ザ・レポート(21)
今まで石川がかかわってきた全ての活動、つまり「ソロ」「パスカルズ」「ホルモン鉄道」等のライブ、CD、ビデオ、またテレビ、ラジオなどのマスメディア、演劇、書籍、ニヒル牛、コレクション、すごろく旅行、このホームページ、その他とにかく俺がかかわってきたありとあらゆる表現活動の感想、評論、思い出等を募集します。
既に何かに発表したもの(ミニコミ、ミクシィ日記、ホームページ、掲示板等)の再録も自分で書いたものであれば0Kです。批判やお叱りももちろん構いません。他の人のプライバシーの侵害や、特殊なケースを除き、基本的に全て採用します。何についてのいつのもののコメントかをなるべく分かりやすくして、メールにて題名「レポート」でお願いします。おおよそ10行程度まで5ポイント、それ以上は10ポイントです。裏話等や本人のそれに対する意見や感想なども付けていくつもりなので、気軽に応募して下さいな〜っ。
例えば俺本人も知らない「こんなとこに載っていた」情報及びその感想とか「すごろく旅行を実際やってみた思い出」など俺にインスパイアされたものでもOKですよ〜ん。
2013.7.13 高槻でホルモン鉄道ライブ (南風楽天)
何と14年ぶりの石川さんを生で見られるライブ。行ってきました!!息子と一緒に!!
食事をしながらライブを観るようなライブハウス自体、もうかなり久しく、最近のライブハウスは、飲食店を兼ねていてしかもメールで予約ができるなんてものすごい世の中だ〜!!と感心して予約をしました。
そして待ちに待った当日。
先着順の入場なので、どれだけ待つ人が出てくるかわからなかったので、1時間前に着くように私と息子は家を出ました。
突然の雷雨で、高槻に向かう電車の窓ガラスにはものすごい雨風が・・・!!
無事にたどり着けるのか心配でしたが、事故もなく電車は高槻駅に到着。
骨折して右腕にギプスをしている息子に雨ガッパを着せ、私は傘を差して早足でライブ会場・南風楽天に到着。
予定通り1時間前に着きましたが、誰も待ってなくて一番!!やったー!!(*^_^*)
店の前に止まっている車は、富山ナンバー。大谷氏の車に間違いなし!!
店に着いた頃には、雨脚はおさまってきていました。
南風楽天はこじんまりしていて、食事しながらゆったりとライブを聴くなんて、何て良いのでしょう(*^_^*)しかも店内は禁煙なのが更に嬉しい。
最も南風楽天の凄いところは、店の入り口がガラスの引き戸なので、店の内側が丸見えなこと。
つまり、出演者の方々が待合の椅子から丸見えなのです・・・(笑)
到着したら大谷氏と目が合って、大谷氏は気さくな感じでにこっと会釈して下さいました。
石川さんもいらっしゃって、私が石川さんのほうを見ると、恥ずかしそうに会釈をして下さいました。
しばらくしてリハーサルが始まり、中を覗ける場所にも座れたのですが、ジロジロ見るのも何でしたので、あえて覗かないで聴いておりました。
大谷氏は車をパーキングに止めるために店から出てこられて、「変な天気ですねー」と私に話しかけて下さいました(*^_^*)
開場時間の5〜10分前にお客さんが並び始め、一旦石川さんと大谷氏は店の外に出られたのですが、
その時私に、「あの・・・ハーブティーさんですか?」と石川さんが話しかけて下さいました。
思わず「はい!!」と私が返事すると、「いや、息子さんが怪我したって聞いてたから・・・」とおっしゃって。
(私が送っているメールをいつも読んで下さってたんだ!!)私はとっても嬉しくなりました。
18時開場。雨はすっかり上がりました。
私と息子は一番前のテーブル席をゲット!!舞台から50cmも離れていません。すごい席ですww
どんなライブが始まるか、食事をしながらワクワク待ちました。
開場はお客さんで満員。そして、ついに19時にライブスタート!!
最初はソラネコさんという、たまと似た世界観を持った南国風の歌を歌うバンド。
ウクレレ&ボーカル、アコーディオン、ギター、ベース、パーカッション(これが、かなり石川さんの影響を受けられたセットのデザイン。猫の人形が2つ付いていて可愛い)の構成で、たまファンならきっと好きになるなあ!!と思いました。
ソラネコさんの後は、待ってました!!ホルモン鉄道!!
「ホホホホホールモン!ホホホホホールモン!ホルモン鉄道、発車オーライ!!」
と、石川さんと大谷氏のお二人が、店の入口から登場。
「うおーっ!!生のホルモン鉄道だ〜〜!!」私はとっても感動しました。
息子は最初、私の勧めを断り私の後ろに座っていたのですが、お二人を見た途端、私と席を代わってくれと言い出しました。
前に代わってやると、目を輝かせてお二人を食い入るように見る息子。
石川さんは、大谷氏が「俺は潜水夫」を歌い始めると、大きなボストンバッグの中からちっちゃなアヒルをたくさん出して、会場に投げました。
すると息子や女の子のお客さん達がこぞって拾い、それをピーピー鳴らすではありませんか・・・!!
このアヒルのピーピーはライブの最後まで続くのですが(笑)、それも大谷氏が「本来は僕がこの役をするんだけど、今日は要らないみたいですね」と笑って言われました。
二曲目は「毛虫おじさん」。石川さんが大谷氏のギターを借りて演奏。初めて石川さんのギターを見る曲でした。
可愛いメロディでかつ楽しい歌詞に、息子は大ウケ。『窓を破壊しこじあけて お邪魔します』というところが特に気に入った様子でした(笑)
息子はいちいち「何でやねん」とツッコミを入れて笑い、テンションが上がって行きました。
大谷氏が「オムライス」をしっとり歌い上げた後、石川さんがトイレの前に行って変装、赤いガムテープを鼻に付け、大リーガーになって登場しました(笑)
その時、息子や女の子たちが石川さんの叩いた桶にアヒルを乗せるので、アヒルは桶の上を振動で踊り、それを見た石川さん。
「何だこのアヒルは?エイ!」と大きく桶を叩いてアヒルをはじき落とすと、また息子たちがアヒルを乗せるので、
「アー!!いなくなったはずのアヒルがまたここにいるー!!」と石川さんが大きなリアクションをされ、みんな大ウケでした。
「キチガイ・スラッガー」の後は、お二人ともパンツ一丁で「正調腹太鼓音頭」。
お客さん達は大爆笑。すっかりハイテンションになった息子は、時折目の前の石川さんのパーカッションセットを勝手に自分の手で叩いたりするので、『何とおそれ多いことを・・・!!』とヒヤヒヤものでした。
ただ、テンポが曲から外れているわけではなかったので、意外にリズム感のあるヤツだなと思いましたが・・・(^ ^;)
「今日はお子様が多いですが・・・」と言いながら、「包茎ジョナサン」、「悪代官」と続きます。
歌を聴いて爆笑の息子。石川さんが「悪代官」の途中で「お前も、そのうち乳が吸えるような年頃になるからな!」と息子に言いました(笑)
そして、「ごめんねキャプテン」のところだったか・・・息子がテンション上がりすぎて、使ってないスティックを勝手に取って石川さんのアソコをつつこうとするではありませんか・・・!!
