話題43 たまの凄さ(3)


ここ最近になって、4人組のたまの音楽を聴いています。
弾き語り音楽にそのままバックサウンドがつくようなサウンドの充実を感じています。
石川さんのパーカッションも強いサウンドから繊細なサウンドまで奏でられて、改めてすごいなと思いました。 20/1/21(Sankaku)

元々ソロで弾き語りで歌っていたものにバックの演奏をつけた曲が多いからかもしれないね。
バンドによってはまず曲やバンドアレンジが決まってから歌詞をつけるという人たちもいるだろうけど、たまはまずそれはなかったな。 20/1/21(石川浩司)

やっぱりたまはコーラスが良いです。特にふたつの天気の柳原さんと知久さんのコーラスと、夢の中の君の滝本さんのコーラスが好きです。 20/3/16(ポコポコ)

時々たまのカバー、コピーバンドとセッションすることあるけど、演奏はたいていスゴイのだけど、正直コーラスが弱いんだよね~。
コーラスバンドだということがもっとわかってもらえると嬉しいな。 20/3/16(石川浩司)

たまはどんどん曲のアレンジを変えているので、たぶん見ている聴いている方は毎回新鮮だったと思います。ぼくが一番好きなのが、4人体制末期の頃の「お経」のアレンジがかっこよくて好きです。 20/4/18(ポコポコ)

なので時々コピーバンドの人などから「この曲叩いて」と言われても、いろんなアレンジのバージョンがあるので、どれだか咄嗟にわからないことも多い。
CDに入ってるのがどのバージョンかとか、覚えてないからねー。ファンの人のようにいつも聴いてるわけじゃないから(笑)。 20/4/18(石川浩司)

事実上たまの最後のオリジナルアルバム、「しょぼたま2」に若干作りこみの甘い楽曲があるのを除けば、たまの楽曲は全てが楽しく聴けるのはやはり今考えてもすごいです。

「かなしいずぼん」「あたまのふくれたこどもたち」のような子供が泣いてしまいそうな不気味な曲も、とても楽しく聴くことができました。
また、Youtubeやニコニコ動画でたまの秘蔵音源を探し当てるのも、これはこれで楽しい冒険でした。

楽曲を聴いていないとき、何気なく散歩をしているときや仕事をしているときなども、たまの音楽はその景色を彩ってくれる。
やはり、今まで聞いていたミュージシャンとは違うな、と思わされたものです。 20/7/14(Sankaku)

「しょぼたま2」は演劇の為に作られたサウンドトラック的な意味合いもあるので、他のアルバムとはちょっと色が違うんだよね。なんせ選曲すら自分たちじゃないからね~。
自分たちだったら、絶対難しいバッハの曲なんかやらない(笑)。 20/7/14(石川浩司)

改めて、日本人でもあまり知られていない、日本の文化のディープサイドを行っている、その代表格がたまなのではないでしょうか。

私がたまから最初に衝撃を受けた楽曲は、人並みに「らんちう」でした。〈テレビではなくCDでした〉
こんな演奏形態、歌唱法がある、それがかつて世の中に大いに受けた、ということが衝撃でした。
桜井章一 先生の教えに「マイナーな感覚を大事にせよ」というものがありますが、まさにたまはその最たるものではないでしょうか。
私たちの何気ない生活に密着した感覚や感性、これこそがたまの本質であると、私は思っています。

また、たまからは、ニヒル牛、「地下生活者の夜」などに様々な才人がいることを教わりました。
たまに出会えただけでもときめきレベルMAXなのに、さらにそれを上回る楽しさがあった!

石川さんはヨーロッパあたりではマニアックな文化が盛んだと仰っていましたが、決してそれらに負けてはいないのがたまの音楽だと、私は確信しております!!こんな人たちがいるということだけでも凄いし、日本の文化の世界は生き物だと感じます。 20/8/11(Sankaku)

言葉が分かればもしかして海外でももう少し認知されたかもしれないなあ。
結局言葉があまり無いインストのパスカルズが認められたのだからねー。 20/8/11(石川浩司)

