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ここは自分のまわりのおバカな奴の行動・言動などを紹介するコーナーだ。
なるべく本人を直接見たり本人から直接聞いたものが良いが、信憑性が高ければその友人ぐらいまではOK。もちろん人間じゃなくてもかまわないぞっ。
さぁ、まだ世間に埋もれている貴重なとっておきのバカを紹介してくれいっ!
メールにて投稿は題名「おバカ」で、末尾に自分の名前を入れてね。
ポイントは3ポイント以上〜ーだっ! ダ〜〜〜ッ!!

ハゲアタマ?

「不意に落ちたよ、ベッドから人が。でも、足が長かったので落下するより前に着地して、助かりましたとさ!」
最近俺の治療室で実際にあった話。
高齢者や脳梗塞・脳出血後遺症などで麻痺のある患者は注意してたのだが、俺より7歳か8歳上で特に運動系に支障のない患者がやってくれるとは思わんかったわ。
ちなみにその患者、「落ちたー」と言ってでかい声で笑ってはりました!(西大路)

(寸評)おおっ、歌詞の不条理さを超える出来事が!
次は耳元でゾウガメの産卵が行われるといいね! 6ポイント。

北陸道マイケルジャクソンより15km渋滞です

  こないだ。仕事場でBGMとして流しているレディオウ・エッフェムエロットゥーのトゥラッフィックインフォメイッショーンで、すなわちラジオ局のFM802の道路交通情報において(←はじめからそう言え)、妙に鼻声のお姉さんがその時分の交通状況を伝えてくれておりました。

  私は接客しながら何の気なしに聞き流していたのですが、どうもお姉さん鼻声の上に原稿を噛みやすく、別段運転してる訳でもない私にゃ関係ないんですが交通の情報がきちんと脳味噌に伝わってこないのです。
(大丈夫か・・・)と勝手に道路交通情報センターのお姉さんの身を案じつつ接客を続けていたのですが、続けて鼻声のお姉さんが放った言葉で私の頭脳は一気にシュールな世界へと飛び立ったのでした。

  「・・・阪神高速3号神戸線西行き柳原を先頭に2km、11号池田線北行き塚本を先頭に5km、北陸道北行き雪のためマイケルジャクソンより15kmの渋滞です・・・」

  ・・・・・・!!!???

  アォゥ! なんと、あの伝説のMJが天界から北陸自動車道に降臨され、そのお姿を拝見しようとあまたのMJファンが寒風吹きすさぶ雪の北陸道に蝟集したため15kmの渋滞が発生したやんけ!! ってアホか!!! 何じゃい!? なんの出鱈目じゃい!!? いま確実に姉ちゃんマイケルジャクソンより15km言うたぞ!!??  

私は激しく混乱したうえどうしょうもない笑いの衝動が込み上げてきて、「少々お待ちください」と言い放ったのち振り向きざまに咳払いをして笑い顔を誤魔化しました。
落ち着け。落ち着け。今ここで突如笑いだしたらただでさえ気色悪い言動が目立つ私、またお客さんを1人減らすことになるぞ。
しかし気持ちとは裏腹に、脳内では吹雪舞う高速道路の真ん中で無数の乗用車に囲まれつつ『THRILLER(スリラー)』のゾンビダンスをキレの良い動きで踊るマイケルの姿が浮かんでは私の腹筋を爆破しようとしてきます。  

必死で持ちこたえましたが、お客さまが店を出た途端にマイケルの幻影が耳元で“ Who’s bad? ”とか囁いてくるもんだからついに私は声を上げて笑いだしてしまいました。  

店長「オポやんどないしてん・・・ 悪いもんでも食うたんか」
オポ「せ、せやかて店長・・・ うくく・・・ いま道路交通情報で北陸道マイケルジャクソンより15km渋滞て・・・ ひっ、ひひひひひ」
店長「・・・お前はアホか、そら“米原(まいはら)ジャンクション”や・・・」
オポ「・・・・・・・・・」

  お姉さんのせいにしときます。(オポムチャン)

(寸評)思わずジャンクションでくしゃみ。ファックション!
お洩らしプレイ・・・。 6ポイント。

 

contraception item

  無職時代。弟に請われるがままに奴のバンド・“Fielder’s Choice”へ楽曲を提供させられていた私。
とはいえ私が手を貸したのは主に作曲やコーラスアレンジ、またコード展開のアイディアくらいのもので、作詩はほとんど弟が英語詩を付けていました。

  高校時分もろくに英語なんて勉強しなかったのに大学(←すぐ辞めた)では英文科に入った弟。そうかそれでいっぱしに洋詩が書けるようになったのか。感心感心。なんて思っておったのですが案の定要領の良い奴のこと、ろくに英作文のルールも理解しないまま出鱈目に書き綴っているのだそうです。

  弟達のあるライヴの映像で、少ないながらもお客のノリが良い曲がありました。これはメロディだけは私が担当した曲です。
へたくそなりに爽快感・疾走感あふれるサウンドでなかなかの好評価を得たようなのですが、私はその曲の歌詞の意味をあまり考えないまま、というか知らないままメロディを付けたので弟に聞いてみることにしました。タイトルは『DATE』。伊達でも日付でもないですよ、逢引のこっちゃね。

  オポ「この“Bought the present for Sweet Girl and contraception item”ってなんや?」
弟「彼女にやるプレゼントとコンドーム買うたっちゅう意味や」
オポ「ぶフォッ」

  ・・・デートの必須アイテムね。和英辞書で「避妊具」と調べたものを採用したとのことです。
よくよく聞いたり辞書片手に読み解いてみると、とんでもねえ歌詞でした。

    和訳:(1番)晴れ渡るいい朝だ、僕はこの日を待ち焦がれていたんだ。
今日彼女とデートなんだ。早起きして車を洗い、彼女へのプレゼントと避妊具を買ったよ。
準備オーライ、彼女んちへGo・・・ Oh God!! マジで!? 僕の愛車がパクられた!!
Oh God、冗談言うなよ、僕の車は何処へ? 僕の恋は何処へ?

  (2番)沈みきった酷い夜だ。いつだって自害できるぜ。
今日彼女を想ってマスをかくんだ。僕は恋と車を失った。僕が悪いのか? 幸せって何? 今日は人生最悪の日だ。
もうなにも考えられない、天国へGo・・・ Oh God!! マジで!? 僕の愛車がパクられた!!
Oh God、冗談言うなよ、僕の車は何処へ? 僕の恋は何処へ?

  ・・・あの世で逢いましょう

    よくもまあこんな滅茶苦茶な歌詞を人前で演奏したもんだと思いますが・・・ 映像を見る限りこの曲を聴いて人々はそれなりにノリノリになっています。
オポ「ようこんな歌詞で暴動が起こらんかったな」
弟「ポム兄ちゃんかて意味なんか解らんと曲つけたやろ? オリジナルの英語詩やったら聴いてるやつらに歌詞の意味なんかわからんわからん」
オポ「・・・・・・そうか、英語の詩にしてるのはそういうことか・・・」

  この男はじつに要領のいい奴です。
以前にも書きましたが中学の英語の教科書から歌詞を持ってきたり、某燃える闘魂の有名な詩を和英辞典でテキトーに英訳して歌詞にでっちあげたり(曲タイトルはズバリ『Antonio』)、私を含めて使えるものは何でも使うというふとい野郎なのです。
もちろん、どんな内容の歌詞を歌っているかなんて、オーディエンスにはわかりません。  

英詩のロックなんて、ノリだけで聴けちゃうものなのか・・・ 私は洋楽にうといので専門的な話はできませんが、他人にとどく『うたのある音楽』の作り方、について、なんだか妙に考えさせられた出来事でした。
ちなみにあとからよくよく見かえせば、文法や時制もめちゃめちゃテキトーでした。でもロックに乗せれば誰もツッコめな〜い。
Oh God・・・ Is R&R dead!? (Opom-chan)

(寸評)ビートルズだって初期の頃のロックンロールナンバーなんて歌詞と呼べるような代物じゃ無かった。
ま、あまり深遠な意味がつくと気軽に楽しめなくなるというのもポップスロックではあるんでしょうな。 6ポイント。

 

腐ったぁ〜牛乳のにゅう

あるお店へ友人数名と連れだって食事に行ったとき。
割とキチンとしたサービスを提供されているという東京のチョイトした高級中華料理屋さんだったのですが、どうも我々に付いてくださったウエイトレスさんが、新人さんなのか若干危なっかしい。
料理の説明を一つ一つ丁寧にしてくれている途中にその出来事は起こりました。
友人「さっき『フニュー』と言われていた食材は、この白いのですか?どういう漢字なんです?」
ウエイトレスさん「はい。その白いのでぇ、腐ったぁ〜牛乳のにゅうって書きます」
一同「・・・」
うぉーい!食べ物屋で「腐った」とか大声で言わないでっ!!
微妙な場の空気感とその料理の食べづらかったことといったら。
(因みにその食材は腐乳のことです) (ジェレ美)

(寸評)しかし確かに難しいね。「腐」という字を「腐る」という言葉以外で表現するのは。
あ・・・「豆腐の腐です」と言えば良かったんだね! 6ポイント。

今日はマックロウです

勢いで広島に来てしまった。

そう、2015年初頭のホルモン鉄道の神戸〜広島間開通ツアー。

前日の神戸は素晴らしかった、だから今日も素晴らしいに違いないわ!と新幹線に飛び乗って来てはみたものの、市内を歩き回るっていう目的があるにしても、お昼の2時到着は早すぎた…そして寒い、寒いの。

まずこの段階でだいぶおバカなんだけど、それでも気を取り直して、広島駅から今宵の会場の「otis!」に歩いて向かう。

はい、これもおバカ。

50分かかりましたー… 普通の人はバスか路面電車で平和記念公園の近くまで行く、のだそうです…

それで「otis!」を覗いてみると、普通に営業してるじゃん!ライブが始まる前に入って、晩ご飯にしようかな、たしかどっかで聞いたけど、料理がおいしいんだって!

