テキトー日記05年1月(2)
1月16日(日)
旅行の準備。インターネットで友人のホームページをまとめ読みしようとダウンロードしたりの作業は楽しいな~。
なんせ旅行の楽しみの半分は「どーしよーかなー」の準備段階でムフフフ考えている時間だからな。
宮藤官九郎「妄想中学ただいま放課後」読む。
1月17日(月)
旅行の準備。古本屋自転車でめぐったりして向こうで読む本を買い漁る作業は楽しいな~。
寺田寅彦「チューインガム」読む。
1月18日(火)
旅行の準備。100円ショップで漬け物とか羊羹とか買って楽しいな~。
野田秀樹「回転人魚」読む。
1月19日(水)
旅行の準備。ちなみに持ち物。iBook。文庫本等約30冊。ニンニク、ガリ、らっきょう等漬け物。羊羹。豆腐のインスタント味噌汁。わさび柿の種。チーカマ。サンダル。耳かき。爪切り。デジタルカメラ。コンセント変換プラグ。Tシャツ、パンツ各3枚づつ、等。
中島らも・わかぎえふ「リリパット・アーミー~しこみ編~」読む。
1月20日(木)
パスカルズ横浜「サムズアップ」ライブ。
知久君と客で来ていたGさん激痩せでビックリ仰天キャット空中三回転。特に知久君なんて高校時代からずっと見てるけど、顔すらちょっと変わったぞ。生姜となんだかを入れた紅茶を飲むダイエットだとか。
いつものぶかぶかの服を着ているからわかりづらいけど、服の上から体を触ってみたら、体がなかったぞ。あの服の中は空気だぞ。空気男。ぶるぶる。
でもやはり客で来ていた友部さんに「石川君は変わらない方がいいよ」と言われたのでやはりここは先輩の言葉を守り、デブ、死守します。押忍!
ちなみに次会った時知久君がリバウンドで100kgとかになってたら、笑えるけどな。
3rdCD「どですかでん」発売記念ライブは来月だが、なんと早く出来てしまったとかでフライング発売開始。しか~し! ここで俺はサンプルを見てすぐに「おやっ?」と思ってマツさんに聞いた。
「マツさん、表題曲の『どですかでん』入ってないよ」
「えっ、そんなことないよ」
「だって裏ジャケットの曲目に……。っていうか、4曲目の次が6曲目になってるじゃん! 5曲目抜けてるじゃん!」
「……。ウッ、ウギャア~!!」
ということでジャケットでは4曲目が「だんだん畑」になっていて5曲目が「ない」ですが、CDの方はちゃんと入ってます。ちなみに4曲目が「どですかでん」5曲目が「だんだん畑」です。バスカルズの間抜けぶりがこんなところにも発揮されているすっとこどっこい新CD、是非聴いて下さいな~!!
杉田久女「英彦山に登る」読む。
1月21日(金)
夜1時帰宅3時就寝6時起床。ビーマン(バングラデシュ)航空にてひとりバンコクへ。それから深夜バスにて約10時間のチェンマイへ。
ニュースでプーケットで「つなみTシャツ」発売とか。タイのマネキンガールがニコニコと「TSUNAMI」と書かれたサーファーが着そうなTシャツ着て笑ってる。まだ1ヶ月経ってないのにさすがタイ人、商魂たくましいな~。
というか、災害での死者への冒涜とかいうより、観光業とかの人には如何に観光客をより戻すかの方が「二次災害」的死活問題だからな。各地に「戦争博物館」があったり噴火で町が一瞬にして消えてしまったポンペイの遺跡が観光地であるように、如何にこの未曾有の大災害を商売にするかのアイデアが逆に必要なのかもしれんな。
下川裕治「新・バンコク探検」読む。
1月22日(土)
朝チェンマイ着。ありゃ、寒いでねーの! セーターが必要なぐらいに。おいおい俺は避寒に来たんだよ~。悲観しちゃうよ~。あぁ引かんでくれ~。(しかしたまたまこの朝が特に寒かっただけのよう。でも一日の気温差は結構あった)。
ホテルは今年9000バーツに値上がりしたはずだが、予約時の月極8000バーツ(2万2千円ぐらい。電気代別)でやってくれる。ひとりならそこそこ広い。クーラー、バス、大型冷蔵庫、衛星テレビ、机、ツインベッドあり。窓は小さいがどうせ外は隣のビルなのであまり関係なし。
