むかつく!(2)





ウンコ屋で面接

求人誌で、販売スタッフの求人を見て、面接に行きました。地元の中心地にある、老舗デパート地下の、パン屋さんでの話です。
30代くらいの横柄な男に面接してもらったのですが、まあ、バイトの面接はたくさん受けましたが、台車を押す従業員が行き交う、狭い通路の端に立ったまま、積み上げた段ボールの上に履歴書置いて面接、なんてのは初めてでした。それはまだ、いいとしても、販売スタッフに応募したはずなのに、タラタラ面倒臭そうに、裏方のパン作り関係の仕事の説明をされたのです。
当時私は、2回の入退院を経た後で、とりあえず早く仕事に就きたくて焦っていたので、もう何でもいいと思って話を聞いていたのですが、私の履歴書の経歴がスカスカなのが気に入らないのか、見るからに頼りなさそうな男で来てほしくないのかは知りませんが、「コレコレこういう仕事だけど、オマエ本当にウチで働くつもりかあ?」みたいな態度と内容の話をされました。私は「宜しくお願いします!」と頭を下げて面接を終えました。で、案の定、落とされました。それは良かったと思います。
友達曰くこのパン屋は、美味しいと評判のお店だそうですが、いくら上辺は美味しいパンでも、中身は、人を見下す汚れた心の詰まった、言うなれば、ウンコの詰まったパンです。ウンコを売るパン屋です。ウンコ屋だ!...今度パンを食べる時、ウンコを思い出すので、この辺で止めておきます。(ひももん 2023/3/14)

(寸評)裏にまわれば性格悪し、の店あるよね。いずれウンコ、いやボロが出るかもね。6ポイント。

列車に乗り込み、2段寝台上段のカーテンを開けた瞬間

タイ東北部某駅からバンコクに向け夜行列車に乗った時の話です。
いつもは2段寝台の下段の席を予約するのですが、その日はタイの3連休の初日で上段しか予約することができませんでした。定時になり列車が到着し、私は乗り込みました。始発駅ではないので、すでに寝具のセッティングは完了していました。
私は自分の席のカーテンをサーーっと開けました。すると驚くべき光景を目にしました。

布団の上にリュックサックが2個置いてあり、その横に3歳くらいの幼児が寝ていたのです!!

「なんじゃーこりゃー!!」思わず私は声を上げそうになりました。まごうことなき私の席を、誰か知らない人間が占領して寝ていたのです!しかし、子供を起こしてどかすのは忍びないので、すぐさま車掌を呼んできました。私は知らず知らずのうちに脳天に血が昇ってすごい剣幕になっていたのでしょう。荷物を勝手に置いた下の段の親御さんはすぐさま起き上がり、荷物と子供を片づけました。私は気が治らないので「シーツと寝具もすぐに交換しろー!」と車掌に怒鳴ってしまいました。車掌は謝りながらシーツを新しいのに交換しました。
それにしても他人の席に荷物や人間を置く人間の気がしれません。ここは日本じゃない、タイなんだ、っていうお国柄の違いではないでしょう。信じられません。そんな夜行列車でむかついた話でした。(波照間エロマンガ島 2023/3/14)

(寸評)もしかしたら始発駅かどこかから乗って来て、上には誰も来ないんじゃないかと思ったと思うけど...。
日本でも指定席なのに酔っぱらったオヤジが勝手に座ってることなんかもあるから、それよりはマシかもしれないけど、まあむかついちゃうよねー。6ポイント。

カロリー求めてカロリー消費

こないだ。私の愛するコンヴィーニエンスストーァである青白店にてお仕事帰りに邪悪な揚げ物をもとめて喰らいましたところ、普段は貰わないレシートをひょいっと渡されるがままに受領、そこで私は当該レシートが割引クーポンになっていることに気が付きなした。

おぽぽ、あほな私は今までこうしてお得に品物をもとめる好機を逸しておったのか。たまには真面目にレシートも頂戴して凝視せないかんなぁ。こっちからゆわんと呉れへん時もあるけど。と勝手に感慨を深めてけつかっておりました。

