話題45 B級映画(2)

***レス(発言は古い順に並んでます)***


日本映画の黄金時代、各映画会社は競って映画を量産していましたが、戦後まもなく空前の労働争議から鬼っ子のように産まれた「新東宝」という映画会社がありまして、この会社が製作する映画は、今でいう「B級」の匂いがぷんぷんして大好きでした。お祭りの見世物興行でも通用するような「お化け屋敷」的なテイストをもつ映画群は、映画が芸術とはお世辞にも呼べない時代の風情があり、しかし考現学的に価値のある作品が多くあると私は考えます。社長の大蔵貢は大衆の心をとらえる名うてのプロデューサーで、エログロナンセンスなんでもござれ、後のピンク映画の地平を切り拓いたパイオニアでもあります。「女奴隷船」という作品はタイトルからして最高〔最低〕だったなぁ。あと、「明治天皇と日露大戦争」もよかった。嵐寛寿郎が明治天皇を演じて話題になりました。あとは、日本の怪談映画の最高傑作のひとつ「東海道四谷怪談」、これは本当に怖かった。中川信夫監督は「怪異談 生きてゐる小平次」「地獄」など名作を残しています。 14/2/10(波照間エロマンガ島)

新東宝はピンク映画しか知らなかったけど良かったす。大蔵と二大B級ピンク映画(ロマンポルノに非ず)でしたな。 14/2/10(石川浩司)

「フラッシュ・ゴードン」(FLASH GORDON)という1980年製作の映画が好きなのですが、何故かB級映画扱いされています。
主題歌「フラッシュのテーマ」を歌うのは「クイーン」で、誰もが一度は耳にした事がある有名な曲です。
そして何と!
主演の「サム・J・ジョーンズ」が、第1回ゴールデンラズベリー賞の最低主演男優賞にノミネートされているのです!
・・・って、ダメじゃん[苦笑]。
同名コミックを実写映画化したもので、アメフトのスター選手「フラッシュ・ゴードン」が悪の皇帝ミンの手から宇宙の平和を守るという、とっても・・・とってもチープな内容です。
競演者には、名優「マックス・フォン・シドー」や「ティモシー・ダルトン」の名も。
2013年公開の映画「テッド」(ted)には、「サム・J・ジョーンズ」が「フラッシュ・ゴードン」役そのままに33年ぶりの登場をしています。
「フラッシュ・ゴードン」ファンには堪らないシーンです。
・・・って、知らないで観てたの[苦笑]? 14/3/4(デクノボー)

フラッシュ・ゴードンはクイーンの音楽以外モロB級だったなあ。
テッドって同じ役者がやってたんだ!それは知らなんだ。
テッドはB級感のあるA級映画だったなあ。 14/3/4(石川浩司)

「フラッシュ・ゴードン」のことをB級映画のくくりで書くなら「フレッシュ・ゴードン」を取り上げなくては駄目でしょう。張り型のかたちをした金色の宇宙船は下品で好きでした。 14/3/24(通りすがりの下衆映画好き)

あれ、それも見たことあるなあ。洋画ポルノだっけ? 14/3/24(石川浩司)

Syfy 〔サイファイ〕という、ユニバーサル映画系のケーブルテレビのチャンネルがあるのですが、そこで製作されているTV映画群は、どれも低予算B級映画のフレーバーを残していて大好きです。数年前に観た「メガ・パイソンVSギガント・ゲイター」はある意味、大傑作でした。日本語に訳すと「巨大ヘビVS 巨大ワニの決闘」というような感じでしょうか。フロリダの国立公園で巨大化したヘビやワニが人間を襲いパニックに陥るという、よくありがちなB級映画っぽい設定なのですが、部屋での時間つぶしには最適の映画でした。注目されるのは、1980年代後半にティーンアイドルとして人気を博し、ライバル関係にあるとされてきたデビー・ギブソンとティファニーが40代のおばはんとなった現代に共演していること。二人は敵対する環境保護活動家と環境保護官という役どころで、二人のキャットファイトまがいの乱闘シーンは、CG合成の巨大蛇と巨大ワニのアクションシーンを食ってしまうほど、この作品の中で悪目立ちしてました。でもって、次から次へと展開するお話も、ゲテモノおバカ趣味満載で笑えます。外国で生活しているので状況はよくわかりませんが、日本でもDVDが出ているかもしれないので、機会があれば見てみてください。 14/4/25(波照間エロマンガ島)

以前も書いたが巨大蟻の映画が好き。
合成が安っぽくて別の意味で笑えるんだー。 14/4/25(石川浩司)

14/2/10の追記です。新東宝社長の大蔵貢の実弟が歌手の近江敏郎で、映画の現場をまったく知らないまま、助監督の経験もなしにいきなり映画監督を始めるという伝説が残っています。それでも50〜60年代にかけて20本あまりの作品を監督しているので、演出術もだんだん覚えていったのでしょう。由利徹主演「カックン超特急」〔1959年〕や高島忠夫主演の「坊っちゃん」シリーズなど何本か観た記憶はあります。いずれにしても日本映画全盛期の頃で、大らかな時代だったことが想像されます。 14/5/3(波照間エロマンガ島)

あの頃は年間制作本数も相当だったんだろうね。
結局今のテレビ代わりみたいなとこもあったからかもね。 14/5/3(石川浩司)

  誰も知らない昔の映画の話ばかり投稿してスミマセン。今日は最近の映画を。 
現代において「B級映画」の称号をつけていい映画といえば、「ファイナル・デスティネーション」シリーズではないでしょうか。第1作が2000年に製作されて以来、2014年現在まで5作品が作られている大人気ホラーサスペンス映画です。
プロットはだいたい同じで、冒頭、主人公が凄惨な事故で亡くなる予知夢を見るも、それを回避し、運よく生き残った主人公たちが、その後起こるさまざまな事故で一人ずつ殺されていく、というただそれだけの映画です。しかし、その殺され方がかなり大掛かりな仕掛けが施されており〔つまり金がかけられていて〕、デザスターパニック映画の要素もあり、ハラハラドキドキで楽しめます。
映画の冒頭に大事故が起こる場所は、(1)飛行場〔飛行機墜落〕(2)高速道路(3)遊園地のローラーコースター(4)サーキット場(5)つり橋、となっています。
  また続編観たいなー。でも、映画としての深みはまったくなくて、テーマパークの中にあって、「キャーキャー」叫んでストレス発散する、という類いの映画なのです。まぁ、そういう映画もあったいいですよネ。 14/5/3(波照間エロマンガ島) 

娯楽に徹した映画もいいよねー。
今度公開される大林宣彦監督「野のなななのか」は若干難解な部分もあるかもしれない。
俺は頭からストーリーを見失い後は綺麗な風景ばかり観てた(笑)。
他の人に言わせても「二回以上は観ないと分からない」とのこと。
でも奇跡的なほど素晴らしい映画であることは各評論家などからの絶賛でも分かる通り。
こんな映画にかかわれて良かったな〜。 14/5/3(石川浩司)

森繁久弥の出世作となった、源氏鶏太原作の「三等重役」〔1952年〕という映画作品は、その後の「社長シリーズ」に受け継がれていく日本喜劇映画史上のメルクマール〔指標〕として重要な作品だと私は考えます。
森繁は、河村黎吉演じる「三等重役」に、きりきり舞いさせられる課長役として人気が出ました。その森繁がその後、出世して社長になり「社長シリーズ」が始まるわけです。「社長シリーズ」では社長室に先代社長の河村黎吉の遺影が飾られているのが特徴で、このユーモアのセンスにはいつも笑わせられました。時代は下り「スターかくし芸大会」の学園ドラマに登場するハナ肇の先代校長の「銅像」役も、この「遺影」と同じギャグのスピリットを感じます。ハナ肇の銅像は皆に水をかけられたりして酷い目に遭うのですが、黙ってそれに耐えるという役どころでした。 14/6/24(波照間エロマンガ島) 

ハナ肇の銅像はよく見たけど、1952年なんて俺の生まれる10年近く前のユーモア映画をよく観てるなぁ。
こういうのってレンタルビデオ屋さんとかで見つけるの?それとも名画座か何かでかかってたの? 14/6/24(石川浩司)

14/6/24の石川さんへのレス。
  45歳でタイに引っ越してくる前、日本で暮らしていた頃は、レンタルビデオやら衛星放送チャンネルやら地上波放送やら名画座、フィルムセンターなどありとあらゆる機会を使って日本映画は観まくってました。が、ビデオ時代になったのが1980年前後からなので、それより昔はテレビでの映画鑑賞は「●●映画劇場」のような番組しかありませんでした。1970年代にテレビ神奈川でOAされた戦後の松竹、東宝、新東宝、日活などのB級のプログラムピクチャーはかなり観ましたねー。両親が無類の映画好きだったのでその影響はあったかもしれません。あと、1985年前後、神保町の三省堂書店に視聴覚室のようなビデオコーナーがあり、東宝や松竹の過去の作品を観ることができたので、そこもよく利用していました。 14/7/6(波照間エロマンガ島)

なるほど〜。映画マニアとしていろいろアンテナ張ってたのね。
でも流石にタイではなかなか難しいよね。 14/7/6(石川浩司)

