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ここは自分のまわりのおバカな奴の行動・言動などを紹介するコーナーだ。
なるべく本人を直接見たり本人から直接聞いたものが良いが、信憑性が高ければその友人ぐらいまではOK。もちろん人間じゃなくてもかまわないぞっ。
さぁ、まだ世間に埋もれている貴重なとっておきのバカを紹介してくれいっ!
メールにて投稿は題名「おバカ」で、末尾に自分の名前を入れてね。
ポイントは3ポイント以上〜ーだっ! ダ〜〜〜ッ!!

馬鹿三題

①バイト先のあるドクター。
親切丁寧な診察がモットーらしいのですが、どうも最近職員達の間である疑惑が。。。

お腹を壊している患者さんに対する診察内容にバラつきがあるのです。
①投薬だけで終わり
②投薬+簡単な検査
③投薬+簡単な検査+エコー

ヒマな職員が統計を取ってみたら男性とおばちゃんは①か②。
③には圧倒的に若い女性が多いと言うのです。
患者さんの希望もあるだろうけど、確かに③は若い女性が多い・・・。
先日若いノーブラ受付嬢が体調崩した時もエコーしてたな。

うむ。では試してみようと私
私「先生、ちょっとお腹の調子が悪くって・・・」
先生「ではお薬出しましょうか?それと念のために・・・」
私「エコーですかっ!?」
先生「エコーはやらなくていいでしょ」

やらんのかいっ。

別の日、もの凄く忙しい時間帯に先生宛に面談の申し込みがあったのでその旨をお伝えすると
「診察時間帯に来るとは何て非常識なっ。どこの人!?」
とお怒りモード。
「○○製薬様です」
「バカかっ追い返せ。いや、自分で言うわ」ガチャンッッ

すごい勢いで電話を切ると、イライラした様子で受付までやってきて
「どいつだ!」
「あちらの方です」
「あ、先生。こんにちは」
女性プロパーの方が挨拶をされた。

「ん、あ?・・・・あら。女性!? どうぞどうぞいらっしゃいv
ようこさん、お茶2つね。」

ええんかいっ。

いくつになっても、おエライ先生でも大概の「男」は若い女性に弱いですね。おバカめ〜。

②小学生の頃の私。
今以上に注意力散漫で、ぼんやりした子供でした。
ある日母親に買い物を頼まれ、ピンクレディーのお気に入りの財布に1000円札を入れてもらい一人でふらふら出掛けました。

そのまま直接市場へ行けばよかったのに、小学校の校庭で遊びたくなった私は「ちょっとくらいなら大丈夫だろう」と学校に向かいました。
校庭にある鉄棒、砂場、ジャングルジムでひとしきり一人で遊び
そろそろ買い物に行こうかと思って気付きました。

「お財布がない・・・orz」

焦って砂場を掘り返したけど出てきません。
アカン・・・怒られる。
どうしよう。
そうだ、友達と会ってお菓子買っちゃった事にしよう!
でもそれならお財布がないのはおかしい。
おつりがないのもおかしい。
これは使えない。何か他の言い訳を考えなければっっっ

気付けばジャングルジムのてっぺんでぼんやりしていました。
卵を割っちゃった子供が水蒸気になりたかったように
「怒られるくらいなら死んだ方がマシかも」
と考えた私は思い切っててっぺんから飛び降りました。

そしたら信じられない事に私の身体は風に乗ってふうわりと浮き上がったのです。
本当に!!
そうか。私は死んだのか〜これで怒られずに済むぞ〜やったー!
そのまま風に乗ってジャングルジムからいつも通っている道を浮遊。
いつも気になっていた工事現場の大きな衝立の中も見えました。
お風呂屋さんの煙突の上も見えました。

わ〜すごいなぁ〜

気付いたら家で寝てました。
母に訊いたら普通に足を擦りむいて泣きながら帰ってきて
理由を聞いたけど言わなくて、でもお財布がなかったので
落としたんだなって思ったよ。との事。
そのあといきなり熱出して寝てたらしいです。

いや、でもあの時は本当に飛んだんですよ〜。
といまだに言い張るおバカさんです(笑)。

③もう一つ子供の頃の話。
私はバランス感覚が悪いです。

小学校低学年の頃、ドブ川(最近見ませんねー)沿いの幅10センチもないくらいの所を渡るという遊びが流行ってました。
近所の子達5〜6人でワーワー言いながら一人ずつ走り抜けるのですが私はいつも渡り切れずにドブ川に落っこちていました。
ドブのヘドロでドロッドロになりながらみんなで笑いながら家に帰っては、母の怒りをかっていました。

時が経ち私が中学に上がる頃、そのドブ川は埋め立てられる事になりました。
記念に(笑)また当時のメンバーで最後にドブ川渡りをしようという事になりました。

「いやーもうそんな馬鹿げた事はできないわー」と私は参加を拒否。
でもその大会を見学する事にしました。

中学生ともなると大概の人は物事のコツをつかむのが上手くなります。
子供の頃私を含め、半分くらいの子が落っこちていたのに、誰も落ちません。
大して盛り上がる事なくその大会は終わりました。

それから暫く経ってから。
私は学校帰りに一人でそのドブ川沿いの道を歩いていました。
そしたら無性にやってみたくて仕方がなくなってきました。
「みんな成功してたしね。私も渡れるよねv」

自分のどんくささを甘く見ていた私は学生カバンを置いて
制服のまま、ドブ川渡りに挑戦しました。
はい〜。落ちました〜。

一緒に笑い合う仲間もいない。
ドロッドロの制服姿で一人で歩いて帰るの恥ずかしかったなぁ。
そして母にめちゃ怒られたなぁ・・・。 (でゅおめいぷるようこ)

(寸評)最初の話しは今のリアルな話し、二番目の話しはメルヘンな話し、三番目の話しは青春の・・・いや違う。今やっても落ちるからな!
少女時代を終えた女の子がドブからドロロローッと出てきても誰も助けてくれないから注意しろ!
みっつまとめて20ポイント!

バイクタクシー

わたしが生活しているバンコクでは、駅や小路の入り口にバイクタクシーが客待ちをしていて、それに乗って自宅や会社に行くのが日常の風景となっています。
さて先日のこと、仕事帰りにわたしは某駅からアパートまでのあいだ、いつものようにバイクタクシーに乗って帰宅しました。アパートに着いて、料金を支払う段になり、超びっくりしたことがあります。
そのドライバーのお兄さんは、なんと長い爪に真っ赤なマニキュアをしていたのです!!わたしは思わず顔を見てしまいました。もしかしたら女性じゃないかと確認したんですね。しかしながら、そのマニキュアの主は、どこをどう考えてもヒゲ面のお兄さんでした。でも手だけはキャシャで、まるで女性のような綺麗な手だったんだよなぁ。「まぁ、ここはバンコクだから、こういうのもありなんだろう」と無理やり気持ちに区切りをつけて、部屋に戻ったわたしですが、その夜は妙にそのマニキュアが気になってなかなか眠りにつけませんでした。(波照間エロマンガ島)

(寸評)そのマニキュアおっさんがもしテクニシャンだったら・・・。 6ポイント。

埴輪やんな?

我が家のおとんおかんはネタの提供者としてなかなか優れています。
そのうちのおかんは看護師の資格を持ち大勢の家族の世話をしてきた偉大な母で、尊敬しているのですが言葉がいささか間違いが多いのが玉に傷です。

過去にもジブリのとなりのトトロの歌を「♪トットト、トッローロ」と歌ったり、スパーリングワインを買ってきた、とのたまったりいろいろやらかしてくれたのですがさて昨日。

日曜に実家に帰った私は居間でお笑い番組を閲していました。
ケタケタ笑いたおしてると番組ははやくも終了間際。そこへコンビ芸人ナイツのお兄さんも芸人のほうの人が喋っているのを見て、私は何気なく感想を漏らしました。

オポ「この人もだんだん兄貴に顔似て来たなぁ」

横で片付け物をしていたおかんが口を挟みました。

おかん「ああ、埴輪(はにわ)?」

・・・・・・・・・?

おかん「埴輪やんな?」

・・・・・・・・・
しばらく私の顔が埴輪になりました。
今さら正解を書くのも恥ずかしいですが、

オポ「ハイ、塙(はなわ)、ね」

しばらく皆で馬鹿笑いしてました。兄貴が埴輪の芸人て! 最近埴輪に似てきたて!! おかーーーーーん!!!
私を含めてどいつもこいつも埴輪のごとく頭がすっからかんな、なにわのはにわ一家です。(オポムチャン)

(寸評)喋る埴輪。怖い!!! 6ポイント。

奥様からのお便り

ある投稿者の妻です。
この6月末、何処かのおバカが当日いきなり思い立って3日連続で当日券でライブを観に出かけました。

乳飲み子を持つ私からすれば突然思い付きで家を空けられるのはいい迷惑ですが、夫が普段から寝る間も惜しんでホームページへ投稿している石川さんの珍しい関西のライブとのこと、やれやれと思いつつ許してやりました。

初日は金曜日。私はこの日石川さんのライブがあることを存じていませんでした。
夫の職場は比較的残業の少ないところなのに、夜11時半になっても帰って来ません。日付も替わろうかという時間に、ようやく帰宅しました。
どうしたの? と問うと、なんと仕事が定時に終わったので石川さんの京都のライブに思い切って行ってみた、などと言うではありませんか!
翌日の天満橋のライブはたまたま夫の天満橋での研修のあとに開催されるので、行ってきてもいい? と事前に知らされていたのですが、まさか仕事帰りに2時間近くかかる京都まで行くとは…。

それにしても京都まで行ってきたとしても帰りが遅すぎます。何してたの!? 曰く、帰りに阪急電車が人身事故で完全に止まってしまい慌てて大宮からJR京都行きのバスを探して乗り付け、遠回りになったと(私に内緒でライブに行ったバチです)。おまけに晩御飯も食べずにライブを観に行ったものだから、お腹がぺこぺこで最寄り駅そばのラーメン屋さんでやっとご飯にありつけた、と(知らんがな)。さらにそんな時間だから駅からのバスはもうなく、40分歩いて帰って来た。ゆえに、遅くなりました、と(単に自業自得)…。

あきれて物も言えませんが、せめてメールのひとつくらい送ってもらわないとこちらとしても心配です。まったく…。

そして翌日。疲れた〜、などと言いつつ(だから自業自得だって)お昼からの研修に天満橋へ向かう夫。ライブの開始は19時と聞いていたので終演は遅くても22時頃と予測して、帰りを待っていたのですが… その夜夫は帰って来ませんでした。またもや何の連絡もなしに…。

夜の大阪市内はお世辞にも治安のいいところとは言えません。トラブルに巻き込まれて、雨の中ゴミ溜めにうずまってるんじゃないか… 考えても仕方ないし、連夜息子にしがみ付かれてほとほと疲れている私は諦めて浅い眠りを眠っていると、朝の6時半過ぎに夫がふらふらと帰って来ました。
いい加減私の頭から角が生えました。
昨日も遅かったけど今日は朝帰りか!! 今まで何しとった!?
すると夫が弁明するには、今日だけ懇親会をするから残れる人は参加してね、と予想外なイベントが発生し、これは残らないと絶対後悔すると思ったらしくお開きになるまで呑んでしまい、気づけば電車がなかった、と(お前は時計を持ってるだろうが)。そして始発を待つのにひとりでカラオケでも行こうと言ったら3人有志が集まって京橋まで歩いてオールナイト、早朝5時の始発に乗って帰宅、今度は朝早すぎてバスがなくまた駅から歩いて帰ってきた、と…。

せめてメールの1通でもよこさんか馬鹿たれーーーーー!!!!

