テキトー日記03年3月(2)

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3月16日(日)

 舞台本番。あるシーンで知久君のカウントで曲が始まると、役者が全員で飛び出して踊り出す、というところがあった。
「1.2.3!」
 それに合わせて俺とGさんも演奏を開始、役者もバーンと飛び出てきた。ところが、
「・・・?」
 なーんか音が足りないぞーい。そこでふと横を見てみると、なんと知久君が必死にギターに、付け忘れたカポをつけているところだった・・・。演奏中断ドヒャヒャヒャヒャッ。
 これがライブなら「あらあら」ですむが、なんせ役者さん達はいきなり音がなくなってしまったので、瞬間、舞台の上で何をしていいのか、頭の中まっ白になったはずだ。というか、コントでいう「ガクガクガク」と誰かのボケに崩れ落ちる感じ、と言った方が正しいかも。
「1.2.3・・・」
 再び知久君はカウントをして、演奏に入った。しかし、幸運にもそのシーンは「全員が好き勝手にバラバラに踊る」(ように見える)シーンだったので、大きな障害とはならずにすんだ。ホッ。
 しかし、幕が降りるや知久君は一目散に楽屋前に戻り、ひとりひとりに深々と「ゴメンナサイ」のお辞儀。
 みんなも苦笑しながら「ちょっと驚かせてもらったよ」とか言ってた。でも、こんなハプニングも「生」ならでしか起こり得ない事で、俺は実はちょっと好きなのだー。やっぱり何事も「生」は別物的にいいな。

 別冊宝島編集部編「『Jポップ』批評」読む。

3月17日(月)

 舞台本番。田舎から俺の両親も久しぶりに俺のステージを見にやってくる。
 でもいくつになっても、親が見てるのってちょっと恥ずかしいもんだニャー。

 渡辺淳一「湖畔幻想」読む。

3月18日(火)

 舞台楽日。義母が見に来て、
「ダンナはいいわねー。いくつになってもおもちゃの鉄砲とか打って楽しそうに遊んでたりして」
 あの~、一応それが仕事なんです・・・。
 で、鉄砲を打つシーンも適当に打っているように見えて、演出家の指示で、
「まずステージに2発、それから客席に向かって3発、またステージの中西さんに撃って、その後、演奏の次の展開にいく前に近藤さんに2発」
 とか決まってるんです・・・。確かにそれでも楽しいけどね!

 久しぶりに始発まで打ち上げで延々みんなで飲む。なるべく女優さんの隣にさり気なく座る。だって、女優さんって、いい匂いがするんだもーん。フフフ~ン♪

 椎名誠「赤眼評論」読む。

3月19日(水)

 午後に起きて、はしご酒ならぬ、はしごマッサージ。徹夜したあとは、コリがピークなので、マッサージがほんっとに極楽なのよねー。ううっ。肩も背中も腰も、すべて気持ちいいー。もっと触ってーん。どこもかしこもアウアウアウ。

 吉本ばなな「パイナップル・ヘッド」読む。

3月20日(木)

 「ちびまる子ちゃんを100倍楽しむ本」のエッセイ書き。
 この本はニヒル牛のホームページ内の「石川あるの店員日誌」を編集者が読んで面白かったらしく、元々妻に依頼がきて「他に書ける人いませんかねー」と言うのを聞いて、すぐに俺が「俺もやる~」と言ったんだけど。なので、初めて一冊の本で夫婦が文章で共演(?)。たまの対談も載ってるので、見てね。

 内田良平「カトマンズ百景」読む。
 仏教に「金剛乗」というのがあり、それは悟りを開くのに禁欲ではなく、酒、女性、肉食などに耽溺することによって自己を捨て去る、という教えだということが書かれていた。
 俺の宗教、それにするわ。あっ、でも女はそれほどいいや。枯れてるので。

3月21日(金)

 3日前の徹夜が、まだ効いてるよーん。病気じゃないのに、寝たり起きたり。
ムックリ、ガハハハ、バタンキュ、グーグー。
ムックリ、ガハハハ、バタンキュ、グーグー。
ムックリ、ガハハハ、バタンキュ、グーグー。
 あっ、なんかラップみたいだぞ。ま、オフの日だから別にい~んすけどね。ラップでも。

 つげ義春「つげ義春日記」再読。

3月22日(土)

 横浜「サムズ・アップ」にてパスカルズのライブ。後片付けして急いで出たけど、終電にギリギリセーフ。もし間に合わなかったら、今頃は何故か強制的に、
「おい、これを履け!」
 とか言われて赤い靴履かされて横浜港から船に乗って、異人さんに連れられて行っちゃったかもな。あぶねぇ、あぶねぇ。

 皆川博子「たまご猫」読む。

3月23日(日)

