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ここは自分のまわりのおバカな奴の行動・言動などを紹介するコーナーだ。
なるべく本人を直接見たり本人から直接聞いたものが良いが、信憑性が高ければその友人ぐらいまではOK。もちろん人間じゃなくてもかまわないぞっ。
さぁ、まだ世間に埋もれている貴重なとっておきのバカを紹介してくれいっ!
メールにて投稿は題名「おバカ」で、末尾に自分の名前を入れてね。
ポイントは3ポイント以上〜ーだっ! ダ〜〜〜ッ!!

父が運転する車に同乗した時のこと。走行中の車道沿いに、最近建ったばかりの某大手アパレル店舗がありました。車でその店舗の前を通りすぎようとしたとき、父が私に一つの質問をしてきました。

「”ぐ”って何の店だ?」
何のことを尋ねられているのか分からず、一瞬戸惑う私。
(…えっ、”ぐ”?)
頭の中を、”ぐ”が駆け巡る中、某大手アパレル店舗の看板の文字が私の目の中に入ってきました。

「GU」

そう。父は「GU(ジーユー)」のことを、「ぐ」とローマ字読みしていたのです。
理解できた私は、そうか!確かに「ぐ」って読める!と納得しつつも、爆笑。
私が「GU」について説明すると、父は照れくさそうに笑っていましたとさ。
チャンチャン。(あさひ)

(寸評)これは仕方ない。
お店の名前とかは誰かに教えてもらわない限り分からないからね。
学校で教わったり辞書に載ってるものじゃないから。
逆に本当に「ぐ」だった可能性もあったわけで、それを初めて観た人がジーユーと読んだら「何きどった読み方してんだよっ!」になるからね。
「GEO」(ゲオ)をジーイーオーと読む様なもので。
ほんに物の名前は難しおすなぁ。 5ポイント。

なんで清水の次郎長まだ抜けてへんねや!!!!!

電車の中にはいろんな人が居ます。

二人掛けの座席にぱっつんぱっつんになってハマっている、ミートカーニバルなお身体の奴。
短いスカートのお嬢さんが座席に座ると敢えて真向いに座り浅く腰掛けて十分にもたれ視線をギリギリまで低くする奴(私ではありませんよ!)。
私が乗ってから降りるまで、絶え間なく小声で険しい顔でサンスクリット語的な呪文を唱えていた日本人老婆。 etc、etc・・・

昨日、JRで大阪駅へ向かう最中の大阪環状線外回り先頭車両で、ファニーなおっさんに遭遇しました。
大阪にはそんなおっさんなんぼでも居るやろがい、とお思いでしょうが、ちょっと毛色の違うファニーさでした。

私は大阪駅より福島、野田と西へ向かって3駅目にある西九条駅から、大阪に向かって電車に乗ったのですが、西九条から野田に着く間は、なんの変哲もない雰囲気の車内だったのです。

電車が野田を出た瞬間、それまで風景の一部だった斜め向かいに座るおっさんが突如奇声を上げました。

『なんで清水の次郎長まだ抜けてへんねや!!!!!』

!!!???

激しく不明だ、意味が!!!

清水の次郎長さんは何処かから抜けているべきだったのでしょうか。抜けている筈である次郎長さんが未だ抜けていないので、おっさんはそのことに憤りを覚えたのでしょうか。あかん、どう頑張っても理解がキビシイです。

にわかに空気が張り詰める車内。
相手をすれば何を言われるか、はたまたされる判ったもんじゃありません。誰もがおっさんを一瞬一瞥しては目を背けます。
おっさんは絶叫の後、しずかに左右の様子を窺います。
誰も何も反応しません。
訪れた沈黙。するとおっさんは誰かに何かしらの反応をしてほしいのか、

『ヌッケロ、ヌッケロ、ジーロチョーウヌッケロ』

とよくわからんがさらに次郎長さんが何かから抜けることを大きな声で懇願しています。
手は拝むような祈るような、組むような合わせるような形で激しく揺すぶっています。
終わるとまたまたしずかになって、左右をチラチラ見回します。
誰も視線を合わせようとしません。
リアクションが無くて寂しいのか詰まらんのかはたまた正気に戻ったのか、おっさんは以降動き・つぶやき共に控えめになりました。時折思い出したように「次郎長・・・」と呟いたりはしますが。

おっさんの左斜め向かいに座る気の小さい私は、おっさんの怒りの矛先が突然私に向いたら何と言ってやろう、とそんな事ばかり考えてやり過ごしていました。
『おっちゃんだいじょうぶ、抜けた抜けた、次郎長さん今抜けたから!』
と笑顔で言いのけてやろうとシミュレートしていましたが幸いそんな事態にはならず、車内におっさんを残して私は大阪駅で下車しました。

ジロチョウサン、ドコカラヌケナアカンカッタノカナ。
ええわ、どうでも。(オポムチャン)

(寸評)実はラジオをイヤホーンで聴いてて、競馬中継で賭けているシミズノジロチョウを応援してただけのすごく真っ当な人だったりして・・・。 7ポイント。

チャケップ

小2の頃。クラスには俳優の健さんとおんなじ漢字だけど名前はタケシ、と読むタカクラ君がいました。

タカクラ君は今で言う天然系のキャラクターで、よく頓珍漢な発言をかましては皆に予期せぬ笑いをもたらしてくれていました。
ある日の給食の時間。配膳が終わってみんなで手を合わせていただきます、とやった後、タカクラ君はひとりもそもそしています。
どうも自分の給食をのっけるぺこぺこのトレイに、何かが足りない感じがしている様子なのです。
パッと見、彼のトレイには献立の食材がすべて乗っかってる風に見えるのですが・・・

パン。煮物。味噌汁。サラダ。牛乳。ぜんぶあるやんか。
先生が見てやっても、タカクラ君はやはりもそもそしています。

皆が諦めて自分の飯を食おうと席へ戻りだした刹那、タカクラ君は叫びました。

『やっぱりない、チャケップ!!』

・・・・・・・・・
そんなもん、誰のトレイにも無いわーーい!! ていうか、この世界にそんな名前の食い物、多分無いわーーーい!!!

彼のトレイに足りなかったのは、サラダにかけるマヨネーズの小袋だったのです。誰もがマヨネーズの袋だけは眼中にありませんでした。

求めるものが手に入り、タカクラ君は安心して飯に没頭しています。しかしマヨネーズをケチャップと言い間違えるまでは誰しもやりかねませんが、さらにケとチャを入れ替えて間違えるという、ダブル間違い・・・ なかなか出来ない芸当です。

3年生に上がる前にタカクラ君は転校していきました。惜しい逸材を失くしたものです。(オポムチャン)

(寸評)でも結局ネヨマーズがあって良かったね。 6ポイント。

大阪市営地下鉄の終点駅を全線撮影して回る

2010年の5月、7回目の結婚記念日のことです。
ちょうどその日は日曜日で2人とも仕事がお休みだったので、折角だから何かやったことのないあほなことを実行してみようか、ということになりました。

  とはいえお金のかかることは出来ません。廉価であまり誰もしなさそうなこと・・・
  相談の結果、
「大阪市営地下鉄の終点駅を全線撮影して回ること」
という壮大なミッションを敢行することとなりました。

  大阪市営地下鉄は市内を東西南北縦横無尽に走り、その端は大阪市から一部はみだしてまで伸びています。
8路線123駅の全部の駅を撮ると多分息絶えてしまうので、終点全部で合計16駅・・・ 鉄道マニアの方々に言わせるとひよっこも同然のお手軽さ。これを携帯電話に画像として収めるのが目的です。
よくよく思うに我々は市内在住ではないにせよ、この大阪市営地下鉄の最果ての風景というものを知らずに30余年大阪府民として生きてきたのです。
ひとつここは、その景色をすべて観に行ってやろうじゃないか。
ほんで大阪市営地下鉄には「1日乗車券」があり、おっさんおばはん等は800円そこらで購入できるので、乗り降りのたびにお金がかかることもないし。

  さていい歳のアホミョート(阿呆夫婦)、意気込んで出発です。
2010年5月22日12時20分、最初の終点を目指して大阪市営地下鉄谷町線東梅田駅で1日乗車券を購入し、まずは北東の果てに向かいます。

  12時45分、谷町線北側終点大日駅到着。広い出口で路線名と駅名の入った案内灯をパチリ。
遠い子供の頃じいちゃんにせがんで連れて来てもらったことがありましたが、景色は随分変わっており大きなショッピングセンターが出来ていました。その中の某有名ハンバーガー屋でお昼。

  少し戻って、最近出来た車両数の少ない路線、今里筋線へ乗り換え。初めて乗る路線に私ひとりテンションが上がっています。
13時14分、今里筋線北側終点井高野駅到着。住宅街の真ん中でなんにもありません。早々と踵を返し、深い地下へもぐります。

  ・・・今さらながら気付いたのですが、これ、道中が結構ダルいんです。
地下鉄は8路線ありますが、同じ深さを走っていては路線同士がぶつかってしまいます。
だから新興の路線ほど、深く深くにホームが存在するので、いちど地上に出てまた戻るのにやけに時間がかかるのです。
おまけに地下鉄、ゆえに駅間の景色はもちろん真っ暗闇。おっそろしく詰まらんのです。そのうえ大阪市営地下鉄はオール鈍行、終点まで行ってまた戻るのがじわじわ辛くなってきました。

