石ヤンのテキトー日記01年8月
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8月31日(金)
事務所でひとり事務仕事。階下のスタジオにマツさん、タマキさん来てたので、ちょっと話してから、国分寺でR君、カブラギと合流。とんかつ屋で飯かっ食らってから、自宅でサンマ(3人麻雀)。
西村繁男「さらば、わが青春の『少年ジャンプ』」読む。
8月30日(木)
思い立って、ひとりで自転車で遠出。適当に走っていたら、東上線の新川岸という駅に着いた。
それから、上福岡あたりをうろうろ。丼物屋で、飯食ってそのあと長尻して、読書。スーパーや100円ショップで、持っていない缶ジュース等ウハハハ見つける。
夜はビデオでハナ肇の映画「喜劇・一発勝負」観る。
吉川潮「突飛な芸人伝」読む。マルセ太郎、石黒三郎、桂小枝などの裏話、面白かった。
8月29日(水)
1日中、ホームページ更新作業でパソコンに向かう。個人的なページに加えて、ニヒル牛の箱写真UP、公式たまホームページのコンテンツ作りなど、いくらやってもきりがない。きりがないったら、きりがない。今夜も夜霧よありがとう。ここのところ、多少時間があるので、そんな作業ばかり地味~にやっている。
吉村昭「法師蝉」読む。
8月28日(火)
朝方、家にいる幽霊に、手のツボをマッサージされる。なかなか力強くて、気持ち良かった。手だけはハッキリ見えたが、体はあるのか、わからなかった。
実は、今住んでいる家には、ひとり、いるのだ。引っ越してきてすぐに気がついたが、時々二階や階段を上り下りするくらいで、向こうもただ家の中で普通に暮らしているだけなので、ほとんど気にならないし、怖い感じはしない。R君とも「あ、また二階でドシドシやってるね」とか普通に話している。おそらく、ここの家に直前まで住んでいて、亡くなった老人(男)と思われる。たぶん、自分が死んだことに気づいていないのではなかろうか。まぁ、あまり深く考えずに、共存している。
赤瀬川原平「我輩は病気である」読む。
8月27日(月)
事務所でメンバー、スタッフで打ち合わせ、事務作業等。なんせ、俺達は有限会社たま企画室の会社員、いや、会社役員だからな。(笑)
林丈二「フランス歩けば・・・」読む。路上観察学会の大御所。
8月26日(日)
すごろく旅行原稿書き。スマップの稲垣吾郎が捕まったが、最初「稲垣吾郎容疑者」と言っていたのが、ある時間を境に、どの局を回しても「稲垣吾郎メンバー」とわけのわからない呼称を付けていたのが、J事務所の力をまざまざとみせつけられて、凄い、というかおかしかった。J事務所のタレントは、皇室並だな。俺も掲示板の書き込みとかで「石川浩司メンバー」を名乗ってみる。何らかの組織かグループに入っていれば、全員「メンバー」だからな。・・・なんだ、「メンバー」って、一体。
唐沢俊一「トンデモ1行知識の世界」読む。
8月25日(土)
R君と東伏見を散歩。古い町並みが残っているという情報を本で仕入れて行ったのだが、本が古すぎたのか、ほとんどそれらしきところは、残っていない。それでも古本屋や豆腐屋など覗いて歩く。古本屋では、同業者らしいおばさんが、店の主人と、パソコンを覗いてる。どうやらネットオークションを見ていて、「あらっ、この本こんなに高いの!? あたしんとこ、この間、ごっそり捨てちゃったわよ」などと話してる。最早、古本屋の老主人達にとっても、インターネットは他人事じゃないんだなー、と思った。
それから東伏見稲荷神社があったので、無信心なふたりだが、一応お参り。と、社務所にいた宮司さんか職員の人が、突然俺達の姿を見つけるや、あわてて笛をピーヒョロと建物の中から吹きだした。この神社のスペシャルサービスなのだろうか!? 謎だ。といっても、お賽銭は5円しか入れなかったけどな・・・。