そんで何のクーポンが付いとってん、と申さば、大塚製薬さんの「カロリーメイト リキッド フルーツミックス味」100円割引でした。

固形のぼそぼそしたやつも好きですけど、この飲料タイプのフルーツミックス味がまた美味しいんですよね。いままで2回ぐらいしか飲んでへんけど。

されどこのカロリーのメイトという名は体を表し、これすなわち「熱量の友人・仲間」っちゅうことはただでさえカロリー過多の私にこの上さらに無駄肉を誘致することになる食品であるが故、毎日3食モリモリにこにこ食べておる私にとって積極摂取の理由は皆無です。おまけにひと缶200mlの小振りな缶のわりに216円もするから、余程気が向かないと手に取ろうという気にもなりません。

でもね。そのおいしいやつが100円引き、つまり半額で買えちゃうクーポンをゲットしたのです。これは是非とも使ってさらに太るしかないでしょう。ぶひひ。

……ここまでは良かったんです。

あくる日。これまたお仕事帰りに私は最寄りの青白店に飛び込み、陳列棚をじろじろ見つめました。

ないヮ。

そんなあほな。クーポンまで呉れる商品を店側が置かぬという道理があるかいさ。然れども無駄に強い目力を全開にしていくら店舗内を睥睨したおしても、カロリーメイト缶はお店の何処にも存在しないのです。缶ジュースの棚にも無い、オロナミンCとかの栄養ドリンクの棚にも無い。

…そっか、みんなクーポン使って買っていったから売り切れてるのね。しゃぁないなー、だが青白店はそこいらになんぼでも在ります。すぐ見つかろうて。

ないヮ。

これは一体如何なる禍事か、行けど探せど往く先々の青白店にはことごとくカロリーメイトの缶かんが置いておらぬのです。

あらためて思い返すに、私はコンヴィーニエンスストーァで当該商品をもとめたことがありません。だいいち見かけた記憶もないのでどういうコーナーに置いているのかも見当が付かず、これほんまに置いてるの? といった疑念さえ湧いてきます。過去に近所のドラッグストアで買ったことがあるのみです。しかしドラッグストアではこのクーポンは勿論使えません。ゆえに見つかるまで探してやろうじゃないか、と思ったのが運の尽き、私は数日掛けて己の知りうる限り/運賃を使わずに済む歩ける範囲の青白店を回ってやろうと誓ったのでした。ヘビ年生まれは粘着質なのだよ。くねくね。ケケケ。

惨敗でした。

本庄東3丁目店、天神橋7丁目店、中崎2丁目店、梅田茶屋町店、鶴野店、阪急梅田茶屋町口店、職場まわりは全滅だったので地元に帰り阪急豊中店、阪急豊中駅南店、豊中上野東店、豊中春日町5丁目店まで廻ったところでタイムオーヴァー、クーポンはめでたく使用期限切れとなりました。

キィェェエ(いつもの長いやつ・略)

私は心で毎度おなじみの既知外シャウトを叫びました。

なんでやねんなんでやねんなんでやねん、クーポン呉れといて何処にも置いてへん、ってどういう了見じゃい!!? 対象商品を売る気ぃ置いとく気ぃ無いんやったら、はじめからこんなもん発行すなやぁぁぁあああ!!!

……というか、毎度我に帰って思うに、何を私はここまでたった一本の缶飲料の割引ごときに対して血眼になってほたえておるのでしょう。カロリーとトモダチになる筈がさんざん歩き回ってカロリーはこの身からじゃんじゃん消費され遠ざかるばかりでちっとも仲間になりゃしねぇ、今回も本末が見事に転倒していますがもとより私はカロリー摂取過多、魂はなんだか嘲弄されましたが肉体的には結果オーライであったのでしょう。と己を慰撫してみました。

期限切れから3日後、私は気分で帰宅ルートをちょいちょい変えるのですがその時にふらりと立ち寄った青白店豊中桜の町1丁目店で、件のブツを発見しました。パンのコーナーの横の粉ポカリや紙カップのインスタントコーヒーとかが置いてる地味ィなスペースに1缶だけちょこんと置いてありました。

見つかるかい、あほ。私はそっと呟いて、期限の切れたレシートクーポンを屑入れに投棄し、もはや割引のきかないカロリーとメイトにならずに青白店をあとにしたのでした。あほほ。(オポムチャン 2023/3/4)