どうでもいい話を思い出しました。
  大学のとき、現代音楽の評論家で映画音楽研究としても評価の高い秋山邦晴先生〔故人〕の授業で、「時間」が重要なモチーフになっている映画として「真昼の決闘」〔1952年 フレッド・ジンネマン監督〕を授業で観ることになったのですが、先生がビデオデッキにビデオテープにかけたときスクリーンに映し出されたのは、「昼下がりの情事」〔1957年   ビリー・ワイルダー監督〕だったというアクシデントが。同じゲーリー・クーパー主演作品なのに、映画の内容はまったく違うものでした。秋山先生は相当バツが悪そうな顔をしていました〔笑〕。でも「昼下がりのXXX」なんていうポルノ映画でなくてまだよかったでしたよ。あ、これはどちらもB級映画ではなかったですね。失礼しますた。でも、「麗しのサブリナ」と「昼下がりの情事」のオードリー・ヘップバーンは可愛かったなぁ。惚れてしまいまひた。 14/7/24(波照間エロマンガ島)

きっとビデオテープのシールにはただ「昼」と略して書いてあったんだろーね。
「真昼の結合」という映画、ありそうだな・・・。 14/7/24(石川浩司)

1970年代後半から1980年代半ばにかけ、情報雑誌のぴあやシティーロードをチェックし、B級映画を観に近郊の名画座に遠征した日々は、私の過ぎ去りし青春のグローリーデイズでした。一日かけて、関東近郊の都市に1本の映画を観に移動した、その移動時間までもが映画体験というような気がしてなりません。私は日活ロマンポルノの監督や女優の追っかけてましたが、見逃した映画を求めて群馬や茨城などに遠征したのは本当に良い思い出です。日活ロマンポルノは名作が多かったですが、田中登監督の「ピンクサロン・好色五人女」は本当に名作で、地方の名画座で観て、震えるほど感動しました。 14/9/21(波照間エロマンガ島)

俺もよく近県までわざわざ出かけて観ることもあった。
ピンクものなど、もう既にフィルムすら残って無いのも多いんだろうな・・・。 14/9/21(石川浩司)

日本映画で「B級映画」と言われる映画が量産されたのは、上映形式にも大いに関係があったと思います。1970年代前半くらいまでは、「添え物」として併映作品があったからです。現在それらの作品を観るときには、1本の作品として構えて観ることになりますが、劇場公開時はそうではなかった。そこのところをわかった上で作品にまつわる環境を想像しながら、DVDなどで映画を観るのも面白いかな、と思います。たとえば、1974年の正月映画で大ヒットを記録した「日本沈没」(1973年 東宝 森谷司郎監督)の併映作品は、「グアム島珍道中」というラブコメディー映画でした。井上順と酒井和歌子主演で、小学5年生のわたしは映画館で観てかなり面白かった記憶がありますが、今やほとんどの人の記憶から忘れ去られています。そんな併映作品を調べて「考古学」的に鑑賞するのも面白いかもしれませんネ。  14/10/21(波照間エロマンガ島)

あったねー。メイン料理に付く前菜の様な映画が。
メインは残るけど前菜にも別の意味で面白いもの、カルト的なものがあったけど今じゃその存在すらも忘れ去られてしまっているものも。
確かに本当にしょーもないのも多かったけど(笑)、それも貴重な映画史だよね。 14/10/21(石川浩司)

大衆路線をひた走り、B級映画を量産しつづけたメジャー映画会社といえば「東映」です。スターシステムをもち、徹底した予算管理とマーケティング力で大衆の欲する映画を製作し、市場を拡大していった初代社長の大川博の後を引き継いだ、現場たたき上げの2代目社長の岡田茂は、世界映画史に残る人物ではないか、と最近よく考えます。
もし岡田社長なかりせば世界の映画界の様相は現在のような姿になったのだろうか、というのが大げさではないほど、世界の映画作家に直接的間接的に影響を与えてきた人物である、というのが私の考えです。
  たとえば、東映が1950年代末、最高の興行収入と収益率をもって日本のメジャー5社のトップを走っていた時に、日本教育テレビ〔のちのテレビ朝日〕に投資し、のちのテレビ時代を予期し、テレビジョンでの映画放映とアニメーション上映についての先鞭をうちだしています。そして「東映動画」というアニメーション製作の専門会社からは多くの名作と優秀なアニメーターを輩出しました。その中でもっとも有名な一人が宮崎駿でしょう。また、数多の時代劇映画、任侠映画、実録ヤクザ映画、アクション映画などの作品群は海外にも紹介され、クエンティン・タランティーノのような、東映をあからさまにリスペクトして自身の作品でオマージュを捧げる映画作家も生まれました。宮崎駿とタランティーノ、この両極端ともいえる作品世界をもつ彼らの映画が世界中で愛されているその原点には、東映という映画会社があったことはまぎれもない事実だと思うのです。そして、その映画会社で、製作主任から撮影所長を経て社長にまでなった岡田茂の「時代を読む」プロデューサーとしての力はまだ論評の対象となっていないような気がします。竹中労さんが岡田社長にインタビューしていますが、そのハイテンションぶりは読んでいると爆笑につぐ爆笑の連続で、往時のカツドウ屋魂をほうふつとさせるものでした。  14/12/26(波照間エロマンガ島)

岡田茂ときてあの三越のスキャンダル社長が!? と思ったが同姓同名なのね。
なるほど、凄い人物がいたのだなあ。  14/12/26(石川浩司)

「天才詐欺師物語 狸の花道」〔1964年 東宝 山本嘉次郎監督〕 今まで映画館で観た映画の中でもっとも笑った作品ではないかと記憶しています。波状的に笑いが起きると人はちょっとしたくすぐりギャグでも爆発的に笑ってしまうということを身をもって体験しました。笑いが止まらない状態が起きるんです。黒澤明の師匠として知られ、職人監督として多くの名作をものした山本嘉次郎の晩年の傑作。東宝のプログラムピクチャーの枠の中でシリーズ化されました。主演は小林桂樹。当時東宝喜劇物ではおなじみの森繁久弥、三木のり平、山茶花究などが脇を固めています。また、観たい映画です。 15/2/21(波照間エロマンガ島)

お笑いで言う「天丼」みたいなやつだと波状起こるよねー。
でもその映画観られる手だてが無さそう。 15/2/21(石川浩司)

一昨日、ヴィン・ディーゼル主演の「The Fast & The Furious 7」(邦題「ワイルドスピード スカイミッション」)という映画を映画館で観ました。
7作もシリーズ化されているということは大ヒットシリーズと言っていいでしょう。何作かケーブルテレビで観たことがあるのですが、全作品観てなくても、その間のストーリー上の欠落がまったく気にならない、どこから観ても楽しめるB級作品です。
ストリートカーアクションを見せるための映画なので、ストーリーはさほど重要でないと思うのですが、でもシリーズの中で登場人物たちが成長していくような体裁にはなっています。面白いのは2001年に第1作が製作され、2015年に7作目が製作されたので、当たり前のことですが、俳優たちもそれなりに加齢するんですね。私が注目したのは、ヴィン・ディーゼルの相手役のミシェル・ロドリゲスという女優。名前からもわかるようにラテン系で、彼女の出演作品はほとんど観ている大好きな女優さんです。バイオ・ハザード、ワイルドスピード、LOST、ファイナル・デッド、アバター、マチェーテ、世界侵略 ロサンゼルス決戦、バイオハザード�…、と思いつくだけでもこの15年くらいのあいだで10作品くらい観ています。面白いのは彼女を観るために映画を観たのではないのです。たまたま観た映画にミシェル・ロドリゲスが出ていたというケースが非常に多いのです。上記のフィルモグラフィーはB級映画ばかりで、ゆえに私はB級映画好きということになりますね。また、ヴィン・ディーゼルとともにもう一人の主役のポール・ウォーカーはこの映画の撮影中、プライベートで自動車事故を起こし亡くなったのですがその意味でも記憶に残る作品になりました。つい先日、ケーブルテレビでポール・ウォーカー製作総指揮・主演の「逃走車」という作品を観たばかりなので、出ているのを観て「あ、あいつだー!」と思いました。 15/4/9(波照間エロマンガ島)

このまま次々鬼籍に入り脇役で出ていた子供が主役に抜擢、なんてことも!? 15/4/9(石川浩司)

「20世紀少年」の実写映画版にはB級を感じました。何か抜けきらない中途半端さがあって。あの漫画は映画にするには壮大すぎると思います。 15/5/7(イーダ健二)

「実写は無理だろ」っていう漫画作品はあるよね。
よほど別のテイストを付けないとね。
俺の好きなつげ義春の漫画も多数映画になってるが原作に忠実過ぎるやつは逆に一番おもしろくなかった。 15/5/7(石川浩司)

11/7/29にこのトピックで紹介した「アドレナリン2 (旧題・アドレナリン・ハイ・ボルテージ)」ですが、ニヒル牛マガジン水曜日担当のTamaxさんの映画ブログにてリクエストしたところ、とりあげていただきました。 http://tamax-maz.jugem.jp/?eid=69 よかったらご高覧くださいませ。 15/6/19(波照間エロマンガ島)

そうそう波照間エロマンガ島さんはニヒル牛マガジンにも絶賛連載中ですよ!
俺も連載・・・休憩中。 15/6/19(石川浩司)

ミート・ザ・フィーブルズ/怒りのヒポポタマスという大人版セサミストリートというべき映画が好きです。かわいい(?)動物たちのマペットたちがセックスドラッグバイオレンスそしてスカトロとやりたい放題、そして扱う題材が芸能界の裏側。テレビシリーズを予定してたもののお蔵入りになってしまったそうですが、とても面白いです 16/3/6(ズミ天)

日本だとブラックなものってすぐ叩かれるもんなあ。
ホワイトもブラックもあって健全だと思うのだけどな。ホワイトばかりじゃ建前過ぎて面白くない。 16/3/6(石川浩司)