さらに話を聞くと今日が最終日で1時から高槻で開催されるとのこと。なんだかもじもじしてて気持ち悪いので、行きたいんやろ? せっかくやし行っておいで、ともはやこちらもバカ負けしました。

結局夫は2時間だけ眠り、悪いと思ったのか買い物を手伝ってくれて、お昼を簡単に済ませてモノレールに乗って高槻へすっ飛んで行きました。さすがに終演しだいまっすぐ帰って来ましたが、予約をしていなかったため半分お店の外にはみ出して演奏を聴いていたそうです。

結婚する前から突然思い付きでどこかに行くことを決める男でしたが、まさか石川さんのライブに無計画に3日連続で乗り込むとは…。
危うく帰れなくなりそうになったり、帰れなくなったらなったでもう若くもないのに夜通しカラオケしたり、ろくに寝ないでお昼からのライブに出掛けたり…。
これをおバカと言わずしてなんと呼びましょう。

ともあれそれだけ石川さんのライブには筆舌しがたい楽しさがあるのでしょうね。いつも下品な投稿ばかりしているらしいですが(見る気も起こりません)、今後ともこのおバカな夫のおバカな投稿にどうぞお付き合いくださいませ。 (狸子)

(寸評)えっ、お宅のダンナさん来てなかったよ・・・。

と言ったらまた家庭争議になる〜。
貴方のダンナ様は素敵な方です。特に眉毛が。
関西ツアー完全制覇の者にだけ与えられた素敵なポーチはどうぞダンナ様からひっ取ってお使いくださいませ。
今後もダンナ様をお借りします。せめてアマガミで許してやってください。よろしゅうに。 8ポイント。

ビッグウェーブ

今週あたま。私の店でお客様ディスプレイ用として購入後から倉庫に置いてある「さわやか梅(仮名)」ドリンクがもうずいぶん前から置いてるなぁ、と思い見てみると案の定賞味期限が5月31日になっていました(投稿現在は7月11日(金)です)。

私はそういう期限はまるで気にしない頓着レス人間なのですが、さすがにお客様に見せたり最悪渡してしまったら大問題です。

店長にその旨伝えると、「俺が買ったし、別に傷んでないやろ。社員用で飲んで」と有難い言葉が。

いやいやいやいやお前賞味期限1ヶ月半オーバーはやばいやろ有り難がってる場合か、と突っ込まれそうですが、前述のとおり私は頓着レス人間、期限超えのリスクよりタダでドリンクをゲットできた喜びのほうが勝ったのです。

まあしかし期限は過ぎてるものだし、早く飲んじゃうに越したことはありません。私は今週あたまから1日一本ペースで梅ドリンクをゴギュゴギュ空けていきました。

ほんで昨日。当支店にしては珍しく大忙しで終業後の私は疲労困憊でした。
ぶゎあ疲れた、疲労回復にはクエン酸摂取じゃ、と例の梅ドリンクを一気に飲み干したところ。

全身の毛穴が、にわかにぞわぞわしだしました。
そしてワンテンポ遅れてやって来た、胃袋の違和感。
なんだかうすぅい吐き気がわだかまります。
おかしいな、今まではなんとも無かったのに?? ひょっとして、ドリンクが入ってた段ボールの外側のやつは温度変化の影響を受けやすいから思った以上に劣化が進んでる?

そしてこのドリンクが入っている容器は缶でもペットボトルでもなく、円柱状の紙容器です。一般的に缶・ペットに比べて賞味期限は短くなっています。

・・・これはババ引いたな。紙容器のひと月半オーバーは環境によっては飲めなくなるのだな(←せやから、はじめから飲むな)!

とりあえず私はお茶を飲み胃袋の違和感を誤魔化し、そのうち治るだろう、と忘れることにしましたが帰りの電車の中でも帰宅後も「うすぅい吐き気」が地味ィ〜に残るのです。
ただいかんせん、うすぅいので何かをしてると忘れちゃうレベルで、私は晩飯を食べぼうずを風呂にぶち込みそのまま就寝したのです。

今朝4時半。大量の事務処理に追われる夢で飛び起きるとえらい腹痛。便所へすっ飛び、排出して治ったかと思いきや、痛みは引かずにその上吐き気が襲い掛かります。
意識が遠のく位の腹痛と吐き気!! まさか昨日の違和感がここまで強烈なものに成長して帰ってくるなんて父さん感激して失神しそうです。

経験した方はご存知でしょうが、下痢には波があります。一旦収まってもう大丈夫・・・ と思った矢先にまた第2波、第3波がやって来るのです。
私は何とか第3波が引いた瞬間にマッハで尻を浄め、這う這うの体で居間の薬箱からラッパのマークを3錠常温の烏龍茶で嚥下、必ず来るであろう第4波に備え再び籠城ました。

ビッグウェーブは出勤間際(7時)まで続きました。シャツは大量の汗でビッシャビシャ、尻は疲弊してヒリヒリ、しかしラッパ投入がようやく功を奏したか波は微々たるものに変わりました。

私は2分で通勤着に着替え、時折攻めてくる小波に耐えつつ職場に辿り着きました。
私より20分あとにやって来た店長に「梅ドリンク、飲まんほうがいいですよ!!」と警告しましたが、絶対違うで、俺何ともないもん、と聞きません。そう、店長は私以上の頓着レス人間だったのです。

なんだが不毛なやりとりに疲れて座りこんでたら課長が「帰るか?」と有難い言葉を下さったので、私は今こうして平日の昼間に「おバカ」を投稿しているのでした。

皆様、さすがに紙容器のひと月オーバーはヤバいですよ!! やめときましょうね(案ずるな、ふつうの常識がある奴はそんなもん飲まんわい)!! おバカより(オポムチャン)

(寸評)ああ、紙容器はヤバいかも。
缶とかなら数年過ぎてても大丈夫なんだけどね。
ま、ダイエット法のひとつということで!? 7ポイント。

病み付き

俺このコーナーの過去ページが意外と好きなんだけどおバカさん(4)に石川さんの書いた「禁欲男性の意外な結末」ってのがあったの知ってる?そう、エロネタ(笑)。A周辺の研究開発に余念がない俺、禁欲はムリだけど似たような経験はあるんだよね。
(4)に石川さんが挙げてた友人の話は溜まりきった子種が排便を機に飛び出したって話だけど、要は前立腺が便に刺激されて射精に至ったワケだよな。前立腺はAのすぐそばにあるからトイレでデカいブツを出す時にちょっと勃起しちゃうヤローもこっそりいるんじゃない(笑)?それで俺の話。さっき言ったけど石川さん同様禁欲しておんなじことすんのはムリだから、A周辺がブツでギチギチの時にオナニーすればおんなじ快感が得られんじゃねえの?ってことでチャレンジ。あえて排出するブツがデカくて硬くなるまで我慢し、いざトイレへ。懐にしこんだネタを利用してスコスコ。いい感じになってきたらだんだんAの出口近くにブツをスタンバイさせ、後ろも発射準備OKにする。前立腺周りをこれでもかとパンパンにするワケね。それで最高潮の瞬間に、思いきり踏ん張ってブツを排出!!
いや……もうとんでもねえわ(笑)。「予期せぬ大便のふんばりの故の射精」が最高の快楽ではないか、って石川さん書いてたけど、意図的にその状況を作って射精してもキタね!飛ぶ飛ぶ(笑)!ダブルで発射するタイミングが意外とムズイけどこれ病み付きになるね!でもヤり過ぎたら前立腺肥大とかなりそうだから責任は持ちません(笑)(ナルセ)

(寸評)おおっ、やっぱり!
これは試す価値ありそうだな。
確かに前立腺刺激は新たな世界が広がると聞く。
ナルセ、今後も新しい報告期待じゃあぁぁぁぁぁっ! 10ポイント。

お邪魔致します

早朝の幹線道路を歩いていると、2人の酔ったサラリーマンがタクシーを捕まえようとしていました。
割としっかりしている若いサラリーマンが運良くタクシーを捕まえ、フラフラしている中年サラリーマンを呼びました。

  「部長! タクシーが来ましたよ! 急いでください!」

  先に乗り込む若いサラリーマンに続いて、常識をわきまえた部長が乗り込みます。

  「お世話になります。お邪魔致します」

  タクシーに乗るのに、何て律儀でおバカな・・・いやいや。
これだけじゃ、おバカと呼ぶには失礼過ぎます。
何事もなく2人のサラリーマンを乗せて走り去るタクシー。
その道路脇には、

  部長の革靴が1足(左右揃って)残されていました・・・。

  嗚呼、「乗る時に脱いだワシの靴が、降りる時には無くなっているろ。誰が盗ったんら?」という光景が目に浮かびます(笑)。

  次の日の早朝も同じコースで歩きましたが、さすがに気味が悪いらしく誰も触れた様子はありません。
そして夕方、どうやら無事に持ち主の下・・・足へと帰ったようでした。(デクノボー)

(寸評)昔、エスカレーターに初めて乗る人が乗る前に靴を脱いで上に着いたら履物がないという笑い話があったがそれを彷彿とさせるな。
でも飛び込み自殺じゃなくて良かった・・・。 7ポイント。

お縄

それにしてもここに送るネタ不足が深刻で困っておる次第ですが、今日実家に帰った際にすでに他界した親父の爺さん、つまり顔も知らない私のひい爺さんの逸話を親父から聴きました。ので早速投稿しちゃいます。

  物騒な話ですが、私のひい爺さんは逮捕されたことがあるそうです。
なんで捕まりよったかというと、酒の密造です。
ひい爺さんの生まれは明治30年半ばだと推測されますが、当時は自家製のどぶろくをこしらえてお縄になる者もちょこちょこいたようです。江戸のご時世なら問題なかったんですが、明治に入ってから酒造税てのが出来て、勝手に造れなくなっちゃったんですね。

  自宅近くで米と麹でフツフツ炊いていい匂いがするもんだから当時のおまわり的な人にバレてしょっぴかれ、何とか保釈金を支払って出てきたのだそうです。
しかし。例外の私を除いて酒好き家系のオポム家、じきに酒なしの生活に耐えられなくなってきます。
ふつうに買い求めりゃよいものの高額の保釈金を払っちゃった手前、元手がありません。
でも、酒が無くては生きていけません。いや知らんけど酒飲みの心理とはきっとそういうものなんでしょう。
こうなりゃ、リスクを承知でもいちど密造するほかありません。

  ひい爺さんは前回の反省を活かし、自宅から離れた裏山に秘密の洞穴を掘っくり返し、そこで再びどぶろくの密造に精を出しました。だぁれも知らない山の奥、ひい爺さんは甘ぁいどぶろく、今で言うとマッコリに近いのでしょうか、に陶然とする幸せな日々を送っていました。ところが。

  誰にも知られている筈のない内緒のどぶろく庫が、またしてもおまわりに発見されてしまったのです!  

なぜだ。誰にも見つからないよう、細心の注意を払って通い詰めたのに。こんな山道から外れたトリッキーな場所、見つけられる筈ないのにっ!  

そう、ひい爺さんは誰にも後を付けられていたことはなく、発覚するまで誰にもその場所は知られていませんでした。 では何故、秘密の酒蔵は見つかってしまったのか!?  

・・・・・・近所の人が日常よく使う山道の脇から、あらぬ方向へ新しい道が出来ていたから。  

そうです。ひい爺さんが足しげく内緒のお酒を造ったり飲んだりしに洞穴へ通っているうちに、ひい爺さんによって踏みしめられた地面の草は剥げ、見事に道になってしまっていたのです。  

バレないように注意していた筈なのに酒の誘惑のあまり、しっかりした道が出来るほどに通い続けてしまった結果の発覚。おバカです! ひい爺さんは再びお縄、今度はもう保釈してもらえるようなお金が家になかったため、しばらく投獄されたままだったそうです。トホホ・・・。  

果敢なるひい爺さんの酒好きは幸いと言うべきか私には遺伝しませんでしたが、肝心な部分での粗忽さは間違いなくその血を受け継いでいます。ひい爺さん、アッチから見てますか? 私もあなたのように、間抜けな事件で逮捕されるような立派な英雄になりた・・・ ごめん、あんまし、なりたくねぇわ。
私の生まれる遥か昔のおバカ事件でした。(オポムチャン)

(寸評)酒飲みの俺にはその気持ち分かる〜。
でも販売というより自分で飲む為でしょ?明治でもそんなに厳しかったなんて意外。7ポイント。

お父さんはどうやってごはん食べたらいいのよ?