と、いつのまにか隣の西武柳沢まで歩いてきてしまった。と、このあたりは意外にいい雰囲気だ。喫茶店やスーパー、パチンコ屋などが、どこかの寂れた温泉街みたいな風情を醸し出している。とても東京都内とは思えない。「いいじゃん、いいじゃん」と言いながら、ふたりで町歩き。缶ジュース見つけたりしながらうろうろ。公民館のロビーのイスでひと休み。「SPA!」や「週刊現代」も置いてあり、くつろぐ。
それから、駅前の「世界のラーメン」へ。こういう胡散臭いラーメン屋は、うまいはずは絶対ないのだが、それより話の種が欲しい自分の方が勝ってしまった。俺はオーストラリアラーメン、R君はドイツラーメンをたのんでみた。結局、オーストラリアはオージービーフ、つまりラーメンの上に焼き肉が載っているのだが、何故か豚肉・・・。ドイツラーメンは、スープがビール。・・・んなわけはなく、赤い蛸型の魚肉ウインナーがごろごろ載っている。あのー、ドイツは確かにソーセージが名物だけれども、魚肉赤ウインナーは、違う気がするんすがねぇ。R君が「ウインナーの化学添加物の大量摂取が気持ち悪いよー。うえーっ!」と言って悶えている。
夜、チャットをする。つげ義春の話で盛り上がる。
田辺聖子「姥うかれ」読む。
8月24日(金)
ニヒル牛で「日刊ゲンダイ」の取材。後、砧スタジオで「たけしの誰でもピカソ」の収録。みうらじゅんさんとも、久しぶりにお会いする。収録は俺が審査員のひとりとして、アマチュア作家の作品を審査する、という例のやつだが、本日は知り合いのパニャグルミンが出てきたので、審査やりづらー。コメントしづらー。結局、自分の気持ちより1点だけおまけしてやったが、それでも最下位で、残念。ま、パフォーマンスアートは高得点はなかなか、難しいんだよなーっ。
収録終了後、またニヒル牛に戻って、俺の新しい作品(?)「ソング・フォー・ユー」を納品。これは、買いたい人が自分で詩を書き、それに俺が即興アカペラで歌をつけた物を、テープで送る、という趣向だ。はじめは「ハッピーバースデー・トゥユー」を、名前のところだけ変えて歌う、というものにしようと思ったが、著作権関係にひっかかりそうなので、これなら文句あるまい。
ということで、みんなも是非買ってねー。世界でたった一本の(コピーは禁止ね)、たった一曲の貴方だけの歌が出来るよー。もちろん、バースディソング風の歌詞をつけて、友達や家族にプレゼントするのもいいかもしれない。3000円で、絶賛、受付中! メールでも、申し込めるぞっ!・・・こんなことやる歌手なんて、俺以外いねーだろーなー。馬鹿馬鹿しすぎて。
夜中、ニヒル牛のチャットで作家の方々とお話。その中で出た話。最近、ニヒル牛オーナーのR君がTBSラジオに出たのだが、その反響で、オッサン達が店に殺到してきた。たいていは「私の作品を置いてください」というものだが、そのオッサンもそうだった。
「わしの・・・炭を置いてください」
「す、炭ですか!?」
「ひとつひとつに名前がついている炭なんですじゃ」
「そ・・・それは面白そうです・・・ね」
「まぁ、わしの炭はとてもいい炭なので、今まで、誰にも売ったことがないんじゃがねっ!!」
「あ・・・そうですか。でもうちは一応店なんで、値段はつけてもらわないといけないんですが・・・」
「まぁ、3000円以下で売ったことはないね!」
「(ということは、売ってるんじゃん。5秒前と言ってる事、矛盾してるじゃん)はぁ・・・」
「で、大きさはどの位ですか?」
「一番小さくて80cm。普通は3m」
「(ニヒル牛は、作品を小さな箱に入れて売ってもらうシステムなので)あっ、それじゃちょっと箱に入らないようですね・・・」
「わしの為に、箱じゃないところに置けばいい」
「えっ。いや、すみません。それは出来ないんですが・・・。小さくして箱に入れるわけにはいかないんですか?」
「わしのはひとつひとつが作品で、名前もついている、と言っておろう! 割って小さくするなど、もってのほかっ!!」
「はぁ、そうですね・・・でもうちでは無理ですね・・・」
「そうか・・・。ま、みんな買ってくれた人は、割って小さくして使っているようじゃが・・・」
って、結局、割ってるんじゃんかっ!!