  これはちょこちょこ息抜きを挟みながらやらないと、精神が持たんな。
14時ちょうど、長堀鶴見緑地線東側終点門真南駅到着。ここから歩いて三井アウトレットパーク大阪鶴見でお買い物、嫁のご機嫌取り。またぞろバーガー屋で一休み。

  15時57分、中央線東側終点長田駅到着。とりたてて何もない町、自販機でジュースをもとめさっさと地下へ。  

16時38分、千日前線東側終点南巽駅到着。ここも昔親父の得意先に付いて行った記憶がありますが特に変哲はなし。  

だんだん日が暮れてきました。それに暗闇の中を陰気に走る電車に乗りづめでいい加減気も滅入ってきています。北東から順番に南へ向かって時計回りに終点を攻めてきましたが、次の目的地は最果ての地、大阪市を飛び出して桂文珍さんのセスナが空を翔ける八尾市です。市街中心部から大きく外れ、往復に非常に時間の取られる駅です。
・・・16駅中まだ5駅しか回ってないのに、もはや日暮れ前。今日中に全駅を回ろうとしたら晩飯を断念する羽目になってしまいます。ていうかそれでさえ不可能な時間になってきました。

  17時26分、谷町線南側終点八尾南駅到着。地上駅でした。空気は、もはや大阪とは違う匂いです。思えば遠くへ来たもんだ。

  800円で全駅制覇できなかったのは残念ですが、ストイックに終点を攻め続けては、いかなアホミョートと言えども気を違えてしまいます。ここは涙を飲んで、次の日曜にリベンジすることにしました。

  2013年5月29日、12時23分。もはや意地になっている我々は自宅近くからバスに乗り、最北端の御堂筋線北側終点江坂駅へ。嫁はんは可哀想に、これからふたたび始まる無益な電車の旅を想像してか腹の調子を悪くしてしまいました。こんなあほと結婚したばかりに、結婚記念日に続いて何でもない日にまでこんなたわけたプランを遂行しなければならなくなったという数奇な運命を呪っていることでしょう。車中で実にまずそうなコンビニで買った胃腸液を飲んでいます。よく付いて来たなぁ。悪いことしました。

  12時53分、堺筋線北側終点天神橋筋六丁目駅到着。中学1年まで暮らした私の故郷ですが今日はそんな感傷には浸らず、案内灯を撮ってシュタタと地下深くへ戻ります。それにしてもかったるいことですが、市営地下鉄はよほど大きな駅以外にはエスカレーターがありません。エレベーターもあるにはあるのですが、ホームから一番遠い出口にあることがほとんどで敬遠しがちなので、必然結構な段数の階段を昇り降りすることになるのです。しかし文句を垂れる暇はありません。やったる。今日中に。

  13時19分、今里筋線南側終点今里駅到着。昨日取りこぼしていました。大阪の下町独特の気配。  

13時46分、堺筋線南側終点天下茶屋駅到着。西成のオッサンが居そうなイメージとは違い、綺麗な駅周辺です。チェーンのおいしいパン屋さんでお昼、嫁も回復してきたようで安心。さて次は最南端の堺市へ、今度は河内のオッサンが待ち受けているのか?  

14時58分、御堂筋線南側終点なかもず駅到着。嬉しい、エスカレーターあり! こちらも洗練された雰囲気。ガラの悪そうなオッサンは今は絶滅したのかしら? しばし駅前の本屋で涼んで立ち読み。6月は目前、暑いこと。  

16時8分、四つ橋線南側終点住之江公園駅到着。横山やすしさんで有名(?)な競艇場には目も呉れずニュートラムという自動運転のモノレールっぽい電車で次の終点へ。  

16時40分、中央線西側終点コスモスクエア駅到着。ここで嫁が南港の商業ビルを見たいと言いだし、しばらく探索。それでもここまでよく耐えた。ビルを出ると日は暮れかかっています。  

17時58分、長堀鶴見緑地線西側終点大正駅到着。大阪・・・じゃなかった、京セラドームをチラ見してすぐ地下へ。階段の上下で、もはやふらふらです。  

18時24分、千日前線西側終点野田阪神駅到着。お昼食べたおいしいパン屋さんがここにも。入りませんが。
あとひと駅! 残るは梅田。ここは地下鉄に乗ると遠回りなので140円で阪神電車、もう1日乗車券の履歴なんかこだわってられません。そしてついに・・・  

19時8分、四つ橋線北側終点西梅田駅到着! 日曜を2日も潰して行われた、終点駅全線制覇はここに終結しました。  

・・・・・・すいません。たかだか16駅となめてました。大阪市、広いわ。
何よりエスカレーターの少なさ、景色の単調さが半端なかったです。
それで? 携帯に証拠を写して、なんになった?

  何にもなりゃしませんがな。

  この無駄に長い馬鹿ミッションの報告をまともに最後まで読んだ奇特な方も少ないでしょうが、如何でした?
阿呆でしょう?
誰かに「あっほやなぁ・・・」と呆れてもらいたくて、こんなどうでもええわー的電車旅を企画、敢行しました。そしてあろうことか投稿しました。子供が生まれた今では、もうとても出来ません。
どうかおバカ! と笑ってやって下さいませ。(オポムチャン)

(寸評)いやいや、意外とポピュラーかもよ。・・・鉄ちゃんなら。
俺もJRの「都内近郊路線はルートにかかわらず最短距離の運賃で乗れる」いわゆる一筆書き法を使って高円寺から隣の中野まで120円で埼玉、千葉、神奈川などをまわって12時間ぐらい電車に揺られていたことがある。
海外でもバンコクで暇だったのでBTSというモノレールみたいなものを全駅下車を一日かけてやったり。
それぞれの駅でシェーッの格好をして記念写真を撮るとかやったら思い出も一際増すかも。
今度は是非「東京地下鉄全制覇」のレポート待ってるよん(笑)9ポイント。

検尿

最近どうも周りのおバカを書き尽くしたので自分のことばかりで恐縮です。小2の頃の話。

  学校の帰り際、明日は尿検査があるから、と専用のコップとスポイトを配られました。
朝一番のおしっこを採って持ってきなさい、との指示がありました。

  ははーん、これは1年生の時もやった、検尿ちゅうやっちゃな。
去年はおかんに見てもらいながら尿を採取しましたが、今年はもう7歳だもんね、ひとりで小便ぐらい採れるもんねー。  

朝。ひとりでできるもん、と意気込んだ私は早起きし、寝床のある2階から1階の居間へひとりでとことこ降りて行きました。
まだ誰も起きていない、早朝の暗い部屋。さあ、コップに小便したろ。
そういえば、去年はおかんと一緒にトイレで採ったなぁ。
でも待てよ。べつに、コップもあるんだからトイレに行く必要はないんじゃないの??
そうじゃそうじゃ、それに居間でおしっこをするなんてちょっとスリリングだし、ここはひとつここで採取しよう。

  寝間着から幼い坊やをぷるんと出し、私は居間で小便をコップに注ぎました。
コップはみるみる水位を上げていきます。

  ・・・え。

  私は自分の意志で放尿が止められないことに気が付きました。
昨夜水気を摂りすぎたのか、はたまた幼い括約筋の脆弱さか。
無情にも小便は、なみなみと左手のコップからあたたかく溢れだしました。
居間の絨毯に、小便はじわじわと浸み込んでゆきます。

  絶望的な光景。

  だからか・・・ だから去年はトイレでやったのか・・・ そう、物事にはちゃあんと理由があるのです。勉強になったね。
私は何も起こらなかった体を装い、小便の跡に「大阪府詳細地図」を置いて隠蔽し、素知らぬ顔をしていました。  

空が白み、おかんが居間に降りてきます。おはよう。
「おしっこ採らなあかんで」
「うん、もう採った」
「ほんま、自分で出来たん。あれ、こんなところになんで地図置いてるん」  

はい、ゲームセット。めっちゃ怒られて家族にバラされた上、家庭訪問でも担任に告げられるという屈辱ラッシュ。
少年はまたひとつ心の傷を増やし、いびつな大人の階段を上ったのでした。トホホ。 (オポムチャン)

(寸評)そうやって大きくなってくのねー。
そういや君、この間手に尿付いたままだったよ。嘘。9ポイント。

コピー

今日、生まれて初めて、コンビニで写真のコピーをしました

母に「こないだ私のやってたの見てたし、コピーくらいできるわよね」
と言われ
私「おぅ、もちろんだとも!」
  と、意気揚々とコンビニへ行きました
  コピーの機械のところへいくと、タッチパネルが置いてあり、「デジカメプリント」とか「コピー」とか書いてありました
なんだよ簡単じゃん〜と、私はコピーをタッチしました
  (あ、そういえばお母さん、50%とか言ってたよな…)
なので、50と入力すると…

50部 という文字が
部…あれ、これもしかして、50枚出てくる感じになってる!?