2000年にシンガーソングライターの小椋佳さんが「Debut」という2枚組のCDアルバムを出されました。
ベストアルバムと謳ってありましたが、全曲新録音で事実上セルフカバーのアルバムでもありました。
「シクラメンのかほり」「白い一日〈井上陽水と共作〉」をよく聞きました。

その中でも、「山河」という楽曲の歌詞を見たときに、これは自分がもっと成長したときに感慨深く聴けそうだな、と思いました。
その予感通り、3,4年前にYoutubeを閲覧していた時にこの曲を思い出し聴いてみたところ、やはりとても感銘を受け、カラオケのレパートリーにもなりました。

たまや関係者の音楽は、そんな未来にまで届く楽曲のオンパレードでした。
私にとってその代表格は滝本晃司さんの「楽し楽しい時間」「JUICE」
特に「JUICE」は私のピアノ演奏の躍進、そして能力開発のきっかけにもなった楽曲です。
こんな単なる楽しい以上の楽しみが、まだまだたまの音楽には隠されている気がします。

最近ではPascalsの音楽にハマっています。
パスカルズに出会ったのも、たまと出会ったころほぼ同じ時期、「パスカルズが行く」が発売された頃ですが、このバンドにも奥深い楽しみが隠されている感じが潤沢にします! 20/8/29(Sankaku)

パスカルズが今後も活動できることを願いたいねー。
今年の一月には3回ライブがあり、テレビドラマの音楽のレコーディングもしたのに。 20/8/29(石川浩司)

たまの聖地と言ったらどこになるのだろう。曼荼羅2かもしれないけど、私は神保町の顔の広告を推したい。 21/1/15(わいわい)

顔のYシャツね。昨年末に閉店したという噂も聞いたが、まだ確証がない。 21/1/15(石川浩司)

たまに出会う前、一時期、有名なロックバンド・ラルクアンシエルを聴こうと思った事があるのですが、「これからずっとラルクを聴くことになるのかな」と思ったとき、ちょっと気が遠くなった事がありました。
忌野清志郎さんの出世バンド「RCサクセション」の楽曲でも一部の曲目で同じように感じたことがありました
それからすぐにグランドイカ天キングになったロックバンド、ブランキージェットシティーに出会い、私の中でのロックジェネレーションが訪れました。

その点、たまはもっとコンセプトがしっかりしたものを感じました。
なんと言えばいいのか、一つ一つの楽曲にしっかりとした表現世界があり、着地点もしっかりしている。 その表現世界がまさに私たちが赤裸々に暮らしている場所を歌っているように感じ、早い時点で私の音楽人生の本命になる事を感じました。

2020年でたまに出会って実に18年。
たまのメンバーの知り合いからもいろんなミュージシャンを知ることができ、本当に本命のミュージシャンが増えることの楽しさを味わいました。 21/1/15(Sankaku)

まぁ考えて音楽やったわけじゃないんだけど、その考えないで感じたまま、というのが良かったのかも。
結構「こういうのは売れるかな」とか考えちゃう人もいるからね。 21/1/15(石川浩司)

ラジオの節でも書いたのですが、サラドレ(サラダドレッシング)という番組で「さよなら人類」が流れていて、それも一部分でしたが、「今日人類が初めて木星についたよ(ついたー)」の部分を聞いていたら、しっかり石川さんのリコーダーが聞こえるのですが、同時に石川さんの「ついたー」というシャウトが聞こえました。同時にできるのか笑 いつも曲はyoutubeで聞いているのですがたまにCDで聞くと、変なところに気付くものです。 2021/5/25(わいわい)

CDでは音を重ねるからね。声、パーカッション、リコーダー同時に出てるはず。
なのでライブではCD通りには再現できない。
ちなみにパスカルズでもパーカッションを録った後にオモチャの楽器などをダビングしてるから、ライブではどちらかしか出来ないねー。 2021/5/25(石川浩司)

「マクロビオティック」という言葉をご存知でしょうか。
穀物菜食の食事法を表した言葉で、その胎動は1970年代からあったそうです。
食事の健康法としては極めて重要な物らしく、私が読んだ断食の本にも、よくこの言葉が出てきます。 私も不勉強で申し訳ありませんが、例えばお米も全粒の玄米で、野菜も根っこから端まで食べるという、「一物全体」「身土不二」の思想とも大いに関わっていると思われます。