「仁義なき戦い」シリーズ第2作の「広島死闘篇」で大友勝利役を演じた千葉真一は、日本映画史上に残る怪演を見せてくれました。その大友の科白を一部ばっすいします。

「ハッハッハーッ!なーにが、博打打ちじゃいやー!おぉん!?村岡の持っちょるホテルは何を売っちょるの?淫売じゃないの!言うたらアレら!オメコの汁でメシ食うとるんど!」

日本のメジャー映画で初めて「おめこ」という科白がサウンドトラックに定着され音声化されました。

わたしは、ハリウッドメジャー映画で「Fuck」という言葉が歴史上初めて発せられたマイク・二コルズの「バージニア・ウルフなんか怖くない」とこの「仁義なき戦い 広島死闘篇」をカップリングする映画会をいつか上映したいです。 16/5/14(波照間エロマンガ島)

マニアックなことよーけ知っとるねー。
問題はこの重要さが分かる人がどのくらいいるかだな・・・。 16/5/14(石川浩司)

タイのケーブルテレビで5〜6年前に伝説の大駄作「デビルマン」〔2004年〕を観ました。タイ語吹き替え版だったせいか、批判されている新人俳優の科白棒読みの酷さなどはさほど気になりませんでした。でも永井豪の原作漫画をリアルタイムで読んでいた世代なので「原作レイプ」とも言える勝手な設定変更やら演出の無能ぶりには怒りを禁じえませんでしたが。でも、数年前の「ドラゴンボール」の実写映画化を鑑賞したときも感じたのですが、漫画原作を実写化するというのは「まったく別物」と考えれば許せると思うんですがね。原作を読んだことのない「進撃の巨人」にしても、また多少思い入れのある「デビルマン」にしても、わたしは「まぁいいんじゃないの」と許せました。けっこう「これはB級映画なんだ」と最初から構えてみれば見ることはできるのではないか、と思いマス。一時期日本映画のB級のカテゴリーにも入らないC級映画を浴びるように観まくったので寛容になっているのかもしれません。 16/7/1(波照間エロマンガ島)

つげ義春原作の映画でも漫画のコマ割にかなり忠実に撮影したものはそれ故に余計に変にパロディ感が出てしまい俺は駄目だったな。
逆に原作のエッセンスを使ったオリジナル作品の方が余程勝っていたと感じたなあ。 16/7/1(石川浩司)

2016年NHK大河ドラマは、真田幸村父子を中心に安土桃山から江戸時代初期の激動の時代を描いた「真田丸」が放映されていますが、久々に入れ込むことのできる大河ドラマに出会えて幸せです。毎週楽しみに視聴しています。
その「真田物」の映画で私が大好きなのが1963年東映製作の加藤泰監督作品「真田風雲録」。これはミュージカル仕立てになっており、いさかかふざけたB級のテイストいっぱいな作品なのも大好きなゆえんであります。ミッキー・カーティスなんかギターをかき鳴らして歌いまくってます。
真田十勇士の中に「お霧」という女性キャラクターを入れている設定は、今年の「真田丸」の脚本担当の三谷幸喜はぜったいこの映画からインスパイアされていると思うんだけどなァ。長沢まさみは一種狂言まわし的な役割で主人公の真田信繁の近くに配置されていますが、こちらの「真田風雲録」では「お霧=霧隠才蔵」という設定で渡辺美佐子が演じています。 16/7/12(波照間エロマンガ島)

俺も多分B級の方が気に入るだろうなあ。
まぁドラマあまり好きじゃないのでどちらも観ないだろうけど(笑)。 16/7/12(石川浩司)

「恋愛準決勝戦」というとんでもないタイトルの洋画がありましてですねえ・・・。 16/7/28(わいわい)

原題もそれだったのだろうか? 16/7/28(石川浩司)

先日「Sully (邦題「ハドソン川の奇跡」)」という映画作品を鑑賞しました。
2009年1月15日にニューヨークで実際に起こった、USエアウェイズ1549便不時着水事故を材にとったクリント・イーストウッド監督、トム・ハンクス主演の作品です。特徴的なのはこの映画の上映時間が、96分という近年では珍しいくらい短い時間であったこと。これは1960年代まで欧米や日本でさかんに製作されていたBムービーと呼ばれた2本立ての添え物映画の上映時間と同じであります。文字通りのB級映画であるということ。クリント・イーストウッドがこの上映時間を意識していることは言うまでもないでしょう。近いうちに内外の映画評論家はこの論点からこの映画についてのレポートを書くことが想像されます。わたしはアメリカのB級映画にオマージュをささげ、90分台の映画を製作しつづけたフランス・ヌーベルバーグの映画作家、ジャン・リュック・ゴダールを想起しました。

私は製作者がこの「96分」でこの題材で映画を仕上げたことにとても深い意味があることを感じました。盛ろうと思えばもっと盛って上映時間を長くすることはできた題材です。それをつつましくエピソードをしぼりこみ、この分数に収めた。現役最高齢の映画監督、クリント・イーストウッドの鮮やかな手綱さばきに魅了されました。今後繰り返し鑑賞するであろうマスターピースの誕生を確信しました。 16/11/7(波照間エロマンガ島)

一時間半だと見やすいのは確かだよね。
2時間半を超えるとどんな映画もライブも「あと何分で終わるのかな」と思う瞬間がある。 16/11/7(石川浩司)

16/5/14の追記。この「仁義なき戦い」の大友勝利役、最初は北大路欣也が役に内定されていたそうですが、「おXこ」など連発する下品で粗暴な人物像は自分の役者イメージにマイナスになると思ったのでしょうか、役を辞退し大友と敵対する山中正治役との入れ替えを要求、東映に認められ大友役は千葉真一になった経緯があるそうです。大友は千葉真一で大正解でした。22世紀になってもこの役は人々の記憶に残っていると確信します。  16/11/19(波照間エロマンガ島)

22世紀かあ。どんな物が記憶として残っていくのだろう。 16/11/19(石川浩司)

日本初の職業映画監督で「日本映画の父」と言われた牧野省三の以下のエピソードが好きです。

省三の息子のマキノ正博が20歳で「浪人街 第一話 美しき獲物」を監督し、この作品が映画ファンから圧倒的な評価を得て、1928年度キネマ旬報の年間ベスト10の1位に輝き、その授賞式でのこと。
監督のマキノ正博、脚本家の山上伊太郎、撮影の三木稔の3人は意気揚々と授賞式に参加したそうです。ところがその会場にとつぜん省三が乱入してきて、お客さんの居る前でマキノ映画新鋭の3人を罵倒したというのです。何を言ったかというと「こんなスターの出てこないイデオロギーに凝り固まった傾向映画作りやがって。こんな映画、革命を信じているインテリの大学生しか観ないだろう。映画は大衆芸術や、お客さんが入ってなんぼや! もっと人の入る映画を作れ!」と。
京都の千本座の興行主から出発した省三は、ライバル会社の横田商会〔のちの日活映画〕からの数々の迫害を受けながらも大衆に受ける映画とは何かということを生涯かけて探究したので、息子の正博が「娯楽映画」ではなく「芸術映画」を撮って天狗になっていることが許せなかったのでしょう。ちなみに省三の映画文法でもっとも有名なものは「一スジ、二ヌケ、三ドウサ」〔一にストーリーの面白さ、二に画面の写りの綺麗さ、三に俳優の演技〕というものです。

父の叱責を重くうけとめ、マキノ正博はそれ以降、大衆に受ける娯楽映画を生涯にわたり作り続けました。また、この省三の教えは、正博の弟の満雄が重役となって設立した東映にも、大衆娯楽映画の命脈として代々受け継がれています。マキノ映画は松竹等大資本の映画業界参入によりあえなく粉砕しましたが、マキノの残党が日本映画の礎を築いたことは歴史が証明しています。正博の甥の津川雅彦が監督デビューしたとき「マキノ雅彦」の名前を使用したことにマキノの「カツドウヤ魂」を垣間見ることができます。

という、B級映画は日本映画発祥の瞬間までさかのぼることができるという話でした。 16/12/19(波照間エロマンガ島)

娯楽と芸術。確かに相反する要素も多いよね。
実は僕もライブステージなどではこのバランスを心がけている。
どちらに傾き過ぎてもある人は喜ぶが別のある人からは反発を喰らう。
結局誰からも嫌われたくないだけなのかも(笑)。 16/12/19(石川浩司)

「王様の耳はロボの耳」の映画関連の各トピックでまだ名前の出てきてない映画として、「怪盗ファントマ」シリーズがあります。もともとは1910年代に書かれたフランスの怪盗小説シリーズを原作としています。ファントマは、大衆的人気が高く何度となく映画化、ラジオドラマ化、テレビドラマ化され、フランスの大衆文化におけるピカレスクヒーローの座を長らく堅持してきました。ルイ・アラゴンやマックス・ジャコブ、ジャン・コクトーなどのシュルレアリスム系の詩人や評論家にもファントマの覆面盗賊のイコンは大いに称揚されたといいます。学生時代通っていた大学に講演に来た日本のシュルレアリスム研究の第一人者の巌谷國士〔いわや・くにお〕さんもファントマの話を熱く語っていました。

わたしがファントマに親しんだのは1960年代に製作されたジャン・マレーとルイ・ド・フュネスが出た映画シリーズをテレビで観てからです。1970年代にTBSで月曜日夜に放送していた「月曜ロードショー」の枠で多数観ました。怪盗ファントマと新聞記者ファンドール、そしてパリ警視庁のジューブ警部とのコミカルな追いつ追われつの大冒険活劇は、その後の「ルパン3世」などの冒険活劇アニメやスパイアクション映画の分野に影響を与えました。わたしはファントマのマスクのグロテスクさが大好きでした。のちにジム・キャリーが映画「マスク」で演じた怪人は、これはファントマだー! と思いましたし、1960年代のレトロスペクティブをふんだんに意識したスパイアクションコメディー映画「オースティン・パワーズ」シリーズは設定など「もろパクリ」な部分があって笑わせます。
今また見直されてほしいB級映画シリーズです。 16/12/31(波照間エロマンガ島)

