テキトー日記03年9月(1)

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9月1日(月)

 ゴキブリが顔にはりついたよ。ぺたぺたぺた。
 おひおひここは道ぢゃないよ。ゴソゴソと通り過ぎるのはやめたまへよっ!

 田辺聖子「ウキウキした気分」読む。

9月2日(火)

 ビデオで映画「たそがれ清兵衛」観る。

 小林由明「ヨーロッパ"激安"バス旅行」読む。

9月3日(水)

 ってゆぅーかぁー、これって今2004年の1月に書いてるのね、実はぁ~。なんだかんだと忙しくて日記更新しようしようと思ってグーグー寝ているうちにもう半年も経っていたのねぇ~。で、普段は手帳にその日あったことのキーワードみたいなことを書き付けておいて、それを元

 篠田節子「寄り道ビアホール」読む。

9月4日(木)

 に書くのねぇ~。でもこの2日は何も書いてないの。昨日の晩ご飯も思い出せないアタシが思い出せるわけないわぁ。もしかしたら、この2日は死んでいたのかもしれなくってよ。
 オーホッホッホ。冗談、冗談よっ!

 「金子みすず童謡集」読む。

9月5日(金)

 突然、知り合いの「ぴあ」の単行本を編集している旧知の林さんから、
 「石川さん、『たま』の活動を中心にした半生記書きませんか?」
 の電話。びっくり。もっと売れているバンドとかならともかく・・・と言うと、
 「いわゆるタレント本、暴露本ではなくて、文芸書として書いてほしい」
 とのこと。おっ、俺が文芸書!? と思ったが内心「そりゃカッコイイにゃ~っ」というのと、せっかくちょっと変わったバンド体験をしてきていたので、
 「ハーイ! やりますやりますやりまーーーーす!」
 と元気良く返事すると、
 「今からすぐ打ち合わせにそちらに行きます」
 と言ってリニアモーターカーに乗って山の中の我が家の近所の釜飯屋までピューンと来てくれてすぐ打ち合わせ。話しが早いぜっ。竹の子釜飯うまい。

 東海林さだお「明るいクヨクヨ教」読む。

9月6日(土)

 早速、原稿書き。自宅だと気が散るのでiBook持ってファミリーレストランへ。フフフ、こんなとこでキーボード打っているなんて、なんて俺って格好いいんざんしょ。これで長時間ファミリーレストランに居座っても浮浪者と間違われることもないな。よかたよかた。

 勝谷誠彦「いつか旅するひとへ」読む。

9月7日(日)

 原稿書き。マスカキ。あっ、もちろん升目に書いているということね。なっ、何を想像しているんだ、君ってえ人はっ!!

 赤坂真里「ヴァイブレータ」読む。

9月8日(月)

 原稿書き。渋柿。我が家の庭に秋になると成ります(本当)。干し柿大ちゃん(石丸だい子)と作ったこともありまうす。

 東直子「青卵」読む。

9月9日(火)

 事務所にてファンクラブツアーの打ち合わせ。最後の「しょぼたま」リハーサル。

 竹中労「ザ・ビートルズ・レポート」読む。

9月10日(水)

 原稿書き。おかき。せんべいのことは最近はあまり「おかき」って言わないね。
 「おかきあるから、食いな」
 昔、バーチャンによく言われたもんだっけ・・・。
 って俺バーチャン物心ついた時、死んでたわ。

 吉田ルイ子「わたしはネコロジスト」読む。

9月11日(木)

 原稿書き。ああっ! もう「かき」の付く言葉思いつかないっ!!

 蔵前仁一編「世界最低最悪の旅」読む。

9月12日(金)

 「たま」の最後のファンクラブツアー。下呂温泉へゲロッゲロッ。参加者60名。
 とにかく俺達の「ファンクラブツアー」は毎年ひたすらファンの人らと飲む飲む、喋る喋る。カリスマ性、皆無。
 ちなみに今まで行ったのは、壱岐、観山寺温泉、湯沢温泉、ニューヨーク、パリ、カトマンズ、そんでバリ島は2回。どれも楽しかったニャ~。

 「谷川俊太郎詩集」読む。

9月13日(土)

 飛騨古川という町へ観光。何度か来たことがあって、いい印象を持っていたのだが、どーやら最近テレビドラマの舞台になったとかで激変していた。フニャニャニャ~ン。
 どこもきちんと整備されてしまった。俺はそういう、
「はいはい、ここが有名な観光地ざんすよ~」
 にはいつもうんざり興醒めしてしまう。みんなも本当にこれで満足なのだろーか?
 特に「風情」を売り物にしている町など、なんとなく建物がはげかかっていたり、昔ながらの生活感が垣間見えたりするのが侘びさびのある「風情」の大元だと思うのだが、壊れている所は修理してしまい、小奇麗な生活感のないオシャレなカフェなぞ強引に作ったりして、その本来の魅力をどんどんなくす方向に動いている。ハッキリ言って腹が立つ。プンスカプンスカ。
 何が魅力でその町がクローズアップされたかを、基本から考え直せっ、バカァ~ッ!!

 夜、宴会場でしょぼたまライブ。この様子はツアー参加者の方だけにDVD等でプレゼントされたレアアイテムだよ~ん。ネットオークションとかで売る人いるんだろうな。ま、別に自由だけどね。
 二次会はちょうどファンの人で俺やGさんと同じ42歳の男の人がふたりいたので、即興で「42歳ブルース」とか歌う。
 知久君と、これまでのファンクラブツアーをすべて企画してくれた旅行会社社長の小野さんとの「サルビアの花」のハモりデュエットも面白かったな~。
 三次会は俺の部屋にみんなでドヤドヤなだれ込んで来て、朝までウヒャヒャヒャ飲んで喋る。

 山田かまち「10歳のポケット」読む。

9月14日(日)

 ファンクラブツアー最終日。木曽の妻籠宿だったか馬籠宿だったかどっちかに行った。実は眠くてボーッとしていて、ほとんど覚えてないんじゃー。何か手打ちそばも打ったような打ってないような・・・。ま、どっちにしろ観光地はつまらん。それ以外は楽しかったな!
 おそらくもう人生で「ファンクラブツアー」なんぞやることはないんだろーなー。
 ・・・ほーいほーいとケモノ鳴く。

 村上春樹「はいほー!」読む。

9月15日(月)

 またまた原稿書きのジミ~でオタクな生活へ。昔の「たま」のパンフレットとかの資料を読んでいると、いつのまにか時間が経ってしまう。やっぱ懐かしいわ。やっぱ年も取ってるわ。昔はお肌がツルツルだったわっ。

 椎名誠「とんがらしの誘惑」読む。


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