最近は、たまやニヒル牛作家のミュージシャン、そして「地下生活者の夜」の関連の方も、音楽におけるマクロビオティクである確信を、私自身は新たにしている次第です。
先日、気分の良い時に久しぶりに、井上陽水さんのマキシシングル「花の首飾り/お嫁においで」〈2001年、ザ・タイガース、加山雄三のカバー〉を聴いたのですが、何か夢中になれずすぐ飽きてしまう自分がいました。このシングルは陽水さんの楽曲の中でも特に思い出の物なのですが、なぜかそんな感じでした。

メジャーなミュージシャンは華やかな外食で、たま関連の方たちは家庭で作る本当の意味で美味しく良質な食事、本当にそれくらいの差を感じているところです。
聴けば聴くほど面白く、それこそ未来にまで届く楽しみ。たまの音楽は私にとっては本当にそれくらいの物です。 2021/6/7(Sankaku)

おおっ、いい言葉かもねえ。音楽のマクロビオティック。自分の全身音楽。 2021/6/7(石川浩司)

30年以上経った現在でも「たまのドラム」〈本当はボーカル&パーカッション〉というキーワードが普通にネットやテレビで使われているのが凄いなと思いました。 2021/7/29(テングザル)

ただランニングシャツ着て坊主頭なだけなのにね。そんな人は他にもいっぱいいると思うんだけど、なんでだろ~!? 2021/7/29(石川浩司)

服部緑地のイベント情報、たしかにレインボーヒルで検索したら出てきました!石川さんありがとうございますm(__)m あの知久さんが近くの緑地公園に来られるなんて、ちょっと信じられないというか。スゴイ事です。
昔も今も、柳原さんが特に好きなのですが。知久さんは子供の頃は声が高い変わった人としか思っていませんでした。大人になってから、イカ天の動画で、たまのみなさんが喋っている場面を初めて観て「たまが喋ってる!!」と意外で。中でも知久さんのオドオドした話し方や雰囲気は、何て可愛らしいんだろうって思い、変わった人→可愛らしい人という印象に一気に変わりました。
今思えば…ですが、3年前、上の子供が小学校の参観のスピーチ大会で「好きなCMはヒガシマル!」という出囃子で出てきたんです。そういえば、息子はよく、キツネ!タヌキ!と気に入って歌っていました。あの頃は、あの、たまの知久さんの歌声だとは知らなく…後で知って、知らないうちに、親子で、たまの歌が好きだったんだなあと嬉しく思いました。
私のたま愛は、書き出すと止まらないですが…私は以前、昔のたまのメンバーのマネージャーをやっている夢をみて、目覚めてからしばらくの間、これが現実だったらなぁ…と余韻を味わい……かなり願望に近い夢でした。もう、たまというバンドは無いのに、今TVで観る事は無いのに、こんな風に妄想で楽しんでいる自分もスゴイけれど、自分にとって、たまは他には無い特別のバンドだったんだなと思います。 2021/9/3(sumire)

今でもみんなやってるからねー。知久君も俺もCMソングもやってるよーん。 2021/9/3(石川浩司)

この半年位の間で、私の広報活動により小6の子供だけでは無く、私の母 2021/9/12(柳原さんファン)、友人(石川さんが好きらしいです)まで「たま」好きになりました。スゴイ勢いです。 私は昔からクラシック音楽が好きで、たまの曲を聴くと、クラシックを聴いた時のような胸の高鳴りを感じます。それ以上かもしれません。
比べるのも違う気がして表現が難しいのですが。流行りの曲(小室世代)もそれなりに聴いてきましたが、そこまで深く感動するものは無かったように思います。自分ひとりの宝物にしたい、という気持ちもあるけれど、たまを再ブレイクさせたい(例えば2人の子供どちらかに放送部員になってもらい、給食の時間に、たまの歌を流すように言う)気持ちも半分位あります。 2021/9/12(sumire)

たまの「しょぼたま2」というアルバムではバッハの曲とかも演奏してるよ。
元々打楽器のなかった曲にむりやりパーカッション付けた~。 2021/9/12(石川浩司)

