テキトー日記02年2月

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2月28日(木)

 事務所にて打ち合わせ。後、スタジオでマツさん、龍太郎さんらとパスカルズの新しいアルバムのミックス作業。

 R君遂にどこやらの中古ショップでiBook買ってくる。ところでパソコンに詳しい人に。iMacとiBookって、簡単につなげられるの? iBookの方にCD-RWが付いてるので、俺のに入っているファイルを保存したいんだけど。知っている人、掲示板に書いてくれー。

 阿刀田高「知らない劇場」読む。

2月27日(水)

 ニヒル牛に行った後、新宿でR君とパソコン見るが、これだというものなし。そのかわり、西口の雑居ビルの一室にアジア雑貨屋をみつけ、ピータン、トック、ザーサイ、冷凍ギョーザなどかなり格安で買えてふたりで嬉しい気分になる。

 東海林さだお「伊勢エビの丸かじり」読む。

2月26日(火)

 漫画喫茶にて、尾瀬あきら「みのり伝説」全巻読破。

 椎名誠「街角で笑う犬」読む。

2月25日(月)

 1日中、漫画喫茶。ケーブルテレビで「ケーキ屋けんちゃん」見て懐かしい。

 吉本ばなな「SLY」読む。イラストは例の如く原(マスミ)さん。

2月24日(日)

 BUBKA取材で金町へ行く。家から2時間かかった。「BUBKA」はきっと女の人には立ち読みしづらいかもしれないけど、後ろから4,5ページ目あたりのカラーページなので、ささっと立ち読みしてね。男は、買って損のない雑誌だぞ。モーニング娘の秘密もたくさんわかるしな。

 玉村豊男「食いしんぼグラフティ」読む。

2月23日(土)

 高校時代のクラスメートと埼玉の小川町というところで地元名物の「忠七めし」というのを食べる。ただの茶漬けだった。20数年ぶりの再会なので、やっぱり照れるねー。

 泉麻人「けっこう凄い人」読む。

2月22日(金)

 事務所にて「温故知新」ビデオチェック。文字のフォントとか、細かいところまでメンバー全員でチェック。知久君のズラすっ飛び事件や、あわやのマイクスタンドパンチでKO寸前等の衝撃映像なども入ってるので、はっきりいって、買いだな!

 大村しげ「バリ島村ぐらし」読む。

2月21日(木)

 R君と久米川にパソコン見に行くが、いいのなし。夜は漫画喫茶に宿泊。

 もたいまさこ「猿ぐつわがはずれた日」読む。

2月20日(水)

 1日漫画喫茶。

 下川裕治「アジア漂流記」読む。

2月19日(火)

 事務所へ。後、スタジオでパスカルズのCDミックス作業。

 はた万次郎「北海道田舎移住日記」読む。

2月18日(月)

 1日漫画喫茶。

 小林聡美「マダム小林の優雅な生活」読む。

2月17日(日)

 きのう買って喜びいさんだiBook、朝起きたら全く起動せず。R君はギックリ腰なので、俺が泣く泣く返品に行く。でも何故か店では起動しちゃうんだよなー。あれほど家では何度も動かないことを確認したのに。そんなもんさ。

 椎名誠「さよなら、海の女たち」読む。

2月16日(土)

 R君の誕生日祝いに、中古だがiBook買う。中古だけど、DVDも観れて、CD-RWも焼ける最新の奴だぜっ。と、健さんにR君が「買ったぜっ! てへへへへ!」の自慢の電話をしている時に、突然持病のギックリ腰に見舞われ、
「だんなー、腰がー、腰がー いてててててっ!!」
 と唸るが、どうしてあげることも出来ない。いいことはそうそう続かないな。

 今井通子「マッターホルンの空中トイレ」読む。

2月15日(金)

 R君と夜中、NHKでBGM的に流している60年代の風俗の映像をずっとみてしまう。なんか凄い昔にみえるけど、あの時代に自分たちがいたこともあったんだよなー。

 佐々木譲「きょうも舗道にすれちがう」読む。

2月14日(木)

 新宿の「らんぶる」でパスカルズの夏のヨーロッパ公演についての打ち合わせ。3,4つのフェスティバルからオファーが来ているのだけど、その中にはなんと、世界で一番有名な「モントルー・ジャズ・フェスティバル」も入っているという。ジャズ・フェスティバルといっても、最近は別ジャンルの出演もあるそうだが、なんせ約40年の歴史の中で、日本人は坂本龍一等数えるほどしか出ておらず、はっきりいって、NHKの紅白歌合戦に出るよりも、もっと凄い快挙だと思うのだが・・・。誰か、もっと驚いてくれいー!!

