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ここは自分のまわりのおバカな奴の行動・言動などを紹介するコーナーだ。
なるべく本人を直接見たり本人から直接聞いたものが良いが、信憑性が高ければその友人ぐらいまではOK。もちろん人間じゃなくてもかまわないぞっ。
さぁ、まだ世間に埋もれている貴重なとっておきのバカを紹介してくれいっ!
メールにて投稿は題名「おバカ」で、末尾に自分の名前を入れてね。
ポイントは3ポイント以上〜ｰだっ! ダ〜〜〜ッ!!
世界に尻発信
ひさしぶりにおバカ投稿させてください。友人が仕事中にGoogle Carが来たらしく、顔をだすとカットされてしまうのでとっさになにかしなきゃ！とケツをだしたそうです。ぶらぼー！
https://www.google.fr/maps/@48.5540383,7.7365506,3a,75y,277.52h,69.83t/data=!3m6!1e1!3m4!1szbhK_GSeDrVeRkI_ylqZ_Q!2e0!7i13312!8i6656 （左上の方をズーム）（ますちゃん）
（寸評）咄嗟に何かしなきゃ、と思うところがいいよね。
同じくチェンマイでも友人の母子が後ろ姿だけどハッキリ分かる形で写ってた。
その写真ではお母さんが子どもを抱いているが今は元気に駆けずり回ってる。ちなみにその子がさらに小さな頃には「たまの映画」にも赤ちゃんで出演。
今や、どこで自分の過去が写ってるか分からないね！ 8ポイント。
レントゲン写真
私の夫はあらゆるスポーツをがんがんやっていたので身体が結構ぼろぼろで腰痛のためにレントゲンをとったらなんと
背骨と背骨をつなぐ骨が折れてたり、右足と左足が大幅にずれてたりとなんだか凄い映像が撮れたので気持ちはわからないではありませんが、
いろんな友人に、自分のレントゲンを見せまくってました。
ある日家に来た友人に例のごとくまたレントゲン写真をご丁寧に太陽のあたる窓にあててまでして見せているので私もちょっと覗き込んだらあれ？
あなたちょっとこれあなたの珍棒が写りこんでるんじゃないの？それをあなたはいままで来る人来る人に見せてたの？
と言ったら彼は
まーたますちゃんなにバカなこといってるん。。。
わー！と真っ赤になりました。
やっぱりあれは彼の珍棒が横たわる姿だった。みる？（ますちゃん）
（寸評）見たい！やっぱり骨が無くても海綿体でも写るもんなんだね。6ポイント。
思いっきりいやらしく
夫がフランス人で、日本語があまりできないのですが、自宅に電話がかかってくることはめったにないとはいえ日本人からかかってきたら困るので
ますちゃんはいません、私は日本語できません。というフレーズだけ覚えてもらいました。
ある日そのめったにないことがおこったらしく、もしもし？と日本語で電話がかかってきたそうです。
でも彼はちゃんと覚えてるか試そうとして私がかけてきてると思い込んで、思いっきりいやらしくもーしーもーしー？とねちっこく言ったらまんまと私じゃなかったのでとても恥ずかしかったそうです。
おバカー！（ますちゃん）
（寸評）「ますちゃんのダンナさん、ちょっと変な人だよね・・・」という噂が広まってることでしょう。良かったね！ 6ポイント。
下じゃダメ？
夏休みに子供たちを乗せて車を運転してるときにふと思いついて、浮いて待てという水難にあったときにがんばって泳ごうとしたりせずにとにかく上を向いて浮いて救助を待つ、という方法を子供たちに教えてあげました。長い人生なにが起こるかわかりませんからね。
今すぐ役に立つわけじゃないけどもう何かのときに水難にあったら ｢浮いて待て｣ 必ず思い出してね！と言ったら１５歳の長女が
ママ？なんで上をみるの？下じゃダメ？って、
あああああ。。。（ますちゃん）
（寸評）♪上を向いて泳ごうよ〜 を教えてあげましょ。 6ポイント。
もう一度言っていただけますか？
私の同僚はボスニアから来た女の子で以前は化粧品のお店で働いていました。
フランス語がだいぶ出来るとはいえ電話での会話は難しく、ある日お店にかかってきた電話で相手の男性がなにか言っているのですがなかなか聞き取れず、
すみません、よくわからないのでもう一度言っていただけますか？と、何度も言わせた挙句結局わからないので昼休みから戻ってきた上司に電話を代わってもらったら、
はあはあ、今俺はオナニーしているどうだどうだ。
というエロ電話だったそうで、それを彼女は生真面目に何度も繰り返して言わせたとお店の伝説になったそうです。（ますちゃん）
（寸評）返って向こうの役には立ったかも。
「すげえどSの女王様だ！」と・・・。 6ポイント。
僕もママだし！
フランスに住んでいると、アジア人は人気があるためよくナンパにはあうのですが、今朝のはたいへんおバカで面白かった！
通勤電車に乗るために駅に急いでいたらお兄さんがついてきました。
ねえねえマドモワゼル！電話番号教えて！せめてコーヒー飲んでかない？
ここで結婚してるとか彼がいるとか断ってもさすがはラテン民族。そんなのかまわないさ！僕は嫉妬しないから！などと言って、かまわずついてくることもあります。
なので
マドモワゼルじゃないよ！私ママなのよ！結婚してるし！と言ったらお兄さん、
そんなのかまわないさ！僕もママだし！と、
え？僕もママ？
あ、いやあわわわわ、違う僕もパパ。。。
とあまりにもずっこけた返事が返ってきて通勤途中に癒されてしまいました。わはははは。（ますちゃん）
（寸評）とんだオナベさんかと思った（笑）。 6ポイント。
自動画像認識システム
波照間エロマンガ島＠バンコクです。先日のこと、お客さんの住むコンドミニアムに取材に行き、すべてが終わり会社に戻るときに事件が起きました。
建物のスロープで転倒し顔面を強打、左目の横を切って出血してしまう怪我を負ったのです。
すぐに会社を早退し病院に行きました。レントゲンを撮ると幸いなことに視神経には影響はないとのことで、傷も浅かったので傷口を縫ったりはしませんでした。でも目の周りが内出血で赤紫色に腫れあがってしまいました。しかし、本当の事件はそのあと起こりました……。
帰宅して「こんなことが起こりました」とFacebookに自分の顔写真画像をアップロードしました。すると、どういうわけかその画像が石川浩司さんの奥さんの石川あるさんと「自動認識」されてしまい、画像をタグ付けされ、あるさんのタイムラインに画像が載ってしまいました！ そしてあるさんに直接指摘され画像を消去するまでの半日近く、私の醜い怪我の顔写真をあるさんのお友達に見られてしまうという、大醜態を演じてしまいました。
いやぁ、Facebookって恐ろしいですね。勝手に画像が認識して「これは友人の○○さんの顔だ」と名前を登録してしまうのですから。ついでにいうと、私と石川あるさんは画像解析上は、同じ種類の顔をしていることも判明してしまいました。
そんな「おバカな」画像認識システムの恐ろしい話でした。皆さんもお気をつけくださいませ。（波照間エロマンガ島）
（寸評）そうか・・・妻の顔は波照間エロマンガ島を壊した顔だったのか・・・ガーン。 8ポイント。
東へ東へ
2月の木曜、節分の翌日の4日。私はお休みをいただき、家で朝からのんびりたま関連の映像を閲覧するという久々の趣味の自由時間を満喫していたのですが、ぼうずを幼稚園に送ったり掃除洗濯と家事に忙しい嫁はんはもう永いこと「自分の為の自由時間」が存在しないわけで、そんな嫁はんの横で呑気に映像を閲覧するのにはだんだん気が引けてきました。
このうえ昼飯まで作らせるなんてあまりに自分が邪魔なので、「ぼうずも園だしたまには2人で身体に悪い物でも喰いに行こうぜ」と誘い掛け、ごってごての豚骨ラーメンに舌鼓、ついでにぼうずのお迎えもできるように退園時間に合うように店を出てぼうずを拾い、自家用車で家にさぁ帰ろ、となりました。が。
この日は嫁はんから、「このまま帰るのもなんか勿体無いな。いつものやつ、やろか」と提案がありました。
そう、目的地を決めない、でたらめドライヴです。
この「おバカ」や「初体験」にも何度か投稿していますが、我が家の車にはカー・ナヴィゲイション・システムが搭載されておらず、いささか古い近畿全域道路地図が積んであるのみです。しかもそれさえ困った時の参考程度にしか使わずして、一定のルールに則っていままでに行ったこともないような場所へ辿り着くことが目的です。
オポ「ほな今日はどっち行こ」
嫁はん「ん〜、じゃぁ北」
オポ「こないだの西宮名塩のニュータウンに行ってまうで、それとも福知山（京都府北部）まで行くつもりか」
嫁はん「あっそうか、うーんじゃあ東」
時刻は14時15分。住み慣れた豊中の街から、私はまっすぐ東へ向かいます。
豊中、というか大阪から北へまっすぐ向かえば山がそびえ、国道173号線や176号線を使えば綾部を経て舞鶴、もしくは福知山などに到達できますがいかんせん山だらけ、そこへ到達するまでも100kmほどあります。私の運転技術と精神力では途中で野垂れてしまいます。
南はシンプルに堺、西もわかりやすく神戸。手近に大きな街がありますが、さてまっすぐ東となると生駒山地が立ちはだかり、行く手にもめぼしい目的とすべき街が見当たりません。伊賀や津なんてとても平日の呑気ドライヴで辿り着ける場所ではありません。
これは北に次ぐ難ルートですが、飯と風呂の時間も考慮して16時半くらいをリミットにとにかく東へ突き進むことにしました。
