石ヤンのテキトー日記01年4月(2)

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4月30日(月)

 ビデオで録っておいた「電波少年」を見ていたら、やたら自分の玉袋を押し上げる動作をしている人が出て来た。あれ、わかるんだよなー。ついやっちまうんだよなー。もちろん人前ではやんないけど、ひとりで部屋にいる時とか、ついついギュウゥゥゥッと持ち上げたりしてしまうことがある。性的な意味は全くなし。ただ、手を下にダランとさせると、自然に股間あたりに手がいってしまうのは、自然の道理だ。そこで、つい暇つぶしになんとなく、袋をギュウウウウッと持ち上げてしまうのだ。なんせ、袋は太股とかにペタリと貼り付いていることがあるからな。たまには解放させてやると、なあんか心地よいのだ。玉袋も「ありがとう。なんか、いい感じだよ」と言ってくれるしな。これは結構みんなさり気なくやっていると思うが、実際のところ、どうなんだ?

 平中悠一「アーリィ・オータム」読む。

4月29日(日)

 きのう、あらばきのおばちゃん(アマチュア時代からのたまのファンで、印刷屋をやっており、「たま通信」他いろいろお世話になっている)の差し入れの「赤福」があったので、つい3個も食べてしまう。最近、洋菓子より和菓子の方が好きになってきてしまったのだ。おぉ、あんこのまったりとした感触よ。餅のネットリとした誘惑よ。で、R君に「3個も食べちゃったよ」というと「え、あたしは5個食べたよ」とペロリと言われる。・・・俺も、まだまだだな。

 三浦哲郎「ユタと不思議な仲間たち」読む。

4月28日(土)

 ザムザ阿佐ヶ谷にて「たまの月例会スペシャル」いきなりベースがトラブって出なくなり、その間、時間かせぎで俺と知久君でセッションやったり、踊ったり、小ネタソングやったりする。塩田監督も観に来てくれる。
 終演後、始めて照明器具を降ろすのを遊び半分で手伝ったりしてみたが、なんで、似たようなところに毎回吊ると思われる照明機材を、毎日きちんと降ろして片付けるのだろうか。舞台をやっている者には常識なのか、それとも日本人はまじめすぎるのか? 謎だ。

 藤堂志津子「風と水の流れ」読む。

4月27日(金)

 浜町へ。インディーズマガジンのニヒル牛の取材。後、映画(「害虫」-仮題)のアフレコ。俺はセリフらしいセリフはなく、もっぱら走ったり、物を投げたりする際の息づかいとかが多いのだが、スタジオで15才のあおいちゃんとふたりで、「ハァーハアー、ウッ!」とか言っていると、何かとてもイケナイことをしているような気分に襲われる。

 下川裕治他著「アジア大バザール」読む。

4月26日(木)

 「たまの月例会」ライブのリハーサル。たまのスタジオにて。アキラさんがロンパールームみたいなかわいい服を着ていたので、「それでステージも出てよ!」とたきつける。

 椎名誠「ロシアにおけるニタリノフの便座について」読む。

4月25日(水)

 今日もNHKのリハーサル。衣装合わせをしたのだが、俺は赤のランニング。舞台がカラフルなのでそれに合わせた、というのだが、なんか金太郎の腹がけか、昔の威勢のいい火消しの人みたいで、色が違うだけで、イメージも大きく変わる事を痛感。うーん、しかし赤のランニング・・・微妙だ。ちなみに知久君やGさんも青系統の服を着せられ、栗コーダーは完全に「森の音楽隊」として、緑の森の人達になっていた。なりきっていて、逆にかっこいい。

 田辺聖子「天窓に雀のあしあと」読む。
『東京大阪を昔のように十数日かけて歩くならいいが、三時間で着いて用をすませて帰ってくる、これではイキモノの肉体の奥深いところで、何かが目を回しているに違いないのだ』には、全く納得。

4月24日(火)

 渋谷のルノアールの会議室にて、たまにて、アサヒ芸能の取材。後、NHK301スタジオでファミリーコンサートのリハーサル。「おかあさんといっしょ」という番組のコンサートなのだが、セットとかには略されて「おかんといっしょ」とシールが貼られていたのがちょっとおかしかった。しかしこの番組名、父子家庭の子供には・・・まぁ、昔からあった番組だからしかたないか。