今日。仕事からうちに帰ってきて晩飯を食わんとした私。
ところがどっこい、2歳のぼうずが食卓の私の椅子を使って遊ぶと言って聞きません。

ぼうず「いすでぶらさがって、あそぶの」
オポム「お父さんその椅子に座ってごはん食べるねん。椅子、貸して」
ぼうず「いすであそぶー」
オポム「晩ごはん食べるのに、椅子無かったら食べられへんやんか。椅子お父さんにちょうだいよー」
ぼうず「いす、ぶらさがってあそぶー」

まるで埒があきません。しかし3歳になるまではいかんせん海馬があほなので無闇に叱り付けるのは良くないのだそうです。
私は冷静に冷静に、と怒気を殺して問いかけました。

オポム「じゃあ、お父さんはどうやってごはん食べたらいいのよ?」

ぼうず『えーっとねー・・・、もぐもぐたべる』

然りっっっ!!!
私の負けです。(オポムチャン)

(寸評)かわえーのー。子供を持たなかった俺はこういう経験は無いからなあ。
でも本人は2歳のことなんて将来覚えてないんだろうな・・・。7ポイント。

あいうえおの秘密

周りに存在するあまたの愛すべきおバカを羅列し続け、いい加減もう出尽くしたなぁ、なんてぼんやり思索に耽っていると、私の眼前には2歳7ヶ月のぼうずとぼうずの所有物・50音おぼえ玩具が。

この玩具は50音の文字を押すと硬めの女性の声で「へ」とか「びょ」とか喋ってくれるおもちゃで、ぼうずは出鱈目に「え、け、せ、て、ね、へ・・・」などと押しまくって楽しんでいる様子です。
おやおやエの列を横に押し続けて、意味のない言葉にしかならんやないの・・・
とそこまで思ったところで、いやまてよ、と思い直しました。

アの列からオの列までの5列、横に読んでいくと実は意味のあるように出来ていたら・・・?
だってよく考えてみてください、あ、か、さ、た、な、は、ま、や、ら、わ。この順序になっているのは、何故? 何の法則性もなく並べただけ、というご意見がもっともでしょうが、もしかしたら意味の通るなにかになっているかもしれないではありませんか!!
珍しく暇ができた日曜の昼間、私はぼうずが玩具に夢中なのをいいことに考えだしました。

まずはアの列。はじめにあかさたな。さた。まずこのさただけを見ていくと狂気の沙汰、裁判沙汰、などという言葉から、そういう状態・事態を指し表すものだと推測されます。したがって、赤い状態、様子の。はまやらわ。浜やら、輪、というと浜に関連する輪とはおそらく浮き輪でしょう。赤い状態の浜辺とそして傍らの浮き輪。これは夕景の海水浴場を描写したものではないでしょうか。昼間はあんなに賑やかだった浜辺も、もはや夕焼けに朱く染まり、誰かが忘れて行った浮き輪だけがぽつんと取り残され、この景色の寂寥感を深めています。人生の無常観さえも見るような一文です。あかさたなはまやらわ=赤沙汰な、浜やら輪。

続いてイの列。いきしちに。これは己の生きてきた場所、生きし地にて。ひみいりい。日、陽と書いてもいいでしょう、太陽を見つめ入る、となると眩しさももはや抑えられた夕陽でしょう。真昼の太陽なんてまともに直視できないですからね。おお、アの列と何やら似たような風景になって来たではありませんか! 最後の「い」は居る、の「る」が省略されたのでしょう、沈みゆく太陽をじっと見つめ続けているわけです。ああ、自分の生きてきたこの場所に、今夕陽が落ちてゆくのをじっと見つめている。このようにして時はめぐり、いつか私も土へと還る。人生を顧みてセンチメンタルな気分になります。いきしちにひみいりい=生きし地に、陽見入り居。

もしかして私の仮説は正しかったのか!? この調子でどんどん解析していきましょう。ウの列。うくすつぬ。浮く、捨てる、寝る。捨つ、寝(ぬ)は、捨てる、寝る、の古語・文語体です。世の中の仕組みからはぐれ浮浪する。自分にまつわる人生のしがらみは捨て去り、無常の想いのうちに往来で横たわる。ふむゆるう。踏んで揺れて憂う。揺るは同じく揺れるの古い言い方です。無常のうちに倒れていても仕方がないので立ち上がり地面を踏みしめると、永らく何も口にしていなかったためかくらりと立ちくらみがして大きく身体が揺らぎます。ああ。世間とのしがらみを捨て去った今でさえも、私の身体はこうして存在し、生きてしまっているのだなあ。その憂いは果てしない。うくすつぬふむゆるう=浮く捨つ寝、踏む揺る憂。

なんでしょう、この全編にわたって共通した無常観は!? やはり隠された意味があったのだな。これは国文学界・国語学界を騒がす大発見に成り得るぞ!!

部屋でひとり興奮して先へ進みます、エの列。えけせてね。ここで急に世界観の変遷が訪れます。主人公は芸術を追究する若人。己の目指す真の芸術に近づくためには数多くの絵を描き続けなければなりません。彼はその気持ちが溢れすぎて往来の建造物にまで絵を描いてしまい、近隣の人達や役所に折角描いた作品の消去を命じられました。むろん彼は往来に絵を描くことは自分の芸術を究めんがための崇高な行為だと思っています。にもかかわらず周囲がまるで無理解であることに彼は辟易します。絵を、消せってね・・・。こう彼はひとりごち、反論します。へめえれえ。そんな命令は馬鹿げていてくだらないもの、言うなれば屁のような命令だ。そんな要求には応じない。えけせてねへめえれえ=絵消せてね、屁命令。

突如雲行きが怪しくなってきました。しかしウ列までの文と共通した、世の中に対する無常、諦観のようなものはかろうじて共通・・・ して・・・ ますよね? ね?

気を取り直して最後のオの列に取り掛かりましょう、どんなドラマティックな展開が待っているのでしょう。おこそとの。おこ、とは烏滸と書き、常軌を逸した道化者という意味合いです。そんな烏滸がふと屋内から往来を覗けば。ほもよろを。ホモ。ヘテロセクシュアルの対義語で日本では一般的に男性同性愛者を指します。あっ! ホモだ!! 烏滸は喜んで外を歩いていたあからさまな同性愛者の元へ駆け寄り観察します。何故なら烏滸は常軌を逸した道化者だからです。それ以上の理由など何もありません。おこそとのほもよろを=烏滸外の、ホモ寄ろー。

・・・・・・・・・
というわけで私の数時間にわたるアカデミックな解析はまったくの徒労であることが判明しました。
そもそもはじめの「さた」の解釈からいささか強引な気配もチラチラしてましたからね。
ほんで真剣に気になってきたのでこの順序の理由を調べて(ウィキって)みたところ、なんやサンスクリット語の音韻学から端を発するとかやけに話が大きくなってきたし気が付いたら日もとっぷり暮れていたのでもうこの辺で寝ます。
おバカのネタを探しているうちにおバカに成り果てた、私こそが烏滸の沙汰です。おここ。 (オコムチャン)

(寸評)何を言うか!おバカなこの解釈に俺から15ポイントも付いたじゃないか!
さてはおバカじゃないな・・・。

You need more sugar.

普段はこんな出鱈目な夫を持っているためか派手な馬鹿はやらかさない嫁はんですが、妙なところで予想外の行動をとるのはさすが私の嫁、といったところでしょうか。

さて会社の定期健康診断で血液の数値が芳しくなかった私は、仕事帰りにお酒ではなくコンビニ揚げ物やハンバーガー・激甘清涼飲料水を引っかけてくるというメタボリックライフに別れを告げ、夜8時以降食物の摂取禁止・毎日揚げ物の廃止・職場で昼食時のおやつ摂取の禁止・外出時の飲み物はお茶か炭酸水かヘルシア系飲料に限る、という生活を己に課したところなんにも運動をしなかった割に7kg減り、体脂肪率も20%を切りました。元が173cmの80kgですから未だ小太りの域は脱せていませんけどね。

しかれどもそんな自分の趣味・油モノ食を完全に断ち切ってしまうとそのうちストレスで暴走、ド派手にリバウンドするのは目に見えています。故に制限を掛けるのは平日だけ、土日は基本好きにしていいことにしました。そこで頑張ってひと月半以上減らした体重をキープしている自分への褒美に、久々に女房子供とフレッシュネスバーガーへ赴くことにしました。

大好きな贅沢系バーガーに心躍らせ、オーダーの品々が運ばれてくるのを待ちました。
さぁやって来ました大きなバーガーとデカいマグのコーヒー紅茶! 私とは対照的にたいへん細身の嫁もニコニコ喰らい付きます。

すると・・・ 嫁の紅茶の木製の、マドラーって言うんでしょうか、簡素な混ぜ棒に、なにか英語で短文が書かれています。
その文言が、石橋を壊れないように慎重に叩き続けて全然渡らない、考え過ぎなきらいのある嫁に対して実にフィットする一文でした。

≪You think too much.        FRESHNESS≫
和訳:あんた、考え過ぎでっせ。(※注 最後のフレッシュネスは勿論お店の名前ですよ。)

嫁は自分のマドラーにこの文言があったことに感動し、私にピッタリの助言やわ! とテンションを上げています。
予想外にバーガー屋で蒙を啓かれたのが嬉しかったのか、嫁はんはそのアイスバーのあたり棒のごときマドラーを丁寧に拭き上げ、鞄に持ち帰り台所に飾ってしまいました。
いろいろ思い悩んでイライラするときは、このマドラーを見て気持ちを楽にするのだそうです。マドラーとの出会いは運命と言えば運命なのでしょうが単純な奴だ、はは。

と嫁はんを小馬鹿にして自分のコーヒー用の木製マドラーを見ると、私にピッタリの一文が躍っていました。

≪You need more sugar.      FRESHNESS≫ 和訳:おまえ、ほんまはもっと砂糖、入れたいんやろ。(※ いささか意訳に過ぎますがそんなとこでしょう。)

私は自分のマドラーにこの文言があったことに辟易し、また俺に太れというのかと逆上、1つでもよかった角砂糖とミルクを2個ずつぶち込んでデブ用カフェを作成のうえ飲み干し、少しくリバウンドしたのでした。アハッ。(オポムチャン)

(寸評)肉体的に健全でも精神的に追いつめられたら同じ。
ほどほどでダイエットという娯楽を楽しみましょう! 6ポイント。

小保方ぁ〜

クラスメートの小保方(例のスタップの人にそっくりなだけで本名ではない)とLちゃんと話してた時のことです

小保方は前々から、時々会話が噛み合わなかったり、話が通じないので、天然なのかな?とは思っていたのですが、この件で超がつく天然だと確信しました

L「してぃ(私)って血液型とか信じる方?」
私「信仰してるわけではないけど、私は当たってるかな」
L「何型?」
私「O型だよ。小保方は?」
小保方「O型だよ」
私「あ、じゃあ同じだね」
小保方「そっかぁ〜。してぃちゃんはA型?」

私&L「(・・?)」

私「(あ、もしかして聞こえてなかったのかな・・・) 小保方ぁ〜今同じだねって言ったじゃんか〜笑」
小保方「あ、ごめんね。聞いてなかった」
私(やっぱりそうか)
小保方「じゃあB型?」

(´Д` ) (city)

(寸評)本文はともかくやっぱり学生は小保方とかニックネームにしちゃうんだな〜と思った。
まぁ俺もそうだったかもだが。
時代が経つと「小保方」なんてもうみんなの記憶から消えていて「それ、誰だっけ?」ということになったりするんだよねー。
青春の1ページ。6ポイント。

あ、私ブラはつけない派です。

私のバイト先にとっても美人の女の子が入社してきました。
22才!!お肌も髪もぴかぴかキレイ!!
キャピキャピ系ではなく、どことなく色気すら感じるしっとり系美人。

ある日の事。
「ようこさんって着替えるの早いですよね。何かコツってあります?」
と彼女が訊いてきた。それに私が冗談で
「うん。実は私服の下に白衣(制服)着て来てるねんw」
ウケを狙って言ったのに、彼女の目が輝いたのです。