でもね、まだ3時半ちょっと過ぎなの。

そうそう、夜になって、このお店の前のバス停から、広島駅に帰らなきゃいけないんだけど、最終何時何分?21時43分かあ…ライブ終わるかどうか、ギリギリのラインよね…それよりそもそも、最終の新幹線には間に合うの!?これはちょっと乗ってみて、実際にかかる時間を調べてみよう。

20分で着いたー、足を棒にしてひたすら歩いたのは、何だったの…(笑)でも市内の様子はじっくり見られたからそれはそれでよし、それにこのバスの乗車時間なら、最終の新幹線にも間に合いそう。

アレ?まだ4時半だ(笑)、でもどこか喫茶店なんかに入るのも中途半端だなあ、かといって、また「otis!」まで歩くのはやだなあ…足痛い(笑)

けっきょくバス降り場から新幹線改札までの最短ルートを再確認、これしくじったらこの日中に大阪に帰れないからね、そうして所要時間を十分確認して、新幹線の指定を最終で確定させにみどりの窓口へ、指定後に乗り遅れたら当日中の自由席しか再乗車できないから、つまり最終の新幹線は乗り遅れたら一万円近くがパーだ、絶対間に合わせなきゃ…って、翌朝大事な法要があるってのに、こんなに遠くまできて夜更かしするあたしがそもそもおバカだ…

寒さにたえかねてコインロッカー傍らで缶コーヒー、目の前に停車場があった広島名物の路面電車に乗って、さっきも立ち寄った記念公園に行く。

いろんなことを感じつつ、ベンチで日の暮れるのを、ただ待った。

さあそろそろ「otis!」で早めの晩ご飯をいただこうかな…と向かうと、さっきはなかった張り紙、「本日ライブのため一時休業」があああああん、たしか今日は満席、開場してからお料理を頼む余裕は、たぶんない。

期待してたのに…(泣)しかたなく、ライブハウス斜め向かいのセブンイレブンで立ち読み、かるい食べ物を買って時間をつぶす。

アレ、まだ6時だ…しかたない、痛む足をひきずり近くを散策、あ…結構食べ物屋さんあった、でももう食べちゃった(再泣)あと、なんのお店か忘れちゃったけど「おおたに」っていうお店が「otis!」の間近くにあった(笑)

せっかく初めて広島に来たんだから、よく調べてご当地名物でも食べりゃよかったのにね…重ねてあたしのおバカっ(笑)!

そして10分前にお店に着くと、神戸でも逢った着物の女の子が並んでて談笑、ようやく知った顔に逢えてひと安心。

お店に入り席を確保、ドリンクをもらいにカウンターへ行く際にコートを脱いで席へ、その日のあたしは靴からコートも含め全身黒ずくめだったから、「今日はマックロウです」とBIGRAWに引っかけてボケてみたけど「?」て顔された…はい、この日一番のおバカ(半泣)。

まったく関係ない話、この日の全身黒ずくめはまったく無意識のセレクトだったんだけど、後から思うに、あたしのなかで1月17日、そして爆心地にやってくることへの深層心理が、喪に服すべく選ばせたのかもしれない。

ライブは最後まで見れなかったけど、最高のセッションだった、おバカなタイムスケジュール組んじゃったけど、後悔はない。

新大阪には23時35分に着いた。

もうバスは走ってないから、うちに一番近い電車の駅まで行き、30分歩いて帰る…足、まだ痛い(笑)日付が変わるころ、雨も雪に変わり、あたしの特別な一日はなんだか特別な空気で終わりを告げた。

ていうか、いい大人なんだからタクシーくらい拾えよ…おバカ(笑)。おバカ尽くしの、広島とんぼ帰りでした。(黒岸なぎ子)

(寸評)おおっ、ありがとう!
でも観光地行くばかりが旅じゃないからね。歩き回ったのもきっといい思い出になるよ。
ちなみにお店からすぐの「バッケン・モーツアルト」という店はスイーツ好きな女子には超有名な店でとっちゃんが嬉々として行ってみたら、スイーツとはまるで関係無く大谷がひとり奥の喫茶室でピラフを黙々と食っていたそうな・・・。 7ポイント。

フルネルソン

私が中学生の頃の話。我々馬鹿4兄弟の中ではプロレスが大ブームになっており、世間のプロレス好きのがきんちょ共の例に漏れずお互いに技の掛け合いっこをしておりました。

もちろん打撃技や投げ技、また空中殺法などは素人が真似をすると大怪我をするので、ノックアウトしたり肩を押さえてワンツースリーをやって勝つような技は控えて、ギブアップを取る絞め技・関節技を研究し、相手にまいったを言わせる術を磨いていました。まぁその中でも私は消極的だったのでもっぱら実験台であったことは想像に難くないですね。たはは。

アマ・プロのレスリング両方で使用される絞め技に、「フルネルソン」というものがあります。敵の背後をとり、その相手の両腋の下から腕を通して後頭部あたりで両手を組んで絞めあげる、要するに羽交い絞め(はがいじめ)、ちゅうやつですね。
ちなみに現在のプロレス界ではこの状態から間後ろへブリッジを利かせて放り投げる「フルネルソン・スープレックス」(藤波辰爾が使用するとドラゴン・スープレックス)なる破天荒な技が流行していますが我々はそんな滅茶苦茶な真似はしません、ただただフルネルソンでしぼるだけです。されたことのある方は御存知でしょうが、けっこうしんどいんですよ? しかしなぜか私の仕掛けるフルネルソンは兄貴に通用したことはいっさいありませんでした。なんでやー。不器用王の嘆き。

さてさて我々あほ4兄弟、虚勢を張るのはお手のもの。どれだけキャメル・クラッチや逆エビ固めで背骨を反らされても、本気でヤバいと思うすれすれまでギブアップはしたくない。だって男の子だもん。間抜けなプライドがそうさせるのです。
そこで私の3つ下の弟(三男)。フルネルソンを得意技とする2つ上の兄貴(長男)に対し、お前のフルネルソンは俺には通用しない、と大見得を切りました。

オポ「大丈夫か? 兄貴のフルネルソンは半端やないど」
三男「あんなもん全然効けへんって、もしあかんかったら手え叩いて知らせるから」

手え叩いて知らせる。プロレスや柔道におけるギブアップの意思表示手段です。ここで何かがおかしいことにお気づきになった方もいらっしゃるかもしれませんが、我々すかぽんたん共はその言葉に対しなんの疑問ももたず納得していました。

さあ挑発されて絞める気満々の兄貴。背後から腕を回し、吊り上げるように背の低い弟をフルネルソンでしぼり上げます。

三男「・・・・・・・・・!!」

予想以上のダメージに、弟はたまらずギブアップをしようとします。

が。

皆さんも想像してみてください。手を叩こうにも、フルネルソン(羽交い絞め)された状態では両手は真横に拡げられたまま、どこかを叩く、という行為が一切できないのです。
やめてほしいのに手を叩くことも、また絞め上げられて声を出すこともままならない弟。あまりに顔を真っ赤にして必死な様子なのでみんながあわてて止めたのち、大爆笑しました。

「お・・・ おまえ、手ぇ叩くって叩きようがないやんけ(笑)!!!」

その後、弟が兄貴のフルネルソンをすすんで受けることは二度とありませんでした(笑)。これは手を叩いてギブアップすると言った弟も、その状態を想像できなかった私達も、ダブルであほですね。良い子の皆さんは、絞め技・関節技といえど格闘技の各種技は大変危険ですので真似しないでね♡ (オポムチャン)

(寸評)俺はプロレスごっこはほとんどやらなかったなー。
でも柔道はやっていたよ。
相手の足元にふら〜りと自分の片足を一見無防備そうに放り投げ、相手がよしっとその足に足を引っ掛けて来た途端その反動を使って逆に一気に投げる。
なんとも卑怯な作戦で小学生時は最高段位までいったな。 7ポイント。

チェンマイでユーストリーム放送中に酔っ払って醜態さらしたおバカさん

石川浩司さんが2月の1ヶ月間タイのチェンマイで避寒するのは、すっかりファンの方にはお馴染みの年中行事になりました。最近は友人やファンの方も、同じ時期に個人旅行で集まってきて遊ぶようになっております。といってもそこに縛りはいっさいなく、待ち合わせして夕食を一緒に食べるくらいのゆるいノリであり、誰かが遊びの企画をしてもその時いるメンバーで希望者が自由参加するくらいの会です。

しかしながら、今から3年前の2012年は大事件が起こり、参加者にとってはとても印象に残る年でした。ご存知の方も多いと思いますが、石川さんがチェンマイに到着した翌日に、路上で転倒して足首を骨折、全治1ヶ月と診断され、チェンマイにいる期間まるまる静養することになってしまったのです。その一部始終を私〔波照間エロマンガ島〕は一緒にいて目撃しましたが、はたから見ていても気の毒に思うほど、当初は心身ともに調子を落としているようでした。それでも日が経つにつれて、ピンク色のギプスをギャグにするほど快復し、元気になっていきました。

そんな中、ユーストリーム放送を2回行いました。1回目は石川さんの宿泊した宿のロビーテラスにビールやつまみを持ち込んで一杯やってほろ酔い気分になったあと、「石川浩司ユーストリームインチェンマイ」と題し、カメラの前でチェンマイでの日常を語るという放送でした。2回目は現代のモダンガールとして世間でも有名人の淺井カヨ女史をゲストにして石川さんとチェンマイ自由に語る、という放送をしました。

その1回目の放送時ですが、私、かなり酩酊していまして、放送中、石川さんが話している最中に突然膝に抱きついてしがみついたり、奇声を発したりして、皆さんに迷惑をかけたようです〔あまり覚えていません〕。石川さんや聞き手のDさんもドン引きしていました〔苦笑〕。最後に次回の放送の予告をしているときは、ゲストの淺井カヨさんの名前を絶叫していたようです。あとからアーカイブ放送を見ると、顔から火が出る思いでした。それを反省し、2回目の放送のときはひたすら黙っているようにしましたが。

という、ユーストリーム放送中に酔っ払って醜態さらした私の話でした。(波照間エロマンガ島)

(寸評)えー、あれ面白かったよ!
おっ、これぞ生放送と思ったもん。
よほど誰かが本当に怪我をするとかじゃなきゃハプニング大歓迎。
今年も暴れてくださいな! 8ポイント。