芸術家のオッサンは、たいてい、わけわかんないな。
W・クレーマー、Gトレンクラー「常識のウソ277」読む。この中で、「ホメオスタシス理論」というのが気になった。これは「シートベルトをしても、交通事故は減らない」という理論だ。つまり、シートベルトをすることによって、本人は少し安全になるが、「シートベルトをしてる」ということで気が自然に緩み、危険回避率が低下し、結局のところ、総合的にみた交通事故数は、全く減らない、もしくは通行人等にとっては、かえって危険になっている、という理論だ。
この理論を突き詰めていくと、最も安全で、交通事故の死亡者が減るのは、ハンドルの横のいわゆるエアーバッグが出てくるところあたりに、危険な刃物を、刃先を運転手に向けて装着しておくことだ、という。そうすれば、ちょっとした事故でも運転手の命が危なくなるので、結果的に、みんなものすごい安全運転になる、というのだ。まぁ、それは冗談としても、この理論は、いろんなところで応用の効く、盲点的な理論だと思うなー。
8月23日(木)
事務所でひとり仕事。メールで来た雑誌のインタビューに答えたりする。本来、マネージャーとかスタッフが答えてもいい質問なのだが、長年バンドをやっていて、スタッフが途中で何人も変わったりしているので、過去の事とかは、メンバー本人しか知らない、ということも結構あるので、仕方ないんじゃーっ。
後、漫画喫茶で「人間交差点」読んで、電車で「ビックコミックオリジナル」拾って読む。
遊人舎編「アジアの純愛」読む。
8月22日(水)
台風。自分に被害さえなければ、凄いの来ればいいのに、と大人になった今でも思ってしまう。ま、死者とか出るのとかは気分良くないけど、すんげえ風で、おっさんがウワア、と飛ばされたりするのは、楽しいなー。
ビデオで古いアニメ「ベティ・ブープ2」見る。
灰谷健次郎「手と目と声と」読む。話自体は良いが、メッセージ色がさり気なく顔を覗かせているところは、ちょいと苦手か。
8月21日(火)
家で誤呂誤呂・・・ばかりもしていられない。すごろく旅行原稿書き。台風が近づき、ワクワクする。
大川豊「金なら返せん! 天の巻」読む。
8月20日(月)
家でGOROGORO。ゴロゴロし過ぎて、頭痛。アホかー、俺は。
前川健一「タイ様式」読む。
8月19日(日)
家でごろごろ。義母のオカヤンが、家のゴミを捨てにくる。うちの夫婦がだらしなくて、すぐにゴミを溜め込むので、見かねてやってくるのだ。オカヤン、すまねぇー。あっ、寿司も買ってきてくれたの? いただきでーす。
中上健次「火まつり」読む。
8月18日(土)
家でゴロゴロ。R君とパソコンゲームで勝負して勝利、肩もみしてもらう。
夜、テレビで「割れ目でポン」を見ていると、蛭子さん出てる。数日前に奥さんを亡くしたばかりなので、元気なく、かわいそう。家が割と近いので、蛭子さん夫婦とは、近所のデパートとかでも会ったことがあったからなー。ご冥福をお祈りします。
松村雄策「アビイ・ロードからの裏通り」読む。
8月17日(金)
事務所でひとり事務仕事。ひとりで会社は淋しいのー。
ビデオでB級映画「海底都市」見る。未来の海底都市なのに、ひとりだけ「体質が変わってエラ呼吸出来るようになってしまった」という男の人が、素手で活躍するのが、くだらなくて面白かった。
高樹のぶ子「ゆめぐに影法師」読む。
8月16日(木)
ニヒル牛へ。母が茨城より来店。うちの母は糖尿で1日何本もインシュリンの自己注射をし、食事制限も厳しいので大変だが、それ以外はのほほんと暮らしている。家で書道教室を開いて子供たちの世話をし、畑を借りて家庭菜園をやり、東京にも毎週出てきて学生時代の友達と花札をして遊び、父親と山小屋に泊まっての本格的な登山にもしょっちゅう行っているようだ。
また、10年ほど前、俺が初めて海外旅行に連れていってからは、そちらの方にも目覚めてしまい、それ以降、頻繁に海外にも遊びにいっている元気バーサンだ。まぁ、長生きしておくれーっ。