(寸評)神様が君のためを思って仕組んだことだよ。次は何のクーポンが来るかな? 7ポイント。

コントな御一行

ボウリング場勤務でフロントを担当をしていたある日、あの御一行様がやって参りました。派手な色のシャツをお召しになったボス的お兄様と、そのパートナーの女性、舎弟らしき二人のお兄様の四名様でございます。
普段は、申込用紙を渡されたら、レーンの稼働状況をモニタでチェックしてから「〇番レーンになります」と、番号札をお渡しするのですが、コチラの御一行様は、申込用紙を私が受け取るのと同時に、ボス的お兄様が「オイ!どこや!?アアッ!?早くしろやー!」と怒鳴り散らす賑やかさで、私はアタフタであります。
舎弟のお二人〔片方はノッポで、片方は小柄で坊主頭〕は、私を威嚇する事もなく、伏し目がちで無言・直立不動でした。おそらく心の中では「ウチのアニキがすんません」という感じだったと思われます。
女性の方は、我関せずという感じでノホホンと歩いておられました。あんな素敵なお兄様とお付き合いされているのは、余程の事情がない限り〔弟を人質に取られてるとか〕脳ミソの代わりにウ〇コでも詰まっている方なのでしょう。
私がココで働いている間、この御一行様のコントを2~3回も見させて頂きました。あれから年月が経ちましたが、皆様お元気でいらっしゃるのか?今となっては、懐かしい思い出であります。(ひももん 2023/3/4)

(寸評)本当にコントで、YouTubeであなたの顔にモザイクかかってたりして。6ポイント。

キャンディーズ解散ライブ中継のラジオ番組にて・・・

1978年4月4日、東京・後楽園球場で行なわれたキャンディーズの解散コンサート「Candies Final Carnival For Freedom In 後楽園球場」は、現役のトップアイドルが「普通の女の子に戻りたい」と言う名コメントとともに、社会現象になるほどの盛り上がりを見せた伝説のコンサートでした。当時中学3年から高校1年に進学する時期のわたしは、後楽園球場には行けませんでしたが、解散発表のあった半年くらい前から高校受験の受験勉強がありながらも、マスメディアでできる限り彼女らを「追っか」け、コンサートの模様を記録したテレビ・ラジオ番組は食い入るように体験し完全燃焼しました。 ラジオではオールナイトニッポンの枠を使い、ライブ直後「取って出し」でほぼ全編ノーカットで放送をしました。中継には音楽評論家の吉見佑子とミュージシャンの近田春夫が今で言う「音声サブ中継」チャンネル的に色々チャチャを入れつつ、キャンディーズの有終の美をサポートしていました。
と・こ・ろ・が。
ライブが感動のフィナーレを飾った直後のCM明け、コンサートを総括するコーナーがあったのですが、そこでわたしはこの二人から信じられない言辞を受け取ったのです。吉見佑子が「でもさ、キャンディーズって信じられないほど存在感が希薄だったよね」という言葉から始まり、近田春夫もそれに頷きそこから数分間、キャンディーズへのDisりコメント合戦が。わたしは憤りを通り越して呆れてしまいました。
まずコンサートの批評を音楽雑誌でするのはいい、そこでは批判的コメントが出てきてもいいだろう。しかし、ここはラジオのコンサート中継という場所だ。キャンディーズの解散の瞬間を同じ時間を共有しようとするファンが大多数のこの場所で、何故こんなことができるのか。
わたしはライブ中継を汚された感を拭えず、ニッポン放送に抗議の手紙を書きました。そうでなければいられなかったからです。
そんな「ムカつき」の体験を45年ぶりに思い出したのでここに投稿します。わたしはしつこい性分なので何十年経っても恨みは忘れません。(波照間エロマンガ島 2023/3/4)

(寸評)なんでそんな発言をしたんだろうね?何か個人的な恨みでもあったのか...。
そして「普通の女の子に戻りたい」キャンディーズは結局全員芸能活動を続けたのも、ちょっと不可解だったなあ。6ポイント。

むかつくことは多いのだけれど・・・。

むかつくことは多いのですが、忘れっぽいので投稿しようとすると何も出てこないことが多いです。怒った体験を思い出してみるのですが、その最中に別の興味のあることが頭にのぼってきます。すなわち楽しかった昔の思い出とか、「王様」の各トピックのネタとか「初体験」とか「おバカさん」とか「ファイブクエスチョン」とか。
しかし、こんな私でも過去の出来事でどうしても怒りを呼びさましてしまう悲惨な体験も持っていて、それを無理矢理蓋をしていることもあるんです。でもそれって程度の差こそあれ、誰でもあるのではないでしょうか。その「むかつく!」体験をいつかこのコンテンツに投稿できればいいなとも思いますが、今のところはまだ、自分は自分の思いを吐き出すだけの文章力も論理的説明力もないことは自覚しているので、それまでおあずけにしておく積もりです。でも「プチむかつき!」はしょっちゅう体験していますので、それまでネタ投下していこうと存じます。ではではそんな感じで。(波照間エロマンガ島 2023/3/4)