「なるほど!!なんていいアイディア!さすがですっ」
「あ・・いやいや、冗談よ。そんなワケないやん」
フォローしたけど時すでに遅し。めちゃめちゃ感動してる彼女。
「そうかぁ〜しまった〜その手があったか〜」
「あの〜もしもし^_^;?」

「いえね。服を着たまま寝てはいるんですけどねー」
「な、何を〜!?どういう意味!?」
「だから〜。朝着替えるのが面倒くさいんで、翌日出勤する格好のまま寝てるんです。毎日。」
「え!?(そんなに面倒くさいかなぁ。。)で、でもブラつけたまま寝たら苦しくない?」

「あ、私ブラはつけない派です。」

どんな派閥やねんそれ(笑)と思いながら訊いてみたら
ユニ○ロのカップつきインナーの長袖Tシャツを愛用しているそう。
「これだとブラはしなくて良いし朝着替えなくて良いし一石二鳥なんですよ!!」
それにレギンス、きちんとハイソックスまで履いて寝ているらしい。そして朝そのまま出勤してくるそうです。

アンタは、いつどこから襲われても良い様にいつも銃を枕元に、靴を履いたまま寝ている女スナイパーかいっ!!とツッコんでみましたが、どうもピンとこない様でそれはスルーされ彼女は続けました。

「白衣着たまま寝たら、もっと時間短縮できますよねっ(ニヤリ)」

アカン・・・色々アカンよ。とりあえず衛生的にそれはダメと何とか諦めさせました。

そんな話をしたのが数ヶ月前。
ここ数日、真夏の様な暑さが続いている。
私達職員全員が半袖の白衣姿に衣替え。の中彼女はというと相変わらず白衣の上に黒のカーディガンをはおり、黒いハイソックス姿。一人だけ見るからに暑苦しそうなんである。
一人ふぅふぅ言い、汗をだらだらかきながら仕事をしている。
恐る恐る訊いてみた。
「新手のダイエットか何か?でなければカーディガン脱げば?」
そしたらやっぱり・・・な回答。
「半袖白衣の下に長T着てるから脱げないんですよ・・・」
「長T脱げば?」
「ブラしてないから無理なんです」

ちょっと笑ってしまった。万能のハズの長Tが彼女の足を引っ張っているw
無理やり袖を隠そうと折り込んだり色々更衣室で悪戦苦闘するあまり、いつも以上に着替えに時間が掛かってしまった、と悔しそうな彼女。とにかく彼女は「着替え時間を短縮」したいのだ。なのにwww

「これからの季節は半袖のカップ付きインナーにすれば?」
「おおっ!!そうしますっ。それだったら着替えなくて済みますよねv
しかも腋汗も防げて一石二鳥〜ようこさんほんま頭いい〜!」

私はどっちかというとおバカです。でも彼女よりはちょっとだけ頭良い気がしてきました。
そして何故かいまだに私の方が着替え終わるのは早いです。 (でゅおめいぷるようこ)

(寸評)なははっ、凄いのおるなー!
風呂にもそのまま入って一緒に服の上から洗濯していたりして!? 9ポイント。

なんやどっかで聞いた話やな

私の現在の職場・支店は工場とお年寄りの多い大阪市の片隅にあります。
窓口の仕事をしておるのですが、そんなどちらかというとヒマがちな環境から社員数は4人、内訳は店長・課長・ヒラ2名。いわずもがな、私はぼちぼち37歳を迎えるというのにそのヒラのうちの1人です。たはは。

4月のある日。店長の具合がどうも悪そうです。

オポ(ヒラ)「どないしはったんですか?」
店長「いや・・・ 昨日の晩風呂上りに暑ぅてリビングでシャツイチでそのまま寝てもうてん。夜中の3時頃に寒ぅて目ぇ醒めてな・・・ 風邪ひいたわ」
オポ「この時期、寝る前は暑くても夜のうちにごっつい冷えますからねぇ」

そこへ口を挟んできたのが正論吐きの課長です。

課長「そらあきませんわ、寒なるのわかってますやんか。毛布近くに置いとかんと」
店長「いや置いてんねんで? せやけど寝てるうちに暑いから蹴飛ばしてんねん」
課長「そしたらどうしょうもないですわ」
店長「何やねん、冷たいなぁ」
課長「実際打つ手なしですやんか」

どっかで聴いた川柳で、“その通り だから余計に 腹が立ち”という句がありましたが、課長はまさにそれを地で行ってるお方です。仕事がデキるなんでも超効率的なよくできた上司なのにあまり周りの支持を得られないのは、正論を真っ向にぶつけてくるからだと思うのですが、私は全方面的に阿諛追従する八方美人なのでそんなことは本人さまによう言いません。

店長はすねて事務席でスマホをいじっています。呑気な職場です。まぁ、確かに「暑くても我慢して寝間着を着るようにしましょか」、くらいしか声のかけようもないんですけどね。いつもフォローが大変です。

さて数日後。課長がなにやら具合悪そうにしています。

オポ「どないしはったんですか?」
課長「風邪ひいたゎぁ・・・」
オポ「・・・・・・寒いとこでも行かはったんですか」
課長「風呂上りに暑いから部屋でパンイチで寝てん、そしたら朝めっちゃ寒くて・・・」
店長「おい、なんやどっかで聞いた話やな」

・・・・・・この課長は人に正論を吐く割には自分の事は棚に上げるのが大変得意な生き方上手です。

かように部下は管理しても自己管理の出来ない上司2人と新人女子社員(50代後半)の計3人のつわものに囲まれながら、全員の機嫌と職場の雰囲気をやっつけで調整しつつ日常業務にいそしむボンクラ・私でした。

ちなみに私もよくこの時期に薄着で寝て失敗するので、入浴の熱が冷めるまで各コーナーの投稿文をこしらえ、夜更けに空気が冷えてから寝間着の上を着てきちんと布団をかぶって寝るようにしています。なんと今気づきましたがこのHPは私の健康管理にも役立っていたのでした(笑)。慢性的に寝不足になりますけどね・・・。(オポムチャン)

(寸評)そう、このホームページを見つけなかったらオポムは入院か最悪は・・・だったんだよ。
どんどん投稿して健康増進してくれ給へ! 6ポイント。

電車の中のおバカさん達

私はよく大阪環状線を利用します。
お昼間はそうでもないのですが、最終電車が近づくにつれ、個性的な人達に出くわす可能性が上がります。

とても印象深かったおバカな人達を紹介します!

case1
鶴橋から自宅へ戻る途中、その日車内はとても空いていたので
私は適当に座って、しばらくぼんやりしていました。
座っていると、何となく違和感を感じました。
向かいの座席には誰も座っていなかったのに、何かが動いた感じがしました。

何が違和感なのか、気付かないまま、ふと向かい側の網棚に目をやると
そこには全身タイツ姿の女性が寝転んでいました。
「えっ!?」
ちょっと大きめの声が出てしまいました。
私の声に気付いたその女性は寝転んだままこちらを見て一言
「ニャーっ」と鳴いたんですっっ。

ひぇ〜怖いよ〜と思っていた所に、連れなのか、たまたま居合わせた人なのかが来て
「次で降りなさい!」と注意。
その人はただニャーニャー言いながら網棚の上を這うように進んでいき、手すりをつたって下に降り
次の駅で降りて行きました。
いったい何だったんでしょうか。

case2
あるオジサンが「首をとられたらお終いや」という様な事を一人でブツブツ言っていました。
「人間はなぁ。首を押さえこまれたらもう勝たれへんねん。
せやから首だけは守らなアカン。逆に首を狙わなアカンのや。」
怖がって同じ列に座っていた女性が隣の車両に行ってしまいました。

このおじさんには実は何回も遭遇していて、いつも同じ話を一人でループで語っている。

絶対に目を合わさない様にしていたのですが、その日たまたま私が楽器を持って乗りこんだので
目立ってしまったらしくおじさんに見つかってしまいました。

「おい、ねえちゃん。それバイオリンやろ」
(マンドリンですけど。)と心の中で呟きつつも、怖くてスマホから目が離せません。
聞こえていないフリをし無視しました。
「バイオリンやろっちゅうてんねんっ。お?それ、誰のサインや。」
ご存じのとおり、私の楽器ケースには「知久さん、石川さん、柳原さん(頂いた順)」のサインがあります。
でもそのおじさん、知久さんのサインは読めなかったらしく、その隣に描いてある石川さんのサインに食いついてきました。
「いしかわこうじて誰や。演歌歌手かっ!?」
私は引き続き無視です。
「まあええ。バイオリンで殴るっちゅう手もあるけど高いモンやし勿体ないわな。
それに腕振り上げてる隙に首を取られたら終いやぞ!聞いてんのかっ!!」
両手をバタバタさせながら喋るおじさん。
(そういうオッサンこそ首ガラ空きやないかいっ!と言いたいけど我慢)

今にも暴れ出しそうな所にようやく駅員さんがきてくれました。
先ほど隣の車両に移った女性が通報してくれたようでした。
駅員さんが「お父さん、どこまで帰るの?静かに乗ってくれんと困るよ」と聞くと
「○○駅で降りるわ」と私と同じ駅で降りる事が判明。あーあ。
おバカ迷惑おじさんとは、最後まで一緒だったのでした(>_<)

case3

ホームでの出来事です。
ちょっと離れた所から「こら〜、じっとしてろって〜。もーこっちに来いよ〜」と
ゴキゲンそうな男性の声がしてきました。
飲み会帰りの人達かしら?と見てみると、サラリーマンのお兄さんが一人。連れはいません。
自分のお腹の方から胸元に片手を入れて、一人で陽気にお喋りしていらっしゃいました。

電車を待つ列で私の隣に並んできたのでコッソリ観察していると
「そっちじゃないぞ〜wこっちこっち〜」
と相変わらず楽しそう。一人なのに(笑)そして最後は
「よっしゃ決まった〜ここv」
と言いながら、ネクタイを整えていました。
なーんだ。ネクタイの位置が気に入らなかったのね。
てっきり『ど根性ガエル』のピョン吉がいるのかと思ってたからガッカリでした〜。

家に帰って報告するたびに「そんなヘンな人に遭った事ない。バカはバカを引き寄せるんやなぁ」と言われます。
危害を加えられない限り、まあ、良いかな。ちょっとドキドキはしますけどね。

もう1つ。オマケのおバカは私。

石川さんがツイッターで仰っていたコード。
「B7sus4」って答えて、石川さんから「Am7」らしいよってお返事頂いて。
そうなのかぁ・・・って思って楽器出して「やっぱB7sus4やんなぁ・・・」って思って

でも自信ないから相方に訊いたら「B7sus4で合ってるけど何?」って返事きて
ほらっやっぱり!!って思ってたらもう1通相方からメールがきて
「ちなみにギターでそのポジションだとAm(メジャー)7だけど」って。

そうなんです。私が答えたのはマンドリンでのポジションでした。スミマセン。恥ずかし〜っっ
自分のおバカぶりを世界発信してしまった。ひゃ〜〜っ(でゅおめいぷるようこ)

(寸評)ははは、流石大阪は濃いね〜!
3つエピソードあったからひとつ6ポイントで18ポイント!

今忙しいから後でなーっ!