地下鉄御堂筋線桃山台駅通過、阪急南千里駅前ショッピングモールでトイレ休憩、さぁどんどん行きますよ。私はこれ以上東の道へ進むのは初めてです。見慣れぬ府道135号線を突き進むと東へ進めない、突き当りに出くわしました。
まいったな、と思いとりあえず北東方向へ、なんとか東へまっすぐ抜ける道を探そうとしますがどうにも道が無い、それも道理で、ここら一帯はJRのだだっ広い車両基地があり、それを潜るルートが限られていたのです。
それでもどうにかJR千里丘駅の下をくぐり、ほどなくして阪急摂津市駅を通り抜けます。知らない場所なのでもはやどの方角を走っているのか判りませんが、こうなったらもう感覚だよりです。
大阪モノレール摂津駅で近畿自動車道の高架にぶつかって逆戻り、ぐにゃぐにゃ道を選んでどうにか東らしき方向へ進みましたが、どうも進捗状況がよくない。原因ははっきりわかっていて、なぜならこの辺りの道は京都方面から流れてくる淀川に添って走っており、そもそもどの道も京都、すなわち北東方向へ向かって伸びているのです。めぼしい街が存在しないがゆえにまっすぐ東へ行く道路はほとんど存在せず、それゆえにこんな感覚まかせのジグザクドライヴを強いられているのです。まぁ自分らで勝手にやってんですけど（笑）。
わずかに知っている地名を頼りにどうにか進みます。非常に殺風景な府道14号に耐えられず南東へ曲がり安威川を越え東海道新幹線の高架をくぐるとなんとこの先の淀川に架かる鳥飼仁和寺大橋はなめたことに有料などと書いており、川渡るのに金なんか払たるかいあほんだら、とこれを拒否、料金場を強行突破、なんて真似をできるはずはなくおとなしく迂回、府道19号の名もなき（？）橋を通過し無事難敵・淀川を退けました。
大きな道路の下をくぐり、もはや自分が何処の市あるいは町にいるのか皆目見当がつかない場所までやって来ました。完全に方角も見失ってしまいました。
とりあえず進むと、京阪電車の下を抜けました。どうも南に向かっているような気がしたので左、すなわち東へ軌道を修正しようと思ったら90°ずれており、どうも私は北へ進んだようです。
あたりを見回すと、ここはどうやら寝屋川市のようです。そして交差点に差し掛かると、「成田山境橋口」と書いてあります。
成田山大阪別院は節分、すなわちこの日の前日にNHK連続ドラマの出演者を呼んできて盛大に豆まきをかますお寺で、大阪の連中の交通安全祈願のメッカとして奉られています。今調べたらなんか人車一体、つまり人も車もまとめて祈願をおこなった最初のお寺だそうで、いかにも大阪人が好きそうな両得感をアッピールしています。
突如、わかりやすい旅のゴールが顕現しました。
時間的にもちょうどよい、信心はありませんが折角来たもんだからはじめての成田山といきましょうか、と嫁はんに言うと納得、お参りして交通安全お守りなぞを購入し、帰ろうとしました。
さてその前にここで地図を見てみましょう、いったい我が家からどれだけちゃんと東へ来れたかな？ ・・・おお!! なんと若干南よりですがほぼほぼ真東ではありませんか!! 直感だけでやってみましたがあほの割になかなかの成績でした。
愉快なあほあほドライヴの締めは回る寿司屋へ。私は絶賛自主的ラマダン中なので2貫だけ喰うてフィニッシュ、素敵な休日を終えたのでした。ガソリンが安いいまのうち、またやろうと思いま〜す。（オポムチャン）
（寸評）ほとんど俺の「すごろく旅行」の車版だね。
是非「その町でやることクジ」を作って到着したらクジを引いてやってみてくだせえ！ 7ポイント。
ついてない（と思っていた）ある夜にあほが幸せについて少し考えてみた
某日。頼みの綱の課長がお休みの日によりによって手間のかかる事務処理を引き受けてしまい、仕事を終わらせる段取りがグダグダになり残業の帰り道。JR大阪環状線の西九条駅から大阪駅へ辿り着き、いつものように阪急梅田駅から宝塚線豊中駅へ向かおうと思たらまたかよ人身事故、きっちり梅田⇔豊中間のみが運行を停止、普段なら30分程度で帰宅できるはずのところをどう頑張っても1時間はかかる別路線で強制的に帰ることに。しばらく事故駅でお肉拾いやらポリスの現場検証などでまだまだ復旧に時間がかかる、というアナウンスを聞いたからです。ナマンダブ。
さてこないだおぼえたばかりの振替輸送、っちゅうのをやってみましょう、と代替路線の大阪市営地下鉄梅田駅へゴー、ほしたら振替輸送の理屈をご理解でないちょっと前の私のようなチンプンカナーの諸君たちが振替乗車券を配っているただ一人の駅員さんに「とりあえず目的地までタダで行けるのか」、と質問し駅員さんに「定期券が無いと振替乗車券は発行できない」と半ばキレ気味に説明される、というやりとりをリピートで展開され、とばっちりで不貞腐れたままの駅員さんに定期券を提示、ようよう振替乗車券を手渡されたのでした。時間かかった。
駅構内へ入れば人の渦潮、もう何を考えるのも嫌になる人の群れ、群れ、群れ。私はなんにも考えずに目の前の電車に乗り込み、アナウンスを聞いたらば逆方向でした。あほっ。普段なら行先のホームを確認するのに、私の疲れはピークでした。
おうちから逆方向へひと駅進んで淀屋橋駅、せつない。本来ならばこの駅で降りて運賃を支払わねばキセルにあたるわけですが今日は振替乗車券で入場しています。ここで改札で状況を説明してもお互い面倒が増えるだけです。わるいけどそのまま折り返させてもらうことにしました。
さて時刻はちょうど帰宅ラッシュ時。私はこの駅から8駅北方向へ進んだ桃山台駅まで向かい、そこから市内規定エリアは乗り放題の通勤バス定期で帰るつもりでいます。しかしこの時間帯はなぜか途中の新大阪で止まる電車が多く、私の行きたい終点一歩手前の桃山台までは私を運んじゃくれません。どうせ乗ったところで新大阪駅で次の電車がくるまで待ちぼうけなので、やり過ごすことにしました。うまくすれば梅田でたくさん人が降りて座れるかもしれんしね。ひひひ。
寿司詰の車内でドア際に追いやられた私は見事に梅田駅で空いた席をゲットできませんでした。
いつもの阪急電車のような急行列車の無い地下鉄御堂筋線は、ひと駅ひと駅着実に停車します。そらそうだ。私は虚無的な表情で窓の外の闇を見つめていました。普段ならもう家に着いている頃です。時間を持て余し、某投稿仲間の方にメールするなどしてただただ駅に着くのを待ちました。
桃山台駅では特に混乱もなく出場できました。さぁバスは来てるかな？
30分に1本しか来ないバスは、たったいま出てったとこでした。そして、停留所には私と同じような境遇の皆様なのか見たことも無いような長蛇の列を形成しています。
並ぶのが大嫌いな私は、すべてを諦めて家まで歩くことにしました。平らな道がまったくといっていいほどない、アップダウンの激しい坂路の連続、おおよそ40分の道程です。そのうえ疲れて仕事場用の襤褸靴を間違えて履いてきてしまい、歩きだしてものの5分で足が痛くなってきました。
そこへ振って来た、雨。
背負い鞄から東京遠征の際にぼうずに踏まれて一部破損した折り畳み傘を取り出し、差しました。
おかしいなぁ。なんでこんな目に遭っているのだろう。電車が普通に動いていれば、私はもう1時間も前には家に到着していたのです。だのに今、よれよれの心と身体で襤褸靴をひきずって延々と続く夜の雨の坂路を独り、とぼとぼ歩いているのです。
でも・・・・・・ これで傘がない、とかだったらもっと悲惨だよな。私は傘を持っていた。少し折れているとはいえ、雨を凌ぐには充分だ。私はラッキーじゃないか。
そう考えれば、いろんなことがラッキーなのではないだろうか。私は傘を差したことを契機に、ふと今自分がどれだけ幸せな状態にいるのかを考えてみることにしました。
まず諸悪の根源と思われた電車の人身事故。万一その電車に乗っていたら、今以上に車内に幽閉されていたかもしれない。しかもそんな悲惨な現場を見なくって済んだのだから、私は逆についていたのではないだろうか。
そして痛む足。足がいくら痛むとはいえ、もしこれで靴自体が無かったら？ 幸いにして、私は靴を履いています。冷たく硬い雨のアスファルトの上を、素足で歩かなくったっていいなんて、これは私は幸福な人間なのではないだろうか。世界にはたくさん、もちろん日本にだって、靴さえ履けない人は数えきれないほど居るのだ。それを考えるとたとえ襤褸靴だろうが、靴を履いていること自体幸せなのではなかろうか。
すごい。私はなんという果報者なのだろう。この調子でどんどんいきましょう。
仕事が大変だったというのも見方を変えれば、だいたいこんな無能者の分際で私は恐れ多くも定職に就けているのです。もっともっと能力が高い現在無職の方はあまたいらっしゃるだろうに、こんな屑が驚くべきことにお給金を頂戴してしまっているのです。1日おきとかではなく日々飯が喰えているのです。奇跡です。ミラクルです。
そのうえ、私にはなんと帰りを待つ家族さえいるのです。実家には両親も健在です。あまつさえ屋根のある家に住んでいます。もう幸福過ぎて気を失いそうですが服までしかも複数枚所有しているのです。恐るべきことにその屋根のある家は電気が通っており、年中快適な気温に調整することができるという夢のような家で、更には薪や鞴を使用せずともボタン一つで風呂が沸かせるのです。あれっちょっと大丈夫？ 私、もしかして他人に妬み殺されるレヴェルの幸せ者じゃない!!?