石川さんは、パーカッションセットのタンバリンの部分を取って、それで前を隠しながら歌っておられました。
お客さんはウケてましたが、私の気持ちはたまりません。
『こら!!天下の石川さんに、な・・・何ということを!!いい加減にせい!!』
私は息子の服を引っ張ったり、頭を叩いたりしましたが、ハイになっている息子には全く効きません。歌の途中ですから大声で叱ると、歌が台無しになってしまいます。
しかしながら、曲が丁度終わったときに店のマスターに頭をパチンと叩かれて、息子はようやっと目が覚めたようでした。
ライブの始まる前に常連の女の子たちがパーカッションを勝手に触っていたので、マスターは前もって、「やりすぎたらおっちゃん怒るよ」と忠告していたのです。
その忠告を聞かなかったのですから、叱られるのは当然でした(^ ^;)
石川さんはその後、キーボードの前に座り、ピロピロと鳴らします。何が始まるんだろう?と思っていると、「たちあーがる、日本ー!!」と歌い出しました。
これが、「たちあがる日本」か!!
私は立ち上がった日本の絵を想像して、笑いが止まりませんでした。息子も大ウケしていました。
「どうでもワルツ」は演歌だ〜〜!!こういう歌も歌えるホルモン鉄道。すばらしいなと思いました。
ここからは、ソラネコとのコラボです。
ソラネコの「犬の改札口」。これもたまの世界観に似ている曲です。
次は「意味無し笛」。軽快で憶えやすい曲です(*^_^*)
それが終わったら、ソラネコのメンバーが、何かが入った段ボール箱をステージに持って来ました。
その中から出てきたものは、電気で回る丸い回転台に、陶器で出来た家族の人形。
お店の常連の女の子が「あ、濡れ家族だ」と言いました。「これを知ってるとは通だね」とソラネコのメンバー。
ソラネコの歌、「濡れ家族」。回転台の上で回る家族の人形に、メンバーが代わる代わる少しずつ水をかけて濡らしていきます。石川さんや大谷氏も、人形の水かけに参加。
次もソラネコの「パンツ100枚」。最初でもソラネコは歌ってましたが、今度はホルモン鉄道も一緒で、盛り上がります。
そして「エチケット番長」。ロックな石川さんと大谷氏、それをサポートするソラネコの演奏。カッコいい!!
最後は「雨の日のサーカス」。大谷氏がしっとりと歌い上げ、それをサポートするソラネコのメンバー。
石川さんが外へ出たと思ったら、透明な傘を差して入口から入ってきて、クルクルと店の真ん中で回った後ステージに戻って、大谷氏と相合傘。
「皆さん、今がシャッターチャンスですよ!!」と石川さんが笑顔でポーズを取って下さったので、私はしっかり写真を撮らせていただきました!!
そして、「ホホホホホールモン、ホホホホホールモン、終点!!ご乗車ありがとうございました!!」と、盛大な拍手の中、ライブは終了。
ライブ終了後、石川さんの宣伝されていたTシャツや本、CDを速攻買うことに。何と、代金は直接石川さんや大谷氏に渡すのです(*^_^*)
石川さんから直接買うなんて〜〜!!ドキドキww
私はライブ中の息子の失態を、石川さんに謝りました。石川さんは「いいよいいよ〜」と言って下さいました。
狙いのシャツのサイズが見つからないので尋ねると、「英語で書いてあるからよくわかんないんだよね」と言いながら、一緒に探して下さる石川さんww何とか私と息子のサイズをゲット!!
お金を渡すと石川さん、「おつりがないや。DVD買ってもらったら丁度1万円になるから助かるんだけど・・・」と。
んまあ、石川さんって商売上手なお方wwということで、DVDも買わせていただきましたww
CDとDVDに、しっかりお二人のサインをいただき、息子がいただいたアヒルにも「石川」とサインをしていただきました(笑)
そして、息子と一緒に石川さん・大谷氏と4ショットを撮っていただきました!!最高です〜〜!!(*^_^*)
石川さんは、ギプスをしている息子に「なんでそこ怪我したの?」と聞いて下さって、息子は石川さんに理由を話していました。その様子がとても嬉しく思えました。
本当は、その後お店で打ち上げがあったのですが、息子がいるのであまり帰りが遅くなってもいけないと思い、後ろ髪引かれる思いでお二人に挨拶し、店を後にしました。
でも、親子で初参加で、本当にとっても楽しいライブでした。石川さんがチャットでおっしゃっていた通り、息子はトラウマを植えつけられ(笑)ホルモン鉄道の大ファンになりました。
石川さん、初めてのライブで息子がハイになって、大変失礼なことばかりして申し訳ございませんでしたm(_ _)m
これからもライブに来させていただいて、ライブ経験を積ませようと思います(^ ^;)
10月の京都ライブも行きますので、よろしくお願いします!!(*^_^*) (ハーブティー)
(本人より)ああ、えーとまず最初に顔を合わせた時はシャイというより、ソラネコの常連のお客さんとかお店のスタッフさんとかだったりした場合「はあっ?」という顔をされることもあるので、本当に僕らのお客さんかどうか確認出来るまでちゃんと挨拶出来ないタイプなんすよねー(なんせ顔覚えられない病なので、3分前に会ったお店のスタッフの人なのかどうかも判別が出来ないので)。
最初は内側からは子供さんの背が低くて確認出来なかったので特に。
明らかに僕らを見に来てることが分かればだいたい元気に挨拶します(笑)。
南風楽天さんは毎回ソラネコとやってもう三回目。
いつもなんだかほんわかと楽しいライブになるね。
会場の力、ってのもあるね!
たまの映画 DVD BOX
2011年の1月15日に石川さんがお越しになった大阪・十三の先行上映会で堪能した名作、『たまの映画』。
上映から数か月後、早くも映画のDVDが出る、との情報を得て調べたところ、なんと通常版のほかにDVD BOXが出るんですって! ・・・・・・?
ぼ、BOX?