たまの凄さは、私的には苦手な曲がほとんどないことですね。たいていのミュージシャンさんのアルバムには「この曲、なんかパッとしないな~」とか「うわ、これあんまり聴きたくないな~」という曲があるものなんですが、4人の曲はほとんどそういうことを感じないんです。

メンバーの皆さんはあまりいい顔をなさらないでしょうが、最近動画サイトに違法に過去の未収録曲が上がってることがありますがそんないわゆるお蔵入りの曲さえいとおしい。「夕立のうた〈柳原さん〉」「あめふらし〈知久さん〉」「舅乙女変化〈石川さん〉」「G線上のスキップ〈滝本さん・※最近ソロアルバムに収録〉」などもうたまりません。あまり演らない理由がおありだからお蔵入りしたのでしょうが… 申し訳ないことにそれすら聴き込んで惚れ込んでしまうのがファンの性というか病なのです。性病ではありません。 2021/9/24(オポムチャン)

舅乙女変化は「パルテノン銀座通り」に収録予定だったんだけど「これを入れると、石川さんの曲が多過ぎてアルバムとしてのメンバー間のバランスが取れない」ということでボツになっちゃったんだよねー。しょぼん。 2021/9/24(石川浩司)

しょぼたまのバッハ、動画で観ました。凄かったです。カッコイイ!
特に知久さんてカワイイ雰囲気で一見そんな風に見えないのにギターとかの技術がもの凄くて、そのギャップがまたさらにカッコイイなって思います。知久さんの影響を受けてウクレレを買ってみたけれど三日坊主になりました。マンドリンも憧れるけど難しそう。唯一ピアノは習っていたので、さよなら人類の楽譜をダウンロードして弾いてみたりしています。
たまの音楽で何が一番好きかというとアナログな感じの音です。ギター、マンドリン、アコーディオン、桶をたたく音、低いベースの音、そして不思議な声…それらが重なり合ってできるハーモニーがたまらなく好きです。なので「ねこばば」「しおしお」のような懐かしい音が聴けるアルバムが実は一番好きかもしれないです。 2021/9/30(sumire)

バッハの曲はたまのラストアルバム「しょぼたま2」に入ってるね。シンプルなのが好きなら「しょぼたま」もいいかもね。どちらも地球レコードで現在も発売中。いろんな時代のたまや、今のそれぞれのソロも聴いてみてくだされ~。 2021/9/30(石川浩司)

15/2/28の投稿を更に派生して

たまに出会った一番の功績は、自分に合った歌い方やパフォーマンスをする事の大切さを教わったこと。
どんな高い境地でも、やるべきことを見極め、一つひとつ進んでいけば必ず行きたい所にたどり着ける、ということを教わりました。

実際に私が本格的に音楽を始めたのは、たまや滝本晃司さんの真似をすることからでした。
2000年ごろ、井上陽水さんから音楽を聴き始めた頃も、ギターに触れたことは在りましたが、本格的に音楽を始めたのは2009年の2月です。
しかし2000年ごろも、教本に習ってある程度のギターの練習はしたので、それは下地になっていたようです。

また独りカラオケを始めたのも、やはり陽水さんの影響で2001年頃からでした。
正直、特に気持ちよかった、上手く歌えるようになった、と感じてきたのはここ1,2年のことで、始めた当時は〈陽水さんの歌を集中して歌っていたという記憶はありますが〉、どんな歌を歌っていたか、また、どんな技術や意識を以って歌っていたかは、ほとんど記憶にありません。
特に若いころの歪な感覚で、気が移ろいやすく選曲をしていて、石川さんの仰る様な「これだ‼」という楽曲や歌唱法にも巡り会えなかった記憶があります。

その点、たまというバンドは今でも不思議に感じるところがあります。
特に知久寿焼さんのような、個性派の極みと言える様な歌唱法も不思議と真似ができます。
また滝本さんのような、たまから存分に影響を受けつつも、ソロではご自身の美しい音楽世界を表現できるという事、そしてそれを聴いた人がそれを真似してみるということも、大いに良い影響でした。
憧れのミュージシャンの楽曲を真似できる、演奏できると言う事は、初心者にとってはとても励みになります。