  あわてて一部に直し、50%に設定し、コピースタートをタッチ!
あれ、始まらない…お金入れたのに…あれ!?

なんと私は、デジカメプリントの方にお金を入れていました…

  コピー機にお金を入れ、ようやくプリントスタート
わくわくしながら待っていると
真っ白い紙が出てきました

なに!?

なんと私は、コピーする写真を、真っ白な方を下にして並べていました

  こっち上にしてコピーできるわけないじゃん!私の馬鹿!

そしてやっとコピーができました

家に帰って
母「コピーちゃんとできた?」
  私「もちろんです!」
母「じゃあ写真返して」

その時私は気が付きました
コピー機に写真を挟みっぱなしだったことに… (city)

(寸評)ぶははは。あるある。
俺なんて昔ミニコミをコピーで大量に作っていたのでよくしてた。
その時はコンビニなどにはまだコピー機はなくて、簡易印刷センターみたいなところに行ってやってた。
ある日、原稿を忘れたのに気づいた。
その号は「陰毛特集号」と書かれた紙にセロハンテープでみんなの陰毛をちぎって貼ったものが表紙だった・・・。 7ポイント。

 

金一封

  大学時代。合唱団に入った私はあほな先輩や同期のお陰で品性下劣極まりない変態と成り果てました。うふっ。

  さてそんな変態養成所のような我が合唱団、冬の定期演奏会に向けてサマーコンサートが終わり次第夏合宿の準備を始めます。
春の小豆島合宿は私達学内マネージャーが担当して仕切りますが、夏は渉外マネージャーが合宿を取り仕切ります。 行先はオフシーズンの信州。スキー目当ての客が全然いない夏の信州は何処のホテルも空きが多く、バカ学生が夜通しドンチャン騒ぎしても多少は目をつぶってくれました。  

スキー板乾燥室にて来たるべき「よかちん踊り」に備えて男声みんなで段ボール製の陰茎をせっせとこしらえていたところ、渉外チーフが我々にこう言い放ちました。  

「皆さん、精が出ますね。それにしても長い合宿です、そろそろ本当にパンツに精を出す諸君も出てくるのではないでしょうか? そこで皆さん、見事この合宿期間中に夢精を果たした勇者には、渉外のポケットマネーから金一封差し上げます! パンツをご持参のうえ渉外部屋までご報告ください!」  

全員爆笑、場は和やかなムードに包まれました。長い合宿、皆の雰囲気を良くするのも渉外マネージャーの立派な仕事です。実はこのフレーズは、毎年伝統的に渉外チーフから言い渡されるものなのです。
しかし、みんな笑いながらも、本当にその危険性はある、と感じ、怖れていたのです。  

下品な話ばかりで恐縮ですが、この合宿一週間、まず夜は先輩のおげひんトークに付き合わされろくに眠れません。
そんな状態で朝から晩まで歌いまくるのですから、身体は疲弊しきっています。
そして自由時間もあるといえども団員約70名と宿泊、独りで発射できる時間なんてそうそう取れません。  

男の子は、溜まると、強制排出システムが作動し、脳が淫夢を促します。
また極度の疲労時には疲れ魔羅とも言いますが勃起を起こしやすくなります。命の危機を感じた脳が種の保存を身体に呼びかけた結果ということです。  

皆様もうお解りですね。この合宿は、男子を夢精に導くための行事なんじゃないか? とでも言いたくなるくらい、ドリームショットが起こる好条件が揃った行事なのです!  

でもまぁそんな金一封をちらつかせられても、実際べとべとのパンツを持って渉外チーフに申し出る奴が過去いたかというと・・・ 今のところ未だいないそうです。そんな屈辱と引き換えのお金なんてきっと誰も欲しくないでしょう。  

その年は大学生活最後の夏合宿、無事に合唱合宿全行程を終え、同期12人と野尻湖畔の宿に向かいました。
合宿会場のホテルからバスで小一時間、前日までの疲れも相まって、大抵の男連中は自分の部屋で昼間から爆睡に入ります。  

ああ、最後の合宿も金一封もらえなかったなぁ。なんて皆と笑いあい、私もバタンキューと眠りに落ちました。  

真っ暗な場面。
合唱団の女声中最重量の後輩Mが全裸で背を向けています。
ニヤリと笑いながら、Mはこちらを振り向きます。
なんだか、まどろみの中、陰茎がとっても感じている様子がします。
その快感が弾けそうになる3歩ほど手前で目が覚めました。  

ハッッ!!!  

カッチカチの陰茎の先端を握りしめ、私は飛び起きてトイレにダッシュしました。
・・・ぎりぎりセーフ! 快感はじきに収まり、ドリームショットには至りませんでした。
やっぱり、みんなの前で快感に打ち震えて下着を汚すなんて、私にはハードルが高すぎて出来ませんでした。金一封、サヨナラ!  

それにしても・・・ あそこでMが出てくるか・・・? 自分の識域下の変態性欲が垣間見えた思いで戦慄した、ドリームショット未遂事件でした。  (オポムチャン)

(寸評)好きな子とやりたい子は違う場合もおーいにあるからね。
  金一封を貰う猛者はその後現れたのだろうか? 7ポイント。

発砲

今朝。マンションのエレベーターに乗り込むと、内部に昨日までは無かった張り紙がはっつけてありました。

  「お知らせ  

昨夜3時頃、3階北側の火災報知器が鳴りました。
確認したところ、装置の誤作動でした。  

火災報知器が発砲した際、ご不在の場合でも入室させていただくことがあります。
賃貸契約約款にも明記しておりますので、何卒ご了承ください。  

管理人室」  

ふぅんそう、そりゃ緊急事態だしもっともだよね・・・
  ?
妙な違和感。
まだ寝ぼけてるせいかな?
もっぺん、よぉく見てみよう。  

「・・・火災報知器が≪発砲≫した場合・・・」  

ひょえええええ!!! は、発砲してきまんのんか!? か、火災報知器が!!? 
このマンション結婚してから10年住んでるけど、そんな恐ろしいもんが各部屋に付いていたのか・・・ そんな折は是非不在でもご入室くださいませっ!!  

・・・・・・はい、管理人室さん。『発報』って言いたかったんでしょ。(オポムチャン)

(寸評)いや、今の世の中、何がどんな作動をするかわからんぞ・・・。 5ポイント。

コウノトリ

先ほど。息子を授乳しながら寝かしつけている嫁はんと、赤ちゃん向けの絵本における<赤ちゃんの授かりかた>についてトークしていました。

オポ「ミッフィーの本では天使が告知に来てたけど、ダンボではコウノトリやったな。お子さん方は混乱するのと違うか」
嫁「それにしても3㎏もある人間の赤ちゃんを運ぶなんて、コウノトリもくちばしが耐えきれんやろ」
オポ「ほな象の赤ちゃんなんかどないすんねんな」
嫁「何キロあるねんな、アゴはずれるで」
オポ「だいたい各種動物に届けに来るんやったら(※『ダンボ』では色んな動物のもとにコウノトリが飛来しました)ミジンコとかゾウリムシにも届けんならんやんけ。クジラとか届けよ思たらコウノトリ溺死するで」
嫁「あれちゃうの(恐らくこうではないか、という意の関西弁)、コウノトリに見える範囲の奴にしか行けへんねんで。もしくはそんな細かい奴らはめんどくさいからどっか一か所に招集して配るんちゃう?」
オポ「ハイ集合ー! とか言うて」
嫁「取り違えとかで苦情とか来そうやな」
オポ「コウノトリ協会あてに、ミジンコサイドから」
嫁「せやから天使が受胎告知の方が、まだ筋とおしやすいんちゃう?」
オポ「それカタツムリとか雌雄同体の連中にも告知来るんかな、天使」
嫁「言葉通じるやつ限定ちゃうか、天使もよう告知せえへんで」
オポ「あそうか、ミッフィーさんは言葉話せる設定か」

・・・以下割愛。あほ丸出しです。石川さんご夫妻もこんなご調子でしょうか? (オポムチャン)

(寸評)これに近いけど、もっとアホらしいっす。
よく人前で夫婦で馬鹿話してると「家では違うんでしょ?」と言われることあるけど、家ではお互いほぼ冗談以外口にしませんことよ。
お上品なもので。オホホホホ。 7ポイント。

走り続けた男

唐突ですが私はタバコの匂いが大っ嫌いです。
ですが、タバコを吸う権利までは認めるべきだと思っています。

個人的には服に匂いが付くし食事時に近くで吸われると鼻からしか息が出来ないためメシが非常にマズくなるし吸い殻を職場の前の路上に毎日あほほど捨てられてるので吸うやつ全員ぶっ♡♪す!!! なんてキチガイモードを発動しそうになるほど嫌いなのですが、逆にいうと高いたばこ税をお支払いのうえに肺がんで苦しみながら宣告後約1・2年で大した長患いせずおなくなりになるというある種の国家に対する貢献もなさっているので、その尋常でない苦しみを背負うのをご承知の上ならば我々嫌煙家連中がとやかく文句をたれる権利は無い、という想いを持っています。

先日、朝の慌ただしい通勤時、まことに揺るぎなき愛煙精神を持った若人を目撃しました。

駅に向かって歩く私の後ろから、息を切らしながら走ってくる、スーツ姿のGLAY風の髪型の若いお兄さん。電車に間に合わないのでしょうか、必死の形相です。
その姿を見た私は一瞬目を疑いました。お兄さんは、なんと走りながらもタバコを咥えてらっしゃったのです。
ぜぇ、ぜぇ・・・ ゲホッ、ゲホッ!!
煙を吸いながら走り続けたのです、そりゃ苦しくもなるでしょう。お兄さんは一旦立ち止まり呼吸を整え・・・
ませんでした。
タバコに手を添え、愛おしそうに吸ってはまた咳き込んでいらっしゃいます。
そして再び駅へ向かってダッシュしていきました。もちろん、タバコを咥えながら。

私は誇り高き愛煙若人に、胸の内で心からの賛辞を贈りました。「おバカ!!!」 (オポムチャン)

(寸評)俺は時々ふかすだけなので(しかも基本的に人前ではふかさない)我慢しろと言われれば全然我慢出来るのだが、本当に一日何箱も吸うヘビースモーカーには息をするのと同義なのかもね。
もしくは煙草はため息がうまく出せない不器用な人のため息だと思ってる。
それにしてもバカだな。7ポイント!