映像メディアをそれほど頻繁には購入しない私、DVD界隈の事情にはうといのですが、あのーいわゆる長期間放送されたアニメとかドラマとかそういうのんの、お話ぜぇんぶを1枚の電子記録媒体ではよう収めきれんもんで、何枚かに分けてるやつのバラ売りと違うてまとめて売ったぁるやつをDVD BOX言うんとちゃいますの???
つい混乱してわかりにくい関西弁になり恐縮ですが、要はなんで1回こっきりの映画なのにBOX、つまり複数枚のDVDが入ってる仕様になっておるのだ、と言いたかったのです。
不思議に思いながら概要を確認すると、2枚目のDVDには本編からはみ出したアウトテイク集・劇場公開時舞台挨拶集・劇場予告編が合わせてなんと1時間も収録されており、本編をさらに深く楽しめる内容になっている様子! これは映画を見には行ったが買うべきだ! ていうか特典映像62分だけでも買う価値があるぞ! とちびちび昼飯代をケチり、ようやく購入しました(どうでもいい前置きが長くて済みません)。
すでに本編は多くの方々にレポートいただいていますので、いつものように周辺の細かいところから。
パッケージには大きな「たま」という文字からにょきっと上半身を生やす、3人のメンバー。下に「の映画」の字。その右横にはウシのイラストが。ウシ、といえば・・・映画には登場されなかった柳原さんのメタファー、というのは考えすぎでしょうか? 現在のお姿は映像中に見られませんが、単語として、また気配としてたしかにこの作品の中に存在する柳原さん。私にはこのウシがその代役に見えて仕方ないのです。
中身を取り出しましょう、観音開きでDVDが2枚納まっています。周りには「たま」にまつわる、妙に精緻かつシュールなイラストが散りばめられています。ギター・太鼓・サル・ウシ・かたつむり・雲・月・でんちう・らんちう・・・ツボを心得たセレクトです。
おっ、ハガキ大のジャバラ状(?)のリーフレットが。表面には3人の写真・・・ポートレイトと言うのでしょうか、が額縁様に載っています。隅には今泉監督のそれっぽい猫背のイラストも。裏面には監督からのメッセージと、メンバーの劇中使用曲と撮影場所の紹介・ひと口メモが。石川さんのメモは水着とお腹の大きさの変化について(笑)。
さぁDVDを拝見拝見、とパカッと取り外せばその下にはアラウンド・ザ・イッソージの3人の哀愁あふれる後姿の写真が。芸が細かいね。
特典映像を再生。まずは知久さんのライブから。
続いて知久さん・石川さんの高円寺歩きの本編からあふれたシーンが。「たま」の名前の由来について2人が思い出して語ります。最終候補に残ったのは『「たま」という船に乗っていた』でも記されていましたが「松葉崩し」と「ゴミ」だった、という話。柳原さんは「松葉崩し」推しだった・・・流石です。
そんな話をしながら歩くうちに、石川さんがふと「あれっ、ここかな?」と歩みを止めます。なんとあの太鼓を拾った運命の場所に!! 嗚呼、ゴミから素晴らしい方向へ展開していった石川さんの人生・・・!
ゴミ、万歳! ましかしバンド名まで「ゴミ」ではきっと紅白には出られなかったでしょうね・・・多分。
お次は石川さんに音楽を始めたきっかけをインタビュー。前橋市「みんなの詩」への応募からビートルズ・三上寛との出会いについて。笑顔を見せつつキュートな身振り手振りを加えるサービス精神旺盛な石川さん。お若い頃からチャレンジ精神も旺盛でいらっしゃったことがうかがえます。
場面は変わりパスカルズの公演の合間にマッサージを受け恍惚の表情を見せる石川さん。専属のマッサージスタッフがいらっしゃるのでしょうか?「こんなシーンはいくらでも撮れるよ」日々の肉体労働、お疲れ様です。
さらに場面は転換し今井次郎さんらとのセッションで「ハゲアタマ」。ソロの時とは一味違う、カオスな歌詞にさらに輪をかけてカオスな演奏がおそらくほぼアドリブで展開されてゆきます。奇妙な世界の話なのに石川さん喋る先から口を叩くからますますわけが解らない(笑)。今井さんとの掛け合いが絶妙、「DEBU DEBU」を生で見られなかったことが悔やまれます。
Leteでの滝本さんのライブをはさみ、大谷さんと並んでトークする石川さん。昔の夢、「たま」の夢を見るか? という大谷さんの問いに答える石川さん。学校にせよ何にせよまにあわない夢はいつまでも見るものですね、朝起きると疲れちゃいます。いつか夢でも現実でも「まにあう」日が来るといいなぁ。
この後は知久さんのライブ、滝本さんの公園での演奏、舞台挨拶集。石川さんのトークの切れが冴えます。声出して笑ってしまいました。
大枠を説明しながら感想を述べましたが、こんなおもんない文章より是非DVD BOXをご覧いただきたいですね。特典にはレアな演奏・トークが盛りだくさん、きっとコアな貴方のハートを満たしてくれることでしょう。「たまの映画」DVD、迷ったら、BOXで! ・・・買って貰って石川さんにいくら利益が行くかは存じ上げませんが(笑)。滝本さんと石川さんの揺るぎなき友情も垣間見えて、じわんと来ますよ!
(オポムチャン)
(本人より)俺も一回しか観てないので、そんなの入ってたっけーと思った(笑)。
「牛」の解釈は正しいっす。デザイナーさんから直接聞きました。
でもなんせ映像は実は200時間分録画してあるらしいので、これでもあと197時間分監督の手元に映像が残ってる。
メンバーり誰か死んだりしたら「たまの映画その1〜100」が出るかも!?
ウキュピレコード8月配信曲・ウララ(ソロバージョン)
さぁ8月だ! 今月の配信曲はなんじゃらほい? と日付が変わり次第ウキュピレコードへアクセスするも案の定そんな真夜中に新曲配信の更新はされておらず気の早いあほの私、おとなしくネンネして仕事へ行き今日の配信を待ちました。
家に帰ってふたたびアクセス、おぉ「たま時代のあの曲」とツィッターで見た気がするがこれか! 「ウララ」か!
「ウララ」はこの正月兄弟でカラオケ屋で歌って好評だった『ひるね』バージョンが一番耳に馴染んでいるのですが、実はあのCDのバージョンは特殊なもので石川さんご自身が当HPのコンテンツ「動く俺」で紹介されているライブバージョン(の2番以降)が基本の「ウララ」、なんですよね? 最近はあちらの方がノリノリで好きになってきたところへさしてさらに別バージョンが登場するとは!
