話題381 散歩



散歩とは、気晴らしや健康などのために、ぶらぶらと歩くことである。散歩というのは、多くの場合、自宅や滞在している場所などの周辺を、とりとめもなく、ぶらぶらと歩くことを言う。

というわけで、散歩についてのトピックを立てました。皆さん、散歩をしてますか? 散歩の楽しみ、目的は人それぞれいろいろあると思います。散歩についてのお話がいろいろできれば、と存じます。

わたくしは週末の休日、アパートの近くの路地裏を歩いて、猫と遊ぶのが好きです。人見知りしない人懐っこい子が近所には多いんですよ。気に入った子は写真を撮ってSMSにアップしたりします。

ではでは、お願いします。 17/11/28(波照間エロマンガ島)


***レス(発言は古い順に並んでます)***


昔はカメラ持ってよく「写真散歩」した。
でも今やスマホで誰でもカメラを持ってる時代になったら「流行ると引く」ひねくれ気質の俺はすっかり写真に興味がなくなり散歩も減ってしまったなー。
でも地方に行くとまだ見ぬ缶ドリンクを探して町をうろつきまわるのが結果的に今の俺流散歩かもなー。 17/11/28(石川浩司)

家から西大路駅までの途中の西大路通沿いにポストがあるので、郵便を出しに行ってそのまま西大路駅とは反対側に渡り、JRの線路を越えた所にある歩道橋を渡って家に帰る。
これが僕の散歩コースです。特に何かあるわけではないですが! 17/12/4(西大路)

定期的に100円ショップとスーパーマーケット、コンビニをまわる。
俺のコレクション探し散歩。 17/12/4(石川浩司)

散歩番組ベスト5
1マツコの夜の巷を徘徊する(テレ朝) 2国分太一のお散歩ジャパン(フジ) 3じゅん散歩(テレ朝) 4朝の散歩道(テレ東) 5モヤモヤさまーず2(テレ東) 
散歩番組ってただぼんやりとか、ネットをしながら見ていたり、気楽でいいんですよね。 17/12/4(わいわい)

「有吉くんの正直さんぽ」は選考漏れかー。 17/12/4(石川浩司)

いいですねぇ! 私も散歩は大好きです。
私が時間があるお休みの日のお昼間に嫁はんとやってたのは「曲がり角右左交互ウォーク」です。こら一体なんぞ、と言いますとまずマンションの敷地もしくは玄関を出たときに左に曲がるとします。すると次に現れる十字路・T字路・Y字路等で必ず右に曲がることがルールです。次は左、次は右。このように自分の意志とは裏腹な縛りをくわえて歩いてみると、絶対に自分の意志では入ることのなかったような妖しい場所や自宅付近にこんなに面白いお店があったのかっ! という新しい発見などが続々登場し、とっても愉快でした。同じ場所をループするようになったり、家から遠くなりすぎたと判断した時点で終了。ただ2人以上でクスクス駄弁りながらやらないと不審者扱いされること間違いなしなのでお友だち等と遊んでくださいねっ(笑)!  17/12/4(オポムチャン)

俺のすごろく旅行と同じような発想かも! 17/12/4(石川浩司)

そう言えば、5年ぐらい前やったでしょうか。長野県に行った時に土曜の朝の信越放送ラジオでやっていた、「つれづれ散歩道」という番組。
正式な番組表記はわかりませんが、バックに流れている曲が、鈴懸の径。
あの番組まだやってるんかなあ? 17/12/12(西大路)

わからんけど地味な番組ほど長寿番組だったりするよね。 17/12/12(石川浩司)

まず17/11/28に書いたこのトピックのリード文の訂正。SMS(X)、SNS(○)です。どうもすみません。

SMSというのは1978年に渡辺プロダクションが資本を出したレコード会社の名称でした。確か「Sound Marketing System」だったような。そういえば今思い出しましたが、高校生の頃バンドの練習スタジオでよく見かけた女子高生バンドの名前が「SMS」というバンドだったこと。いつか話す機会があったときにグループ名の由来を聞いたらメンバーの女子高校生は可愛い顔してニコニコと「SMSはサド・マゾ・スペシャルの略なんです」と言いびっくり仰天したことを思い出しました。…というどうでもいい話。