名前も知らなかったけどリスペクトやオマージュ作品がそんなに出てるなら機会があったら観ねば! 16/12/31(石川浩司)

16/12/31の追記。この「ファントマ」シリーズに出演していたルイ・ド・フュネスはフランスの国民的喜劇スターで、主演作としてたくさんの代表作がありますが、私は「サントロペ」シリーズでの間抜けな警察官という役どころが大好きでした。フュネス亡き後のフランス映画では、フュネスのように上役や権力者には媚びへつらい、部下には当り散らすというのが、喜劇映画での警察官の基本的人物造型になった感があります。ちなみに日本語版では主に熊倉一雄さんが吹き換えていました。 17/1/13(波照間エロマンガ島)

熊倉一雄さん、確かにそんな役似合いそうだね〜。 17/1/13(石川浩司)

B級というと怒られそうですが、マイナーものとして、
ヤン・シュヴァンクマイエル監督の作品はオススメです。
実写と人形とアニメを組み合わせたシュールなクレイシネマです。
男性はともかく、じぶんのなかに少女のぶぶんをもっている女性のかたは、興味をもって頂けると思います。
といっても、わたしはDVDをもっていないのですが…

代表作「アリス」は買おうと思ってます。YouTubeでも彼が監督した映像がいくつか観れますのでよかったら。 17/2/24(ひのこ)

短編が多いので本数で言えば今までで一番多く観た映画監督がヤン・シュヴァンクマイエルかもしれない。
実験性やアイデアはもちろん、手作り感も好きだな。 17/2/24(石川浩司)

15/4/9にヴィン・ディーゼル主演の「The Fast & The Furious 7」を劇場で観たと書きましたが、それからわずか2年足らずで最新作の「The Fast & The Furious 8(ワイルド・スピード ICE BREAK)」が公開、2017年4月13日の公開初日に観てきました。

バカ映画感満載で何度となく声を出して笑いました。こういう何も考えないでいいB級映画はストレス発散でき、文句なしに大好きです。
主人公役のヴィン・ディーゼルは、先日観たばかりの「トリプルX:再起動」に続いてまた同じタイプの映画に出ている。しかもどちらもシリーズもの!いかにこれらのB級映画の人気が高いか物語っていますね。
ヒロイン役のミシェル・ロドリゲスもさらに加齢して今年実年齢39歳になりますが、それでも若作りしてがんばっていて素敵です。
びっくりしたのは、前作は完全に敵役で主人公グループの仲間を殺害もしていたジェイソン・スティサムが、収監先の刑務所から釈放され、主人公グループの仲間になって敵と戦う、しかもいちばん映画で美味しいところを持っていってしまうという、最高にチャーミングな役どころだということ。このご都合主義は半ば呆れ、そして笑わせてくれました。ちなみにこのジェイソン・スティサムも大好きな俳優で、このトピックの11/7/29に紹介した「アドレナリン・ハイボルテージ」に主演しています。
そんないちばん最近鑑賞したB級映画の話題でした。 17/4/30(波照間エロマンガ島)

もしかしたらA級はいずれ限界が来るがB級こそ不滅なのかもしれない。
深淵も時にはいいけど単純に笑いたいこともあるからねー。 17/4/30(石川浩司)

先日「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」〔アメリカ公開 2017年6月9日、日本公開 2017年7月28日予定〕を鑑賞しました。
いわゆる「ミイラ」物映画。1932年にユニバーサル映画で製作され大ヒットした「ミイラ再生」からくりかえし製作されてきた娯楽映画の王道ジャンルの映画です。予告編を観て面白そうだったので観に行きました。結果は……、まだ日本公開されてないので言うのもはばかられますが、私は「壮大な予算を使った大駄作」と感じました。各方面で酷評されてますが、でも私はまぁB級映画としては許すことはできました。

でも。もっと。こわがりたかったー!!!こわい映画つくってほしかったよー!!!

そんな不満がいちばん残りました。わたしが今まで観たトム・クルーズ主演作品のなかでいちばん残念な作品でした。相手役のアナベル・ウォーリスは暗かったし。15年くらい前のキャメロン・ディアスだったらよかったのに、と勝手なことを考えてました。
以上、あくまで個人的感想なので、この映画を劇場に観に行ってください。 17/6/25(波照間エロマンガ島)

これを読んで観に行く人いるのだろうか!? 17/6/25(石川浩司)

数日前に「2:22」という映画を観に行きました。これは「2時22分」を意味し、その時刻に考えられない事件が起きる!というスリラー映画です。
観ている最中「これはまごうことなきB級映画だ!」と心の中で叫びながら目の前の展開を楽しみました。家庭用のテレビモニターのほうがぴったりくるような非常に薄っぺらいプロットが良かった。残念ながらまだ日本公開は決まってないようですがB級映画好きの方にお勧めします。 17/8/1(波照間エロマンガ島)

先日観たタイのB級コメディ「ヌーヒン バンコクへ行く」は最高だったな。日本ではGYAOで無料配信してたけどタイでは大ヒット映画だったらしいからDVDとかで出てるかもね。
イサーン地方の訛りが強くてバンコクの人などでも字幕が無いと意味がわからなかったと書いている記事もあったな。 17/8/1(石川浩司)

B級映画大好きの私ですが、「スパイダーマン」シリーズと「トランスフォーマー」シリーズは触手が動きません。どちらのシリーズも何本も観ているのですが、ストーリーから特撮から毎回同じに見えてしまって、面白いと思わないんです。先月も両作品とも劇場公開しましたが、鑑賞することはありませんでした。「バイオハザード」シリーズと「X-メン」シリーズは大好きで、ほとんど公開初日に観に行き全作品コンプリートしているんですけども。この違いは何故なのだろう。 17/8/1(波照間エロマンガ島)

映画に限らず音楽とかでも自分の興味がないものってみんな同じに見えたり聴こえちゃうんだよね・・・ってそういうことでもない!? 17/8/1(石川浩司)

波照間エロマンガ島@バンコクです。
先日「ジオストーム」というディザスター映画を観ました。これが面白かった。日本公開は2018年1月なのですがお勧めいたします。
地球温暖化で異常気象が恒常化した未来の地球で、宇宙ステーションから人工降雨システムを使って気象を人工的にコントロールするようになった時代に起きる人類滅亡の危機とそれを食い止めようと尽力する科学者、政治家の戦いを描いた映画ですが、実にご都合主義で「そんなことあるわけないだろ」というツッコミどころ満載で、私はB級テイストを思う存分楽しみました。プロダクションノートを読むと新人監督が完成させた作品がひどいシロモノだったのでプロデューサーがベテランを連れてきてエピソードを撮り足したらしいです。そうだったのか!でもそれがかえってよかったかも。とにかくこれだけの壮大なテーマと物語展開を2時間ちょっとで描ききったのがいちばん評価できると思ったのです。前半の伏線づけもハッタリ効いててよかったです。以上、お勧めのB級映画でした。 17/10/19(波照間エロマンガ島)

タイの映画じゃないよね?
なんでタイより日本の方が公開遅いんだろーね。 17/10/19(石川浩司)

17/10/19の石川さん。「ジオストーム」はハリウッド映画です。タイではほとんどの映画がアメリカと同じ日に公開されます。それはタイ映画の製作本数が少なくタイムラグなしで買い付けた映画を上映することができるからです。
ところが日本は映画産業が発達していて、たくさんの映画が製作公開される上に映画館のスクリーン数は限られているので、すべてのハリウッド映画をアメリカと同時に公開できるはずもなく、それで時期がずれるのだと思います。

「ラブ・アクチュアリー」というクリスマスをテーマにしたロマンチックコメディー映画がありました。2003年11月にアメリカ、イギリスで封切られ、その年のクリスマスシーズンに向け世界中で大ヒットを記録しました。ところが日本公開は2004年2月でした。この作品を映画館で観たのですが、内容は面白かったものの、とにかく腹が立ちましたねー。「なんでクリスマスに公開しないで今ごろ見せられるんだよ!」って。映画には旬の時期があることを知った映画でした。 17/11/4(波照間エロマンガ島)

すべての映画とは言わないがそういう旬のものや世界的に前評判の高い大作などは世界同時上映にしてもらいたいよね。吹き替えものは後日公開だっていいから。
洋画枠だってあるんだろうからね。順番を考えてると常にワンテンポ遅れた配信になっちゃうよね。 17/11/4(石川浩司)

「メイズ・ランナー」。これまで2作が製作公開され、全3部作の最終作が公開待ちのSFサスペンススリラー映画。少年たちが記憶を消されて謎の密閉空間に送られ、そこから力を合わせてそこからの迷路を脱出していく、という映画ならではのスリルとサスペンスをもつ映画です。2018年1月に完結篇がいよいよ公開されるとのことで楽しみにしています。この「メイズ・ランナー」シリーズは「バイオ・ハザード」シリーズにも通じるような地球滅亡間近のゾンビや怪物が跋扈するちみ・もうりょうの世界物で本当に大好きなんです。はらはらドキドキの連続でとにかくストレスを発散できるまさにB級映画の傑作です。 18/1/27(波照間エロマンガ島)

ゲーム的感覚の映画かな。面白そう!
最近、大阪の地下街を実際に使った鬼ごっこ的な企画も始まったとか。それも面白そう。 18/1/27(石川浩司)