母の話です。
私の母は、昔から私と妹の声の区別がつかず、よく勘違いをします。
子供の頃、妹が小学校から母に「笛(ソプラノリコーダー)を忘れたから持ってきてー」と

自宅に電話をしたそうです。
妹は門の外で母の到着を待っていました。
暫くすると、もの凄いスピードで自転車を漕ぐ母が見えてきました。

「あ〜お母さん。ここ、ここ〜♪」と妹が手を振ると母は
「今忙しいから後でなーっ!」と言いながら小学校を通り過ぎて行ったらしいです。
「え〜っっ!?」

母の行先は中学でした。
いきなり校内放送で私は職員室に呼び出され、行ってみると肩で息をしている母の姿。

「探したけどアルト(リコーダー )しかなかった・・・ハァハァ・・」
と私に笛を渡してくれました(笑)

「私じゃないけど・・・^_^;」と言うと母は「そうか・・・あの子(妹)は手を振ってたんじゃなくて手招きしとったんかぁ〜あーあ」とガッカリしながら、また小学校へと戻って行きました。

結局妹は授業に間に合わなかったそうです。
間に合ったとしても一人だけアルトだしwww

そんな母はこのあいだも私が電話で約束し、待ち合わせ時間と場所を決めたのに
当日行くと「アンタも来たんか!?」と言ってました。
妹からの電話で妹と約束をしたつもりになってたみたいです。
子供の頃の話はともかく、最近のは『おバカ』なのか『おボケ』なのか微妙な所です。 (でゅおめいぷるようこ)

(寸評)ああ〜、声はねー。
俺の中学時代に友達が電話して来て親父が出たのだが声がそっくりなので俺がふざけてるんだと思い、さんざ下ネタ話をまくしたてて親父が「だから浩司は今出かけてて」と言っても「なーに言ってるんだよ、チンコマンコ!」とか言ってたらしい。 5ポイント。

出会いの瞬間

繁華街を歩いていると、前から走って来た5歳くらいの男の子が商業施設入り口の柱にサッと身を隠しました。
どうやら後ろから遅れてくる母親を驚かすつもりのようです。
ところが、ここでちょっとした誤算が発生しました。
母親がショーウィンドウに足を止めている間に、隣の建物から中年サラリーマンが出てきたのです。
男の子は母親が到着するであろうタイミングを見計らって・・・

「わっ!」

と、飛び出しました。

「ぶぎゃあがががんぐぁっ!」

物凄い奇声を発しながら、何も知らないサラリーマンは飛び上がりました。

「やーーーっ、あ〜〜〜ん!」

自分が驚かしておきながら、そのサラリーマンに驚いた男の子が泣き出しました。

「あ、いや、その、ごめんね・・・」と、何も悪くないサラリーマンはシドロモドロ。
「え、何?」 「何があったの?」 「事件?」と、周りの人も集まってきました。
「申し訳ありません。ちゃんと謝りなさい」と、慌てて駆けつけた怒った顔の母親は、状況を把握しているようでした。

ちょっとしたイタズラが洒落にならなくなる、おバカな「瞬間」でした[笑]。(デクノボー)

(寸評)ありがちだねー。
でもサラリーマンが子供を無言で撲殺してないで良かった・・・。 6ポイント。

助燃液

2003年、就職して2年経とうとする前。うまいこと騙して付き合いだした彼女と結婚を考え始めた12月のクリスマスイブ、長いこと寝たきりだったうちのじいちゃんが彼岸へ旅立ちました。87でした。

ばあちゃんは1981年にすでにあちら側へ行っており、先立たれた爺さんにしては珍しく長生きした、酒と煙草と旅行と女が好きなお洒落な爺さんでした。
私が4歳の頃のばあちゃんの葬式では(確か)涙を見せなかった親父も、今回は歳のせいか、それとも共に過ごした歳月が長かった分か電話での声が珍しく湿っぽくなっています。

近くの葬儀屋で親戚のおじさんらと兄弟と親父で線香の番をして一夜を過ごし、明けて翌日たくさんのご友人らがお別れに来てくださいました。
読経が終わり、出棺前の喪主の挨拶。普段ふざけてばかりの親父、何を言い出すかハラハラしましたが、そのスピーチは我々の予想を大きく裏切るものでした。台本やメモも持たず、父は目を潤ませ、少し涙声で喋り始めました。

「じいちゃん、長いことお疲れさん。
あと3ヶ月頑張れば、その白内障で濁った眼で3人目のひ孫を見ることができたのに、残念でした。
でも、これで、大好きだったばあちゃんのところへ、やっと行けるのですから・・・
敢えて、言います。

おめでとう!!

さようなら!!

そして、ありがとう!!!」

父の横に並んだ我々兄弟は、全員このスピーチで嗚咽していました。
父が、爺ちゃんに対してこれほどまでの想いを抱いていたとは、普段の素振りからは見えなかったため、台本なしのストレートな父の言葉に、皆、胸が詰まってしまったのです。

素晴らしいスピーチでした。参列者、みんなが感動して肩を震わせていました。
いよいよ出棺です。旅立ちのお供に、棺の中に故人の好きなものを入れてください、と案内。
喪主の父が、最初に入れることになっていました。
じいちゃんといえば、お酒。普段はとても温厚なのに弟がコップの酒をひっくり返した時は鬼の形相で張り倒したという根っからの大酒のみでした。そこで父は棺に日本酒を入れてやるようでしたが、そこで放った一言。

『良う燃えるように、アルコール入れます』

爆笑しかけた私ですが、周りからは実際に音はしなかったのですが確実に≪ズコッ!!!≫という効果音が上がっていたため笑いを慌てて噛み殺しました。

やっぱり、やらかしよった・・・・・・

折角の感動的なスピーチがあれで台無しになったと散々非難された親父でしたが、あの場であのセリフを吐ける親父は逆に凄いおっさんだ、と私は思います。その頃はまだ妻ではなかったため参列しなかった嫁にこのエピソードを話すと、
「私もその場に居ったらオポムと爆笑してるわ、お父さんらしいもん」
と言ってくれました。

私は次男なので兄貴が早く逝かない限り親父の喪主は務めません。
ですが、親父がそう遠くないいつの日か棺に横たわる時、
「良う燃えるように、アルコール入れます」
と、絶対に言ってやりたい、と思っています。そして大きな声で、あめでとう、さようなら、ありがとう、と、言ってやるのです。(オポムチャン)

(寸評)うちの親父は下戸だしこれと言って趣味もないしなぁ。何入れよ。
あ、山は好きだったな。でもちょっとデカ過ぎるな・・・。 7ポイント。

凶暴なヒールの呪い

おとといの前の日、やのおととい(だっけ?)の話です。
  私はその日家を出るのが遅れ、いつも乗っている電車にほんとは乗れたのに「まあいっか…」と乗り遅れ、始業の8時30分までに教室にたどり着くには走り続けるしかない一本後の電車に乗りました。
さて下車するとなんと8時20分!普通に駅から学校まで徒歩で行くと大体15分かかります。爆走で行くと8分ぐらいなので本来大丈夫。しかしこの日の私には朝からそんな体力は残っていませんでした。
なんせ前日が突然の猛暑日で、来る夏の当日にこわくて眠れないというかほんとはチャットバーに入り浸って睡眠が疎かになっていたのです。
元々学校に来る前から「帰りたい…」と思っているたちで、友達との会話も「帰りたいねえ」「なんで今日学校きたんだろ」から始まるモチベーションの低さなので、やる気のなさは今に始まったことではないのですが、その日は色々な要素がこんがらがって特にやる気が減衰していたのです。
言い訳はもういいでしょうから本題いきましょう。

さて学校前でなぜか引っ掛かってしまった長い信号待ちも終わり、いよいよ爆走民が増えてきた学校までの一本道をへろへろ走っておりますと、女子高生になっても未だに首の座らないお友達Tが首をがくがくさせながらジョギングしているのが前方に見えました。
追い付いて声をかけ、しばらくジョギング談笑を続けて校門に入った辺りで、もう私の教室の時計に対して正確な腕時計が8時29分を差すのが目に入りました。
「あ、8時29分だ。30秒ないわ」
「エェーッ!?29分!?」
とTがマスオさんの如く大声を上げてしまったため、周りの生徒たちも「29分だって!」「えっもう!?」とざわつき始め、集団のスピードが急に上がりました。
  妙な一体感を味わいつつ階段を登ると、Tが「じゃ、がんばってね」と2階に消えてゆきました。
  完全に失念していましたがこの高校クラスが多すぎて一学年が数クラス下の階にはみ出しているのです。
  よって同学年でも階段一周で済む生徒と二周しなければならない不幸な生徒が現れるのです。
余談ですがTのクラスは私以外の私の身内内輪をこれでもかとかき集めて凝縮したようなクラスなので、現在の孤独な私のクラスと比べて非常に不愉快、アルファベットに因んで小さいGさんで床が埋まればいいのにと思うところですが余談なので今日はこれぐらいにしときましょう。

文章が長すぎてスローモーションみたいですね。これから本題と言ったのが大昔のようです。やっと3階に着きました。
最後のスパートをかけて障害物の一つもない廊下を全速力で走る運動不足の私。幸い教室は階段からそう遠くない…これは走れば間に合うぞ!
ちょうどその時、廊下に友達がたくさん出てきていて「あ、昆布だ」と半笑いしていましたがそんなのが目に入る余裕はありませんでした。
目に入る前に凶暴なヒールの呪いが発動したのです。 

さらに失念していましたが、私は先日早く帰りたいという一心で、よく見ないで適当に今まで履いていたのと全く同じ靴を買いました。
  その靴に凶暴なヒールがついていること以外は…
  せっかく買ったのにもったいないと思って2日に一回は足首をぐにゃぐにゃに曲げながらそれを履き続けていました。 

足首がバキッと鳴るのがわかりました。
  一部始終を見ていた友達によると、私は右足首を内側にひねり、そのまま前に倒れたそうです。そりゃひどい。私にはゴシャーぐらいに思えたのに…

その証拠に立ち上がれません。私と友達の脳裏に生まれたての小鹿の映像が浮かびました。始まるホームルーム!走り去る友達!その場に置いていかれる私!
最後まで残ってくれていた同じクラスの数少ない味方の巨人Aちゃんが、先生に「私たちいますから!いますから!」と喚きながら保健室に連れていってくれました。

  今日、やっと家の中を松葉杖なしで歩けるようになりました。
  しかし松葉杖で無事な左足を思いっきり踏んで中指が内出血しました。
  そろそろ寝たきりも近いと思います。
それよりもただ転んでくるぶしの靭帯が全部伸びたというだけの文章をこんなに引き伸ばす私の頭が早く治ってほしいですね。誠に申し訳ありません。お粗末さまでした。(すこんぶ)

(寸評)あ、てっきり骨折だと思った。
でも松葉杖突かなくちゃならないのなら骨折と似た様なものか。
今度「学校にまにあわない」をやる機会があったらパクろうかな(笑) 7ポイント。

ユズ胡椒さくらんぼジャム

昨年の冬。私は仕事上ほぼ毎日郵便局に行くのですが、そこで美味しいからと勧められたふるさと小包・博多鶏の水炊きセットを購入し、一週間後うちに届いたその水炊きセットがまたウマいの何の。5〜6人用の商品もあるようで、いつも人がよく集まる実家にも送ってやりました。

  そしてまんまと実家に寄って自ら食したのですが、私が自分ち用に購入した2〜3人用のセットとは違い、多人数用特典としてユズ胡椒が入っていました。ユズ胡椒は九州ではメジャーな調味料で、粗刻みの唐辛子にユズ皮と塩を混入し熟成させたもので、香り豊かでつーんピリリとポン酢とよく合う香辛料です。私は自分ちのセットにはないこのステキ調味料をヒョイヒョイ使い、瓶がカラになる勢いで水炊きをおいしく頂戴しました。

さて時は流れます。今年は実家でさくらんぼがよく生り、おかんが集めてさくらんぼジャムをこしらえました。
ちょこちょこ先日の水炊き同様、郵便屋さんお薦めのグルメ小包を私がたびたび送ってやっていたお礼にと、おかんがそのこしらえたジャムを分けてくれました。きゃあ嬉しいこと!