それはそうとこの前の土曜日バンコクの中心部を散歩していて、衝撃的な出来事に遭遇しました。交通事故直後の事故現場に遭遇したのでした。3車線道路のいちばん右側の車線が規制されていて、パトカーと救急車が停まっていました。歩道には多数の野次馬がいて、現場のまわりを警官たちが慌しく事故処理をしています。すると停車していた救急車は怪我人を搬送せずに走り去ってしまいました。変だなと訝っていると中央分離帯に白いシートをかけられた物体に気がつきました。ぽかんとその模様を見ていると、まもなくバイクタクシーに乗って高齢の女性が2人現場に着いたのが見えました。2人は走って中央分離帯のところに行くと白いシートをはずしました。すると人が横たわっているのが見えました。

あー、事故で亡くなったんだー。近くに転倒したバイクが置いてあったので自動車と接触して投げ出されて亡くなったものと思われます。
わたしは冥福を祈り、その場をあとにしました。
散歩中遭遇した交通事故現場の話でした。 17/12/12(波照間エロマンガ島)

それは衝撃的だったねー。
日本でも救急車呼んでも完全に死亡が確認される状態だったら搬送しないね。 17/12/12(石川浩司)

あとよくやるのは、バスで帰る家までの路をあえてバス通りをはずれて徒歩で帰ってみる。ひと筋道を外せばぜんぜん思ってるのと違う方向へ導かれてしまい、てんで家に帰れない。何度も繰り返すうちにいろんなルートを開拓できるし、休みの日に嫁はんぼうずを伴ってあえてさらに違う角を曲がってみてわざと道に迷って楽しむ、なんてこともよくやります。今まで知らなかった近所のおもしろい公園なんかが見つかったときはもうぼうずと同じレヴェルではしゃいで遊具で遊んじゃいますね。好きなんですああいう遊具。 17/12/12(オポムチャン)

遊具で遊ぶ中年・・・近づかんとこ。 17/12/12(石川浩司)

散歩コースと言えば、家を出て阪急西京極駅まで歩きます。僕が一人で歩くと40分はかかるんですが歩きます。
で、ここから阪急に乗って西院駅まで一区間乗ります。
西院から西大路通をひたすら南に歩いて帰ります。
全行程、1時間40分ぐらいです。勿論、僕一人でやっての所要時間なので、一般的ではないですが! 17/12/19(西大路)

交通網が発展している大都会だから出来る技だねー。 17/12/19(石川浩司)

高校の部活をやめてから、自主的に歩くようになりました。南には東所沢の町、そして北には工場や林がありましたが、ある時期まで不思議と全く町の方に行ったことがありません。
たまに出会う直前の話ですが、とくに「ひるね」を聞いたときにその林の場所を歌ってくれている気がしてたまにはのめりこんでゆきました。 17/12/19(Sankaku)

林の歌なんてあったっけ? 17/12/19(石川浩司)

2004年のNHK大河ドラマ『新選組!』は、脚本家の三谷幸喜さんがオリジナル台本を書き下ろし1年間放送されました。わたしの父が新選組や幕末モノが大好きだったので日曜日はよく実家に帰って一緒に鑑賞しました。わたしも幕末モノの時代劇は好きですが、新選組には血塗られたドス黒い話に今ひとつ乗り切れない印象がありました。しかし、香取慎吾〔近藤勇〕、山本耕史〔土方歳三〕、藤原竜也〔沖田総司〕など若々しいキャスティングに惹かれ、封建社会下の若者たちが天下国家を憂い、国の改革に乗り出し走り出す物語として大いに楽しみました。

物語の前半部、名前を「新選組」と名乗る前「浪士組」として江戸に集められた浪士が、決起して上洛する回がありました。文京区小石川にある伝通院に250名もの若者が集まったわけですが、その中に江戸市中で天然理心流剣術の道場、試衛館を営んでいた近藤勇と門人たちもいたわけです。彼らは現在新宿区市谷柳町にあった道場から伝通院まで歩いて向かったんですね。
ここを追体験しようと試衛館跡地から伝通院まで歩いたことがあります。いわゆる「歴史散歩」です。実際に同じルートを歩いてみて、近藤勇や土方歳三はどんな気持ちだったのだろうと想像してみました。東京を散歩するのは好きだったのでいろいろ妄想しながら歩き楽しい散歩になりました。そういえば、当時始まったばかりのミクシィに「散歩」のコミュニティーがあり、そこでライターの下関マグロさんと知り合いよく遊ぶようになりましたが、それはまた別の話で。 17/12/26(波照間エロマンガ島)

