五月二十四日 小西の日
この日はとにかくもう、小西に始まり小西に終わる、でいいんじゃないのか。
な～んとなく地味で、マニアックな存在での著名人というのは何人か思いつくものの、これといった老若男女誰でも知っているぜ! 的なポピュラーな有名人も思いつかない小西に、なんとなく優しくしてやろう、という日だ。
優しくったって所詮は小西なんだから、なにも薔薇の花束をプレゼントしてやろうだの「寿司屋で何でも頼んでいいぞっ!」なんて派手だったりゴージャスだったりする必要は全然ない。なにせ小西なんだから。小さい上に、さらに西なんだから。
まぁそれでもせっかくの小西の日に小西に何か贈ってあげようというなら、そうだなぁ、大人なら缶コーヒーか目一杯勉強してワンカップ大関、子供ならチョコあたりでいいんじゃないかな。あ、チョコったってもちろん不二家のルックチョコレートぐらいが妥当だぞ。専門店の物なんて贈ったってしょうがないぞ。なんせ小西なんだから。
小西、今日は本当におめでとうございます。
小説 五月の記念日に戻る
石川浩司のひとりでアッハッハートップに戻る