ギターと歌のシンプルなソロ構成の新生「ウララ」は前述のバンド・ライブ版と比べて大人テイスト。いつもの(?)絶叫調の歌唱は抑え目で、穏やかな歌声のバックにはD→A→C→Gの循環でコードが流れていきます。うーん美しい。同じ歌詞なのにコードとメロディが変わり、ギター1本になると脳裏に浮かぶ風景がまるで違ってくるのが不思議です。荘重なコーラスの「ゥウ~ラ~ラッ、ウーラーラァ~~~」が軽やかな一人歌いの「ウララッラ、ウララッラッ」へ変身、20代のウララから50代のウララへ。どちらも異なる味わい深さがあり素敵ですが個人的にはぼうずの子守唄に使える石川さんの曲が「ガウディさん」しかなかったので今回のソロバージョン登場は嬉しいかぎりです(笑)。
このウララは歌とギター、これだけでもはや完成されている気がしますね、下手に音を加えるとこの清涼な感じを壊してしまいそう。石川さんのハートに響くリミックスは、果たして誰が作れるか!? 前回の「夜の牛たちのダンスを見たかい」同様、優秀作のアップが待ち望まれます。
連日の熱帯夜で蒸す大阪の夜に、爽やかな風を吹き込んで頂いたような気持ちです。主人公干からびてますけど(笑)。
ありがとうございました。(オポムチャン)
(本人より)うん、人によっては「ソロのウララの方が言葉が入って来て好き」という声などもあったので、今回初めて録音してみた。
リミックスは壊してくれてもいい。むしろ「こんな解釈あり!?」と俺が驚きたいからね。
元の音源が消えてしまうなら嫌だけどそれは残ってるからね。「同じ曲がこんなに多彩なイメージに!」を楽しみたいから。
例えば極端な話、これを聴きながら子供が時々一緒に口ずさんでる、なんてリミックスもありかもね。
これからも一緒に遊ぼーぜっ!
duomapleレコーディング 2013.7.15
7月某日。
数ヵ月前から楽しみにしていた「石川浩司さんとのレコーディング」がついに現実になりました!
「石川さんのパーカスってカッコ良いなぁ。一緒にやってみたい!けど(自分の実力では)無理やろなぁ」とため息。
でも見つけてしまった。石川さんのホームページ内に「出前録音」の文字!!
な、、、なんですと!?
コレ・・・場合によっては、夢叶っちゃうかも!?
勇気を出してある日チャットに参加してみた!
「duomaple」というハンドルネームに石川さんの方から話しかけてくださいました。
「デュオって事は何か楽器やってるの?」
「アコギとマンドリンです!」
「へえ〜。パーカス入りやすそうなユニット!!」
「!!」
今しかないっと思い、CDへの参加をチャット内でお願いしました。
それから、色々なやりとりがあり(その度に緊張して途中で途切れたメールを送ったり・・・あ〜恥ずかしすぎる)
そして先日ようやく実現っ。
当日石川さんがお泊りのホテルまで迎えに上がり、レコーディング場所へ。
相方がテンション上がっちゃって、車の中からずっと石川さんに話しかけて止まらない。
以前「ライブが続くと喉を大事にするあまり、無口になるかもしれません」という書き込みをみて知っていたので、私は極力静かにしてたのに〜っっ(笑)。
その節は大変失礼致しました。
スタジオに入り石川さんが大きな大きなバッグをおもむろに開けられたので、そうっと覗き込むw
中には見慣れたパーカスセット(組み立て前w)と大量のヒヨコちゃん。
そして鳥の形の笛やらチェーンやら、まるで宝箱みたいでした!!
組み立てられたセットを見たらお次はエンジニアのテンションが上がった。
マイク位置(4本使いましたかねv)を色々変えてみたりで、チェックにたっぷり時間掛けました〜。
で、とにかく凄いんです。
前もって楽譜を見たワケでも音源を聴いていたワケでもないのにいきなり叩かはるんですわっ。それが的確なんですわっ。もうビックリなんですわっ。
そしてだんだんジワジワきました。
「あ〜・・・。私が作った曲に石川さんが合わせてくれてはる(T_T)」
とにかくめちゃカッコいいんですってば。惚れてまうやろっ。です。
そんな感じなので、本当に録音はサクサクと進みました。
アクシデントと言えば途中、石川さんがブリキ缶を思い切り叩いた時に缶が落ちそうで落ちないギリギリの所で引っかかったままに!
あの時はその場にいたみんなが一瞬「アッ!!」って思ったけど、録音中だから声出せないし下手に触ってガラガラガッシャ〜ンしたらいけないので「落ちるな〜落ちるな〜」って
念じながらじっと缶を見つめてました。
だからその時録った曲は途中からブリキ缶の音は入っていません。
CDを買ってくださる予定の方はその辺りもお楽しみにしてくださいねw
今回は石川さんの作曲された「ぼくの猫さん」も演奏させていただきました。
「これは自分の曲だけど、どんな風に叩いてたかもう忘れちゃったv」
とおっしゃったのが面白かった。
「ず〜っと前に友部さんが歌う時に叩いたっきりだからね」
じゃあ一回Youtube見ます?なんてね(笑)
で、唯一「ぼくの猫さん」だけ石川さんが出だしで一瞬テンパりはったんでまたビックリ。
「わ〜っ間違えた。もう一回やらして下さい!そうかぁ。インストだとこうなるのかぁ」って。
色んなジャンルの曲に入って頂いたのですが、正直私は「ぼくの猫さん」が一番うれしかった。
だって本物ですもん(笑)。
ちょっとした機材トラブル、ゴミ収集車の音楽が大きすぎて通り過ぎるまで暫く休憩、などを入れても1時間ちょっとで録音は終わりました。
CDのブックレット用の写真を撮っていただき、「CDが売れます様に〜」と石川神様にお祈り。
念願だった「タンバリンシャワー」を浴びまくりました。
そしてランチタイムです。
ライブ前は辛い物は食べない様にしている、とお聞きしていたので
出来るだけ刺激のなさそうなお弁当を。
その中でも一番小さいのをお選びになった所にもお人柄が。
向かい側で石川さんがコロッケを食べてはるのを見て「ああ・・・なんでハムカツにしなかったんやろ。私」
とヘンな後悔を。ハムカツ買って食べ歩き〜♪でしょ。普通っ。
食べている間も、次から次へと質問責めにしてスミマセンでした。
相方の質問が遠慮なさすぎでちょっと引いた(苦笑)。
最近テンポの早い曲を続けてやるのがしんどくてね〜。年だよね〜。
なんて、ちょっびり「オフ」な石川さんもステキでございましたよ。
京都への車中、メールチェック後は死んだ様に静か〜にお眠りになっていました。
そりゃあそうです。3日間でライブ4つにレコーディング1つをこなされたんですからね。