カラオケキチガイ

最近カラオケ関連の投稿を連発させて頂いてますがもう一丁。

歌える曲に異常な偏りはあるものの(たま・チャゲ&飛鳥・ブルーハーツはほぼ全曲)、基本的には浅く広くレパートリーを持つ私。数えたことはありませんが、おそらくは1,000曲以上を歌うことが出来る、カラオケキチガイなのです。
まあ肝心の腕前は大したことないというかむしろ戦士系? とでも言うような太くて濁った残念な声質ですが、とにかく歌うことが大好きな迷惑野郎、であります。
そんな私ですから、友人らとカラオケに行くときはいつもどの歌を歌おうかとても悩みます。なにぶんレパートリーが無駄に多すぎて、しぼることが非常に困難になっているのです。

そこで優柔不断な私は、困る時間を短縮するためにある作戦をとりました。
知ってる曲を、曲名リストの「あ」から順番に片っ端から歌っていく、というものです。
これなら次に歌う歌は必然的に決まりますから、悩む必要がありません。こりゃ名案じゃ、早速今度のカラオケからこの方法を採用してみよう。そう気軽に考えました。

2000年初頭のカラオケ初め、まずは久保田利伸さんの『AHHHHH!』からスタートしました。
ポップス・演歌・歌謡曲・ロック・洋楽・合唱・アニメ等々ジャンルを問わず、自分が知っていてフルで歌えそうな曲を全部遺漏なく歌いまくり、最後のアニメ「南国少年パプワくん」のオープニング曲『んばばラブソング』までたどり着くのが目的です。
もちろん一回のカラオケで全部歌い切れるわけはないので、その日最後に歌った曲はちゃんと憶えておき、次回にその続きの曲を歌うのです。

滑り出しは順調でした。この開始年、私は就職をしくじりバイト暮らし、時間と金は比較的融通が利いたので、同じ環境の友人と狂ったように徹夜でカラオケに興じました。それでも「あい」を抜けるのはなかなか時間がかかりました。
『アイアイ』『あいうえおほしさま』『愛がお前をすくい投げ』『愛燦燦』『哀愁の黒乳首』『愛すべきばかちんたちへ』『愛したくて』『愛の讃歌』『愛は勝つ』『I LOVE YOU』『愛をとりもどせ!!』・・・・・・思い出せた一部を書き出しましたが、果たして今挙げた曲をすべて歌える狂人が全国で何人いるのでしょう。己のマニアックさにあらためて戦慄します。

そんな変態カラオケを続けて2年、あろうことか私はまぐれで就職し、その上さらに2年後、所属していた合唱団の同期をだまくらかして結婚してしまったのです。こんな社会不適合者の分際で。ははっ。 えーつまり、それまでに比べてカラオケする時間が極端に減ったわけです。それでも粘着質な私、「ん」の曲に到達するまで挑戦を続けました。たわけです。

困るのはシリーズのヒーローもので、『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『ウルトラマンタロウ』『ウルトラマンレオ』『ウルトラマン80』と続いてうんざりしたところへ「か」に入ると『仮面ライダー』『仮面ライダーX』『仮面ライダースーパー1』『仮面ライダーBLACK RX』・・・・・・どうして当時20代だった私が特に思い入れも強くないヒーローものの主題歌を憶えていたのでしょう。どうも私には、番組自体を見ていなくても、うちの中で親なり兄貴なり弟なりが見たり聞いたりしていたものを妙に憶えているという奇癖があるようで、内容をまったく憶えていない『クリーミィマミ』『ばってんロボ丸』『ミンキーモモ』『どきんちょ!ネムリン』などなどほんまにそんな番組あったんか、というようなものの主題歌まで憶えている不気味さ。道理で仕事をまったく憶えないわけだ、すでに脳味噌が何故か削除不可の膨大な無駄メモリでいっぱいいっぱいなのでしょう。

己の特異な脳を呪いつつ楽しいはずのカラオケを苦行に変え、私はカラオケの機会が訪れるたびにストイックにあいうえお順に歌い続け、そのうち周りの人間からも「今どこまで行った?」などと尋ねられるようになる始末でした。
これをあほと言わずして何と呼びましょう。
しかし今さら引くに引けません。意地になって本意でない曲を歌い続け、またそれだけ長期間やってるとまた新しく曲を覚えるもんだから歌いこぼしを拾ったり、知ってたけどリストに無く歌えなかった曲があらたに配信されたりしてそれも歌って、とキリがない泥仕合を繰り返した結果・・・・・・

2007年秋。私はついに曲目リスト中知ってる歌の最終曲、『んばばラブソング』を歌い終わったのです。

達成時には結婚3年目となっていた嫁が拍手をくれました。この長き戦いの末手に入れたものは、その拍手ともう一つだけです。
いったい何曲歌ったのかもはや数えてられませんでしたが、ハッキリ言って、シンドカッタです。
あのね、曲目で悩むことなく歌えるんですけどね、自分が嫌いだけど知ってる曲もあるわけでそれも歌わないといけないのが苦痛だし(主にミリオンヒットのポップス等)、マニアックな性質上誰も知らないわけのわからん曲を数多く歌うもんだから必然的に場は盛り下がります。なにその曲、知らんわ、みたいな。あとかわいらしいモー娘。の曲やつボイノリオさん『極付け!! お万の方』『金太の大冒険』などキツイ下ネタ曲を絶叫している最中にドリンクを運んできた女性店員さんの眼差しの冷ややかなこと。膨大な金と時間を使って、私が得たもう一つのものは揺るぎない【馬鹿】の称号でした。

やっと、やっと普通の男の子に戻れるんだ・・・(終了時には丁度三十路でした)。しかしこれが終わるとまたどの曲から歌えばいいのかわかりません。
そこで私が考案したのは、今度は歌手名の「わ」から「あ」にさかのぼり、そのアーティストの知ってる曲を片っ端から・・・・・・もうええっちゅうねん。(オポムチャン)

(寸評)ブラボー!こういう馬鹿は最高だねっ!
しかも半端ない時間をかけて世間的には無意味なことを達成させる。これぞ快挙!
ちなみに俺はオポムチャンと逆で知ってる曲がホント無い。
普通覚えようと思わなくてもヒット曲とかって勝手に覚えちゃうもんらしいけど、俺はその部分が欠如。
まぁサビのワンフレーズくらいは分かるけどフルに歌える曲は子供の頃から全然と言っていいほどなかった。
俺が自分で歌作ってるのも、人の歌が覚えられないからというのもマジであるからね。
とにかく素晴らしい! 12ポイント!