 夏目房之介「あの頃マンガは思春期だった」読む。

2月13日(水)

 漫画喫茶に1日。石川サブロウ「北の土龍」全巻読む。
 
 山田詠美「24・7」読む。

2月12日(火)

 事務所へ。パスカルズのヨーロッパ公演が急遽決まり、7月に各地で予定していた「たまの温故知新」ライブを全部ばらし、スケジュール調整に大わらわ。漫画喫茶に宿泊。

 新美敬子「旅猫」読む。

2月11日(月)

 R君の誕生日だが、何もプレゼントもパーティもアイデアが思いつかず、髪の毛ガシャガシャ掻きむしる。結局、後日ノート型パソコンを買うことにし、本日は健康食品のサプリメントを数種類買って、とりあえずのプレゼントにする。ぼちぼち、健康が第一の年に夫婦ともどもなってきたからな・・・あと、蛍光灯の紐に、「R君・38」と切り絵して、せめても貼る。

 近藤史恵「unhappy dogs」読む。

2月10日(日)

 BUBKA原稿書き。ホームページのアクセスが40万を突破した記念に「ボイス・コレクション」というコーナーを作る。地味なコーナーかもしれないが、俺が事故かなんかで急死しても、声だけ残ってるのってなんか良くない?

 灰谷健次郎「子どもの隣り」読む。

2月9日(土)

 R君と夜中にファミリーマートに行って甘い物買ってきて、布団にもぐって、ソルトレイクオリンピックのジャンプやモーグル競技見る。でも、モーグルって、俺達の子供の頃、なかったよね。そもそも誰が「やろう」と言い出したのだろー。競技は面白かったが、解説者がなんか鬱陶しい喋り方でちょっと嫌だった。

 竹内書店新社アジア編集部「行ってはいけないアジア」読む。

2月8日(金)

 友人のクニちゃんから、「40才のお誕生日おめでとう!」と誕生日プレゼントもらう。手書きの「ニヒル牛お買い物券」だ。1250円分で、この券で買った場合、あとでクニちゃんが精算してくれるというのだ。もちろんそれで欲しかった橘高さんの写真集が買えるのは嬉しいのだが、何故、1250円という中途半端な額なのだ?
 そして、もらっておいて文句言うわけじゃないんすけど、俺の誕生日は今から約7ヶ月前の、7月3日なんすが・・・そのへんの誤差はクニちゃんの中では小さいことなのね・・・。

 犬丸りん「めろめろ」読む。

2月7日(木)

 ENBUゼミ(「演劇ぶっく」ゼミ)の特別講師として、3時間、俳優の卵たちの前で講義。講義をするのは生まれて初めてなので、ちょっと緊張。「遊びで暮らす」ということをテーマに、いかに俺が、バンド、旅行、コレクションなどの「遊び」から金をへらへらへ~と生み出して生活しているかを話した。

 後、「smart」というファッション雑誌で取材。といっても、もちろんファッションの取材ではなく、ラーメンパッケージコレクションの取材だ。・・・ちょっと悲しいな。

 マネージャーとふたりでインド料理屋でビール。残りはちゃんとパックに詰めてお持ち帰り。

 難波利三「てんのじ村」読む。

2月6日(水)

 R君とテレビを見ていたら、「飲む・打つ・買う」の芸人の苦労話をやっていて、R君が、
「ダンナも、飲む・打つ・買うだね」
 と言うが、俺はいたってまじめなので、
「えっ、なんでよ!?」
 と言うと、
「缶ジュースを飲む・太鼓を打つ・漫画喫茶の定期券を買う」
 ・・・その通りです。

 さくらももこ「ももこのトンデモ大冒険」読む。

2月5日(火)

 風邪ひいて寝込む。ぐぶーっ。
R君が最近、おまけ付きグリコの「タイムスリップ」シリーズにはまっているのだが、例えば俺が買ったとしたら、重複物ばかりで「また、これかぃー!!」となることが目に見えてるのだが、第六感の異常に強いR君は15種類ぐらい買って、重複したのは1種類しかないという。何故なんだーっ!! 日用品グッズがいいね。