替え歌

言語感覚が妙に愉快な6つ下の弟の話です。 BR>
高校でクラスの学級委員をしていた頃、体育祭の自組のスローガンを『時には娼婦のように』にしようとして全員から総スカンを喰らったことのある楽しい奴なのですが、昔から既存の楽曲に手を加えて我々兄や親などを爆笑させていたものでした。 BR>
幼稚園の頃。冠婚葬祭の高〇殿のCMで男性のテノールで『♪結婚しようよ〜、結婚ぉぉぉんしようよ〜〜〜』なんてベタな歌が流れていたら翌日奴は『♪結婚しようよ〜、絶対〜〜〜〜ぃ嫌だよぉぉぉ〜〜』と高らかに放吟、よもや幼稚園児の口からそんな替え歌が出て来るとは想像だにしなかった私達を笑わしめました。 BR>
小学校の頃。何処で聴いたのか「アンパンマンマーチ」を口ずさんでいる弟。『♪アンパンマンはー君っさ〜、Hey You! 』
じつに自然に歌っているので何の違和感もなく聞き流していたのですが、幾星霜を経て私に子供が出来てからアンパンマンマーチを流したところ、何回聞いても『Hey You! 』なんてかっこいいフレーズは出てきませんでした。実に20年もの間、私はアンパンマンマーチの歌詞には『Hey You! 』が入るものだと信じて疑わなかったのです。あやうく恥をかくところでした。 BR>
中学生の頃。巷では女性4人組グループ・MAXの「TORA TORA TORA」という歌が流行っていました。なんかユーロビートのカバーだそうですが、『♪トラトラトラ、恋は一途(フゥ〜〜)』なんて歌詞がありました。ある日の晩飯後、弟はだしぬけにこの「TORA TORA TORA」を歌い出したのですが、明らかに『♪トラトラトラ、小岩井チーズっ!』と歌っているのです。1秒遅れて、笑いながらツッ込みました。 BR>
さらに高校の頃(まだやるんかい)。その頃レゲエミュージシャン・三木道三の「Lifetime Respect」なる斬新な歌がこれまた流行しておったのですが、有名なサビの前に『♪ええ加減そうな俺でも、しょうもない裏切りとかは嫌いねん』というフレーズが歌われていました。ある夜、いつものようにごく自然にしかし唐突に弟は歌い出します。 BR>
『♪ええ加減そうな俺でも、しょうもないねん』 BR>
あかん! あかんがな!! なんもええこと言うてへんがな!!! “俺”、美点ゼロ回答やん!! ええ加減(テキトー)そうやし且つしょうもないて!!! なんかネガティブやし日本語変やし!!
そこははしょったらあかん! はしょったらあかん!! などとツッ込みつつ笑い転げていると、奴は畳み掛けてきました。 BR>
『♪ええ加減そうやね〜ん』 BR>
あか〜〜〜んん!!! どこまではしょるねん!! 歌詞としてなにも言うてない!! ただ単にいい加減に見えるだけの事をつぶやいてるだけやし!!! しかも一体誰が、何がええ加減なのか皆目わからんし!!!
私はツッ込みつつも、さらに腹を抱えて爆笑し続けました。BR>
その他にもお隣の工場の大将の奥さんがビニル製おとなの遊具に似ていることを某TVゲームの勝利のファンファーレに合わせて『♪〇〇の〜嫁はんダッチワ〜〜イフ』などと口走ったり、アニメ「キャプテン翼」のオープニング曲と中森明菜「二人静(天河伝説殺人事件)」のサビを違和感なく融合するなど荒技を連発していましたがいろいろあり過ぎてもう忘れました。BR>
そんな彼も今では立派に2児の父をやってるもんだから大した奴です。この話はツボにハマる人となにが面白いのかまったく解らない、という人にバッサリ分かれるのですが、たぶん今回お読みの大概の方がおもろないと思っていらっしゃるのは単に私の表現力の低さが原因です(笑)。失礼しました。(オポムチャン)BR>
(寸評)あ〜、そういうのは現場の独特の雰囲気だからねー。なかなか言葉だけで伝えるのは難しいかもね。
是非「名曲メドレー」をYouTubeにあげて、と言っておいてくださいなー。 6ポイント。

現実逃避

先月の中頃からホストコンピューターの調子が悪いと聞いてはいたけれど、まさかそのまま年を越していたとは。。。
うちの診療所は血液検査を外注しているのですが、その検査結果のデータが届かないトラブルが発生。
すぐに検査屋さんに連絡をして、トラブルの原因を調べて欲しいと依頼したのに、放置されており今年の初日にようやく、担当の方がパソコンを見にきました。

昼過ぎに来られ、気付くと15時。
「あの、すみません・・・」と事務所に入ってこられたので、ようやく直ったのかと思いきや
検査屋「あの。マウスもキーボードも動かなくなりました。どうしよう・・・」
見たら顔面蒼白で半泣き顔。

事務長「え!?どういう事?」
検査屋「わかりません。。。故障したの・・・か・・・も」
事務長「いや、マウスとキーボードは午前中使えてたよ。ていうか、データ取り込めないだけで他は正常に動いてたからね」
検査屋「でも急に動かなくなって。」
事務長「何をしようとしてたの?」
検査屋「あの、データを復元しようと・・・と、とにかく一旦帰って良いでしょうか?」
事務長「ちょ、ちょっと、帰るってどういう事?」
検査屋「すみません。帰らせてください(;_;)」
事務長「いや、帰ってどうするの!?」
検査屋「新しいキーボードとマウス買ってきますっ。弁償しますっごめんなさいっ」
事務長「いや、そういうことじゃなくてさ・・・」

事務長の制止を振り切り、無理やり帰宅した検査屋さん。
17時からはまた夜の診察が始まります。
血液検査だけでなく、レントゲンや心電図もそのパソコンに連動しているので動かないと困ります。

事務長「何だ、アイツ・・・子供かよ。」
ネットで逆引きで原因を調べようとするも「あ、パソコンが使えないのか。くっそー。」
結局はPCのサポートセンターに電話をして約1時間掛けて元の状態に戻した。

「やったー。直ったーっ診察時間に間に合ったーっ」

と一瞬みんなで喜んだけど、よくよく考えたら、検査屋さんが壊した(?)物を、壊れる前の状態に戻しただけで肝心のデータが取り込める様になったわけではない。
「なんやねんっ今日の朝と、いっこも状況変わってないやないかーいっ(笑)!!」

そういえば検査屋さん、帰ったまま来ないけど、どうなってるんだろう。
今頃泣きながら電気屋さんで買い物してるかも・・・買わなくていいよって教えてあげなきゃと検査会社に電話をしたら、なんとヤツが出た( ;∀;)。

買い物中につき不在。もしくは買い物を終え、こちらに向かっている為不在を想定しながら電話したからちょっとビックリ。思わず

「そこで何してるの!?」

結局、相変わらず「ごめんなさい。ごめんなさい」と謝るばかり。
こちらは謝ってほしいわけではなく、今後どうすればいいのか、というか、今日どうするのかを聞きたいだけなのに。 直らないものはしょうがないけど、現場放棄って!!
マウスとキーボード買ってくるーって帰って、そのまま!!現実逃避なの〜何なの〜(;'∀')(でゅおめいぷるようこ)

(寸評)うわっ、これはスゴい。社会人とは思えない。
同時にその人の気持ちも分かる。逃げ出しちゃってどうしようもなくなっちゃって震えてる状況。
なんかすごーく複雑な気持ちを抱かせた不思議な話でした。 10ポイント。

副作用

病院でのお昼ご飯には毎日お味噌汁がついてきます。
先日私が最後だった時、まだお味噌汁がたくさん残っていて、食事中だったドクターに
「先生おかわりいかがですか?」と訊きました。
「あ、うん、今日はいいわ。ありがとう」とドクター。

そのドクターは毎日、おかわりをするのに、おかしいなと思い

「先生、もしかして、しんどいんですか?」と訊いてみた。

味噌汁を要らないと言ったくらいで(笑)とは思ったけど予感は的中しました。

「誰にも言わないでね。実はね・・・」

ドクターによると、少し風邪気味だったので、悪化する前に家で手持ちの薬を服用し、翌朝別のドクターに処方してもらった薬を服用したら風邪症状は和らいだものの、何故か急にオシッコが出なくなり、大変苦しいのだと。
エコーをとってみたら前立腺が異常に腫れ上がっていたらしい。

慌てて薬局さんに問い合わせたら、手持ちの薬と処方された薬との相性が悪かったのだそうだ。

「勝手な飲み合わせはやめてくださいっ!って薬剤師さんに怒られちゃったよ。」

ドクターでも覚えてない禁忌があるのだなー。

「でね、オシッコを出やすくする薬を飲んでるから逆にすぐ行きたくなっちゃって。
だから水分はできるだけ控えているんです。
おもらししてもいいように替えのパンツも持ってきてるんですよ。」

なんで得意げなんだよ。そこまで言わなくていいよっ。
だいたい、おもらししてもいいようにっておかしいっ。おもらししちゃイカンだろ〜。(でゅおめいぷるようこ)

(寸評)俺も先日友達の家に行ったら「尿漏れパッド」の大きな段ボール箱があったので一瞬驚いた。
友達と言っても年上なので還暦近いからあり得ることだ。
遂にその年代に俺もなったか・・・と思ったらその友達のお母さんの名前が書かれていてホッとしたなぁ。
でもそう遠い話じゃないんだろうなあ。 7ポイント。

副作用・続編

先ほど、薬の飲み合わせの副作用により、オシッコが出なかったり出過ぎたりの某氏の続報が入りました。
やはり具合が悪く、とうとう本日未明、自宅付近の緊急外来に担ぎ込まれ、今は、尿管に管を通しオムツ状態で、ヨレヨレになっているらしいです。
それでも「患者さんが待っているから」とその状態で勤務先に戻り、午前診を終え、おじいちゃんの様にヨボヨボと帰って行かれたとの事。

ひょっとしたらそのまま入院かも。。。とのことで「おバカ(笑)」と笑っていいのかどうか微妙な感じになってきました(笑)→(とか言いながら(笑)マーク)

この情報が、今日勤務している同僚からではなく、たまたまドクターが担ぎ込まれた病院に入院していた先輩が「あれ?ようこさん所の先生じゃない?」ってこちらに連絡があったのだから世間って狭い。
というか、個人情報なんてくそくらえって感じにダダ漏れですね。

皆さん、薬の飲み合わせと、個人情報にはくれぐれも注意しましょうね。(でゅおめいぷるようこ)

(寸評)薬の飲み合わせもそうだけど個人情報はもうネットのない時代とは全然違うね。
先日も打ち合わせしていて「こういう作業をしたいのだけど誰か出来そうな人いる?」と聞かれたのでひょいと数人の名前をあげたら、あっという間に先方がその場でその人たちを検索し、出来るかどうかの判断をしていた。
はい、全世界プライバシーだだもれ〜。 6ポイント。

