話題43 たまの凄さ



「たま」って、本当に凄いバンドだと思います。たぶん、このサイトを見てる人は基本的にたまファンだと思うのですが、私は「たまって凄い」としか馬鹿なので言えません。誰か、理論的(?)にどこが凄いのか、そして何故似たようなバンドがいないのか、解明して下さい。(HB)

***レス(発言は古い順に並んでます)***


「たま」って、凄いよなー、と俺でも思うことある(笑)。さて、他のバンドとどういうところが違うかと言うと! ・・・って、自分で言えるかーい。でも、この話題、レス全然なかったら、HBさん、責任取ってね(笑)(石川浩司)

私が思うたまの凄いところは「日本で育ってこれかいっ!」ってトコです。
日本で教育を受けた我々は、その思春期に於いて反骨精神や反体制について触れたり学んだりしたとしても、それを貫けなかったり、あるいは本当に小さなコミュニティの中でしか活動できなかったりすることが多いのですが、たまの場合はその精神を貫きながらも、ひとつのムーブメントを作るほどの大きなバンドになったり、それが過ぎ去った後でもこれだけ世間に認知され続けているというところが凄いと思うのです。
音楽を通してそういう部分が見え隠れするから、その部分に憧れたり追い求めたりする人々が後を絶たないのではないでしょうか。
日本に於いて本当の意味でのオルタナに属することは簡単です。自分の信念に従って行動すればいいんですから。でもそれを世間に認知させて社会的な地位を築くことは大変なことだと思います。
音楽的なことは言い出したらキリがないし、まともなアーティストなら全員「凄い」部分は持っているので、たまだけ突出して凄いとは思いません。(「まとも」とは誠実に自分のやりたい(やるべき)ことをやっているという意味です)
もちろん世間に認知されるためには音楽的に優れていなければ絶対に無理だとは思います。(しん)

硬派ジャーナリストの竹中労先生は、「本物」しか認めない、背中に見事な彫り物をした、頑固な論客だった。強気をくじき、弱者を助ける、真の自由人だった。彼は音楽にも造詣が深かったが、生涯でよっつの物しか認めなかった。いづれも彼は著作を著している。「ビートルズ」「美空ひばり」「沖縄音楽」そして「たま」だ。しかも「たま」以外は、すでに他者によっても認められていたもの。しかし、彼の目には「たま」がそれらとすでに同格に見えたのであろう。ちなみに「たまの本」は彼の遺作となった。(匿名希望・52才)


答えは質問の中にもあります。「似たようなバンドがいない」これはすごい証しです!
真似したくてもできないバンド。曲、パフォーマンス、世界・・・。
「たま」がこんなにもかっこいい理由は、「自分の音楽」をしてるからだと思います。
私も音楽してて「たま」が一番好きなバンドだけど、私も誰の真似もせず「私の音楽」をしてかっこよくなりたいー!!!
でも昔、音楽仲間の友達が、ある女性アーティストが好きで「真似しと言われても、あの女性アーティストみたいになりたい…」と言った時、私は少し感動して泣きそうになりました。(なるみ)


そりゃーやっぱりたまの存在というもの自体が凄いでしょう!!(ってうちも単純やし凄いことはいえませんが...↓↓↓笑。

ん~でも初めてうちが「たま」を知ったのが小学2、3年生ぐらいのときなんですが(只今の年齢は中学3年生ですf^-^;)そんなあんまり音楽とかもわかんないような年頃ですが、なんか凄い「感じ」を感じましたねぇ~。あっ!知久さんのあの特徴的な声や個性的なメンバーに一目惚れってでしたねぇ...。笑。ちなみに初めて聞いたCDは「さんだる」です☆ミしかも初回版!一生の宝物ですぅ(*^3^*)うふっ。
まぁ、でもそのたまの音楽は音だけやなくて歌詞もメッセージみたいなんとかで聞いてて泣けてきます。

ある日うちが地元の京都駅のビルの中で原爆の展示会をやっていてて、そこには実際の写真や戦争にあった人達の当時の絵などが飾られていてそこには詩なども一緒にあったりとかしていたのですが、そこにはたまの曲のなかで出てくる歌詞とかと同じ絵があってなんか
                 
