ウヒョヒョヒョお悩み相談室(2)

石川浩司が、貴方の悩みにのるぞい。しょーもない悩みから、ちょっぴり真剣な悩みまで、どーんとこい! ここで解答をば、ご披露しよう。悩みのある人はなるべく具体的に書いて、メールにてドシドシ寄越してくれ。悩みの最後にペンネーム(実名も可)、年令を書いてくれ。年令を書くのは、年によって答えが変わる場合があるからだ。尚、時間のかかる場合や、答えられないものもあるのは、了承してくれ。さー、いってみようか!!


はじめまして!私は仕事について悩んでいます。以前親のすすめでピアノ調律師をやっていましたが、今の不景気な日本ではそうそう調律をする顧客も減り仕事量の減少により会社を辞めました。その後は音楽が大好きで音楽関係の仕事をしたいと思い音響の学校に通いました。しかしPAがしたいのではなく幼い頃からの夢であるバンドマン、本当は石川さんのようにバンドをやりたかった私は学業に励まずバンド中心の生活をしました。念願のバナナホールにも出れ、月一でやったりしていましたが動員も増えず悩んだあげくバンド解散をしました。それ以降バンドから離れました。しかしバンドへのおもいは熱く捨てきれないでいた私は新しくバンドを作り今度は東京でやる!という事を親に話した所、大反対をされ、いい加減な子だと叱られ、ちゃんと就職して親を安心させてくれ!と強く言われました。親の気持ちを考えるとやはり就職して安心させてやりたい!と思うのですが、その反面 一度きりの自分の人生バンドでやっていきたい!という気持ちも捨てられません。以前石川さんはバンドも華やかなのは一時期だけというような事を言われていましたが、一昔前から今のシーンを見ると沢山のバンドが現れては消えています。石川さんも経験された事だと思います。(でもたまみたいな日本になくてはならないバンドの地位を築いたバンドはやっていけるのでしょうが。)私にたま程の才能があるとも思えないし・・・。 今後バンドか就職かどちらを選ぶべきか悩んでいます。もし就職を決意した場合 音楽一筋だった私はなんの仕事をすればよいのか悩んでしまうと思います。こんな中途半端な私の悩みです。石川さん良きアドバイスを宜しくお願い致します! Mr.ジンガ 25歳 男

 バナナホールに月一で出られるくらいなら、そこそこのバンドだったんだねー。
それはともかく、簡単に言うと「バンド」では食べられないねー、きついようだけど。
数年間、とかいうならともかく、バンドで「一生」食っていける人は、宝くじに当たるより、確率低いだろーね。だって、会社でいう退職時の60才まで現役でバンド活動している人って、ほとんどいないでしょう。例外はあるけれど、やはり「スポーツ選手」みたいなものなんだよね。
 俺も、他のメンバーもデビュー前「バンドで食おう」とは思ってなかったし。
 ま、たまたま機会にめぐまれ、今の現状では食っていけてるけど、病気や怪我をしても(自分が気をつけてても、他のメンバーでも!)活動は停止するし、退職金等保証も一切ないからね。
 結局、音楽がお金になるかどうかは、消費者のニーズやタイミング(音楽センスとかももちろんのこと、どの事務所に入って、どういう売り出し方をされるか)に会うかどうかだから、音楽的に素晴らしければ必ず売れる、というものではないしねー。
 遙かに俺達より音楽レベルの高い、音楽大学を出た人はゴマンといるけど、それで暮らしていっている人がさほどいないように。町の「ピアノ教室」とかならあるかもしれないけど。

 俺もデビューの直前、28才の時でも「少しでも音楽が売れて、バイトを減らせればなー」という漠然とした感じだったもんなー。デビューしなかったら、おそらく今でもバイトをしながら、バンドかソロかはわからないけど、何らかの表現活動をヘラヘラしていたんだろーな。「それでも俺の人生、いーや」というある意味、覚悟はあったね。
 ただ「お金になる仕事」という意味ではなく、音楽をすることが、自分の「ライフワーク」だったんだよね。だから、極端に言えば、「たとえ売れなくても一生やる」という意識は強かったな。
 それが自分にあるかどうか、じゃないかな。つまるところは。ウヒョヒョヒョヒョッ!
夜分遅くすみません。石川さんはじめまして。私はパソコンはほとんどいじったことがないのですが、兄のパソコンで少しインターネットをのぞいていて、好きなアーティストのページを見たいと検索していたら 私が開いたその人の名前が入ったBBSに悪口を書いて来ている人のを見てしまいショックを受けました。すぐそのページは見るのをやめました。パソコンではよくあることで、嫌がらせで軽い気持ちで書くのでしょうけれど、見た私は傷つき落ち込みました。自分がすきなものを悪く言われるのは悲しいです。傷つくことになれていないせいでしょうか。その後見た石川さんの笑顔に癒されました。聞いてくださりどうもありがとうございました。
PN:妹 ノッケ 25才