その点、井上陽水さんや忌野清志郎さんは何か物足りませんでした。
ミュージシャンとして、またプロとして、技術や力量、そしてカリスマ性やスター性は立派に持ち合わせていましたが、何分真似をするという点では、そして音楽を始めてみる人にとっては、高遠すぎて何かしらチグハグになってしまうような嫌いが有りました。
よっぽどの才能や適性、若しくは情熱が無ければ陽水さんや清志郎さんの〈歌唱法の〉真似をして音楽を始められる人はいない、と私は思う所です。
陽水さんの「少年時代」をクラシックのコンサートで、そしてクラシックの歌唱法で歌った人はいるようですが、「自分だけの歌い方をする」という点では、それこそ陽水さんや清志郎さん、そしてたまのメンバーのオリジナリティーには遠く及ばないと思います。

私自身も最初はまるっきり、滝本さんの真似から始めました。
作詞の言葉遣いも滝本さんの真似をすることで頭がいっぱいでした。
作曲については、デリケートなニュアンスを感じたので、正直あまり深くは考えませんでしたが、シッチャカメッチャカな頭になりつつも、それなりの物はいくつか出来ました。
しかしそれでも、真似をしつつも自分だけの楽曲を作る、という心意気も大切にしていました。 石川さんの楽曲で、コードが2つだけのものから触発されて、あっという間にできた楽曲から、私の創作活動は波に乗ったようです。
2013年にできた楽曲「となり町 その2」「幻の河辺」で、作詞や作曲の面でも、私自身の音楽の哲学は確立されてきたように思います。

私は音楽人生の中で出来るものなら、たまの楽曲、そしてメンバーのソロの楽曲も全てやってみたい、と思っています。
2022年でたまに出会って20年、ニヒル牛や「地下生活者の夜」のイベントからも大いに楽しませていただきました。
改めて、本当にたまには無限の可能性を感じます。
私がもし、プロのミュージシャンとして活動できるのならば、たまの影響は蔑ろには出来ないし、したくもありません。
人それぞれの好みについては、千差万別、十人億色なので何とも言えませんが、本当に楽しいものは存在する、と言う事をたまはこれ以上に無い位に教えてくれました。  2022/1/29(Sankaku)

もう20年やってるのかあ~。いいかげん、ライブハウスのオーディションとか受けた方がいいよ。
他人に聴かれることによって気づくものも、とても多いからね。 2022/1/29(石川浩司)

ものすごく今更なのは百も承知ですけど、DVD「野球」を先日購入しました。
イカ天での初登場からリアルタイムで勿論見ていて、その後のグランドイカ天キングからの「イカ天大賞」の飛躍、そしてメジャーデビューと一部始終を追いかけてましたが、楽曲そのものは深く聴いたとは言えず、当時の自分はドラマーとして王道のロックを極めんとばかりに突っ走ってました。
時たま耳にする、たまの楽曲はいいなーと思いながらもプレイヤーとしては意識する事も出来ず、その後ジャズの世界であがいていた自分としては次第に忘れるようになり、気付いたらたまは3人になりそして解散してました。
更に時は流れ、自分はドラマーからパーカッションにシフトし、インプロという面からたまを思い出すようになり、業務的な方向から石川さんと接点を持ってまさかの共演に至り、身に余る光栄の余韻を引きずりつつ今に至るのですが、この長すぎる伏線を経て改めて見る「野球」の素晴らしさは色あせる事なく、今になって何回でも見直している毎日です。
見る度に新しい発見があるのですが、この場で思い出すだけでも「夕暮れ時のさびしさに」における石川さんの 2022/2/19(太鼓を首から下げているのに)リードギターがごとき振る舞いや「カニバル」~「かなしいずぼん」の流れ、知久さんの「むし」におけるギターワークや滝本さんの「海にうつる月」の美しさ、そして柳原さんの「マリンバ」におけるゾクっとした色気に中毒性を覚えます。
考えるに、中学生の自分はたまの見た目やイメージから来る固定観念に強く縛られていて、拒否反応こそないし好きではあるけども、その先にある音楽的背景とか聴く耳というものが自分の中で育っていなかったのだと思います。
そういう遠回りをしすぎた結果、今たまをもう一度聴いて見て触れるという喜びに浸っております。 2022/2/19(KPC)