                 ・・・・・あっ・・・・・

って思いました。それでなんかその日から今までのたまとはまた違うたまが聞こえてきたりとかもします。たまって耳で聞くんじゃで体すべてで感じるっていうようなきがします!!いつもたまの曲を聞いてると何でか勇気がわいてくるんです。あ~~~頑張ろうって!!なんかうまく言えないんだけど、『たまって凄い・・・!』思う!!!!!
音楽のなかにみんなに伝えたいものがある!!ってのがすごくあって、またその伝えたいものを伝えられてるってのが凄いと思います。
なんか意味不明になっちった・・・。まぁ、こんな感じです!!そんなこんなで、こかられもたま、応援し続けます!!たまらぶ。
                                 (響 真子)

たまの凄さを理論的にっていうのは無理ですが・・・
たまはいつも自然体で曲も聴いてて“ホッ”ってできるのがすごい。ライブもちょっと行ってくるねって感じで行けるし。何よりもたまを知ってから、劣等感がなくなり自分自身が好きになれたことも嬉しいです。あと、子どもにいろんな曲を聴かせてみてたまが一番うけるんです。それに他の方の曲は気に入ってもすぐ飽きちゃうのにたまの曲はずっと気に入ってて歌ってるからすごいです。
たま中毒です。たまの好きなところになっちゃったかな? tomo

ニヒル牛作家のピースケです。ドッキドキの、初投稿です。

●●●『何にも属さない<オリジナル>でありたい渇望に対して、僕らは正直に生きていいのだ』●●●

ということを一番明確に音楽で言い当てたのが“たま”だと思います。

 さよなら人類ヒットを批判していた人たちの多くは、他所で確立したカテゴリー(当時はロック音楽と周辺)に身を投じ、そこに自身のプライドを置く人たちばかりでした。

 何かに詳しい人というのは、どんなに偉そうに批評しても、そのカテゴリー自体を自分で作り得たわけではないので、自信の骨を持っていません。だから“たま”のように堂々と独自の世界を貫いていける者達の前ではとても頼りない悲しい存在に思えます。

 業界の志向の狭さは、レコード大賞「ロック部門」受賞という出来事からもよくわかりました。

 あれから多くの「ロック」バンドが凍結し、無個性社会とその反動的強制的にわか個性推進教育(椎名調)の中で、変わらずホンワリと幻想を贈りつづけてくれること。

 そしてなにより石川さん、素敵な変形達を愛し、宙ぶらりんでいる心地よさを、地下生活者・ころばぬさきのつえ・たま・月経散歩・すごろく旅行・ニヒル牛…といった形で顕在化するプロデュース力。これは偉業です。もっと評価されていいのにと思います。

 ダウンタウンの「ガキ」でイジられるのはともかく、きっとまだ多くのメディアが“たま”を「低能オフザケ一発屋」としかみてないフシがあって、もどかしく思う時があります。みんな、たま、聴け。そして泣け。来たれ、第二次たまブーム。

 追伸 僕は、竹中労著「たまの本」を読んで育ちました。あれは名著です。古本屋で見つけた方は即、買って読んでください。(川崎ピースケ)

たまの凄さ・・・私は初めてたまをテレビで見たとき時、石川さんのパーカッションはほんとは見せかけだけで音が出てないと思ってた。が、コンサートへ行ってびっくり!!この人偉い!!なんで太鼓が音楽になるの??なんだあのビスケットの缶は・・・ちゃんと音奏でてるやん!てカンドーしたのを覚えています。ほんと凄いよ石川さんは。。。  まい 26歳

石川さんの「何をやるかわからない」パフォーマンス性(あの「サルティンバンコ」にもスカウトされたという)とシュールだけど力強い歌、知久さんの叙情的な歌詞とボーカルと高い演奏力、滝本さんの繊細なメロディラインとちょっと日常のズレの風景を書いた不思議な歌詞。そんなそれぞれソロでも十分に活動出来る3人が集まったのだから、凄くないはずがありません!
 そして何より、それぞれの特徴を生かしながら出すグルーブ感。これはいくら凄い人達が集まったからといって、必ずしも出せる物ではありません。
 あと、それでいながら、必ずステージで見せてしまうちょっとした失敗がまた、人間性が出ていて、微笑ましくなってしまいます。(リコ)

このテーマを見た瞬間、「なんだ、そんなのすぐに答え出るじゃん」と思いました。
それから空いた時間を見つけては、考えて言葉にしてみました。

まず、「オリジナリティがあること」 これは他のどんなバンドや歌手にも負けない。
そして 「歌詞が素晴らしい」  選ばれた言葉とその言葉が作り出す世界はどれも確
                立されている。
    「楽器が上手」     言わずもがなですが、たまの魅力の大きな要素。

・・・こんなとこまですらすらと書いて、「ン?」と立ち止まりました。
それらは確かにたまの特徴ではあるけれど、どうしてそうなのかという根本的な部分の答えはワカラナイゾ!

