話題288  好きな映画



ありそうでなかった話題で、好きな映画の話をしませんか?!
最近観てよかった映画でも昔観てよかったような気がする映画でも単純に面白い映画でも人生におけるマイフェイバリット映画でも邦画でも洋画でも人形映画でもアニメ映画でも長編・短編すべてOK。ジャンルも問いません。
みんなの気になる映画・好きな映画を語って映画の世界をシェアしませんか?? 08/6/4(ことり)


***レス(発言は古い順に並んでます)***


うわ、これはいろいろあるな。邦画だと寺山修司「田園に死す」洋画だとなんだろ。マルクスブラザースとかかな、マイフェイバリットは。
あ、でもヤン・シュバンクマイエルもいいなぁ。
いろいろみんな、聞かせてちょっ! 08/6/4(石川浩司)

なんて素敵な話題でしょう。
「キリコの風景」という映画が好きです。
出演は小林聡美、杉本哲太。
出所したばかりの不思議な力を持つ男性が元妻を探して旅をする、という内容で特に盛り上がる場面はないのですがまた見たいと思う映画でした。  08/6/12(若様)

一番好きなのはYUIちゃん主演の「タイヨウのうた」って映画。
主人公とお揃いのピックネックレス買っちゃった☆ 08/6/12(りあちゃん)

なんといっても「ビックフィッシュ」!ティムバートン監督の映画です。
映像も、絵本みたいで綺麗だし、なんといってもストーリーが最高!「物語」世界に入り込んで楽しむタイプの人に、絶対にお勧めの映画です。
ラストは、とっても暖かい気持ちに。大好きな映画です。 08/6/12(ぴよまる)

この話題はその映画を観てないとなかなかコメントが付けられないのが難点だね。
でも、何かの時に観ようと思うきっかけになるので、みんなどんどんお薦め映画送っちくりや〜。 08/6/12(石川浩司)

アメリカの「ゴーストワールド」という映画が大好きです。
主人公の女の子に自分を重ねて、冴えないおじさん役の人に心を奪われ、ものすごくはまった映画です。
登場人物もファッションも音楽もすべてが大好きです。  08/6/21(若様)

王道かもしれませんが、オードリー・ヘプバーンの「昼下がりの情事」が大っ好きです。健気で健気で可愛すぎて、ラストは号泣しちゃいます。「ローマの休日」はラストが辛い! 08/6/21(秘密の座席)

みなさん早速ありがとうございます!勝手に語ったり人のに絡んだり、どんどん投稿して素晴らしい映画ライブラリを築こうではありませんか!!!
というわけで私は初回ということで固くマイフェイバリット映画をいきます。
キューブリック映画が素晴らしいことなんて当たり前なのでしょうが、マイフェイバリットといえばキューブリックを無視するわけにはいきません。中でも博士の異常な愛情・フルメタルジャケット・シャイニングが大変たまりません。以降、バリーリンドン・アイズワイドシャット・時計仕掛けのオレンジ・2001年宇宙の旅…ってほとんどじゃねーか!なんですが、ここで敢えてひとつアイズワイドシャットの話をすると、こんなトムクルーズは他では観られないぞ!といった作品なのでキューブリックなんてよ〜な人もトムの安定感にやられている方は是非観てみてくださいです。
さて、長くなりそうなので急ぎます。他ではニューシネマパラダイスとピアノレッスンが猛烈に大好きです。
私はこれでも「歩くロマンチック」なのです。ニューシネマパラダイスは語るまでもありませんが、ピアノレッスンに関しては男性よりも女性のほうが主人公の心情を理解できてぐっとくるかもしれません。サウンドもマイケルナイマンで絶品です!
というわけでこの話題さえあれば王様で食いっぱぐれしなそうなので、しつこく登場致します。次回に続く。 08/6/21(ことり)

シャイニングはホラー物が苦手な俺でも絶賛。実際にはたいして人は死なないのに、ずっと緊張感が途切れない演出に唸った。
ジャック・ニコルソンも当たり役だったね。
ニューシネマパラダイスを二度目にひとりで映画館に観に行った時は那覇の映画館で、まさにその映画館が閉館になる当日に行ったので印象深いなぁ。キスの映像の繋ぎあわせはずるいよ。泣いちゃうじゃないかっ!
あ、そうだ。みなさん「ブリキの太鼓」を忘れてませんか? 08/6/21(石川浩司)

「ピアノ・レッスン」はぐっときますねー。感覚的に共感します。むかしクローネンバーグが好きでした。「戦慄の絆」とか「裸のランチ」とか…。ジェレミー・アイアンズつながりで「運命の逆転」も大好き。かなりの部分が見る人の解釈に任されるようなものが好きです。  08/6/28(蓮)

チェコ・イギリス・フランス合作の「コーリャ愛のプラハ」という映画が好きです。
最初、期待せずに見始めたら、すぐに泣かされてしまいました。顔がぐしゃぐしゃになるくらい。
とにかく子供がかわいいんです。  08/6/28(若様)

動物と子供には、涙腺やられちゃうよな。 08/6/28(石川浩司)

こっちでは日本で見た映画と、見た事がない映画がごっちゃになってて、いろいろです。日本のレンタルビデオ屋でも見れるのもあれば、こっちに来て初めて知った映画もありましたし。ジャンル的にはホラーとコメディを足したような作品が面白いです。一番楽しかったのはテレビで見た作品で、「 幽霊の住む家」 08/6/28(直訳したら「鬼神が住む」ですが)というのがあり、新居に引っ越してきた男性を様々な怪奇現象が襲い、雷に打たれてから、家の中に住み着いている若い女性の幽霊が見えるようになったというものです。
でも、日本のレンタルビデオ屋に並んでいるのは、ほとんどが名の知れた役者が主演の映画ばかりで、内容や結末にひねりが少ないのもありました。一方で、こっちに来てみたら、日本では名前があまり通ってない主演俳優でも、作品としては見ていて楽しい映画もあり、なんか内容云々よりも、主演役者が誰なのかで日本へ 流れてるような雰囲気がありました。よほどこっちで話題にならなきゃ、外国への進出はハードルが高いみたいで、日本側がえり好みしてるのか、韓国の制作側の感覚が違ってるのかが気になります。 08/6/28(Hi-)

石井克人監督の「茶の味」というのがほのぼのといしていて良かったです。
ちょっと狙った感もありますが、シュールなシーンも印象的です。
例えば、男の子(中学生)の好きな子が転向していく時、その好きな子の乗る電車が男の子の額から走り抜けていったり、女の子(小学生)がいつも巨大な自分に見つめられてる、といったシーンなど。
我修院達也のキャラも立ってます。 08/6/28(作戦失敗)

近年全く映画を観てないのですが・・・皆さんの熱い書き込みをみていたら、投稿したくなりました。

「好きな映画」と訊かれて思いつくのは、まずはチャップリン映画です。中学のころ好きになり、片っ端から観てました。
「ライムライト」とうい映画で猛烈に引き込まれました。いわゆる「チャップリン」の扮装の映画ではありませんが。
老いて人気のなくなったたコメディアンと、踊れなくなったバレリーナの愛情が描かれてて、
二人の関係がそれはもう美しく、悲しいんです。
何度観ても泣いてしまう。
老コメディアンのさえないコメディの舞台とか、台詞まわしとか、全部が好き。
あとは「独裁者」も大好き。ここまで徹底的に権力者や戦争をコケにした映画って、ないと思う。
題材は重たいのに、爆笑せざるを得ないところがさすがチャップリン。

ビリ・ワイルダー監督の「お熱いのがお好き」を観て、マリリン・モンローが好きになったな。
それまで娼婦のようなイメージだったマリリンが、少女のように可愛らしくて。
写真集集めたり、伝記読んだり。
ワイルダー監督、共演してるジャック・レモンも好きで、マリリンとジャックが出演しているものは大体借りたけれど、
「お熱いのがお好き」はやはり別格に好きです。

最近観た映画で面白かったのは、最近と言うには古いけど(レンタルで観たから)、
今敏監督のアニメ「東京ゴッドファーザーズ」。物語もだけど、映像のセンスとか、
ちょっとした演出がすごく面白かった。あ、コッポラの「ゴッドファザー」も好きです。

ことりんも挙げてる、キューブリック映画も漁るようにみたなぁ。
「シャイニング」、部屋を真っ暗にして観てしまった・・・。失敗。
「ニューシネマパラダイス」は号泣してしまったな。
「ブリキの太鼓」はあの絶叫がたまらなく良かった。
あの子役の子がすごかった。大きくなれない大人の方かと思って観ていました。 08/6/28(桃玉)

結構映画観てるのね〜。 08/6/28(石川浩司)

二宮和也くん主演の、「青の炎」。
クライマックスの絶望感が、害虫並みに残酷で、癖になります。 08/6/30(りあちゃん)

「あなたになら言える秘密のこと」という映画が好きです。
大怪我をした男性と、彼を看病する心に傷を負った女性の物語です。
秘密がとても重いけど、ラブストーリーメインじゃないところと、最終的にハッピーエンドなところがいいです。  08/8/28 (若様)