一青窈っすよ

この間の学校のテストでの話です
先週、中間テストがありました。今回は三年の二学期、受験に一番関わる時期です
だから、いつも解きおわったらぐーぐー寝てる人たちも、最後ギリギリまで見直しをしていて、終始ピリピリとした空気が漂っていました
ですが、ひとりだけ例外がいました
問題児Pくん(Pはあだ名の頭文字)です。Pくんは悪い人では無いのですが、小学校の時は、授業中大声を出したり取っ組み合いの喧嘩を始めたり廊下に飛び出したりして、学級崩壊を引き起こした張本人でした。
中学に入って落ち着いたのですが、授業中に「せーっ××!」とか叫ぶくらいの事はまだします

美術のテストの時の事です。美術はほとんどが、ア〜オのなかから選んで書く問題でした
Pくんは、問題用紙が配布されテストが開始しても、問題用紙を開こうともせず当てずっぽうに書いていたので、先生がPくんを注意しました。するとPくんはむすっと
「こんなの「エエイアア」とか書いとけば当たるんすよ。一青窈っすよ」
と言いました。その瞬間、テスト中にも関わらず、クラス中がどっと笑ってしまいました

テストが終わったあと、みんなが心配そうに、「2の3ってウだよね!?」とか話し合っていました。みんなが一番心配していたのは、の「この中で間違っているものはいくつあるか数字で書け」というものでした
2と書いた人、3と書いた人、4と書いた人、みんなの解答はばらばらでした。すると男子の一人がPくんに聞きました 「って4って書いた?3だった?」
Pくんはむすっと
「ア」
とだけ答えました
Pくんマジでええいああでいったのか… (city)

(寸評)それでも何故か正解だったら本当の天才だなっ! 5ポイント。

私が6年付き合っていた元彼が、何だか存在自体がネタのような、良い意味でも悪い意味でもおバカな人だった。
彼とのエピソードは、6年分あるのでなかなか尽きないが、とあるモノを見つけて思い出したことを書き連ねてみる。

この元彼とは、付き合い始めたのがとある年の7月1日からであった。私は7月末が誕生日なので、付き合い始めて初めてのイベントが私の誕生日。しかし、付き合いたてで初々しかった我々は、一人暮らしの彼の家でケーキ食べておめでとー!と、ライトな誕生日を過ごした。
それから9ヶ月後。今度は4月生まれの彼の誕生日である。ウキウキしながら、一生懸命バイトしてお金貯めて、ちょっと良いお値段の財布をプレゼントした。ハタチ過ぎてるし、少しくらい良いモノを!とか、彼の財布ボロボロだったから喜んでくれるかな、とか、カユくなること思いながらプレゼント。彼は、とても喜んでくれ、私も嬉しかったのを覚えている。

そして、その3ヶ月後には私の誕生日が再びやってくる。プレゼントとかしてくれるのかな、何処にデート行こうかな、とワクワクな私。
が、いつものインドアデートで、普通に居酒屋に行き、普通にいつも通り彼の家に行く。まぁでも、去年みたいに会って一緒に過ごしてくれるだけでも幸せかな☆と、誕生日効果もあって脳内お花畑な私。
彼の家に行くと、何だかとんでもなくキレイに掃除されている。なんだ、どうしたんだこれは??と言いながら部屋に上がると、テーブルの上に一通のA4サイズ封筒が。これ、なぁに??と訊いたら、開けてみて!と言う。もしかして、手紙のプレゼント?!と、ワクワクしながら開封。その中にあったものは…

緑の色画用紙に
フリーハンドで点線が描いてあり
『ウサギ(私の名字)癒やし券』
『M男(彼の名前)がウサギにマッサージする券・30分』
『ウサギとディズニーランドに行く券』
『ウサギに「ニンテンドーDSライトを買ってあげる」と言ってあげる券』
等々、様々な券が…

ウサギ先生は思考がストップした!!
皆様覚えがあるでしょう?母の日や父の日に『肩たたき券』作ったよね!!あんな感じを想像していただきたい。これは…将来産む子どもから貰うものだと思っていたが、まさかそれより先に、彼氏からいただくとは!!!
当時はこの斬新さに爆笑したが、別れた今となっては「あれはもしや、怒るところだったのだろうか?」と、複雑な思いでいる。気持ちはうれしいが、気持ちだけでは段々物足りなくなる、それが人間。
ってなわけで、この後5年間、この癒やし券以降のプレゼントは貰えなかったので、私も贈るのを止めたのでありましたとさ。

癒やし券がひょっこり出てきたので投稿してみました(笑) (ウサギ先生)

(寸評)えっ、我が家もやってるよ。特に結婚してからは無駄な物を買われてもかえって家計的に悲しくなるのでこういう奉仕券。
ってかうちは自宅内貨幣まで作ったからね。その単位が「ウキュピ」。今のウキュピレコードの元。
彼は正しかったと思うけどな〜。5ポイント。

カラオケおバカパート2

カラオケおバカパート2です。
我々の居た大学の合唱団にはカラオケが好きな連中が多く、在学当時はよく同期の男女7〜8人とこぞって大学駅前のカラオケ屋に行きました。
コーラスをしているからカラオケが上手い、ということは別になく、実力の差はさまざま。よくありがちなのが普通のポップスも合唱歌いになり全然迫力がでない奴。しかもそれが上手いカラオケだと信じ込んでいるから性質が悪いものです。
まあ一言でいえば合唱は上手いが、カラオケはもひとつの奴らが多かったのです。

ではカラオケがもひとつの奴はどうするか? ネタに走るのです。

何故か普通に歌わせたらさっぱりなのにファルセット(裏声)を使わせたら異様に綺麗で『もののけ姫』で100点を叩き出したI。

ボイスチェンジャー機能を駆使しキャッピキャピのアイドルソングを愉しげに歌うK。

そしてMちゃん。普段は地味な団内でもバイプレイヤー的な存在、あまりカラオケには来ませんがたまに来ると面白いことをしてくれます。選んだ曲はカブキロックス、流石のアルトヴォイスで男性音域を朗々と歌います。

その日Mちゃんが2曲目に歌ったのは水戸黄門のテーマ(タイトルは忘れました)。2番まで堂々歌ったのちに3番はなんと「どぉ〜んぐーりーこーろーこーろーどぉ〜んぐーりーこぉ〜〜」と替え歌。ベタながら意表を突かれみんな大笑い。

笑いをかっさらわれて少し悔しい、同じくネタ系の私。この『どんぐりころころ』のような七五調の歌詞は、日本のポップス・歌謡曲にも多数使われていることを知っていました。この場合正確には八五ですけどね。
たとえばこの水戸黄門のテーマ・ドリフ大爆笑のオープニングテーマ・どんぐりころころ・夜のどん帳やはこにわの「♪心の貧しい・・・」からでも応用できますが、どの曲と歌詞を入れ替えてもだいたい歌詞がピタッとはまって歌えてしまうのです(お若い方を置いてけぼりで恐縮です、元の曲は某動画サイト等でどうぞ)。

そこで私はMちゃんに対抗しようと、何食わぬ顔でチェッカーズ『ギザギザハートの子守唄』を選曲しました。悪ぶった高校生の青春の心の傷を、ぶつけようのない怒りを歌い上げた名曲です。
3番まで平常どおりに熱唱し、皆の心を掴んだところでキーが1つ上がり、いよいよクライマックスの4番。私はここぞとばかりに以下の歌詞を歌い上げました。メロディーはもちろん『ギザギザハート〜』のままで。

♪どんぐりころころどんぶりこ
お池にはまってさあ大変
泥鰌が出てきてこんにちは
坊ちゃん一緒に(ギター:ジャッジャ〜ン)遊びましょ

みんな笑っています。ここでネタは終了、と見せかけてサビにはすかさず2番をぶっ込みました。

♪ああ
どんぐりころころ喜んで
しばらく一緒に遊んだが
やっぱりお山が恋しいと
泣いては泥鰌を(ドラム:ダッダッダッ)困らせたぁ〜〜〜

会心の出来でした。部屋の中は爆笑の渦。
気心知れた連中とやるカラオケは、こういう阿呆も出来るから面白いですね。(オポムチャン)

(寸評)ま、俺の音楽活動なんてその延長みたいなものだけどね〜。6ポイント。

イタリヤマ○コ!!

小学校高学年か中学校の時かは忘れたが、さかさま言葉を出してそれが何だかあてるゲームが流行ったことがあった。内容はほとんど忘れたが、「ルートレイコンマロク」とかそのたぐいの下品な問題を競って出しては、ゲラゲラ笑っていた記憶がある。ある時、だれかが「イタリヤコンマ」と言おうとしたら、間違って「イタリヤマンコ」と言ってしまったのね。大爆笑だった。「違うだろ!」と、その場にいる全員につっこまれていた。それ以来イタリアというと「イタリヤマンコ」を連想してしまうわたしなのでした。〔下品な投稿ですみません〕 (波照間エロマンガ島)

(寸評)高校の体育祭のパレードの時、我がクラスは俺が先頭になって「米押し達磨」というのをやった。
達磨が一所懸命米俵を押して行進して行くもので、校長先生も感心して閉会式の時には「我が郷土名物の達磨なども出て(高校のあった高崎は達磨で有名)パレードも大いに盛り上がった」などのスピーチもあった
そして体育祭から数日後、担任が教室に入って来るなり俺に言った。
「石川!コメオシダルマの意味分かったぞっ。やりおったなっ!」
ムハハハッ、やってしまえばこちらの勝ちじゃいっ! 5ポイント。

白紙

私は、芸大出身なのですが、そのなかで、むちゃくちゃ話しやすくて、冗談もお互いいいあえた教授がいました。
とにかく色んなことを教わり、なんでも相談させてもらった、とてもお世話になったせんせいです。