ちょっとどういうことだろう、その上周囲の大気は著しく汚染されているとまではいかず問題なく呼吸が出来、肺機能に支障をきたすこともありません。ここで自分の身体を振りかえれば、些細な小病こそすれ重篤な疾患はなにも抱えておらず、恒常的に痛みを感じている部位はどこもないのです。それぞれ身体の機能もおおむね働いており、どこかを欠損していることもほぼありません。せいぜい歯とノドチンコくらいです。
やばいやばいやばい、これ私幸せすぎなんじゃないの!!!??? いいの!? これほんとに許されるの!? 世界が混沌化してもしかすると我が国も戦争に突入するかもしれないなんて話題がよく出ますが、今はそれすら始まっていないのです。いつになるかは誰にもわからないとはいえ、いま爆弾が空から予告もなしに降ってくることもないのです。家を戦車や爆撃機で焼き払われることも、奴隷にされて売られることも、いまのところこの国では行われていません。
こんな状態の私を、どう不幸と申せましょうか。
オポ「ただいま」
嫁はん「大変やったね電車、どうやって帰ってきたの」
オポ「桃山台から雨の中40分歩いてきた」
嫁はん「ええっ!? ようそんなん歩いたな」
オポ「でも大丈夫、わたし幸せ」
嫁はん「・・・ほんまに大丈夫か？ 今日は投稿とかせんと早よ寝ーや・・・」
やるとすればとことんまでやってしまう、極端なあほの私。
でもあながちこの考え方も、やりすぎると危ないですが馬鹿にはならないんじゃないか？ なんて、密かに思っています。
日常の些末なことで自分を不幸だと信じ込んで、おかしな信仰しちゃうよりはよっぽど、ね。（オポムチャン）
（寸評）俺もよくそういう風に考える。
絶対そういう風に考えた方が得だもの。
どんなにお金のある王様だって考え方がマイナス思考だと不幸。
幸福と不幸なんてほとんどの場合考え方次第なんだよね。 8ポイント。
リバウンド必須!? あほの急速ダイエット without 運動
去る2014年の12月23日、このHPの「コテハン人名事典」に、私は愚かにもポイント欲しさに誰しも知りたくもない自己ぷろひーるを投稿、あまりの内容の無さに後悔し懊悩し呻吟する日々を送っていたのですがいまさらポイントを頂戴しておいて石川さんに削除しておくんなまし、というのも卑怯だし関西組のお姉さま方がお2人もコメントしてくださっているので我慢してそのままにしておるのですが、なにを2回も「のですが」を重ねてダラダラと言うとんのかというと、これまた誰もまったく知りたくもなかったであろう私の体重についてです。
このコテハンには73kg（変動激し目）と言い訳がましいことをほざいていますが、投稿をはじめた2013年3月、私はおおよそ77kgほどでした。
その後なんかの折に医者へ行き血液の数値が痛風寄りだったのに危機感をおぼえ、あわてて減量を開始、どうにか73kgまで落として８ヵ月間キープすることができたのでした。ところが。
2015年夏。この「おバカ」（28）の「増量」でも書いたように私はひと月半の間になぜか自分の意思ではない職場の食べ放題飲み会に3度も巻き込まれ、出された食べ物を残せない私は過剰に注文された品々を胃袋にバカスカ投入、あれよあれよと76kgに逆戻り、そうこうしているうちに食欲の秋・年末年始を迎えさらに暴食は悪化の一路、大晦日の外食はバーガーキングで締め、みたいなデブライフを続けた結果、ここ数年でも最高クラスの78.6kgをマーク、実家での新年の集いではおかんに「ポムはほんま太ったわ」と罵倒される始末でした。
結果として、この一言が私をいきり立たせました。かちん。ぎょうさん喰えと言う癖にその言いぐさはなんだこの野郎。フガー!!! （と心でさけぶ）
ほしたらわしゃ新年から減量してもとに戻ったるわい。とはいえお正月3が日はまぁ止むを得ぬでしょう、お節と雑煮に舌鼓を打ちゴロリ、初詣で出店でフランクやホルモン焼きや牛串にかどわかされ脂まみれ。おいおい大丈夫か。まぁお待ち。
1月4日、仕事始め。ここから私は正月気分を一掃してカロリーダウンライフのスイッチをぱちん、と押しました。スタート。
やりかたは簡単です。
とにかく、晩飯を、抑えるのです。
仕事が忙しくって帰宅が20時を過ぎれば、どんなに腹が減っていても食べ物を摂取しません。
休憩中や帰宅時の買い食いを廃します。
まるで動かない休日は、晩飯を喰いません。
これを徹底した結果、私は1月20日の段階で元の73.0kgに舞い戻ることが出来たのです！ 16日で5.6kg、なかなかの成果です。もちろん運動はほとんどしていないのでラ〇ザップみたいに痩せマッチョにはなっておらずぷよぷよボディのまんまですが。
話は単純です。
なぜ太るの？ それは動く（消費する）分以上に栄養価を摂取するから。
じゃぁ痩せるにはどうやったらいいの？ 喰う分以上に動くか、動く分よりも喰わなければいいのです。
でも今の生活で運動を取り入れるのは難しいので、必然喰う量を減らしゃあいいのです。
寝る前のカロリー摂取はこのあと動かないので肉になりやすいので極力避けます。かわりに栄養障害を起こさないためにも、朝昼はきちんとしっかり食べます。
夜の間の腹の鳴りが切ないですが、ここまで太っていれば、我慢さえできれば少々の空腹では死にゃしません。寝るか、投稿で誤魔化せばなんとかなります。まぁこの方法も、まだ比較的代謝の良い（ギリギリ）30代ならではの作戦ではあるかもしれませんが・・・。
いやぁ良かった。どうにか公式ぷろひーる（??）通りの身体に戻れたわ。そう、実はコテハンに敢えて誰も知りたくもない体重を公表したのは、すぐに調子に乗って食べ過ぎてしまう私のダイエットのモチベーションに成り得る、と思ってのこともあったのでした！ いつ見ても私の体重が載せてあるので、ここからあまりにも乖離していてはこだわり派の私としては自分で自分が許せなくなるのです。
ましかし、ここまで順調にきたのですが問題はそれをキープし続けること、これが大変かつ大事です。そろそろ油モノが異様に恋しくなってきたので、来月には85kgとかなってるかもしれません（笑）。こんなに急に減らしたら絶対リバウンドする、ってみんな言いますもんね。
さて来月にはどうなってる事やら・・・？ 次回「案の定!! あほのリバウンド with コンビニ揚げ物」が投稿されることをご期待くださ・・・らなくてもいいです（笑）。（オポムチャン）
（寸評）おおっ、変動があったら逐一報告してくれい。面白いから（笑）。
ぶっちゃけ病気にさえならなければ多少太ってても痩せてても気にするのは自分と家族くらい。
ちなみに俺もこの間一週間で5キロ減ったよ。
インフルエンザで40.5度の熱で何も食えなかったからな・・・。病気ダイエット也！ 7ポイント。
れいまげの恐怖
ある夜。さて投稿も済んだし、日課の猥褻動画閲覧っと、げへへへへへへ、と、愚鈍な小太りが下卑た笑い声を脳内に響かせていました。
パソコンでお気に入りの検索ワードを打ち込み、さぁ閲覧、と思いきや、削除されちゃったのかいつもの桃色露骨動画があらわれません。おっかしいなぁ、今日はあの動画の気分なのに困っちゃう。と、画面にはそのお気に入りの動画と思しきタイトルが、中国語にて記されていました。
たぶんこれで同じ動画が出て来るんじゃないかな、ぐひょひょひょひょ・・・・・・ とにこにこ勃起しておった私に、次の瞬間悲劇が起こりました。
淫猥動画のサイトには誘導されず、警告メッセージが現れたのです。
「パソコンがウィルスに感染しました。今すぐコンピュータを修復する必要があります。」
な、な、な、なんじゃこりゃぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ!!!