 ゲッツ板谷「バカの瞬発力」読む。

2月4日(月)

 漫画喫茶で18000円で定期券買う。1ヶ月間、ウイークディのみ有効で、24時間使える。今月は、オフというわけではないが、「曲作り月間」みたいな感じなのだが、家にいるとどーしてもゴロゴロだれきってしまうのがわかりきっているので、喫茶店に居れば、最低でも座っていなければならないので、歌詞を考えたりするのにいいかな、と思ったのだ。マッサージ機もあるし、飲み物も飲み放題だし、インターネットはあるし、雑誌・新聞・漫画はあるし、有線はあるし、ケーブルテレビはあるし、ビデオはあるし、それに完全個室なので、なかなかに居心地がいいのだ。ってなことで、これから1ヶ月間、ほとんど漫画喫茶を個人事務所がわりに使う予定。ま、どーなるかわからんが。
 早速ケーブルテレビをつけると、斉藤君のバンド「ナタリーワイズ」のプロモーションビデオが流れている。むむっ、プロだな。
 それから「ディスカバリーチャンネル」という旅番組で気になったのが、メキシコシティ郊外にある「人形島」。島の木々の枝にボロボロの、目がとれたり足がもげたりしてる人形が突き刺さっており、ボロボロなのに、そこを守っているキチガイ老人が、毎日その人形たちの服を着替えさせたりしているのだ。ううっ、行ってみたいっ!!

 佐藤さとる「宇宙からきたかんづめ」読む。

2月3日(日)

 きのうからの流れで、鎌倉、江ノ島散策。市場で野菜を買ったり、スマートボールとかで遊ぶ。スマートボールの、あの台の上から玉が流れてきて、たくさん出ると盤面が全く見えなくなってしまう、というのを発想した人は、なんか凄いなー。普通、そうするか?
 しかし寒い。みんなが江ノ島に観光に行っている時も、寒すぎて外に出られず、喫茶店でグーゴー寝てしまう。わしゃ、ただの老人じゃな・・・。

 後、健さんの車で閉園間近の横浜ドリームランドを外から眺めたり、ニヒル牛に行ったりする。西荻のとんかつ「黒」で食事、喫茶「物豆奇」でお茶。

 ジョン・レノン「ジョン・レノンが見た日本」読む。

2月2日(土)

 BUBKA取材、鎌倉の和田塚。R君、亜古ヤン、くす美さん、健さんとかも同行、飲み屋、お好み焼き屋とはしごして、鎌倉駅前の「ホテルニューカマクラ」というレトロ調の素泊まりホテルに泊まる。

 赤瀬川原平「老人力の不思議」読む。

2月1日(金)

 事務所にてTBSテレビ「スーパーフライデー」コメント撮り。それにしても、テレビとかの録画物はある種とても怖い。どう編集されるか、まったくわからないからだ。よく「滝本さんももっと喋ればいいのに」とか言われたりすることもあるが、基本的には全員喋っているのだ。でも誰のどの部分のコメントが使われるかは、放送を見てみるまで全くわからないのだ。それに、前にダウンタウンの松ちゃんが怒っていたが、何かを見て、松ちゃんの笑い顔がインサートされるのだが、実はその笑い顔は、全く別の録画のところから勝手に抜いて取ってきたもので、松ちゃんは、その笑いの種になった現場にすらその時いなかったというのだ。これは怖いことだ。だって、何を見て人が笑うか、ということは、その人の価値観にもかかわることで、見ている人は、
「あぁ、松ちゃんって、こういうシーンで笑うんだ」
 と思われ、場合によってはお笑いのセンスを疑われたり、人格も変えられてしまうということだから。
 もちろんお笑いだけでなく、それはどんなことにもあてはまる。見ている人に不快感を与えるのも、感動で「良い人だねー」と印象づけるのも、編集次第。プロデューサーの胸先三寸なのだ。ましてや、ライブとかとは見てる人数もケタが違うしな。そんなことで決定づけられるのは怖い反面、今の現状で、テレビ以上に大きい宣伝媒体がないのも事実だしなー。難しいところよのー。

 浅田次郎「勝負の極意」読む。
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