途中で喉が渇いて自販機でジュースを買ったりしたのだろうか(笑)。 17/12/26(石川浩司)

交通網が発達していない地域に生まれてたとしたら、ここに書いてるレベルで歩く事はなかったでしょうねえ! 17/12/26(西大路)

まぁそういうところはそもそも山だったりするから散歩のつもりが登山になっちゃったりね(笑)。 17/12/26(石川浩司)

好きな散歩の仕方はあえて自分から迷子になるスタイルが一番愉しいなぁ、とおっさんになってから気が付きました。まぁ周りに山とか林とかがない住宅街なので危険が比較的少ないからこそ楽しく迷えるのかもしれませんね。でもほんとに入り組んでてぜんぜん東西南北に道が沿ってなくって予想外のところが行き止まりだったりとんでもない坂にいきなりぶち当たったり、と実に予測が付かず愉快なので、お休みに出掛けるネタが無い時は隣町の普段車では入らない/入れないような場所をぼうずと彷徨う「道迷い」という遊びにして親子で迷子になってます。 17/12/26(オポムチャン)

俺がやってたすごろく旅行はまさに「迷子になる」旅だったな。
何がこの先にあるかわからないワクワク感は事前に分かってる観光旅行とは違う面白さがあった。
みんなも是非やってみて! 17/12/26(石川浩司)

散歩と徘徊の違いは何であろうか(笑い)。 17/12/31(わいわい)

年取ると「散歩に行ってくるよ」と言ってそのまま徘徊とか多そう。 17/12/31(石川浩司)

前の職場はニュータウン内にあった上その辺が竹で有名な所だったので、周囲を歩いても団地と竹薮。 でもすごく落ち着ける所でした! 17/12/31(西大路)

かぐや姫には会えなかった?
「神田川」を歌ってくれるよ。 17/12/31(石川浩司)

かぐや姫に会う事はなかったので神田川を歌ってもらう事もなかったですが、小畑川という川が流れてました。 18/1/27(西大路)

さすがに知らない川だな。 18/1/27(石川浩司)

リアルタイムでは見たことはないですが、現在数多ある街歩き番組の元祖といえば毎日放送制作の「夜はクネクネ」〔1983-1986〕ということになっているようですね。どういう番組だったのだろう。関西ローカルだったので関東在住者にとっては噂しか聞いたことがないのです。もしこの番組の想い出を持っている方がいましたら話していただければ幸甚です。 18/1/27(波照間エロマンガ島)

今はいろいろあるもんねー。低予算でそこそこ視聴率の取れる番組の代表格か。 18/1/27(石川浩司)

波照間エロマンガ島@バンコク都トンブリー区在住です。先日アパート近所の路地を散歩していたらびっくりする光景を目撃しました。



路地に面した住宅の1階の囲いの中で野ぶたが2匹寝ていました。わたしが「おおぉぉ」と声をあげると雰囲気を察したのか、起きてわたしのほうへ向かってきました。

わたしの住むアパートの近くには自動車の通行できない路地が張り巡らされていて、たまにこういう場所に遭遇してしまうんですね。壁のない家に住んでいる人もたくさんいます。という散歩の途中でブタさんに出遭った話でした。 18/2/27(波照間エロマンガ島)

「俺はトンカツに!」「私は生姜焼きに!」と希望を言ってなかった? 18/2/27(石川浩司)

散歩とは少し違いますが、患者さんの一人が、「あの角にあったファミマなくなったん?」と言いはるので、「もう2年近く前になくなりました。ていうか、裏通りばかり歩いてくるから気づけへんねんよ!」と言ったら、しっかり認めてはりました。
「あの人と来たら初めての私は道覚えられへんわ」と、その患者さんの紹介で来られた人の言葉の意味がよくわかったのでした! 18/4/12(西大路)