 あー、それね。俺もこういう仕事だから、BBSもそうだし、他にもアンケートとか、マスメディアとか、いろいろ叩かれることはあるよ。で、はっきりいって、やっぱり落ち込むねー。でも、それはもちろん俺だけじゃなくて、ほとんどこういう仕事をしている人は何らかのそういう言葉はかけられていると思うよ。
 で、もちろんミュージシャンとはいえ人間だし、物を作る人には繊細な人も多いから、それが原因で精神的にちょっとおかしくなったりした人も知ってる。だけど、どーしても「自分の客観的な評判」というのを知りたい、というのも人情。だからついつい見てしまうんだよねー。で、書いている人は友達に話すのと同じ感覚で話しているんだろーけど、実際は一種の「放送」みたいなもので、その当人が見ている可能性も高いんだよね。
 例えば足の悪い人が歩いていて、通りすぎたあと、一緒にいた人に、「さっきのビッコひいていた人、山田君にそっくりだったね」というのは、別にいいと思うわけ。でもBBSは、その足の悪い人に面と向かって、「あんた、ビッコだね!」と言っているのと、同じことなんだよねー。これは全然意味の違うことだと思うな~。

 ま、でも「表現の自由」は俺はかなり犯されてはいけない重要なことだと思うので、そういうもの(BBS)があることは、基本的に賛成。そこに悪口が介入するのも「意見」なら当然いいことだと思う。だから見たくないものは、見ないしかないねー。でも何かの拍子で見てしまったりしたら「あっかんべー!」と思うしかないね。
 でもあんまりひどいもので、そのおかげでその人の仕事がキャンセルされる等の実害が出た場合は、先日も何かの裁判で、管理者が罰せられたからね。匿名といっても、実際は書きこんだ人もかなり解析で特定出来るようだしね。

 そして表現者側は、「叩かれる=めざわり=注目されている」と思って、逆に喜ぶぐらいの余裕があった方がいいかも。そうは言っても、真のあたりにしたら、なかなかそうは思えないだろうけど・・・。
 SMAPだって、モーニング娘だって、またかつてはビートルズ、ピカソ、モーツアルトだって、みんな新しい事を始めた人や人気のある人は、必ずその趣味がわからない、もしくは生理的に好きになれない人からは、凄いパッシングを受けているんだから。
 ま、よーするにあんまり深刻に考えないで「あらあら」と思うことだね。

 あと、「人の悪口」って、実は娯楽だからね。楽しいからね。俺も好きだし。一生なくならないものだろーね。しょーがないよ。人間の性(サガ)だよ。ウヒョヒョヒョヒョッ!
はじめまして。
結婚してもうすぐ2ヶ月経ちます。
なんだか「夫婦」がよくわからなくなったのでご意見を聞いてみようと思い、メールしました。

今まだ家の整理等でばたばたしてます。
お互い働いてるのでお互い週末しか時間はないです。
でも毎週のように彼は趣味のスポーツのため家にいません。
私は早く家を片づけ、友達を呼びたいので家を綺麗にするまではそれを優先したいと思っています。
だから買い物は彼の趣味がないときにし、彼が居ないときは家の中で私がせっせと収納しています。
=私ばかりしんどいことしてる気になります。
男はこんなものと割り切ってましたが、でもやっぱり蓄積してきてます。
私はまだ新婚だし、家事もありますがそれはしんどいことは2人で手分けして早く終わらせてなんにも考えないだらだらした2人の時間も欲しいんです。
2人とも子供がほしいのですが、子供ができたらこんな2人っきりの時間も少なくなるでしょうし、、。
彼はその趣味のことをいうと半ギレになります。
最近は子供が出来ても一人残されて一人で家事育児しなくちゃならないのではないのかと不安にもなります。
彼に聞くと「そんなこと常識でするわけないやん!そんなこともわからんのか」といいます。
彼は今はお互い自由だから私も好きなことしたらいいと言います。
働いてるからご飯もしんどいときは作らなくていいと言います。
でも私まで好きなことしたら、家いつまでたっても倉庫のままだし、、、
ご飯作らなかったら彼のご飯が心配です。
彼の言っていることもわからないことはないのですが、しばらくのこの忙しい間だけでも2人の時間をもっと作って欲しいんです。
彼とは今までも男と女の違いをかなり感じてきました。
こんなこと期待せず、自由にさせておいたほうがいいんですかねぇ?