迎えた日曜日。オポム家の日曜の朝はパンと定まっています。
イチゴやマーマレードならよく口にしますが、さくらんぼのジャムなんてなかなかレアです。どんな味かな? きっと美味しいに違いない。わくわくしてパンが焼けるのを待ち、いよいよ瓶からジャムを塗ります。

  さぁ大きな口で、いっただっきまーす! がぶり。

  ・・・・・・・・・

  美味しい。美味しいのは美味しい。だが、決定的に何かがおかしい。
味は問題ないのです。妙なのは、その香りです。
さくらんぼの爽やかな香りもしないではないですが、それを上回る何か強烈な匂いがするのです。
不足気味の脳味噌を疑問符で満たし、私はもう一度瓶からジャムを取り、パンに塗布して食してみます。

・・・・・・・・・
正体がわかりました。
この瓶、去年の水炊きについてた、ユズ胡椒のやつや。
そうです。さくらんぼジャムには、パンチの効いたユズ胡椒の匂いがしっかりと付いておったのです。
大きさがちょうどよかったため、おかんに採用されたのでしょうが、よりによってジャムにユズ胡椒とは・・・。ちなみに次の週の日曜に全部食べきったのですが、その際ユズ胡椒の匂いは倍になっていました。
私はおかんにお礼と抗議の意を込めてメールしました。

オポ「美味しいジャムありがとうございました。ユズ胡椒の隠し味が絶妙でした。」

  翌日おかんから返信が来ました。

おかん「ユズ胡椒に合うの!? 新発見ですね! うちでもやってみます」

  ・・・・・・気付いちゃいねえ、俺の皮肉に。
ま、いいか。匂いはともかくおいしかったし。再利用するなら瓶は煮沸してね、おかん! (オポムチャン)

(寸評)次は「オポムはこれが好きなんだから。ほんに変わった子だわ」とよりユズ胡椒が効いたジャムが届くことでしょう。6ポイント。

 

鬼に金棒、オポに肉棒

自己の慰撫に余念がなかった若き日の私(今もたいがいですが)。風呂場の排水口とジョイントするスタイルに飽いて、鼻紙方式に回帰したのですがやはり厠詰まりの恐怖とは背中合わせのままです。

  先日て〜お〜さんより御親切にチャットバーにて「厠の紙を使用すれば問題ないのではないか」という至極まっとうなご意見を頂戴しましたがそれに気づくのはもっと先の話、この話題に投稿していることからも私は肝心な部分が抜けているおバカであります。またぞろ私は慰撫後に発生する特殊物質の始末について悩み始めました。

  悩みながらも行為をやめるわけには参りません。その日も私は手頃な猥褻書籍を片手に、自己慰撫に耽っておりました。 しかし。眠たかったのか疲れていたのか、大事な鼻紙をすぐ手元に準備しておくことを失念したのです!
これは一大事です。何かしらの遮壁を用いない限り、特殊物質が床・ベッド上・手指・最悪なのは布製品ですがそれら目掛けて放出されてしまいます。もはや快感は頂点、放出は避けられそうにないところまで来ています。

これまでか・・・! 私は悪あがきしようと、小便を我慢する要領で括約筋をギュッと締め、包皮を握りしめて発射口を塞ぎました。
すると、なんということでしょう! 性的絶頂はそのままに、特殊物質が排出されないではありませんか!!

  こうなれば鬼に金棒、オポに肉棒です。この方法を憶えた私は、いろいろ汚してしまう心配がなくなったことを喜び、それはもうそこいら中で自己慰撫に励みました。さすがに毎回放出を食い止めるとどこかで決壊してしまうと大変なので、3回に1度は真面目に(?)体外へ放つようにしました。

  大学生になり合唱団で多種様々な淫猥トークを団員とするようになってから、私の編み出した無排出絶頂を紹介すると、先輩がその行為を危惧しました。

  「そんなんチンコのパッキン故障するで。押し出そうとする場所に滅茶滅茶負担掛かるやろ。将来いろんな汁垂れ流しにしたくなかったらやめとき」

  ひょええぇぇぇぇぇぇえええ!!! た、たしかにそうかもしれん!!! 怯えた私はその日から強引に排出妨害するのを止め、ふたたび開き直って鼻紙に思い切り放つスタイルへ舞い戻りました。
果たして先輩のおっしゃっていた事態に本当になるかどうかは謎のままですが、吐いた唾をまたのみ込むような真似はやはり良くないことでしょう。今宵もすこやかな排出をいたした上ぐっすり眠ろうと思います。おやすみなさいませ。 (オポムチャン)

(寸評)でも女性の「まだイッちゃ駄目!」と言うのには随分耐えられるようになったかも?
その訓練が是か非のどちらかに出るかはわかりましぇ〜ん! 7ポイント。

親父vs権力

私の父親が嫌いなもの、それは宗教の勧誘・禁酒禁煙・そして警察です。
とくに警察は飲酒検問やスピード違反等でたびたび反則金を徴収されており、激しく敵視しているのです(警察関係者の方はお気を悪くされましたら申し訳ありません。この先はご覧にならないことをお奨めします(笑))。

エピソード2つ。
こないだ実家に帰った私は有難いことに昼飯を馳走してもらえることになりました。しかしちょうど実家にはめぼしい食料がなかったため、親父がバイクで弁当を買ってきてくれるとのことです。
ところが30分経過しても、親父は帰って来ません。弁当屋はバイクで10分足らずで行ける距離にあります。
何かあったかな・・・ と心配していると、携帯を持っていない筈の親父から自宅固定電話にTELが。
電話を取った母親から内容を聴くと、「『見解の相違』で捕まった」とのことです。
さらに20分後、弁当を抱えて不貞腐れた親父が帰ってきました。
親父「あいつら絶対おかしいわ、こっちは顔まで見て一旦停止しとんねん」
どうやらひょんな場所で一旦停止違反で6,000円の切符を切られた模様です。
親父「あんな車通りの少ない場所で捕まえて、交通安全に貢献するはずあらへん! だいたい停まってんのに停まってへん言いよるし、完全な言いがかりや」
あまり迂闊なことは書けませんが、地域によっては明らかにまっとうな運転をしていても呼び止められるという噂もあるので、親父は運悪くそういうのに引っかかってしまったのかもしれません。
親父「せやから言うたったんや、『お前らそんなことして良心が痛まんのか? 上からノルマ課せられてるか知らんけどこんな小道で捕まえやがって』て。どうせ覆らへんて分かってるから、ボロクソ言うたらんと腹の虫が収まらん」
これを聞いた嫁が爆笑しました。「お父さん最高やわ! その場に居りたかった」
親父「せやかて高い昼飯になったな」
オポ「まぁ言うても弁当もあったかいうちに帰れたし、野良犬みたいなもんと思て諦めな、な」
親父「まぁ引っかかる前に土手の道を80km/hぐらいで飛ばしとってんけどな」
めちゃめちゃスピード違反やないかい!!! 一旦停止違反で済んでよかったわ!!

すこし時代をさかのぼります。
私が高校生の時分、家から5、6km離れたところに実に美味しいニンニクラーメンのお店ができた、という噂を聞きつけて、ニンニクが大好物の親父率いる我々オポム一家は車でそのラーメン屋さんへ赴き、たらふくニンニクを追加トッピングしたラーメンを喰らってご機嫌で帰路に着きました。
当時は飲酒運転に対する罰則が今ほど厳しくなく、だいたいの人は瓶ビールの1本や2本は飲んで運転をしていたおおらかな時代でした。ご多分に漏れず、親父も2本あけていました。
そこへ間ンの悪いことに、飲酒検問が行われていました。
交通課「この棒に息を思い切り吹きかけてください」
親父「おぅ、思いきり吹きかけたらええねんな?」
親父は大きく息を吸い込んで、交通課のおっちゃん目掛けてまさに思い切り息を吹きかけました。
交通課「グェホッ、ウェホッ!! も、もういいです、行ってください!!!」
そう、親父はたらふくニンニクを追加したラーメンを喰っていたのでした。明らかに呼気からはアルコールが検出されていた筈ですが、あまりの衝撃に思考ができなくなったのでしょう、無罪放免で無事帰宅しました。
親父「はっはっ、言うた通りにしたっただけや」

私はこんな親父の反動からかすぐに屈服してしまう根性なしなので、親父の大胆な言動は実に痛快で大好きです。
これからも投獄されない程度に、ささやかな抵抗を続けて欲しいです。(オポムチャン)

(寸評)最高の親父っすな!
そして関西の親父っすな(笑)。8ポイント。

ネクストドッグ

昨年3月に初投稿した「ザ・レポート」にも書きましたが、私の家の5年ほど飼っていた犬が夜に道路に飛び出して撥ねられ、ぽっくり逝った次の日、その日発売になったたまの「さよなら人類」のシングルCDが我が家にやって来ました。

レポートでは初めてテレビで「たま」を観るまでの私の混沌とした心情について綴らせていただきましたが、今回はその犬との別れにまつわるエピソードです。

コロと名付けられたその犬は私が確か3年生の頃捨てられていたのを兄貴が拾ってきて、絶対世話し続けるから、という瞬く間に破られる約束を取り付け、親父の猛反対を押し切って我が家で飼われることになりました。

コロはぼっさぼさの剛毛で薄汚い茶色の雑種犬で、頭を撫でてもちっとも喜ばず、いろんな物を拾い食いしては腹を壊し、よそ様の家の前で拡散しやすい水便を放つなどなかなかのおバカでした。
されどバカな子ほど可愛いというか、間抜けなエピソードを多々残して愛されたやんちゃくれのメスだったのですが、その夜はやんちゃが過ぎました。

私が塾から帰ってくると、コロは普段入ることのない段ボールに丸まって眠っています。
おや面妖な、と私は軽く思い、家の中の狭い工場を通って居間に上がると、母親と兄弟が洟(はな)を垂らして嗚咽しています。
これは・・・ 私は悟りました。コロは眠っていたには違いありませんでしたが、いわゆる永眠というやつを眠っていたのです。
どないしたん? なんで? と兄弟の中でも一番動物が嫌いだった私ですが泣きはしないまでもいささかの情はあります、その場に居るものに聴いてみたところ、工場のシャッターを開けた瞬間にコロが脱走し、家の前の大きな道路に猛スピードで飛び出していき、親父が捕まえようとエサを用意して表に出たらすでに人だかりが出来ていたそうです。
これまでも脱走して道路に飛び出すことは幾度かありましたが、運よく戻ってきていました。しかしそれまではあくまで運が良かっただけだったのです。私は何とも言えない喪失感を覚え、ただ沈黙しました。

親父と私以外の家族はしゃくりあげつつコロとの突然の別れに涙し、「あほやなあ」とか「寂しいわぁ」とか言葉少なにつぶやいています。
そんな中、瞼を赤く泣き腫らした3つ下の弟が、震える声でこう言いました。

「・・・次、どんな犬飼おぅか・・・・・・」

それまで悲嘆に暮れていた居間の空気が一変し、我々は爆笑しました。
も、もうか!!! 今しがたコロが逝ったばっかりやのに、もう気持ちはネクストドッグか!!! なんちゅう奴や。

その一言で吹っ切れたのか、めいめい洟と涙を拭き拭き布団や風呂に向かいました。弟なりにその場を明るくしようとして放ったということなら大した奴ですが、確実にそういう計算なしに真剣に口にしたことが明らかなので、余計に笑いが堪えきれませんでした。

悲嘆と笑顔は紙一重。時におバカは、計らずして場の風通しを良くする人生のキーパーソンなのかもしれません。(オポムチャン)

(寸評)最高の弟っすな!
そして関西の弟っすな(笑)。8ポイント。

かっぱらい

先生から授業中の雑談で聞いた話です。
  先生は電車に乗っていて、とある駅で電車がしばらく停車していました。
  その時ちょうどその電車がいるのと向かいのホームにも電車が止まっていて、発車しますよ音がぷるるるるる、と鳴りました。
すると向かいのホームの階段をすごい勢いで駆け降りてくる人がいます。
  先生他同列の座席の暇な方々の注目を集めたその人は、ただの駆け込み乗車の人ではありませんでした。
  ダダダダッと乗車口まで来て、ドア横に掛けてあった別の人の傘をバッ!!とひっつかみ、Uターンして去っていきました。
何がおきたのかわからず呆然とする傘の持ち主。閉まるドア。走ってゆく電車…
あまりの発想とスピードに先生は逆に感心してしまい、もういないかっぱらいさんを誉め称え…
いました。話はまだ終わりません。
何を思ったかかっぱらいさんは、去っていく電車に向かってかっぱらった傘を頭の上で振っているのです。
  これはあれかな?取ってやったぞ的などや顔的なあれかな?と思うところですが、それにしては変なのです。
傘を振る動きの間におじぎのような動きが混じっていて、傘を振っては時々おじぎ、また傘を振る…という具合で、あまりどや顔という雰囲気ではないような…
先生が不思議に思っていると、隣で一部始終を見ていたカップルの女性が言いました。
  「あの人、傘間違えたんじゃない?」