(寸評)本当は「むかつく!」はすぐに忘れるようにした方が、体には絶対いいと思うなー。もしくはむかつきを笑いに昇華させる力を持ちたいね。4ポイント。

チャラい黒人さん

ボウリング場で働いていた時、映画に出てくるようなチャラい黒人さん二人組にペラペラと話しかけられました。
ずっと洋楽を聴いて、歌ってきた私は、少しくらい英語を理解できるかとも思ったのですが、さっぱり分かりませんでした!〔そりゃそうだ〕
結局、そばにいた、英語が本当に少しわかる同僚に助けてもらったのですが、どうやらその二人組は、お姉ちゃんのいる店への行き方を知りたがっていたそうです。
同僚が、地下鉄での中洲への行き方を必死で説明して、その黒人さん達はいなくなりました。
そして同僚が言うには、私が最初に対応していた時、あの二人組は私に対して「こいつ全然わかってねえぜ!ヘヘ!」みたいな事を言ってたそうです。
うるせえわ!見たまんまのチャラい質問しやがって!映画の世界に帰りやがれ!.....すみません、取り乱しました。(ひももん 2023/2/18)

(寸評)本当にすんごいシネマスターだったりして。5ポイント。

テトリスと店員

小学生の時、ゲームボーイのソフト「テトリス」を、父と地元のデパートに買いに行った時の話です。
おもちゃ売り場のあるフロアーは、私たち以外ほとんど客の姿はなくガラ~ンとしていました。
愛想もクソもない若い男性店員に「テトリスください」と言うと、彼はショーケース内に積んである沢山のテトリスの中から、一番上の箱の潰れたテトリスを取り出したので、父が「他のにしてよ」と言ったのですが、その店員は一言も喋らず無表情で、そのテトリスを袋に入れ出しました。ここで怖いオッサンなら怒鳴り散らすでしょうが、さすが私の父だけあって、それ以上何も言えず精算を済ませ帰りました。大ヒットしたテトリスと共に、この店員の事が印象に残っています。
そのデパートには、たまに家族で食事に行っていましたが、いつも客は少なく暗い印象が残っていました。そして案の定、そこは潰れました。
店員に文句を言えなかった父も、歳を重ねる毎に、横柄な人間に対し怒って文句を言うようになりましたが、年を取って短気になっただけかな?(ひももん 2023/2/7)

(寸評)お父さんも「子供の前で強く言い返せなかった自分」を恥じて努力した、と思ってあげてくださいな。6ポイント。

ポルシェに当て逃げされる

一昨日2023年1月14日のこと。
タイ・バンコクのスクムビット通りソイ11を歩いているとソイの中なのに時速30キロ近いスピードを出したポルシェが私の側を通り過ぎ、ドアミラーで私の右腕を引っ掛けていきました。「痛ってえぇぇぇ」と声に出すも、そのままポルシェは私を引っ掛けたのを無視して車を停止させなかったので、私は走ってポルシェを追いましたが、すぐに見失いました。腕の痛みはすぐに消えました。
以上、これが私の直近の人生でむかついた瞬間でした。
*用語解説:ソイ〔Soi〕とはメインの大通りから枝分かれしている小さな道や路地のこと。日本の道路は碁盤の目のように路地は構成されているが、タイでは魚の骨のように行き止まり構造の道が多い。(波照間エロマンガ島 2023/2/7)

(寸評)そうそう、タイは治安とかはいいんだけど唯一の難点が交通事情。簡単な怪我しない程度の交通事故なら何回かあったし。まあマナー的な問題だよね。
でも車運転する友人は「よほどの街中以外ほとんど信号が無いので、ドライバーには天国」とも言っている。車を取るか、歩行者の側にまわるかで意見が食い違いそうだね。日本のように「絶対に歩行者の方が有利」というわけではないんだよね。6ポイント。