クーポン食堂で20バーツ(55円くらい)の肉飯。スーパーで瓶ビール、栓抜き、歯磨き、パン、お菓子など購入。日本食品もたいがいある。豆腐はポピュラーで日本より種類が多いくらい。200バーツでマッサージ2時間。マッサージ屋併設のインターネットカフェはマッサージやった時間分無料でこりゃ嬉し。夜はパソコンでゲームをしながらビール。
東海林さだお「笑いのモツ煮こみ」読む。
1月23日(日)
市バスでデパートへ。「8番らーめん」で餃子とラーメン。
電気湯沸かし器、スタンドライト(共に600円)、金ピカのラーメン丼(60円)買う。これで生活っぽくなるぞー。
こっちのインスタントラーメンはさすがにスープがすんげく辛いぞ。酸っぱ辛い。ちなみにほとんどチキンラーメン方式の作り方。即ち鍋がなくても丼に麺を入れてお湯をそそぐだけで出来るタイプ。ひとつ5バーツ(14円)だが、量は日本より少ないのでふたつぐらいいっぺんに食わないと一食にならない。今回は湯沸かし器も買ったので、ひとつタイのインスタントラーメンを制覇してみるかな。
暮らしの達人研究班編「渡る世間は『間違い』だらけ」読む。
1月24日(月)
子猫の大きさの柳ちゃんがベットのまわりをウロウロするのを必死に写真を撮る夢で目覚める。
マッサージの女の子にプーケットや津波の話をふってみたが、まるで興味なさそうだった。というかほとんど知らない感じすらした。
たぶん同じタイといっても日本人のように国内での旅行や行き来が激しくないので、北の果てのチェンマイと南の果てのプーケットではもう半分外国感覚なのかもしれないと思った。多分首都のバンコクにすら行ったことがない人も多いのではないだろうか。こちらには海もないので、直接関係することもないしな~。
豆腐をつまみに部屋でタイウイスキー飲みながらパソコンゲームする。
いかりや長介「だめだこりゃ」読む。
1月25日(火)
去年来て激ウマだった中華屋の胡麻団子を食う。まずくはないが、妙に期待し過ぎていた為思ったほどでもない。何事も「期待」は駄目だね~。特に一回経験していることはそれがどんどん頭の中で美化されているから余計に。
この胡麻団子も特に期待せずに食べたから「うっま~!」となったので、もしかしたら味は変わってないのかもしれない。あとひとりでモサモサ食ったのも一因かもな~。
あとはほとんど部屋にひきこもり。NHK衛星の「プロジェクトX~吉野ヶ里遺跡発掘~」とか観る。
島崎藤村「岩石の間」読む。
1月26日(水) なんか体が痛くなったり蚊に刺されたりしそうなトゥクトゥク(タクシー)
ろくにタイ料理食ってないことに気づきせめて「パイナップルチャーハン」食う。甘いでガンス~。
あとは部屋で漫画読んでゲームやっての非生産バンジャーイ。そして日本では多少節制の為酒は基本的に一日以上あけて飲んでいるのだが、ここは旅先なので毎日飲む~。ビール飲む~。タイウイスキーのソーダ割り飲む~。つまみは日本の100円ショップで買ってきたニンニクやらっきょうなどの総菜類(まぁこっちでも売ってるけど割高だからね)食う~。こっちのスーパーで買った厚揚げみたいなものに醤油とマヨネーズ付けて食う~。あとは煙草(タイ煙草はきつい)ふかしてちょっとだけオナニー。な、なに、ちょっとだけですよ。私も40過ぎですからな~。い、嫌だなぁ、し、真剣になんかやりませんよ。お遊びですよ、お・あ・そ・び!! ……わっはっは~!!
マッサージの揉み返しが来たので机の角に背中押し付けて体を上下に動かしガリゴリしている姿ははたから見られたら不気味な宗教儀式。ガリゴリの音が静かな部屋にこだまする。ガリゴリガリゴリガリゴリガリゴリ……。
青木るえか「主婦は踊る」読む。
1月27日(木)
ホテルの近くのレストランには絶対行けない。
特にそこがホテルへ入る唯一の道沿いの場合は特に。
何故ならフレンドリーなタイ人、一度行ってちょっとでも会話なんかしてしまったら、他の店に行こうとしても、
「おいおい、今日もうちで食っていかないのか? うちはまずかったか?」
などと詮索され声をかけられたり、さらには声もかけずに寂しそうにこちらを見られたりしたら、生きた心地しないからな。なので最初から入らない。以上!