若いとわからないものってあるものね。例えばGさんの曲などは、初見や若い人は、なんかたまの中では地味という印象が多いみたいだけど、聴き込んでいくうちにその奥深さに気づく。
そういう音楽ってたまに限らずあるんだよね。何度も聴いて突然その魅力に気づく音楽って。俺の場合プログレがそうだった。イエスの「危機」というLPレコードを友達に勧められて買ったものの、最初は全然良さが分からず退屈だった。でもLPレコードなんて当時のおこづかいでは一ヶ月に一枚しか買えないから、しょうがなく繰り返し聴いた。そしたら10回目くらいに突然その良さがカミナリのように降って理解できた。もしあれを一回で聴くのやめてたら、その後もプログレなんて聴かないで俺の音楽人生も大きく変わってたかも。
なので最近の音楽サブスクとかは一聴ではまらない曲は飛ばされ、その本当の魅力に気づかぬうちに人生終わっちゃうこともあるかも。ある種の功罪だね。 2022/2/19(石川浩司)

石川さんは、メジャーデビューはもうコリゴリ、と仰っていましたが、たまがメジャーデビューしてくれたからこそ、マイナーのカルチャーにも光が当たった、という事はあるのではないでしょうか。

私が良かったと思うのは、石川さん達が色んな場所でライブイベントをやってくれるからこそ、色んな施設を知ることが出来た事です。
やはり、有名人がその施設を利用しないとなかなか見つけにくいところも多くあったように思います。

私も芸能界を目指すに当たって、こういう所からアプローチする方法もある、という事を知れたのは大きかったです。
日本のポップカルチャーの世界の広さを知ることができました。  2022/3/14(Sankaku)

まあ結果的には今もそれで食えてるので良かったんだけど、一度でいい。まあ、たまは一時アイドル的な扱いもあったからね。それは疲れたな。
例えばパスカルズがもっと知られて、常にステージが広いホールで出来るようになったら、それはそれで嬉しいんだけどな。
さすがにジジイ、ババアばかりなのでもうアイドル的扱いもないだろうし(笑)。
実際、海外ではほとんどホールなので、単純に動きやすい。 2022/3/14(石川浩司)

フォークをメインにしながらロックありテクノあり童謡調ありと「たま」というカテゴリの中でいろいろやってる<特に後期>のがたまの凄さだと思います。 2022/4/2(ズミ天)

というか曲を作ってる時に「これはフォークだな」とかジャンル考えてないな。
ジャンルは他人が後付けするもの。 2022/4/2(石川浩司)

「いかすバンド天国」でたまがグランドイカ天キングの称号を獲得し、その次の年の正月に、日本武道館でのイカ天の大きなイベント。
そのイベントでも、たまはイカ天大賞を獲ったとありました。

その大賞をとった理由は、なんと「他のバンドと争っていないから」というものだったと思います。
まさに、石川さんが懸念される競い合いや争いの世の中を、軽く飛び越える理屈ではないでしょうか。

まさしく、圧倒的な存在感のたまの凄さを象徴される出来事だったと思います。  2022/6/10(Sankaku)

似たようなバンドが万一出て「あのバンドのパクリだね」と言われるのはなんとしても避けたかった。
でも先にも後にも俺たちに似たバンドはこの世にいなかった...。 2022/6/10(石川浩司)

パルテノン銀座通りあたりからテクノな部分が入ってきたたま。でもたまとして聴ける。
たま流テクノもかっこいいです。 2022/6/26(ズミ天)

斉藤くんが機材持ってきて、最初に知久君がはまったんだよね。シンセベースかっこいい。 2022/6/26(石川浩司)

学校に通っていた時分には、才能のある人は1人もいませんでした。
将来が楽しみな人は若干数いたように思いますが、本当にうるさく騒ぐだけがとりえの、中途半端な馬鹿者、愚か者ばかりでした。

私の先輩の男性・Sさんは文芸に長く取り組んでいらっしゃいますが、井上陽水さんやたまのメンバー、そして石川さんなどは、それこそ才能の面でも、天上界にも等しい所にいる人として、扱われている様に感じることがあります。
才覚や心のない者に囲まれていた私にとって、このような人たちに触れ合えることは本当にありがたい事です。
才能の原点とは何なのか、そしてそれ
を世の中にどのように活かしていくべきなのか、たまのメンバ-からはそれが学べるように思います。  2022/8/27(Sankaku)