熱いみなさん、こんにちは!!ワタクシは今回は「ロシア映画の巨匠・タルコフスキー編」です。
タルコフスキーの映画は実に地味展開だし古い映画なのですが、映像の美しさ、人間の心情の描き方に関して絶品の映画です。
SF映画の先駆者的ポジションでキューブリックの「2001年宇宙の旅」とタルコフスキーの「惑星ソラリス」がありますが、2001年が想像も付かない未来・未知の世界の色が濃く、唯一人間臭い心を見せてくるのがコンピューターのHAL、という作品なのに対して、ソラリスは同じSFでも近未来的な未知のものにスポットが当たっているというよりもそれよりも人間模様・心理戦メインみたいのが中心の映画でなかなか面白い映画です。
そして!!映画序盤には並セキセイインコ (並ですよ、並!)がずっと登場しているので鳥マニアのキミは必見です!!!!!!
そして、タルコフスキーでは鏡、ストーカー、ローラーとバイオリンを他では観ましたが、特にストーカーが最高です。おっさん三人組が延々と謎の「ゾーン」を探検するという実に地味な展開のとても素敵な映画です。この映画の草原がまた最高なのです!観てしまったキミは間違いなく草っぱらでソーンごっこをしたくなってしまうことまちがいなしです!
というわけで「地味で映像が綺麗」な映画が好みの方に、とてもオススメです。
石川さん!シャイニングのジャックニコルソンはほんと最高ですよね!そして、あのキューブリックならではの均等なシンメトリー映像が緊張感をあおってくるような気がします。メイキングで観たのですが、ジャックに追い詰められる緊迫のシーンの鬼気迫るジャックを真下から撮るシーンがあったのですが、このカメラワークにやられこんでしまったのか!と大変感動しました。
ニューシネマパラダイスのキス映像シーンはもう、そこでそんなの犬で泣かされるのと同じくらいそんなのグっときてしまうでないか!!なシーンですよね!!!
というわけで次回もしつこく登場致します。 08/8/28 (ことり)

地味で映像が綺麗。「エル・スール」とかも良かったなぁ。 08/8/28 (石川浩司)

私もチャップリン映画が大好きです。
「人生とはズームアップで見ると悲劇だが、ロングショットで見ると喜劇だ」
そんな名言を残したチャップリンの作る映画は「人生の参考書」だと思ってます。
あ、でも「恐怖奇形人間」等のカルト映画も大好物っすー。 08/10/12(閏子)

俺は「100人殺したら英雄で、1人殺したら殺人者」(うろ覚え)というのが心に残っているなぁ。 08/10/12(石川浩司)

>石川さん
地味で美しいですか!!それは観てみようと思います。いや、絶対観る!人生の先輩に映画を教えてもらって光栄です。プロミス!!!!

ではワタクシは今回、美しい編で行きたいと思います。 「ベルリン・天使の詩」と「存在の耐えられない軽さ」です。
もう、この二本はとっても美しい!!美しい!!!! ジュリエット・ビノシュが最高!!ベルテン、問答無用に美しい!!!
ゴダールの雰囲気というか、近い流れの美しさがあります。グッときたいときに、是非!! 08/10/12(ことり)

「ベルリン・天使の詩」は見たな。あの頃ちょっとした話題になったよね。 08/10/12(石川浩司)

最近観た最近の映画編です。
最近、最近の映画を2本観ました。グミチョコレートパインとダージリン急行です。
グミチョコのほうはもう、原作もリアルタイムで読んでいたし、そもそも私の根底を流れるナゴムという基盤があったので、単純に楽しむことが出来ました。
主人公たちを観ているとまるで自分たちの中学生時代を見ているようで 08/10/26(「たま」にとんでもないショックを受けて凄まじく影響されてしまい珍行動に走ってしまう、とか)、これは一緒に情けない青春を駆け抜けた中学生時代からの友人と是非とも一緒に観て笑いたいって思った1本でした。 そしてもう1本のダージリン急行。
こっちは裏切ることなくダラダラのユルユル映画で、私はこういうのを観る度思うのですが、映画の主人公がダメでどうしょもない人間であるほど、私はほっとしてしまうなぁーとか思い、ややダラーーーンすぎ感はあれどもほのぼのとダメ人間主人公たちに大変癒されました。 08/10/26(ことり)

グミチョコレートパインは俺も観た。知り合いたくさ〜ん出てたなー。 08/10/26(石川浩司)

シルヴァン・ショメ監督のベルヴィルランデブーです!
オムニバス映画"パリ・ジュテーム・パリ"の中の
ショメさんの作品も好きです。パントマイム家族のやつ。
ベルヴィルのサントラは何年も聞きまくりです。

あとは・・・
夢のチョコレート工場(メルスチュワート監督の方!!)
ライザミネリの"キャバレー"
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
RENT
ヘアスプレー
皇帝ペンギン・・・ペンギンの赤ちゃん!ああん、きゃわゆい!
あとは・・・
ムットゥ・踊るマハラジャ
これはおすすめに成功したことが無い!でも好きだぁぁ!  08/11/28(aina) ?

俺もチョコレート工場は昔の作品の方が好きだったな〜。  08/11/28(石川浩司)

「ALWAYS三丁目の夕日」「ALWAYS続・三丁目の夕日」が好きです。
内容も出演者も好きなんですが、特に子役の須賀健太がいいのです。
顔が、表情が可愛すぎて、ずるいです。
「もう!自分で可愛いってわかってるんだろう!この〜」という感じになります。 08/12/13(若様)

子供だって、実は大人と同じくらいずるい、というか分かってるよね。
自分が子供だった頃を思い出してもそうだったなぁ。 08/12/13〔石川浩司〕

自分は新版『チョコレート工場』も、話や歌詞など原作に忠実+現代風味で面白かったです。ダニー・エルフマンの音楽も好きですし(サントラ買いました)。
ちなみに、同じロナルド・ダール原作『マチルダは小さな大天才』もかつて映画化されていました。
ただ自分の周囲の反応を見ると、いずれも独特のブラックユーモアに「子どもは喜んで、親世代は眉をひそめる」場合が多かったです。 08/12/29(そぎィ)

ブラックが面白いのは、お笑いの基本がブラックなところ、差別的なところにそもそもあるからなんだよね。  08/12/29(石川浩司)

最近、強烈に猛烈に好きな映画に久々に1本食い込みました。
スペインで大ヒットした「ANA+OTTO」です。
出会って8歳でお互いに運命を感じ、惹かれあい、親たちの再婚によって義理の兄妹になるも、 強烈に惹かれあっていく二人、そしてどうなるか。といった映画です。
とにかくもう胸が一杯に切なくなってしまいます。北欧の白夜もロマンチック!!
もう観終わってから二日間くらい胸が切なくてよく眠れなくなってしまいました。透き通るような恋愛を観たい方にはものすんごくオススメです。
残念ながら日本ではイマイチマイナーのようでDVD化はされていないし、レンタルビデオ店でVHSもなかなか見かけないのですが、観たいという方いたら私がみせまっせ〜〜!!! 08/12/29(ことり)

恋愛とあんまり関係ない人生送ってるからな・・・。  08/12/29(石川浩司)

久々に映画館へ映画観に行ってきました。
1本目はミシェルゴンドリーの新作「僕らのミライへ逆回転」。
VHSしか置いていない古いレンタルビデオ店の店員が、ある日とある事故にあって帯電して帰ってきてしまい、気付かずビデオ店に戻ってきたところ、すべてのビデオテープの中身が消えてしまい大騒動!!困ったあげく、映画の中身を自分たちでリメイクして貸し出ししたところ、これが意外にウケて人気になってしまい、どんどん消えてしまった映画をリメイクすることに。そしてどうなるか。
といったおマヌケコメディー映画です。おバカ映画でほのぼのなのですが、そういうの好きな人にはオススメです。わりと万人ウケかと思います。
2本目はミシェルゴンドリー・レオスカラックス・ポンジュノによる3作オムニバス映画「TOKYO!」。
それぞれの監督の東京イメージで作られた短編ものなのですが、面白いのだけども正直DVDで充分かな、と思いました。
ゴンドリーのが一番平均的、ポンジュノのが一番万人ウケ、なのですが、レオスカラックスの作品があまりにとんでもなくって他の2本がどんなんだったか吹っ飛ぶほどでした。レオスカラックスは文学的で美しい作品しか観た事がなかったため、今回のはイカレててギリギリで完全に頭が混乱してしまいました。
地下に棲む謎の怪人・メルドがマンホールから東京の街に這い出て来て、不条理かつ理不尽に大暴走して表層の世界の人たちを恐怖のどん底に陥れる、といったストーリーです。
雰囲気としては、オリコンチャートとか今流行のスイーツとかの表層の世界の中にドストエフスキーの小説の中のとびっきりのキチガイをスポン!と投入、みたいな雰囲気の映画です。
これだけは石川さんもわりと好むのではなかろうか、と思ったりもします。

ところで、イカレ女の映画が好きだと話したところ、イカレ女だったらシリアルママかベティブルーを観なくてはならぬとのことで昨日ベティーブルーを観ました。こちらもほんとイカレ倒してて最高に面白かったのですが、観終わったあと夫に「ことりもこういう気質があるから気をつけてね・・・。ストレスからは逃げるんだよ・・・。」と釘をさされました。イカレ女だからイカレ女の映画が好きなのね!えへっ☆