18/1/27の追記。2018年1月25日(木)、「メイズ・ランナー」の最終作「メイズ・ランナー〜ザ・デス・キュア」が公開され、劇場に足を運びました。面白かっただすー! このシリーズはDVDを買って繰り返し観たいくらいですね。成長途上の少年少女が主人公であることもこのシリーズの大きな魅力と感じました。ちょっとしたシンクロニシティーを感じたのは、この話題45「B級映画」で先日とりあげた「ラブ・アクチュアリー」に、この「メイズ・ランナー」シリーズのメインキャストの一人であるトーマス・サングスターが子役として出演していたこと! 2003年の映画では12歳くらいだったのですが、10余年を経て、20代のイケメン青年に成長していたわけです。これにはとても驚きました。18/2/6(波照間エロマンガ島)

外人の成長した人の顔の区別がつく人が馬やらしい。18/2/6(石川浩司)

17/6/25の追記。「やっぱり!!」と思わず膝を打ったニュース。先日2017年度のゴールデンラズベリー賞のノミネート作品の発表があったのですが、この『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』は見事、最低主演男優賞にトム・クルーズ、最低作品賞、最低リメイク、パクリ、続編映画賞にそれぞれノミネートされていました。3月3日、アカデミー賞の前日に発表されますが、はたして受賞できるでしょうか。注目されます。 18/2/17(波照間エロマンガ島)

そんなに低評価だと逆に観たくなってしまう不思議。 18/2/17(石川浩司)

18/2/17の追記。2017年度ゴールデンラズベリー賞の最低主演男優賞に見事!トム・クルーズ〔ザ・マミー 呪われた砂漠の王女〕が受賞!! やはりわたしの鑑賞眼だけが間違っていたわけではなかった! これは逆の意味でお勧めの1本ということになりますかねー。 18/3/27(波照間エロマンガ島)

賞を取るということはいずれにしろメーターが振れているということ。
特徴があることは確かなんだから悪い賞にも価値はあると思うんだよね。 18/3/27(石川浩司)

波照間エロマンガ島です。
2018年3月29日、バンコクのシネマコンプレックスでスティーヴン・スピルバーグ監督の最新SF映画『レディ・プレイヤー1』を鑑賞しました〔日本公開4月20日予定〕。
この作品は、近未来のVR型オンラインゲームの世界を描いた小説「ゲーム・ウォーズ」の実写映画化作品で、その中には1980年代に発表されたハリウッドのSF映画、日本の特撮テレビ映画、アニメーション、ゲームソフトなどのキャラクターなどが多く登場し、そのひとつひとつへのオマージュは大変感心いたしました。声を出して笑ったところが何ヶ所もあり、映画館の中で他の観客との「連帯」を感じましたね。例によってタイ語字幕の英語版なので、意味がわからないところがあったのですが、あと何回か公開期間中に劇場に足を運んで細部のチェックを試みようと思います。 18/4/3(波照間エロマンガ島)

日本のアニメやゲームこそ世界の中心だもんね。
そこだけは結構自信持ってもいいと思う。 18/4/3(石川浩司)

波照間エロマンガ島@バンコクです。
2018年5月18日、「X-Men」シリーズのスピンオフシリーズ、累計8作目の「DEAD POOL2」を鑑賞しました。とにかくマーベルコミックの実写化は毎月1本以上上映していますね。先月「アベンジャーズ・インフィニティー・ウォー」を観たばかりなのに、もう次回作が発表されましたよ。こちらは「マーベル・シネマティック・ユニバース」の世界観に入ってないようなのですが、まぁそんなことはどうでもよく、ただただ目の前の出来事をぼーっと観ているだけで、すかーっとストレス発散できます。最近はマーベル映画ではこの手の「おバカ」コメディ作品が充実して次々と製作されていてうれしいですねー。でも戦いで出る血の量は半端ない量です。 18/6/3(波照間エロマンガ島)

ただ見ていればいいのは俺に向いているが、血が出るのが苦手でなー。 18/6/3(石川浩司)

波照間エロマンガ島@タイランドです。
予算的には超大作と思わせておいて、できた映画はツッコミどころ満載のB級映画監督でプロデューサーといえば、ローランド・エメリッヒ。わたしは彼の作品は大好きで劇場公開すると初日に駆けつけることが多いです。なんていうか、見世物みたいな映画然としているところが良いのです。「インディペンデンス・デイ」と続編の「インディペンデンス・デイ〜リサージェンス」、「ゴジラ」、「デイ・アフター・トゥモロー」、「2012」、「スパイダーパニック」…、と話題作がたくさんありますネ。彼の出世作であるSF映画「スターゲイト」〔1994年〕がつい昨日ケーブルテレビで放送されていて久々に鑑賞しました。いやぁ面白かったです。エジプトの遺跡発掘調査で出土した「スターゲイト」を通って銀河の冒険をするという物語設定は、このあと作られたテレビシリーズによりずいぶんと身近な存在となりました。これはエメリッヒ監督が温めていたアイディアだそうです。暗号を解くプロットも薄っぺらいことこの上なく、知的好奇心はまったく満足しないのですが、まぁありかな、という楽な気分で見続けることができます。あと敵との戦い。最後は「なんやそれ」な結末で失笑を買うこと必至。これはB級の冠をつけていい傑作だと思いますね。 18/8/16(波照間エロマンガ島)

薄っぺらさが笑える映画は俺も好き〜。 18/8/16(石川浩司)

ここ1ヶ月ほどケーブルテレビで過去の日本映画を集中して観ているのですが、東宝が1960年代に製作した特撮SF映画群がB級映画の香りがむんむんと漂い、ほろ酔い気分に観るのに適した映画となっていました。鑑賞したのは『ガス人間第一号』〔1960年〕、『海底軍艦』〔1963年〕、『緯度0度大作戦』〔1969年〕の3本。このうち『海底軍艦』についてはいつかどこかで書いた記憶がありますが、海底帝国のお姫様役で出演していた小林哲子さん〔故人〕が何と知り合いだったという事実をこの映画を通して知りました。小林さんとは晩年の数年間でしたが某所でよくご一緒していました。あとの2本は初めて観たのですが、やはり面白かったですねー。
『ガス人間』の製作コンセプトは以前本で読んだことがありますが、初めてこの目で体験してレトロっぽさ全開の円谷英二の特撮はかなりツボに入りました。当時29歳の八千草薫の神秘的なまでに美しさといったら!
あと、『緯度0大作戦』は1969年公開なので小学1年生のわたしはぎりぎり東宝チャンピオン祭りに間に合うかどうかという世代で、この映画は間に合いませんでした。この映画でびっくり仰天したのは、あの「市民ケーン」や「第三の男」、「疑惑の影」などハリウッドクラシックマスターピースに多数出演していた名優ジョセフ・コットンが出ていたこと!! なんでこんなB級映画に出ているんだ、とはじめ呆れましたよ。でも宝田明や平田昭彦など、日本の俳優陣ともきちんとカットバックが成立していたのでよかったですが。この映画における特撮のミニチュア撮影は陳腐といえば陳腐なのですが、でも味があるんですね。2010年代の今日観ると、爆笑必至な映画です。
そんな最近観た日本のB級映画についてでした。 18/9/17(波照間エロマンガ島)

あの時代のB級映画は「B級映画」という意識なく撮影してるものもあって、それはそれで面白いんだよね。
最近のは「狙ったB級映画」も多いからね。 18/9/17(石川浩司)

数日前、「これぞまごうことなきB級映画!」を観ましたよ。「2020」という作品。SFデザースタームービー〔人類滅亡もの〕なのですが、低予算に加え出来の悪いCGのせいで、多くの観客は怒り出すような内容でした。しかし! わたしは妙に居心地よく、この映画を楽しんで鑑賞しました。何が面白かったのだろう。つまりは「主人公たちの活躍によって、人類の滅亡はくいとめられる」という予定調和の結末がわかっているから安心して目の前の出来事に身をゆだねられたのだと思います。そのプロセスにある設定やら伏線の回収やら俳優の演技やら特撮やらはもうどうでもよくなっているのです。わたしはホラー映画やパニック映画、SF映画、怪獣映画など、B級の「ジャンル」のはっきりした映画を好む傾向があるということが再確認できました。 18/12/29(波照間エロマンガ島)

B級はB級の、A級にはない楽しみ方があるよね。
ツッコミながら観る映画も俺は好きだなー。 18/12/29(石川浩司)

インドは世界一の映画製作国です。ネパールカトマンドゥでも20くらい映画館があるそうですが、パタンのショッピングモール内と(なんとイオンみたいなショッピングモールが出来たのだ!)、ポダナートへ行くとき一軒くらい見た程度でした。でも人が溢れかえってなかったな。
ネパールで上映される映画のほとんどがインド映画で、米国映画もあまり知らないようでした。
自国の映画もあるにはあるみたいですけどね。
ホテルというかロッジにテレビがあって、ガイドか真剣にドラマを見ていたのが印象的でした。
ネパールというかインドの映画ポスターは、主人公とヒロインがアップ。そしてなぜかライバルらしき人が正面を向いてポスターの右上に。どんな役どころか全くわからないヒゲを生やした中年男性が左上に、てな感じが多かった。 19/5/31(わいわい)

俺もネパールで映画館を見つけ入ろうとしたらものすごい人気で「チケットはとっくにソールドアウトだよ!」と言われた。
実際満員らしく映画館の前は何周にも人の輪ができていた。 19/5/31(石川浩司)





2002年10月、カンボジアのプノンペンを旅行したとき、ホラー映画を上映していると思しき映画館の前にて撮影したのがこれ。残念ながら時間がなかったので中には入らなかったのですが、B級テイスト満載のおもろ映画であることが想像されます。カンボジアはここ数年行ってませんが、行く度に発展し1990年代から2000年代初頭にかけてのカオスな姿は消えていきつつある印象をもっています。また、近々行ってみようかとも思います。 19/6/15(波照間エロマンガ島)