でも京都SoleCafeさんでのライブも声の調子はイマイチとの事でしたけどノリやパワーはいつも通り。
本当に尊敬します。
ついてまわってただけの私の方が、身体にガタがきました。
「秋の風」を聴きながら気持ちよくなってきちゃいました。
「オンリーユー」ではやはりホロリ。「ネムイ」では何故か歌詞の中の少年とフランダースの犬のネロがカブりうるうる。
ライブの内容については他の方のレポートを待とう。
ライブ内でもレコーディングについて触れてくださりありがとうございました。光栄です。
本日よりミックスダウンに入ります。(発売は8月31日です←ちゃっかり宣伝w)
「気に入らなかったらどんどんカットしていいよ」とおっしゃって下さったのも心遣いですね。
ほんの数時間でしたけど、石川さんの優しさにたくさん触れました。
今度は「なんじゃもんじゃライブ」狙ってま〜す。
石川さん、メイプル、ウザいと思わないでね。また来てねv 本当にありがとうございました。
とても長くなりましたので、こちらもどんどんカットしてくださいね。 (でゅおめいぷるようこ)
(本人より)友人のミュージシャンにレコーディングで参加したことはなんだかんだ多いけど、実は出前レコーディングの依頼はこれが初だったのです!(偶然にもこの依頼をもらってすぐ別の出前レコーディングのオファーはありましたが)
で、事前にYouTubeで確認したらゲゲッ、アマチュアと言っても音は全然プロのそれでした。
しかもトラッドのまぁ言ってみれば正当派の音楽。
「わし入ると無茶苦茶になりまっせ〜」と思ったけど、俺に依頼するということはちょっと壊れることも覚悟なんだろーと、わしのせいやおまへんでーといつものごとく叩かせてもらいました。
曲を聴いてるうちに「本当は時間があったらスライドホイッスルなんかも入れたいな〜」と思ったけどその日もライブだったので余裕は無く、残念。
次回、もしレコーディングじゃなくてもライブでもご一緒出来る機会があったら、是非スライドホイッスルも吹かせて下さいな。あと、いろんなオモチャ楽器の音も合うやつ多いかも。
とにかくこれでしっかり縁が出来たので、今後も宜しくお願い致しま〜す!
ウキュピレコードOPEN&夜の牛たちのダンスを見たかい
以前から折に触れて告知なさっていた我らが石川さんの音楽配信サイト、ついにオープン!
・・・拙投稿「はじめてのCD1枚48000円」の投稿者としては忸怩たる思いかって? そんなことはありません。
石川さんのステキな音楽が廉価でたくさんのファンの皆さんに聴いてもらえることは何より嬉しいですし、そもそも偏屈な私は音楽媒体を集めるならデータだけ、というのはあまり好きでなく、CDが存在するものならジャケット・ケース・CDそのもの含めて手元に置いておきたい、というマニアなのです。よってごめんなさい、折角のオープニングセール中ですが今回『おいしいうそがいっぱい』は購入を控えます。申し訳ございません! 手元のCDがぶち割れたら買いますね。
ただまあしかし新録音源は1年を通して購入したい。こればっかりはCDになるかどうかわかりませんからね、現段階では。
早速大好きな曲「夜の牛たちのダンスを見たかい」を購入、続けて西原理恵子さんデザインの石川さん青Tシャツを発売日に注文。日曜深夜にお願いしたら水曜の昼にはもう着いちゃったよ! ウキュピレコード、仕事が早い・・・!
この「夜の牛たちのダンスを見たかい」はすでにコンテンツ「動く俺」で公表されていますが、公式に石川さんから発売されたものとして聴くとなんだかとてもスッと気持ちに入ってくる気がするのは動画を無料で見てる、という罪悪感が無いから? なのかもしれません。ずっと石川さんが提案しているような、著作者が泣きを見ない制度が早く構築されることを願います。
歌詞は・・・はっきり言って、よく理解できてません。これは石川さんやたまの他の曲にも言えることですが。
でも言葉の意味を超えて、石川さんの声・伴奏のニュアンスが確かに私の脳味噌の何処かを揺さぶるのです。
捉えかたは聴き手にゆだねられている部分も多いのかもしれません。私の勝手な解釈では、取るに足らないちっぽけな自分たちや、愚鈍ながらも懸命なものたちへの讃歌である、と思っています。はなはだ月並みですが。
また、それが石川さんの基本的なスタンスなのだ、と。すべてのデキソコナイ達へ向けた、愛とさえ思えるまなざしを、石川さんからは感じます。
さてこの配信音源、なんと加工して投稿するというリミックスコンテストが!? 前代未聞の試みではないでしょうか。
前々から石川さんとセッション出来たらコーラスを付けてみたいなぁと思っていたこの曲に、随意に手を加えられるなんて・・・!
しかし投稿したいのはやまやまですがパソコンにめっぽう弱い私。加工するための環境やソフトについての知識がまったくありません。マンション暮らしでは大きな音も出せないし・・・ せっせとお金貯めて、打ち込みの機械を買うまでおあずけです。いつの日になるやら・・・。ともあれ早く他の方が編曲した「夜の牛たちのダンスを見たかい」を聴いてみたいですね。アップを心待ちにしておりま~す。(オポムチャン)
(本人より)「夜の牛たちのダンスを見たかい」に限らず、歌詞の意味は俺にもよくわかりません(笑)。
言うなれば妄想の風景画とか映画のワンシーンを切り取って詞にしてるようなものなので。
なので何か聴いてる人にもそれぞれその人なりの絵が思い浮かべばいいなーと思ってます。
リミックスコンテストも現在数点応募がありますが、これに関して補足すると〆切はありません。
また同じ曲でもいいリミックスがあれば何点でもアップする予定です。
世の中にカバーソングがいっぱいあるわけだから、本人の歌で「アレンジでこんなにいろいろなバージョンが出来るんだ!」になればいいなと思っています。
つまり一曲で何回も遊べればいいなと。
これも「人生遊びで埋め尽くす」計画の一環です。
音楽ソフトでちゃんと作るのだけが全てじゃないです。
極端な話、曲にあわせてただうなり声をあげたっていいわけです。
音質が悪くても俺の琴線に触れれば出来るだけ何でもありにしたいのです。
是非俺もアッと驚く様な斬新なアイデア募集してまーす!
ホルモン鉄道vsみにまむす 大阪・ムジカジャポニカ 2013.7.14
大阪に、しかもうちから電車で30分で行ける梅田・・・からちょっと歩くけど・・・に、我らがホルモン鉄道がやってくる!!!