このあたりはぜひ、石川さんのご意見も伺いたいと思うのですが、やはり知久さん、滝本さん、石川さん、柳原さんという4人が出会ったことが全ての始まりで、その出会いが凄かったのかなと思います。

うーん、何か答えになってないですねー。   
また出直して来ます。(わにこ)

私は「すべてにおいて自由」ということだと思います。みかけも4人それぞれバラバラで自由、音楽もポップス調、ロック調、フォーク調、フリージャズ演奏調、童謡調、さらにアコースティック系にシンセサイザー系と自由、歌詞もしみじみしたのからギャグに近い物まで自由、演奏も熱血物をやっていたと思ったら、突然ふざけだす自由。
 普通のバンドは何か「型」が決まってしまうと、それから自分自身で逃げ出せなくなってる気がします。「たまってどんなバンド?」と聞かれてうまく答えられない、そのこと自体が実はたまの最大の魅力なんだと思います。(プヨ)

毎年たくさんのバンドがデビューしますが、そのほとんどは「どうやってデビューにこぎつけたの?」というものや、明らかにプロダクションが今の流行りを狙って、売り方の作戦や、メンバーの話し口調まで操作させて、イメージで売っている物が多い気がします。何もそれが全て悪い、とは思いませんが、なんか虚しくないですかねー。ビジネスと割り切っているのでしょうか。
私は「イカ天」をリアルタイムで見ていたので(年がばれる・・・)ああいうコンテスト番組はいいですよね。不正(?)がしにくいですから。生放送ですし。審査員の意見がおかしければ、すぐに苦情がくるでしょうし。
で、「たま」は年間の最優秀を決める「イカ天大賞」でも見事「大賞」に輝きましたよね。一年間であの番組に出たバンドは500組以上。もちろん、もっともっと応募はあって、さらにその中から厳選されたレベルのある人達500組の、その頂点に立ったのは、やっぱりだてじゃないでしょう。テレビを見ていた何百万人かを納得させる力も持っていたのでしょう。03/2/15(プヨ)

私がたまの凄さの1つとして思っているのは・・・『音1つ聞き逃せない~っ!』というところです!!
たまが作り出す音1個1個が凄い、と思うわけです。「ここでこの音!?」「なんだ今の面白い音は!?」
って思うんです。よく小学校の頃「音を楽しむって書いて音楽だ~」とか先生に言われたけど(笑)、
本当にいろんな『いい音』が集まってる!音を楽しんでる!と、私は感じます。太鼓の音1つ鳴っただけでも
「お!今の音!!」って思うんですよ~。たくさん凄いところはあるんだけど、私はそんなところが魅力の1つと
思ってます!!03/2/20(ももこ)

私は人より言葉が足りないので、思っていることの半分も書けませんが・・・

私も『たまは凄い』と思います。

なぜ似たようなバンドがいないのか。
 私の意見ですが、桶とか空き缶のパーカッションをほかのバンドで使っている人がいないので、  
 たま独特の「音」が作れない。
 足踏みオルガンもそうだし、トイ・ピアノ、リコーダー、ピアニカ、石川さんの小物たち。
 たまファンのみなさんじゃなくても、どれかひとつは子供のころ使ったことあると思います。
 大人になるとなぜか敬遠しがちな楽器。
 その「音」が効果的につかわれているので「たまの曲は始めて聞いたのになんだか懐かしさを感じる」のだと思います。
 音を楽しんでるし、聞こえる音も楽しそう。コーラスが楽器のように聞こえ、楽器がコーラスのように聞こえる。すごいなあ。
 
 あと大部分のドラマーは立ちひざで演奏しないですよね。
 ジャンプしたりとか。わたしは、石川さん以外見たことありません。石川さんすごい。
 
 ライブはビデオでしか見たことないのですが、ほかのバンドと違って、チカチカ、ビカビカ、ガシャガシャしなくても、自己主張ができているということ。「オレはこんなにかっこいいんだ~」と見せ付けていないところ。ありのままなのにかっこいい。

 一人一人がボーカルで、コーラスして、演奏もしていて、というのも他にあんまりいませんよね。
 個性がはっきり違っていて、そのバランスが気持ちよい。
 完成しすぎていない完成さとでも言うのでしょうか。