畜生！ 中国のサイトなんか信用するんじゃなかった!! あばばばばば私のどす黒い性欲の仕業でヴィルスにパーソナルコンピュータを破壊せられた。こりゃ嫁はんに2階の窓からジャイアントスウィングで道路まで投げ捨てられてしまうぞ。あぼばぼばばばばば。
いやまてよ修復を促してきてるのはパソコンに入れてるセキュリティソフトのノートンさんか？ ノートンさんって怪しいサイトやヴィルスをブロックしてくださる仕様、っちゅうわけじゃないの?? いやいや最近のヴィルスは常に進化してるから、ノートン先生にも防ぎきれなかったのかもしれない。
ウィンドウとともに「いますぐウィルスを除去」みたいなボタンが出て来ました。ウィンドウ内にはノートンのロゴマークも載っています。ということは・・・ ノートンさんも推奨している行為なんだな！ なら安心だ、ポチッと。
えーと、「れいまげ」（←ほんとは英語表記）をダウンロードせよ、と。ご丁寧にやり方の手順まで表示されています。で、無事ダウンロード、脅威を排除するためプログラムをスキャンします、って。しかし途中まで進んだところでこのままでは作業が進められないようなので、セーフモードで再起動してんか、だって。なにそれそんなモードあるのWindowsさん？
画面に従ってボタンを押すと、いつもより表示が荒い状態でWindowsが立ち上がりました。セーフモードで立上げします、と表記されています。すげぇなれいまげ。ふたたびダウンロードしたれいまげでプログラムスキャン、時間かかるなぁ、もう0時半や。ゲゲッ!! 「Windowsのダメージ度 中」
じゃとっ!!? えーとレジストリが1000くらいクラッシュしました・・・ へぁ？ なに、れじすとり、って。いま検索しましたがまったく意味が解りませんでした。
次の画面に行くと、「れいまげりぺあー」を今なら割引で4000円弱で！ と書かれています。ありゃ？ 金掛かるの・・・？ ノートンさん、年更新だけじゃなくってこういうのにも金掛かるもんなの?? いやこれはもはやノートン氏の手を離れた別の会社のページのようです。
なーんか、怪しいな・・・ と思ってウィンドウ右上の×を押したら、「ちょっと待って！ そんなに早く出て行かないで！ れいまげは大変優れた技術であなたのパソコンを修復します。このまま終わると修復されないままになりますが本当にいいんですか？」なんて脅してきます。
いよいよ怪しくなってきたので、試しにWindowsメールを開こうとしますが・・・・・・ 駄目です。エラーが出て開きません。これによって私はやはりパソコンがあほになってしまっている、と恐怖を抱き、また買い直して各種設定をやりなおすくらいならたかだか4000円、払ったれ！ と先へ進みました。支払いはクレジットかPaypalが選べました。いつも「ウキュピレコード」の配信音源を買うのにあかうんと？ か何かを作っていたPaypal。この操作上でクレジット情報を打ち込むのは怖い、とPaypal経由で送金をしました。
画面にはパスコードが表示され、れいまげを開いて入力すれば修復が始まる、とのことですが、そのやり方は上級者向け、となっており、今すぐここへTel！と03から始まる電話番号が表示されています。こんな真夜中に誰が電話なんか掛けるか。嫁はんが起きて事情を知られたら一本足頭突きのうえ馬乗りで印度の狂虎タイガー・ジェット・シンばりのコブラクローを仕掛けられ完全に息の根を止められてしまいます。
私はパスコードを保存し、れいまげを開いて入力します。するとれいまげりぺあーが丁寧に進捗度を表示しながら現在の修復過程を表示します。
時はもはや1時半過ぎ。私のしょーもない性欲のせいでこんな眠れない羽目になるなんて・・・ 明日もめっちゃ平日やし。すなわち仕事やし。
れいまげりぺあーさん、具合の悪いプログラムを削除のうえ、れいまげが保有している最新のデータに差し替える、という作業をしているようです。それはいいんですが・・・・・・ 進まん。75%から、ぜぇんぜん進まなくなったのです。こちとら4000円も払っちゃったのに、このままパソコンがオシャカのまま逃げられたら目も当てられません。時計は2時40分をまわりました。私の要起床時間は6時15分。7時までには昨日の残り物の朝飯をあたためて喰い、弁当をこしらえてこれを携帯、そのうえ着替えて家を出なければならぬのです。バスは7時3分に来るからね。あと何時間かかるんだろう。朝までに終わらなかったらもう終わりだな。せめて3時間は寝たい・・・・・・・・・
私は炬燵に突っ伏して眠ってしまっていました。
画面を見ると時刻は3時50分。おお！ 修復が終わったようです。「あなたの新しいパソコンへようこそ！」なんて書いています。再起動してセーフモードを脱し、いじってみたら・・・ 問題ありません。石川さんとの写真画像もウキュピレコードのダウンロード音源も、すべて無傷です。メールも開けるし、インターネットにも問題なく接続できます。よかった。よかったぁ。安心しながらも私は寝不足で朦朧とした頭で当初の目的を達成せんと別の卑猥動画をクリック、4時30分には仕事を終え（??）束の間の眠りに就いたのでした。
その日の夜。無事に私のパソコンを復旧してくれたれいまげ君、しかし一応気になるから評判を調べてみようかな。「れいまげ 信用性」検索ポチッとな。
画面に現れたのは、「れいまげ アンインストール」「れいまげ 消し方」「れいまげ 削除」という文言の嵐でした。
どこを見ても、れいまげ自身がヴィルスみたいなもので、中東はイーズリェルの会社が作った修復ソフト、という体だがまったく必要なくむしろ迷惑、レジストリがありえない数字でクラッシュしていると意味不明の表示をして不安をあおりリペアを購入させる手口、と書いてありました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私、騙された？
メールを開くと、早速Paypalから4000円たしかに支払いましたよー、という通知とれいまげから「お買い上げサンクス！」みたいな英語のメールが届いておりました。
私は凄いスピードでれいまげのアンインストール方法を確認し即実行、ノートンさんを確認してもパソコンのセキュリティ状態は良好でした。
まぁネット上では悪評ぷんぷんのれいまげでしたが書き込まれているような宣伝ウィンドウがあほほど出てきて狼狽する、なんて症状は出なかったし、もしかすると本当にパソコンがあほになっていたのを修復してくれたという可能性もゼロではないので、4000円は勉強代だな、と思うことにしました。即日アンインストールしたったけど（笑）。またクレジット情報をいっさい入力しないPaypal経由で送金したことだけが不幸中の幸いでした。Paypalは世界的に利用されてておおむね評価も高かったので、完全には信用していませんがまだ安心です。
しっかし気を付けていたつもりですが思わぬところに落とし穴があるものです。今後の教訓にもなりましたし、あほがちょっぴりかしこくなれた、と思ってれいまげに感謝しておきましょう。こんなこと書くとカモ扱いされそうですが、それもまた、あほな私の人生です。たはっ。（オポムチャン）
（寸評）はい、それ騙されてます。エロサイトには時々そういう罠があってそういう時は慌てず再起動です。