 伊集院静「水のうつわ」読む。

4月23日(月)

 丸一日、読者とともにすごろく旅行取材。今回は京成線。上野を発って、ミニドッキリや、イタズラ的なクジ多し。内容は例のごとく「フロムエー・マンディ」の連載記事を読んどくれー。

 阿川佐和子「走って、ころんで、さあ大変」読む。

4月22日(日)

 すごろく旅行原稿、及びインディーズマガジンの突然段ボールについての原稿それぞれ執筆。散歩の為外に出ると、風が強い。桜はとっくになくなっているが、その枯れ枝がポキポキと自転車のタイヤを鳴らしていて、子供心だったらその音がとても面白かったろうが、大人になっては、小枝の破片でパンクしないかどうかの方が不安。

 三浦哲郎「モーツアルト荘」読む。

4月21日(土)

 千葉県の柏へ。まずは腹ごしらえ。前回来ておなじみになった、昔懐かしい昭和テイストの食堂「青木商店」へ。各テーブルにでかいマヨネーズがでんと置かれ、割烹着の店員さんたちがキビキビ働いているのが実によい。ガラスケースの中に手作りらしい煎餅の袋が4,5個置いてあるのもよく意味がわからない風情があるし、壁には何故か全国の名城の写真が貼られているのもなかなか良い。コロッケ2個が乗っているその名もずばり「コロッケニ個定食」を食べてから、インストア・ライブ。アーケードの商店街に面しているCDショップだったので、通りがかりの人の反応も観れて面白い。結構、反応あり。通常のライブはどーしても、「ファンである」ということが前提なので、そうじゃない人が行き来するこういうライブはスリルがあってちょっと楽しい。なんせ、つまらなければ、あっという間に立ち去られちまうわけだからな。でもこれぞライブの醍醐味だよなー。

 夕方、同じく柏の「WUU」という店でライブ。その前に晩飯は、おっとまた青木商店に俺は入っていくぞ。青木商店は、いろいろメニューがあるが、看板には「ラーメンと甘味の店」と書いてあるので、ラーメンとクリームあんみつを頼む。ラーメンのシナチクは、何故か甘かった。クリームあんみつは、子供の頃食べた、チープな甘さ。懐かしい味。

 景山民夫のホラー小説「ボルネオホテル」読む。なかなかB級的に面白く読めたが、あとがきに著者が「描写されている心霊現象の多くは、私が実際体験したものです」というのが怖かった。しかしその参考文献はほとんど大川隆法の著作。うーん・・・。

4月20日(金)

 新宿「らんぶる」でたまのメンバーと打ち合わせ。後、祖師谷大蔵からてくてく歩いて砧スタジオへ。テレビ東京「たけしの誰でもピカソ」審査員やる。他の審査員達は肩書きが「画家」とか「美術評論家」なのに、俺だけは「音楽家」とかではなく「たま 石川浩司」になっている。・・・「たま」って、肩書きか!?

 それから西荻のニヒル牛へ。「ポエム・フォー・ユー」という、詩のタイトルだけ決めてもらって、詩を創作して葉書で送る作品(?)がそこそこ出ているので、その姉妹版で「お絵描き・フォー・ユー」というのも作って置く。タイトルだけ決めてくれれば、それに合わせて俺が自由に絵を描いて葉書で送る、というものだ。俺はなんせ中学の時、美術でクラスでたったひとり「1」を取った男だからな! 「1位」じゃなくて、5段階評価の最低ランク、人にあらずの「1」だからな。「1」の底実力を見せてやるぜ!! (それにしては、テレビで美術の審査員・・・一体、俺の人生はなんなんだ!?)
 帰りはR君と西荻駅前の「登亭」でカツカレー。安いけどうまい。

 倉橋由美子「ポポイ」読む。

4月19日(木)

 久しぶりのオフだニャーッ。図書館、整体、漫画喫茶の「お得で楽しいゴールデンコース・ご近所のんびりダラダラ編」を自転車でシャーッシャーッまわる。春は風も自転車も気持ちいいニャーッ。

 五木寛之「哀しみの女」読む。


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