 歌詞について よく、「思っていることを言葉にするとなんだか違うものになってしまった」ということがあるのですが、たまの歌詞はそれを代弁してくれているような箇所があったりします。だから聴いていてすごく心地よく感じます。

たまってどんなバンドと聞かれたら私はこう答えるかもしれません。
 「たま=どんなジャンルにも属し、すべてのジャンルに属さない」 と思うのですがみなさんどうでしょうか?03/2/20(めめ22さい)
 
理論的に。
和音の弱進行。C-Gm-D-Fみたいな。(「鐘の歌」の冒頭とか。)
三和音世界への強固な執着。変な和音はあまり無いですね。ある時はとても効果的に。(「ろしあのパン」の冒頭とか。)
もっとあります。もちろん、言い尽くせないのですが。 03/2/24(長身の男)

知らなかった・・・。(笑) 03/2/24(石川浩司)

最近泉谷しげるを聴き始め、その間たまは少しお休みしていたのですが今日久しぶりにたまの音楽に浸りました。陽射しが注ぐ昼下がりに何ともベストマッチ!!
  
 たまの音楽には、そのとき自分を取り巻いている空気をとても尊敬する気持ちがあるように思います。まあ優れた人はみんなそうなのですが、ごく日常的な、少し退屈ですらある雰囲気を、殆ど損なわずに彩ってしまう所が秀逸です。特に「ろけっと」はそれが顕著なアルバムだと思います。それをいうと石川さんのお好きなミュージシャンにも結構そういう人がいるような感じだけど、そこはもうホント趣味の問題ですね、たまの方が子供にも勧めやすいでしょう(笑)。

 とにかく、たまにはごく平凡な雰囲気、何の変哲もない場所・土地柄すらも彩れる能力がとても確かにあると思います。これは(清志朗さんの言葉を借りて言うと)そこら辺に落ちている『物事』を見つける感性を教え、生きている謎や不思議を見い出す手がかりになると思うのですがはたしてどうでしょうかね。

 そういうわけで、たまの音楽は素晴らしいので、物わかりのいい人には洗脳してでも(!)勧めたいとおもい、祖母に勧めた所、表面的には理解を示しつつもどうも煮えきらない。
そして「そんなぼくがすき」を聴いたときに、これはチンドン屋によく似ていると言うんです。
チンドン屋と言うのは、要するになにかの宣伝を以来されて、その為に面白おかしな演奏をしながら町中を回った人たちの様ですが、昔は今みたいにおもしろい物が無かったから、小さい子供なんかは、ついて行ってよく迷子になっちゃったらしいです。
 それを聴いたとき、ぼくはあまりピンとこなかったのだけれど、ディスコグラフィの『ひるね』のレスの中に似たような事を書いてあったのをおもいだしました。どちらも「知らないうちにとんでもない所に来てしまう」と感じですね。 03/3/31(フイス) 

えーと、話題とはちょっとズレちゃうんですけど、最近ある人から「たまが解散する」という話を聞きました。たぶん根も葉もない噂だとは思うんですけど・・・石川さん「違う!」と言って下さい。お願いします! 03/4/7(HB)

むむっ、どこからそれを聞いた?
まだ誰にも言ってないはずなのに・・・。

 ・・・って、嘘だよ~ん。
 なんでそんな噂が出たのかなー。ライブをやってないからかな。
 でも今年は通常の形でのライブは確かに正月にやったきりだけど、実際は「いなくていい人」そしてこの後の「ドント・トラスト・オーバー30」とふたつの舞台が続いて、そこでも「演奏」はしてるのだ。だから「お客の前で演奏する」ということで言えば、いつもの年より回数多いくらいだ。
 しかも舞台なので、ライブより遙かに稽古の時間が長いので、メンバーが顔を合わせている時間も、すんげー長いぞ。ま、顔合わせ過ぎてウゲゲゲと気持ち悪くなって解散しちゃったりしてな。
 ということで、あとは俺の知らないところでGさんと知久君が、
「石川さんに内緒で、こっそり解散しちゃおーぜ、フフフ」
 とでも言ってない限り、今現在で解散の話は全くないな。
 でも以前から言っているとおり、突然誰かの気や音楽の趣味が大きく変わったり、あと病気や事故、その他諸事情で解散する可能性っていうのは常にある。バンドは生き物だからな。
 なのでいつでも「これが最後かも」という気持ちをちょっとだけ持って、良い意味でテンションのある活動をしていきたいので、よろしゅー。 03/4/7(石川浩司)

