テキトー日記05年2月(2)
2月16日(水)
「エビス」に読み終わった本や漫画数十冊を寄贈。
マッサージのナッちゃんにいつも部屋で「ビア・チャン」を飲んでいると言ったら「オー・チープビア!」と笑われた。そう、タイではそれより若干割高のシンハーが最もポピュラーなのだ。物価の安い場所でもさらに最安値のビールを飲んで笑っている俺でーす。でも味はシンハーに比べてそんなに見劣りしないんだがなぁ~。象のマークも可愛いし。それに日本でもシンハーは飲めるけどチャンは飲めないからな。
そーいや初めてレコーディングの為フランスに行った時もスーパーでワインが安くて、どーせたいして味わからないから一番安いやつ買おうとしてウホウホしてたら、たまたま通りかかったスタッフが、
「まぁ! それは浮浪者の飲むワインよ!」
と驚かれたっけなー。
最後もやはりひとり部屋でビールとメコンのルートビア割りにつまみはセブンイレブンのソーセージ、残った煎餅、そしてひまわりの種……。
海野十三「鞄らしくない鞄」読む。
2月17日(木)
一ヶ月でタイのインスタントラーメン30種類完食したニョーンッ!
やはり貧乏食生活にも「挑戦」の楽しみを導入しないとね!
もちろんパッケージはすべて自己みやげにお持ち帰り。
さてさて最後に別料金で電気代が3000円ほどかかったが、結局渡航費ホテル代食事代毎日マッサージにインターネット等すべて入れてほぼ10万円で済んだ。
日本にいてもボーッと外食したり友達と飲みに行ったりすると一ヶ月でそのくらい使ってしまうことはあるからな。
来年も状況さえ問題なければまた来たいニャ~ッと思いましたとさ。
めでたし、めでたし。
織田作之助「夫婦善哉」読む。
2月18日(金)
結局チェンマイでは妻と電話で2度ほど話した以外、一切日本語喋らなかったな~。
バンコクの空港は各種の航空会社がみな夜中に出発するのでいきなり日本人だらけ。
隣の席の若者はいかにも遊び人風で真っ黒く焼けているので、
「さぁふぃんやったりなんぱなぞにいそしんでおったのじゃろうさいきんのわかいものはきもちよかったのかおいきもちよかったのかときいておるのじゃ」
と思っていたらスリランカ等にボランティアに行っていたことがわかり、
「なんのせいさんせいもなくただだらだらだらだらくうねるくうねるときどきへをこくくうねるくうねるときどきへをこくくうねるくうねるときどきへをこくをしていたわしよりもりっぱなわこうどじゃのう」と思ひましたとさ。
日本到着。クーラーがよく効いているな~。
小栗虫太郎「白蟻」読む。
2月19日(土)
メールの返事等雑用に追われる。たまっているお笑い番組等観て妻と楽しい夕餉。
種田山頭火「草木塔」読む。
2月20日(日)
ふひゅ~っ。ま、ふひゅ~ですわな。タイ人からまだそう簡単にはにほんじんに戻れませんから。外、寒いし。
小林多喜二「人を殺す犬」読む。
2月21日(月)
スターパインズカフェにてパスカルズの3rdCD「どですかでん」発売記念ライブ、ゲスト関島さん。客席も超満員。すっかり気をよくして久しぶりに徹夜で打ち上げじゃーいドンチャカドンチャカ。
朝帰宅の途についたが、普段1時間で帰れるところが何故か3時間近くかかってしもーた。
何故ならハッと気づく度に列車が折り返して反対方向にガッシャンガッシャン走っているから。
一体なんちゅー列車なんだっ!!