犬も怖いから吠えるとよ~

新聞配達あるあるの一つに、犬に吠えられるというのがあります。私が配っていた当時は外飼いが多く、繋がれていても、毎日そこを通るたびに吠えられるのはストレスになります。
放し飼いの家もあり、狂ったように吠えながら、追いかけてくる犬のいる家は苦痛でした。後にその家は火事になりましたが。〔私は無実であります...〕
またある日、突然放し飼いの犬が、吠えながら飛び出してきたのに気を取られ、強風で道路にはみ出していた門扉にバイクが接触して転びました。私はバイクを起こして散乱した新聞を積み直しながら、横でずっと吠え続けてる犬を思いっきり蹴飛ばしてやろうと考えていたら、殺気を感じたのか、その犬は急に振り返って遠くへ走り去りました。
その直後、自転車に乗ったオバチャンが、私の横を通った際「犬も怖いから吠えるとよ~」と言って去って行きました。..........はっ?だから何?この状況にそんな話何の意味もない!そんなの関係ねえ!と、私は当時まだ見ぬ小島よしおばりに頭に来ました。とさ。(ひももん 2023/1/14)

(寸評)俺もおとなしい犬は好きだけど、やたら吠える犬は嫌い。
タイでも野良犬が多いんだけど、昼間はみんな涼しい場所でベターっと伸びているからかわいいんだけど、夜になると急に活発になって唸り声をあげるので怖いよ〜。6ポイント。

参議院議員会館の夜間受付警備員

大学4年の時、私はKDDIで国際電報配達のアルバイトをしていました。 ある日の夜7時過ぎ、永田町の参議院議員会館に配達に行きました。選挙が終わったばかりで連続当選した議員たちに海外から送られてきた祝電を届けるためです。議員会館に着くと国会は閉会中なため、当然ながら電気は消え、人の気配はなくひっそりとしていました。
受付にいた夜間警備員はコワモテの中年の男性でした。来訪の目的を告げると威圧的に応対してきました。「はぁ?電報?何時だと思ってるんだ、もう事務所は皆帰って誰もいないよ」私は配達人としての役目を果たすため、電報を事務所に届けさせてくださいとお願いすると「勝手にしろ」と言い捨てました。
ところが、夜間の議員会館は廊下も電灯を切って真っ暗なんですね。電気のスイッチの位置もわからないし、懐中電灯も持ってないしで、私は早々に途方に暮れる事態となりました。受付に戻ってさっきの受付の男性に懐中電灯を貸してくれないかとお願いすると、いきなり大声を出して私を恫喝しました。「なんだってー! 懐中電灯なんて貸せるわけないだろう!明日また来いよ!」仕方なく私は近くの公衆電話で本局に電話を入れ、カクカクしかじかと事情を説明すると、スタッフは「あ、無理しないでいいです。電報は明日の朝便で配達させますので、戻ってきてください」と言ってくれました。そしてその日の配達を諦め、私は京橋の本局に戻りました。
それにしても、あの威圧的な態度にはむかつき以上のものを感じましたね。まぁ議員先生の事務所の警備を担当しているのだから変な輩が侵入するのを警戒するのはわかるんだけど、それにしてはあまりにも理不尽、もうちょっと紳士的な対応はできないものなのか。私はその日恫喝されたことが気になって、いつまでもくよくよしていました。そんな想い出。(波照間エロマンガ島 2023/1/14)

(寸評)確かに不審者が現れる確率は他のところより高いだろうけど、受付窓口というイメージも植え付けられるんだから、少し考えてほしいよね。
もっともそういうことが考えられる人は民間に行っちゃうのかもね。6ポイント。

素寒貧〔すかんぴん〕のふり

タイ在住のHです。1990年代に神奈川県横浜市に住んでいた頃の話。 当時は仕事以外でも精力的に活動していました。そのうちの一つにフリーマーケットがありました。
横浜港や赤れんが倉庫前広場や大通り公園など自宅近所のスポットで定期開催されるフリーマーケットに、ひんぱんに仲間と出店していたのです。その中でめちゃくちゃ腹の立った話。