そのあと、久しぶりに店員をやってみようと思ったが、値段シールがうまく剥がせずに、さらに「いらっしゃいませ~」もさわやかに言えなくてモゴモゴになってしまうので、店員を断腸の思いで断念する。社会不適応者の面目躍如・・・。
R君とバスで上石神井の駅に着く時、俺が、
「アイスが食いてえなぁー」
と言ったら、R君が、
「ちょうどあたしもソフトクリームが食べたい、と言おうと思った」
と言う。で、実のところ、俺もソフトクリームの方が食べたかったのだ!! でもおそらくソフトクリームはこの時間ではもう買えないと思ったのでアイスと言ったのだ。
長年一緒に暮らしていると、ほぼ食べたい物のタイミングも一緒になる。昼間、仕事とかで別行動をしていると、カレーが食いたくなって昼食をカレーですませると、大抵、その日の夜、帰ってきたR君のスーパーの袋には、カレーのルーと、じゃがいも、タマネギ、肉が入っているのだ。そんなことが何度も続いたので、R君から俺にお達しがくだった。
「だんな、今度から外食してくる時は、2番目に食べたい物をたのみなさい! 何故なら、一番食べたい物は同じだからっ!」
赤瀬川原平「老人力」読む。本当は赤瀬川原平の本はいつでも、出てすぐに読みたいのだが、ベストセラーになってしまったので、なんとなく恥ずかしくて、読めなかったのだ。「ベストセラーだから読んでる」と思われるのは、決して、我慢ならないからな。
8月15日(水)
マニ昼過ぎまでいて、R君とダラダラと3人でくっだらない話をして1日が、お・わ・り。
西原理恵子・鴨志田穣「どこまでもアジアパー伝」読む。
8月14日(火)
富山から大谷、そして若手レゲエDJのヒビキラー、そしてR君と4人で家で麻雀。ヒビキラーは麻雀初心者で、ほぼ人と打ったことがない、というので甘くみていたら、なんと彼のひとり勝ち。ビギナーズ・ラックというより、どーやら麻雀雑誌とかを熟読して、引っかけとか、スジとか、いろいろこの日の為に勉強してきたようだ。むー。でもそうと知ったら、次回からは打ち方を変えるぜーっ!
元たま企画室事務員のマニ、大谷の妻で最近出したCDが好調のとっちゃんも遊びに来る。
町田康「つるつるの壺」読む。同じライブハウス出身の身の上故、エッセイが親近感。
8月13日(月)
今日からひと月ほど、半オフ。ぼちぼち小さな仕事はあるけど、ライブ等はない。今年の前半は忙しかったからなー。だれるでー。
明日、人が遊びに来るので、R君とひっさしぶりに家中の掃除だー。キュッキュッキューッ。漫画喫茶の「ご自由にお持ち下さい」でシメシメともらってきた大量の古い雑誌も、おなごり惜しいけど捨てるぞー。
武田百合子「遊覧日記」読む。
8月12日(日)
「たまの夏メロ」3日目は「ろけっと」「そのろく」で、実はこの日が一番大変だった。かえって初期の頃の曲の方が「過去の代表曲」的にやる機会が多いので、この中期あたりの曲が一番滅多にやらない曲群なのだ。「眠れないぼくの夜のまんなかで」なんて俺がオルガンで弾くのだが、俺はコード等一切わからない為、フレーズを指に覚え込ませているので、ひとつ音がわからなくなったら、もうその後、全部ハラホロヒレハラーなのだ。なので1音でも間違えられず、キンチョーしたぜー。冷や汗ツー。
3日間終わって、ようやく打ち上げ。断酒ではないが、最近、間引き酒をやっているので、一週間ぶりのビールは、んめぇっ!!
森田誠吾「魚河岸ものがたり」読む。
8月11日(土)
「たまの夏メロ」2日目は「きゃべつ」「犬の約束」
きのう、ナイロン100゜Cの若手の役者さんのひとりが、電車の中で、
「あっ、あたし、Gさんの隠し子見ちゃった!!」
と同じく劇団の子に、コーフンして話していたらしい。どうやらGさんのことを独身と信じて疑わず、子供と一緒にいたので、即座に「隠し子」と思って声をかけられなかったとのこと。
おいおい、それは隠し子じゃなくて、隠してない普通の子供だよ。だいたい、もう40才なんだから、結婚してない方が珍しいだろう。でもGさんもたま加入時には結婚もしていなかったのが、今じゃ長女は中学生だもんなー。「たまの滝本ジュニア」ってことで、親の七光りでモーニング娘にでもなったらおもしれーのにな。そしたら、応援するぜっ!