ただ、才能って芸術だけじゃないからね。例えば知らないところでスポーツや囲碁将棋などで天才的なところがある人がいるかもしれない。
広い意味で言えば、みんな何かしらの才能は持っていると思ってる。ただ、その自分のどこに才能があるのかに気づいてない、もしくは社会などに潰される人も相当数いるのかもしれないね。 2022/8/27(石川浩司)

たまの一番すごいと感じるところは、「たまの音楽は何としてでも、自分の心に残してゆきたい!!刻み付けたい!!!」と自主的に思えるところです。

他のミュージシャンの作品でも、心に残るだろうな、と感じるものは何曲かありますが、割と受動的であり、自分から、心に残すんだ!!と思える物は少ないように思います。あるカリスマと言われているロックミュージシャンの楽曲作品は、事実上使い捨てで、そこら辺が大いに白けて、私はその人からは離れることにしました。

対してたまは、一つ一つの作品を大切にし、作った本人が今でも演奏してくれる機会が多いので、思い出も現在進行形、というスリルを感じられる事が多いです。
素晴らしい作品は数あれど、「世間がどうであろうと、この楽曲は自分の心の中に残してゆく!!!」と思えたのはたまが初めてで、今までにない感慨を感じたものでした。

2002年にたまと出会って実に20年の歳月が経ちました。たまの音楽が紛れもなく自分が赤裸々に存在する場所を唄ってくれている、という感じは今でも続いています。石川さんやご友人のミュージシャンがこれからもお元気に活動できるように、これからも応援してゆきたい次第です。  2023/2/9(Sankaku)

そう思ってくれるの、本当にありがたい。これからも、自分にだけは妥協せずに作品作りしたいな。 2023/2/9(石川浩司)

聴いててぜんぜん飽きないのも凄いんですけど、弾いてても歌っててもぜんぜん飽きないんですね、4人の皆様の楽曲は。

なにぶん特徴的な歌詞以外にもコードやメロディも独特で、語感・和音感・コード進行が楽しくてたのしくてピアノやギター、カラオケでもついつい延々とたま曲を繰り返し選んでしまいます。こないだの休みの日は2時間ぶっ続けでろくに弾けもしないピアノに座ってたま曲のコードとメロディを追っかけて遊んでいました〈完全コピーはできないのでいんちきですが〉。至福の時でした。そんな音楽を作ることができる皆様はやっぱり、凄い。 2023/3/24(オポムチャン)

Gさんの曲が特に複雑で面白いよねー。真性変態也! 2023/3/24(石川浩司)

たまのメンバーは、友達関係も大変充実されています。
「たま」という大本命のミュージシャンに出会い、更にそこから大本命が広がってゆくという楽しさを味わうことができました。
大谷氏さん、あかね・うつおさん姉妹、斉藤哲也さん など。

世間的には受けるものではないにせよ、これらの方々の楽曲の完成度の高さは、今でも驚かされる事があります。
私も物事が分かっていない時分には、この人たちの音楽作品こそが真実である!!などと思っていた事もありますが、今でもその気持ちは決して分からなくはありません。

小さなステージでも、また大きなステージでも、ギター1本で、もしくはバンド体制でフットワークも軽く活躍される皆さん。
何にせよ、良いものがこれからも残ってゆくことを、大いに願いたいところです。  2023/4/15(Sankaku)

自分にとって面白い人、広い意味で何かを得られる人しか長い友達にならないからねー。 2023/4/15(石川浩司)

鮎川誠さんが、ロックとは「自分で決めたことを自分でやること」といった事を仰っていたそうです。これは音楽面ではなく、精神性の意味合いの話だと思います。
その意味では、たまの皆さん全員が、長年貫いていらっしゃる。ロックンローラーですね。 2023/4/15(ひももん)

それはあるかも。人に何か言われても貫き通す頑固さ。 2023/4/15(石川浩司)

2023/2/9のレスより
この世の終わりに聴きたい楽曲、たまの音楽はそんな楽曲のオンパレードでした。
たまから始まった更なる出会い、思い出。本当に大切にしてゆきたい宝物が量産されてるとでもいうべきトキメキ!!
これらの楽曲を生のライブで見れたことは本当にかけがえのない思い出です。  2023/6/2(Sankaku)