俺も裏通り好きだが駅から家までは遠回りしない限り、大通り一本しかない・・・。 18/4/12(石川浩司)

波照間エロマンガ島@バンコクです。
先日、タイ旧正月休暇でチェンマイ北方のチェンダオに遊びに行きました。夕方散歩をしたところ、帰りは日が暮れてしまい、街灯もない山道の暗闇が怖かったです。懐中電灯などもちろん持ち合わせてないので、スマートフォンを照らしながら宿まで戻りました。わたしは普段バンコクという都会で生活していて夜も街灯が当たり前にある生活をしているのですが、100年くらい前までは夜は暗かったんですよね。あらためて自然の営みのようなものを感じました。 18/4/26(波照間エロマンガ島)

真の闇って最近なかなか出会えないもんね。
本当に1メートル先も見えない闇って、本来夜は恐怖の対象だったことを思い出させるね。 18/4/26(石川浩司)

18/4/26の石川さん。以前北海道の帯広市に遊びに行ったとき、郊外の喫茶店で友人とおしゃべりしていたら日が暮れてしまい、店から外へ出ると、あたり一面真っ暗だったことを思い出しました。都会生活者にとっては夜の闇は本当に怖いです。 18/4/30(波照間エロマンガ島)

田舎に行ったことのない若い人には「本当の闇」未経験者もいるんだろうね。
バスの運転手がバス停を間違え、変な場所でおろされ、どんどんあたりが闇に覆いかぶされていく獣道を山の中の一軒宿の温泉に向かっていた時も怖かったなあ。 18/4/30(石川浩司)

常夏の国タイのバンコクにて生活しています。日中は暑すぎるので表通りは人の気配が少ないですが、日が暮れて涼しくなると公園などには運動好きの老若男女が身体を動かしている光景を目にします。夜遅い時間の外出はちょっと危ないですが、浅い時間だと散歩の途中はその運動する集団を眺めて時間を過ごしています。バンコク有数の大きい公園のルンピニ公園では、エアロビクスダンスやら太極拳やらたくさんの音曲舞踏系の集団がいて拡声装置から音楽を流しながら身体を動かし、皆さん健康増進に務めています。 18/5/19(波照間エロマンガ島)

もうちょっと小さな公園がそこそこにあればいいのにね。
でも散歩には大きい公園がいいのかな。 18/5/19(石川浩司)

そういえばカンボジアを旅行したとき、夕方日が暮れかけるとそれまで人の気配のまったくしない広場や路地そこかしこに人があらわれ、スポーツに興じたりものを売り買いする姿を見て、あー常夏の国は昼間は休息して夕方涼しくなってから活動するんだー、と実感をもって体験したことを思い出しました。つい100年くらい前までは電気もろくろく通らない、ましてはエアコンなどのない熱帯の国々ではそれが普通だったのですね。
以前暮らしていたタイのチェンマイであるナイトマーケットは、そんな昔からの伝統を受け継いでいると聞きました。 18/6/17(波照間エロマンガ島)

南国は昼間は閑散としてること多いよね。
歩いているのは外国人観光客ばかり。 18/6/17(石川浩司)

18/6/17の追記。

遠藤周作「王国への道−山田長政−」を読むと、アユタヤ王朝時代のタイの風景の描写が出てきます。暑い国なので昼間は市街はしーんとしていて夕方から市が立ちにぎやかになるという描写が印象的でした。といっても史料はあまり残されておらず、遠藤周作は詳細な部分は想像して書いたものだと言われていますが。
そういえば、2009年頃アユタヤに遊びに行ったときに、フリーペーパーに「21世紀の長政来たれ!」というキャッチコピーの日本居酒屋の広告が出ていて訪ねていったのですが、店は潰れてたどり着けなかったことがありました。せっかく長政の気持ちになって行ったのですけどね。 18/7/13(波照間エロマンガ島)

俺もアユタヤで安い宿を取ったら扇風機しかなくて、でもすごく暑くて熱中症っぽくなってしまい、結局その近くの高めの店でビール飲むしかなく「安い宿で失敗した〜」という思い出あり。 18/7/13(石川浩司)