ある日、私は印刷機のまえで、自分の番をまっていました。すると、私に気がついた恩師が、スケッチブックを手にこちらにやってきました。

「渡邉さ〜ん、この絵、どう思います?」
唐突に聞かれて振り返ると、

いたって真面目な顔をしている恩師の手には、開かれた真っ白のスケッチブックが。

「はい?」
「だ・か・ら、この絵、どう思います?」

もちろん、なんど確認しても、恩師が指さしているところは、なにも描かれていません。
そう、この絵が見えるのは、心の清らかな人だけということですね。

私「あ〜。それなら、やっぱりあれなんじゃ〜ないですか(別のページをめくって)こっちのほうがいいんじゃないですかねー(白紙)」

恩師「あー。いや、さすが、渡邉さんやなー。発想が違うわ。これかーなるほどなーうん。でも、これも捨てがたいと思いません〜?(白紙)」

私「あー。でもこれはちゃうんとちゃいますかね、こっちでしょうね(白紙)」

恩師「うんうん。これな、(白紙)そうか・・・。」


そんなやりとりをしているところに、私の友人Kさんが。


恩師「あ。Kさんはどう思います〜?この絵、(白紙)」


真面目でかわいらしいほわほわした雰囲気の女の子Kさん、

これぞ純粋に心清らか!みたいなタイプのかわいらしい子です。


Kさん「うーんこれはどうでしょうか!!!(別の白紙を指差し)」


だから、Kさんにもこの絵がすんなりみえたんですね。


恩師「いやっ!それはあかん。Kさんは、まだまだやな。」

Kさん「えーーなんでなんですかあーーーーー」


恩師「あかんわ、だって、やっぱ、それよりはこっち(白紙)のほうが僕はいいとおもう。せやな、それでいこう。きまった!」


そう明るい声でいいはなった先生は、
何かを解決できたのか、

ご機嫌そうに足取り軽く
自分の担当する生徒のまつ教室へ帰ってゆきました。(授業中やん!)


想像力は、こういうときに養われていくと教わった貴重な体験です。


P.S あと、この場をお借りして、
恩師であるM先生にはいまも感謝しております。ありがとうございました。
M先生いつも生徒のためには、時間削って一生懸命なかたでした。
倒れないようにたまには休みながら、これからも元気でいてください。
またちかいうちに冗談だけいいにいきますので、笑ったぶんだけ、なにかおごってくださいね。煙草、吸いすぎないようにおきをつけてください。
あと、いま思い出したのですが、先生かえったあと、Kさんが「馬鹿じゃん(笑)」っていってました。(渡邉 帆南美)

(寸評)最高の先生やね〜。
そんな先生がたくさん居れば学校ってもっと楽しかったんだろーな。 7ポイント。

チョンチッチクンノムノホンマー

この10月で2歳を迎える息子、いろんな言葉を次々に覚えてゆきます。
近頃はだんだん長文で言葉をしゃべれるようになってきましたが、そこはまだ2歳前であるがゆえに誤用も多々あります。

我が家では息子を「〇〇ちゃん」と呼ぶのが妙に気恥ずかしく、「〇〇ちょん」と変則的な呼び方をしています。

またおっぱいをやる際は「お乳」と言っていたので息子は「チッチ」と覚え、そのうち赤ちゃん友達の名前に「〜くん」と付けるよう教えた影響かおっぱいの事を「チッチクン」と呼びだしました。

そして我々の住まうは関西圏・大阪。息子のおしゃべり(例「かーさんとでんしゃみたの」等)に対して、「ほんまぁ」という相槌を両親たる我々メオトは打ってきました。次第に息子はしゃべった文の最後に「ホンマー」と付け加える癖がついてきました。

結果。このぼうずがおっぱいをねだる時には

「〇〇チョンチッチクンノムノホンマー」

という奇妙な定型文が出来上がりました。両親があほだと息子も苦労しそうです。
でもまぁまだ2歳前、まともにしゃべり出すようになることを祈ります。(オポムチャン)

(寸評)いや、そのまま大人になって自由律俳句の巨匠になって欲しい・・・。 6ポイント。

発声練習

今の妻と付き合って同棲をはじめて間もない頃。近くの安ホテルに2人して原チャリに乗って繰り出した、若気の至っていた時代。

土曜の昼間からイイ事をし、お腹も減ったからそろそろ出ようかと、部屋の自動精算器で支払いを済ませエレベーターへ向かう。
すると・・・使用中の部屋のドアのすぐ近くから、短く、大きく、そして感情の一切入ってない「アー!」「アー!」というさながら発声練習のような声が。ぶれずにまっすぐ腹から声が出ている。

こんな所まできて、コーラス部の合宿でもやってんのか? と思っていたが、よくよく聴くと女性の、こちらは至極まっとうに感じている様子の「ああっ、ああっ♡」という声まで漏れている。

勝手にこの事態を想像するところ・・・

アメリカ等欧米では男性側も性的に感じていると声を出す習慣がある。
ゆえに男もマネをしてやってみたがいかんせん日本人なので、どうも珍妙な発声練習みたいになってしまっている。
にもかかわらず女は女で、ベッドではなく出口ドア付近で事に及んだために、自分たちの声が外まで聞こえてしまうかもしれないという羞恥的シチュエーションに、男の変な喘ぎ声も忘れて興奮してしまっている。

といった状況か。僕が女ならあんな無感情な発声であえがれたら冷めてしまう・・・
日本男子は黙して喘がす、の方がお似合いかもしれない。聞きたくもない、へんてこなバカップルの声たちでした。 (匿名希望)

(寸評)俺も妻と結婚前その手の旅館に行ったら夜中に外国人が精神異常な感じで暴れる声がして怖かった。
翌朝おかみさんの「すみませんねぇ、うるさくて」の謝罪が。
喘ぎ声なら笑えるが、それはどう考えても何かやってる感じの声だった・・・。 5ポイント。

牛丼!!

大学の同じ学部に、名物学生のS吉君がいました。

S吉君はスポーツ刈りでガッチリとした柔道部体型で、大人数の講義で教室が騒がしくなると
『お静かに!』
と一喝し、周りをシンとさせることで有名でした。
また講義の最中に、突如教授に神妙な顔で
『先生! この〇〇は△△の状況で◆◆という解釈でよろしいでしょうか』
と一般の学生にはチンプンカンプンなマニアックな質問をしたりと、いろいろ一目置かれている存在です。

そんなS吉君を、ある日同じ学部のOが大学通りの牛丼チェーン店で見かけました。

黙々と牛丼をかっ食らうOが店外にふと目をやると、S吉君が店の前で仁王立ちしています。
しばらく微動だにせず立ち尽くしていたS吉君は、意を決したように自動ドアを開きました。
当該牛丼チェーンは着席前に食券を買うシステムなのですが、勝手を知らない様子のS吉君は店員さんに大きな声で
『牛丼!』
と言い放ちました。
店員さんもこの手のお客の対応には慣れたもので、
「恐れ入ります、そちら入り口近くで食券をお求めいただけますでしょうか」
と返します。

S吉君は御意、とばかりに振り向き、食券の販売機に向かって

『牛丼!!』

と大きな声で言い放ちました。

うむ、確かに入り口近くで食券を求めたなあ。さすが文学部国語国文学科、日本語に忠実です。
・・・声を出して求めれば食券販売機が牛丼の食券を発行してくれるとでも思ったのでしょうか。
あまりのインパクトでOは笑いを堪えるのに必死で、その後S吉君が無事に牛丼を食えたかどうかは憶えていないそうです。

無駄に人数の多いマンモス大学だった母校。いろんな(奇妙な)連中が全国から集まって来たものです。(オポムチャン)

(寸評)どわっはっはっは!
きっと駅の切符売り場でも『新宿!!』飲料自販機の前でも『あったか〜い缶コーヒー!!』と言ってるのだろうな。
よっ、豪快さんっ! 9ポイント。

バキィィィィッ!!!!

高校の時に所属していた合気道部では、夏休み前に一年生が道場で寸劇等の出し物をする、という伝統行事がありました。

我々中学からの腐れ縁・豊中3馬鹿トリオはハリセンを使ったどつき漫才、という関西まる出しのネタをどこかからパクってきて、諸先輩方の前で披露することにしました。
しかしやはり素人のすること、どうも本物の芸人さんがやるのに比べたらもひとつ間合いやセリフの滑らかさに難があり、全体的にインパクトが足りません。
そこでひとつパンチを効かそうと、道場の片隅に落ちてあった板切れを使って盛り上げよう、ということになったのです。

板切れは少したわんで柔らかくなっているうえに少し薄手のものでした。
このどつき漫才のオチはA(K山)に散々どつかれていたB(私)が拳で反撃している隙に、C(S井)が最後にハリセンよりも強力な武器でAに逆襲する、というもので、そのフィニッシュブロウに板切れをK山の頭に叩きつけてぶち割る、という算段をS井が立てました。

演技派で頑丈が取柄のK山は快諾しました。奴はそういうことが大好きなのです。

さあ本番、先輩同期の前で我々の寸劇が始まりました。
おや、意外と普通のネタがウケるウケる。派手なフィニッシュを見せるまでもなく、劇は好調に進んでゆきます。
気をよくしたS井は調子づきました。
さあ最後のシーン、いままでハリセンでさんざん私とS井の頭にフルスイングの突っ込みを入れてきたK山が逆にボケます。
逆襲の突っ込みで、私がK山を拳で殴ります。そこまでは笑いがありました。

次の刹那。

バキィィィィッ!!!!