たまの凄さを語ろうと思ったら・・・・というか、どのような文豪をもってしても語り尽くせないのではないでしょうか?(笑)凄さを一つの言葉であらわせないところが一番の魅力であり、たまのすごい所なのではないでしょうか。私には多忙なのに毎夜かかさず更新してくださるマスターが「すごい!」を通り越して怖いです(冗談ですよ~(笑))お体に気をつけて頑張ってくださ~い♪  03/6/9(たらこそば)

今現在のたまについてつくづく思うのは、キーボードのメンバーが抜けたのに、新しいメンバーを加えずここまでバンドを続けてきてすごいなー・・・ということです。
そのへんのバンドでは、考えられんことでしょう、これはやはり。 03/6/30(わにこ)

なんだかよくわからないトコが凄いです。
ていうかカッコイイんです。
たまの人生・・・もといバンド生はとても素敵なのです。
男として尊敬してます。
理論的じゃなくてゴメンナサイHBさん 03/7/7 (勾丞)

「たま」は各個人がそれぞれいろんな趣味を持っていて、チャレンジャーな所がすごい。日常のふとした?を徹底的に追い詰めていくようなそんなすごさ。文章での表現ができてちょっと嬉しい私(笑) 03/7/14 (たらこそば)

7月10日の「初体験」読んで書き込みます。
「たまファンは何故隠すのか」
 ・・・「え、たまってまだやってんの?」というリアクションに遭遇したくないから。

私の場合は、ズバリこれだけでした。(その後に続く言葉は、「今3人になったんだっけ?」が多いです。でも、これは説明の会話の糸口になるのでまだマシな方ですが)

でも、最近はその言葉が返ってくることを想定して、たまの活動状況やその魅力を延々と語っています。なので、私の生活圏内の人は、たいがい私がたまファンであることを知っていて、他のアーティストと同じように話題にしています。 03/7/14(わにこ)

たまがすきなことを何故隠してしまうか、いしかわさんのリクエストにお答えして自分の思考の届く範囲内で考察してみます。
まず、ファンであることを公言した場合、大概の人がたまをイッパツ屋だと捉えていることが分ります。その人の口から聞かれるたまについての偏見は、ファンにとってはおよそ聞き難いものだと思います。
一方槇原敬之さんのファンだと公言したらどうなるでしょう。
これは、身近にいた槇原ファンに聞いたことですが、まず槙原氏の同性愛疑惑に話が及ぶそうです。そして曲の内容まで好奇の目で見られてしまうのであまり他人には話さないと言っていました。
(好きになる人が同性だということで好奇の目で見られるというのも、どうかと思いますが)
ここで双方に共通して感じられた事は、アーティストの持つ一面だけがきわだって、そのアーティストの表現自体が人々の目に届きにくくなっている事です。そういう現象はどこでもおきることだと思いますが、たまの場合も槇原敬之の場合もきわだった一面が印象深いものだったことから、特に偏見をうけているように思いました。
 わたしにとってたまは秘密基地みたいな存在です。そこにいるだけで楽しくなったり、時にはきれいな星も見えるような場所です。そんな大切なものを侮辱されるのがこわくて、今はこっそり一人遊んでいたいっていうのが可笑しな私のファン心理です。
でも、ほんとうは沢山の人とここで遊びたいっていうのが本心です。ほんとうは、仲のいい子に、たまっていいねって言って欲しかったりします。
だから、一番仲のいい子にだけ、CDを貸してあげたりたまのお話をしたりします。
 話題からちょっとずれてしまいましたが、たまの凄さに話題をうつすと・・・・・
私にとってたまの凄さとは、”景色が浮かぶ音楽”であることです。たまの音楽を聴いていると時に、映像さえ浮かんでくるように感じます。こういう音楽はそんなにたくさんは無い気がします。 03/7/14(ぷちこ)

ぷちこさん、かなり的確な答えだと思うね。俺も人のこと自然に内容以前に第一印象で決定しちゃってること、たまにあるからねー。03/7/14(石川浩司)

ぷちこさんのおっしゃってるように、たまの曲を聴くと映像が見えるというのは僕もたまの1つの凄さであると思います。
いろんな映像が勝手に曲とリンクして、その自分だけの世界に浸れるというのがとても心地よくて、不思議で
素敵です。友人が「夏の前日」を聞いていたある時、万里の長城が見えたと言い始めたので驚いた覚えがあります(笑)。世界遺産を聞かせる音楽・・・凄いっす。(かえる)