女性の分析によると、かっぱらいさんはあの電車に傘を忘れてきてしまった。気づいたときには発車時刻間近、やばい!と思ったかっぱらいさんは自分の乗っていた車両あたりに走ります。そこへぷるるるる。さらに焦ったかっぱらいさん、よく見ないで傘をつかんでしまいました。よかった間に合った、と思って見たら他人の傘。閉まるドア、走ってゆく電車…
それ故のあの動きなのだと。
  その証拠に、その隣のドア横には持ち主のわからない一本の傘が…

  先生は向かいの車両で見ていただけなので、その後元かっぱらいさんの傘がかっぱらわれさんのものになったかはわからない…というオチでした。
何段オチだよ!これは投稿するしかない!と思って書いてしまいました。
  文がいつもより微妙にましなのは先生の話がうまかったからです。(すこんぶ)

(寸評)確かに一連の動きを読んでるとその線が濃厚だね。
実は街頭ひとり演劇だったら凄いな! 7ポイント。

 

風呂場交合

若い頃、人生をともに歩んできた相棒。彼の名は、性欲。
私は一般的な男子諸君のご多分に漏れず、それはそれは毎日毎日身体の一部を慰撫したおし、特殊な物質を排出することに精を出していました。まんまやがな。

  されど困るのはその特殊物質の廃棄方法です。
特殊物質はまさに特殊な臭いを発生し、迂闊に自室の屑入れなどに打ち捨てておくと家の者や来訪者に「この部屋は某魚介類的な臭いがする。さてはお主、身体の一部を慰撫したおして特殊な物質を排出することに精を出していたのであろう」と見透かされ、赤面しつつ苦しい言い訳を述べねばならなくなります。

  一般的に特殊物質の廃棄に際しては鼻紙が使用されることが多いのですが、よくよく見ると鼻紙は水洗厠に流すべからず、との注意書きがあります。
これは私を大いに悩ませました。
こっそり今までは流しておったのですが、それが原因で厠が紙詰まりを起こして逆流などした場合、便壺から溢れ出てくるは私の排出した特殊物質入りの鼻紙です。そんな恐ろしい光景を目の当たりにするのが私ではなく別の者だったら・・・ まぁ犯人は私だと特定されないまでも、私はその人物と顔をまともに合わせられなくなるでしょう。  

そこで私は考えました。
この際、鼻紙を使わずに特殊物質を廃棄するスタイルの慰撫をおこなえば良いのではないか。
幸いというべきか私は当時高校生で、宿題・課題などに追われる日々、必然入浴も最後になりました。
じゃあ風呂場で排出してシャワーで流しちゃうってこと? いえ、身体を洗う場所では何処に特殊物質が残存するか判ったものではありません。実際浴室の床が何ともいえない粘つきを帯び、必死で石鹸で擦り続けたという間抜けな経験もすでにしているのです。

  ということは・・・ 浴槽の中に、その答えがありました。
勿論のこと、そのまま湯を張った浴槽内で特殊物質を放てば内部にへばり付いて残存、床の時と同じ悲劇が待っています。
ではどうするか。浴槽には溜まったお湯を下水へ排出する口があります。
その直径は、おおよそ私の身体の一部よりも少し大きいようでした。
もうお解りですね。私は残り湯を排出する際、身体の一部を湯排出口に挿し込み、その水流により身体の一部を慰撫し、特殊物質をダイレクトで下水へ排出するというスタイルに辿り着いたのです。

  はじめは大変でした。
なにぶん湯排出口は浴槽の隅っこにあり、身体をよほど反り返らせないと身体の一部を挿入できません。しかし私はセルフ尺八に挑戦する程の柔軟性の持主、どうにか良い具合に某所に刺激が与えやすいポジションを編み出しました。
しかし喜んだのも束の間、良い具合の最中に、風呂の湯がからっぽになってしまったのです。
こうなると試合終了、もはや水流で排出しようにも肝心の湯がありません。
そこで私は身体の一部を湯排出口にジョイントする前にあらかじめ慰撫をおこない、良い具合になってから水栓を抜く、という丹念下準備スタイルへ到達しました。

  このスタイルは新鮮な刺激があり、今までにない快感が私を襲いました。しかも後始末要らず、という利点付き。
ただ難点は身体に相当負担がかかるということ、また夜更かしする者がおり一番最後に風呂に入れない際はこの方法がとれません。
また風呂場ゆえに各種慰撫援助資料が持ち込めず、初めこそそのような資料に頼らずとも行為の新鮮さに興奮して排出もスムースに行えましたが、慣れてくると時間がかかるようになってしまったのです。  

結局このスタイルは半年ほどでブームが去り、「厠が詰まった時はその時だ」と開き直りを憶えた私はいつもの鼻紙スタイルへと回帰したのでした。
この冬新居へ越しましたが、浴槽は水栓がプッシュすると開く方式のやつで私の粗末な身体の一部を挿し込む余地はありませんでした。無念です。良い子の皆さんは身体の一部を怪我する恐れがありますので、決して真似しないでね♡(オポムチャン)

(寸評)もしもすっぽりはまって抜けなくなったら・・・。
カメラ持っていくので、すぐに連絡くらさい。10ポイント。

じゃあそれ頂戴

クラスメイトの会話です

Aちゃん:ねえねえ、ティッシュ持ってない?
  Bちゃん:ん?あーない。e-maのど飴ならある
Aちゃん:あ、じゃあそれ頂戴

Aちゃんe-maのど飴どうやって使うつもりなんだ・・・? (city)

(寸評)えーと、女子高生って不思議なな〜。 5ポイント。

 

何をしとるんや君は!!

22の春。大学を卒業できるかどうかの瀬戸際だった私。
正月休み明けて1月10日、卒業論文の提出日の話です。

  前回の投稿でも書きましたが私の卒業論文はパクリにパクリを重ねたオリジナリティほぼ0の駄文、『関西方言における否定の助動詞についての考察』というタイトルでした。
要は標準語で「〜しない」というところ「〜せえへん」「〜しいひん」などと関西弁特有の言い回しがあり、これについてあれこれ仮説をダラダラ述べては既出の資料を引っ張ってきて結局こうまとまっちゃうよね、的にお茶を濁して逃げるという卒論の風上にも置けない代物です。

  されど、どんな紙屑であろうが提出しないとお話にもなりません。
提出期限は10日の16時。文学部棟の大教室まで持って行かなくてはなりません。

  私は徹夜で規定の文字数をでっちあげ、ふっるいワープロから論文が刷り上がったのは15時30分でした。
大学の駅前まではバイクで飛ばせば15分で行けます。私は知りうる限りの裏道を駆使し、人を撥ねたおさない程度に爆走、大教室に辿り着いたのは15時53分でした。

  さあ提出しなきゃ・・・ と思った矢先、なんと卒論の提出は規定の表紙を付けた上ヒモで綴じて提出しなければならなかったのです!!

  泡食って周りを見ると、表紙と紐は座席の最前列に用意してありました。しかし! ギリギリまで論文をこしらえていた私は印刷した紙に穴を開けておらず、紐で綴るにも綴れないのです!

  監督官が脅しをかけてきます。
「提出できないものは卒業できませんよ! 急いでください!」
時計の示す時刻はもはや15時59分。
あばばばばばばばばばばばば。
私は錯乱状態で、提出の列に並びました。もちろんまだ論文に紐は通っていません。

  「そこまで!」

  私の真後ろで、提出が締め切られました。私は準備ができていないまま滑り込み、提出担当の教官の前に座ります。
「紐で綴じたものを提出しなさい」
ご覧のとおり紐はまだ通っていません。私の真後ろでは提出を締め切られ、蒼い顔をして佇む者、嗚咽を漏らしている者たちの暗く沈んだ瘴気が漂っています。
このままもたもたしていては、私も提出できなかった者扱いにされてしまう・・・!

  錯乱の度合いを増した私は、手近にあったボールペンで論文の用紙にブッスンブッスン狂ったように穴を開け始めました。穴を開けないことには紐が通せないからです。なんとか汚ったない穴は開き、締めに綴じ紐でくくらなければいけません。が、緊張と錯乱で手元の覚束ない私は指がガクガク震え、しかも不揃いの汚い穴に紐の先端がうまく入らず、少し堅めのはずの紐の先っぽがぐにゃぐにゃになってしまいいよいよ綴じることができません。あばっ、あばばばばばばばばばばばっばあばばばばっばあば。
「何をしとるんや君は!!」
私の乱痴気モードに呆れかえった担当教官が、震える私の手から紐を取り、綴ってくれました。
こうして私の紙屑は無事提出され、のちに教授から壮絶なダメ出しを喰らい、しばらく引きこもりがちになったりした後お情けで「可」の評価、辛うじて4年で大学を出ることができたのでした。

  後から聞いた話によると、提出できなかった者たちは一室に集められて反省文を提出、特別措置で一日だけ猶予をもらって提出にかこつけたそうです。
さらにさらに、提出場所の大教室にはよくよく見ると「穴あけパンチ」が常備されていたそうです・・・。
周りの友人を見ても、ギリギリで提出したあほは私一人のようでした。ははは。

  数年後。同年同学部を卒業した嫁と2人、懐かしい文学部棟を訪れてみましたが、たしかに4年も在籍していたはずなのにあまりにも勉強した記憶が浮かんで来ず、ひとり勝手に戦慄した劣等生の私でした。(オポムチャン)

(寸評)ははは、慌てた様子が良く書けている。優! 8ポイント。

硬口蓋が痛い・・・

大学時代。親元から遠く離れて暮らす下宿の連中は、バイトをしないうえ仕送りを早々に使い切ってしまう無計画な輩が多く、奴等は月の半ばにはいつも腹を空かせてピーピー言っていました。

  しかしそこは学生街、信じられない安値でとんでもない量の飯を出すお店は下宿の周りに結構あるものです。
それでも本当にスカンピンになる者も時には居ました。4回生になった春、私はそのスカンピンになった土佐男・Gに誘われて駅前のカレーショップに赴きました。

  金もないのにどうするの、僕おごったれへんで(御馳走はしてやれない、の意)? なんて口をきくと、Gは以前そのカレー屋に入った時、店の隅っこの張り紙を見たらしく、そこには“カレー3kg、完食したらタダ!!!”との文言が躍っていたそうです。
ただしチャレンジにはリスクが付き物、30分以内に食べきれないと2000円を徴収されてしまうのです。  

大阪梅田の雑居ビルで危険なエロビデオを買い漁るのが趣味のG、ここは背に腹は代えられないとばかりに無謀な挑戦をすることに決めたのだそうです。ほな何で僕が一緒に行くのよ? まぁGは辛うじて2000円は所持しておったようですが、ひとりでそんな荒行に挑むのはいささか心細かったのでしょう、変態仲間の私に戦いっぷりを見届けて欲しかったようです。  

さてお店に入ります。私はごく普通のビーフカレー550円をオーダー、Gは『特大! 3kgカレー』を注文します。
Gのぶんはデカいものだから準備に時間がかかるのでしょうが、私のカレーは1分そこらで完成、Gのカレーが来る前に食べ始めました。すると。

  眼前にはカレーの容量の既成概念をぶっこわす、巨大な皿に。
飯の山。
ルーの海。

  そう表現しても差し支えない、壮大な食い物が顕現しました。
なにぶん飯は1kg、ルーは具と合わせて2kgもあるのです。
これを30分で食え、というのは相撲取りかレスラーでも呼んで来ないと無理でしょう。そうも思わせるほどの立派に過ぎる佇まいでした。冷静に考えてみてください、今私の手元にある冷凍焼き飯が2人前500gです。つまり3kgとなると単純に考えても2人前× 6 =12人前の計算になるわけです!