ミサイルボタン

2004、5年のころの話。まだ結婚したてでキャッキャウフフな空気だった私と配偶者。
その日は2人してどっか近場へドライビング。なにぶん運転の不得手な私、2時間もハンドルを握れば脳味噌がぽんやりして大変危険な運転者と成り果てるのです。

そんな近所へのドライブだろうが新婚さんには楽しいもの。何処であろうとも2人であほ話をしておれば楽しくて仕方ない、そんな頃でした。
その帰り。そう、油断してはなりません、私達が住まう此処大阪は、ドライバーの交通マナーが極悪非道なことで有名です。片側の車線が2つあれば左側はほぼ違法駐車スペースになるのは当たり前、1車線の道路ですら大胆かつ不敵に路駐しやがる傍若無人ぶりがもはや文化レベルで定着しています。信号に関しても黄色は「行け」、赤は「変わったばっかりやったら行ったれ」みたいな調子で、他県の運転者の皆様が危うくオカマを掘られそうになるのです。他にも頻繁な車線変更しかもノーウィンカー、両方通行だけど車1台しか通れない道では先に強引に前に進んで行ったものが有利になる等々、じつに恐ろしい土地なのです。

例に漏れず、イチャイチャウフフな我々の気分を敢えて害しに来たのか、という勢いでいきなり後ろから猛然と3ナンバーの車が我々を追い抜き、すれすれのところで方向指示器も出さずに我々の車の前に割り入ってきました。

オポ「あっぶなあ!! 何じゃありゃあ! ふざけた運転しよって、事故りたいんか!?」
普段は気弱で温厚な私も、運転中はイライラしやすく、しかもこんな悪マナー車に対してはつい喧嘩屋口調になりがちです。

オポ「おい狸子、そこにミサイルボタンあるやろ、それ押せ」

狸子「へぁっ!? おぶ、おぶぶぶぶ・・・・・・」

私が配偶者に押せと命じたボタンは、いかにも攻撃的な赤色に△が二重にかさなったマークの付いた、あたかも前方の車になにかしらの攻撃を放ちそうなやつでした。
普段とは雰囲気の異なる私の語気に圧されて本当に押しかけたところで、笑いながら止めました。
そうです、その赤い二重△のボタンは、非常点滅表示灯、通称ハザードランプです。こんな走行中にいきなり点けては後続の車が困惑してしまいます。私が腹立ち任せに放った冗談を、嫁はんは勢いに負けて鵜呑みにしかけたのでした。

狸子「いきなり大きな声で言われたらやらなあかん、って思うやんか、あほっ!!」
オポ「教習所で習たやろが(笑)、まさか真に受けるとは思わんかったわ!」

私はいささか変態ではありますがごくごく平凡な一般市民で、兵装した自家用車は所有しておらず、またルパン3世のようなタイヤがビヨヨ〜〜〜ンと車体ごと高く上に伸びる車をこさえるような技術も有していません。当然車からミサイルを・・・ 撃てるかっ(笑)!!

こんなあほなやり取りをその後幾度も幾度も繰り返したもんだから、今では同じことをやると心を折られんばかりの冷徹なツッコミが待っているので、運転中おとなしくなった私、ずいぶん安全運転になりました(笑)。(オポムチャン)

(寸評)いざとなったら「嫁投げ」やっ! 6ポイント。

苺が完全に液体化したら、コップの牛乳に口中から戻します

小学生の時分のお話。そう、初夏の頃でしょうか。

唐突ですが、皆様は幼い頃、ご家庭でこしらえるいちごミルクに、お砂糖を入れましたか?
はい、私は入れました。昔の苺は今ほど糖度管理がされておらず、またとくに安いものは甘みが少なくやたらと酸っぱいだけのものもしばしばでした。なので普通に食べるよりは牛乳の中で潰してお砂糖をぶちこみ撹拌、いちごミルクにして食べた方がおいしかったのです。このお砂糖を入れる/入れないで世代の差がわかるそうですよ。へっ、どうせ昭和の人間ですよーだ。

まあそんなたまに親が奮発して買ってきた苺といえばいちごミルクにして食うことが主流だった子供の頃。
みんなスプーンの裏側で上手に苺を潰して、おいしそうないちごミルクをこしらえていきます。
しかしご想像通り、手先や脳味噌がぶきっちょの、私。苺がコップの中でツルツル滑るもんだから力の入れ加減をあやまって牛乳をぶちまけ、泣き喚いた勢いで砂糖入れまでひっくり返して絶望的なありさま、なんてこともありました。そう、毎回うまく苺が潰せず苺とミルクがおいしくミックスされないのです。みんなのやつはほのピンク、私だけ、まんま牛乳の白色。

そんな屈辱に耐えかねた私は、ある時画期的な秘策を思いつき、実行しました。
誰よりもいちばん苺がグシャグシャになり、よぉく牛乳と混ざる方法です。
ミキサーなんて必要ありません。なんではじめからこの方法を思いつかなかったのかなぁ。ヒヒヒ。

① コップに牛乳を注ぎます。
② 苺を割り振られた個数分、ぜんぶ口中に放り込みます。
③ ひたすら咀嚼します。
④ 苺が完全に液体化したら、コップの牛乳に口中から戻します。
⑤ お好みの量のお砂糖を加え、よくかき混ぜれば完璧いちごミルクの出来上がり。

じつにうまくいき、私はたいへんおいしい理想のいちごミルクにありつくことが出来たのですが、どうも周りの連中が「汚い」「グロい」「えげつない」などと私を非難します。
どうもその工程をご覧になっていた皆様によると④に問題があるようです。口から真っ赤なドロドロを吐くさまが気色悪い、一度口に含んだものを戻すのは汚い、などなど。
そんなもん不器用人間には関係あるかぁ、周りの目ぇなんか気にしとったら生きていかれへんのんじゃい、と幼くして開き直っていたのですがついに親からあまりにも見た目がマズい、という理由で禁じられてしまいました。

以後私は苺と対峙するたび、スプーンでどんな力加減/角度で押せば上手に苺を潰せるか、に全身全霊を注ぎ、ようやく人並みのいちごミルクを作れるようになった時にはすでに成人していました。
今更いちごミルクも似合いません。たはは。いいおっさんになった今、久々にこの方法で独り夜中にいちごミルクこさえたろかな。ははは、この歳でやったら余計に気色悪いっちゅうの。(オポムチャン)

(寸評)昔は麦茶にも必ず砂糖入れたなあ。
ちなみにタイでは未だにコーヒーで「ブラック」と言っても砂糖入りが出てくることも。
ブラックとはミルクが入って無いというだけのことなんす・・・。
気持ち悪いレポートなかなか良し。 9ポイント。

異常なぐらいの薄着

毎年冬になると、「おまえみるだけで寒うてたまらん」と周りの方々から言われなれた薄着の俺。今回はそんな話です。

初めて乗り降りしたり行く回数の少ない駅などは、改札入る時に駅員にホームまで案内してもらい、降りる駅に連絡してもらって、電車降りたホームから改札口に駅員に出してもらうという方法で移動します。

それはある真冬の夕方の事。

降りる駅に連絡してもらったはずの俺は目的の駅で降りました。

「こんにちは!T駅から乗ってこられた方で良かったですか?」と駅員、

「そうです」と俺。

「わかりました。あの、少しお尋ねしたいのですが、上にジャンパーか何か着ておられませんでしたか?」と駅員、

「いやこれより上には何も着てません。すんません、僕異常なぐらいの薄着なのでよく言われるんです!」と俺、

「いや、T駅からお聞きしてた服の方と実際降りてこられた方が違ったので。もうしわけありません、乗られた駅は聞いた通りですのでご案内させていただきます」と駅員、

「あーそうでしたか」と俺。

そして、友達が指定した集合改札口に出していただけたのでした。ありがとうございます! (西大路)

(寸評)そして今でもその服の方はその駅のホームの端っこにずっと佇んでいるのです・・・。 6ポイント。

異常なぐらいの薄着2

この話から10何時間後の朝6時半すぎの事。

友達が集まる朝まで飲み会に参加した俺は、同じグループの女性と二人で帰る事になっていた。

確か電車一回乗って降りた俺ら二人は、外に出た瞬間、それまで飲み続けてた事もあって寒くてたまらないのだ。

「飲んだ後の朝やから寒いよなあ」と俺、

「ほんまめっちゃ寒いですよ」と女性。

ガタガタガタガター!

俺が左手で持っている女性の右腕が、いやいや、全身が震えているのだ。

「おー大丈夫か?ほんま寒そうやな!」と俺。

「ほんま寒いって。信号待ちになったら震える!」

ところがこの時、一緒に前向いてるはずの女性が少しだけ俺の方を見る感覚があるのだ。そして、

「西大路さん見てたらほんま寒いよ」

「俺も原因かよ?しかーし、明らかな薄着の俺の方が震えてへんよな!」

「あーこんなに震えて恥ずかしいわ!」

こんな俺やから当然彼女はできにくいよな。改めて感じたのだがでも、暑さに弱い上皮膚炎持ちの俺、厚着したまま電車やバスに乗った瞬間、ムズムズしてたまらんねん。当然マフラーや帽子はつけませんよ。

周りの女性の皆様、本当に気使わせてごめんなさいです。勿論その日も無事に帰れましたよ。ありがとう! (西大路)

(寸評)まぁ「異常なぐらいの薄着」は俺もしょっちゅう言われるがな・・・。 6ポイント。

森へ行きましょう

元日。私と嫁はんとぼうずの3人はオポム家実家の新年の集いに参加せんと車に飛び乗り、さすが正月の昼間だ、普段は20分の道を15分で爆走のうえめでたく到着、ガツガツ雑煮を喰らいイヤーボールを甥姪に配布、のんびりくつろいでおったのでした。

どっこい正月の昼間とはじきにヒマが発生するもの。テレビは何処もおんなじノリだし、みんなで任天堂Wii Uで遊ぶのにも飽きてしまいました。
すると発動するのは6人の甥姪の「外で遊ぼー」モードです。

この2015年元日、関西は大寒波に見舞われ、外には雪がビュウビュウ舞い上がり、ボンネットや屋根には珍しく積雪が見られます。おああ、新年東京ホルモン組の皆様が高速で足止めを食っていらっしゃる・・・!