たまの皆さんは私から見て、ある意味可哀相だなと思います。何故なら、「最も影響を受けたアーティストは?」という欄に”たま”と書けないから!!(メンバーの名前は書けますけどね)  (作戦失敗)

ハハハ。でもお互い影響しあって、競ってる部分でバンドが成長した、ということはあると思う。  03/7/21(石川浩司)

ぶちこさんの書かれた文章を読んで、じ~んとしました。
たまを好きになった頃、自分も同じような感じだったなあと思い出したので。
う~ん、若いというのはいいものですね。(わにこ)

少し話が違うのかも知れないですが自分なりに「たまの凄さ」について考えてみました。昔、ファンクラブツアーに参加した時に、そこで始めて知り合った同じ歳ぐらいの人達と、ホテルの一室に集まり、たま(たまの音楽)は本物かどうかで、夜遅くまで語り合った思い出があります。その時、私が主張してたのは「好きな人にとっては本物、嫌いな人には偽者。(他のミュージシャンについても同様)」色々時間をかけて語りあっていたので、論旨がずれたりしてたかも知れませんが、簡単にまとめるとこういうことでした。お酒も入っていた為か(記憶がちょっと曖昧)結論はどうだったか覚えていません。(恐らく結論出なかったと思う。)
私の主張していた事を基準にたまの凄さを考えると、本物だと思っている人が長期に渡って(昔から好きな人や、最近好きになった人ひっくるめて)常にいると言う事はやっぱり凄いと思う。長々と書いた割に、あんまり答えになってなくてすんません。
(淡路の阿部)

そもそも「本物」と「偽物」の定義って何だろうね。俺はどっちにもなりたい。  03/7/21(石川浩司)

たまのコーラスって主張があって凄いと思います。誰がどういうフレーズを歌っているのかちゃんとわかる。それでいて決してボーカルの邪魔をしていない。他の多くのバンドではコーラスはあくまでコーラスで、誰が歌ってるのかもわからないことが多く(中にはコーラスの無いバンドもあったりして。一時期ヒットしたあんなバンドやこんなバンド・・)、それはそれでいいとも思うのですが、たまはコーラスにおいても他に類を見ない個性と技術を持っていると思います。 03/7/28(作戦失敗)

「本物」であり「偽者」かあ。僕の持つたまのイメ-ジはそれに近いです。全員が最高のソングライタ-で、演奏力も凄い。そして何より編曲が凄い!あんま音楽とか聞かない友達なんかに「たまが好き!」って言っても「え?あの一発屋の?ギャハハ!」なんてリアクションが返ってくる事が多いけど、バンドやってる(やってた)人や、いろんな音楽聴き漁ってる人なんかだと「たま?あの人達凄いよね~!」って答えが多いです。僕もバンドやってるんですが、たまの曲聴いたりライブ見るたびに「なんでそこでそ~なるの~?」って驚愕しっぱなしです。音と音とのバランスの取り方が凄い!僕は普段ノイズだらけで訳わからないようなハ-ドコアなんかも聴くけど、ギタ-をアンプにつないで音量を大きくして絶叫すれば迫力は出ます。でもたまはシンプルな楽器でも音の「壊し方」を知ってるのでそのへんのハ-ドコアバンドより凶暴だったりします。でも石川さんや知久さんの衣装や振る舞い(特に初期)なんかは、あえて自分を茶化してる部分もあったりして。かなりのエンタ-テイナ-ですよね。長くてよくわかんなくなっちゃいました。とにかく凄いです。欲を言えばもう少しライブ増やしてくださいね!  03/7/28(恋女房)

たまの凄さで触れた事なんですが、「本物と偽物」って何なんでしょうね?色んな人の意見が聞いてみたくなったので、よろしくお願いしまっす。 03/7/28(淡路の阿部)

たまの凄さ…言葉足らずな私にはどう表現したらいいのかわかりません。
上手く表現出来ないのが凄くもどかしいです。。ごめんなさい。

たまのおんがくは、色んな音があります。
かと思うと、最小限の音しかなかったり…もう何なんだッ!と想います。
聴く度に色んな感情が生まれます。
凄い、かっこいい、楽しい、悲しい、切ない、面白い、悔しい…
今までこんなにも奥深いおとを聴いたことはありません。

私は高三の夏休み前頃にたまのおんがくに出会いました。
今はたまのアルバムを一枚ずつ集め、取り込んでいる最中です。
まだ聴いてない曲も沢山あります。だから、早く聴きたい。
ライブも行ったことがないです。早く行きたい。目で見たい。
本当に、たまがそこにいることを体感したいです。