  しかし飢えに飢えているG。無様な失敗を避けるため、今朝は朝飯を食べていません(いや、単に金銭的に厳しかっただけなのでしょうが)。要塞のような皿を見て、眼をギラつかせています。
店員さんが時計を握ります。チャレンジ、スタート!

  さすが朝から何も摂取していないだけあって、Gは獣のような勢いでカレーを喰らいます。
「味はなかなかいい」「水は飲んだらアカン」などと軽口さえ叩きながら、Gは山を崩し、海を干上がらせていきます。 しかし10分を過ぎたころから、途端にGの口数が減りました。
「火傷した・・・」
アッツアツのルーを高速でかっ込んだため、はじめは勢いづいて気付きませんでしたが今になってダメージが襲いかかってきた模様です。
「硬口蓋が痛い・・・」
それ以降、Gが発する言葉はその台詞だけになりました。こ、こうこうがいって、どこ? なに? 要は上の歯の後ろ、舌のすぐ上の硬い部分ですね。合唱をやる人間は軟口蓋に響かせて! とか練習で言われるのですが軟口蓋は口中さらに奥の軟らかい場所です。どうでもいいマメ知識。

  口を開けば「硬口蓋・・・」のGの傍らで、すでに自分のカレーを食い終わった私は固唾を呑んでこの戦いを見守っていました。下手すれば2000円を貸せなんて言われるかも知れず、貧乏かつ吝嗇の私とて彼に敗けてもらっては困ります。
そうして沈黙しがちのGですが、開始から22分、恐ろしいことに完食に成功しやがったのです!

  おめでとう! と店主にポラロイドで記念写真を撮られるG。友人の私も横に写ります。
出来上がった写真の余白部にコメントを求められ、Gは「もうしません。 G」と憔悴しきった様子で書き込みました。
あほです。
その日一日Gは何を話しかけても虚ろで合唱団のパート練習にも身が入らず、口を開けば「硬口蓋火傷した・・・」で廃人同然のありさまでした。晩飯も食わずに下宿へ帰り、食欲が湧いたのは翌日の昼過ぎだったそうです。  

後日。Gはカレーチャレンジで浮いた食費をまんまと危険ビデオの購入費にまわし、立会人として付き添った私に大変貴重な性的資料を貸与してくれました。ご婦人の後ろの【一部自主規制】れる強烈なやつで、私はまたひとつ人間としての品性を疑われるお下劣な性癖を手に入れたのでした土佐。(オポムチャン)

(寸評)大盛りチャレンジか〜。高円寺にも何軒かあったなぁ。でも意外と大食いは無理。
またバイトでギリギリの生活をしながらもなんせ小心者だったので金が完全に無くなる前に歯止めをかける性格だったな。
いま考えると結構飲み屋にも毎日の様に友人と行ってたし、一体どうやって食いつないでいたのか不明なんだよな〜。 7ポイント。

エスポンはありますか?

「Windows XP」のサポートが終了するため、新しいパソコンを買いに電器店へ行きました。
すると、同じ目的なのか老夫婦の先客が店員を捕まえて商品を探しています。
老婦人「ちょっとすみません。Windows 7[なな]を探しているんですが」
店員「はい。でしたらコチラの商品になります。現在はどのOSをご使用ですか?」
老婦人「オーエス・・・?」
店員「あ、このWindows 7[セブン]みたいなパソコンを起動させるプログラムのことです」
老紳士「だったらWindows 6[ろく]だよ」
老婦人「いえ、うちのは5[ご]ですよ」
老紳士「そうか? まあ、5でも6でも変わらんだろう」
店員「・・・?」
確かに「Windows 7」の前が「Vista」で、その前が「XP」です。
「Windows XP」を「5」と言っちゃう気持ちも分からなくはないですが[笑]。
続けて「プリンター」を購入予定の老夫婦。
老婦人「エスポンはありますか?」
店員「エスポン・・・ですか?」
老紳士「印刷機のエスポンだよ」
老婦人「E・S・P・O・N、ね」
店員「ああ、エプソン[EPSON]のプリンターですね」
はい、おバカ発見!
無粋にも、わざわざ老夫婦の発言を二度も訂正しようとは。
店員は黙って「エスポンの印刷機」まで案内すればいいのです!
デクノボーも、こんな素敵な「ほんわか」老夫婦・・・独居老人になりたいと思います。
で、明らかに予算オーバーだったので何も買えずに中古ショップへと向かった「Futokoro PP」の「デクポン」でした・・・。(デクノボー)

(寸評)もういいんだよね、老人はその分昔の事は沢山知ってるんだから。
若い人はそれを察するのが仕事だよね〜。 6ポイント。

うっ、苦しいっ、シロ助けて!

先日、母のもとへ帰省した時に聞いた話です。
うちの家族は2年前までシロという犬を飼っていて、シロとは14年間のながい付き合いでした。シロが亡くなった時に一番悲しんだのは母で、今でも家にはシロの形見が安置されています。
そんな母はシロの朝の散歩係だったのですが、ある朝「もし私が発作などで苦しんでいたら、シロは助けてくれるだろうか」といったことが頭をよぎり、そのまま実行してしまいました。
「うっ、苦しいっ、シロ助けて!」と倒れてみました。シロはそのことに気づかず歩調を変えずにスタスタと歩いてゆきました。あちこちに小便したりしてます。母が必死で「シロ〜!シロ〜!」と呼びかけるとシロは自分を引く者がいないことに気づいて、嬉しそうに去って行ったそうです。
母も「あ、だめだ」とあっけなく諦め、シロを捕まえて散歩に戻りました。
私はこの話を聞いて、母の行動に爆笑し、続いてシロの様子に「やっぱりな」感で脱力させられました。母はシロのことを「ダメだ〜」と楽しそうに語っていました。あんたもどうかしてるけどな!(おじじ)

(寸評)多分シロは頭が良くて咄嗟にそれがただの演技だと見抜いたのかもしれないよー。
ところでシロの形見って何?頭蓋骨? 6ポイント。

己の種を保存

(今回もグロ注意です。たびたび恐れ入ります。)
私の所属していた大学の合唱団の1年後輩のテノール/指揮者にNという男がいました。

Nは顔も長く、手足も長く、ナニも長い、色々と馬っぽい奴でした。
経済学部で字は達筆、成績もよく普通にしていれば「真面目なメガネくん」キャラなのですが、こいつが私に匹敵する変態なのです。

どんなふうに変態かと言うと、妹のソフィとかチャームとかそういうのを「どんな気分になるのか試してみたくて」、という理由でこっそり拝借してブリーフの底に敷いて装着するなど、これ以上書くと逆に私の人格が疑われかねないので(もう手遅れだ)この辺にしておきますがまあそういう立派な変態です。

そんな変態の探究心は止むことを知りません。
私と同じく日々精を出すのに精を出しているNですが、毎日の精出しの際にふっとあることを思いついたと言います。
どんな性的なことを思いついたのだ、と問うと、毎日放出する己の種を保存して観察してみよう、と思い立ったそうなのです。
一見アカデミックな行為に見えなくもないですが奴は文系です。完全に興味本位の異常行為です。

そしてNは種の採取・観察を実行に移しました。
しかし保存するにも適当な容器が無いので、そこら辺にたくさんあった空のフィルムケースに発射、フタをして引出しに並べてゆきました。
一週間も経つと、引出しからは異臭がするようになりました。
上から覗いても判りにくいので、一番最初に採取したモノが入ったフィルムケースを横から見てみると・・・ 白濁していたはずの内容物は茶色に変色しており、においをもっとも放っている様子だったので他のものとまとめてうち捨てたそうです。

・・・最近私自身の馬鹿話だらけで周りのおバカさんを紹介していなかったので1人紹介しましたが、これ、多分紹介したらあかん種類のおバカさんでしたね・・・ すみません。兎も角も世の中は様々な種類の変態に満ち溢れておるのです。(オポムチャン)

(寸評)俺の知り合いの某著名人は若い時からの爪をずっと取っているそうな。
しかしさすがにナマモノはねぇ〜。 7ポイント。

えろは歌

大学はお情けでギリギリ128単位で卒業できた、勉強嫌いで怠惰な私。卒業論文などはもう見るに耐えないパクリのオンパレードでしたが、学科がマニアックだったお陰で担当の教授が2名しかおらず、一方がムチでもう一方がアメ的存在だったためギリギリ『可』でクリアーしました。

さてそんな私の専攻学科は「国語国文学科・国語学専攻」。昔からマンガや文章が好きだったので、興味本位で選んでみたのですが、私には究めるほどの気力がありませんでした。だって古典の接続詞や名詞の変遷とかえんえんやってもぜんぜんおもろないねんもん。

ともあれもう卒業はできます。が、せっかく4年も国語学を学んできたのに、なんにもその成果を発揮できなかったのは残念だなぁ、とどうでもいい後悔のような気分も芽生えていました。

そうだ、卒論とは別に、個人的にこの4年間の国語学集大成的作品をまだ学籍があるうちに作ってみよう。

古典の作品で私が好きなのは「いろは歌」。50音を重複することなく使って七・五調の詩を完成させる、「いろはにほへと(色は匂えど)・・・」で始まる礼のヤツです。このほかにも「とりな歌」なんてのも明治時代に作られていますので、ご興味のある方はネットで検索。♪閉ざされた〜世界。
それになぞらえて、私らしい「いろは歌」、つまり重複なく「あ」から「ん」までの仮名をすべて使って歌を詠むのはどうだろうか。
就職もしくじり、講義もあらかた終わった、時間だけはたっぷりある2月の深夜。簡単に出来るとなめていた私を嘲うかのごとく時間ばかりが過ぎてゆきます。なにしろ「ゐ」と「ゑ」の使いどころが難問です。それでも私は大学を(お情けであれ)卒業したった、というちんけなプライドを振りかざし、完成にかこつけたのです。以下。

若き身ぞ燃ゆ 夏の酔ひ (わかきみそもゆ なつのゑひ)

猥くぬぷりと 助平たる (えろくぬふりと すけへたる)

女陰に挿れよ 珍宝を (おめこにいれよ ちんほうを)

朝まで居ばや 眠らせじ (あさまてゐはや ねむらせし)

若人の青春の、いや、性春とも言うべき一コマを表した見事な駄作です。細かい文法を見ていけばだいぶインチキですが、50音すべてが重複なく使用されていることをお確かめ下さい。ちなみに一部当て字を使用しております(見たらわかるわい)。

《ご都合主義的現代語訳》夏の夜。若人のつがいは薄着であるのをいいことに肌を密着させていたずらに興奮し、共に酒精を摂取して大脳新皮質の機能をいちじるしく低下させて己の原始的欲望を露わにし始めます。

青年の慣れぬなりに懸命な愛撫に、もはや娘は身体が、とくに某所がとろとろに蕩けてしまっています。見るも淫靡な光景。

もう我慢できません。娘は叫びます。いざ、繋がらん!!

酔いの勢いに任せて、結ばれた2人。だが若さゆえに一度点いた火はなかなか消えません。朝を迎えるまで、眠らせなんてするものか。    −以上

はい、詰まるところなにが言いたいかというと、私のこしらえたのは「いろは歌」ならぬ『えろは歌』なのでした。

さすがに教授に持っていくと私の存在を消されるので、合唱団のあほ仲間に発表しては呆れられ、卒業後初の演奏会の差し入れにはイラスト付きでBassパートに贈呈し、たいそう嫌がられたということです。一体私はなにをとち狂って寒い部屋の中夜通しこんなあほなものを創作したのかと少しく虚しくなりましたが、妙に満足している自分にも気付いたりして、己の阿呆さ加減をとことん噛みしめた22歳・無職時代の夜明け前でした。(オポムチャン)

(寸評)ええっ、これを提出すればもっと成績良かったかもよ!?
そういえば俺も文学部だったなぁ。
あ、でも考えれば作詞家で著述業もちょっとだけやっているから一応間違ってはなかったのか?
ちなみに授業には演劇のゼミ以外ほとんど出たことは無く、中退。 8ポイント。



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