期待してます! (オポムチャン)


(本人より)so-heyは昔からミクシィ等でたまの楽曲のリミックスとかやってたからね。流石だね。
しかも何と元音源をアップした数時間後に送られて来たのだ。そして実は他バージョンもあった。凄いとしかいいようがない。
でもなかなか素人にここまでは無理。
なのでアホなのも待ってます。
例えば音源流してハモって歌ってみる、うめき声をあげてみる、何かそこら辺の物で音を出してみるとか。
技術がなければアイデアで勝負!
沢山のご応募お待ちしていま〜す!

近藤聡乃さんの漫画「まちあわせ」(近藤聡乃『いつものはなし』青林工藝舎2008年 初出『アックスVol.45』青林工藝舎2005年)

これは石川さんのレポートになるのかわかりませんが。
近藤聡乃展に行ってきました。
近藤聡乃さんを知ったのはアニメーションの「電車かもしれない」でした。
その後、映画「からっぽ」でもコメントをよせていたり
「はこにわ虫」という漫画があったり。いろいろ見ていました。

今日から東京で展覧会をやってるとのことなので
先程行ってきました。
そこで、『いつものはなし』という本を購入。

すると、「まちあわせ」というタイトルの漫画が載っているではありませんか。
ああ、このタイトルは。
「まちあわせ」じゃないか(見ればわかる)!

「電車かもしれない」「はこにわ」
のほかに
「まちあわせ」もあったんだ。
そう思いました。
内容は歌詞とは関係していないようでしたが、その短い漫画のシュールさは「まちあわせ」という楽曲からタイトルをつけたのでは、いや、むしろタイトルが先なのではないかと考えました。
確証のない予想の報告です。 (多摩川)


(本人より)う〜ん、これは実物を見てないから何とも言えないなぁ〜。
しかも「まちあわせ」って言葉は割と普遍的な名詞だからね。全然関係ないかも・・・。
これに関しては分からな過ぎてコメントがつけられないっす(笑)。