「植物人間」と言っても、寝たきりの人形ではない。文字通り「植物」になる服の着せ替え帳なのだ。イスタンブールから船で小一時間、マルマラ海に浮かぶ小さな島に遊びにいった時、みやげ物屋のガラスケースの下の誰も見ないようなところに、ほこりにまみれておいてあったのだ。しかしこの服のセンス・・・。さすが東洋と西洋の交差点、トルコ。おそらく間違って文化が正面衝突してしまったのかもしれない・・・。