午後4時すぎになるとたいがい店じまいの準備を始めるのですが、その時間になると決まって現れる人種がいました。一言で表現するのは難しいですが、あえていうと「フリマを食いものにするゴミクソカス野郎ども」。荒らしとも同業者ともフリマ慣れしている者どもとも取れますが、店じまいの時間を狙って、その日売れ残った商品をいかに安く買い叩いていくかに賭けている奴等でした。
彼らは何気なくお客さんのふりをして品揃えを大まかに物色します。そして決まってある行動をします。
がまぐち財布の蓋を開けて逆さまにかざすのです。財布の中には一銭も入ってませんよ、という素寒貧のポーズ。
「あのぉ、すいません。今日はお金全部使ってもうポケットに小銭しかないんですけど」と切り出し「これをXX円で売ってもらえないですか」といきなり値札の10分の1から50分の1ほどの値切りから入ってくるのです。
私はこの時点でたいてい気分を害します。何故なら、がまぐち財布を逆さにかざすのは一人だけではなく、何人もいるからです。雑誌の「フリマ必勝法」の記事に「この方法で値切れ」とか書いてあるんじゃないかと確信しましたよ。だって毎回毎回この財布攻撃を目にするんですもの。
私はこういう手合いは相手にせず、気難しいキチガイ親父のふりをして客を追っ払っていました。お客様商売とは言いますが、フリーマーケットはアマチュア同士の交流の場だと考えていたので、気持ちの良いコミュニケーションができた相手に自分の大切な商品を買ってもらっていました。これは商いとしては邪道かもしれませんが私はそうしてました。
その延長線上で、ある年社員旅行で行ったハワイのオアフ島のフットボールスタジアムの駐車場でフリマを開いた時には、ハワイのローカルな人たちとコミュニケーションできて最高でした。その時は友人が作ったアクセサリーや小物雑貨など中心に売ったのですが、ハワイの人たちにも好評でしたよ。(波照間エロマンガ島 2023/1/14)

(寸評)俺もアマチュア時代、縁あってころばぬさきのつえのツアー中に泊めてもらった家が、元駄菓子屋で玩具などが大量に倉庫に眠っているというので箱で買い付け、フリーマーケットで売った。友達はゴミ集積所に行って、企業がまとめて捨てた物などを拾ってきて(違法)売ってたなあ。まあ、いろんな人がいるよね。6ポイント。

下品なメーカー名

私が若い頃、父が、家の古いエアコンの調子が悪いので、メーカーに電話で問い合わせをして、折り返し連絡を貰えることになったそうです。

当日か翌日か何時ごろ連絡を貰えるかなんてコチラは分かりません。〔当時父は携帯を持っておらず自宅の電話です〕

しかし、折り返しの電話があった時に父は不在で、たまたま家にいた私が電話を取りました。

すると相手のおじさんは、本人が不在で、詳しい話を知らなかった若い私が、面倒臭かったのでしょう。終始、傲慢な上から口調でベラベラまくし立てられました。下請けの業者なのか知りませんが、相手からすれば、かなり古い型のエアコンの話で、お金にならない客だったのかもしれません。

その件以降、我が家でエアコンなど家電を買う時は、そのメーカーは選択肢から排除でございます。

メーカー名を露骨に言うのは控えますが、ウンコ〔大〕禁止のような、デッカイ〔大〕金玉のような、下品なメーカー名です。(ひももん 2022/12/27)

(寸評)あっ、あそこね。わかった。カタカナ4文字ね。5ポイント。

変質者との思い出

若い時、朝刊を配っていたら、上下ジャージ姿で坊主頭の怪しいお兄さんが自転車に乗って現れ、話しかけてきました。彼は地元で有名な大学の人間だと言ってましたが、たぶん嘘です。そして私の配達にずっと付いて来るのです。途中何の脈絡もなく突然、お尻3回・前を1回ほど見せられましたが、怖いのでスルーして適当に話を合わせていたら、交番が近くなった時ブツブツ言いながらどこかへ消えました。ホッとしてると、私が交番の前を通り過ぎた後、また向こうから現れました!私は今も覚えている程、肩が大きくビクッ!としました。そしてまた付いて来るのです。彼が「俺も新聞配りたいな..」と言ってきた時に私が「店に言ってやろうか?やればいいじゃん」とか心にもない事を言うと、彼は哀しい目をして「いや、でもなあ...」などとボソボソ呟いて、遂にいなくなりました。翌日から彼が現れる事はありませんでした。去り際の彼の雰囲気は、少し可哀そうな感じでしたが.....変質者怖いんじゃボケ~!!(ひももん 2022/12/11)

(寸評)ステージの上なら、アングラではよくあるパフォーマンスなのだがね。7ポイント。

リール動画の設定変更後・・・。

インスタグラムには「リール」という動画作成機能があり、インスタグラムにアクセスすると自分がフォローしている、していないに関わらず、さまざまなユーザーが作成した動画が無制限に再生することができます。
先日のこと、スマートフォンでインスタグラムのアプリを立ち上げ、いつものようにリール動画を再生しました。するとある動画のサムネ(静止画面)に次のようなテキスト文面が表示されました。

「この動画はセクシャリティや暴力など、不快に感じる内容を感じるかもしれませんが、アクセスしますか」(大意)