自分たちでもこんなにオリジナリティを評価されるとは思っていなかった。そして似たようなバンドが他にいなかったことも想定外。ただ自分たちが面白いと思うことをやっていただけなのに。 2023/6/2(石川浩司)

たまの歌世界は、やはり自然の中にある、と感じられることが多いです。
知久さん、滝本さん、そして石川さん、それぞれ違った世界観でも、ド田舎やまるっきり山の地方などではなく、街と自然が同居している様な場所を歌われているように感じられるところが絶妙です。

実際、メンバーの皆さんもそういう所でライブをされる事も多いと思います。 埼玉県東松山市、東京都八王子市などはやはり歌世界のイメージにもしっくりきます。

単に自然の良さを主張するのではなく、それぞれご自身の世界観や毒も交えて表現されている所が秀逸に感じます。
知久さんの「すいか畑」、滝本さんの「お月さん」、石川さんの「ウララ」など、聞き手の思い出とともに、歌世界も昇華されているように思います。  2023/7/13(Sankaku)

元たまメンバーはみんな、都会と田舎の中間ぐらいのところで生まれ育ってるからね。大都会では無い、されども辺鄙な田舎でもない。そういう「中途半端の美学」もあるのかもしれないね。 2023/7/13(石川浩司)

日本の教育は、個性を活かさない、ダメにしてゆく、と聞いたことがありますが、そんな中でバンド「たま」の様な、個性の極みともいえる存在が現れたことは、やはり驚きです。
アンダーグラウンドで、パスカルズや、石川さんたちのソロ、ユニット活動も着実に評価を得てゆく。
たまメジャーデビューから30年以上、解散してもう20年たちましたが、今の日本の文化はポピュラー音楽ひとつとっても星の数ほどあり、これから日本はどうなってゆくのかと思います。  2023/11/18(Sankaku)

みんなある種の落ちこぼれだったからね。それが功を奏したのかもね。優等生だったら個性を殺して生きてて、こうはならなかった可能性大。 2023/11/18(石川浩司)

なんというか完全な主観ですが、SNSが普及した近年は、以前よりもたまファンを自称する人が以前よりも増えたような気がします。全く関係ないサイトのふとした雑談で、「『たま』好きなんだよね~」みたいな感じで話題にあげる人がいて、おっ、と思ったこともあります。
恐らく、ネットや配信でたまの楽曲と接しやすくなったからだと思われますが、リアルタイムで聴いてなくても人に突き刺さる音楽を創ったたまって、やはりとてつもない存在だったんだなあと思わされます。僕もリアルタイムじゃない1人ではありますが。 2024/2/16(たちつ亭と~助)

音楽が昔より簡単に手に入る時代のおかげだよね。ありがたいね。まあ、それで「ライブ行ってみよう!」となっても、たいてい行ってみたと言われるのは知久君のライブだけど(泣)(笑)。 2024/2/16(石川浩司)

これは、特に「ニヒル牛」の功績だと思いますが、たまのファンはアーティストに価値を求めるだけではなく、自分自身にも価値を築きあげてゆく、という所が凄いです。
ある常連のお客さんは、有名ミュージシャンから「スタッフになってくれないか」と頼まれるほど求められているとの事。その方は「自分はあくまで一介のお客でいたい」とお断りしているそうです。

アーティストだけに価値を求める人は、何かと押しつけがましくなってしまうもの。私の父親がまさしくそうで、自分の価値という物は、ひどくいじけた見解のようでした。
考えてみれば当たり前の事のように思います。人間は一人一人が神を宿す尊い菩薩のような存在。嫌な人の存在は一緒にいるだけでこちらも感化されてしまう。良い人にこれからも出会えるように、そういう心意気は失わないでいたい所です。  2024/2/29(Sankaku)

ニヒル牛はオープン時に特にたまファンの作家さんが多く集まってくれて、そのレベルがとても高い人たちが多かった、というのが長く続けられる第一歩の成功だった。たまファンは自分も創作するアーティスティックな人の集まりだったんだよね。 2024/2/29(石川浩司)


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