夜明け前か日没後に散歩をする時は、小型のLED懐中電灯を携帯するようにしています。
足元を照らす為というより、「ここに人がいるので対向車(対向者)は気を付けて下さい」という意味で使用しています。 18/7/24(テングザル)

それは車に乗せてもらうとよくわかる。
人と自転車は本当に見えないもんね。 18/7/24(石川浩司)

最近自転車を買ったので朝夕の散歩が楽しくなりましたー。健康作りのためにできるだけ毎日乗るようにいています。ときに景色を楽しみたいときには、自転車を降りて歩くこともします。ただいま身体のあちこちが筋肉痛であります。そんな最近のわたしの散歩事情でした。 18/8/16(波照間エロマンガ島)

でもバンコクって交通事情が日本より荒っぽい気がするから、くれぐれも車に気をつけてねー。 18/8/16(石川浩司)

バンコクのバス路線めぐりをしているとき、まったく地勢を知らないバス停で降車してあたりを行き当たりばったりに散歩するのが最近のわたしのお散歩スタイルです。知っている場所に出たところで散歩は終わり、そこから交通手段を駆使して帰宅します。そんな今日このごろ。 18/10/7(波照間エロマンガ島)

大都市の楽しみのひとつだね。独身時代、俺も東京のバスに乗って同じようなことしてた。 18/10/7(石川浩司)

最近は武田泰淳の「目まいのする散歩」の文庫本をポケットに入れて散歩しています。バンコクの地を散歩して疲れるとカフェで休息し、かつての生活圏だった東京のことを思い浮かべながらこの本を読むのです。すると忘れていた東京の地勢の思い出が突然記憶の底からわき出でてくる。とても幸せな散歩中の読書です。
この作品は奥さんの百合子さんが口述筆記していて、それはつまり泰淳が脳血栓で四肢が麻痺した晩年の作だそうで、「目まいのする散歩」というタイトルの中に、すでに散歩から導かれる「健康」とは正反対のベクトル、「病人の徘徊」、というスリリングなテーマが言葉の端々から沸き起こってくるところがたまらなくシュールレアリスティックな作品なのです。百合子さんの「富士日記」やソビエト旅行の紀行文「犬が星見た」とも陸続きな感興を味わうこともできて、泰淳と百合子の共同作業がジョンとヨーコのようにも感じて、とっても得したような気分になれます。 18/12/3(波照間エロマンガ島)

ああ、それは見つけたら俺も買ってみよう。あ、古本屋でね。 18/12/3(石川浩司)

18/12/3の追記。数年前、武田泰淳の「ひかりごけ」を初めて読みました。1944年に実際に起こった、北海道のオホーツク海で遭難した難破船の中の死体損壊〔食人〕事件をモチーフにした作品です。以前から読んでみたいと思ってはみたのですが機会がなく、偶然バンコクの古書店にて文庫本を見つけて読んだ次第です。意外に感じたのは、題材のヘビーさをおもんばかってか、小説体ではなく戯曲体として構成されていて、笑いの要素も散見された軽い作品の印象をもったことです。このことがかえって底知れぬ人間の業の闇の深さを感じ、時間が経つごとに怖さが増幅するような作品でした。

また「ひかりごけ」を読んだ後に、川西政明の評論「ひかりごけの秘密」を読みました。この作品がどういう背景で書かれたのか興味をもったからです。するとそこに、1919年に新潟県で起こった日本で初めてのバラバラ殺人事件とされる「鈴弁殺し事件」の被害者の孫娘が泰淳の妻である武田百合子という記述が出ていて、びっくりしてしまいました。泰淳は百合子と結婚するまでその事実は知らなかったそうですが、それを知ってから泰淳は根彫り葉堀り百合子に家系について質問したとも書かれてあります。

「ひかりごけ事件」「鈴弁殺し事件」を知り、興味がつきなくなったわたしは、極限状態で人間が人間の肉を食べることについて考えるようになっています。大東亜戦争下における食人がモチーフにある大岡昇平の「野火」、野上弥生子の「海神丸」、1972年に起こり映画化もされたウルグアイ空軍機571便遭難事故、2007年ルーブル美術館で見て印象に残ったジェリコー「メデューズ号の筏」のモチーフとなった1816年に実際起きた海難事故などなど、立て続けに作品やルポルタージュに接し、思考するようになりました。あ、原一男監督の「ゆきゆきて、神軍」〔1987年〕という映画もありましたね。あの映画も深く感銘を受けましたが、人肉食について描かれていました。おいそれと向きあうことの困難な重いテーマについて、武田泰淳は何を考えていたのかが、最近のわたしの興味のひとつです。 19/1/12(波照間エロマンガ島)