だがしかしそんなことはおかまいなし、子供は風の子元気な子、我々大人を容赦なくさっぶいさっぶいおんもへ誘います。 我々父親4兄弟はやむなく近くの公園までなら・・・ と、凍える寒さを耐え忍びつつ向かいます。

が・・・ 1人、みんなと反対方向へ行こうとする、天邪鬼な奴がいます。誰あろう、そう私のぼうずです。
今も昔も協調性の無さには定評のある私。周りのみんなが外で虫取りをしていた時、私は家で魚へんの漢字をひたすら広告のチラシの裏に書き続けていました。みんながビックリマンシールに夢中だった頃、私はシールには目も呉れずみんながゴミ箱へ棄てようとするウェハースチョコをかき集めてムサボっていました。息子はもはや3歳にして遺伝子レベルでそんな私の偏屈さを受け継いでしまったのでしょうか。

そんなことはともかく、公園とは真逆の方向へひとり進んでゆくぼうず。
オポ「おいおいこら待て何処いくねん、みんなと公園行こうや」
ぼうず「んーとね、こうえんには、いかないんだよ」
オポ「ほな何処いくねんな」
ぼうず「むこうのもりにいく」
オポ「森ぃ!? そんなもんあらへんがな」
ぼうず「もりは、あるよ」
頓珍漢なことを言う奴です。
しかし手を引いても頑なに川沿いの土手へ向かおうとするぼうず。その先に森なんてありゃしません、あるのは遥か先の河口へ続く土手の道だけです。ここで抱きかかえて連れ戻すのは容易ですが、強引に行動を制してしまうとその子の探究心の育みを阻害してしまうのでは、との懸念もされ、仕方なしに遮るものもない土手の上、吹雪の中ぼうずに追従して歩きます。
オポ「なぁぼうず、寒いやろ、みんなのところ行かへんか」
ぼうず「さむくないよ」
まじでか。お互い手はキンキンに冷たくなっています。でもグングン進んでゆく、ぼうず。
寒くって嫌、なんてひ弱な大人の都合で、我が子の好奇心の芽を摘みたくはありません。が・・・ いかんせん、寒すぎるのです。しかも何処まで行くか、まるで見当もつかないのです。
ぼつぼつ私の心が折れてきました。

オポ「・・・なぁ・・・・・・ ほんまにお前何処へ行きたいんや・・・?」
ぼうず「はしわたって、もりにいく」
オポ「・・・・・・・・・!!」

森。そうか、こいつには対岸の公園の周囲の木々が森に見えているのかっ!!
とはいえ川のあちらがわへ行くための橋はおよそ1km先、ぼうずの言う「森」まではさらに歩かねばなりません。
無理だ。
私は3歳児に対して必死で説得を続けます。
オポ「森は無理やわ! あそこまで行くまでにとおさんもぼうずも凍えてしんじゃうわ」
ぼうず「こごえないよ」
オポ「今度寒くない車で行こ、な!」
ぼうず「でも、ぼくはいくんだよ」
オポ「済まん、みんなと離ればなれは嫌やろ!? 帰るで!」
とうとう私はぼうずを抱え上げました。

ぼうず「そうか」
ようやく納得したようですが、私は彼の成長のきっかけを潰してしまったような気持になり、とても悲しくなりました。が、もはやそんなこと言ってられないくらいさぶかったのです。耳の感覚はもはやありません。このままでは冗談抜きで親子行き倒れです。
誰も往来しない土手道を2人で帰ります。ぼうずはすでに「森」の事はどうでもよくなったらしく、自動車や新幹線の話を誰に言うでもなしにしゃべくりながらとことこ歩きます。
嗚呼、3歳児のマイペースっぷりよ・・・! 
帰り着いた実家では皆が心配していました。手洗いの水道水はあっためてもないのにあたたかく感じました。

事の顛末を話すと、『間違いなくお前の子やな』と、全員から言われました。遺伝する偏屈。たはは。将来間違いなく苦労することでしょう。許せ、父を。
そういや大学時代にその辺で歌って後輩の子らに変態扱いされて喜んでたなぁ、♪も〜りへ〜いき〜ましょぉぉむ〜すめ〜さん〜、ほっほーーっほ。娘さんをかどわかして森へ連れ込むような変態にはならないで欲しいです、変態の子よ。(オポムチャン)

(寸評)おおっ、3才にしてそれは凄いな!
でも俺もそういう子供だったようだった。
一度決めたらガンとして突き進む。
将来俺のような大物になるでー!
俺のような、でいいならな・・・。10ポイント。

素晴らしい

近所の看板です。
大きな国道からフツーの府道(県道の京都・大阪版)に入るところに大きく宣伝されている、近接した市の自動車教習所の看板。いままで何の気もなしに見過ごしていたのですが、信号待ちで停車した際にあらためて見てみると、うたい文句がどうも不可思議なものでした。

まぁ基本的にでっかい文字で「〇〇〇自動車教習所」とじぶんのお名前をアッピールなさるのは常套手段ですからよしとしましょう。その下にどこの番地か、電話番号が何番かの記載、まあ基本ですよね。

しかれども見逃しがちな看板いちばん上、そこにいわゆる「早い」「安い」「うまい」みたいなキャッチフレーズが小さ目の字で書いてあったのです。おほっ、これは気付かなんだ。なになに・・・

「広い」
うん、あんたとこの市は山手だからとりあえず広いの自慢だよね。教習所のアピールポイントとして正しいかどうかは別として、まぁ長所には見えんこともないよね。

「良い」
・・・・・・? いきなりそうきたか。
一体ぜんたい何が「良い」のか、あまりにも情報が無さ過ぎます。さっきの「広い」でさえ教習所の良さを伝えるにはパンチが弱いと思っていたところへさして、これでは説得力も何もあったものではありません。
まぁまぁ、上記「早い・安い・うまい」の例に倣ってもうひとつ形容詞を用意してるからね。そんでだいたい最後のやつが一番ええこと書いてるパターン多いよね。さあ最後の一句は!?

「素晴らしい」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おんどれ、おちょくっとんのんかい!!! そらこっちは一番ええこと書けぇ、とは言うたがなんの根拠も示さいで「素晴らしい」もヘチマもあるかい!!! 山か!? 山にある教習所はおしなべて素晴らしいのんか!? わしがアーバン暮らしの偏屈小太りやからてなめんのも大概にせぇよ!!!

って別に怒ってもいませんけどね。キャッチフレーズのあまりのテキトーさに呆気にとられただけの話です。
「広い」はともかく、「良い」と「素晴らしい」なんて根拠ないうえに言うてることほぼ一緒ですからね。考案したやつも上から「△△くん、ちょっと気の利いた3拍子みたいなん看板の上のほうに書いとってくれるか」とかなんとか言われて、やっつけででっちあげたんでしょうね。はは。付けん方がよかったで、それ。(オポムチャン)

(寸評)ちなみに俺の「リヤカーマン」の早い・臭い・弱いは吉野家の早い・安い・旨いのパロディのつもりです。念の為。 7ポイント。

チャ、チャックがあいてますッ

会議終わりに、片付けたプロジェクターバッグを持ってさっさと廊下を行く課長。
見ると、バッグちゃんと閉めておられず、それじゃ中身がこぼれ落ちちゃうよー!
慌てて「課長 チャ、チャックがあいてますッ」とお伝えしたところ、
「えっっ」と言って課長は股間を押さえたとさ。

この場合どっちがおバカさんやろか? (言葉足らずでゴメンね課長) (ジェレ美)

(寸評)その場合は「課長‼︎ あそこじゃないチャ、チャックがあいてますッハァハァハァ」が正解だな。 6ポイント。

父いない

これを書いている時間(12月27日午前9時頃)に聴いていたラジオ番組で、おバカさんをテーマにメッセージを募集してました。

そこで紹介していた話。

応募されたのは22歳女性。

ファミレスの駐車場を出ると母親の携帯電話に父からの着信。

そこで気づきました。父が車に乗ってないのに出発してしまった事。

まあ、ラジオでの紹介なので本当に乗せ忘れたのかは微妙ですが(笑) (西大路)

(寸評)むむっ、これはラジオで聴いただけの話しだからおバカでも投稿としては微妙・・・。
これだと本に書いてあったおバカ話しでも何でも投稿していいことになっちゃうから・・・。 3ポイント。

『いない』その1

  KさんOさん私の3人で「トリオ・メイプル」というユニットを組んでいます。
今までのライブでの出来事です。

  某大手スーパーのイベントでのライブ。
広場の特設ステージで一日3回公演の1回目。
Oさん、私、Kさんの順にステージに上がります。
OさんがMCも担当。
軽くチューニングやセッティングを終えて、一曲目の演奏を始めようと隣を見たらKさんがいません。
椅子に楽器だけが置いてあります。
でも予定通り進めないといけないので、そのまま暫くOさんと二人で演奏せざるを得ない状況に。

数曲後、何喰わぬ顔で舞台に戻ってきたKさん。
何をしていたかと言うと、その日の舞台は1階。
建物が吹き抜けになっていて2階フロアーの通路からも見れるようになっていたのでKさんは2階に上がり、音のチェックと写真を撮ってくれていたのです。本番中に!
なんか、自由すぎる。
元々落着きないタイプなのですが、せめて本番中には、いなくならないで欲しいもんです。(でゅおめいぷるようこ)

(寸評)パスカルズではよくドラムの龍太郎さんがいなくて演奏が始まってから気づくことがあります・・・。 7ポイント。

   

『いない』その2

  数年前の夏のコンサート。
1部はトリオ・メイプルのみで演奏。
2部は前半にゲストミュージシャンとトリオメンバーOさんのデュオ、そこに私が加わり、最後はKさんを加えた全員で。 という構成になっていました。

  さて2部が始まりました。
ゲストさんの持ち時間はだいたい15分。
相方Kさんはちょっと休憩してから行く、との事だったので私はKさんを控室に残し一人で舞台袖で待機していました。  