29才
ざ。より



 うーんと、夫婦っちゅうのもいろんな形態があるし、本当にケースバイケースだから「正解」なんちゅーもんはないけど、うちも新婚じゃないけど、子供いないし、共働きだし、でもほとんどそんなもんだよー。

 よく「石川さん夫婦は仲が良くて、うらやましい」とか言われるけど、確かに仲はいいと思う。だけど、実際1日で一緒にいる時間なんて、晩ご飯の時、録画しておいたテレビを観る1時間と、寝る前に布団の中でよもやま話しする30分ぐらいのもんだよ。1時間半夫婦。
 ま、穿った考えをすれば「一緒にいすぎない」のが、いつまでも新鮮に楽しい時間をおくれるコツかもね~。
 あとの時間は、たとえば休みの日でも、基本的には別行動。俺は喫茶店に本を読みに行ったり、家にいてもパソコンに向かってたり。妻もビデオで映画を観たり、本を読んだり。実はふたりとも「ひとり遊び」が結構好きなのだ。で、どちらかが飽きたりした時には声をかけて、一緒に行動する。その時、一緒にいたい希望が強い側が、「ひとり遊び」を中断しても、そちらの方が面白いな、と思う具体的な提案を持っていく。
 例えば、「近所にリサイクルショップが出来たらしいから、見に行こうよ!」とか。

 だからまず第一は、自分もだんなさんのように何か「趣味」を持つこと。これは、例え育児が終わっても、一生楽しめるものだと、尚いいかもね。だんなさんに期待して「私を楽しませて」という考え方は、結婚したら、あきらめた方がいいと思うなー。

 第二は、だんなさんと一緒にいる時間がもっと欲しいなら、だんなさんのスポーツなり仕事なりが終わる頃、どこかで待ち合わせとかする。そして外で一緒にご飯を食べるとかの、昔の「恋人時代」を再現すること。ま、デートですな。そうするとあらあら不思議、あら不思議。家にいる時とは違う、新鮮な感じになったりするよー。

 あとこれは男の立場だけかもしれないけど「自由を束縛」すると、最終的には、いい結果は生まないと思うなー。「なんか家に帰るといろいろ言われて鬱陶しい」とか思われて、浮気とかに走られたら、最悪だし。
束縛は、逆効果にしかならないと思う。男は基本的にそういう生き物なのよねー。

 ま、生活にもアイデアは実は重要&必要。いろいろ楽しいアイデアを考えて、「家庭」をもっと楽しみましょう! ウヒョヒョヒョヒョッ!
こんにちは。
私は今とても苦しいです。私には今ずっと前から仲のいい友だちTちゃんがいます。
世間一般では親友とでもいうのでしょうか?
でまぁ前から一緒にいるわけですからいろいろ相談とかしたりしてたんですよ。
で、私とTちゃんの間には隠しごととかもなかったんですよ...。
でも、最近Nちゃんという子と仲良くなったんですが、なんかTちゃんとNちゃん二人で仲がよくて私はひとりって感じがしてのけものにされてる感じがします。
前までTちゃんは一番に悩みを私に相談してきてくれていたのに最近じゃNちゃんにばかり言って私にはあとになって「実はな・・・」みたいな感じでいってくるんですよ。
私にはすごくそれが寂しくてたまりません。
休み時間も二人でどっかいったりして...。
それで少し私引きこもりっぽくなっちゃって。
学校にもあまり行きたくなくなります...。
たまに行きしなに公園とかに行ってさぼったりもしちゃいます。
いけないってんだって心では思うんですが、どうしても足が公園とかのほうにいってまいます。