水木しげるも描いてるよねー。 19/1/12(石川浩司)

散歩をしていての収穫は、野菜などの無人販売のお店を見つけること。
こういうものはネットではほぼ載っていないので自分で見つけるしかありません。
私個人としては、トマトや果物をよくチェックします。スーパーでは高い値段が付きそうなものが、100円そこらで買えてしまうので見逃せません‼ 19/1/24(Sankaku)

直売所はいいよね。顔が見えるよう。 19/1/24(石川浩司)

中国・北宋時代の政治家、欧陽修〔おう・ようしゅう〕の言った「三上〔さんじょう〕」という教え。大学1年の現代美術作家の菅木志雄先生の最初の授業で習ったこととして記憶に残っています。どういうものかというと、文章の着想を考えるとき、またはアイディアを練るときに最も良い場所というのが三つあって、それが(1)馬上(2)枕上(3)厠上、だというのです。

馬上というのは文字通り馬に乗っている状態、現在でたとえると、自動車に乗ったり散歩していたりする状態を言います。枕上というのは、睡眠するときに寝床で横たわっている状態。そして厠上はトイレで排便している状態です。この三様の状態のとき、人はリラックスしアイディアを得やすいというのですね。

この教えを聞いて以来、わたしは三上のときには意識してよくメモをとるようになりました。たとえば散歩しているときには何気ない発想のアイディアを書き留めることを習慣づけました。ジョン・レノンは散歩中思いついたメモをポケットに入れポケットがいっぱいになったら作品ができる、という名言を残しています。石川さんも寝床でメモをつけることがあると最近このホームページで読みましたが、どんなメモを残しているのでしょうか。

そんな三上の話でした。 19/7/2(波照間エロマンガ島)

あと風呂もいいね。「メメントの森」という歌は、詩もメロディも風呂に入ってる時に突然降りて来た。 19/7/2(石川浩司)

波照間エロマンガ島@タイランドです。
あと数年で還暦を迎えるのですが、老後の人生をどのように過ごそうか、このところいつも考えています。10年ほど前はチェンマイに終の棲家を見つけて余生をのんびり過ごしたいと思っていましたが、最近は海の近くがいいかな、とパタヤにコンドミニアムを購入してリタイヤメントビザで生活することを検討しはじめています。それで休日ごとにパタヤに出向き、あちこちを散策しています。パタヤ市街の中心部は5〜6キロのエリアに集中していて、十分散歩するのに便利な地勢なんですね。で、歩きつかれたら冷房の効いたカフェーで休憩して、疲れが取れたらまた散歩に出かける、というようなスタイルで暑さをできるだけコントロールしながらあちこち散策します。また、いたるところに古式マッサージ屋もあって身体をリフレッシュしてくれるので、そちらも最高ですしね。まぁ贅沢は申しませんがそんな感じで70歳くらいまで生きれればいいかな、と。そんなことを思いながら「散歩」しているわたしでした。 19/9/17(波照間エロマンガ島、来月57歳になります)

パタヤは一週間ほどひとりで居たのだけど、タイミング悪く風邪で発熱してたせいもあってあまりいい印象ないんだよね。
風俗店も多かったけど、それも自分にはあまり興味のないところだったからなあ。
でもその部分がエロさんには魅力のひとつでもあるんだろうねー。 19/9/17(石川浩司)

19/9/17の石川さん。はい、パタヤでは風俗店に頻繁に入店するわけではないですが、風俗店が林立している猥雑な風景が好きなのです。またバービヤやゴーゴーバーというオネエサンのいるバーでお金を使わずに時間をつぶすのが性に合う年代になってきましたよ。 19/9/26(波照間エロマンガ島)