私ももうすぐ36、石川さんだって52になられたばかり。はやくチャンスをものにしないと、どちらかのおっさんが入滅してしまう(失礼)!! ここしばらくこのHPに憑り付かれている私、いつ観に行くの(以下省略)。好きなこと&モノのためには後悔したくないのです。この歳にして月収が10万円台の低所得者ながら、一大決心してチケットを予約しました。
当日ムジカジャポニカ前ではざんざん大雨。開場時間の1時間前までは降ってなかったのに、手荒い洗礼です。
ようやく開場、整理券7番の私はすこし遠慮して2列目の席へ。意気込んで(調子に乗って)西原理恵子先生・画の青Tシャツを着込んで待つ私。・・・周りは誰も着てねぇな。まあいいや、どうせ気の小さい私、誰に見せるわけでもありません。
オープニングアクト、と言うのでしょうか、モコモコの羊の衣装を纏った、かわいらしいお嬢さん・・・えっ、17年やってるって・・・何歳やの!? それはともかくキュートなお二人「ドラヒップ」。
内容は舞台後ろのちっさい機械(MDだそうです)をもそもそ操作して録音済みの爆音の伴奏を鳴らして歌う、麻雀の役を歌詞に取り込んだ脱力ヒップホップ、とも言うべきでしょうか。「めんたんぴん」「ドラドラ」「めーんたーんぴん」「ドラドラ」・・・パフィーのけだる可愛さとエーツーの人を食った奇抜さを足して2で割ってヒップホップやる、という印象。可愛くてダルダルでその実計算されていて、17年のキャリアは伊達じゃない、と笑わされながらも思いました。
相撲取りをテーマにした曲では力士ボイスで熱唱、歌の途中で倒すべき横綱を募集したところ、なんと石川さんが呼び出された!!! 会場は万雷の拍手。突然の無茶振りにもそこは百戦錬磨の石川さん、見事なタイミングで寄り切られます。股にお店に飾ってあった黄色いビニールの動物を挟みこみ、センターで愉快に踊る石川さん。嬉しいハプニングでした。
お次は「みにまむす」。電器類を使わない、生音楽器集団です。ミニトランペット・缶々ウィズ刷毛(?)・バンジョー・バイオリンの4人のユニット。とにかく賑やかなおっちゃん達、とても楽しそうに、また激しく楽器を打ち鳴らし、弾きまくります。
MCも四方山話が面白く、演奏中も客席に乱入したりとホルモン鉄道に負けないハチャメチャ振り。インストがあまり好きではない(眠くなってしまう)私にも楽しめる、ハイクオリティなチンドン屋さんという印象でした。テンポの速い楽曲が中心のため、みなさんそれぞれの超絶テクニックが間近で見られ、非常に満足しました。途中の手拍子を要求する曲ではノリノリで手を叩きまくり、主役が来る前からついつい手拍子疲れしてしまうほど楽しみました。
休憩時間のうちから、舞台で一人とっちゃんさんが黙々と準備をなさっています。さぁさぁお待ちかねの石川さん&大谷さんの登場です!
「ホッホッホッホッホールモン、ホッホッホッホッホールモン・・・」
「ホルモン鉄道ォーーっ!」
「出発、進、行ォーーっ!」
あああ、目の前に、その気になれば抱きついたり殴ったり(しませんが)できる位置に石川さんが・・・!!(まぁさっきも出て来てはったけどね。)
開場のムジカジャポニカは7周年記念。お祝いの歌を贈るにもホルモン鉄道にはお祝いソングが何もない・・・(笑)。というわけでスタートは「マドモワゼルに嫌われる」。
しょっぱなから歌詞は「ウンコ」。パンクな曲調とアホな歌詞に会場は早くも大盛り上がり。
いきなりパンクなステージだったのでみんなを鎮静させる歌を、と石川さんが弾きだしたのは「毛虫おじさん」。
ライブの定番になってきましたが何回見ても聴いても面白い!! ソロの時も良いですがゾワヌメの絡みの時に困ってしまう大谷さんがまたツボを刺激します。「窓を破壊しこじ開けて・・・」のくだりで会場爆笑。こちらも嬉しくなっちゃいます。私も初めて聴いたときは腹を抱えて笑い転げました。家で。
次は大谷さんの「セロテープ」。シュールな歌詞とオシャレなコード進行がステキな名曲です。即興コード分析を試みましたが私には難しく、断念。石川さんのユニゾンは妙に色気があり、この曲の私の好きな部分です。
演奏が済むと石川さんが「ヤバい・・・」とつぶやく。どうも放屁をしたいとのこと。爆笑の会場。石川さんはそれを理由に舞台裏へ消えますが、もうこれは次はあの曲、そしてあのゲストが現れる・・・! と私はウキウキしてきました。
期待に応えてミスター・ベースボール登場! 今回はなんかわからない赤いモノを顔面に張っ付けていました。ひとしきり暴れて奇声を発して、曲に入ると突然律儀にリズムをとる姿にみんな大受け。「キチガイ・スラッガー」、この曲は一緒に口ずさんでしまいました。
大谷さんが今年ようやくツィッターを始めた、という話から曲は「ネットで検索」、歌詞がとても深くて面白い。なるほどネットの世界は「閉ざされ」ても「開かれ」てもいて、「限りある」また「限りない」もの。大谷さんのセンスが光る一曲です。
この曲のMCでは大谷さんが最新の富山県民であることを、石川さんが飯屋「やよい軒」を引き合いに証明していました。どこまで笑わせて下さるのでしょう・・・
次は・・・って私はこれが人生初ライブだったのですが、レポートを書かれる皆さん、どうしてそんなに曲目や曲順を憶えてらっしゃるのでしょう!? 笑い過ぎて記憶がぶっ飛んでしまっていてここまでも間違ってる可能性がありますがご了承ください。えーと多分「たちあがる日本」。
石川さんがピアノに向かい、不安な和音を叩きます。対して大谷さん、パーカッションにちょっかいを出して、少し手持ち無沙汰そう。狂ったようにピアノが打ち鳴らされたと思うや、石川さんがいきなりマイクまで戻って歌が始まりました。・・・日本、立ち上がっちゃった。
確かこの辺でいつものパン一姿になられた気がします。お客さんヒートアップ!
ムジカジャポニカのお祝いに、そういえばめでたい曲が一曲だけあった、と「正調腹太鼓音頭」。夜の大阪に、50のおっさんお2人の哀愁溢れる腹太鼓が響きます。尻太鼓が終わるときの尻のしまい方が手際よく鮮やかです。最後のペタンペッタンが終わった後のお2人の消耗っぷりが切なくも笑いを誘います。
これも順番怪しいですが確か「どうでもワルツ」。演歌調の切ないメロディが心に沁みます、雨の大阪。
この辺で石川さんから舞台に向かって、大量のピヨピヨアヒルが投げ込まれました。鈍くさい私は2回キャッチし損ね、3度目の正直で1匹ゲット! ワルツに合わせてピヨピヨ拍を取っていました。
MCでは物販の話。「こんなこと言っちゃいけないんですけど・・・」と、ホルモン鉄道のグッズ売り上げの権利について話をする石川さん。意外な事実が! そうか、DVDを買ってあげれば嬉しいのか・・・って、私すでにシャツもDVDも持ってるがな。本に関しては前日の高槻で完売した模様。あれは名著です。高槻の皆さん、お目が高いね!