と、今回も長いことりさんですが、結構映画が集まってきたのでここまでで登場した映画を1度一覧にしようと思います。

・マルクスブラザースの映画  ・ヤン・シュバンクマイエルの映画  ・チャップリンの映画 ・キリコの風景  ・タイヨウのうた ・ビックフィッシュ  ・ゴーストワールド  ・昼下がりの情事   ・ローマの休日・博士の異常な愛情  ・フルメタルジャケット  ・シャイニング  ・バリーリンドン   ・アイズワイドシャット  ・時計仕掛けのオレンジ  ・2001年宇宙の旅  ・ニューシネマパラダイス  ・ピアノレッスン  ・ブリキの太鼓  ・戦慄の絆  ・裸のランチ ・運命の逆転  ・コーリャ愛のプラハ ・ 幽霊の住む家  ・茶の味  ・ライムライト  ・独裁者  ・お熱いのがお好き  ・東京ゴッドファーザーズ ・ゴッドファザー  ・青の炎  ・あなたになら言える秘密のこと  ・惑星ソラリス  ・鏡 ・ストーカー  ・ローラーとバイオリン  ・エル・スール  ・恐怖奇形人間  ・ベルリン・天使の詩 ・存在の耐えられない軽さ  ・グミチョコレートパイン  ・ダージリン急行  ・ベルヴィルランデブー ・パリ・ジュテーム・パリの中のショメさんの作品  ・夢のチョコレート工場 09/1/16(昔のも今のも登場) ・キャバレー  ・ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ  ・RENT   ・ヘアスプレー  ・皇帝ペンギン ・ムットゥ・踊るマハラジャ  ・ALWAYS三丁目の夕日  ・ALWAYS続・三丁目の夕日 ・ANA+OTTO  ・僕らのミライへ逆回転  ・TOKYO!  ・ベティブルー

わーお!沢山!!観るのが忙しくなりそうです。これからもみなさん、映画をガンガン集めていきましょう。 09/1/16(ことり)

半分も見てないな。あと、邦画だったらATG映画は若いとき相当はまったな。「田園に死す」はもちろん「祭りの準備」とかも秀逸だったなー。
ほとんどハズレがないのに、ビデオ屋でもまず見ないのは、有名俳優があんまり出てないからなのかな?  09/1/16(石川浩司)

「ピアニスト」という若い男とちょっと年取った女の映画があるんですが、出演してる女の失禁シーンがあるようです。見たい見たいと思ってまだ見てないので未確認ですが。ってそれ見たさに借りるのかよ。私ったらサイテーね。09/1/22(さっちゃん)

もしかしてさっちゃんスカトロにちょっと興味ない!?
俺、肛門くらいはいいけど、スカトロはちょっと・・・。ごめんね。 09/1/22(石川浩司)

何を感じるかはスターの自由です♪
肛門をいじられるのが好きってことかな?・・・・ふむ。なるほど。今後の参考にします。 09/1/27(さっちゃん)

・・・嫌いじゃないかも。  09/1/27(石川浩司)

ATG映画、私も好きだし観たことない作品についてよく話を聞いているのですが、古い作品になるとすんごく有名とかでないとレンタルになかったり、有名でも廃盤でなかったり色々残念ですよね。
なので今現在の映画もいつかは中々見つからないものになる可能性高いので捕獲がんばらねばと思います。
しかし、さっちゃんのド変態ぶりはブレがなく素晴らしいと思います。
私も変態さには定評がありますが、きっと近い範囲の変態だと思います。変態のさっちゃんに乾杯!
最後に映画。随分前に観たけれどもパフュームも面白かったです。
観たときなんだこのヘンな映画とか思ったけど後からじわじわきて、思わずパフュームごっこしたくなっちゃいます。みんな私にひれ伏してしまえっ!! 09/2/11(ことり)

チェンマイでもさっちゃんはAVをものすごく真剣に見ていて、どうやったら無修正版が手に入るのか熱心に聞いておりました。
さすが、チンポ先輩っ!  09/2/11(石川浩司)

あれ?おかしいな。私ものすごーく普通の真人間なんだけど・・・。ただちょっと紅音ほたるが好きなだけで・・・。(スターのコレクションの)満員エレベーターの痴漢モノみてただけだしな・・。でもAVは人と一緒にみたらだめですね(いろんな意味で)。あ、映画の話でしたね。「マレーナ」っていう映画で主人公の女がものすごくなじられるシーンがおすすめ。身ぐるみはがされたりしてゾクゾクしちゃう!あ、だめだ。ついまたそういう視点で紹介してしまう・・・ 09/2/21(さっちゃん)

とにかく完全な君はドSだな・・・。  09/2/21(石川浩司)

エッチなビデオとか動画とかは私は夢が見たいので修正版派ですが、映画は断然無修正派です。
修正してくれるなと!!と熱く強く会社で力説してしまって、若干しょうもないな笑いをされてしまいました。
でも、映画はやっぱチンチンブラーーンの無修正であるべきですよ!! 09/2/21(ことり)

全然エロでもなんでもない映画の全裸シーンにボカシとか入っていると逆に気になっちゃうしね。
突然意味のない花瓶が出てきて隠したり。笑っちゃう。  09/2/21(石川浩司)

ちょっと前に「いや〜な気分になるいや〜な映画があるから是非とも観てくれ!!」と熱くプッシュされて昨年わりとヒットしたアメリカ映画の「ミスト」を入手。
しばらく他の映画やらツインピークスやら観ていてミストを放置していたのですが、
「まだ観てないの?!?!いやー、これから新鮮にあのいやな気分が味わえるなんて、すんごく羨ましいよ・・・!!」
と熱く言われ、そんなに言うのならばそろそろ観てみるか、と鑑賞。
ざっくり言うとホラー要素でヒューマンドラマ、って感じで、勇敢で正義感の強い父親が自分の子供を守りながら危機を打開すべく奮闘、そしてどうなるか。
といった映画なのですが、あの、ほんと、最後まで観てみてくださいよ。
・・・・・・・・・・ええーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!・・・・なんじゃそりゃ!!!!!!
ってなって・・・・・・うっわ〜〜〜〜・・・・・・・・・・・・。といや〜〜〜な気持ちにどっぷり浸れます・・・・。
「これから新鮮にあのいやな気分が味わえるなんて、すんごく羨ましい」
と語っていた推薦者の気持ちがよーくわかりました。
スティーブン・キング原作・フランク・ダラボン監督で、グリーンマイルとかショーシャンクにやられた人は多いと思うので、このミストも大真面目なレビュー多いですが、個人的には監督、イカレ変態だわ、といい意味で思えた映画でした。
原作ではイカレ変態エンディングではないそうですが、映画にはエンディングにその要素が追加されています。いや〜〜な気分になりたいキミは、是非!!
ちなみに先日、友人二人に無理やりみせてやりました。やったぜ、いやな気分!! 09/3/13(ことり)

それだけ言われると見たくなる人間の性。  09/3/13(石川浩司)

・・・うわ〜・・うわ〜・・。ここ1時間くらい「・・・うわ〜」を連発しています。
ことりさんおすすめの「ミスト」。見ました・・・よよよ  09/3/26(aina)

俺も言われたので見た〜。ものすごく巨大なのはともかく、ガラスをぶち破ってくるぐらいのヤツがリアルだよおお。
なんかいつか環境破壊からあんなの本当に生まれそう!  09/3/26(石川浩司)

ainaさん、石川さん、ミスト酷かったでしょ?!勇敢で賢くて勇気があって正しくて・・・・でも・・・・って風刺が効いてて、そこのとこなかったらただのパニック映画だったと思うので、大枠ではしょーもない気がするけど、結構脱線枠で熱い映画だと思っております。なんか正義が勝てない!みたいな原作のグリム童話みたいな雰囲気ありますよね。
と、ミストの話を書きながらテレビでやってるトムクルーズの宇宙戦争観ています。
いやー、こっちはしつこいようだけど、何度観ても酷くてバカバカしくって最高です。なんだかんだいって駄作にしろスピルバーグはナイス駄作を作ると思います。いや!名作だわ!!(ある意味)。

テレビだと吹き替えなのでバカバカしさ、さらに倍!はらたいらさんに全部、といったところです。
そんなことりさん、さっきまでグランブルー観ていました。
こっちは映像も美しく、お話も美しく、安心して観られるかと思います。清くなりたい人はグランブルーを、汚れたい人は引き続きミストをよろしくお願いします。 09/4/24(ことり)

スピルバーグはスタッフも粒ぞろいを集めてるんだろーから「大コケ」はまずないしね。  09/4/24(石川浩司)

大学の授業で、「スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする」という映画を見ました。統合失調症を患う男が病院から退院し、社会復帰のための施設に身を寄せながら過去の記憶を呼び覚ましていく…というストーリーでした。
特徴的なのは、現実から過去の記憶の世界への場面転換の方法。
これが、まるっきり唐突なのです。何か前兆みたいなのがあってから過去の世界へと移りゆくわけではなく、そのまま過去の一場面に主人公の男が入り込んでいくのです。時には、見ている側が気付かないうちに現実世界から過去の記憶の世界へ場面転換していた、なんてこともあります。
こういう部分もあり、恐らく、見終わった後ほとんどの方は「何だかよく分からない映画だったな〜」と思うかと。でも、実際に統合失調症の方から見る世界はこういうものなんだろうかということを考えると、う〜むなるほどと納得してしまう映画でありました。 09/6/4(たちつ亭と〜助)