帰り、駅に着くと豪雨。R君に傘を持って迎えにきてもらう。
群ようこ「交差点で石蹴り」読む。
8月10日(金)
「たまの夏メロ」本番。吉祥寺・スターパインズ・カフェにて。今日は「さんだる」「ひるね」の曲をやる。演奏がいつも以上に真剣なので、MCはほとんどなし。そーいやー、たまがデビューした頃のビデオを以前見たら、「らんちう」で俺、ジャンプしてねーんだよなー。いつからジャンプする様になったんだろう。不明だ。誰か「あの時が、『ジャンプ事始め』だった!」と知っている人がいたら、教えておくれー。近藤芳正さんや宮永正隆さん来てくれる。噂のM兄弟に、カツサンドの差し入れもらう。
長野まゆみ「綺羅星波止場」読む。
8月9日(木)
「たまの夏メロ」リハーサル。斉藤君もメンバーも「この企画、思ったより、ハードだったなー、2年前の『全曲ライブ』よりきついのは、やっぱ年なのかなーっ」とか言いつつ、なんとか全曲触る。へとへとにゃーっ。
川端康成「古都」読む。眠り薬でフラフラになって書いた小説との事。
8月8日(水)
「たまの夏メロ」リハーサル。頭と体でウギギギギーッと、一所懸命記憶を思いおこしているうちに、急性疲労になってしまい、平衡感覚がおかしくなってしまう。おおっと、クラクラするぜ、ベイビー。距離感覚も狂って、晩飯の牛丼の、箸と牛丼の距離が分からなくなって、食べにくいぜーっ。とほほほほ。
大阪より岸田君、事務所に遊びにくる。岸田君はミノヤホール、レッドライオンとブッキング・マスターとしてお世話になったが、今はフリーでライブプロデュース等しているようだ。今回は「寺山修司ゆかりの地を訪ねる」というバスツアーに企画で参加、三上寛さんの家などにも行き、その帰りに寄ったのだという。
村上春樹・安西水丸「象工場のハッピーエンド」読む。
8月7日(火)
吉祥寺・マンダラ2にて、「夏の森」というライブやる。久しぶりに俺のソロライブ。共演は山下由、兄弟(青木タカオ+あかね)。俺はライオンメリィさんにキーボードをやってもらい、基本的にハンドマイクで歌う。「ひとり闇鍋」「オンリー・ユー」などCD未収録曲も。1曲ごとに、演奏が終わりそうになると「さよーならー」と客席に引っ込み、衣装早替えの馬鹿をやる。8曲やったので、8着の着替え。「アイドル」と大書されてるやつだったり、乳首のところに吹き出しがあって「ここを押すと、イチゴの香りがするよっ!!」と書かれたおまぬけなTシャツばかりだったけど。だいたい、ニヒル牛で買ったものだ。
山下の兄貴の時も飛び入りで1曲登場。植木鉢を頭から被り、サングラスをかけて、金モールを身にまとい、本人はDEVOのつもりだったが・・・。小道具は終演後、お客さんにプレゼント。
最後は全員で「黄色いサクランボ」の大合唱。意味は出演者にもわからず。
ライブのMCで「俺は楽器が嫌い」という発言をした。原因はふたつ。ひとつは、かさばる事。ポケットにギターや太鼓が入ればなー。かさばる→面倒くさいは、俺の人生の行動を、大いに妨げるのじゃーーーーーー。いや、まじで。もうひとつは、何かエラソウなところ。特に弦楽器! おいっ、おめーら、エラソーなんだよ! 蹴ってやる、蹴ってやる。エイッ、エイッ! ・・・って出来ないもんなー、高くて。
日高敏隆&武内久美子「もっとウソを!」読む。
8月6日(月)
「たまの夏メロ」リハーサル。今回はデビューから6枚目までのアルバムの曲を、各日2枚づつ演奏する、という趣向。なので、必死に曲を思い出し、アレンジの細かいところを確認する。ライブを続けていくうちに、CDとは全然違うアレンジになっている曲もあり、記憶の糸をエンヤコラドッコイセと、たぐり寄せるのは大変じゃーっ。ちもももーっ。
灰谷健次郎「ろくべえ まってろよ」読む。
8月5日(日)
すごろく旅行原稿書き。今日、当ホームページのアクセスが30万人を越えたよ、ラッタッタ。1年と8ヶ月。延べ人数とはいえ、凄い数だな。60万の瞳か。目の前に並べたら壮観だろーな。ま、もっとも、宇多田ヒカルなら1日のアクセス数かもしれんが・・・。