発展途上国と言われる国はどこも急激に変化するよね。日本で言えば大正時代からいきなり令和に飛ぶような。
中間の昭和や平成が無いような進化をするんだよねー。 19/6/15(石川浩司)

19/6/15の追記。そういえば15年くらい前、プノンペンの空港で中国製作の時代劇映画(たぶんテレビ放送)を観ていると、ドラマが音楽とともに盛り上がっていくと突然音声が小さくなってそこに音楽のない無音状態でカンボジア語の台詞が入っていたんです。あれってたぶん音声トラックがBGMと台詞と一体になっていて切り離せないので、音声レベルを下げて中国語の台詞を削除しそこにカンボジア語吹き替えで台詞を入れていたんですね。爆笑してしまいました。 19/7/2(波照間エロマンガ島)

字幕じゃなくてそっちにいったのねー。 19/7/2(石川浩司)

数日前「世界侵略 ワシントン決戦」〔2018年〕というアメリカ映画をBSで観ました。わたくし、この手のエイリアン地球侵略モノSF映画は大好きで、どんな映画なんだろうと期待して視聴したのですが・・・、見事にバッタモノのおバカ映画でした。そういえば似たタイトルで「世界侵略: ロサンゼルス決戦」〔2011年〕というSF映画があってけっこう傑作だったので期待してたんですよ。しかし、こちらの映画はその傑作から邦題を借り視聴者を呼び寄せるためのペテン映画でもあったのでした。見事にやられましたよ、日本の映画配給会社に。でもそれなりに楽しみましたがね。

アメリカ・ワシントンDC上空に超巨大な宇宙船が襲来し地球人と交戦するも、最後は地球人側が大勝利する、というありがちなストーリーなのですが、アメリカ映画史上これ以上貧相で威厳のないアメリカ国大統領もいなかっただろうという、名も知らぬ俳優が大統領を演じているほか、舞台はワシントンDCかと思いきや大統領が乗ったヘリがUFOに撃墜され、ワシントンから離れた山の中で主要なドラマが展開していくという、低予算映画ならではの「なんじゃこれ感」も持ち合わせておりました。

どこがおバカかツッコミどころ満載なのでそれをいちいち書く気もしませんが、一軒家に立てこもった大統領はじめとする登場人物だちが、銃火器で宇宙人と銃撃戦していると、ひとりがなぜかその家に置いてあったロケット花火に点火して宇宙人に放ったところ、宇宙人が溶けて死んでしまい、宇宙人が花火に弱いことがわかったりだとか、とにかくくだらない。でもそれを大真面目に描いているところが本当に「イタイ」のですが、かえっておバカ映画として爆笑を呼び覚ますわけでもありました。ラストシーンもありがちな展開で、まぁこんなんかと思いつつでもハッピーエンドに終わるのでまぁまぁ楽しめたか、と。そんなおバカ映画でした。 19/7/19(波照間エロマンガ島)

ふふふっ、観なくてもだいたい観た気分。 19/7/19(石川浩司)

今なお続くウルトラマン その中でも石川さんの第二の故郷(?)タイの神様「ハヌマーン」と共演した「白猿ハヌマーンと7人のウルトラマン」(邦題 ウルトラ6兄弟vs怪獣軍団)は 今では知る人ぞ知る名作です。
肝心の怪獣軍団は後半まで出てこず、前半はハヌマーンの子供向け教育番組的作品。とはいいつつ ギャングが子供の頭をぶち抜いて殺したり、巨大はハヌマーンがギャングを握り、怪獣をウルトラ兄弟がリンチしたりとおっかない描写は多く語り草になっています。
しかし この作品にはさらに円谷プロ無許可の続編「ハヌマーンと11人のウルトラマン」(米題 スペースウォーリア2000 日本では勿論未公開)も存在、怪獣たちが子供の夢の中でウルトラマンと大バトル! なんと怪獣は普通に会話している! というぶっ飛び作品。正直素人が編集したファンビデオといわれてもおかしくない…
米題も円谷にバレないように隠ぺい工作をしたもの、もうこの作品たまんない!! 19/7/30(ズミ天)

そういうチャチいのも面白いよね〜。
まあ円谷プロも知ったとしても大きな影響じゃなければ黙認してるのかもね。絶対情報はネットでまわってきてると思うけど。 19/7/30(石川浩司)

『ボルケーノ』〔1997年〕トミー・リー・ジョーンズ主演のパニック・デザスター映画。ロスアンゼルス市のど真ん中、ダウンタウンの地中からある日とつぜん火山噴火が起こり、流れる溶岩に都市が壊滅的な被害に遭うも、消防・警察・市民らの一丸の協力により溶岩の進路を変え大災害から市民を守るといういくぶんB級気味の作品。トミー・リー・ジョーンズが緊急事態管理局局長という肩書きで、ロスアンゼルス市街で陣頭指揮をとって艱難辛苦を乗り越え大活躍、最後はハッピーエンド、めでたしめでたしで映画は終わります。
映画の冒頭、池の水面の温度が一夜にして3℃も上昇する場所が「マッカーサー公園」とあり「あれ?これはドナ・サマーの曲で有名な『マッカーサーパーク』だ!」と驚いたり、準主役の女性地質学者のエイミー・バーンズ役の女性が「あ、この人見たことある!ハリソン・フォード主演の世紀の大駄作『6デイズ/7ナイツ』で相手役をしたアン・ヘッシュだ!」ということに気がついたり、最近はアベンジャーズシリーズで渋い演技しているドン・チードルが若手のチンピラ職員を演じていたり、けっこう映画を観ながら発見があり楽しめました。

また今回鑑賞して気づいたのは、出演者の演技がやたらとオーバーで叫んでばかりいるところが「B級」を感じ、「A級」のパニック超大作ではここまでオーバーな演技はしないだろうな、と実感しました。前述のアン・ヘッシュさんがロスアンゼルスの地中で活動中の活火山の存在を気がつき、驚くところなんか、自己満足の演技そのもので観客としては鼻白んでしまいましたもの。けれど全体としては出演者たちのオーバーな演技があまり散漫にならずに特撮作品の枠の中にちょうどよく納まった印象だったので、まぁありかな、という感想でした。

でもこういうパニック映画は基本的には大好きです。 19/11/2(波照間エロマンガ島)

監督などの演技指導もあるからね。「私はこういう風には驚かない」と思っても「もっと目をひん剥いて驚いて!」と言われることもあるからね。 19/11/2(石川浩司)

つい数日前『バトル・オブ・アトランティス(Atlantic Rim)』という映画を観ました。これは話題になった怪獣映画『パシフィック・リム』とは異なる映画です。どちらも2013年公開なのですが、当然『バトル・オブ・アトランティス』のほうが映画内容をパクッています。
この映画を製作したのは「アサイラム」という映画会社。最近はケーブルテレビでこの映画会社製作のパクリ映画ばかり観ています。この映画会社、とにかく話題になった娯楽映画大作のパクリばかりしているB級専門会社なのですが、わたしは妙に惹かれるところがあります。

この映画は海底にできた割れ目から海上に浮上してアメリカの沿岸都市を襲撃する怪獣たちが、人類が作った大型ロボットと戦い退治されるという作品で、オリジナルの「パシフィックリム」が太平洋が舞台なのに対し、この映画は大西洋が舞台である、ただそれだけの違いしかない「剽窃もいいかげんにしろよ」な作品なのです。

けれど、わたしは「パシフィック・リム」のほうも観てますが、なぜかこちらの作品も愛着がすごくわいてくるのだから不思議です。この気持ちは何なのでしょう?低予算で特撮にお金をかけられないなところ〔陳腐なCGで誤魔化したりする〕、そこから導かれるストーリーの酷さ、俳優の演技力と演出のしょぼさなど、普通の映画ならマイナスとなる要素がかえって「B級」のフィルターを通すことによって、よく見えてくるのです。「この酷さがかえって面白いじゃん!」という逆転現象が起こるのです。観客であるわたしの脳内を完全に洗脳してしまってます。

チェンマイに住んでいた2008年頃、タイ語学校から帰宅すると、テレビのケーブルテレビでB級作品ばかり放映するチャンネルで映画を楽しんでいたのですが、今検索するとそれらの作品はことごとくこの「アサイラム」という会社の作品だったことがわかりました!!