せめて英語ができれば会話も楽しかったかもしれないが・・・英会話だけは若いうちにやっておくべきだったなぁ。 19/9/26(石川浩司)

タイ在住の波照間エロマンガ島です。こちらタイランドは乾季に入りました。天候は毎日晴れの日が続き、雨は数えるほどしか降りません。
日本にお住まいの方からするとなんと恵まれた気候かと思われるでしょうが、タイはなにしろ南の国なので晴れるとすぐに摂氏30度を越えてしまい、暑くて仕方ないのです。なのでタイでいちばん好天の日は、実は曇天の日であるといえます。太陽の直射日光が雲で隠れるだけで気温は下がり、しのぎ易くなります。曇りの日は絶好の散歩日和なのです。

前回の休日は曇天だったので自宅近所を散歩しました。涼しくて気持ちよかったです。それでも何時間も外出していると発汗してきます。小休憩して飲む水がとにかく美味しい! そんなタイの散歩日和について、でした。 19/12/3(波照間エロマンガ島)

毎年行く2月もまず雨は降らないね。雨は十数年で数回しか無かったな。 19/12/3(石川浩司)

年末あまりにも暇なので隣町へブラブラ散歩しました。この町、石川さんが今年ドラマ撮影されたラブホテルがある町でもあります。周辺にはお城のホテル、円盤形のホテルなどがある所謂「小さなラブホテル街」です。駐車場にはそこそこ車が停まっていました。私は素通りしましたがね。皆さんお若いわね、フフフ。 19/12/31(もちっこ)

ラブホテルか〜。俺は車が無いのでほぼ行ったことないな。連れ込み旅館だったなー。懐かしや。 19/12/31(石川浩司)

というわけで西暦2020年が始まりました。「1年の計は元旦にあり」という先人の言い伝えのとおり、新たな気分で元日に新しいアプリを導入することにしました。

それは「万歩計〔まんぽけい〕」。

このアプリですが、万歩計のほかに食事やら血圧やら入力して自分の健康を同時に記録して観察できるツールでございます。さっそく毎日10000歩を目指して散歩を始めました。今1月3日ですが3日間は10000歩を越えることができました。「3日坊主」に終わらず、今後も継続していきたいしょぞんにございます。 20/1/21(波照間エロマンガ島)

結局、歩くのが健康には一番いいとも言われてるよね。
過度の運動は他の怪我や病気を誘発することがあるからね。 20/1/21(石川浩司)

連れ込み旅館って何だろうってネットで調べたら、渋い旅館で思わずドキドキしました。ラブホテルは開放感があるのに対して連れ込み旅館は背徳を感じさせます。 20/1/21(もちっこ)

そこが魅力なんだけど、最近どんどん少なくなってきてる。
いずれ日常遺産的なものになるかもしれないなー。 20/1/21(石川浩司)

厳密には散歩とは言えないかもしれないですけど、一つの発見があったので投稿します。
年末に新宿ピットインへ大友良英さんのライブを観に行きまして、お互い酔っ払った友達と勢いで、次の用事がある上野まで徒歩で行こうという事になりました。
距離にして大体6キロで、1時間半近くかかりましたが、歩く分には地元群馬よりも段違いに歩きやすい事に気づきました。
東京の方が坂道が多いけど、歩道の整備や広さが全くストレスにならず、酔い覚ましには良い散歩になりました。 20/1/21(KPC)

あとお店とかいろいろあるので、風景に飽きない、というのも大きいかもしれないね。
田んぼばかりの郊外の国道の6キロは長いからね~。 20/1/21(石川浩司)

20/1/21の石川さん。今から10年ほど前、タイカンボジア国境のアランヤプラテートの国境イミグレーションからタイ国鉄の鉄道駅まで、ちょうど6キロくらい距離があったのですが、バイクタクシーに乗らずに歩いたことがあります。当日は曇天で涼しかったのですが、熱帯の6キロ徒歩移動というのはさすがにばてました。2時間弱かけて歩きました。
駅に着くとそれほど待たずにバンコク行きの鈍行列車に乗れて、カンボジアからタイへの陸路の旅は無事終わりました。あ、これは散歩というよりは運動ですね。 20/2/4(波照間エロマンガ島)