夢野久作「スランプ」読む。
2月22日(火)
○イゼリヤに行った。
「おひとり様ですか?」
「はい」
「ご注文お決まりですか?」
「えーと青豆のスープ」
「はい、青豆のスープおひとつでよろしいですか?」
「はい。それとミラノ風ドリアと」
「ミラノ風ドリアおひとつでよろしいですか?」
「はい。で、あとドリンクバーで」
「ドリンクバーおひとつでよろしいですか?」
「・・・はい」
飲み放題のドリンクバーをひとりで来てふたつとかみっつたのむ人って世の中に存在するのだろうか・・・。
島村麻里「地球の笑い方」読む。
2月23日(水)
回転寿司屋で寿司をテイクアウト。回転寿司だとセットとかじゃなくて自分の好きな物だけ選べるのがグーねっ!もちろん好物のサケマヨは10貫。セットだとサケマヨ自体入ってる事まずないからね。で、家で旅行の間に録りためておいたダウンタウンの番組とか見ながらだらだら妻と食べるのは極楽ね~。全部で40貫(20皿)でプラスチックパック3つにもなったので、ふたりで食うんだけど「お箸はいくつお付けしますか?」と聞かれて思わず「ふた・・・3つで」と言ってしもーた。だけど1皿105円なので2100円。これでふたり分というか実質いっぺんでは食いきれなかったので3,4人分だもんね、安いよな~。
最近の回転寿司って昔と違って普通の寿司屋と遜色ほとんどないし。飲み屋とかいったらろくに何も頼まなくてもひとりですぐこんな金額越えちゃうもんな~。酒飲まない人って金たまるよな~。くれないかな~。くれないかな~。くれないかな~。くれないよな~。
宮本百合子「赤い貨車」読む。
2月24日(木)
やっとタイ滞在中に放映されたニヒル牛に集う作家達の生活を追った「ノンフィクション~レンタルボックスの館~」を見た。いや~、なかなかディープな内容でしたねー。さすがに1年間かけて撮っただけのことはある。ただ、見た人にひとこと言うと、あくまでインパクトの強いところを強調して編集してあるので(ま、これはどんな番組でもそうだけど)撮られた部分だけがその作家さんのすべてではない、ということかな。いづれにしてもそれぞれの立場や葛藤などを作品に昇華させていることは素晴らしい。
ちなみに「レンタルボックス」という言葉はニヒル牛の類似形態店が増えた時に自然発生した言葉なので、ニヒル牛自体は通常使ってないっす。あくまで「アートギャラリー雑貨店」で、素人の人でも気軽に自分の作品を一般の人に見てもらえ、場合によっては買ってもらえる「アートのライブハウス」が考え方の基本です。なんとなく「レンタルボックス」だと箱だけ借りて常設フリーマーケットのように自分の家の不要品なども売ってもいいような印象があって、ま、実際そういう店もあって別にそれは全然かまわないけど、ニヒル牛のコンセプトとは違うので。ま、中央線付近に来た時は気軽にのぞきに来て下さいな~。創作活動を自分でもしている人は特にね。なんかの参考になると思うので。
青木雄二「だまされたら、アカン!」読む。
2月25日(金)
パソコンで「潮吹き特集」の映像を保存してあるのが妻にばれまいた。
あ、良い子のみなさん、クジラさんが豪快に潮吹きする映像ですよ。最近のクジラさんはすごいね~。
梶井基次郎「のんきな患者」読む。
2月26日(土)
昼過ぎに寝て夜10時に起きる。すっごく早寝早起きの健康さんの生活さっ!
ところで中野の名曲喫茶「クラシック」が遂になくなったらしいね。あそこは好きな場所だった。でも今まで残っていた方が不思議かもしれないけどね。完全に斜めに傾いだ床、マヨネーズの蓋のミルクピッチャー。うちの親父(現在76歳)も若い頃よく行ったと言っていたのに。残念。
清水紫琴「移民学園」読む。
2月27日(日)
メールソフトが突如初期化されてる……。
今までのデータも全て消えた……。
だめ連編「だめ!」読む。
2月28日(月)
メールのショックでおろおろ。大事な個人的なメールや添付ファイルで写真の付いていたものもあったのに。しかし一日多い時は100件以上のメールが来るので別の場所に毎日区分けして保存するのも実際無理だしな~。今はとにかくおろおろするしかしょうがない。おろおろおろおろおろおろろーん!
海野十三「空中漂流一週間」読む。
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