まぁ今まで無料で楽しんだ分と思えば心は癒されるけど「また引っ掛かった奴がいるぜぇ。やめられぬなっ！」と笑っている奴が世界のどこかにいる・・・御愁傷様。 7ポイント。
高崎線内で見た酔客
昨年11月、埼玉県熊谷市でホルモン鉄道ライブが行なわれました。わたくし波照間エロマンガ島ははるばる遠征して観に行ったのですが、帰りの高崎線でおバカさんを見かけたので報告をいたします。
現在高崎線は上野＝東京間3.6ｋｍが結ばれ〔上野東京ライン〕、東海道線と接続し相互直通運転するようになっています。おかげで乗り換えなしで熊谷まで往復することができました。便利になりましたねー。でも便利さと引き換えに「あること」が頻発するようになったみたいです…。
時刻は午後10時過ぎ。熊谷から東京方面行きの普通列車に乗ると、車内はガラガラで同じ車両の乗客は私ともうひとりの女性しかいませんでした。その女性は歳のころなら20代後半、水商売系の身なりでド派手な化粧をしていました。最初は寝ていたのですが、しばらくすると目が覚めました。あたりをきょろきょろ見回しています。どうやら乗り越したらしい。２〜３駅到着した駅を確認すると自分がどこにいるのか、ようやく理解したもようです。
女性はバッグから携帯電話を取り友人に電話をかけて話し始めました。会話の内容を聞くとはなしに聞いていると、驚くべきことがわかってきました。
「ちょっとー、乗り越したよー。横浜で飲んでて彼氏に新橋に呼び出されたんだけど、東海道線に乗ったらそのまま寝ちゃって群馬まで行っちゃって、今東京方面に戻っているよー。ハンドバッグに10万円入った封筒持ってるんだけど、盗まれなくてよかったわー。新橋着くの11時すぎだな。まいったよ、もう…」
女性は電話をしながらまたうとうとと眠りに落ちてしまいました。だいじょうぶかなーとわたしは心配になりました。電話の会話は車内中に響き渡り、ほかの乗客にも聞こえているはずです。彼女は無事新橋で降りることができたのかは定かではありません。ちなみに列車は熱海〔あたみ〕行きでした。熱海まで乗り越したのかも。そんな酔っ払い乗り越し客の話でした。（波照間エロマンガ島）
（寸評）そうそう、便利は反面こういうことも起こる。
もしかしたら今でもその人は電車に乗り続けているかもしれない。彼氏からの連絡はもう来ない・・・。8ポイント。
下さいさい
過日。嫁はんが自転車で近くの駅まで買い物に行き、一時駐輪場で100円かそこらを支払ってパークして買い物を済ませたのち退出したのですが、いつもじじい達の管理している（なぜか不思議なことにどの駅も職員？係員？社員？がお爺さんしかいない）駅の駐輪場で自転車にホチキスでぱちんと取り付けられた、簡単な紙製の【一時駐車票】。
ちゃんと金払ってこのスペースに停めてますよ、的な意味合いの印なのですが、なんの変哲もないその駐車票をよくよく見てみるとなんだか異様でした。画像を添付していますがツッコみどころが多くて困ります。
前半部分は尋常の調子なのですがまず「〜ありません従って〜」、なにを急いどんねん、句点でいっぺん区切っとけ、な。
そして「〜盗難等については一切責任を負おいかねます。」やっと区切ったか、と思たら負おいかねますか。そうですか。“負いかねます”でええと思うねんけど如何？
極め付けがラストです。「〜駐車するときは必ず施錠て下さいさい。」
・・・・・・アジアの日本向け製品のラベルか？ と思わせるようなでたらめっぷり。どうも“施錠る”という私の知らない単語が存在するようで、40年近く生きていますがまだまだ勉強不足を感じます。畳み掛けるように“下さいさい”、これもへりくだりの強化ヴァージョンを創製するという日本語の新しい可能性を示唆する新発見です。
で、これご丁寧に、まったくおんなじ文言を下に繰り返し印刷してるのね。もちろんラストは“下さいさい”で締め。
・・・・・・やってくれます、〇急△池駐輪センター。これ、絶対じじいの誰かが上部に言われてやっつけで作ったやろ。だれか偉い人、はやく発見してツッコんであげて下さい（笑）。（オポムチャン）
（寸評）もしかしたら老人でかつ日本人でも無いのかも・・・。
これが国際社会ということ也。混沌の日本でもええじゃないか〜。 8ポイント。
幸福な時間
中学2年の時の林間学舎のさなかのお話です。
なんでそんなことせなあかんのかよく意味がわからないのですが、なんか夏場に近場・・・ 兵庫県ハチ高原かどっかにバスで2年生総出で宿泊施設へ赴き、登山・飯盒炊爨・火祭りみたいなん・歌うたう等へんなことをやらされに行きました。なにそれ。もっと近所の山でもええしなんなら山登り以外なら校庭でやればいいしそれをば学校が教育の一環としてやる理由がもひとつわからん。先生も段取り大変だしやめたらええねん、と行事の開催を呪っておったらいわんこっちゃない、山の精に逆呪いを掛けられたのか行事目白押しの2日目に私は熱を出し、宿泊施設の医務室でまる一日寝込むことと相成ったのです。
しかし私にとっては願ったり叶ったり、面倒臭い自然とのふれあい行事をほぼあらかたパスできるのです。カレーライスをこしらえて喰えないのだけは心残りでしたが、だるい身体と頭でこれはむしろ楽チンじゃわい、とほくそ笑んでいました。
朝に担任に自身の異常を申告し、夕方には熱もだるさも引いて晩飯から行事に復帰したのですが、その間は実に8時間、楽はラクなのですがヒマで仕方がありません。
当然医務室では安静にしているのが条件ですから、マンガなんか置いてません。壁もベッドも真っ白な部屋の中、しばらくは大人しく寝ていましたが睡眠は充分に摂っていたので眠れないのです。やるべない私が選択した行動は。
はい。大好きな手淫でした。
これもよくよく考えたらなんと体調が回復するまでほぼ誰の邪魔も入らず1人だけの空間、こんなもの思う存分シコり倒さない手はないのです。
えっ？ オカズもなしにえんえんそんなこと出来るの、って?? 恐れ入ります、中学生男子にそんな贅沢な品は必要ございません。隙あらば性的快感を脳味噌に届けたい、そんなけだもの同然のお年頃なのです。
ただ目を瞑って転がっているのに飽いた私は寝間着の下を下着ごと引き下げ、某部をこねくり回しました。
がらがら。
ビクッ!!
保険体育担当の先生が様子を見に来ました。
先生「大丈夫？」
オポ「は、はい、まだ熱っぽいです・・・」
先生「ちょっと息も荒いし、ゆっくり寝ときね」
オポ「（息が荒いのは今しがたまで運動をしてたからですが）・・・はい、ありがとうございます」
がらがらとん。
ふ、ふぅ・・・ 邪魔者は居なくなった。でも10分ほど警戒しつつ、またしても私の手は下腹部へ。
みんなが無為に山に登って飯を炊かされている間、私はなんと幸せなのだろう、真っ昼間から好き放題某所に刺激を与えられるのです。はっ、はっ。素晴らしい。でかした私。よくぞこのタイミングで感冒に罹患した。はっ、はっ。しかし残念なことに手近に鼻紙がなく、絶頂を迎えることが能わず寸止めの繰り返しを余儀なくされたのです。だいたいそのものを放ってしまったらさっきみたいに急に誰かが来た時に、誤魔化しようがありません。におうしね。
どのくらい時が流れたでしょう、しゅっしゅっしゅっ。ううん幸せ・・・・・・ いつまでもこの時が続けばいがらがらっ。
あばばばばばばっ!!
