テキトー日記03年11月(1)
文章中の文字の色の違うところをクリックすると、詳細が見られたりするぞ。
11月1日(土)
昨日で人生の半分近かった「たま」も終わり。今日から俺の「第二の人生」の始まりか~。う~む。
藤原和博「お金じゃ買えない」を読む。
11月2日(日)
う~む。
荒木経惟・杉浦日向子「東京観音」を読む。
11月3日(月)
う~む。
有吉佐和子「江口の里」を読む。
11月4日(火)
う~む。何も思いつかん。とりあえず寝るか。ググ~ッ。
乃南アサ「微笑みがえし」を読む。
11月5日(水)
と眠っている間に、むむっ、ここは花の都パリではないか! どーゆうこっちゃ!
泉麻人「けっこう凄い人」を読む。
11月6日(木)
えっ!? パスカルズのフランスツアー!? まじっすか?
青木タカオ「ちょっくら・おん・まい・でいず パリ編」を読む。
11月7日(金)
なんだ、ここは。えっ? リモージュという町? 知らんなー。
うわっ、ホールじゃないか。「たま」でも久しくやってないような、でかい。しかもワンマンだって?
えっ? 知久君ハーモニカホルダーは予備を入れてふたつ持ってきたけどハーモニカは全部忘れた?
うおっ、幕が開いた。お客さんたくさんじゃー。みんな鼻がピノッキオのように高いフランス人じゃあーっ。とりあえずテキトーに叩こうっと。というか俺は即興なのでテキトー以外にはないからな。チャカポコチャカポコカンカンカン!
中野翠「偽天国」を読む。
11月8日(土)
うおっ、いつのまにかアジャという町でライブやっとる。アジャ~ッ。
おおっ、夜中に小腹が減ったわい。ふふっ、でも大丈夫。昼間に好物のピクルスが安かったから瓶で買っておいたんだもんね~。とっ、なかなか蓋が開かないなっ。むむ、むむ……えいっ!
うわーっ! 鞄の中が液体漬けのピクルスだらけに!! 臭い~っ!!
青木タカオ「ちょっくら・おん・まい・でいず チャイナ編」を読む。
11月9日(日)
うおっ、今度はポワチエという町の舞台に立っているぞ。
おっ、友部さんや川口君が何故かパスカルズに混ざって歌うたったりサックス吹いたりしてるぞっ。
もしや何か変な幻覚剤でもいつのまにか飲まされて、実はここは日本なのでは?
青木タカオ「ちょっくら・おん・まい・でいず チベット編」を読む。
11月10日(月)
うおっ、今度はシャトーランという町……というか村だ。周りに家が一件も見えないけど、きゃ、客は来るのか?
と、満員じゃーい。一体みんなどこから来たのだ? まさか裏の墓場からじゃないよ……な。
青木タカオ「ちょっくら・おん・まい・でいず ネパール編」を読む。
11月11日(火)
おっ、今日はオフだって? それじゃここはひとつおフランスで買い物とシャレこみますか~。
……って、祝日で店は全部休みじゃーいっ!!
中村うさぎ「家族狂」を読む。
11月12日(水)
レンヌという町。昔「トランス・ミュージカル・フェスティバル」に出て、俺がサルティンバンコというサーカス団に連れ去られそうになったところだな。
おぉ、相変わらず坂本さんのチェロから火花が意味なく吹いている。
ただ俺の衣装は何故「裸エプロン」なのだろう……。謎だ。
青木タカオ「ちょっくら・おん・まい・でいず インド編1」を読む。
11月13日(木)
ナントの川向こう(放送禁止用語)のロゼという町。さぁ、今日も激しいリズムでガンガンだっ! みんな踊ってくれいっ!
……って客は何故か老人ばかりじゃ~っ。ヨボボボボーッ。
おい、あの前の方の席の爺さん、ライブが始まってから全く動いてないけど大丈夫か?
実は、今回のツアーは何故だか毎日客層が全然違う。シャトーランとかは若者しかいなくて、みんな本当に結構踊ったりしていたのに。しかも幕が開くまでわからないので、曲順も変更出来ない。
だいたい、自分でやっていてもこのパスカルズもまた「たま」同様ジャンル分け不能な音楽なので、客がガンガンに踊ってたり、もしくは全員が椅子に座ったまま目を閉じてじっと聴きいってたりと様々なのだ。う~む。まぁ、そういう「ジャンル分け不能」みたいなものが俺は音楽に限らず元々好きなのだからいいんだけどね。
青木タカオ「ちょっくら・おん・まい・でいず インド編2」を読む。
11月14日(金)
アベヴィルという町。
今日の客は昨日とはうって変わって子供ばかり・・・。
舞台と客席の間がお濠のように奈落があったので、演奏中にパッと下に降りて鈴の付いたサンダルで人形劇を即興でやる。サンダル同士が喧嘩したり仲直りしたり。自分ではなかなか面白く出来たと思ったのだが・・・。
事前に全く打ち合わせをしていなかったので、照明が全く当たっておらず、前の席のお客さん以外やったことさえ気づかれていなかった・・・。トホホ。
青木タカオ「ちょっくら・おん・まい・でいず インド編3」を読む。
11月15日(土)
マコンという、いい間違いがちょっとデンジャラスな町。日本のバンドが来る、ということかそこら中に日本風の飾り付けが。
男子用トイレの朝顔の前に習字で「愉悦」と書いてあったのが笑えた。
しかしこのツアー、コースが滅茶苦茶だな。日本に例えれば、秋田でやって次の日が熊本で次の日が函館でその次の日が浜松みたいな感じ。なのでホテルで起きたらすぐにツアーバスで高速道路を長い時は7時間ぐらいかっ飛ばしていく。そしてそのまま会場入りしてリハーサル、本番。
なのでいろんな町に行ってはいるのだけれど、町はほとんど見てない。観光どころか買い物も出来ない。
ま、仕事だからしょーがないけどね。フランスのやり方というのもあるんだろうし。
しかし日本ではハッキリ言って無名で、実際関東地方以外ではライブをしたことがない俺達が、フランスでは田舎町でもホールで演奏、客もほぼ満員。反応も手前味噌だがすこぶる良い。不思議なバンドだな~。
青木タカオ「ちょっくら・おん・まい・でいず インド編4」を読む。
前回の日記に戻る
次の日記に行く
もっと過去の日記に戻る
トップに戻る