ゲストさんの演奏が終わり、私が加わった3人での演奏も終わりいよいよコンサートもフィナーレが近づいていました。  

ゲストさんが、メイプルとの馴れ初めなどを話してくださっていました。その時  

「(ようこさーん、ようこさーん)」  

トリオメンバーのOさんが本番中にも関わらず、話かけてきました。  

「(どうしました?)」
「(Kさん知りません?)」
「(えっ!?)」

  慌てて舞台袖を見ました。そこに、とっくスタンバイしていないといけないハズのKさんの姿が見えません。  

「(ずっと気になってたんですけど・・・どうしましょう。。。)」
「(わーどうしよう・・・)」

  その様子を見ていたゲストさん

  「え〜・・・この様に舞台上、本番中でも仲が良いメイプルさんとご一緒できて楽しかったです(笑)」  

客席から、ややウケな感じの笑い。  

「あ、いや、あの・・・」
「えーと、あの、すみません実はですね・・・」  

舞台上でしどろもどろな私達の事など気にせず、ゲストさんは進行されます。  

「では、再び、登場していただきましょう。皆さん拍手でお迎えください。Kさんです!!」  

客席から大きな拍手。  

でも・・・Kさんは・・・いません・・・。  

ゲストさん「ん?あれ?Kさ〜ん?どうぞー!」
Oさん「いないんですよ・・・」
私「すみません・・・」

  客席がざわざわ・・・

  ゲストさん「え!?いないってどういう事ですか?」
マジメなゲストさん。想定外な事にマイクを持ったまま固まってしまわれました。  

私「ええっと・・・もう3人で締めましょうよ"(-""-)"」  

ゲストさん「いやっそれはダメですよ( ;∀;)!」
Oさん「そういうわけには・・・(;'∀')」

  二人からツッコこまれる。  

客席の一番後ろで見ていたK夫人が慌てて
「ごめんなさいっっ!!私、探してきますからっ!!」
と言ってロビーに出て行きました。

  「と・・・とりあえず戻ってくるまで3人でなんかやりましょうかね」
プログラムにはなかった曲を1曲。
何をやったか忘れちゃいましたが。

  そうこうしている内にロビーからK夫人の叫び声が。
「お父さ〜ん!!アンタ何してんのーっっっ(怒)」

  Kさん。何をしていたかと言うと「20分あれば片づけが出来るな!」と思い立ち、搬入口まで台車を借りに行き帰り支度をしていたらしい。

  まだ本番中なのに!
おバカです。本当!! (でゅおめいぷるようこ)

(寸評)妙に用意周到が仇になったんすな・・・。 7ポイント。

   

『いない』その3

  ある年のクリスマスディナーコンサートでの事です。  

このコンサートはまずお客さんが食事をされて、デザートのケーキセットが運ばれる頃に演奏が始まる。
という構成でした。

  お客さん達が食事中、我々3人は別のお店で晩ごはんを食べていました。
食事とセトリの打ち合わせをして、会場に戻る事に。

  戻る前にめいめいお手洗いに。
数年前に「本番中にいなくなる事件」を起こして以来、基本Kさんとは一緒に行動をする様にしていましたが、トイレにまでは着いていけないので現地集合という事でトイレ前で解散。

  着替えを済ませて私がお店に戻るとOさんが先に戻っていました。
「あれ?Kさんは?」
「いや、まだ」

  「「また・・・・・。いや、まだ開演まで時間あるから!!」」

  その時点ではまだ開演時間まで余裕があったのですが、刻一刻と近づくにつれ、ちょっと不安になりました。  

「だって、お手洗いってそんなに時間掛かります?」
「ですよね。もうかなり経ちますね」

  なんだかんだで開演時間です。
やっぱり戻ってきませんでした。

  その時にKさんから電話が。

  Kさん「悪い〜。先始めといて。」
私「始められるワケないでしょ?早く戻ってきてくださいよ。てか、今どこ!?」
Kさん「トイレ」
私「え!?まだ!?お腹壊してるの!?」
Kさん「違うねん。トイレで着替えて出てきて、戻ろうとしたけど着替えた物をトイレの個室に忘れた事に気づいて取りに戻ってんけどもうすでに他の人が入ってて、開けてくれへんねん」  

トイレにて。  

「すみませんっ荷物忘れたんで取らせてください」
「え?そんな事言われても今入った所ですし無理です」
「急いでるんです!上から投げてもらえまへんか」
「しゃがんでるから無理っっ!!」

  というやりとりを、おっさん二人が個室の扉ごしにやってたわけなんですね。

  おバカすぎます。
電話を切ってOさんに事情を説明。
お客さんには本当に申し訳ない話なのですが、あまりのバカさ加減に二人で爆笑してしまいました。
気を取り直したOさんが、少し時間が押している事をお詫びしに舞台に出て行ってくれました。(でゅおめいぷるようこ)

(寸評)それMCで言ったら馬鹿受け間違い無し!
あっ、でもディナーショーか。よりによって・・・。 8ポイント。

ピピピピピ

数年前の冬の飲んだ帰りの話。 

神戸三宮近くで地元の友人と思いっきり飲んだ後、当時滋賀県草津に住んでいた友人との帰り。 

高槻まで快速(高槻から普通)電車で新大阪を出て暫く走ったら、ピピピピピという音とともに停止。しかし急ブレーキではなかったんよなあ、でもなに? 

「ここ吹田駅やで」と友人。 

「暫くお待ち下さい、確認中です!」 

そしてすぐ言われましたよ、人身事故。はい、俺の乗っている電車が人はねよったんですよ。ありゃりゃ! 

実は、一本前の電車の人身事故で止められた事はあるけど、自分の乗っている電車の事故は初めてよ。 

しかしJRはいつも思うけど、長いこと止まるんよなあ。その時も40分止まってました。 

その間、電気は消されるし車両を切り離して前に移れと言われるし、トイレは行きたくなるし。 

幸いトイレのある電車だったため良かったけどそうそう、「水流すのにそれ非常ボタンやから押すなよ」と友人にしっかり言われました。 

しかしほんま長かったー。そして次の日の朝刊にその事故しっかり載っていたとか! (西大路)

(寸評)まぁグチャグチャになったモノ片付けるにはそこそこ時間かかるよなぁ・・・。 6ポイント。

環状線内回り単独乗車初体験

これも飲んだ帰りの話。 

友人同士とは言え、飲んだ帰りが同じ方向の友人同士で電車に乗ったつもりが、気づいたら一人居なかったとか逆にはぐれてしまったとか。これ全盲でもよくあるんですわ。 

今回は俺がはぐれた話どす。 

JR大阪環状線沿いで飲む機会がよくあった今年。しかし帰りは常に誰か一緒だったため、大阪駅で降りて京都向きのホームへの行き方は覚えてない。 

そんな俺が改札入ってトイレに行き、出てきたら外回り方面に乗る友人は待ってくれてました。ところが俺の乗る電車は内回り。しかも、大阪から京都線に乗り換えて西大路に限りなく近い駅まで帰るはずの一人が消えてました。 

いやー、はぐれた事はこれまでもあったけど一人で乗り換えた経験のない所で思いっきり飲んだ後ではぐれたのは初めてよ。そして、環状線内回り単独乗車初体験ですよ。 

で、外回りに乗る一人に内回りホームまで案内してもらい、俺は電車に乗り込む。 

実はこの外回り方面の「友人」とは書いているものの、会うのはこの日が初めて。なので、俺がこの先どうなるかがかなり心配のようだ。 

で、メールでやりとりしながらどっちのドアが開くか気にしつつ、俺は右側のドアの側に立つ。 

おー、森ノ宮は左側、大阪城公園も左側、天満も左側。何やねん、今まで全駅左側が開いとるがな。 

そして大阪駅着いて、右側のドアが初めて開きました。さあ、問題はここから。 

実は、俺を含む京都線組、かなり飲んでました。 

「自分ら今まで何杯飲んだ?」 

「そんなん何杯か覚えてへんわい!」 

「京都線組かなり飲んでるし、多めに払うわ!」 

てまあこんな感じだったため、大阪からも一人やろなあと最初は思ってました。 

ところがさすが友人ですなあ、メールでの予告通り、大阪駅でしっかり待機してくれてました。 

そして、先ほどの外回り方面の一人に「合流完了」とメールしこの時点で、下手なジェットコースターよりおもしろいスリル体験は終わったのでありました。 

追伸 

何でこんな家着いたん遅いんやろうと冷静に振り返りました。大阪駅から乗った電車は、普通京都行きでした(笑) (西大路)

(寸評)確かに自分がその立場だったらはぐれたら怖いもんな〜。 6ポイント。

しんどいです

小学校の頃。親父が仕事の電話を終えて、
「いっや〜〜、わけわからんかったわホンマに」
と、だしぬけにのたまいました。

  どないしたん、と問うと、話がさっぱり噛み合わなくて難儀した、ということです。
結局は解決したのですが、なかなか事態が進展せず狼狽した、というやりとりです。

  おとん「ほしたらね、電話番号とお名前教えてもろて宜しいか」
お客「しんどいです」
おとん「はい?」
お客「しんどいです」
おとん「・・・・・・・・・(いや、べつにあんたの健康状態なんか聞いてへんがな)」
お客「せやから、しんどいです」
おとん「すんません、おなまえ言われへん都合があるんでっか」
お客「せやからしんどい言うてまっしゃろ」
おとん「・・・・・・!!」
お客「しんどいなんですわ」
おとん「お客さん、しんどいさん言いますのんか」
お客「そうですねん、新しい、に土かいて居留守のイー書いて、“新土居”ですねゃ」
おとん「はっはっは、えらいすんませんなぁ」

  「いやいや、はじめから新しいに土かいて、のくだりで説明してくれたらええのに、難儀なおっさんやったなぁ」
・・・まったくもってその通りです。
しかも大阪で「疲れた」を意味する「しんどい」とおっさんの苗字「新土居」はアクセントがまったく同一なのです。こりゃ解りにくいわ!
この名に生まれたのが運の尽き、みたいなめんどくさいお名前ですが、おっさんもおっさんで長いこと生きて来たのに、もうちょっとわかりやすい言い方は出来ひんのんかい、と思わずツッコみたくなる珍苗字のお客さんとのやりとりでした。(オポムチャン)

(寸評)こっちは珍苗字じゃないのだが、たま企画室で社員を募集した時にやって来た若者に面接係のスタッフが「ご自宅から会社までどのくらい(通勤時間)かかりますか?」と聞いたら、
「答える必要無い」
と言う奴いたなあ。
流石にとっとと帰ってもらいました。 9ポイント。

やってしもたわー

当たる当たれへんは別にして、日常クイズを読むのが楽しみな俺。 

しかし、ライブの数の問題は完全に読み違えました。 

出題日から先の年内ライブの数を非公開のも入れて答えてしまいました。 

やってしもたわー。 

以上、自身のバカ披露でした! (西大路)

(寸評)いや、その間違いは他にもいたので俺の設問があまり良くなかったのかな。反省〜。 5ポイント。

 