Tちゃんはどちらかというとヤンキー系なんですよ。
でも私はすごくタバコとかダボダボ~とかきらいなんですよ。(あっ、別に頭がかたいわけじゃあないですよ。笑)なのでもちろんTちゃんともタイプがちがうんですよ。
私はけっこう個性派タイプなんですよ。(って言うかほかの人と根本的にずれてるっていわれてるんですよ。なんていうんだろう..。私ばかみたいに目立ちたがり屋っていうか..)やしあるいみでは二人ともすれちがってる部分があって。Tちゃんもやっぱヤンキーとかちょっとぐれてるしぃみたいなんがいいんだろうっておもうんですがやっぱ私はそういうのいきがってるようにしか見えないのでTちゃんも私とやったらおもんないってのがあったのかなっておもいます。
そういう意味でNちゃんは結構気も合うし私よりNちゃんのがええってなたんかなって思う...。

でも私にとってTちゃんはすごく大切な人です。
その人を他の人にとられてわたしはきっとヤキモチをやいているのでしょう。それで私はたまにTちゃんに冷たくなってしまいます。私はこんな自分が醜く思えます...。家でたまとか聞いたりしてなんとか気をまぎらわしたりはしてるのですが...。
わたしはもうすぐ引っ越しします。
受験が終わって高校が決まればもう引っ越ししです。残り4ケ月もありません。引っ越ししたら今までみたいにしょっちゅうはTちゃんとも会えません。よく友だちはすぐに変わるからとかいわれるんやけど、私は嫌です!!
中学時代で一番一緒にいた友だちです。いうなればどんなときも一番そばにいてくれた人です。
これからもずっと一緒がええ!!

こんなしょうもない悩みですみません...。でも私にとってすごく今苦しい悩みです...。
どうすればいいのでしょうか...?
教えてください...。 (京都府 15歳  響真子)


 うん、その頃は友達で悩む年頃。気持ちはすごいわかるよ。でもあまり深く考え過ぎない方がいいと思うよー。「この人は私の親友」なんて自分で決定しちゃうと、いろいろと嫉妬心とか出て、自分だけが辛いよ。結婚相手ならともかく「友達」なんて、人生のうちで、何人も変わっていくもの。環境が変わったり、趣味が変わったりするのも激しい10代。自分だって相手だって「親友」という言葉で束縛されるのは、決していい結果は生まないよ。流れにまかせて、いろんな友達とつきあってみた方が、自分の肥やしになるよ。
 ちなみに俺も「こいつとは気もあうし、毎日遊んで楽しいし、親友だな」と思った奴も何人かいたけど、この年になったら、学生時代の友達とは、実質的にはほとんどつき合いがなくなってる。今だに20年以上「友達」と言える関係の人は、むしろ学校を出てからの人達ばかり。
 結局、学校なんて、狭いもの。社会はうんと広い。それだけ自分にジャスト・フィットする友達も見つかる可能性が高いのだ。だから、俺はともかく10代はいろんなタイプの人と話してみた方がいいと思う。「親友」なんて、頭で考えて決めることじゃなくて、「気づいたら、親友になってた」というものだから。
 ・・・なーんて、最近、まじな相談に答えてることが多くて、ちょっと自分が恥ずかしいにゃー。でも15才で真面目に悩んでる人をからかうほどワルにはなれないからニャー。自分にウヒョヒョヒョヒョ!

石川浩司兄貴、教えてください。
もしも万が一、外出中に(特に市街地において)ウンコをもらしてしまったら、どのような対処をすれば良いのでしょうか?
二十歳の時からの難問です。よろしくお願いします。(憩・26歳)


1・「ウンコ出ちまったぜーっ 男がいちいちウンコぐらいでトイレなんて行けるかっ! チャンチャラおかしいぜっ! ワハハハハッ!!」と男らしく居直り、「ウンコもらしキャラ」として、バリバリに売り出す。「もらしてハッピー・ラブ」なんてCDなんかも出しちゃう。

2・「俺のペットのカメムシがズボンの中で暴れてるな~。おめーら、くせーんだから、じっとしてろ!」とかひとりでブツブツつぶやきながら家路につく。

3・出たウンコを粘土のふりをして、「う~む」とか言いながらろくろをまわし、新しい陶芸の境地をひらく。

4・「みのもんたが「おもいっきりテレビ」で言ってた、『ウンコもらし健康法』って、これかぁ。効くな~」と言いつつ日々を送る。

5・誰かに「臭ぇなぁー」と言われたら「えっ!? 知らないの!? 今、東京じゃ、みんなウンコもらしながら歩いてるんだぜ。ファッションに疎いな~」と軽蔑した振りをする。