 昼からチャット。「最近『ひとことメッセージ』更新されてませんねー」みたいな話しになり、「そうだねー」とか文字で答えながら、大慌てでマイクをパソコンに差し、音楽を流し、録音ソフトを起動し、ペラペラ喋り、サーバにアップした。
 もちろんその間も、チャットの方は何事もないように会話を続けながら。
で、アップが終了した頃「ところで『ひとことメッセージ』更新されてるよーん」とやって皆を「いっ、いつの間に!?」と驚かせる。
 俺は人が驚くのが大好物なんじゃー。ワッハッハ~。

 群ようこ「ヒガシくんのタタカイ」読む。

3月24日(月)

 夜、俺が二階の自室にいると、R君の「ただいまー」の声。
 と、同じ二階の隣の寝室に黒い影がサッと動く。
「あれ、いつのまにR君は階段を上がったんだ? 何の音も聞こえなかったけど・・・」
 と思ったら、妻は階段の下にいるのが見え「ギャッ」と声を出しそうになった。
 明らかに人の形の黒い影が動いたのに・・・。
 そーいえば、昼間、台所にいたらマッ黒クロスケも見た。
 冷蔵庫の裏にガス台の方から素早くさっと逃げていったんだけど、明らかにネズミとかじゃない。
 大きさは西瓜ぐらいで、でかい。真っ黒で、表面はトゲトゲ。マッ黒クロスケ以外にこんな生物いるか?
 ちなみに俺は酔っぱらっても狂ってもないぞ。幻覚でもないぞ。正体知っている人教えてくれーっ。

 清水ちなみ「あなたとわたしのうしろ向き日記」読む。

3月25日(火)

 家の近所に「なかよし家族の歯医者さん」という名の歯科医院がある。
 バーサンが、
「ようこそいらっしゃいませ。アキラちゃん、患者さんよっ!」
 とでも言うのか?
 そして医者が、
「翔、麻酔の注射器を持ってきなさい」
 と言って子供が注射器を、
「はーい、パパァ!」
 とか言って持ってくるのか?
「ママ、よだれを拭いてさしあげて」
「はーい! うわぁ、パパ見て。お客さんすっごいよだれですよフフフ」
 とか言って拭かれるのか?
 ・・・絶対行きたくねえ。

 沢木耕太郎「夕陽が眼にしみる」読む。

3月26日(水)

 ケラリーノ・サンドロヴィッチ(ケラ)演出のミュージカル「ドント・トラスト・オーヴァー30」の初稽古。
 この日は、まずは基礎体力作りのストレッチや簡単なダンスなどをやる。
 ところが、みんなと同じようにやっているつもりが、どーもおかしい。
 と、先生が駆け寄ってきて、
「あっ、もうちょっと体をこう・・・」
 としばらく俺の体を必死に曲げようとしていたりしたが、やがてニッコリ笑うと、
「あっ、あなたは・・・ええっと・・・いいわっ!」
 と早速落ちこぼれる。初日から落ちこぼれ。ワッハッハー。
 ケラにも、
「石川君の踊り、面白いね」
 と言われる。いや、あの、笑わそうと思って動いてるわけでは・・・。

 泉麻人「三十五歳たちへ。」読む。

3月27日(木)

 夕方より、ひとりで「山手線立食いそば全制覇の旅」に出る。詳しくはここをクリック。

 宇野千代「おはん」読む。

3月28日(金)

 稽古。ストレッチとダンス。この日の俺の哀しみは、たった一句のこの俳句でわかってくれい・・・。

 「穴あきの 靴下横は 奥菜さん」

 もりたなるお「金星」読む。

3月29日(土)

 ニヒル牛で、ライオンメリィさんのビデオの撮影。斉藤君や川口君らと対談風景を撮る。
 後、島田さんと6月にやる「ニヒル牛謝肉祭」の打ち合わせ。ニヒル牛はこれからなんだかんだとイベントを増やしていくつもりで、その第一弾。まぁ狭いし、防音がないので大きな音は出せないのだけど、俺も「へなちょこリレー物語朗読会」をやる予定なので来ておくれー。

 木村重信「モダン・アートへの招待」読む。

3月30日(日)

 たまのスタジオにて、ミュージカル用の曲のアレンジ等する。

 池内紀「海山のあいだ」読む。

3月31日(月)

 以前芝居でご一緒した、コント赤信号の小宮さんがロンドンに演劇留学に行く前に、原点にかえろうと渋谷の道頓堀劇場というストリップ小屋でコントをしている、というのをネットのニュースで知り、「かっこいい!」と思い応援の書き込みを小宮さんのホームページの掲示板に書く。
 奇しくも、道頓堀劇場は、たまの曲で踊子さん達が踊ってくれたこともある場所だ。
 すぐに小宮さんより「書き込みありがとう!」のメールあり。

 真野朋子「ぎりぎりの女たち」読む。


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