それから、「何故たまが好きなことを隠すのか」について。
私は、好きなミュージシャンにたまを挙げます。
初めて出会った人と好きなミュージシャンの話になったときも、
必ず言います。「たまが好きです。」
「まだやってたのぉ!知らなかったぁ。」
「たまって、あのランニングの?」「ちびまる子ちゃんの?」「ついたー!ってやつ?」
大体この四つでしょうか…応えは。
でも、別に私はなんとも想いません。
私との会話でこの人たちがたまに興味を持ってくれたら。幸せです。 03/7/28(カヲル)

ぷちこさんの”たまは秘密基地みたいな存在”になるほど!と思いました。本当のたのしみは人に隠れて行うからこそ楽しいんだと思います。大々的に喧伝するから周りがついてこないんです。一人一人ぷちこさんの
いう”秘密基地”へ連れ込みじっくりたまのよさを教え込み、そうしてショッカーを増やし・・・野望が膨らんできました。イッーーー! かえるさんの友人の”万里の長城が見えた”発言はすごいですね。同じ音楽を聴いていても想像する風景が人によってまったく違う。たまの音楽にはこういうことが多いです。音楽は過去の記憶との結びつきが強いものですが、たまの場合そうして思い出される記憶は”音楽によって結び付けられた記憶”というより”匂いによって引き出される記憶”にちかいものがあります。 03/7/28(そもさんせっぱ)               
わたしは「本物」と「偽者」について、万人共通の定義なんて無いと思っています。その人の価値感によるものだと思っています。ちなみにファンクラブツアーの時にした「本物、偽物論」の他の主張としては「本物は他が認めなくても本物だし、偽者はそれを本物と認める意見が多くても偽者である。」と言うものでした。(何年も前の事に加え、他の人の意見なので解釈間違えてるかもしれませんが・・)
それはそれとして、「俺はどっちにもなりたい。」って言う石川さんの言葉に、なんか分からないけど、じ~んとしてしまった。
03/7/28(淡路の阿部)

他のコンテンツやウキュピでのみんなの発言を見ていて、「たま」のファンであることを隠している人が多いことにびっくりしました。私の場合は、デビュー当時から周りには「たま」ファンがとても多かったので隠すこともなく今までやってきました。最近このHPを訪れるようになってから、さらに「たま」ファンである事を口にする機会が多くなりましたが、わにこさんの言うように「たまってまだやってるの?」という答えが返ってくる事が多いです。「さよなら人類」以外の曲は知らない人がほとんど(というか知ってても「さよなら人類」のインパクトが強すぎて他が思いだせないらしい)なのですが、そういう場合は当時から現在まで語り尽くします(笑)けっこうみんな聞いてくれますよ。

大ヒットは嬉しい反面、その一面しかイメージされないという事もあるんだよね。でも俺だって他のよく知らないミュージシャンにはそう思っちゃうとこあるからねー。ちなみに、最初にテレビに出て審査員達に絶賛されたのは「らんちう」なんだけどね。03/8/4(石川浩司)

何たって、前の職業が前日にならないと休みかどうかわからない職場だったので、たまのライブ見たさに転職しちゃったことですよ。肩書きを棒に振るし、給料ガタ落ちなのに、それでもライブに行きたかったんだもーん! そういうことをさせてしまうだけの魅力が、たまにはあるってことさ。03/8/4(のん)

「らんちう」見ましたよ♪私はあれでたまに魅了されたのでございます(笑)
ところで隠していたわけではないのですが、昨日彼に「うちたまのファンやねん」と言ったらえらい笑われました。私がファンになるのがよくわかるのだそうです(笑)ついでに「東京で一緒にご飯食べた人って石川さんやねん」(男友達と行くと言っていた)と言ったところ、さらにうけていました。ええい、笑いすぎじゃ!!(笑)それでもあたしはこんな彼が好き♪ 03/8/18(たらこそば)

たまの凄さをあえて真面目かつ理論的に述べるなら、「それぞれメンバーがちゃんとボーカルを取れて、ハモリもできて、個性と方向を決して見失わない」と言えますよね?(いや、私はそう思いますよ)アルバム1枚買っただけで、知久さん、滝本さん、石川さんと。ひと粒で3度おいしいってやつでしょうか。ああ、解散してほしくないな・・・ 03/10/13(くにゅ)