6・「ぼく2才。ウンコ出ちゃった。おしめちょーだい。バブバブバ~!」と子供のふりして、薬局に行く。

7・「ほぉ。うんこは自然に出すと、こう洩れていくのかー。なるほどなるほど」とデータを取ってるふりをして、学者になりすます。

・・・俺自身、考えて馬鹿らしくなってきた。あとは、オメーが考えなっ! ウヒョヒョヒョヒョ!
石川さんはじめまして。
いきなりですが僕の夢は、たまのようなバンドを組んで毎日を楽しく過ごすことです。もちろん楽しいことを続けていく事は楽ではないこともわかります。(字は一緒だけど)
しかし実際、僕は空気男で自分の意志を貫くどころか、ふらふらと流れ流れて、今はお金があれば誰でも入れる大学に入り親のすねをかじりながら、毎日をダラダラ楽ちんに過ごしています。そしてこのまま行くと回りの友達や先輩と同じように適当なところに就職して「どうでもいいや」という妥協した人生を送ってしまうと思われます。
僕のまわりには、たまやハイロウズのようなヘンテコなバンドが好きな人もいなく、バンドを組んでも満足できません。かといって一人で頑張る勇気も根気もどうやらないようです。
どうして石川さんは知久さんや滝本さんや柳原さんのような気の合う素敵な仲間たちに出会えたんですか?
やっぱり夢をかなえるのは不可能なのでしょうか? 千葉県 十九歳 鈴木


 19才でしょ? 俺もそんなもんだったよ。なーんの将来の展望もなし。っていうか、俺の場合、もっとタチが悪かったね。大学行ったものの、卒業する気は、はなからない。というか、まぁ、この文章はやっぱりネットをやっている俺の親も見ているかもしれないので、もう時効ということで「御両親様、その節はあいすみませんでした かしこ」と一応謝っておくが、実は「中退」する事は、大学に入る前から、つまり高校生の時から俺は決めていたのだ。何故なら、尊敬する小説家やら芸術家が「大学中退」という経歴の人が多かったので、そちらの方がカッコイイと思っていたからだ。

 で、とにかく親から仕送りもらって、ずっとグータラしていた。だらだらするのは楽だからなー。
 でも一応、歌だけは作っていたので、いろんなライブハウスのオーディションには行った。バンドじゃなくて、ひとりのギター弾き語りだった。オーディションは受かったところも落ちたところもあった。受かっても、チケットノルマが厳しくてやめたところもあった。
 で、オーディションの一形態で「歌いたい人、フリーDAY」みたいなライブハウスがあり(北千住・甚六屋、両国・フォークロアセンターなど)そこに毎回顔を出して、2,3曲ずつ歌わせてもらった。その頃はいわゆる「優しさニューミュージック」全盛の時代で、それっぽい歌うたいがほとんどの中、異彩を放っていたのが、知久君や柳ちゃん、Gさんだったわけだ。でもそんなお互いに「面白いな」と思える歌い手に出会うまでには、それなりに時間はかかっている。

 俺の場合、知久君は、そういうところに出入りするようになって、すぐにお互いに見つけて気に入ったが、知久君が柳ちゃんを見つけてきて、俺に紹介するのに2年、そして「第一期たま」がGさんと共演して知り合いになるまでまた2年。計4年の月日を経て、ようやくベスト・パートナーを見つけたのだ。その間に、知り合ったミュージシャンは100人ではきかないだろう。その中で、お互いにどこまで意識があったかは別として、厳選して「一緒に音楽を楽しめるミュージシャン」を探した結果なのだ。だから何も、一朝一夕で出会ったわけではない、ということはわかっておいておくれ。

 俺は「努力」という言葉が嫌いなのだけど、でもやっぱり最低限の努力は必要かな・・・。でもそれは、毎日「努力、努力」と励むことばかりじゃない。簡単に言えば「好きなことは、続けろ」ということかなー。好きなことでも、ある時期、かったるくなったり、「これでいいのかなー」と思うことは誰にでもある。でも、ちょっとだけ我慢して、「とにかく続ける」。俺が言えることはとりあえずこれしかないなー。
 あと、その「夢」が本人の中でどの程度の比重かわからないから、こう言ってしまうのは危険、ちゃあ危険だけど、バンドを本気でやりたいなら、就職も考えず、親の期待も裏切る「冷酷さ」も必要だと言っておこう。
 例えば親を泣かすことが出来ないなら、普通の社会人として普通に暮していく道を選んだ方がいい。どっちが幸福かは自分で決めることなので、俺はそれ以上の助言は、今現在では出来ないなー。