その手の病気はなったことのない人に口で説明するのが難しい病気らしいからね。分かる気もする。  09/6/4(石川浩司)

とーすけくんの「スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする」は興味深いですね。私自身は心が不安定よりで 実際の統失の方にはこちらも引きずりこまれてズタズタになってしまうので自己防衛で断固避けていて、正直色々はわからなかったりもし、だから、映画でだったら観てみたいかもです。
と、自分の最近グっときた映画も勿論投稿しておこうとおもいます。
最近観た映画では28日後と28週後が可笑しかったり、リトルミスサンシャインがゆるくて疲れている 時にはよかったり、色々あったりもするけど、やっぱり大好きなANA+OTTOの監督:フリオ・メデムの 「ルシアとSEX」がほんと最高でした。
ANA+OTTOとどっちかというとANA+OTTOのが個人的には好みですが、ルシアとSEXも映像は素晴らしく美しいし、ストーリーも素晴らしい映画でした。
キューブリックが監督さんではとにかく大好きなのですが、このフリオメデムさんはこれから最も期待しています。ちなみにキューブリックも生前、絶賛していたそうです。(でもキューブリックが絶賛しているから 好きになったとかではありませんよ!!)
スペイン映画もなかなか熱いですね。 09/6/11(ことり)

キューブリックも替えのいない監督だよね〜。マニアックなオシャレ。  09/6/11(石川浩司)

中国の「こころの湯」という映画が好きです。
銭湯を営むおじいさんと知的障害の息子、おじいさんの体調不良を知り帰ってきた長男の話しです。
笑えるし、気持ちも優しくなる映画です。 09/6/16(若様)

その映画は知らないけど、良さそうだね。
機会があったら見てみるよ。  09/6/16(石川浩司)

韓国の「達磨よ、遊ぼう」という映画が好きです。
抗争のほとぼりが冷めるまで山の寺に籠もるヤクザたちと寺の修業僧たちの話です。
お互いに敵視して対立するコメディなのですが、1人のヤクザと1人の修業僧の間で同じ軍隊の先輩後輩ということがわかったときそのヤクザは逆らえなくなるシーンがあり、韓国の軍隊での上下関係は絶対なんだなと、向こうの文化もわかったり。
最後は仲良くなりハッピーエンドという、後味のよい映画が好きです。 09/6/23(若様)

面白そう!シチュエーションも、あとハッピーエンドのところも。見てみたいな。  09/6/23(石川浩司)

「裸足のギボン」という韓国映画が面白かったです。
小さいときの病気がもとで7歳から脳の成長が止まった40歳の男子の話ですが、実在する知的障害の人をモデルに作られたそうです。
小さい村に老いた母親と2人で暮らしているギボンは、歯が悪くて消化不良を起こす母親に入れ歯を買ってあげたくてハーフマラソン大会を目指すという内容です。
普段はシュッとした紳士的な俳優がギボンを演じたときの変わりようがすごいです。 09/7/13(若様)

いつもバカっぽい役が多い役者がキリッとした役をやるのもハッとするよね。  09/7/13(石川浩司)

ラッセ・ハルストレム監督の「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」はいい映画だと思います。
主人公の少年イングマルは「実験で宇宙に飛ばされたライカ犬より僕は運がいい」と言って、自分を慰めます。病気の母親を予期せず怒らせたり、悲しませてしまったりすることに、自分でもどうしていいか分からないイングマル。人間味にあふれた、切なくてきれいな映画です。
同じ監督の映画で「ギルバート・グレイプ」も好きです。レオナルド・ディカプリオが知的障害者を演じてます。見事な演技です。 09/11/9(砂糖醤油)

ああ、観てない・・・もうちょっと映画観なくちゃなあ。
でも二時間同じものを観続けるのが苦手な性格もあるんだよなあ。  09/11/9(石川浩司)

「ギルバート・グレイプ」私も好きです。ジョニー・デップがディカプリオの兄役をしていた影響で、私は未だに彼のことを「お兄ちゃん」と呼んでしまいます(笑)。 09/11/12(梅桃ひよ子)

お兄ちゃんと言えば若乃花か。
俺よりだいぶ年下だけど・・・。  09/11/12(石川浩司)

ひよ子さん、趣味があいますね。ジョニー・デップはいいお兄ちゃんっぷりでした。
ジョニー・デップが出てる映画では他に「シザーハンズ」とか「妹の恋人」とか好きです。「シザーハンズ」の監督、ティム・バートンの「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」も好きです。 09/11/18(砂糖醤油)

あ、シザーハンズは見た!
だけど容姿以外内容は覚えてない俺の海馬・・・。  09/11/18(石川浩司)

日本にいながら、今まであまり邦画を見ておらず、外国に行ってみて、初めて見る日本映画もありました。
海外の滞在先で、映画専門ケーブルチャンネルが自動的に設定されていたおかげもありましたが。
最近の邦画だったら、やっぱり『おくりびと』でしょうか。 09/11/26(Hi-)

外国のテレビで日本の映画が字幕でやってたりすると、不思議な気持ちになるよね。  09/11/26(石川浩司)

あまり映画詳しくないのでとても参考になります
ボクはジョンフォードの「我谷は緑なりき」で10箇所は泣きます。
エルスール・ミツバチのささやきも好きです。
タルコフスキーのノスタルジアもすり切れるぐらい見て好きです。
鈴木清順の陽炎座は実際見過ぎてテープがすり切れました。
好きな物をずっと見てしまうので幅が増えません。
これから渋谷実監督作品と若松監督作品を見てみたいのですが誰かオススメが有りましたら教えて下さい。 09/11/26(金やん)

あ、俺もエルスールは良かった。
あの手の作品って、決して大仕掛けじゃないけど、いいんだよねー。  09/11/26(石川浩司)

お兄ちゃん(ジョニー・デップ)といえば「パイレーツ・オブ・カリビアン」。洋画であんなに爆笑したこともなかなかないです。エディ・マーフィの「ナッティ・プロフェッサー」とか「Mr.ビーン」でもあんなに笑わなかったような。 09/11/26(梅桃ひよ子)

「Mr.ビーン」は映画版より、テレビ版の方が面白い気がするのは俺だけだろーか。  09/11/26(石川浩司)

「かもめ食堂」が好きです。フィンランドで日本食のレストラン「かもめ食堂」を一人で経営してる主人公の女性がいて、最初はお客さんもまばらでしたが、だんだんと人が集まっていきます。
映画にでてくる料理が、全部美味しそうなんです!画面からほかほかの湯気や匂いが伝わってくるような。癒しの映画です。オールフィンランドロケだそうです。
余談ですが、後日、この映画に出ていた片桐はいりさんの本「グアテマラの弟」を読んで、片桐さんのファンになりました。ドラマの「ママさんバレーでつかまえて」おもしろかったです。 10/1/19(砂糖醤油)

俺も「かもめ食堂」好きだったなー。
小林聡美、もたいまさこも良かったよね〜。
派手さはないけど、さり気ないところにグッとくる作品だったね。  10/1/19(石川浩司)

ファザーがフェイバリットにあげていた
マルクスブラザーズお正月に見ました!

今見たマルクスの中では
「マルクス兄弟珍サーカス」が一番のお気に入りです♥
久しぶりに
はぁ〜幸せいっぱい♥って拍手したくなる映画を見ました・・・。
ピアノのシーンとか、ハーポが大活躍する場面は
巻き戻してみまくり!
それにチコとハーポの顔、すごくタイプ・・・。 10/1/19(トゥーリッキ)

ちなみにグルーチョのヒゲはペンで描いただけのものなので、プライベートでは町を歩いていても、一切気づかれることはなかったそうな。
凄い兄弟だよね〜。  10/1/19(石川浩司)

すっかり忘れていたけど「田園に死す」も見ました。
あれ、怖 い !!!!!!!!!!
最初のなんかあの、あかいところでもうこわかったです。 10/1/19(トゥーリッキ)

先日、旧知の劇団「少年王者館」が「田園に死す」を舞台でやったんだよね〜。
観にいきたかったが、都合がつかなくて行けず。残念!  10/1/19(石川浩司)

みなさん、熱く語られているのを読み、とても感心します。
わたしも映画好きだと思いますが、好きな映画って何かなー、と振り返ってみるとありすぎて紹介しきれないほどです。
最初に好きな映画監督をあげて、作品を思い出してみます。

ルイス・ブニュエル:1985年ころセゾングループがルイス・ブニュエル・レトロスペクティブで「アンダルシアの犬」から「欲望の曖昧な対象」までプリントが残っている全作品を一挙上映した映画祭があって、そこでブニュエルを観て嵌まりました。中でも「自由の幻想」は腹筋が痛くなるほど笑いました。わたしの勘ですが、ブニュエルは終生に渡りヨーロッパ世界に重くのしかかっているキリスト教のタブーを笑い飛ばしたのではないかと推測します。だから映画は上映される時代によってはスキャンダルをもって受け止められてきました。でもそこに妥協していないところが素晴らしい芸術家なのだと思います。