そしてこれまた最近の定番、「悪代官」。これも毎回まったく同じステージにはならず、細かい変化が散りばめられて大体の流れはわかっちゃいるのにまたも爆笑してしまうのです。大谷さんの乳をチュウチュウ吸うキュウピーさんが哀しくも可笑しい。大谷夫妻の性遍歴をネタにする石川さん、クールなとっちゃんさんも苦笑い。
こんな順番やったかなあと己の記憶力のなさを呪いつつ、最後はしっとりと「境鉱泉」。え~もう最後の曲ぅ? とその場では思ってしまいましたが帰ってきてこの文章を打ってみたらなんと10曲も演奏して下さってるじゃありませんか! 楽しい時間は、過ぎるのが本当に早いですね。
世知辛い浮世、競争の激しい大阪。そんな場所を飛び去って、安くて汚い宿でひと息つきたい・・・。最後に心は癒しを施され、穏やかな気分でステージは終わり・・・いやいやもちろんあります、アンコール。
共演の皆さんがステージに上がり、「意味なし笛」。このシュールな歌が私は大好きで、つい大きめの声で歌ってしまいました。みにまむすの皆さんの見事な演奏に加えて、口をポカンと開けたまま微動だにしないドラヒップのお2人もシュールで最高でした。もちろん自由に意味なき笛を吹く石川さんも!
「お~い、吹いてるか~!!」「吹いてるけど、姿勢が辛いぞ~!!」
不安定な客席に雪崩れ込んでのアドリブにまたしてもやられました。もう笑い過ぎてアゴが痛い。
大団円は名曲「雨の日のサーカス」。それぞれが情緒深く、ときに激しく音楽を奏でます。
「すべてのサーカス団員に、拍手を!!」
大谷さんの声に、拍手が一層盛り上がります。雨の大阪に集まった誰も知らないサーカス団員達の声援を受けて、ホルモン鉄道は「終点、おっしまい♡」と石川さんのカワイイ締めで終着駅に着きました。
いやいいライブだった・・・と席を立とうと思うや、アンコールを促す拍手が。えぇっこの2曲がアンコールちゃうの? 石川さん明日もソロやのに大丈夫かいな、とか思いつつ拍手に加わっちゃう私。
大谷さんはアンコールに応じるのが好きだけど、いつも石川さんに丸投げで歌わないとのこと。リクエストを募るも手が挙がりません。嗚呼、私の愛する「東京パピー」をリクエストしたかった・・・(気が小さいので、よう声を出せませんでした)。
結局イカ天を勝ち抜いた名曲、ということで「まちあわせ」。
「こういう曲を歌えば、紅白に出れるということが実証済みです」
まだ笑わせて下さります。最前列の観客のお兄さんのヒゲをハムカツの粉に見立ててイジり、また良いタイミングでピヨピヨアヒルをお客さんが鳴らしたりして、楽しく曲は終わり、ライブも終演を迎えました。
石川さんと写メを撮っていただき、満たされた気持ちで帰路に着きました。
いや・・・まだまだ満たされてはいません。小心者の私の野望は、石川さんを招聘してセッションすること。
2000ポイントを使うか、働いてお金払ってお招きするかわかりませんが、近いうちに必ず実現させます!(オポムチャン)
(本人より)会場の相性というのもあって、ホルモン鉄道はムジカ・ジャポニカはなんかいつも、やってるこっちまで楽しくなる。
ドラヒップの時は当日昼も別の店でシークレットゲストで出演したおかげで睡眠不足で本当に楽屋で爆睡してた。
すると突然スタッフ(かな?誰だかも寝起きで覚えてない)から「石川さん!ステージに呼ばれてますよ!」と言われて慌ててランニングに着替えて意味もわからずステージに出て行ったなぁ。
まさか曲の途中で相撲とらされるとは。
しかも耳元で「負けて」と小声で指示が。
「うひゃあ」と倒れ込んだらスピーカーに当たって、スピーカーの上に飾ってあったお馬さん(?)のビニール人形が落ちて来たので、とりあえずそれに股がりパカパカステージから去っていきました・・・。
ピヨピヨアヒルは生誕祭ライブの時にお客さんにプレゼントされたもの。
前日のライブでお客さんに子供が結構いたのでステージにあがってすぐ配ったら、ライブが終わるまでピヨピヨの音が止まることは一度たりともなかった。静かな曲の時でも・・・。
なのでその反省も含め、今回はライブ後半で客席にばらまきました。
こういうプレゼントはライブで非常に使えるのでいいね〜。
エンディングの全員参加の「雨の日のサーカス」も今回、後半の大谷のアドリブ語りが冴えてたね。
多分やよい軒で食った野菜炒めのおかげっす(笑)。
石川浩司52歳生誕祭 2013.7.6
はじめて投稿いたします、さぼてんと申す者です。
先日の石川浩司52歳生誕祭にお伺いしましたところ、たいそうゆかいでしたので、御礼方々その時の様子を報告させていただきます。
記憶をもとにしておりますので間違いも多かろうと思いますがご容赦ください。
2013年7月6日、わたしは「石川さん生誕祭に向けて東の都に向かうよすてきなトラウマ植えてもらうよ」とツイッターにつぶやいて新幹線に乗り、地元・新潟から吉祥寺のライブハウス・マンダラ2へ参りました。
お客さんぎっしりの中、主催のクドウヒロポさんの音頭で客席から石川さんにお誕生日おめでとうコールをおくりますと、主賓・石川浩司さんの顔がステージのはじっこからひょこっと!
舞台袖の幕にくるまってにこにこしている石川さん、こんなに愛くるしい52歳が他にありましょうか!
拍手の中ステージの中央へやってきた石川さんのお衣装はもちろん、まばゆいばかりのランニング。
そこにゲストの知久寿焼さんを迎え、ヒロポさんがiPhoneで奏でるファミコンサウンドに合わせての
「学校にまにあわない」が生誕祭1曲目でした。
石川さんは「入るのむずかしいなー」なんて仰ってましたけれど、テクノ調で知久さんのウクレレ&コーラス付きの「学校にまにあわない」はピコピコとしやわせだったのでした。
休憩をはさんでセクシーな女性3人のバンド・奥の間のステージ。
「袖なき襟なき衣服を着用した玉のような男児・・・」という祝辞ではじまった奥の間さんは圧巻でした!