後ろから全力でK山の頭を板切れで打ち抜く、S井。
板切れはシミュレート通り、派手な音とともに真っ二つになりました。

やった! 成功だ・・・ と思ったら、悲鳴が上がり、そののちに沈黙が訪れました。
うつろな表情でゆらりと畳に崩れ落ちる、K山。

S井は劇がウケたのに気をよくして、最後をもっと盛り上げようと手加減なしで板切れをフルスイングしてしまったのです。
うつ伏せに倒れるK山。全員ドン引きです。周りがざわつき始めたその時・・・

ニコニコ顔で立ち上がるK山。ペコリと礼をし、劇を終わらせました。ようやく拍手が贈られます。
観客たる先輩・同期達はK山の頑丈さ&演技の達者さと、板切れの強度を知らないので、バイオレンスな演出に笑うどころか本気で引いてしまったのです。

K山が何ともない様子だったので皆は安心して無事出し物は終わり、楽しく会食してその日は道場を後にしました。

帰り道。K山と二人で帰宅するかたわら聴いてみました。
私「さすが頑丈やなぁ、でも倒れ方の演技リアルすぎてみんな引いてもうたな」
K山「・・・実はあれ、けっこうマジで倒れとってん」

えええええ!!

K山「S井の奴、思いっきり振り抜きよったからな。一瞬、記憶飛んだわ」
・・・そういえばS井は、少年野球でもスイングスピードに定評のある、好打者でした。
そして板切れ。私は目視しただけだったのですが、あくまで少ぉしたわんで柔らかくなっていて、あくまで少ぉし薄手のもの、だったのだそうです。
普通の人間が思い切り殴られるとまあ怪我する代物です。
それを今回、K山は後ろから心の準備が整わない状態で振り抜かれたのです。

フツーに考えたら、やったらあきませんよね。

普段から首を鍛えていたK山だからこそ無事(?)だったものの、盛り上げようという一心で危うく一線を越えかけた、高校時代の3馬鹿の出し物の思い出でした。若気、至ってます。(オポムチャン)

(寸評)あやうく死体と殺人者。オポムチャンは第一発見者。 8ポイント。

「お前かー! 電車が遅れた原因はー!」

バンコク在住の波照間エロマンガ島です。今日は会社の同僚のMさん〔日本人女性〕のおバカ話をさせてもらいます。 ある朝出勤時に駅に行くと、異常に混雑していて、人でごったがえしていました。おまけに電車がなかなか来なくて、予定より30分近く遅れて会社に到着しました。幸い、遅刻はまぬかれたのですが、その日は電車で通勤する社員のほとんどが遅刻してきました。だいぶん遅れて最後にTさんが出社してきました。その時開口一番言った言葉に一同あぜんとなりました。「あのぉ、駅で電車待ってたら、線路にお財布落としちゃって、それ取ってもらうために電車が止まってしまったんですー」。その瞬間、その場にいた日本人社員全員のツッコミが入りました。「お前かー!電車が遅れた原因はー!」〔笑〕・・・2系統の路線しかないバンコクのBTSスカイトレインが、Tさんの財布騒動でストップしてしまい、何百万人?もの通勤通学の足に影響を及ぼしたというわけでした。Tさんは悪びれた様子もなくケロッとしていましたが。というバンコク都民に深刻な影響を与えたおバカ社員の話でした。(波照間エロマンガ島)

(寸評)ミステリーが一本書けるな。
「その時犯人はアリバイを作る為にわざと財布を落として列車を30分遅らせたのじゃあ!」 7ポイント。

メッコール狩り

もうええわい、と思われながらもメッコールの続編です。2010年のお話。

さて前回の投稿でも触れましたが伝説のウゲゲ飲料メッコール。置いてる販売機の精密なデータが私の脳内にはインプットされており、欲しいときにはそこへ赴けばちょっと前までは入手できたのです。ところがどっこいここ数年で、メッコールの販売機が軒並み他のメーカーの物にすり替わっていき、もはや私の住んでいる地域では何処にも見かけなくなりました。

そこで思い出されるのが私と並ぶメッコール愛好家の奇人の友人・K山のことです。
奴にその旨を伝えたところ、やはりいつも購入していた場所も別の販売機に取って代わられてしまったとのこと。

我々馬鹿の血が騒ぎます。

K山には移動手段がありませんがパソコンがあります。
私には(当時)パソコンがありませんが車があります。
K山はインターネット検索を駆使し、「メッコールマップ」なるものを入手しました。
私はその場所へ運転する役を引き受けました。

「いざ、メッコール狩りだ!!」

30過ぎの男2名とヒマだからついてきた私の嫁。大阪府下で1時間以内で辿り着けそうなメッコールの販売機を目指して、あほ3人を載せた私の車は日の沈んだ土曜の大阪・豊中を出発しました。

第1候補は大阪市内の日本橋周辺。あの辺りは電器街から外れると雑多な建物や寂れた通りが多く、メッコールは得てしてそんな場所に存在する傾向がありました。これはもういきなり見つかっちゃうんじゃないの? と期待に胸を膨らます私とK山。呆れて半笑いの嫁。
・・・しかし、「メッコールマップ」に記載されている場所に、すでにメッコールは存在しませんでした。 果たして「メッコールマップ」の信憑性や如何に?
K山曰く、あるメッコールマニアの人がネットでいろんな情報を集め、まとめたものらしいのですが・・・いつのデータ?
あっでも意外と新しいわ、2009年には此処にあったって! じゃあもう何処にも無い、ってこと・・・?

しかし諦めきれません、第2候補は少し東に離れた大東市。データも2008年と2年前のものですがもう構ってられません、乗りかかった船だ、トコトンやってやりましょう。メッコール狩り、リベンジだ!!

車を飛ばすこと40分。K山の「メッコールマップ」の地図が非常にわかりにくく、捜査は難航を極めました。なにぶん素人がまとめた情報をもとに素人が探すのです。誤差があっても不思議ではありません。わけのわからない細路地に迷い込み、角の先の道が良く見えません。K山を派遣し先を見に行かせると・・・ 腕でペケ印を作っています。行き止まり!
なんとかスペースを探して切り返し切り返し、元来た道を戻ります。途中地域のお祭りに巻き込まれながらも、這う這うの体で路地を脱出、足で探したほうがいい、と近くのコンビニに車を止め、我々はついに印の場所に辿り着きました!

・・・しかし、缶ジュースマニアの私にはもうそこにメッコールは無い、と即座に判断が付きました。何故ならメッコールのあった販売機の跡には、ほぼ100%同じ某メーカーの自販機が設置されていたからなのです。その場所にあったのも・・・その某メーカーのものでした。
ガックリと肩を落とす、K山と私。
「スマン・・・」
謝るな、K山。もういい。我々は精一杯頑張った。それでいいじゃないか。
てか日本橋の段階で、半分諦めてたんですけどね!
徒労に終わったメッコール狩りのウサを晴らすべく、そのまま我々あほ3人は箕面の山奥へドライブに出かけましたとさ。

その年の年末。私はK山のお歳暮に楽〇ネットショッピングでメッコールを6本注文、大いに喜ばれました。どうでもいいことにばかり金を使う自分にほとほと呆れ果てる嫁。えぇ、私自身、呆れ果ててます。たはは。(オポムチャン)

(寸評)素晴らしい!
コレクターの俺すら思わず顔をしかめたあのメッコールをここまで愛するとは。
かくなる上は是非あの日本国の首相も機関誌の表紙を飾ったあの宗教の内部潜入を・・・。 8ポイント。

パンツ丸出し

私が6年付き合った元彼が、なんだか存在自体がネタのような、良い意味でも悪い意味でもおバカさんな人だった。
彼とのエピソードは、6年分あるのでなかなか尽きないが、一番笑ったおバカエピソードを書いてみようと思う。

と言っても、全然大したことはないのだが。
ある晩、元彼M男君の家でまったりしていたら(M男は一人暮らし、私は実家暮らし)突然M男が声を上げた。

「あばばば!!ゴミ出すの忘れてた!!!」

そう言いながら、ベランダからゴミをわさわさ出し始めた。都内某N区は、明朝燃えるゴミ回収ではなかった気がするのだが…?

『ゴミの日過ぎちゃったでしょ、それ、どうするの?』

「良い場所を見つけたんだ!ウサギも手伝って!!」

不法投棄やだー、と言ってたら、どうやらコイツ、飲食店の企業ゴミに自分ちのゴミを出そうとしている。そこで止めない私も同列のおバカさんなのだが、彼のおバカエピソードは此処から始まる。

ゴミ袋はおっきいのが4つ。2つずつ持って、真夜中のN区をM男について歩く。
ちょっと大きめの道路に出た。横断歩道で青になるのを待つ。

青になった。てくてく歩き出す。…ん??何だか、M男の様子がおかしい…?って、あんた!ズボン落ちてる!!歩く度にズボン落ちてる!!しかし、両手が塞がっているためか、彼は直そうとしない。赤信号待ちの、タクシーの運ちゃんがポカンとした顔でこっちを見ている!とうとう足首までズボンが落ちて、パンツ丸出し。ウサギ先生、大爆笑。しかし、横断歩道のド真ん中でコントやってる場合じゃない。

『M男君!!パンツ丸出しだよ!!』

と言いながら、ゴミを片手に持って、空いた方の手でズボンを上げようとする。

「もきゅー…」

M男君!鳴いても私、どうにも出来ないよ!!!