私は慌ててお粗末くんを寝間着に仕舞いこみました。
タイミングを計り損なって、危うく快感がピークを迎えそうになりました（つまり出てはいけない汁が出てしまいそうになった）が、寸でのところで納まりました。なんだ担任（男）じゃねえの。何しにきたんだろ・・・
担任「熱出てるから汗かいたやろ、身体拭いたるから寝間着の上だけ脱げぇ」
オポ「（汗かいてるのは熱のせいとは別の理由もあるのですが・・・）はい、ありがとうございます」
担任「・・・お前、肥えとるのぉ」
オポ「（ほっとけ）はい、脱いだらスゴいんです」
担任「だいぶ熱も下がったみたいやな。晩飯、食べられるか？」
オポ「・・・・・・（あれっ、汗かいたのが良かったのかだるさが無くなってる・・・・・・）もう、大丈夫みたいです」
担任「よかったわ、ほなもうちょっと休んでから食堂来いや」
がらがらとん。
・・・・・・治ってる。
う〜〜んもう一日このままでも良かったのに！ しかしまぁいい汗もかいたので熱もすっかり下がって、次第に立ち上がって活動したい意欲も湧いてきました。私は何食わぬ顔で晩飯からクラスの連中と合流し、なんやかんや心配されていい気分でした。身体や頭はだるかったですがそれを超える悦びに浸っていたとは、まさか言えませんけど。
熱を出したら汗をかけ。という説がたいへん腑に落ちた、お盛んな頃の思い出話でした。（オポムチャン）
（寸評）手淫治療法か。あるかもな。
そういえば中学の尿検査の時、俺の前の奴の尿がネバっていて先生が思わず「何コレ」と言ってたのを思い出した・・・。 8ポイント。
いえ、そとをあるいているのですが
昨年・・・2015年の8月。関西石川さんファンの皆様とたまカラを開催する際にないしょで石川さんをお招きして大騒ぎ、ボーナスを使い果たした直後に車のエアコンが故障しやがり、泣く泣く修理することと相成りました。通帳残高を見て本気で戦慄しました。
見積もりを取ってさぁ当日。土曜日のこの日、修理屋に電話をしてみると2〜3時間で仕上がるということなので私は当時3歳のぼうずを帯同しました。少しでも嫁はんを自由にさせてやるためです。受付を済ませ待合室で待ってよう、と思ったらこの待合室が本当になにもない待合で、椅子とエアコンがある以外は雑誌のひとつも置いていません。
これではぼうずが3時間ももつはずはない、と私は諦め、近くに遊べるような場所はないか・・・ と考えを巡らせますがこの辺りはビックリするほど周りになにもない虚無的立地で、かろうじてぼうずの興味を引きそうな場所は1km先の阪急電鉄宝塚線庄内駅。この炎天下、ぼうずを連れて歩くには自殺行為に等しい愚行ですがほかにどうしょうもない、私は己の行き当たりばったりさを呪いつつ、ぼうずをおんぶ・だっこ・肩車などを駆使して運搬、時に弱音を吐いて自分で歩かせたりして庄内駅を目指しました。だって13kgもあるんだもん。
私の脚なら10分もあれば辿り着けますがなにしろ判ってるのはおおまかな方角だけ、しかも13kgの文句垂れ重りつきですから休み休み行かないと身が持ちません。幸い道すがらに神社を見つけ、鬱蒼とした木々の下でしばらく涼を取り、手水で掌を清めて心ばかりのお賽銭をスロー、どうにか気力を回復した私とぼうずはふたたび歩きだしました。すると、神社を出た裏通りのところでご近所の方と思しきお婆さんに声を掛けられました。
お婆さん「あらぼく、お父さんとお遣い？ 偉いねぇ」
オポ「どうも、へへ」
会釈とともに愛想笑いをした私の横で、その時不意にぼうずは思いがけない台詞を吐いたのでした。
ぼうず「いえ、そとをあるいているのですが」
お婆さん「（笑顔で）???」
オポ「・・・・・・・・・」
お婆さんは何を言われたのかよくわからないままニコニコと去って行きました。
私は笑いそうになるのを必死で我慢していました。
・・・・・・なんでそんな改まった言い方やねん（笑）!! おまえほんまに3歳児か!!? しかも「ぼくお遣い？」て聞かれて「いえ、そとをあるいているのですが」って見たまんまやないかい（笑）!!! 「いえ」も「ですが」もあるかいな（笑）!!!!
しりとりをやっても「るりかけす」とか「いざよい」とかこちらが予想もしない単語を放ってくる、幼児にしては語彙力の高いぼうず。きっと私と同じような珍奇な大人になることは、もう間違いないでしょう・・・。あ、その後は電車見てジュース飲んで本屋で時間つぶして帰りましたー。（オポムチャン）
（寸評）確かにお遣いじゃないと思って考えて出した言葉なんだろーね。
早く珍奇男二号としてここにも投稿始めないかな！？ 7ポイント。
金冷法
クリスマス前の12/23。毎年我々オポム家は私の両親と兄弟夫婦と甥姪全員集めてクリスマス会を開きます。私達と同じように4人兄弟で育った親父が賑やかな催しが大好きだからです。すぐ正月に逢うのにね・・・。
ひげの鶏屋で予約した鶏の揚げたやつやケーキに舌鼓、毎年の如く賑やかで愉快な時間を過ごしました。おじさんは完全にオモチャにされるので疲れるんですけどね〜。
そんな中、テンション高めで孫たちの世話を焼く親父。ふと見るとおやおや、ソウシャルなウィンドウがオープンにされたままではありませんか。もう65だし、そういった迂闊は仕方のないことです。
みんなも居ることだし、私はなるべく婉曲した表現で親父に現状を伝えました。
オポ「爺ちゃん爺ちゃん、えらい股元の風通しがよろしおまっせ」
それを聴いた親父は若干照れながらチャックを上げ、こう言い放ちました。
親父「金冷法や・・・あっもう必要ないな」
私は爆笑しました。
金冷法。男性の睾丸を冷やすことによって精力を増強させるという、古来から用いられている伝統的手法。まさか照れ隠しとして金冷法を持ち出してくるとは・・・ おまけに今更もう精力増強の必要ないやんけ、とセルフのツッコミさえその場で即時におこなってしまうという瞬発力に、私はただただ感動し、爆笑するのでした。
素晴らしい親父です。私もこんな65歳になりたいです。（オポムチャン）
（寸評）いや、まだ分からんで・・・年の離れた弟、いらんか？ 7ポイント。
オールナイトの打ち上げでの光景
先日のホルモン鉄道お正月ライヴ打ち上げでの出来事です。
イニシャルを書くとすぐに「あの人か」とわかってしまうので「某氏」とだけ書いておきます。
某氏はライブに間に合わなかったのですが終わった後やってきて、会場の外にひとりで立っていました。
わたしは彼に会うのは何年ぶりかだったので「お、○○さん」と声をかけると「こんばんは」と挨拶してきました。「これから打ち上げに行くんですけど行きますか？」と誘うと、ふたつ返事で「行きます」と答えました。もう夜11時をかなり過ぎていたのでオールナイトコースの宴会でした。
打ち上げ会場に着きました。なんだかんだで12〜3名はいたでしょうか。とりあえず最初に飲み物を注文して乾杯をしました。その瞬間「しゅるるるるるる」という素っ頓狂で大きな音がするので、皆いっせいにその音の出る方向を見ました。するとどうでしょう！某氏が恐ろしい勢いでドリンクとお通しを飲み食いしてました。そして10秒くらいして両方を完食すると「ごちそうさまでしたー」と言って、席を立って帰ろうとしたのです！ 聞くと終電に乗って帰るとのこと！
彼はあわてていたのかお金を払わずに帰ろうとしたので急遽引きとめ、最低料金のチャージ代＋一杯分のドリンク代を払わせたのち帰って行きました。でもあの「しゅるるるる」という大きな音はあとから反芻してみんなで「さすが○○さん、やってくれるよね」と言って彼をネタにして楽しく飲みました。某氏はいろいろな面白い逸話がある人なんです。
そんな打ち上げで見た愛すべき「おバカさん」の話でした。（波照間エロマンガ島）
（寸評）某氏は年末のライブ会場にも終演後に現れた。
終演後のミラクルマン！？ 7ポイント。
自画像の年賀状
相談所に絵手紙の年賀状を送った。
1月相談所の業務が始まってから電話したら「自画像の年賀状ありがとうございます。」と言うので人の顔を描いたものはワール〇オーダーのみなさまだけのはず。といいました。
相談員さんは「あっよく見たら顔がピンクだ」ようやく猿の絵だとわかったようです。猿に見えなかったようです。
あとで家族で爆笑でした。私の画力って・・・・。
ニヒル牛には出せないな。（夢）（大空きらり）
（寸評）いやいや、是非ニヒル牛に。
ニヒル牛は他の画廊などと違い「画力が優れているもの、美術の一般評価の良いもの」だけを集めているわけではないす。
むしろそういうものから外れてるけど何か魅力のある作品が並ぶといいと思ってます。
もし「一般的には受けないかもしれないけど誰かの宝物になってくれるかも」という作品が出来たらニヒル牛はいつでもお待ちしていますよ！ 7ポイント。
謹呈
もう随分と前の話。大学時代お世話になった先生が本を書かれたという噂を聞きつけ、某密林網で購入、楽しく読ませていただきました。
たまたま研究室を訪れる機会があったので、その本を持参し直接感想を述べつつ折角なので先生に一筆いただこうとお願いしたところ、おもむろに表紙を開けて内側に先生、
「謹呈」
と書き始めました。思わず私、
「こらこらこら」
先生っこれ私が買ったんですよ！と思いっきりツッコんでしまいました。先生は、ここのところそれで書き慣れすぎておられたようで、私にツッコまれてから気が付かれた様子。あははっごめんごめん！とお怒りにはならずに恥ずかしそうに謝られました。よ、よかった…何気に偉い先生だったので、冷静になった時、自分も冷や汗でした。(ジェレ美)
（寸評）ははっ、つい書き慣れているとやってしまうおバカだね。
サインって時々「名前入れて」と言われるのだが緊張する。名前聞き間違えたり漢字間違ったりすると台無しだもんね〜。 7ポイント。
団体客
今では時効シリーズに私も乗っからせていただいて、キセル観劇のお話。