 参考までに、俺が大学を中退して、バイトをしながらバンド活動をして、でも基本的にはグータラ生活を満喫している26才くらいの時代の様子は、俺の過去の日記(87年頃)を読んで、考えてみてくれやー。なんの足しにもならんかもしれないがな。ただ、毎日飲んだくれているだけだから。ま、そこから何か読み取れるかどうかは、知らんがな。ウヒョヒョヒョヒョ。
石川さんはじめまして。
うちの2歳の子についてなのですが。。。
彼女は何度教えても オナカをオカナと言い カラダをカダラと言います。
なので唄を歌わせても「僕らは生まれちゅーきカダラのなーいこどもたちぃぃぃ~~」になってしまうのです。
これはどうしたらいいのでしょうか?
教えてクダサイ  お願いします。 鹿児島県28歳 由美さんでした。


 う~ん、子供なら誰にでもある頭への刷り込みの「いい間違い」で、幼稚園やらに行く頃には自然に治っている。悩みに答えろ、といえばそれだけだが・・・

 それだけでは面白くないね。
 温故知新。古い物を大事にしつつ、それを横目で認めながらも新しい物を創造する。
 この際、その子供が幼稚園、小学校、そして大人になるまで「オカナ」「カダラ」と言わせてみてはどうでしょう。
 言葉なんて、究極に言えばコミュニケーションのツールであればいいわけです。
 だから、
「最近の若者の言葉使いがなっとらん!」
 と言う人にはいいたい。
「じゃあ、おめーの「いい言葉」使いとは、いつの言葉使いのことだ!」
 と。
 昭和か、大正か、明治か、江戸か、それとも縄文時代か! と。
 結局、「自分が子供から大人になる頃使っていた時代」の「いい言葉」だろーが。
 エジプトのピラミッドの落書きに「全く最近の若い者はなってない」と 書いてあったのと同じだな。

   言葉なんて、日々変わっていくものだし、新しい言葉も、何も国が、
「今年はこういう言葉を作ってみました」
 というわけではなく、自然発生的に生まれる物でしょう。
 ということは、言葉は貴方が作っても、貴方の子供が作っても、誰が作ってもいいわけだ。
 それが広まるかどうかは別として。
 だから、ひとつ実験してみてはどうでしょう。
 カラダのことはカダラといい、オナカのことはオカナと言いとおす。
 100年後には、
「カラダ!? カダラだろ、馬鹿だな~。カラダって、昔の言い回しだろ」
 という会話が世の中に生まれるかもしれない。
 たかが言葉、されど言葉。
 みんなもっと自由に言葉を作って遊ぼうよ! ウヒョヒョヒョヒョ!
はじめまして、こんにちは。
たまのファンは10年前に第一次全盛期、そして1ヶ月前から第二次全盛期が始まりました。
これからはずっとファンを続けて生きたいと思っています。

私は結婚して、2年半が過ぎました。子どもは2歳の男の子が一人います。

悩みというのは、うちの旦那のことなんです。
旦那は20歳年上の41歳です。石川さん、滝本さんと同い年です。
その旦那は、普段はホント普通にいい人なのに、私がちょっとでも違う意見を言ったり、冗談で、はむかったりするとキレル。だから、あまり私から話題を振れないというか、話しかけれないし、だんなの話に「そうだね」としかいえません。まるでうちの子供とおはなししているように・・・。

キレルと、暴力まではいかないのですが、3日間シカト・シカト・シカト。
私から話しかけてもシカトし続けるのです。私がそれで泣いたりしようものなら、ブッチーン!!
ということで、そんなときは布団にもぐり声を殺して泣いているのです。早く忘れようと、たまの曲を頭にうかべながら・・・。まあ最近では泣いたりはしませんけれど。
旦那とは子どもが生まれてから別々の部屋で寝ています。

両親の反対を押し切って結婚したので、あんまり夫婦の愚痴など言えないので、石川さんに相談しようと思いました。
石川さんの日記を見ている限りでは、石川さん夫婦は喧嘩したことない円満夫婦という感じがします。

子どももそれなりに言葉とか夫婦の雰囲気とかわかってきているので、何とかすぐに仲直りする方法はないでしょうか?

