カブラギの教え

(CD「ホルモン鉄道/石川浩司+大谷シロヒトリ」収録)
             

カップの焼きそばを食べる時は
具を麺の下におくがよい
何故ならお湯を流す時にあやまってその3分の1ぐらい流してしまうことがあるからだ
だから具は麺の下に
だから具は麺の下に
カブラギの教え

男ふたりがひとつ布団で寝る時は
頭と足をさかさまにして寝るがよい
何故ならそんな気は全然なかったはずなのに
なんだか頬が触れあってもやもやした気分になっていつのまにか第二の人生が始まってしまう怖れがあるからだ
だから頭と足さかさまに
だから頭と足さかさまに
山下の教え

ひとり暮しで米をとぐ時は
部屋の真ん中におひつを持っていって音がたたないようにこっそりとぐがよい
何故なら隣のおばさんに
「あら、井上さんの米なんてといでるわ、あらあら晩ご飯の準備かしら」などと今まさに思われてるかもしれないからだ
だから米とぎは部屋の真ん中
だから米とぎは部屋の真ん中
井上の教え


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