たとえば、2008年の「バトルフィールド TOKYO(Monster)」という作品はSF怪獣映画「クローバーフィールド(Hakaisha)」のもろパクリ映画でした。わたしはこの映画を観て途中までこの映画を「クローバーフィールド」だと勘違いしていたのです。でも「なんか変だな、これ舞台がニューヨークじゃないし…」と見ながら不安にかられていくと、ついにはまったく違う映画であることが判明、「なんじゃこりゃー!!」と怒りの怒声を発したしだいです。でも一瞬怒りはしましたが、なんか許せてしまうのですね。これぞB級の真髄ではないか、と思えるようになったのです。

まだアサイラム作品をコンプリートしたわけではありませんが、これからも鑑賞し続けようと思っております。そんなアメリカ発のB級専門映画会社、アサイラムの話でした。 19/12/3(波照間エロマンガ島)

B級にはB級の矜持があるのかもね。
トコトンやるものは応援したくなるねー。 19/12/3(石川浩司)

19/12/3の追記。つい昨日のことですが、またまたアサイラム映画を観ましたよ。題して『アルマゲドン2014』〔原題はASTEROID VS EARTH〕。ふざけたタイトルですねぇ。当然のことながら1998年製作のブルース・ウィリス主演映画『アルマゲドン』を模倣しております。8日後に地球に衝突することが判明した小惑星の軌道をそらすために、地球の海底に核爆弾を複数発射ち込み、マグニチュード18の地震を発生させそのエネルギーをもって地球の自転軸を強引に動かして小惑星の軌道をそらし人類の滅亡を止めるというまさにB級のデザスターパニック映画。脱力しすぎのクソ映画ですが楽しみました。それにしてもアサイラム映画のヒロインはいつも皆ちょいとポチャ体型の30絡みの熟女系を配置するのですが、これがスタッフサイドの〔重役の?〕好みとしか思えないのですね。日本の新東宝映画で社長の大蔵貢の愛人が脇役で映画に出続けていたという事案を想い出しました。とにかくわたしは「一周まわって名作」という超B級ブランドのアサイラム映画に心持っていかれています。*個人的感想です。 19/12/8(波照間エロマンガ島)

いいねー。偽物道、邁進。俺も観たいなあ。 19/12/8(石川浩司)

11/9/8の追記。
>雁龍 (旧芸名・奥村雄大→雁龍太郎)が父・勝新太郎監督作品の「座頭市」の殺陣の撮影シーンの途中で相手役を真剣で斬って死なせてしまった…

はい、この勝新太郎、中村玉緒の長男で俳優の雁 龍さん、2019年12月に孤独死が報じられました。両親ともに大スターだったのですが「七光り」は通用せず、ひとりで亡くなったとのこと。芸能人はなんの保証のない人気商売、厳しいものがありますね。合掌。 20/1/21(波照間エロマンガ島)

しかし今でも謎なのだが何故真剣を使ったかだ。銃刀法違反では?
本物を追求するなら銃も本物を使わなくてはならなくなるからなあ。 20/1/21(石川浩司)

20/1/21の追記。
この映画の監督である勝新太郎が銃刀法〔銃砲刀剣類所持等取締法〕という法律を無視しあえて真剣の使用を認め、より本物の世界を追求せんと欲した際に起こった過失事故だと思います。関係者は加害者の雁 龍と監督のカツシンをかばい、罪から逃れようとした印象をもっています。これは完全にアウトな事案でしょう。そうでなければ斬られ役の亡くなった俳優さんが浮かばれません。 20/2/24(波照間エロマンガ島)

浮かばれないから、霊体となって浮かんでるかも...。
今だったらもっともっと大事件になってただろうね。だって、普通に殺人だもの。 20/2/24(石川浩司)

波照間エロマンガ島@タイランド在住です。わたしが公開初日に映画を見に行くのには理由があります。それはすぐに公開が終了してしまうからです。タイのシネマコンプレックスではスクリーンの数が限られているので、どんな話題作でも1週間ないし2週間で公開が終了してしまうのですね。ですから、毎週木曜日の公開初日には、ネットの情報はいっさい入れずに、勘で映画を決めて観ることが多いんです! つまり当たりはずれを経験するわけでそれも面白い体験なのですが、自分の好み以外のジャンルの映画もよく観てしまいます。

ある日わたしはアメリカ産のB級エイリアン宇宙人もの映画がかかっていると思いこみ、喜びいさんで躊躇なく劇場に入ったのですが、映画が始まるとどこか違和感を感じてしまいました。アヴァンタイトルから映画のタイトルになると、うー読めない!! うぎゃぁ、これはロシア映画だー!! という体験が2度ほどありました。音声ロシア語字幕タイ語という映画です。それもB級映画のエッセンスを感じ、つまらなさを我慢して観ていました。CG満載なのですが、やはりハリウッド映画とはすべての面で負けてるんですねー。でも、当たりはずれがあるのって逆に得がたい体験を過ごす予想不能で楽しい時間なんですよん。 20/3/8(波照間エロマンガ島)

賭けって面白いからね。金銭が絡んでなくても。
本来なら自分に興味がなくて縁のなかったものから学ぶこともあるしね。 20/3/8(石川浩司)

かつて松竹大船撮影所にはプログラムピクチャーの名手の監督が何人もいました。大島渚や吉田喜重のような「松竹ヌーベルバーグ」として社会的扇情的なテーマでスキャンダリスクな話題作を作ることはしませんでしたが、庶民的な味わいをもつ、後世の山田洋次監督の作品群に受け継がれていった松竹メロドラマ路線を連綿と作り出していった映画を作っていった人びとです。その中でわたくしが好きだったのが、番匠義彰監督〔1922-1992〕。1958年から1963年頃までシリーズ化された「花嫁」シリーズを監督しました。テーマはどれも結婚適齢期の女性主人公が、同じく独身の適齢期男性と恋愛関係になりいろいろなメロドラマ的事件を経て、最後は花嫁花婿姿でハッピーエンドを迎えるという、まさにB級映画そのものであるような映画シリーズです。主演は当時の松竹の看板女優であった、有馬稲子、小山明子、鰐淵晴子、倍賞千恵子など。わたしは1980年代中盤、ビデオレンタル屋さんが各地にでき始めた頃、代々木に松竹のクラシック名作ばかり置いていたビデオレンタル店を発見し、そこで1950~60年代の作品をかなり鑑賞しました。昭和30年代の東京の風景や風俗などもそこには映っていて、映像考古学としても価値のあるものではないか、と思います。
そのなか、倍賞千恵子は松竹音楽舞踊学校を首席で卒業し、SKDを経て1961年に松竹大船撮影所に入ってきましたが、デビューしてまもない「花嫁」シリーズに出演している姿は、初々しく華やかな魅力を放っていました。当時は歌手活動もおこなっていて、わたしの両親は倍賞千恵子さんの歌が大好きで、幼い頃はカーステレオで彼女の歌声に親しんだものでした。今でも地味ながら歌手活動をしていて、先日ラジオで久々に歌声に接し、心癒されました。 20/3/31(波照間エロマンガ島)

小説家で言えば源氏鶏太みたいな存在の監督だったのかな? 20/3/31(石川浩司)

20/3/31の石川さん。はい、そうです。番匠監督は源氏鶏太さんと似たスタンスの映画監督といえるかもしれません。

1950年代のテレビ時代になる前の時代は、大手5社の映画会社がそろって1年間の公開スケジュールを埋めるためにホームドラマを作っていました。新聞や週刊誌、娯楽小説誌などに連載されていた中間小説の権利を買って、映画化していたんですね。ヒット作もたくさんあります。源氏鶏太や獅子文六、藤原審爾、井伏鱒二など中間小説に秀でた作家たちの作品は数多く映画化されました。その中には「B級」と切り捨てられるには勿体無い、隠れた傑作も多くあったのも事実です。掘り出し物の映画をもっと観たいなぁ。源氏鶏太などの娯楽小説がお好きな石川さんなら、楽しんでもらえる映画群だと思います。 20/4/18(波照間エロマンガ島)

石坂洋次郎なんかも映画化されたの多そうだなー。 20/4/18(石川浩司)

20/4/18の石川さん。
はい、石坂洋次郎は戦後すぐ1949年「青い山脈」の小説と映画、主題歌のメガ大ヒットにより大衆小説作家として一家をなしました。わたしが好きなのは「田園調布」ものといわれる、戦後高度経済成長期直前の、主人公を大学生男女にもつ作品群です。その中で代表的なのは日活で映画化された「陽のあたる坂道」〔1958年〕と「あいつと私」〔1961年〕の2本かな。どちらも石原裕次郎主演で公開され大ヒットしました。石坂作品の特徴は青年男女の愛と性のテーマを茶化さずに真正面から描くことによって、作品に気品や清清しさが漂う読書感を獲得していることだとわたしは思います。 20/5/2(波照間エロマンガ島)

中高生の頃によく読んだな。最近はあまり読んでるという人を聞いたことがないな。ブックオフなどでも見かけなくなった。もう若い人は知らない作家なんだろうね。 20/5/2(石川浩司)

コロナ渦で経済活動を止められ、家にいる時間が増えました。わたしは昔見たB級映画のことを思い出し、ネットやBS・CSの衛星放送チャンネルで作品を探したりしています。とりわけデザスターパニック映画や地球滅亡映画、SFホラーサスペンス映画などが大好きでよく観てきたので、それらのジャンルの映画を思い出そうと試みています。

あれはケビン・コスナー主演の「ポストマン」〔1998〕だったか。
大戦争のあと人類のほとんどが死に絶え無政府状態になったアメリカで、ある難民キャンプで生き残った人びとが夜間野外スクリーンに映し出された「サウンド・オブ・ミュージック」のジュリー・アンドリュースの歌声を聴いて、観客みんな「わーん」と泣くシーンがあったんです。
ああいうことが空想上だけのことでなく、いつか実際になるかもしれないなと憂う、2020年5月初旬。 20/5/11(波照間エロマンガ島)

今はある意味SFを超えてるからね。
誰が感染者かわからない、みんなで集まって協力することもできない、地球のどこにも安全な場所がない、なんてそんな設定あった? 20/5/11(石川浩司)

最近テレビで「フロム・ダスク・ティル・ドーン2」「フロム・ダスク・ティル・ドーン3」を鑑賞しました。どちらもロバート・ロドリゲスが監督、クエンティン・タランティーノが脚本を担当した「フロム・ダスク・ティル・ドーン」〔1996〕のシリーズ作となっています。と言ってもどちらの作品も第1作目と役者や時代設定は同じではなく、映画後半で吸血鬼たちと人間が熾烈な戦いをする酒場「ティッティー・ツイスター」が舞台というのが共通なだけのB級作品です。