人生相談なら他のところでしてくれーって感じですが、石川さんのご意見お聞かせください。よろしくお願いします。(めめ・22歳)



うーんと、けんかはうちもするよ。というか、まさにさっきしてしまったところ。タイミング、ばっちし(笑)。
原因は、ヨーグルトを食いたかったのに、家に小さなスプーンがなかったこと。
「この家にゃ、スプーンの1個もねえのか!!」
と俺がキレテ、ヨーグルトを放り投げた。子供~。


「こんなでかいスプーンで食えるかー!」とキレタところ。・・・笑ってくだされ。

ま、けんかの原因なんて、たいがいしょーもない事で、なんとなくイライラしている時に、もひとつイライラが重なると、キレちゃったりするんだよね。
で、たいていうちの場合は、やっぱり妻がシカトをして、夫の俺は2時間後にはあたふたして、どーあやまろうか画策する、ちゅうパターンですな。
なので、うちではケンカもするけど、たいてい1日でどっちが悪かろうが(ま、ほとんど俺だけど)、俺が「ごめんなさい・・・」とか謝って終結。そいで、あたふたとあわてて家事をしたりする。(笑)

さて、お宅の場合は3日ですか。ちょっと長くて辛いっすな。
ま、旦那の性格を知らないから、どういう方法がいいかは、はっきりとした事は言えないけど、まずは貴女もシカトしてみてはどうですか? 旦那さんと根比べで。
まぁ、子供の面倒はしょうがないとして、家事等は一切放棄。
もしも旦那さんが怒って皿を1枚割ったら、貴女は静かに2枚割る。
と、旦那さんも、
「うちの妻は黙って俺に従うものだと思ってたけど、違う面もあるんだなぁ」
と恐怖するかも。
で、家庭のイニシアチブなんてえのは、結局、女房が握っていた方がいいと思うんだよ。なんとなく。
あと、年齢差は考えなくていいと思う。
はっきりいって、20才以上は、50だろうが60だろうがもうあと、同じです。特に男は。
もちろん、多少知識が多かったり、体力が衰えたり、という年齢の変化はあるけど、精神的には、ほとんど変わらないから、その面で「年齢差」は気にしなくていいと思うよ。
そして俺の例をとってみてもわかるように、男はいつまでも「子供=幼児性」の部分を持っている、ということ。
旦那さんも、本当はあやまりたいんだけど、うまくそのタイミングがつかめなくって、内心、困惑しているのかもしれない。
だから、貴女は、大きな心で、
「しょうがないわね~、男っちゅう生き物は」
ってな余裕を持つぐらいの方がいいかもね。ウヒョヒョヒョヒョ!
はじめまして。ちょっぴり真剣な悩みです。失恋というナイーブな悩みです。つげ義春のマンガが好きでして、それに影響されボロボロのアパートに住んでいました。
前の彼女は若い為、こういうのを理解してくれませんでした。ただただ、貧乏と思われていたのでしょう。彼女とは一生付き合いたいと思っていたのでショックでした。
本当に迷っているのです。自分の好きな世界を保つべきか、無理して世間の普通に合わせるか。。。どうやっていけばいいのでしょう?(アタフタ26歳)


 俺は絶対に自分の好きな世界を保つべきだと思うね、基本的に。基本的に、というのは、完全に意固地になって自分の世界に浸ってしまうのではなく、好きな相手が出来た時、多少の譲歩は必要なところもあると思うから。つまり、あんまり「自分を規定」し過ぎないことだね。
 でも、とにかく長いつきあいにしたいのなら、好きな物が近いと、毎日が楽しいよ。俺の場合も、よく「似たもの夫婦、馬鹿夫婦」と言われるけど、でも必ずしも全ての趣味が共通しているわけじゃーないんだよね。読む本も、好きなテレビ番組も、意外と違う。ただ、底に流れるものがやっぱり近い、とは思うなー。
 その「底」がなにか、ということだけど、分かり易いのは「笑うポイント」。笑いの趣味が近い人は、続くと思うなー。彼女が、どんなことで笑ったり、楽しそうにするか。自分も同じようなことで笑ったり楽しくなったりするか。そこら辺を見極めて、新しい彼女を見つけて、楽しいプアーライフを送ってくださいな。ウヒョヒョヒョヒョ!
こんにちは、初めてメールいたします。
気軽に海外へ旅行に行かれる石川さんへ聞いて頂きたいことがあります。