全体に露出度高めのお衣装に石川さんから「熟女色っぽしー!」の声も。
石川さんとのセッションでは3人ともお衣装の上からランニングを着用されておりました。
ステージ総ランニング、両手に一本多い花とたわむれる石川さんは蝶々のような身軽さなのでした。
濃度の高いライブの後はマンガ家・西原理恵子さんと石川さんのトークセッション、というかほぼサイバラ先生の独壇場になっておりました。
ご自身の結婚観、お金の使い方哲学など含蓄ある言葉も多数あったのですが、いちばん印象に残ったのは何度も出てきた「女は40になったら3本はキープするべき」という言葉。
全ヤマトナデシコ必聴、サイバラの教え。何を3本なのかはお察しください。
おかげで石川さんが何を喋っていらしたかほとんど覚えていません・・・。
サイバラ先生オンステージの次に登場されたのは知久寿焼さん。
「また一歩死に近づいたねー。でも先に生まれたからって順番は関係ないからね」とうれしそうに祝辞。
「電柱」「月がみてたよ」ときて3曲目「らんちう」、知久さんの背後に石川さんが現れ、例のらんちうジャンプを!
これは予定になかったらしく、うたい終えた知久さんは苦笑いで、
「石川さん、今日は出ずっぱりでおれのとこは休みたいって言ってたのに自分から出てくるんだもん。
ダンナはああいうところがあるって忘れてたよ」と。
ここで石川さんを迎えての半たまセッション!
お客さんもやっぱりこれを待っていたらしく、たびたび「フー!」と歓声が。
「いつもそんな感じじゃないのに」とステージ上のお二人をとまどわせたのでした。
懐かしいたまの曲を、と聴かせてくだすったのは「ロシヤのパン」「くだもの」そして「かなしいずぼん」!
あのイントロが流れたときの客席の盛り上がりといったら!
あの時間はずっとずっと終わってほしくなかったなあと今も思っています。
ちなみにこの日の石川さんの語りパートは、「知久さん、アンタうんこもらしたでしょ?」
割と最近ツイッター等が騒然となったエピソードがいま「かなしいずぼん」に!
「でもそれはよくあることだしもらさない年代はわずかだからいいけど、実は小さい方もけっこう大変で、
おれは酔っ払ってるときバスの中で500mmのペットボトルに用を足したら全然足りなかったんじゃー!」(大意)
昨今これ以上はないハマりネタでしたよかなし〜いずーうぼーおん〜。
なお、終演後の自分のツイッターを見返したところ「そりゃあずぼんも悲しむわいな」とつぶやいてありました。
ひどいものです。
ゲストライブの間にお客様参加企画、石川さん似顔絵ハガキコンペティションの表彰式もありました。
選ばれたのは会場にいらしていたお客さんのもので、石川さん手ずから賞状を授与。
石川さん曰く「味で選びました」とのこと。
送られた作品はきれいにディスプレイされていて、もちろん石川さんがお持ち帰りするということだったのですが、
「年末になったら燃やします」
お客さん、大うけ!
最後は主賓・石川さんのソロコーナーでした。
1曲目は「秋の風」続いて新曲の「立ち上がる日本」
ライブで聴いたという方が口々に「こわかった」とおっしゃるのでどんな曲かと思いましたがこの日は笑いがおきる感じでした。
サビは「立ち上がる日本〜♪」とお客さんも合唱、石川さんの超絶技巧のピアノも最高でした。
次のホルモン鉄道さんのアルバムに収録予定の新曲ということでたのしみにしております。
3曲目は知久さんが参加されての「へっぽこぴー」
石川さんは「ほんとにへっぽこなんだけど」とおっしゃってましたけど、にぎやかでかわいらしくってへっぽこでたのしかったですへっぽこぴー!
最後は「オンリ・ユー」
オンリ・ユー死なないでよ、からはじまって、いつかはまたひとりに戻るオンリ・ミー、と終わるこの曲を、ご自身の誕生日ライブに。
石川さん、かっこいいっ!
なおこの曲はもともと原曲があるものに石川さんが日本語の歌詞をつけたということで、このほど始まったウキュピレコードさんからのダウンロード販売のために「急いで原曲つくった人に連絡とって配信の許可をとりました」とのことです。よかったです!
アンコールは本日の出演者全員での「デキソコナイの行進」
このあたり、もうたのしいのに目頭がぐつぐつ沸騰してこまりました。
ステージにいる方々も客席もみんなにこにこ、奥の間の方がシャボン玉を吹いておられて、それがきらきらと光っていて。
中央で踊るサイバラ先生は女神のようでした。
えーとたしか途中でマンダラ2の店長からバースデーケーキならぬバースデーおにぎりが贈られたと思います。
ヒロポさんが「キヨシがめでたいのかコージがめでたいのかー!」とシャウトしていらっしゃったので、
似顔絵コンペの前か石川さんソロの前だったかしらと思うのですが、たのしすぎてよくおぼえていません・・・。
終演後、石川さんと少しだけお話させていただきました。
「新潟の旅館ライブ以来なんです」と申しましたら石川さんが「ハンドルネームは?」と尋ねてくだすったので、ツイッターのアカウントを名乗りましたところ、
「今日東の都に行くって言ってた人?それ、リツイートした」
石川さん、ありがとうございます!そしてお誕生日ほんとうにおめでとうございます。
たいそうすてきなトラウマをいただきまして嬉しうございました。
鬼が爆笑するかと存じますが来年の生誕祭も期待しておりますので(それ以外のライブももちろん!)
どうぞお元気ですてきな52歳ライフをお過ごしください。 (さぼてん)
(本人より)今回の生誕祭も無茶苦茶楽しかった!
それもこれも主催のクドウヒロポ君、俺のマネージャーの三輪麻由子さんが頑張ってくれたおかげ。
奥の間の柴草玲さんは多分この日の俺のソロが気に入ってくれて、自分のラジオ番組でも「石川浩司特集」でいろいろ曲を流してくれたらしい。後日に知ったので聴きたかった〜。
西原さんは相変わらず飛ばしてたし(もっとも本番中に酔っぱらい過ぎて「打ち上げで一緒に飲みましょう」と言ってたのに「もう飲めないから先に帰る」と終演後すぐ帰っていった・・・(笑)。)、知久君とはもちろんリハーサルなんかなかったけどそこは30年以上の付き合い、アウンの呼吸で楽しかった。
次回、53(ゴミ)も出来ればいいな〜。
遠方からありがとね。そんなお客さんがいることもこちらの励みになる。また会おう!