内科検診の結果で、少しアルコールを控えめにと診断されたので、泣く泣く少し自粛に。それはいいのだが、ナイトキャップの要素が強かったので、おかげで全然眠れなくなってしまった。眠れない、というか、一旦寝付けば眠れるのだが、毎日、寝付ける時間が2時間ずつ遅くにずれていってしまうので、結果的に寝不足で仕事に出なければならないのがツライ。肝臓は健康になっても、寝不足でフラフラで車にポーンとはねられたら、元も子もないからな。むーん。困ったもんだなーっ。
田辺聖子「いっしょにお茶を」読む。
8月4日(土)
たまのスタジオの入っているビルの屋上で、八王子の花火大会見物&即席ビアホールを、たま企画室と、同じビルに入っている不動産屋協会の方々と一緒にやる。「たま企画室」と書かれた提灯などもぶらさげ、雰囲気なかなか良し。スイカなどかじりながら、子供が多かったので、たまも余興で「ハオハオ」「夜の音楽」を演奏。
後、スタジオで「室温」MIX途中、「間宮くん」というインストの曲で、芝居中は行進しながら演奏したものの、録音はじっと立ち止まってやってしまった為、何か物足りない。ということで急遽、足音だけ追加で被せることに。床が板のところを使い、メンバーが並んで、曲に合わせて靴をガツガツやって行進し、臨場感溢れるように録音。
R君の妹の由良ヤンに長男、大樹君が生まれたとの連絡。俺にとっても、はじめての甥だ。すぐにだんなの坂口君からメールで息子の写真やムービーが届く。便利な世の中になったものだなー。
群ようこ「びんぼう草」読む。
8月3日(金)
横浜のF.A.Dというライブハウスで、しょぼたまゲスト出演。本番前、ちょうど裏手が中華街だったのでみんなで中華食いつつ、ちょいとビールなど飲んだ。と、ほわんといい感じで眠くなったところ、おあつらえ向きにライブハウスの前の道にベンチが。「こりゃ、ええわい」とゴロンとなる。そして靴を脱いで、熟睡。
知久「あれー、石川さんって、どこいった?」
Gさん、無言ですぐ横で帽子を顔に乗っけて眠っている俺を指さす。
知久「えっ。こっ、これっ!?・・・完全に、地元の浮浪者だと思ってた・・・」
あと1時間もすればステージの上でスター(?)になっているはずの俺に向かって浮浪者とは。こらこら、間違えちゃ、駄目だよ。
三浦哲郎「冬の雁」読む。
8月2日(木)
芝居の劇中曲集「室温~夜の音楽~」のMIX、たまのスタジオにて。きのうから吉野屋の牛丼が280円に。「そりゃ、立ち食いそばより安いでねーの!」「食うべし、食うべし!」ということで、メンバー3人、雁首揃えて食いにいく。紅ショウガも、たっぷりね。
そーいえば昔、吉野屋には俺にCMの出演依頼の話があって、でもプレゼンでウッチャンナンチャンに負けたんだっけ。たま企画室は事務所の力が弱いからなー。でもこのメンバー3人が取締役の会社じゃ、そりゃ、負けるわなー。CMに出るとなんでも「牛丼フリー定期券」がもらえるという噂もあったなー。でも本当にCMに出てたら、すんげえ行きづらいだろーけどな。
太宰治「津軽通信」読む。実は、太宰治は、教科書で読まされた「走れメロス」とかを除けば、初めて読んだ。なんとなーく今まで、読んだらグット・バイと、自殺したくなるよーな気がして、敬遠していた作家なのだ。でも思っていたよりもユーモラスなところがあるなー、と思った。
8月1日(水)
ニヒル牛にガチャポン(別名ガチャガチャ。100円入れてカプセル入りのおもちゃが出てくるアレね)二台設置完了。もちろん中に入っているのは既製品のおもちゃではなくて、ニヒル牛の作家さん達が作ったミニオブジェなどだ。ニヒル牛のテーマのひとつに「チープが故に、愛しいアート作品」というのもあるので、この駄菓子屋然とした機械は、まさに打ってつけだ。店の営業時間(12-8PM)だけ、100円のと200円のが店の前に設置されているので、やってみてね!
たまってた日記UP等する。どーも最近は、あっという間に日記が溜まっちまうなー。まさに40代になって、光陰矢のごとく時間がビュンビュン過ぎていくよ~。明日の朝は、老人かもなー。
西原さんが贈ってくれた、山崎一夫・西原理恵子「たぬきの皮算用2」読む。雀荘経営の裏話おもろ。
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