もともとインスタグラムには標準機能として自分が不快に感じるかもしれない投稿を制限してくれるフィルターのような機能が備わっていると思うのですが、ちょっとそのフィルターを一段緩くした動画を流しても良いですかというメッセージだったのです。

その動画を再生しました。するとここにはちょっと表現するのもおぞましい動画が現れました。私はすぐに設定を元に戻しました。しかし、インスタグラムのアルゴリズムがおバカさんなのか、不快に感じる動画はそれからもたまに紛れ込んでくるようになったのです。これはひどい。むかつきます!リール動画はTiktokよりは使い勝手が良かっただけにこの現象は非常に残念に思いました。そんな「むかつく!」でした。(波照間エロマンガ島 2022/12/11)

(寸評)インスタグラムやってないからよくは分からないけど、どんな動画なんだろう。波照間エロマンガ島が不快に思うくらいなんだから相当なものとお見受けするけど、その内容が知りたい。うんこ関係か?5ポイント。

娑婆世界は丸い世界。刑務所は四角い世界

昔ボウリング場で働いていました。そこはお酒を飲めるお店もたくさん入っている建物で、酔っ払いやヤンキーさん本職さんなどに(普通の人にも)色々嫌な思いをさせられました。この前まで刑務所に入っていたというお兄さんに延々と人生論を聞かされたこともありました。覚えている言葉が「娑婆世界は丸い世界。刑務所は四角い世界」です。よくわからないけど怖いのでウンウンと頷いて聞いてました。(ひももん 2022/11/25)

(寸評)刑務所に入っていた人の言うことを聞いたら刑務所に入ってしまうような...。5ポイント。

あるディスカウントストアーにて

最近はレジ打ちの後に、モニターの機械にお金を払うスーパーが増えました。 今年の5月頃にオープンした、ある食品スーパーもそうなのですが、お金を払い、レシートを受け取ると即座に「いらっしゃいませ」という表示が出てきます。
いや、普通は「ありがとうございました」だろうっての!!びみょうにムカついています〈笑〉 (Sankaku 2022/11/7)

(寸評)それはもしかして、終わった君というより、即座に次にその機械に立つ人のための「いらっしゃいませ」の表示では・・・? 4ポイント。

看板に偽りあり

タイ在住のHです。私はタイマッサージ愛好者です。この14年間のタイ生活中、最低でも週に一度以上はマッサージを受けに町中のマッサージ屋さんに繰り出しています。そこには施術の上手な人、下手な人、圧の強い人、弱い人、・・・様々な施術師との出会いがありました。先日私は、この14年間の中で最も「むかつく!」経験をしたので、ここで皆様に分かち合いたいと存じます。

タイ某所、通勤途中にマッサージ屋さんがあって、その店先には「199」という看板が立てかけてありました。「1時間199バーツ」というふうに解釈するのは当然の看板表示です。タイでは1時間あたりの施術代は200バーツ前後というのが相場だからです。その日私は休日で時間があったので、このマッサージ屋に入ることにしました。
ドアを開けるとそこは、やたらものが散らかった雑然とした空間でした。客や施術師がいる気配はまったくありません。私は一瞬この店は開店しているのだろうかと危惧しましたが、ドアを開けた際にチャイムが鳴ったのを聞いて、奥から草臥れたよれよれのシャツを着たおばちゃんが出てきました。〔仕方ない、ちょっと怖いけどやってみよう、199バーツだし〕と瞬間的に覚悟を決めて「Thai massage 1Hour OK?」と尋ねました。おばちゃんは返事をするわけでもなく、無愛想に私を奥のカーテンで区切られた施術スペースに案内しました。
普通はここでパジャマのような施術着に着替えるのですが、そんなものは無し、私は短パンにTシャツのままでマットレスの上に横たわりました。しばらくするとおばちゃんが登場しマッサージを始めました。ちょっと圧は強いですが、まぁまぁのマッサージでした。私はいつも異常に凝っている肩と背中を指差して「ここを重点にやってください」とお願いしました。
トラブルもなく1時間は過ぎ、施術は完了しました。
私は店の入り口近くのソファーに移動して、おばちゃんが入れてくれたお茶を飲みました。そしてマッサージ料金を支払うべく500バーツをおばちゃんに渡しました。おばちゃんはお釣りを探しに奥に引っ込みました。そしてしばらくするとお釣りを持ってきて私に渡しました。しかし、そこで問題が起きたのです。