ロータスというスーパーでPB商品見つけ嬉しい。しかし去年も来ているので今回はあまり新しい缶ジュースにめぐりあえないな~。日清のタイ生産のカップ焼きそばも購入。「日本風味」と「タイ風味」がある。でも日本風味もさほど日本風味ではなかった……。
中島らも「中島らものますます明るい悩み相談室」読む。
1月28日(金)
西原さんと鴨ちゃんのSEXムック本を見る。お互いの体の舐めた場所を克明に点で表していて凄い。という夢を見る。西原さんは鴨ちゃんの右胸のあたりばかり舐めていて、左側は全く舐めていない。何故なんだ!!
mp3でタイのロック・ポップスのヒット曲が160曲入っているやつを300円ぐらいで買う。
で、すぐにMacにぶちこんで聴いたけど、結構いい。日本のポップスと遜色ないし、日本人好みのメロディも多い。
なので今後パクリたい作曲家は日本や欧米の曲だとすぐにばれるので、タイのポップスをパクるといいぞ。
著作権もいーかげんだしな。だいたいこの国自体がVCD(東南アジアでポピュラーなDVDの質の悪いようなやつ。パソコンなら見られる)で「一休さん」「クレヨンしんちゃん」「ウルトラマン」あたりをタイ語吹き替えにして100円以下でデパートとかでも堂々と売っているんだから。とても著作料をまともに払っているとは思えないしな。
でも改めて著作権とかは難しい。楽曲とかだと事実はわからないが「8小節同じだとパクリ」とか言われているけど、キーを半音ずらせば、楽譜上では違うものになって、でも素人が聴いたら全く違いはわからないぞ。それはどうなんだ?
あと文章とかでも「引用」とかいうのがあるけど、時々「少し長いが引用してみよう」とか言って人の文章を使うことがあるが、例えば「引用」ばかりで本を作ってしまったら(箴言集などそれに近い)それは著作権上問題ないのかなー?
渡辺淳一「浮島」読む。
1月29日(土)
夜はいつも部屋で飲む。安上がりだし、ひとりだと店で飲むよりだらけて飲めて気楽なので。今日のおつまみ。電気ポットに少量の水を入れ暖めた厚揚げとソーセージ、そして意外に好きなひまわりの種……。
嵯峨島昭「グルメ刑事」読む。
1月30日(日)
「えびす」でレッドカレー。つげ義春全集他、去年に比べてほとんど漫画喫茶になっている。冷茶の無料サービスもいい。
いつも行くスターツアー・マッサージという店は「ナッ」ちゃんと顔見知りになってきたのがちと辛い。明るいいい子なのだが、喋りが面倒くさい。というかせめてもう少し俺が英語の聞き取りが出来たらな~。
実は数年前一年ぐらい聞き取りが悪いのを直そうと毎日寝る前に英会話のCDを聴いていたことがあるけど全く効果なし。才能が本当になかったのだろーが、年齢のせいもあると思う。若人よ、ヒアリングだけは今のうちにやっておいた方がいいぞ~。
小松左京原作さいとうたかを漫画の「日本沈没」全五巻読了。俺が小学生くらいの時、映画にもなった小説の漫画版だが、未だに毎日テレビ報道が続けられている一ヶ月前のスマトラ大津波を観ると、この話しも以前のように単なる荒唐無稽な話しとは思えなくなってくるなー。
黒島傳治「老夫婦」読む。
1月31日(月)
マッサージ屋と飯屋で計3回ぐらい注文の口を開いただけであとは一日中誰とも喋っていない。
ホテルの近くにパソコン関係の店だけがテナントで入っている4階建てのデパート(パンティップ・プラザ)が最近オープンしたようだが、売っているものがどの店もあまり代わり映えしなくて、果たしてやっていけるのだろうか?
まー俺は町歩きに疲れた時、冷房が効いているここのベンチはよく利用させてもらっているが。フードコートもあるのでチェンマイで安いけれど冷房が効いたところで飯を食いたい時はお薦め。トイレもきれいだしな。
ちなみにチェンマイは町の名前は有名だが実はさして規模の大きい町ではなく、がんばれば市内の主立ったところは歩いていける。人口も俺の住んでいる埼玉県S市よりも少ない。観光客は多いだろーが、パソコンをそんなに買うとも思えないしな……。町はいたるところインターネットカフェとマッサージ屋ばかり。
しりあがり寿「多重人格アワー」読む。
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