悪の司令その3(番外編)
たまブーム再び到来情報作戦(00/02/25発令)
さて、今回は番外編だ。その為にも、音楽業界のカラクリをちょっと話そう。今、100万枚以上の「大ヒット」の曲も続々生まれているので、音楽業界は一見活気づいているようにも見えるが、実はそれは大きな間違いなのだ。
極少数のミュージシャンを除けば、他のアーティストは皆、苦戦している状態なのだ。それはなぜそうなっているのか。つまり、レコード会社としては、10万枚売れるCDを10枚作るよりも、ましてや1万枚売れるCDを100枚作るよりも、100万枚売れる物を一枚作る方が経済効率が良いからだ。しか~し、音楽は他の「商品」とは違うので、本当は最大公約数的な100万枚の物を1枚作ればよい、というものではないと思う。この件についてはまだまだいいたい事もあるが、まぁ、意見はとりあえずおいとくとしても、じゃあ一体100万枚のヒットを作るにはどうしているか、というと、徹底的な情報の絞り込み戦術、というのが行われているわけだ。
つまり大手プロダクションが金を使い、テレビ・雑誌等の露出を多くして「今はこれですよ」という術にみんなはめられていく、という図式だ。実際、たまとかも現在インディーズでの活動なので、テレビはおろか、雑誌にもあまり載らない。これは何故か。テレビは言わずもがなだが、音楽雑誌等でも「お金を払ってCD宣伝のページを買ってくれれば、CD評も載せるし、インタビューだってしますよ」ということなのだ。(もちろんすべての雑誌がそうだというのではない)もちろん音楽雑誌だって遊びで発行しているわけじゃないんだから、ただそれを批判するのも違うと思うが、とにかくそういう事実もある、ということだ。
さて今回、たまはニューアルバムの「東京フルーツ」が2/25に正式発売されたので、本来ならプロモーション(宣伝)活動を地道にしなくちゃならないこの時期に、3週間近くもネパール公演の為、日本を離れてしまう。まぁ、好きなことやっているんだから宣伝できなくったって自業自得じゃないか、といわれればそれまでだが、とにかく、その間に皆にしておいてもらいたいことがあるのだ。それが今回の「指令」だ。
そう、それは名付けて「たまブーム再び到来情報作戦」だ!! 果たしてシロートの手でどこまでメジャーに対抗できるのか? 意外にネットとかを駆使すれば、面白い結果が現れるんじゃないか、と思うのだ。「悪の指令」ではあるが、今回はなにも嘘をつかなくてもよい。ただ、現実として、月例会などでの観客動員も減ってはいないし、六本木のクラブでやった時は(99/12/19日記参照)たまのライブを初めて見て、感動して泣いてしまった若者も多かったのだ。で、俺達も今回の「東京フルーツ」というアルバムには、いってみればちょっと自信がある。もちろん今回のアルバムがつまらない、と思った人は今回の「悪の指令」に参加してくれなくても全然かまわない。でも俺たちがなにより嫌なのは、本来だったらたまの音楽や今回のアルバムが好きなはずの人たちの耳にまでも届かないことなのだ。「好き」「嫌い」以前に、「お金がないインディーズ」というだけでその人たちに聞かせる手段もないことが、もどかしいのだ。そこで、今回の指令は「あなたのアイデアで、お金をかけずに『たまブーム再び到来情報作戦』を行ってほしいのだ。ちなみに俺が考えた物ではこんなものがある。
・音楽関係の掲示板で「たまが、六本木のクラバーをみんな泣かせたらしい」と噂を流す。
・こっそり数人でなんらかのラジオ番組を指定し、集中的にたまの曲をリクエストする。
・電車の中や町中で「たまの新しいアルバム、ぶっとんだよ!!」と声高に話す。
・「ズーム・イン朝」の福留さんの後ろを「カボチャ」をでかい声で歌いながら通りすぎる。
・学校の放送部をジャックし、たまの曲をかけまくる。
・『「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマは「あっけにとられた時のうた」が一番しっくりします。早くあれに戻してください』と新聞に投書する。etc・・・
その他、いろんな独自のアイデアで、「たま」もしくは「東京フルーツ」をシロート宣伝してほしい。思わず笑っちゃうような地味なものでもかまわない。で、何かアクションをしたら、すぐに下記にメールで「こんなことをやった」「結果、こうなった」と教えてほしい。何も知らない俺たちがネパールからのほほんと帰ってきたら、なぜか空港にワイドショーがいっぱい来てたりして・・・。尚、今回は「悪の指令・番外編」なので特に〆切はない。みんな、頼むゼ!!
ukyuppp@mail.goo.ne.jp
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