おばちゃんは私にお釣りとして200バーツを渡しました。

「あれ?」と私。すぐさまおばちゃんに言いました。「500バーツ払ってお釣りは300バーツだろ」と。

おばちゃんは突然大きな声で「No !」とブチ切れました。「1時間でマッサージ代は300バーツだよ、だからお釣りは200バーツで合ってるよ!」と言います。

私は「ふざけんなよ!表の看板に『199』って書いてあるじゃないか。お釣りは300バーツだろが!アホか!」
〔14年もこの国に住んでいれば、そのくらいのことはタイ語でやり合えます〕

するとこのババァはいきなり「あの看板の199というのはショルダー〔肩〕マッサージの値段なんだ。全身のタイマッサージは300バーツなの」と詭弁を弄し始めました。「あんたは先に料金を確認しなかったじゃないか」だと。

私は頭に血が上り、もう少しで「ざけんな、ゴラァ。警察呼べ、警察を」と言いそうになりました。しかし、その言葉を出すのは止めました。警察を呼んで無駄にかかる時間のことを考えたら100バーツでごにょごにょ相手と争ってもしょうがないと思ったのです。私は「馬鹿野郎!死ね!」と絶叫し、店を出てきました。あー、後味悪かったあー。
滅多に怒ることのない私が「看板に偽りあり」と非常にむかついた出来事でした。(波照間エロマンガ島 2022/10/23)

(寸評)俺もタイに行く大きな楽しみはタイマッサージ。なので気持ちはよくわかる。万一199がショルダーだとしたら、最初に「全身マッサージは300だけどいいかね?」と聞くべきだよね。
昔ノーパン喫茶に行った時「ドリンク1500円」って書いてあって入ったらメニューにビールがあって「同じ値段ならソフトドリンクよりビールにしよう」と思って念の為「同じ値段ですか?」と聞いたら、無言でメニューの裏を指さされた。そこには「ビール5000円」と書かれてた。それに近いものがあるよね。6ポイント。

営業電話 その2

またも来ました営業電話。
まぁそれはガチャ切りしたのでいいのですが
電話の際社名すらなのらなかった。

それなのに取り次いだ隣の社員。
嗚呼むかつく。(ズミ天 2022/10/14)

(寸評)昔「新聞取ってくださいよ〜」「何新聞ですか?」「どこだっていいじゃないですか〜」という訪問があった...。3ポイント。

廊下に立ってなさい!

これは私が幼稚園年長の時のことです。

私は幼稚園バスを利用して通園しておりました。
その日は私の地区へ向かう帰りのバスの準備が遅れているようで、「バスが来たら先生が呼びに来るから教室にいてね」と先生に言われました。
私は一人で教室でお絵描きをして待っていたところ、同じバスに乗って帰るお友達(ひとつ歳下で別のクラス)が私の教室へ遊びに来ました。
バスを待つ間、一緒にお絵描きをしようと言うので2人でお絵描きをしました。
しばらくすると先生が来て
「もうすぐバスが来るから、お片付けしてね!」と言って立ち去りました。
私は友達に「もうすぐバスが来るみたいだからお片付けしよう!」と言って自分が使ったペンやお絵描き帳などを片付けました。
ところが、友達は一向にお片付けせずにお絵描きを続けています。私は何度か片付けようよ、と促しました。
そうこうしているうちにまた先生が来ました。
「まだ片付けてないの!?さっき言ったよね!?もう廊下に立ってなさい!」
そう言われてお絵描きをしていた友達はそそくさと自分の教室へ戻り、私は廊下に立たされたのです。
当時5歳でしたが、私は納得いきませんでした。私はお片付けをして、友達にも何度も片付けようよと促したのに何故私が立たされなければならないのか。
先生には“なぜお片付けできてないの?”と一言聞いて欲しかったです。
そして私は理由をきちんと説明したかった。
何も言えずに1人廊下に立たされ、なんとも言えない感情に押しつぶされそうでした。廊下に立たされるなんて後にも先にもこの時だけです。

当時はムカつくと言う表現は知りませんでしたが、今思えばこれが人生で初めての「ムカつく」という感覚だったのかもしれません。
大人になった今でも忘れられないムカつく出来事です。(ひーちょけり 2022/10/3)

(寸評)おそらく今では「廊下に立たせる」も体罰になって出来ないんだろうなー。
こういう理不尽な怒られ、稀にあったよね。6ポイント。