悪の指令その16結果報告

 

わらしべ長者大作戦

さあさあ、みんなはどんな金儲け、わらしべ長者になったかな?
まずは第四位の発表!





俺が小さい頃は(今もやっているのかもしれないけど)酒屋さんなどで、空きビンを1本10円で買い取ってくれたものです。
なのでよく、酒屋さんの裏に積んである空きビンをこっそりともらい、それを違う酒屋さんに持って行って買い取ってもらっていました。
はじめは恐る恐る1本か2本程度ずつだったのが、慣れてくるとだんだん1回で持っていくビンの数も増えていきました。
しまいには、「50円の駄菓子を買いたいから5本」とか「100円のジュースが飲みたいから10本」などといった感じで、必要な金額に合わせてビンを持っていくようになり、やがて俺達の間では酒屋さんの裏の空きビンがいっぱい置いてある場所のことを「貯金箱」と呼ぶようになりました。
しかし、しばらくするとさすがに酒屋さんもそこには空きビンを置かなくなり、俺達はまたひもじい生活に戻ったのでした。 (DO)



(寸評)ってかこれ犯罪・・・。
あびる優みたいにならなくて良かったなっ!

俺も酒屋からじゃないけど、瓶集めはやった。
貧乏時代のある種大道だよな。
町中彷徨えば、パン買う金くらいにはなるからな。
基本は大事だよな。30ポイント進呈!



そして次は第三位!





小学生だか中学生の頃、父は経営していた薬屋を畳み、バイトを始めました。よくわかんないんですが、車で夜中にコンビニを回って本の在庫を運ぶような仕事だったと思います。我が家は常に経済的に困窮してましたが、この時はかなり悪い状況だったようです。
父は余った本を持ち帰ってきました。それを母が古本屋に売りに行くのです。
ハードカバーの本でも100円そこそこ、だけど10円くらいにしかならない漫画本ばかり。
そんなふうにして今日食べるお金を作る…という感じだったようです。(可南)



(寸評)これは生活かかってるな!
余った本で可南は今があるのだね。
苦しい時代はたいていの人にはある。
それをどう笑顔で乗り越えていくか、だよな。50ポイント進呈!



そして第二位は、三本まとめて送ってくれたこの人!





今年の夏の話しですがクワガタで一儲けしようと昆虫が大好きな友人と車で1時間くらいの所の山にいきました。私はデッカイミヤマを捕まえて帰ってくるからな!と白黒の飼い猫に告げて昼に罠を仕掛けたところに二人で行きました。行く途中車内では昆虫好きの友人がアルビノ種がどうとかハンミョウがどうとか虫について熱く語ってくれました。また野外最高記録のデッカイミヤマが取れて100万で売れたらどうする?とか話しをして期待がパンパンにカチカチに膨らんで車内が白く濁りそうになりそうな所で目的地につきました。
そして懐中電気で罠を照らしました。
そしてガッカリ。
罠は三つ仕掛けたのですが居たのはちいさいクワガタとカブトムシが少しいて後はカナブンばっか!
クッソー!!カナブンブンブンブン野郎がー!とカナブンごと罠を私の必殺カナブンジャイアントスイングしようとした瞬間カナブンだらけの罠をじっと見ていた友人が。
「あーっ!」といいました。私は
「なになに?ブンブンブンしちゃだめ?」と聞いたら「これブルーカナブンやんけー!」といいました。
友人の話しによるとかなり低い確率でブルーやパープルのカナブンがいるらしく、また色のでかたによっては高く売れるそうです。ブルーカナブンからの子供はブルーカナブンが産まれる確率が高いらしく生きたままが人気あるそうです。
翌日、そのカナブンはメスだったらしく友人の行きつけの虫屋さんのお客さんが1万で買ってくれました。たいしたことしてないのに5千円貰いました。
でも疲労とガソリン代と罠代を考えたらそんなに美味しい話しではありませんね。でもしばらくしたら来年は発電気買って違う山にいこうぜ!と話しています。
今年はデカイクワガタの絵を描いて枕の下に入れ年を越そうと思います。来年が楽しみです。(金やん)