俺もシンガポールからマレーシアまで橋を渡って歩いたことがある。ちょっと川を渡っただけなのに、やはり雰囲気はガラッと変わることを実感したなー。 20/2/4(石川浩司)

散歩が上手く出来ると、運気も上がるのでは、と思えるようなことがいくつかありました。
気まぐれに入った店で目玉商品が見つかるということも何度かありました。
また、創作の上でも生の空気を味わいながら歩くことは、とても重要だと思います。 21/2/8(Sankaku)

俺はその散歩を仕事にしてる~。今月は那覇市内をすごく散歩したよん。 21/2/8(石川浩司)

2021年2月、早々とタイのバンコクは乾季から暑季に季節が変わったようです。今までは朝夕しのぎやすく散歩も気持ちよかったのですが、これからの季節は移動すると汗だくになる「魔の季節」となります。数ヶ月間暑季が続くと、5月の終わりから雨季になり、1年でいちばん快適な季節になります。雨は一日に一度降るかどうかで、しじゅう曇っていて風が気持ちよいのです。散歩中にスコールが降ってきても1時間もすれば雨はあがります。まわりのタイ人たちも雨があがることを知っているのでのんびり雨宿りしています。国民性はそういうところから生まれるのかもしれないなあとタイ在住歴10年を超えて思う雑感であります。 21/2/23(波照間エロマンガ島)

あ~タイで散歩したい。暑いと飲み物もうまい! 21/2/23(石川浩司)

21/2/23の石川さん。これは妄想ですがコロナ禍が収束して、石川さんのDANROの連載でタイのバンコクやチェンマイの街角散歩ができるようになるといいな、なんて思いつきました。2021/4/15(波照間エロマンガ島)

もちろん行けて連載も続いていれば絶対やるねー。来年、頼むよ~。2021/4/15(石川浩司)

バンコク在住の友人が朝5時に家を出て毎日異なるルートで散歩しているレポートをSNSにアップしていて、刺激を受けてます。彼はわたしと同じバンコクに住んでいるのですが、わたしの知らない風景、つまり公園や駅、モニュメント、寺院などの写真も合わせて見られるので、なんか自分も散歩しているような気持ちになれるのです。まだ辺りは薄暗く往来は静かで空気も澄んでいる、静謐な朝の雰囲気を堪能しています。
そんな「散歩した気分になれる」友人のSNS記事でした。 2021/8/22(波照間エロマンガ島)

俺のDANROの地味町散歩も読んでね~。ほんでよかったら皆さん「ザ・レポート」に感想投稿してねー。 2021/8/22(石川浩司)

2014年に今の土地〈所沢市小手指【こてさし】〉に引っ越してきて間もなくだったと思いますが、新座市のショッピングセンターまで歩いた事があります。片道2時間以上、やはり自転車を使ったほうが得策でした。
イタリアンの食べ放題レストラン〈現在は閉業〉を目指しましたが、今はだいぶ体力も落ちて、同じ事をするのは難しいです。  2023/11/10(Sankaku)

俺も高校時代はサイクリングで全国まわっていたけど、今は体力的に無理。動けるうちにどこまでも行っておくれー。 2023/11/10(石川浩司)

昔減量を試みた頃、自宅からちょっと遠めの駅まで片道15kmを歩いたことがありました。
ウォーキングというほどしっかりしたものではなく、散歩の延長みたいな感じでだらだら歩いて、目的地の駅まで着いたら電車に乗って帰る、といった感じでした。
普段車から見える景色や建物も、歩いてみるとずいぶん違って見えるんだなあと感心した覚えがあります。 2023/11/10(たちつ亭と~助)

車じゃ見えない
新幹線じゃ見えない
歩いてなきゃ見えないものがある
もっとも逆もまた真なり

健康じゃわからない
万全じゃわからない
病気じゃなきゃわからないものがある
もっとも逆もまた真なり

 2023/11/10(石川浩司)

たまに近くのブックオフまで散歩します。
辺鄙な場所にあるので歩くくらいしか手段がないのです。

そこにはレアCDがわんさかわんさか 2024/2/29(ズミ天)

不便なところに見つけものあり。便利なところは誰でも行くから淘汰されてない僻地へ。 2024/2/29(石川浩司)


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