エリック・ロメール:「友達の恋人」。ロメールは軽いタッチの恋愛映画が大好きです。六本木にあったシネ・ヴィバンで観て感動して、友達に薦めまくりました。「海辺のポーリーヌ」もよかった。

ハワード・ホークス:「赤ちゃん教育」。スクリューボールコメディーの傑作。1930年代当時アメリカでは「ヘイズ・コード」という、男女のラブシーンを撮影することができない法律があり、その法律を逆手にとって「男女がくっつきそうになるがくっつけない」→男女が奇矯な振る舞いをして追っかけっこをする、そこまでのプロセスを表現するというコメディー映画がさかんに製作されました。キャサリン・ヘップバーンは文字通りきち〇いキャラで、そのエキセントリックな振る舞いで相手役のケーリー・グラントを切りきり舞いさせます。映画館でどれほど笑ったかわかりません。ホークス&グラント作品ではほかに「モンキー・ビジネス」も好きです。

マキノ雅弘:「次郎長三国志」。最近、甥の津川雅彦(マキノ雅彦)がリメークしましたが、「次郎長三国志」シリーズは本当に大好きでした。当時若手売り出し中の森繁久弥をしゃべらせないために、マキノは森繁演ずる森の石松を極度の吃音症に設定したといいますが、その森繁がまた素晴らしいんです!小泉博演ずる追分三五郎との珍道中をメインに描いた第3部の「次郎長と石松」は大傑作だと信じて疑いません。石松と三五郎をはさんで恋の鞘当をするのが投げ櫛お仲(久慈あさみ)でこの三角関係の艶っぽいこと!石松と三五郎はホモ関係にあったのではないかというくらい男の色気が漂っていました。マキノ雅弘は日本舞踊からくる仕草の演出を俳優に施したといいますが、その細かい仕草ひとつで映画がどれだけ華やいだものになるのか勉強になる作品でもあります。

成瀬巳喜男:成瀬作品では「杏っ子」が好きです。この映画に出てくる木村功の駄目男っぷりは、正視できないほどでした。作家志望の男が大作家の娘と結婚するのですが、一向に目が出ない。才能がないことを諦めきれず、酒に溺れ、周りに迷惑をかけまくる。それでもその妻は愛想をつかさない。この木村功は「俺の精神状態そのものじゃないか!」と観たとき衝撃を受けました。才能と虚栄心という芸術家の自意識の問題を扱っている作品で内容は深く考えさせられよく出来ていました。

などと取り留めなく書き散らかしてしまいましたが、また思い出したらここに投稿することにしますね。古い映画ばかりでスミマセン。 10/1/27(波照間エロマンガ島)

「アンダルシアの犬」は弁士をやったことがある。
勝手に映像に合わせて適当な話しをでっちあげたが、これは自画自賛だけど、ちょっとウケたぞ。  10/1/27(石川浩司)

先日、大学の友人が集まったときに「コマンドー」のDVDを観ました。今は知事として頑張っているシュワちゃんが主演の映画です。
最初に友人からこのDVDを勧められたとき、「突っ込みどころ満載の映画」として勧められました。で、実際に突っ込みどころ満載だったのです。 特に、シュワちゃん演じるジョン・メイトリックスがハナから終いまで強すぎることがかなりの突っ込みどころでした。敵に「娘の命が惜しければこっちの言うことに従え!」と脅迫された次の瞬間には敵に向かって発砲し、「娘いらないのかよ!」と突っ込んだことを筆頭に、離陸した飛行機から飛び降りても無傷だったり、たった1人対多勢の戦闘シーンがどう考えても超人だったり。
他にも、相棒となるシンディが町中でロケットランチャーを誤射したり、ジョン…メイトリックスが1人で乗り込んでくるシーンで敵の1人が「これは第3次世界大戦だ…」と呟いたり、真面目な内容のはずなのに笑ってしまうようなシーンが多かったです。 10/2/23(たちつ亭と〜助)

アクション映画はそういうのあるね。
ま、娯楽映画としての「お約束」だね。
芝居に舞台袖が実際に見えても見えない振りをするのや、落語で扇子で蕎麦食っても誰も「おいおい、扇子で蕎麦食う馬鹿がいるかいっ!」と突っ込まないように(笑)。  10/2/23(石川浩司)

「震える舌」。日本映画です。破傷風にかかった女の子の闘病映画なんですが、あまりに子役の演技がうますぎるのと、全体的に暗い色合いの映像、看病してる両親が精神的に疲れて壊れていくさま。サイコホラー的だと思いました。ビデオのパッケージも当時の「エクソシスト」ブームで何故かホラー調になってます。見た後は緊張で全身筋肉痛になるけど、面白い。DVD化を望んでますが、その気配なし。 10/4/2(くすもと明子)

ディープな映画は意外とDVD化されなかったりするんだよね。
みんな軽いものばかりがお好きなのかな?
確かに軽いものはその日の娯楽としては楽しいけど、結局人生を変える可能性のあるのはディープなもの。
どっちも必用。  10/4/2(石川浩司)

「めがね」という映画がよかったです。
出演は小林聡美、もたいまさこ、光石研、市川実日子、加瀬亮。
のんびりしているのに退屈に感じない素敵な映画でした。
犬も可愛かった。
特に、劇中でラジオ体操のようにみんながする「メルシー体操」というのが面白くて、私も覚えて体操しようと思っています。
小林聡美ともたいまさこのコンビはたまりません。 10/4/2(若様)

「カモメ食堂」の続編だね。
俺はチェンマイのゲストハウスが舞台になっている第三弾の「プール」が観たい!

そして小林聡美ともたいまさこにさらに室井滋が加わると「やっぱり猫が好き」になる。
あれが縁で小林聡美と三谷幸喜結婚したんだものね。
「やっぱり猫が好き」のキヨシローの「サントワ・マミー」最高だったな。  10/4/2(石川浩司)

最近「トロピックサンダー」という底抜けバカ映画を観て、ひっさびさにバカ映画すぎて大ヒットでした。
(トムクルーズがデブでハゲのおじさん役をやるっていうので話題になっていた映画です)
戦争映画の撮影をしていた俳優たちが諸々あってジャングルに連れて行かれて撮影をすることになるのだけども、撮影ではなく本当の戦闘に気がつかぬまま巻き込まれて行き・・・・といったストーリーなのですが、豪華俳優人と巨額の制作費をかけたバカ映画でグロとブラックジョークがダメな人でなけでば腹抱えて笑って観られるかと思います。グロシーンはあるけれども、一応コメディグロなのでそこまでとんでもなくはないかとは思うのですが・・・・。とにかく久々にすんごく面白かったです。
時期を同じく観た映画オタに、夫が「肝心なところ」で酔って寝ちゃったから次の日に二人でもう一回観て二回も見ちゃったよーと話すと「か、肝心なところってどこ・・?!あの映画に肝心なところなんてないよ!!」 と大笑いされてしまいました。そんぐらいおバカな映画なのでバカ映画好きにはお勧めです。
あとやっぱり、トムクルーズははずさないな!と思いました。トムはやってくれる男です。 10/5/31(ことり)

おぉ、それは見たい!
ブラックジョークもの、大好き!  10/5/31(石川浩司)

だいぶ前にテレビの深夜映画でやっていた ディディエっていうフランス映画が面白かったです。
確か犬が外見だけ人間になって、サッカー選手になってしまうという内容で犬の動作を真剣に演じてるところとか結構笑えました。
DVDが出てないのが残念。 10/10/7(オトシン)

映画もマイナーなのまで入れると数は多いもんね。DVD化されてないのも多いだろうね。
「たまの映画」はDVD化されるんですか?とよく質問をもらうけど、それは映画会社がまずは決めることだから、俺にも分からない。
俺は単なる出演者のひとりに過ぎないからね。  10/10/7(石川浩司)

たまの映画。観るまではどんな感じかな〜?と思いましたが、ばっちり好きな映画になりました。是非DVD化してほしいですね〜。(可南)

あの映画は見る人によってメンバーに思い入れがあるか、もしくは自分も創作活動をしているか等で評価が随分違いそうだね。
もちろんたまのことをほとんど知らないで観るか。

DVDは可能性は高いけど、なんせ作るか作らないか決めるのは映画会社で、俺たちはそれを許可するかどうかの選択くらいなので、なんとも言えませんなぁ。
なんせ映画の単なるいち出演者ですから。 11/1/8(石川浩司)

レンタルで借りただけだけどイエスマンって映画がおもしろかった。何でも否定的に生きてきた人が、ひょんなことから何を言われてもイエスっていうことで、どんどん人生が豊かになっていくって内容。多分、この映画を見た人は、自分も真似してみようって思いますが、すぐ断念するはずです。11/2/21(ちょんぼ)

バンドの「YES」もそういうコンセプトらしいね。
そしてジョン・レノンがオノ・ヨーコの個展に初めて行った時、天井まで階段があってそこに虫眼鏡が置いてあって、それで天井の一点を見るとただ一言「YES」と書かれていたパフォーマンスに惹かれたということも。 11/2/21(石川浩司)

たまの映画を見て、「夜の牛たちのダンスを見たかい」、「いちょうの樹の下で」、「空の下」とかソロでも、それぞれ良い曲多いなって思いました。最近のソロの曲とかは知らない曲が多いので、いろいろ買って聞いてみようと思いました。いちょうの樹の下でとか、たまメンバーの歌を聴いてあんな気持ちになったのは初めてでした。11/3/22(ちょんぼ)