お〜けも

大学1回生のころ。合唱団の自主練習時のお話です。

講義の無い時間、ヒマな団員はボックスと呼ばれる部室に集まるものもいればこぞって麻雀へ繰り出すものもあり、また演奏会が近くなれば各文化系部室の集まる部活会館のひと気のない廊下で自分のパートの練習を自主的に集まっておこなったりする真面目な団員もいました。

私は声質が劣悪でなんぴととも決してキレイなハーモニーを形成しない合唱界の屑で、そのくせ無駄に音感に自信はあるもんだから音程だけに気を配り過ぎて他の人と調和する発声法の追求をいっさい無視していました。しかしあほゆえに当時はそんなことにさえ気が付かず、ただただ闇雲に闇雲に練習していました。何を改善すべきかもさっぱりわからぬまま。はは。骨頂です。愚の。

そんな無為な練習に付き合ってくださる、就職活動も無事済ませた先輩方がいました。(あとから聞いた話によると他のパート員から「オポムの馬鹿をどうにかしてくれ、あいつの悪声のせいでアンサンブルが台無しでこっちの音程もおかしくなる」と苦情を受けたためやむなく面倒を見に来たそうです。知らぬは私のみ。ははは。泣けてきます)
自主練習には音を確認するための道具が必要です。レベルが低いため音叉なんて小洒落たものでは音取りはできません、部室に備え付けの“ポーター”と呼ばれる2オクターブ半くらいの音が出る小さなキーボードをそれぞれ持ち出して自主練するのですが中にはマイポーターを所有している先輩もいらっしゃいました。

Y先輩は簡易な録音機能が付いたマイポーターを使っており、ご自身のバリトンの美声を録音して改善点を研究していました。
しかしそのうち練習に疲れたのか、Yさんは録音機能のうちの1つ・逆再生を使って遊び始めました。
ニンテンドーDSなんかにも同様の機能が搭載されていますが、たとえば「こーじ」と喋った言葉を逆回しで再生すると「いじょーく」と聴こえるわけです。つまりアルファベットに直したものを逆から読むのとほぼ同じものになるんですね。「オポム」なら「ムポオ」じゃないですよ、「ゥモポ」的に聴こえるのです。
( KOOJI ⇔ IJOOK )  ( OPOMU ⇔ UMOPO )
おわかりいただけましたか? これを利用して、逆にへんな言葉を喋って逆再生してちゃんとした単語にする、というわけのわからない遊びが始まったのです。みんな練習そっちのけでYさんのポーターに集まります。

「おは」、こう録音して逆再生すれば? 聴こえるのは、「あほ」。( OHA ⇔ AHO )
「のどぅ」、なんじゃこりゃ、と逆再生すれば「うどん」。( NODU ⇔ UDON )
はははは、これおもろいな、とみんな思い思いの単語を逆回しで再生してはどれだけ忠実に元の単語に聴こえるように発音できるか、なんてこれまた無為な暇潰しに走りだしました。

そのうち持主のYさんがニヤニヤして、「お〜けも」とつぶやきました。
太眉の男前・Yさんが甘いバリトンで囁いた、「お〜けも」。果たして逆再生すると・・・

『オ〇コー!』

次の瞬間、部活会館の静かな廊下中に、合唱団の馬鹿男声たちの爆笑が響き渡りました。
( OKEMO ⇔ 【割愛】)

DSをお持ちでしたら、是非皆様も一度お試しください。地味におもろいですよ。ちなみに一文字の単語以外で逆再生しても同じ言葉になる単語は理屈からして母音のみで形成されたもののみでした。あってせいぜい「居合」とか「遺影」くらいでしょうかね。(オポムチャン)

(寸評)母音が無いと難しいね。巨乳を集めなくちゃ! 7ポイント。

泣いた赤鬼

普段俺に向かってそれが冗談でもボロクソに言ってくる人が泣いたという話を見たり聞いたりした時、これほどおもしろいと思う事はない。今回はそんな話だ。

「あの女はまず泣けへんやろ。涙腺あるん?」と思ってた女性が泣いたと言うのだ。

職場での研修中、技術指導をされる側に居たらしいその女性、伝えられる事がなかなかできずに泣き出したと言うのだ。

この話は本人から直接聞いたのではなく同じ場に居た別の者が言っていた事なのだが、

実はこの女性、おバカさんの22に載せていただいてる「こんな女にぜったい何もできません」に登場してる人物なのだ。

この話は俺自身のバカを書いてるのだが、興味がおありの方は再度読んでみて下さいまし。

そうそう、今回の話もその女性を貶すつもりで書いたんやないっすよ(笑)でも文字だけで伝えるんは難しいですね! (西大路)

(寸評)昔のおバカを探しに行くのが大変でした(笑)。5ポイント。

ハァ〜美味しい・・・(*´ω`)

毎度毎度「私のまわりの」ではなく「私」です。バカは私です。

つい先日、20時までかかるかなと思っていた病院のバイトが、ことの他早く終わり、17時に帰れる事に。
元々その日は、午前診のみだったので、院内に残っていたのは医事課だけ。
私は戸締り当番だったので、一番最後まで残っていました。

バイト中は全くスマホを見る事が出来ないので、一日分のSNSをチェック。
ついでに「早く帰れる〜やったー」というツイートをして、帰り支度を始めました。

コート、マフラー、手袋、帽子、水筒、・・・などを抱え、スマホを見るとツイッターからお知らせが。
見たら石川さんからのリプライがっっっ!!

う、うわ〜♡石川さんだーっっっ(*'ω'*)

うふふうふふ〜。

ヘラヘラしながら確認したら「早く終わったなら、今すぐ飛行機に乗って北海道へ来なよ〜」とのお言葉。

きゃ〜〜っっ
も〜石川さんッたらお茶目なんだから〜!!アハハーン

真っ暗な院内の中、一人で盛り上がり鼻歌を歌いながら、出口へ。

「北海道行きたいよ〜!!」
なんて言いながら扉を開けて外へ。

「ジー」というセコムロックの音を確認。
「セコムよ〜し!!」
相変わらず上機嫌なまま自転車に乗って帰ろうとして、ハタと気付く。

「あれ?私、鞄・・・」
浮かれすぎて、どうやら荷物を中に忘れたままロックしてしまったらしい。

「あーアホや〜(笑)。ええっと。もう一回開けて、とvあっ・・・Σ(゚Д゚)」

そうです。鍵は鞄の中なのです・・・orz

「ええっと・・・」
落ち着くために水筒のお茶を飲む。
「ハァ〜美味しい・・・(*´ω`)」
言うてる場合やないっ!!これはヤバいです。結構ヤバいのです。

私以外に鍵を持っているドクターの一人は出張中ですし、他のドクターも今日は診察は午前で終わってるから近くにはいらっしゃいません。
事務長は帰って5分でビールの人だから多分もう無理。

それよりなにより自転車に乗って帰れないとなると、1時間以上歩いて家に帰らねばなりません。
そして、1時間以上かけて帰ったとしても家の鍵がないので中には入れないのです。

うっうっ・・・(;_;)
さっきまでの浮かれていた自分を激しく恨みました。
みんな『ながらスマホ』は危険やでー。家に帰れんくなるんやでーっ。

せっかく早く終わったのに・・・シクシク
寒いよ〜。とりあえず上着着よ・・・。上着を羽織ろうとした時にポケットからチャリン♪と音が。
もしかして!と手を突っ込むと自転車と家の鍵がっっ

「わ〜っっっ!!奇跡やーっ!!神様からの贈り物かーっ。これでとりあえず帰れるっっっ( ;∀;)」
いつもは鞄に入れておく自転車と家の鍵が、その日に限って、上着のポケットに入ってたんです。
(行動のすべてが無意識すぎて怖い・・・)

「はぁ〜自転車は速いなぁ〜私今この世で一番幸せかも〜(*'▽')神よ私に自転車を与えてくれてありがとー」
と思いながら、自転車を走らせました!!

そして家に到着し、セコムの予備の鍵を持って、再度病院へ。

鍵がかかってるんだから、翌日の朝取りに行けばいいんじゃないの?
と思われるでしょうが、お恥ずかしながら、鞄をどこに置き忘れたか全く記憶がなかったのです。
更衣室のロッカーの中なら問題ありませんが、ロッカーの外とか廊下とか待合の椅子とかトイレとかだとかなり恥ずかしい・・・そして鞄はロッカーの外のゴミ箱の上に置いてあり翌日の朝まで放ってたら掃除のおばさんに間違えて捨てられていたかもしれなくて、ゾッとしました。
捨てられていなくても全員にバレる・・・

無事に鞄を抱きしめ、再ロックを確認して帰りました。

というワケで北海道へは行けませんでした。(´・ω・`) (でゅおめいぷるようこ)

(寸評)にゃ〜!本当に危機一髪だったね。
北海道で会いたかったよ。シクシク・・・。 7ポイント。

不可解な不愉快

学校の知り合いのMさん(男性)は、いつも不可解なことを言って僕をバカにしてきます。

実際のところ僕は割とバカなので、むべなるかなです。でもあんまり愉快じゃないですね。
彼自身は悪気なく話しているつもりらしいのですが。

少し前に学校でこんな会話をしました。

M「イーダさん、どうも」

イーダ「あ、どうも」

M「さっきね、そこの階段を私の元カノが上っていったんですけど、彼女×××のスカートを履いてたんですよ。×××って、妙に艶めかしいと思いませんか」

イーダ「えーと…すみません、×××よく知らないので、わかんないです」

M「ふふっ、あなたならきっとそう言うと思いましたよ。では次の授業があるので」

イーダ「は、はあ…。どうも」

うーん、不可解。全体として何を言いたかったのか未だにさっぱり分かりませんが、無知をバカにされたということだけはなんとなく分かります。

彼と話すといつもバカを見るような気がするので、最近は関わらないように気をつけています。でも彼、なんか話しかけてくるんだよなあ。どうしたらいいのかなあ。

できるだけ気にしないことでしょうか。 (イーダ健二)

(寸評)いっそ何か言われたら何も答えずにヨダレをタラ〜と垂らして笑い始めたら何かが変わるかも! 6ポイント。

1+1はなんで2になるか

小学校4年の頃の担任の話です。

その年の担任はNという50前の女性教師で、見るからに性格のキツそうな顔つきをしていました。
私の予想は見事に当たり、それを目の当たりにした、というか実害を受けたのが4月の算数の時間でした。