近い将来、彼の仕事の関係でフランスに住むことになっているのですが、実は私は結構な飛行機嫌い。
過去に乗ったことは何度かありますが、それも法事だとかで急を要する場合のみ。
旅行のお誘いがあれば鉄道を利用するのが条件。
海外へは数年前に一度だけ行ったことがありますが、その時は飛行機がちょっとでも揺れるたびに胸で十字を切っていました。

そんなわけで出来るだけ飛行機には関わらないで生きていきたいのですが、海外で生活するとなるとそうも行きません。
いきなり永住するわけではないので、その後日本とフランスを行き来するとなると当然飛行機。
乗るたびに飛行機事故の光景を思い浮かべるのはいいかげんイヤ~。

周りの飛行機好きな人たちに言わせると、
「あんなワクワクする乗り物はない!」とか「事故に遭う確率はかなり低い」だとか

「落ちたらその時はその時だ」とか「運命だと思うしかないね」等、
好き勝手な答えが返ってくるばかりです。
あ、「離陸直前に寝てしまえ!」という意見もありました。
寝入っている最中に落ちたら恐怖を味わうことなく死ねるかも・・・と?
それはそれでいいんだか悪いんだか・・・。

そこで石川さんの意見をお聞きしたいと思います。
石川さんは飛行機に乗る際いろいろ考えちゃったりとかしないですか?
もしも『穏やかな気持ちで飛行機に乗る方法』があれば是非教えて頂きたいのですが・・・。
宜しくお願いしますです。(しましま 28歳・女)


 えー、そうだね。やっぱり乗る回数が増えれば「慣れ」はあると思うなー。なんせ、スチュワーデスとかは、毎日ヒコーキに乗っているわけだからね。その度にドキドキしていたら、みんなストレスで胃潰瘍になって入院してるはずだから、病院満杯で、なおかつスチュワーデスいなくなっちゃうはずだもんね。それに、死亡率で言えば、車や自転車や船に乗ってるのだって、本当は同じ事なのにね。ちゅうか、船とかの事故の方が、かえって悲惨かも。なんせ、意識があるまま、徐々に死んでいくんだからね。キャー、怖っ!
 でもまぁ、やっぱりヒコーキは一抹の不安は、そりゃ、あるわな。なんせ、事故ったら、ハイそれまでよ、だからね。
 だから、考え方を変えて、なるたけいつ死んでも後悔のないよーに、「自分なりの最善」を尽くして日々、送るしかないね。
 俺も飛行機事故に限らず、いつ何時死ぬかわからないこの時世、ライブをやる時、いつも自分を鼓舞する為に思うのは「これが人生最後のライブかもしれないので、やるだけやったれ!」だからね。
「あの人の最後のライブはイマイチだったなー」
 と思われたくないからなー。やっぱり。
 ま、「死なない人間はいない」わけだから、最悪の事態になったら「ま、しょーがないか~」って、楽観的に考える以外ないかなー。そして、落ちていくのがわかったら「おぉ、世界最高のジェットコースターだ! 俺が死んでいくわー、ワッハッハー」と、「人生でたった一度きりの死というもの」を楽しむ(ま、現実になったら、そんなこと出来なくて、ビショビショに泣くだけなんだろーけどなー、たぶん)事を考えようと、俺は思ってるよ。ウヒョヒョヒョヒョ。
自殺を考えてます。石川さんは、自殺否定派ですか?
肯定派ですか?石川さんの自殺観を教えて下さい。(モノミアン仮説)


自殺観は簡単に言えないところもあるので、結論だけ言う。
すぐに心療内科、神経内科、精神科のどこでもいいから、行きなさい。
昔は「死にたい」というのは気持ちの問題だ、強い気持ちを持てばそんな考えはなくなる、とか言われていたけど、最近は研究が進み、ストレス等から物理的に神経に傷がついて、脳を「死にたい」鬱状態にさせているケースが多い事がわかってきたという。
そしてそれは「気持ち」では直せない、ということもわかってきた。
それは「病気」なのだ。
つまり、風邪をひいたら内科に行くように、虫歯があったら歯医者に行くように、そういう専門の病院の門を叩きなさい。そして自分の状態を相談すること。ほとんどの場合は、薬で状態は良くなるはず。
そういう病院に行く事に抵抗があるかもしれないが、全然恥ずかしいことじゃない。現代病なのだ。
俺のまわりでも、通院経験のある人の方が、よっぽど多い。
迷うことは一切ない。とにかく明日にでも行きなさい。
今回は、ウヒョヒョヒョヒョは、言わない。


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