みんな基本的には寡作だけど、持ち歌は増えているから、是非聴いてみてー。 11/3/22(石川浩司)

小さな恋のメロディが好きです。
もう全部がかわいくて^^
かかる曲もすごくすてきで。
幸せな気分になります。 11/4/24(黄色いさんた)

そういう時代もあったな・・・。
大人はもっとドロドロしていて、でもそのドロドロの中にメルヘンがあることもある。 11/4/24(石川浩司)

キックアスがべらぼうに面白かったです!スカっとします。カッコイイです。面白いです。子供が戦闘するのとかが苦手でない人ならばスカっとしたい時にオススメしたいです。
冴えない青年が本物のヒーローを目指して奮闘するサワヤカムービーですが、首がスパっと飛んだり人がクチュっと潰れちゃったりもするので一応R15指定です。
この映画は久々にだいぶ面白かったのでオススメです。見ないと損だぞ!
あと、私が最も大好きな映画、ANA+OTTOが遂にDVD化して6月3日からレンタル開始します!!キュン殺されたい人は見てみて!! 11/5/29(ことり)

あーい! 11/5/29(石川浩司)

この前、寺山修司さんの「書を捨てよう 町に出よ」を観ました。
なんか衝撃でした。
すごいすごいなんなんだろう?ユーモア?なんなんだろう。
とにかくすごく頭に残ります。 11/5/29(黄色いさんた)

俺もだいぶ寺山修司にはカブレタ時期があったな。
「田園に死す」も是非観て。 11/5/29(石川浩司)

みなさんたくさんの映画を観られてるのですね!
挙げられている映画、近いうちにいろいろ借りてこようと思います^^
私は岩井俊二監督の映画がとても好きです。
「リリイシュシュのすべて」はかなり救いのない鬱映画!
でも、Salyuさんの音楽と綺麗な風景がすごくマッチして
なぜか何度も観てしまいます、不思議。
Charaさんが主演した「スワロウテイル」はYENTOWNBANDで有名ですが
「PiCNiC」のほうもめちゃくちゃ良いです。
Charaさんすっごくキュートだし、ラストシーンはすごく美しいです!
今となってはCharaさんと浅野さんのふたりを見るのがちょっと切ないですが><  11/5/29(かえさる)

あ、結婚してたんだっけ?
どうも芸能情報には疎い〜。 11/5/29(石川浩司)

同じ映画でも、それを観たのが映画館か試写会かテレビ放映かレンタルビデオ・DVDかなど、メディアの違いで、感想が変わってくることがままあると思います。以前マルクス・ブラザーズの「マルクスの二挺拳銃」を劇場で観たとき、ほかのお客さんとともにドッカンドッカン受けまくってゲラゲラ笑ったのですが、別の機会にレンタルビデオで部屋で観たところ、あまり面白く感じませんでした。やはり映画との出会いもミュージシャンのライブと同じで一期一会なのかもしれないな、と思う今日このごろです。 11/6/2(波照間エロマンガ島)

あ〜、それあるね。
画面の大きさ、大勢の人と自宅より緊張感のある場所など、鑑賞条件がいろいろ違うとね。 11/6/2(石川浩司)

鑑賞条件という点では、「たまの映画」をテアトル新宿の大きなスクリーンで観られたことは、とても幸福なライブ体験だと思いました。とてもよかったので2回も観てしまいました。  11/6/10(波照間エロマンガ島)

俺も自分があんなにでかく映るなんて経験、滅多に出来ないからなぁ。
怪獣になった気分。 11/6/10(石川浩司)

「ダウンタウン物語」〔1976年 アラン・パーカー監督〕
これはわが青春前期もっとも「萌え」た映画の1本です!! この映画の作品世界にずいぶん長い間住んでました。サントラ盤も持ってます!
公開初日早起きして有楽町スバル座に行って生ジョディー・フォスターを観ました!一生忘れられない思い出です!!ジョディー・フォスターは1962年11月19日生まれ、わたしは1962年10月9日生まれ、わずか40日しか生年月日が違うだけなのに、同い年なのに、どうしてあそこまで光輝いているのか謎で、10代のころはずーっと彼女との妄想世界に耽溺しておりました。
「マイ・ネーム・イズ・タルーラ」は名曲だなー。ポール・ウィリアムズのもうひとつの代表傑作ですね。もうひとつはあえて言いませんが。。
公開当時この映画は大半の評論家に酷評されていて、唯一、田中小実昌だけが絶賛していて、それでコミさんファンになったという思い出の1本でもあるんですね。〔以上、mixiシネマレビューよりばっすい〕  11/7/29(波照間エロマンガ島)

ということは俺よりは年下の女の子! 11/7/29(石川浩司)

黒澤明監督の「どですかでん」は何だか面白かったです。
手塗りしたようなカラフルな色と、生々しい男女、貧しい町などが、西原理恵子さんの漫画とダブりました。

溝口健二監督の「赤線地帯」が好きです。
あまりにも有名な「雨月物語」「山椒太夫」よりもグッときました。
奔放な京マチ子さんのスタイル、表情、仕草から目が離せません。
木暮実千代さんの、しっとりした美女なのに所帯染みた雰囲気。女郎を辞めたら、すぐに普通の地味な主婦として暮らして行けそうな、地に足の着いた感じ。
リアルでたまりません。

ジブリが好きなので、「借り暮らしのアリエッティ」(好きとか言いながら、まだ観てない…)「コクリコ坂から」が早く観たいです。
子育て中で預け先も無いので、レンタルDVDばっかりです。
でもなるべく安く、たくさん観たいので、今のところDVDでいいです。  11/8/13(靴下)

でも物によっては映画館で観ると迫力が全然違う物もあるでー。 11/8/13(石川浩司)

最近友人がソフィアコッポラの映画にハマってしまって観ろ観ろ攻撃にあい観たのですがいい意味での未完成感がバランスよく、瑞々しく初々しく切なく、そういうのが好きな方にはとてもオススメです。
唯一マリーアントワネットは自分がフランス革命オタクなのもあって自分はちょっとダメだったのですが、その他の作品はとても良いと思いました。10代の初々しい少女好きのキミも必見だ! 11/11/4(ことり)

未完成なのがいい時、ってえのも確かにある。
完璧すぎると逆に「よく出来ました」で印象が薄くなることもね。 11/11/4(石川浩司)

あるレンタルビデオを観ていたら本編の前に「王様の漢方」という映画の予告編があったのですが、ちょっと笑ってしまいました。

2002年製作の日中国交正常化30周年記念映画と銘打った作品で中国が舞台の映画ということです。「中国の壮大な自然を背景に描かれる、正しく安全な漢方のすべて。映画史上かつてない驚きと感動で、あなたをきっと元気にしてくれる、観る『薬膳』。これはあなたに『効く』映画です」というナレーション入りストーリー紹介のあと、ややあって、出演俳優を紹介していったんです。よくあるパターンですね。

「大地の子」「こころの湯」
朱旭〔チュウ・シュイ〕

「処刑人」「ブレイド2」
ノーマン・リーダス

ここまではわかります。でも次に出てきたのが…

「ビルマの竪琴」「建もの探訪」
渡辺篤史

出た!!この「建もの探訪」って何なのよ(笑)。一級建築士が設計施工したオシャレな住宅を渡辺篤史さんが褒めちぎりながら紹介する番組じゃないですか。ふつう映画の予告編って、俳優は劇映画の作品名を出すと思うのですがテレビ番組を代表作に紹介しているとは。。。でも渡辺篤史さんといえば今やそれくらいこの番組のイメージが強いんでしょうね。1989年から続いている長寿番組で私も以前はよく観てました。
というわけで、「王様の漢方」はまだ観ていません。「好きな映画」ではなくスレ違いで恐縮ですが、「好きな映画の予告編」の話でした。 11/12/10(波照間エロマンガ島)

ははは。北野武も「おれたちひょうきん族」とか書かれるのかな。 11/12/10(石川浩司)

今わたしの部屋はケーブルテレビが映らない環境なので、以前のように浴びるように映画が観られず、欲求不満が募っています。仕方なく、ふだんは所有しているDVDを観ています。ちょっと言うのは恥ずかしいですが、「ダイ・ハード」の1作目はよくできていて好きですね。何度観ても飽きません。
どうでもいい情報ですが、舞台となった日系企業のビルのあるセンチュリー・シティーって、この映画の製作会社の20世紀フォックス社の撮影所跡地だったところなんです。あのビルには現在20世紀フォックスの本社があるそうですが。1950年代後半からのテレビの大攻勢の最中、危機感を強めたハリウッド・メジャー各社は「シネラマ」や「ヴィスタヴィジョン」などのワイドスクリーンを競って開発し、テレビに奪われた観客を必死に取り戻そうとしていました。そしてワイドスクリーンに合うような歴史大作ばかり製作されるようになりました。ところが1963年に同社が製作した超大作「クレオパトラ」は空前の大赤字を記録し、撮影所の一部を売りに出してしまうほどだったといいます。
つまり、そのセンチュリー・シティーを舞台にして20世紀フォックス社の映画が製作されたということは、何か製作者たちの目配せを感じてしまうわけで、世界中の映画ファンの中には私のように思わずにやりとしてしまう人もいたと思います。実際にセンチュリー・シティーに行ったこともありますが、新宿副都心のような人工的な街区の印象だったことを最後に付け加えて起きます。ジョン・マクレーン刑事、5度目の登場はあるのか、楽しみではあります。  12/4/7(波照間エロマンガ島)

ううむ、俺も「メジャーな作品観たくない病」を克服せねば。
よくテレビで映画のパロディらしきものをやってても、さっぱり分からないからな〜。 12/4/7(石川浩司)

こんにちは。好きな映画いっぱいあります。
フライドグリーントマト。
ネバーエンディングストーリーの最初のやつ。
チャーリーとチョコレート工場。
時計仕掛けのオレンジ。
老人Z。
グリーンマイル。

まだまだいっぱいあります♪
生涯出会う事ない素晴らしい映画もいっぱいあるんだよな〜と思うと、なんかどきどきします。  12/4/21(まねき猫!)