出席番号が早いため、私はいきなり指名を受け起立させられました。

N「オポム、1+1はなんで2になるか答えぇ」

!!??
いきなりの禅問答のような問いに、私は激しく面喰らいました。

オポ「い・・・ いちたすいちは、にぃだからです」

N「そんなこと聞いてへん!! 1+1はなんで2になるか聞いとんねやろが!!!」

恐ろしい剣幕で怒鳴られ、私は完全にビビッて泣き出してしまいました。

オポ「・・・だ、って・・・・・・ いちのつぎは・・・ にぃだから・・・・・・ にぃです・・・・・・(嗚咽)」

N「そんなもん理由になるかい!! 立っとけ!!!」

私は理不尽な恫喝による屈辱でいっぱいいっぱいになり、結局正解を知ることが出来ませんでした。終業まで怯えながら震えて立っていたからです。
思えばその解答がその授業中に示された記憶さえありません。私はなまっちろい肥満児で見た目だけで不快感を与える児童だったので、更年期障害か何かでイライラしていた教師のストレスをぶつけるには格好のブタガキだったのでしょう。

この問題、今でも解けません。それとも世間の皆様は当たり前に解答できる問いなのでしょうか? なにぶん当方頭がおかしいもので私だけが理解できない問題なのでしょうか。もしそうならいよいよ立ち直れませんが。

他にもこの担任Nは「しばき棒」というど直球のネーミングの禅宗の坊主が持ってそうな折檻用の木の棒を常に手に持っており、よくみんなぶたれていました(当時はなんの問題にもなりませんでした)。また年下の20代の体育系教師と恋仲になり、よく授業中にもかかわらず廊下を通りかかったその彼氏たる体育系教師と雑談を展開、我々児童は5分ほどほったらかされたままであることがしばしばでした。

先生のやることは絶対。そんな時代でした。問題を解けなかった私がおバカか、問題を出したNがおバカか・・・ いい勝負でしょう。(オポムチャン)

(寸評)1+1=2を証明するのは難しいね。
例えばお互いが結合するような物質だったり、あと人の心のような物質では無いものはどれも1+1=2にはならないから。
その答えは俺も気になるので是非今から母校に行って聞いてきてくださいな。 7ポイント。

オナラの音と性質

厭な思い出で胸が悪くなったので、別の教師の話を。こんどは小1です。

はじめての担任はがっしりした身体の男性教師、T先生でした。
例にもれず忘れ物や嘘をついたりで鼻を捻りあげられたりするのは日常茶飯事だったのですが、Nに比べてまだ救いがあったのは冗談が面白いことでした。

その日の授業中の雑談はオナラの音と性質に関するトークでした。

T先生「オナラには【ブー】【スー】【ピー】の3種類がある。【ブー】は音は大きいが臭いは少ない。【スー】は音はしないがその分臭いが強烈。最後に【ピー】、これが出るとパンツが黄色くなっているかもしれない」

1年坊主は大爆笑。あんまりおもしろくて帰宅後何度も親に報告、両親とも何度も繰り返し爆笑していました。

ほかにも児童の名前をイジって演劇の発声練習風に「安堂チビチビあいうえお、河北うるさいかきくけこ・・・」などと渡辺くんまで見事に完成させたり、怒った時とのギャップが激しくてなんだかんだ言って好きな先生になったのでした。

私が4年生の頃なくなり、お弔いには凄まじい数の元教え子たちがお別れに来ていたのを憶えています。早くになくなるには惜しい方でした。(オポムチャン)

(寸評)ユーモアって本当大事だと思うんだよね。
出来ない人まで無理にやらなくてもいいと思うけど、ユーモアによって計算上に現れない心がどれだけ豊かになるか。
素敵な人は天国も欲しがるから早くもらわれていってしまう。
俺はとりあえずそんなに早くはもらわれないクソ人間で良かったなぁ。 7ポイント。

万札一枚と百円が大量に落ちている

  「家の近くにあるいくつかのバス停の内、SOLE CAFEがある方面に行く時に使う「西大路七条」バス停から、市バス205に乗って、「千本北大路」バス停に向かった。
途中、西大路四条(阪急西院駅前)にバスが止まった時点で、最後尾に座っていたカップルが騒ぎ出した。
万札一枚と百円が大量に落ちているというのだ。
そして、男の方が前に行き、運賃箱にその落ちていた金を入れだした。
「運転手さん、これ一番後ろの席に落ちていたお金ですので入れておきますね。合計12000円です!」
「おいそれなあ、あんたの運賃と違って落ちてた金やろ。そんな所に入れられても困るやないかい。俺に手渡せやこら!」
最近はかなりましにはなったとは言うものの、京都の市バスの運転手はやはりまだ口悪いなあと思いながら、俺は聴いていた。
そして、その金を入れた男が座っていた席に戻った後、バスは走り出した。
ここで俺は思った。石川さんのホームページに、これおバカネタとして投稿できるな。千本北大路に着くまでの間、途中まで書けるぞ。
そう思ってズボンの右ポケットから携帯を出した瞬間!」
気づいたら家の自分の部屋の布団の上、時間はこれ書いてる日の午前2時過ぎであった! (西大路)

(寸評)夢オチかいっ!(笑)。
まぁそれだけいつも投稿のこと考えててくれてありがと! 5ポイント。

蓮根スーツ

  蓮根を送ってくれる嫁はんの友人の話・・・にまつわる小咄です。

  いつも冬前になると転勤先から大きな蓮根を送ってくれる嫁の大学からの友人。今年は風邪気味の日があったのですが蓮根をあほほど炒めて食べたら2日で治りました。ありがたいことです。  

さて送ってくる蓮根の箱の中にはよくありがちな生産者のみなさんが一堂に会して写っている集合写真とおいしい調理法の書いた紙なんかが入っています。
しかし。その泥だらけの蓮根畑・・・ というか沼地、みたいな場所でおじさん達が笑顔で泥に浸かっているのですが、ど〜うもセンター奥の1人が不自然なのです。なんかスーツだし、周りの人と比べて光の具合がどうもおかしいし・・・ その1人だけ妙に写真から浮き過ぎているのです。  

へんな合成なんか使ったらイメージ悪いのに、何故そんなあほみたいなことをしたのか? 考えよう。物事には必ず理由がある筈です。私は原因を想像しながら傍らの嫁はんに語りかけました。  

私「実はほんとはこの写真の浮いてる人の場所には吉村はん(仮)がおって、でも撮影が終わった翌日吉村はん(仮)は突然心筋梗塞で不帰の人となり、おいしい商品を届けるというのにお客さまに今はもういない人の載った写真を送ったらなんだか縁起が悪いし、でももう近々関係者が全員集まる機会も年内ないし、どないしょうかあっそうやあのよう手伝いに来てくれてたちゅうても蓮根とちごて大根掘りやけど、あの子なんちゅう名前やったかな、そうそう宮本っちゃん(仮)や、宮本っちゃん(仮)の写真ここに上手いこと放りこんだらええねん、蓮根関係ないけど近所やし、若いし、とかわけのわからん理由で吉村はん(仮)の居た場所にすげ替えられた近所の宮本っちゃん(仮)なのではないだろうか」  

嫁「撮り直せや」  

・・・至極ごもっとも。あれだけながいこと喋りたおしたのに6文字で叩き返す嫁の腕前が鮮やかです。
毎日こんな妄想ばかりして暮らしています。ああ、吉村はん(仮)の息子さんが会社辞めて東京から蓮根づくりに帰ってくるぞ。
宮本っちゃん(仮)最近付き合い悪いなあ、無理に写真とか入ってもらうんやなかったかなあ。ちょっと強引やったし。  

・・・・・・単に偉いさんも無理矢理集合写真に入れたかっただけの話ですね。(オポムチャン)

(寸評)他の人の蓮根にはその人写ってないよ・・・。
オポムチャン家だけに写っているそれは蓮根では無く霊魂・・・。6ポイント。

ドラ〇もん

先日。嫁はんの茨城県は守谷の友人からたくさんの蓮根が届きました。  

この友人、関西からご主人の仕事の都合で守谷に越した大学の同学年の子で、季節ごとに野菜や果物を送ってくれるステキな彼女なのですが、「絵を描く」という能力がすぽんと抜け落ちているのです。

  あるお盆に幼い息子と旦那さんを連れて大阪へ帰って来た際、私達の家に寄ってくれました。
そこで親たちは子供たちにせがまれてアンパンマンやらいろいろ描くのですが、彼女の絵だけ何かが決定的に違うので、いけないのですがどうしても笑いを堪えられませんでした。

  私の嫁はんは絵がそこそこ上手で、夫たる私と彼女のご主人も上手いとは言えませんがそれなりのモノは描けます。
どうしてもドラ〇もんが描けない彼女に、ご主人と私が指南します。

  主「ドラ〇もんは顔のマルを先にふたつ描いたらアカンで、内側のマルは目の横から描くねん」  

そう、ドラ〇もんを描くときによく陥りがちなのがまず顔の輪郭(?)として大きな二重マルをクルクルっと描いちゃうこと。それをやるとどうも不細工なほっかむりみたいな顔が顕現するのです。ゆえに、旦那さんのおっしゃるように内側のマルは目の横から線を引いて下方で結ぶと、ほうらこれだけでも随分ドラ〇もん的な気配がしてくるというものです。  

私「まず輪郭じゃなくて、目と鼻から描いてみて。それから目の左右から円を描き始めて・・・」  

そこで彼女は首をかしげながらも言われた通り、ドラ〇もんの目鼻を先に描いた後、目のサイドから円を描き始めました。
ただし、下ではなく上に向けて。  

シュールな物体が出来上がり、私とご主人はいけないと思いつつも大爆笑してしまい、彼女はまたぞろしょんぼりしてしまうのでした。
いやいやいやいやしかし・・・・・・ 目と鼻を囲んでマルにするという発想がこの子には無いのですね。まさか頭方向に円を閉じようとするとは思ってもみませんでした。  

普段はテキパキ系のしっかり者でブラックなギャグも面白い彼女ですが、こと絵だけは苦手のようです。人間どっか欠点がある方が親しみが持てるもので、その日私はその嫁の友人に非常な好感を抱いたのでした。(オポムチャン)

(寸評)すげーうまいなら別だが、中途半端にうまいぐらいなら笑えるから下手な方が良い。
とも言える。笑いを産むって難しいから! 6ポイント。



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