あー心地よい詩を耳元でささやかれてるみたいだなあ。夢のようなメロディに心が奪われるなあ。何度でも聴いてしまいます。何度も夢を見ます。今後もこんなバンドに出会うことはないでしょう。現代の吟遊詩人、それがたまだと思います。 03/12/29(ねねこ)

たまは、例えば売れるよりも好きなことやってる方がいいという価値観とか、人とは違う視点を持っている所が好きです。憧れてます。気さくに話してくれるからつい忘れそうになるけど、自分の周囲の人達とはやっぱり違う。本人達はグータラしてるとか言ってても、すごいパワーを持ってる。とにかく凄い。で、今でも音楽的なことはぜーんぜんわからないのに、ちゃんとたまを好きになった小学生時代の自分は偉い(笑)。 04/1/5(うろたえ太郎)

真の自分の価値観が見出せるのがたまの音楽。たまを知る前に、ソウルミュージックなんて聴いてた自分が心底恥ずかしい(笑)。 04/1/5(さっちゃん)

いやいや、音楽は何を聴いたっていいのさ~。その時の自分が一番聴きたいものなら。ソウルも嫌いじゃないよ。韓国音楽。 04/1/5(石川浩司)

「となりのトトロ」で、さつきが引っ越して最初の晩に、裏に薪を取りに行った時。そしてさつきが妹をおぶってバス停で父親の帰りを待ってる時。あの、人なつこい昼間とは打って変わった、田舎の夜のよそよそしさ。このふたつのシーンに「たま」の音楽を聴いた時と同じものを感じます。不気味な郷愁というか、幼年期に知ってたけど成長して忘れた、ある種の畏怖の念というか。
だからたまに怖かったりするけど、どこか懐かしいんですね。ぼくは初期のジェネシスやスティーブ・ハケットの音楽にも似たもの感じます。
関係ないけど、ダウンタウンの松ちゃんが10年前に作った「頭頭(とうず)」というビデオ作品があるんですが、怪奇とノスタルジーが交錯してて、かなりいいです。この時点で既に松ちゃんはた○しの映画、超えてます。マジで。04/1/12(村九分)

ジェネシス、良かったねー。でもその後ピーター・ガブリエルがあんなにポピュラーになるとは。ファーストアルバムは好きだったけどね。「頭頭」も観たな。 04/1/12(石川浩司)

さっちゃんさんの、「真の自分の価値観が見出せる」という言葉、まさにわたしにもあてはまりまーす。
人に揉まれて自分を見失いそうになったとき、何度たまを聴いて自分を取り戻したことか。ぷちこさんの、「秘密基地」にも似てますね。
わたしは難しいことはわかりませんが、たまは何度聴いても飽きないとこが凄いな~と思います。ためしに毎日毎日パソコンを開いている間たまを聴いてみたんですが・・・飽きません!因みに今流れている曲は「青い靴」でーす。この曲は特に一生飽きない自信があります。(単に好きなだけか・・・?)04/1/12(Rio)

いや~なんていうか、わかってないのにわかってるフリをしていた自分が恥ずかしかったのですよ。ソウルミュージックなんてさ~(笑)。
背伸びしてたのね~。04/1/12(さっちゃん)

たまの凄さは、言葉では語れません。さよなら人類しか知らない人に、他の曲を聴かせれば驚くに違いありません。 04/5/10(ペロ)

話題143の『ここ』読みました。相変わらず石川さんらしい小気味良い文章ですね。
「一般的に受ける音楽」をとるか「自分たちのしたい音楽」をとるかは、たまのみならずすべてのバンド、いやクラシック音楽を含むすべての音楽家に共通する普遍的な問題だと思います。でも、たまの選んだ道は全然間違ってないです。なぜなら、少なくとも私にはぴったり大うけしたからです。
 もしたまがメジャーに出ることなくずぅっーとアンダーのままだったら、私はたまと出会うことはなかったでしょう。そう考えただけですごく恐ろしいです。04/7/5 (ジンお)

確かに一度メジャーで出たおかげで普通だったら音楽が届かない人にも聞いてもらえる機会が増えた。それがメジャーデビューの最大の長所だったね。04/7/5(石川浩司)

さよなら人類がTVで流れるのを見て初めてたまを知りました。メジャーで出なかったらきっと私もたまを知る機会に恵まれなかったと思います。何度たまの音楽に救われたか…。ここまで私を夢中にさせる音楽にはたま以外にありません。04/7/13(ちも)


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