チャーリーとチョコレート工場は旧作のえーと何だっけかな、チョコレート工場の秘密も好きだったな。 12/4/21(石川浩司)

先日、静岡の映画祭で激鬱映画を撮らせたら右に出る者はいないラース・フォン・トリアー監督の「メランコリア」を観てきたのですが、まあ暗い、底抜けに暗い。でも、映像は素晴らしく美しいし、この監督さん最高傑作なんじゃないかと思うくらい甘美な地球滅亡で久々にBlu-rayで買いたいと思うくらい面白かったです。
ハリウッド映画的な地球滅亡!全世界パニック!!とかではなく、地球滅亡に関してほんのひとファミリーにスポットをあて、映画を観た者に生生しい滅亡を体験させてくれる、そんな映画でした。救いようが無いと言ってもダンサーインザダークやドッグヴィルみたいな後味悪いものでは今回はなく、心理的には救済もあってそのあたりのバランスもよかったなと思います。 12/6/8(ことり)

確かにダンサーインザダークは後味悪かった・・・。 12/6/8(石川浩司)

相米慎二監督作品といえば、4作目の「ションベン・ライダー」〔1983〕には多大な影響を受けた。まず、相米は、横浜という傾斜地で高低差のある都市を、映像に定着しえた数少ない映画作家の一人だと認識している。そして「セーラー服と機関銃」で始まった2シーン1カットという超長まわしショットの技法を、この映画で完成させたとも思っている。今、酔っ払って書いているのだが、「ションベン・ライダー」の河合美智子には恋しました。とにかく、こんなに疾走している映画はそうそうないのではないか、というのが長年のこの映画に対する想いである。ネタばれになるので内容は明かさないが、順撮りしていることがわかる、主役3人のドキュメントのロードムービーとして鑑賞しても最上の1本である。そして、最後に本当に信じられないのが、大人になった「デブ長」と、その後、同じ職場で働くことになったこと。これは夢にも思いませんでした。人生って何が起こるか本当に分からないですね。  12/7/14(波照間エロマンガ島)

北野武も順撮りらしいね。
俺はまだ順撮りの映画に出たことないので、いつも「これって前後どーなってんだろ?」とポカンとしたまま撮影してます(笑)。 12/7/14(石川浩司)

字幕や吹き替えが、時には映画的想像力や感興を殺いでしまう作品があることについて、最近はよく考えています。2006年にパリで観たデヴィッド・リンチの「インランド・エンパイア」は、英語版フランス語字幕だったのですが、字幕がないほうが、より直接、映画そのものに触れられる気がして残念でした。とても難解な映画だったのですが、観終わった後の気持ちの高まりは、通常の映画にはない強いエモーションを得ることができたので。自分の中では、没入した本を読了したあとの感覚に似ていました。感動すると私はへらへら笑いが起きてくるんです。
映画は頭で理解するというよりも、身体で感じるべきだ、そのためにはたとえ言語がわからなくても、字幕や吹き替えを廃し、オリジナルの映画そのものを体験することが重要なのかな、というオリジナル原理主義者みたいなことを考えたりもします。いやもちろん、吹き替えや字幕を入れ、外国語を理解した上で観たほうが面白い映画があることもわかります。そのことは否定しません。でも、現在外国に住んでいて、言語的なハンディキャップがあるのにもかかわらず、どこの国の映画でもごく普通に鑑賞し、ごく普通に楽しめるという状況があるので、いっそのこと、字幕や吹き替えなんてなくてもいいのではないか、と思うのです。事実、ヌーベルバーグと呼ばれたフランスのシネフィル映画監督たちは、パリのシネマテークで、字幕のない、溝口健二を観て感動して、自分の映画スタイルに生かしていったことは歴史が証明しています。
・・・なんてことを最近は、思っています。 12/8/24(波照間エロマンガ島)

単純に鍵の部分の端っこの映像が字幕で見えなかった、なんてこともあるしね。 12/8/24(石川浩司)

大学生の時、アルフレッド・ヒッチコック監督作品のリバイバルがあり、1950年代の全盛期の作品5〜6本が、再プリントして公開されました。折しもフランソワ・トリュフォーによるインタビュー本、「映画術」を買ってヒッチコック研究に勤しんでいた私は狂喜乱舞し、それらの映画を映画館に観に行きました。「裏窓」、「知りすぎていた男」、「ハリーの災難」、「めまい」、「北北西に進路を取れ」・・・、どの作品も子供のころから何度となくテレビで観てきましたが、大スクリーンで観て、あらためてヒッチコックの才能にうっとりしていたしだいです。特に「裏窓」は、純粋映画体験というか、小説や演劇などの他のメディアではけして成しえない、映画ならではのスリルを体験できて、嵌りまくりました。 13/6/4(波照間エロマンガ島)

ヒッチコック研究していたのか。
まだまだいろんな引き出し持ってるなあ。 13/6/4(石川浩司)

田中麗奈主演の「がんばっていきまっしょい」という映画が大好きです。進学校に入ったものの落ちこぼれな田中麗奈演ずる主人公が、女子ボート部を作って仲間たちと共にひたむきにボートに打ち込む姿が描かれています。ストーリーに特に盛り上がったりするところはありません。劇中にもたくさん登場する瀬戸内の海のような穏やかさ。でも、そこがいいんです。リアリティがあって、感情移入できるんです。特に盛り上がったりしなかった自分の束の間の青春時代(恥)と重なって、とっても切ない気持ちになるんです。
ドラマ化もしましたが、一度も見ていません。映画が完成された作品だったので、映画だけ見たら満足でした。 13/7/29(あさひ)

そういうのあるよね。
特に盛り上がりや山場があるわけじゃないのに「好きだなー」という映画。
最近俺が観た中では「亀は意外と速く泳ぐ」が出色だったな。 13/7/29(石川浩司)

図書館で借りた北野武 監督の「HANA-BI」(VHS)の終劇後の予告編に同監督の「菊次郎の夏」が入っていて、本編の映画が哀しかったせいかやけにそれに感動した事があります。もちろんその映画も見ました。

つげ義春 原作の「蒸発旅日記」が好きです。美術の妖しさ、不可思議さがとにかく際立っています(時計が逆になっている、等)。田舎の風景、林の中の大きな木とか、画もとにかく綺麗です。「ねじ式」(浅野忠信 主演)よりも映画ならではの独自性を持った作りになっていると、原作の『貧困旅行記』を読んでいない僕にも感じました。さすがつげ映画の決定版というだけの事はあります。評論的な事は書けませんが、ニヒル牛2で買ったという経緯もあってポイントアップです!

後、ジャッキー・チェンの「Who am I ?」と言う映画をオーストラリアのレンタルビデオ店から借りてみる機会があったのですが、ストーリーの構成が変わっていました。日本版の方が繊細で、国によって解釈の違いがあるんだなー、とかんじました。
「ロッキー・ザ・ファイナル」なんて、通常版と特別版でラストシーンに決定的な違いがあるってテレビでやってましたし。 13/10/14(Sankaku)

実は「蒸発旅日記」まだ観てない・・・。
主演女優さん知り合いなのに。
「ねじ式」はぶっちゃけ漫画のコマには忠実なんだけどう〜ん、という感じだった。
竹中直人の「無能の人」の方が好き。 13/10/14(石川浩司)

古今東西、小説や漫画の原作から映画化した作品は数多く存在します。その際よく話題になるのが「原作に忠実に映画化してない」ことへの不満や怒り。もともと小説と映画は違うメディアなのだから、忠実に映画化などできない、という意見があるのもわかります。しかし、原作を読んで感動したイメージを生身の役者を通じて観てみたいというのは、原作ファンの見果てぬ夢なのでしょう。
ここに田坂具隆監督の「陽のあたる坂道」(1958)という映画があります。石坂洋次郎原作の青春小説を石原裕次郎と北原三枝のフレッシュコンビで映画化した作品なのですが、これが原作のプロットをほとんどすべて映画に詰め込んで小説通りに映画が描かれるという、ある意味、超奇跡的な映画なのです。小説のプロットをすべて入れてますから上映時間は3時間以上あったと記憶しています。私はこの映画は、小説と映画が奇跡的にちょうどいいバランスで融合した作品だと評価しています。テレビ時代が到来する直前、映画の黄金時代だったからこそ、生み出された作品だと思うのです。 14/1/23(波照間エロマンガ島)