わたしはこの「ティッティー・ツイスター」という女郎酒場トップレスバーの猥雑な設定が死ぬほど好きなんです。後年、ロドリゲス作品「マチェーテ」シリーズで主演を務めるダニー・トレーホが酒場のバーテン吸血鬼役で3作品とも出演しているのはまず爆笑しますし、登場人物たちがこのバーを訪れる前は敵対しているのに、このバーに来て吸血鬼たちが登場すると、人間軍として力を合わせて吸血鬼たちと対峙し殺しまくるというわかりやすいプロットが、最高にくだらなくて良いんです。ひとつの映画が前半と後半で、ふたつのジャンルの映画を構成しているのが面白いんですね。
特に「3」は設定が19世紀の西部劇の時代で、定石ともいうべき設定、つまり謎の紳士と福音のため聖書を広める夫婦が駅馬車で移動しているところへ、お尋ね者の悪党が駅馬車を襲撃、さらにその悪党を追う処刑人とその手下との追跡劇が描かれるところまでは普通の西部劇として鑑賞できるんですが、それがこの酒場に来たとたん、ジャンルがホラー映画にスイッチしてしまう。西部劇とホラー映画のふたつのジャンルを1本の映画で観れてしまうんです。映画の内容について何も考えずにただただ観て楽しむ映画なのでした。 20/5/24(波照間エロマンガ島)

ひとつの映画が前半と後半で、ふたつのジャンルの映画を構成していると言えば「フルメタル・ジャケット」を思い出すな。あれも良かった。 20/5/24(石川浩司)

20/5/24の追記。
「フロム・ダスク・ティル・ドーン3」に登場した「駅馬車」という移動装置について想いをめぐらせてみました。19世紀アメリカでは町から町への移動手段として人々の需要を担い、20世紀に入り大陸横断鉄道やバス輸送にとってかわられるまでアメリカ国内ではなくてはならない交通機関だったといいます。今調べると駅馬車は山賊やネイティブアメリカンたちによく襲撃されたらしく、当時はけして安全な乗り物ではなかったようです。

そんな「駅馬車」をテーマにしたのが1939年ジョン・フォード監督作品「駅馬車」。最近鑑賞する機会があり、学生時代以来約30年ぶりに観ました。思うにこの映画は、当時B級映画として斜陽を迎えていた西部劇映画のジャンルをA級のステイタスに押し上げた記念碑的作品であると言えるのではないか、と。その証しとしてこの映画は大ヒットを記録し、アカデミー賞に7部門ノミネート、そのうち助演男優賞と作曲編曲賞の2部門を受賞します。そして、西部劇映画のジャンル自体がレベルアップし活性化すると同時に、監督のジョン・フォードは西部劇映画の巨匠としてこの後の半生を生きることになるのです。

主演のジョン・ウェインは、それまでB級西部劇ばかり出演している「二流」俳優と見なされていてスタッフやほかのキャストからまったく信頼がなかったため、監督のジョン・フォードは彼にとりわけ厳しい演技指導を課し、不満をもつスタッフやキャストを黙らせ、それによってジョン・ウェインは名実ともにトップスターに登りあがったということです。しかし面白いのはジョン・フォードはそれから20年以上経った1957年の「捜索者」や1962年「リバティ・バランスを撃った男」でもジョン・ウェインを新人のように厳しく扱ったとのことなんです。ベテランになったジョン・ウェインがジョン・フォードの前では直立不動で従順に演技をしたという話は大好きなエピソードですね。 20/8/1(波照間エロマンガ島)

ふたりの間に特別な恋愛感情が!? 20/8/1(石川浩司)

波照間エロマンガ島@バンコク在住です。今回紹介するB級映画作品は「crocodile 2 death swamp」〔2001年〕。人食いワニ映画です。日本では劇場公開はされなかったみたい。 2009年頃チェンマイに住んでいる時分にケーブルテレビで鑑賞したB級パニックアクション作品で、英語音声タイ語字幕でしたが、久々に腹筋がよじれるほど声をあげて笑った作品でした。といってもタイトルから想像されるように、善良な人間が殺人ワニに次々と殺されながらも最後は危機を脱してワニを撃退し、ハッピーエンドというような単純な内容ではなく、もうちょっとひねりが加えられてました。前半はワニ出てきません。

あらすじは銀行強盗をはたらいた悪党集団が逃走中に旅客機をハイジャックし、あれこれあって旅客機が沼地帯に不時着します。生き残った悪党集団と善良な乗客とともにそこから歩いて移動すると、人食いワニたちが出現し、いろいろなパターンで一人ずつ食い殺されるという定石の展開です。が、ここでスリラーをつかさどるプロットとしては、ワニの恐怖に加え、この銀行強盗どもが銃器をもっていて、乗客が役に立たないと判断するや容赦なく平気でバンバン撃ち殺してしまうということ。それで展開のダレはなく、善良な乗客は前からも後ろからも恐怖を感じつつ、しかもお間抜けなワニ殺戮シーンが途切れなく続き、爆笑の連続となっていくのです。なんじゃこりゃー、な展開のあとラストシーンを迎えます。
今、いちばん観たいB級映画なのですが、なかなかDVDソフトが売ってないのでここに書いて忘れないようにしておきます。 20/8/29(波照間エロマンガ島)

爆笑の殺戮シーン...。 20/8/29(石川浩司)

20/8/1の追記。
1939年の『駅馬車』から12年経った1951年製作『赤い河』〔ハワード・ホークス監督、ジョン・ウェイン主演〕を観たジョン・フォードが残した言葉。
「あの木偶の坊が演技ができるとは思わなかった」

ジョン・ウェインのことを軽んじていたジョン・フォードが心底驚いた発言です。この『赤い河』でジョン・ウェインは老カウボーイを演じ、同じ西部劇作家のジョン・フォードを唸らせたのです。わたしもこの映画は大好きで、ジョン・ウェインは2段も3段も役者の格が上がったと確信しました。ジョン・ウェイン主演で同じくハワード・ホークス監督作品では、アフリカの猛獣狩りを題材にした『ハタリ!』という映画が大好きです。 20/10/4(波照間エロマンガ島)

当たり役という言葉もあるけど、自分本来の持っている資質と求められている演技がシンクロした時に奇跡的な演技が生まれるのかもしれないね。 20/10/4(石川浩司)

「鴛鴦歌合戦〔おしどり・うたがっせん〕」〔1939年 日活 マキノ正博監督〕
石川さんが最近鑑賞したとTweetしていたのでうれしくなり、こちらのトピックに投稿いたします。わたくし大好きな作品です。今はもう機器を所有していませんが、レーザーディスクでソフトを所有しています。1988年頃買ったかな。最初に鑑賞したのは大学生の時分です。
「日本初」と銘打たれたオペレッタ映画で時代劇の設定のなか、片岡千恵蔵、市川春代、服部富子〔服部良一の妹〕、ディックミネ、志村喬などの大スターが歌いそして踊ります。浪人の千恵蔵は傘張りの内職をしていて、セット一面に開いた傘の柄の美しさはモノクローム映画ではもったいないほど美しかった。あとバカ殿役のディックミネはおバカ全開で笑いましたねー。志村けんのバカ殿のルーツはこんなところにあったんだ、てな感じで感心しました。 20/10/17(波照間エロマンガ島)

あ、おしどりと読むのか、初めて知った。なんとなく「鳶職(とびしょく)歌合戦」と読んでいて、鳶なんて出てきたっけかな?と思った(笑)。 20/10/17(石川浩司)

サンドラ・ブロックが渋滞中の車の中でうんこもらしちゃうコメディー映画があったことを突然思い出した。でも、題名が思い出せず、「サンドラ・ブロック、渋滞、うんこ」で検索して映画名を思い出した。「トゥー・ウィークス・ノーティス」〔2002〕。そうだ、そんな題名だった。タイへ行く途中の機内で見ていて、飲み物を噴きだしてしまうほど笑った映画だったのだ。でも、そのうんこシーンしか記憶に残ってない。ヒュー・グラントとのロマンチックコメディーだったような。また観たいな。 20/11/10(波照間エロマンガ島)

渋滞の車って怖いよね。俺が電車派なのはそれもある。狭い室内に長時間閉じ込められる恐怖があるからなあ。 20/11/10(石川浩司)

『ハエ男の恐怖』〔原題:The Fly, 1958〕

物体を瞬時に別の場所に移動させる物質電送機の研究開発に没頭していた主人公が自身を使って電送の人体実験を行うと、物質電送機内にハエが紛れ込んでいたため、電送の最中に両者が交じり合ってしまう…。

1986年にリメイク映画化されたSF映画のオリジナル版。この映画は小学生の頃テレビで鑑賞して非常に衝撃を受けました。映画のラスト、POVショット〔Point Of View・・・一人称視点で撮影する「主観ショット」の意味〕で主人公の主観ショットがハエの複眼になっていて、ハエ男視点の光景が複眼になっているのが非常に怖かった。



そういえば漫画「鉄腕アトム」にもこの映画に似たようなプロットの作品があったことを覚えています。調べると第38話「透明巨人」という回のようです。この物質電送機のプロットはクリエーターたちに刺激を与えて具現化されやすいみたいです。 20/11/19(波照間エロマンガ島)

最近ではアニメの「おそ松さん」にも出てきたな。
ダヨ~ンがいろんな人を合成させてトンデモナイ化け物を作る話。 20/11/19(石川浩司)

その「トゥー・ウィークス・ノーティス」ですが、あのトランプ元大統領も本人 20/11/19(富豪)役で出演していました。
私が見た時はサンドラがヒューに抱えられ、同じく高架道路の渋滞で停車している前方 20/11/19(対向車線)のキャンピングカーのトイレを借りるというもので、うんこを漏らしてしまうシーンはありませんでした。 20/11/19(砂愛錠)

自粛かな? 20/11/19(石川浩司)


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