北京時代、その頃自分は京劇に興味があり、北京市内には幾つか専門で毎日公演をしている劇場があった為、本場にいる内にとしょっちゅう通っておりました。まぁ大抵はどこも外国人観光客向けの劇場でして、演目も比較的外国人にも分かりやすい物が選ばれていて、前の方の席ではテーブルにお茶菓子とセットなんかがあって優雅に観れるようにしてあるんですが、こちらは学生なので二階席の後ろの方の安〜い券で観るわけです。
そんな中でも、革命時代には志士たちの交流の場になっていたとか割と由緒あって且つ昔ながらの庶民演劇場の雰囲気を残す小さな劇場が一つあり、雰囲気も良くてお気に入りだったのですが、そこは入場口も昔ながらの"モギリ"の感じで割とザックリしているんです。
ある時、また一番安っい券を買って、先に並んでいた日本人観光客の団体の混雑が流れるのを後ろにくっついて待っていたら「そらそら、入った入った」みたいな感じで、券も見られず問答無用で入れらてしまいました。そこで気づいてしまったのです。
これイケるやん。
まずはその時の券代一回分を取り返すべく、後日また団体客の中に混じって入ってみました。
入れました。
駄目な輩です。ホントすみません。今更ながら謝ります(>_<)
もちろん、時々見つかって券代払えと怒られたりもするんですが、そこはお国柄、ちゃんと払いさえすればＯＫ。というか、元々ちゃんと払う人と何か知らんけど払わずに入れちゃう要人やらセコイ奴やらがなんだかんだ沢山いるんですよね。。(言い訳がましい！)
もちろん入ってからは大人しく二階の端っこに座って観るわけですが、そんなこんなあそこではよく京劇を観たものでした。観光客向けだけでなく、寄席的な面も残したところでしたから、昼間やなんかはマニアックな演目に地元のオールドファン達が「好！好！」など威勢良く掛け声を投げ掛けていたりして、ノスタルジックな雰囲気の、あと個人的には若干のスリルも孕んだ、思い出の劇場でした。(ジェレ美)
（寸評）俺は中国では上海で上海雑技団と昆明でヤン・リーピンを観に行ったな。
正規の料金（というか外国人料金は高かったかも？）で観たけど団体にこっそり着いていけば良かったのね〜。7ポイント。
嫁の力
今年もあと3日と迫った12月29日。私の職場は30日まで勤務なのですが、お休みが残っていてかつたまたま社員数が余っているので、休暇を頂きました。
そんなタイミングで休暇を頂戴するとどうなるか。はい。お正月の買い出しと大掃除の補助をさせられるのですね。例年こちゃこちゃ騒がしいぼうずを相手しながら1人でどうにかこなしてきた嫁はん、今年はうすのろながらも人手が居るのでちょっと安心の様子です。
まぁ買い出しなんかは問題ないのです、選ぶのは嫁はん、持つのは私、くらいのもんでなぁんにも特殊な技能は必要としません。
このお昼、さて私がどうなったか。
寝間着のままだらだらぼうずと転がっていたらば、嫁はんの「は〜〜い君たち着替えてこれでベランダの窓のバイキン退治〜〜〜」、という声。その手には新聞紙の束が。
嫁はん「こっちの新聞紙を湿らせて窓拭いて、もう片方の手で乾いた新聞で乾拭きしていってね」
オポ「イェー」
ぼうず「おー」
つるっとお着替えを済ませ、意気込んでベランダのある部屋へ駆ける私&ぼうず。右手に湿った新聞、左手に乾いた新聞。ベランダに出ると師走とは思えないほどの太陽の照り付け。窓ガラスに反射して暑いくらいです。
早速濡れ新聞で窓を拭き清めていきましょう！ 一年の汚れをさぁピッカピカに・・・ 男手でやるから例年以上にキレイになるぞ、嫁はんも喜ぶに違いない。たまには頼れる夫を見せておかないと、ね。ふんふん。
・・・・・・おかしい。
拭けば拭くほど、窓ガラスは白く汚くなっていきます。
ちゃあんと水付けた新聞のあとに乾拭きしてるのに、白濁が拡がるばかりで拭く前よりも明らかに汚くなっています。
深刻な面持ちで沈黙しながら、必死で同じ作業を繰り返してはますます泥沼にはまる私に辟易して、開始5分を待たずにぼうずはどっかへ行ってしまいました。
なぜだ。いつもやってる嫁はんが推奨するやり方だから、これが一番効果的な手法の筈だ。でも落ちない。拭けば拭くほどどんどん窓全面に汚さが拡がってゆく。
泣き面になって角度や力の入れ方を変えてみますがなにも進展しません。そこへ嫁はんがやって来ました。
嫁はん「うわっ白っ、こういうところを拭いていってや、こうして、キュッキュッ」
私と何ら変わらないやり方で拭いているというのに、嫁はんの拭いた面はピカピカになっています。
私は絶望しました。なんで。なんでやの。38年も生きてきて、私はふつうに窓拭きをすることさえままならない無能者なのか。
嫁はんの倍近くある体重を掛けて、私は必死で窓を擦りました。しかし状況はまるで変わりません。嫁はんの手のかかった部分だけが、燦然と輝いていました。そのうち新聞紙がぼろぼろのぐずぐずになり、足下は小汚い新聞カスだらけになりました。
照り返す太陽が眩しく、意識が朦朧としてきました。とめどない無能感。どうして私はいつもこうなのだろう。ひとが簡単にできることが、なにひとつ満足にできない。
しばらく絶望に打ちひしがれて虚脱していると、見かねた嫁はんが古手拭いを持って来ました。
嫁はん「新聞が苦手やったら、これでやってみたら？ 片方は濡らして、片方は乾いたままで」
オポ「・・・・・・ありがとう」
そうだ。私は新聞紙でやるのは向いてないタイプの子なのかもしれん。気を取り直して、ふたたび拭き掃除をはじめます・・・・・・
一緒や。
まるで白く濁った部分は消えず、やはり拭くほどに拡がるばかりです。しかも新聞屑がでない代わりに細かい繊維がホコリのように付着します。
しばらく自決について細かい段取りを考えるなどして作業の手をとめた私は、ぶんぶん首を振り、それでもやるしかない、と水拭き、乾拭き、を意地になって繰り返しました。
事態はビックリするほど進展しませんでしたが、長いことガラス面を凝視してきた結果、どうも乾拭きの時に力を一層加えれば白濁が落ちるような気がしてきました。しかしそれも束の間、あんまり効果が無いことに気が付きました。
その後拭いている手拭い汚いからではないか、と洗ってみますが意味はなし、どつぼにハマって出られない私。まだ一枚も仕上がっていません。普通の人ならもう1時間前にはすべてが完了して別の作業へ進んでいることでしょう。
嫁はん「・・・もうお昼やで、もうそんなもんでええわ」
オポ「・・・・・・ええよ、君らだけ食べて。出来るまで食べない」
嫁はん「鬱陶しいなぁ、そんなん一番嫌いやねん。見切り付けんとこんなもん終われへんで」
オポ「・・・・・・・・・」
このままでは毎朝ベランダのガラス窓を見るたびに、濁った景色にストレスが蓄積して発狂します。何が何でもせめて元の状態までには戻さないと、私の精神が崩壊してしまいます。
嫁はんが呆れて去ったあと、私はあることに気が付きました。
これ、なにも水拭きにこだわらなくっても、洗剤を使えばいいんとちゃうの。
とはいえあんまり洗剤だらけにしてもあとが大変だし、肌のデリケートな我々一家、ガラスクルーなんぞは家に置いていません。
そこで洗面所に行き、石鹸をちょこっとだけ手拭いに塗布し、拭いてみました。
今までの苦労は何だったのか、という調子で白濁は消えてゆきました。
しかし石鹸の分量をしくじると今度は石鹸成分が窓に付着して白濁、というふたたび泥仕合を繰り返し後悔・屈辱・憤怒・憎悪・虚脱などさまざまな感情をごちゃまぜにして作業に明け暮れていたところでタイムアップ、嫁はんに昼飯を理由に強制終了させられました。
嫁はん「ああ、綺麗になったやんか、ありがとう」
オポ「・・・・・・・・・」
10年も一緒に居るのだから、嫁はんは私のめんどくさい性格を熟知しています。ここで罵倒するよりも、超の付く不器用ゆえにまるで作業が進まなかったながらもまぁ努力を認めて褒めておく方がこいつの精神衛生上良かろう、と礼を口にしたのでした（、と思います）。
本当に綺麗になったかどうかは、毎朝ベランダに出ている嫁はんにしかわかりません。が、おそらくは上記の想像のとおりでしょう。
私は己のすかぽんたんさを呪うとともにこの寛大な嫁はんがいつも私を庇ってくれていることに憐れみと哀しみと感謝を感じ、今度は泥酔して拭き掃除をやってみよう、とまたぞろ間違った努力への舵取りをしようとするのでした。あほほ。（オポムチャン）
（寸評）せめて夜に白濁したモノで喜ばせてあげなされ・・・。 7ポイント。
東武鉄道
ここ最近関東地方にお邪魔する機会があって、その際に「東武鉄道」という電車が走っているのを知りました。
私は昔から関西人にしては珍しい西武ライオンズのファン（コロコロコミック『かっとばせ！ キヨハラくん』の影響）で、西武鉄道・西武デパートなどの存在は知っておったのですがなんとそれに対抗して（??）、東武鉄道や東武デパートも存在する、と知って驚きを隠せませんでした。
しっかしこの名前も妙なもので、なんで西武なんだろうなー、とずっと思っていました。せいぶ、なら西部、じゃないの？ “武”、ってなんじゃい。と。
そこへさして東武。おやおや西武に対抗して東武、べつに“武”まで真似しなくったってええやんかー。だいたい何よー“武”ってー。と呑気に思っていたのですが、今日ぼうずが里帰りしている茨城に引っ越した嫁はんの友達の鉄道マニアの息子さんと遊んだ際にもらってきた首都圏の路線図を閲したところ、どうも関東の西側に西武鉄道、東側に東武鉄道が走っているようなのです。
ここへきて、いよいよ“武”になにかしらの意味があることは間違いない、という思いが強まりました。
武・・・・・・ 武田家。いや違う。甲斐の武田に越後の上杉、これとは関係ないな。だって甲斐って山梨だからもっと西だし。かつて幕府が江戸にあったので武士がたくさん居たから？ どうも弱いな・・・・・・
とその時、私の眼に「総武線」の文字が飛び込んできました。
総・・・武・・・・・・ “武”を総べる鉄道・・・・・・ 武!!?