そして無事に?ゴミを捨て、そのズボンも捨てちゃいなよ!と笑う私に、服は捨てるとお金がかかるもきゅー!と、ちぐはぐなことを言いつつ、M男君の家に戻ったのでありました。 (ウサギ先生)

(寸評)ゴミ捨てよりもパンツ一丁で町を歩くのが趣味の変態君なら大変素晴らしい・・・。 7ポイント。

木ノコ

中学の頃。
ある朝教室の外の壁に、何者かによって黒いテープが壁に貼られてあるのをクラスの男子連中が見つけました。
セロテープと同じくらいの幅のテープは、縦に3つの文字を表していました。
その文言は

「木ノコ」

でした。
はて? 何を好き好んで学校の壁に「木ノコ」なんてテープで書いたんだろうか。
何も考えず、近くにいたニシカワ君に上記の疑問をぶつけてみました。

するとニシカワ君は、
「アホ! あのテープがそのまま木ノコやったはずないやろ」
?? どうゆうことやの?

「全部カタカナやったんやけど、元のままやったらヤバいから、朝見つけた段階であわててソフトな方に変えといたんや」

・・・・・・・・・
私の頭が(こういう時に限って)高速回転します。
「木ノコ」の「木」はカタカナだった。これから何かを足すか省くかをして出来るカタカナの文字・・・
はっ、「ナ」か! じゃあ余ったパーツ=二本の棒を他の文字に足してみたら・・・?
「ナ・・・メ・・・ロ?」
舐めろ?
ヤバくないことも無いが、わざわざ壁に貼るにはパンチが無さ過ぎる(←あほ)。
無駄に深い考察をするうち、「木」は「ナ」と違うのでは? という疑問に。
もっとシンプルに・・・なら「オ」か! すると余った棒一本を下の「ノ」に加えてみると元の形に・・・・・・

ニシカワ君、ナイスプレイ!!
卑猥なやつが、一本入れ替えただけで性別さえ入れ替えに!!
  (わけのわからない方は、関西地方のメジャーな性的表現をお調べくださいますようお願い申し上げます。)

川島教授・多湖輝先生もビックリのエロ脳トレを朝から体験した、中学二年の出来事でした。
ていうかニシカワ君、ヤバいと思ったなら全部剥がしとけよ・・・ ましかし咄嗟にしては素晴らしい機転です。 (オポムチャン)

(寸評)本当だ。俺が子供の頃一番の愛読書だった多湖輝先生の「頭の体操」みたいだっ!
おもろいねー。 7ポイント。

果敢なるあほ鳩

数年前。茨城の友人宅へ泊まりに行こうと大阪から羽田へ飛んだ私達メオトは、茨城へ向かう前に少し足を延ばして千葉まで行かないか、ということになりました。
丁度東京湾アクアライン、っていうんでしたっけ、を渡れて田舎者には面白いし、渡った先の木更津には狸囃子で有名な證誠寺があるらしく、タヌキマニアの嫁は是が非でも訪れたかった場所なのです。時間もあるし、行かない手はありませんでした。

木更津郵便局でタヌキの風景印を押してもらい、證誠寺へ参って狸岩を眺め、銘菓狸饅頭狸煎餅、狸キーホルダー等をまんまと購入してしまいタヌキまみれになった我々はご機嫌でJR木更津駅に向かいました。

駅構内に入ってもさすが證誠寺の町・木更津、電車の到着を告げるメロディも「證誠寺の狸囃子」です。
目的の電車を待つホーム上、そこで我々が見た光景。
ホームに散乱したじゃがりこ、その傍を5、6羽の鳩がうろついており、大抵の鳩達は堅めで大ぶりなじゃがりこをはなっから黙殺していました。

しかし。一羽のチャレンジャー鳩がそこに居ました。
御存知の通りじゃがりこは少々堅めのスナック菓子で、お前らには無理やろ、と思っていた私の思惑を裏切り、その鳩は果敢に結構大きめのじゃがりこを食おうとします。何度も。執拗なまでに。その一羽だけが。
まぁ連中は豆をよく食うイメージもあるので、豆の中にはじゃがりこに匹敵する硬度を誇るものもあろうから、もしかすると・・・ とどうでもいい淡い期待を抱きますが、悲しいかな何度トライしてもじゃがりこは彼のくちばしには収まりません。でかいし堅いし、つるんつるん滑っています。
周りの鳩どもは、本当に誰一羽じゃがりこに見向きもしないのに、何故こいつだけ!? ひょっとしてこいつ・・・ あほ?
そういえば以前ベランダに仕掛けた鳩除けにも、「鳩の感受性により効果の無い場合があります」という文言が。どうも一様同じに見える彼らにも、脳味噌には大幅な差があるようです。

なんだかにわかにこの鳩がいとおしくなってきた人間のあほ・我々メオトは、電車を待ちつつじっとその鳩に激励を送りつづけました。 然れども格闘を続けることおおよそ5分・・・ 奴はついにじゃがりこの元を去りました。嗚呼、敗けよった・・・。 でもそりゃそうでしょう、厳しい自然界の中で栄養を摂取する機会を5分も逸したのです。これ以上は時間の無駄、さ、早く別のエサを探しにゆき給え、果敢なるあほよ。

30秒後。果敢なるあほ鳩は、再びじゃがりこをつつきだしました。
我々メオトはひとしきり爆笑したあと、しずかに彼を見限り東京方面行の電車の到着時間に気をやりましたとさ。 (オポムチャン)

(寸評)じゃがりこの中に、お母さんがいたりして・・・。 7ポイント。

小1とは思えぬ剛毛

3つ下の弟が小学校に入る直前の2月頃のことです。
親父が我々馬鹿4兄弟のうち上の3人を、兵庫県は六甲山人工スキー場へ連れて行ってくれました。
兄と私は以前にも親父に連れられ、インチキな斜滑降で他のスキーヤーを妨害しながら下手糞ながらも斜面を下りきることが出来ました。
それにまっすぐ滑ると勢いがついて止まれなくなり、しゃがみ込んだ挙句M字開脚のまま歩いていた女性スキーヤーの脚に股間から突っ込み、睾丸を痛打するという泣くに泣けない悲惨な経験を幼くして私は味わっていました。
ゆえにまっすぐ斜面を下りること、それは危険であると認識していたのです。

だがしかし初めてスキーを体験する弟はそんな我々のつまらん、かつスピードの出ないジグザグ滑りに退屈さを感じたようです。
幼さゆえの無鉄砲さで、弟は不意に斜滑降をやめてまっすぐ斜面の果てまで滑ってゆきました。
凄いスピード! 坂道下りる! 早い! 早い! (ちゃんと下半身も一緒に滑ってます。)
よしゃあいいのに親父が弟を誉めます。「おまえ一番うまいな!」
こうなれば間違いなく調子に乗りますよね。
リフトで丘の上に戻って弟は意気揚々、ふたたび直滑降で斜面をすっ飛んでいきます。

10分経っても、弟は帰ってきません。
人工スキー場ですから、場外に出てしまうことはまずない。親父と坂を下っていくと、人だかりが出来ています。
案の定、雪の上で倒れてベソをかく弟。大変足が痛いとのこと。

到着してから30分、我々は帰路に就きました。兄貴はブー垂れていますが、言うてる場合か、泣き続ける弟を見ろ、と親父。一同しょぼくれて帰りました。
病院に診せると骨折しており、あわれ弟は幼稚園の卒業式・小学校の入学式をギプスで迎えることと相成りました・・・。
忠告を聞かない弟もおバカ、図に乗せた親父もおバカでした。

後日談、ギプスを外した弟の脚には小1とは思えぬ剛毛が生えていました(なぜか次第に薄くなりました)。 (オポムチャン)

(寸評)きっと咄嗟に「足を守ろう!」と剛毛が生えたのかも!?
人体の不思議、恐るべしっ。 7ポイント。

私と付き合ってください?

近所にできた話題のケーキショップ(お持ち帰り専門店)に行ってきました。
店内でショートケーキを注文すると、注文係のカワイイお姉さんが急に「お時間は如何ですか?」と笑顔で訊いてきました。
(え? どういう意味? もしかして?)
「別に急ぎませんけど。時間だったらいくらでも・・・」と、微妙な笑顔で答えました。
(え? これってドッキリ? まさかな・・・でも)
するとお姉さんは、次に並んでいるお客さんにも同じ質問をしました。
「お時間は如何ですか?」
「帰り着くまでに・・・1時間くらいかな」
(へ・・・?)
「それでは、ご一緒にドライアイスを入れておきます」
(あ゛・・・)
な、なんておバカなお姉さんなんでしょう。あは、あははは。ちゃ、ちゃんと「ご帰宅されるまで(お召し上がりになられるまで)の、お時間は如何ですか?」と訊けばいいものを・・・orz。(モテたキ)

(寸評)こ、これは「あんたは本当におバカや〜っ!」
はい、このコンテンツにドンピシャです。 7ポイント。



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