それは幸せなことだね。
つげ義春の漫画もいくつも映画化されているが、コマにとても忠実な作品があったが映画としては残念ながら面白くなかった。
文章の行間に相当するものが欠けていた気がする。 14/1/23(石川浩司)

「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで知られる、ニュージーランド人映画監督、ピーター・ジャクソンのハリウッド・デビュー作「さまよう魂たち」〔1996年〕が好きです。マイケル・J・フォックス主演の特殊撮影や特殊メイクを駆使したホラー・コメディーなのですが、いちばん感心したのは、ニュージーランドで全篇撮影されたロケーションショット。舞台はアメリカの地方都市という設定なので、観ている時は当然ニュージーランドロケをしていることなど知るはずもなく普通に鑑賞していたのですが、なんか景色が綺麗だなとか、空気の湿り気がよく撮れてるなとか感心していて、あとで確認したら、ニュージーランド撮影ということを知った次第。交通標識を変えたり、小道具には苦労したようです。
あと、ちょうどこの映画を観た時期に、ジェームス・クックの「太平洋探検」のニュージーランドを「発見」した箇所を読んでいたので、そのシンクロニシティーにも驚いてしまいました。 14/3/24(波照間エロマンガ島)

一昨年パスカルズ公演でニュージーランド行ったなあ。
北海道に似た感じだった。町と町の間が本当に何も無い。
ちなみにオークランドにしばらく滞在したけどAUCKLANDの頭のAがFになると・・・。 14/3/24(石川浩司)

14/1/23の自分のコメントの追記。2014年5月現在、読売新聞に連載中の「時代の証言者」というコラムに、近代欧米の絵本収集と研究を続けてきた島多代さんの随筆があり、読んでびっくりしたことがあります。小学6年生の時に突然小児まひに罹り、歩行が困難になってしまった島さんが中高の6年間、自宅のあった田園調布で懸命に歩行訓練のリハビリテーションをしていたのを近所に住んでいた作家の石坂洋次郎が知り、島さんを自作「陽のあたる坂道」の登場人物、田代くみ子のモデルにしたというエピソード。映画では芦川いづみが純情可憐なキャラクターで好演していました。島さんは聖心女子大学に進学し、美智子さまとご学友だった思い出も記しているので、もしかしたら石川さんのお母様も知っていたかもしれないですね。 14/5/19(波照間エロマンガ島)

うちの母親は幼稚園から高校まで美智子さんと一緒で大学は短大のようなとこに行ったらしいのでちょうどすれ違いかな?
ちなみに幼稚園から高校まで一学年一クラスだったので10年以上同級生だったらしい。 14/5/19(石川浩司)

  邦画では…「田園に死す」は、意味を全て理解できたわけではないですが、映像の美しさとシュールさに惹かれました。それにしても昔の女優さんてなんてきれいなんだろうと思います。

「八日目の蝉」はかなりメジャーですが、好きです。子どもがあんまり好きじゃないし欲しくもないと思っているわたしですが、思わず「こんな親子ならいいかもなあ…」と感じてしまったほど、感動しました。

「押絵と旅する男」というかなりマイナーな映画は、小さい頃に観たっきりなのですが、寺山修司映画に雰囲気が近い気がします。江戸川乱歩原作で、原作のほうも素敵です。DVDが出ていないのが残念です…。

「犬神家の一族」は古いのと新しいのとありますが、古い方が好きです。

「あなたへ」高倉健さんが好きなので観ました。人間の温かみが感じられる名映画です。

洋画はあまり観ないのですが、「アタック・オブ・ザ・キラートマト」はバカバカしさに笑ってしまいました。トマトと人間が戦う映画です。

長く書いてしまいましたが…メジャーなものアレルギーに近いものがあるので、どうしてもマイナー寄りになってしまいます。だからなかなかリアルタイムで映画館に観にいけず…  14/5/19(ひのこ)

なかなか趣味がいいねっ!
今回パスカルズが出てる大林宣彦監督「野のなななのか」も意外とシュールだよ。 14/5/19(石川浩司)

このレスをご覧の方の10人中7人以上は利用していると思われる日本最大手のレンタルビデオチェーンの創業者の一人の方とここ数年、懇意にさせてもらっています。1989年1月、昭和天皇が崩御され、歌舞音曲が放送から規制された数週間の売り上げを聞いて超吃驚しました。レンタルビデオの1日あたりの売り上げがなんと平時の20倍ほどあったとのこと!実際数字を聞いたのですが、それはここに書けないのが残念です。それにしてもすごい売り上げだったみたいです。 14/7/6(波照間エロマンガ島)

ああ、あの時は娯楽は一時的にテレビから消えていたからねえ。
今後そういう事態になった時に「ビデオやDVD等も禁止」にならなければいいのだが・・・。 14/7/6(石川浩司)

最近5つの映画を見ましたが、どれも良いものばかりでした。 

「ヒミズ」
  これはかなりの名作です!若い主演ふたりの演技力に泣かされます。
  父親を殺した少年の、最初は死んでいた眼が、だんだん生きてくるのは本当に見ものです。 

「容疑者Xの献身」
  どうせメジャーな大衆向け映画だ!と最初は見る気がなかったのですが、予想を裏切られました。本当に良くできています。堤真一さんと松雪泰子さんのおふたり、素晴らしい演技でした。 

「真夏の方程式」
  容疑者Xの献身の続編で、こちらもまた切なく、うつくしい物語です。 

「父の祈りを」
  洋画です。冤罪、家族愛、戦争をテーマにした作品です。素晴らしかった。 

「害虫」
石川さんも出演されているこの映画、一言ではあらわすことのできない不思議な感覚に包まれる映画でした。 

つくづく映画って素晴らしいですね。 14/7/13(ひのこ)

  「害虫」観てくれたのねー。
まあ俺は火炎瓶投げたのと、あおいちゃんとの缶蹴りだけは本当に楽しかったと言っておこう。 14/7/13(石川浩司)

「ハイレッドセンター シェルタープラン」 1964年1月26、27日にハイレッドセンターが行ったアートイベントの記録映画。学生の頃見たきりですが、とてつもなく刺激を受けました。招待状を持った観客が帝国ホテルの一室に呼ばれ、ハイレッドセンターのメンバー3人〔高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之〕が、個人用核シェルター製作のために彼らの身体計測をする、というパフォーマンスをドキュメントした映画です。観客の中には横尾忠則、オノ・ヨーコ、ナムジュン・パイク、風倉匠らがいました。だいぶん記憶はぼやけていますが、後にパレスチナに渡り、日本赤軍創立に与した映画監督の足立正生の陰茎はズル剥けちんちんだったことが印象的でした。足立正生は、若松プロ時代の作品でも印象はありますが、俳優として出演した大島渚監督の「絞死刑」での保安課長役が印象に残っています。 石川さんもハイレッドセンター好きでしたよね。  14/9/21(波照間エロマンガ島)

好きなんだけど映像観たことない・・・。
書物の中でしか知らないんだよね。観たい〜! 14/9/21(石川浩司)

アカデミー賞を3部門受賞した名作、ハンフリー・ボガート主演の「黄金」〔1948年 ジョン・ヒューストン監督〕の冒頭に「同国人のよしみで恵んでくだせえ」と言う台詞が出てきます。これを翻訳した人、最高だな、と初めて見た時、げらげら笑い、そして感動しました。本筋とはまったく関係ない台詞なので、ちょっとだけバラしてしまいました。スミマセン。 14/9/28(波照間エロマンガ島)

同胞(はらから)ということかな。
すんません、実はげらげらから感動の流れがよく分かりません。映画を観れば分かるのかな? 14/9/28(石川浩司)

14/9/28の追記。すいません、言葉足らずで。映画「黄金」の冒頭、メキシコのある都市で、浮浪者同然の身なりをしたアメリカ人のハンフリー・ボガートが、街行くアメリカ人を見るや、つかつかと近づいていって、「同国人のよしみでめぐんでくだせえ」って手を差し出すんです。まぁ乞食ですな。でも、5、6人同じようなショットが続くと、突然スーツを着たアメリカ人の男性が怒り出し、「お前、俺に何回たかるんだ!この3日で10回は声かけてくるぞ!」みたいなギャグの落ちがつくというシーンで。この怒り出した男性が、この映画の監督のジョン・ヒューストン〔彼は俳優としても知られています〕というのも、笑わせる一因でした。怒られて初めて、ボギー扮する浮浪者のおっさんは、人間性が堕落していることに気づくというシーンでした。そこから紆余曲折あり、黄金を探しに山師として、禁断の山に入っていくという展開になります。時まさにゴールドラッシュの時代でした。  14/10/9(波照間エロマンガ島)

な〜るほど、やっと分かりました!
一攫千金のゴールドラッシュの時代にはいろんなドラマがあったんだろーな〜。 14/10/9(石川浩司)

「大要を盗んだ男」が好きです。
終盤のカーチェイス ジュリーと菅原文太の一騎打ち がいいです 15/1/25(ズミ天)

「太陽を盗んだ男」なら観たことがあるがそのマニアックそうな映画はまだ観たことがありません・・・。 15/1/25(石川浩司)


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