そうか！ この“武”は武蔵国の“武”だ!!! 埼玉・東京ほぼ全域と神奈川県の一部を含むかつての国のことだ!! それで武蔵国の西側を走っているから「西武」、東を走るから「東武」！ なぁんだそういうことだったのかっ！ 長年の謎が晴れた瞬間でした！
・・・・・・ていうか、関東在住の皆様からしたら「何言ってんのこいつ、当たり前じゃん。頭おかしいの？」と思われるような間抜けなことをべらべら申しておったのですね・・・ にわかに恥ずかしくなって来ました・・・・・・。で、総武、べつに武州を総べてるんじゃないのね。上総・下総と武蔵を結んでるから「総武」線、なのね・・・。どこまでアホなんだ私・・・・・・。
ほんで今調べてみたら昔は北武鉄道や南武鉄道（現在のJR南武線）も存在したと知り、さらにびっくりしました（笑）。おまけに架空の中武鉄道、なんてもののHPを作ってる人まで出てきたり「武蔵国」の名前の由来が諸説あっていずれも決め手に欠けることを知ったりもうわけがわからなくなったので、寝ます（笑）。（オポムチャン）
（寸評）群馬の高崎から栃木の小山を結ぶ両毛線というのがある。
最初は何の毛を結ぶの？ 上の毛と下の毛？と思ったらなんとこれが正解。
群馬は昔上毛と言い、栃木は昔下毛野と言われていたので両毛線。
でも栃木、下の毛の国ってつまりチン毛国だったのね・・・。 6ポイント。
みんなおバカ
この前のネタで、体調不良で研修会に出席できなくなった先輩が、俺に備品を持って行くように命じたという事を書いたのだが、今回はその研修会当日の話。
その先輩が欠席になると俺は公共交通移動組になる上前にも書いたようにいつもより荷物が多くなったため、環状線と東海道線を乗り継いでくる後輩(後輩とは言っても俺より11歳上)に、途中合流をお願いしたのだ。
で、当日は後輩が大阪駅から新快速に乗った場合は京都駅2番ホーム上で合流、快速に乗った場合は俺がその電車に西大路駅から乗って車内合流という事で話をしていたのだ。
で、俺が家を出て途中でメールを確認すると、「快速に乗りました」とメール。
おー、今日は無事に乗ったか。
はい、実はこの後輩こそが、少し前に書いた、大阪駅から西大路に来るのに快速加古川行の電車を調べていたという、どうしようもない者なのだ。いや、どうしようもない者だったのだ。
で、俺が西大路駅に着くと、「高槻から島本駅間の線路に人が立ち入ったため遅れが発生しています」という駅員からの案内。
えー？確かに遅延情報メールは登録している駅探から着てたけど確かあれは滋賀県の話やったよなあ。
そして不安はついに的中。「私の電車、茨木駅で止まってるんですよー」と後輩からメール。
「あーやっぱりそうか。高槻で新快速が京都駅まで早いとわかったら乗り換えて？俺は先に京都駅で待ってるし！」と後輩にメールし、先に着た電車で京都駅に。
いやしかしこれ本当に後輩待って良いものなのか？鞄の中のCDを会が始まるまでには基本的には配っとけへんとなあ。しかも俺が配るわけではなく、会に存在する部署の一つの「録音部(なぜか俺が部長)」の部員が、会員名簿と照らし合わせての作業。しかし、一回一緒に行くと決めた者とはよっぽどの事がない限り一緒に会場入りしたい。例え目的が遊びであってもこれは俺が生涯貫きたい信念なのだ。
で、後輩が新快速に乗った事と、その電車が京都駅に着く時間まで待ってもまだまだ余裕がある事を確認し待つ事に。そして、16分遅れで後輩と合流、手荷物を渡したと同時に俺の緊張の糸は切れたのだ。
この話、まだ本論に入ってないよなあ？いやいや実はもう入ってるんですよ。でもまだ続きがあるんです。
後輩には会場入りまでの間に昼ご飯を買いに何処か寄って欲しいと頼んでいたので、駅地下の店に。おにぎり三つを持ってレジに行き、俺は1000円札を店員の女の子に渡してお釣りを受け取って財布に入れ、後輩が物を受け取り店を出るはずだったのだが。
ガサガサガサガサ
無言のままナイロン袋の中を探る後輩。
「あんたこれおかしいやん。何か一つ入ってる！」
レシートを取り出し店員に突きつけた後輩。
「あーすみません。一つ飲み物が入ってました！」と言いながら俺に金を返す店員。
続いて、
「すみません、二つ入ってました！」と言いながら更に俺に金渡す店員。お腹パンパンならぬ財布パンパン。いや何円返ってきたかわからない俺。そんな俺の横に無言のままで居る後輩。
そして店出た瞬間始まりました。
「何なんあの店員。どんな教育してるんよ。二つも余分につけてるしコンビニのこんなおにぎり三つで600いくらて、私聞いた瞬間から言うたる思てたわ！」
怒りの収まらない後輩に対して、
「ごめん、俺何も考えてなかったわ。もし一人やったらやばかったよなあ！」と俺。
「こんなお金に関してはやってやらんとなあ」と後輩。
「俺何処までバカやねん。これで俺がいかにええかげんなやつかという事がよくわかったやろ？」と言った俺に対し、けなす事一つさない後輩。
そんなやりとりをしながら無事に会場入り。この話はここで終わるはずだったのだが。
研修から帰って夜ご飯食べながらテレビのニュース。
今朝、大阪府高槻市のJR東海道線の踏切内に、車両撮影が目的で侵入したとして男が逮捕されました。
はあ？今朝の遅れの原因はこいつか。何処までこいつバカやねん！
しかしよく考えたら最大の被害者は後輩y子。いや、先輩y子さん。
踏切侵入で自身の電車が遅れるわ、京都駅にはいつ着くんやと俺には言われるわ。そして俺と合流して行った店ではあのバカ店員。その処理も全てこの後輩y子。そして、愚痴一つ言わずに居た後輩y子、いや、先輩y子さん。そして、三バカの最大バカが俺。
この後輩y子、いや先輩y子さんはなくてはならない存在です。そしてこのような人こそサポート・ケアが必要だと思い知らされた一日になりました！(西大路)
（寸評）でもまぁおバカはそれを笑いの種として人を幸せにすることもあり・・・難しいですなっ！ 6ポイント。
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