これもつい最近のことです。ちり紙回収のおっさんが道路脇に車をとめて座っていたのでワラシベのためにと缶コーヒーをもっておっさんに話しかけにいきました。どう?最近いい漫画捨ててる?(古本屋で売れるような)いや、古本屋が増えすぎてみんなそっちに持っていきよる…そうかー副収入にもならんのやねえ… とかお話をして最後、これもらってくわーと靴の雑誌LASTを創刊から3冊貰ってかえりました。
それがネットで1万で売れました。
おっさん時代は漫画だけじゃないんよ。
ゴミでいうと妖婦銀バサミという謎のエロマンガも1万で売れたこともあります。そういえば余談ですが
昔バイトしていた古本屋は蔵から足塚茂道(今の藤子不二雄)の UTOPIA最後の世界大戦がでてきたので買い取ってほしいと言われ、急いで100万先払いで支払って興奮しながら仲間で四国に取りにいったら誰もいなかったそうです。そのあと雑誌に取材されてました(金やん)



もう十年はセドリをやってます。1000回は取引しており全部は書ききれませんので最近で印象に残ったものを書きます。
先日、ブックオフでいつもどうりざーっと全部みてクラムボンのJPの楽譜だけ100円で買って外にでました。そしてふと買い取りコーナーをみると主婦がなにか重たそうな本を売ろうとしている、なんだろうと目をこらしてみると…なんと!なぜなにブック全巻をこんなところで売ろうとしてるじゃないか!バカヤロウ!こんなところで売っても1冊10円での買い取りが関の山。チクショウ…頼むから売らずに外にでてきてくれ…倍の値段で俺が買うから!と心から願っていると、主婦がなんと本を全部抱えて出てくるじゃないですか…ジーザス…。 高鳴る胸を抑えそっと声をかけました。「すみません」 怪しむ主婦。そりゃそうだ。「さっき買い取りみてたんですけど、自分に娘がいまして(いない)ずっとその本を探してましてもし査定が気に入らなかったのでしたら倍の値段で買いますので売って貰えませんか?」ときいたら主婦は「これ買い取り不可でした…」とのこと。じゃあ一冊100円でといい2000円で購入。これがネットで4万で売れました。古本屋の店員は本当に知識が無いと思います。
こうやって貴重な本が捨てられてなくなるんでしょうね。ちなみにクラムボンの楽譜は1万円になりました。楽譜はキャロルが凄いですよー。声をかけるのはかなり緊張しましたが結局この人とは仲良くなり家に値段のつかないものをイロイロ買い取りにいかせてもらい10万は稼がせて貰いましたよ。(金やん)



(寸評)いろんな方法で金を生んでいるな、さすが名前どおり、金やんだ!

例えば新古書店と古本屋は実は全然違うんだよな。
新古書店(ブック・オフのような)は発行日が新しいかどうかが買い取り金額の価値基準だから、いかに新しい本であるかというかが重要。
一方、昔からある古本屋は古書店などでは特に古い稀少本の方が価値がある。
つまり、全く逆なんだよね。
そこで「セドリ」というものが生まれる。
新古書店で100円だった本が古書店では10万円で買い取ってくれる場合だって、可能性としてはある。
如何に自分が古書としての価値を見つけられるか、鼻が効くかの勝負で金が稼げる。
とりあえず積極的に次々行動にうつしている金やんには200ポイント進呈!



そして遂に第一位、優勝者はこの人!





















30年近く前、ゴミ捨て場に落ちていた太鼓を何の気なしに拾った。
ずっと叩いていたら、デビュー出来た。
そして今でもそれで食っている。(石川浩司)



まさにゴミで自分の一生を変えたこの人には、無限大ポイントだっ!

それでは最後にこの歌を歌って、今回はお開きとしよう。
さぁ、みなさんご一緒に!

♪下を向いて歩こうよ
何かが落ちてるかもしれない
それがあなたの人生変えるかも
ゴミなら捨てないリボンをつけましょう~



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